僕はこれまで、福岡をはじめ全国300泊以上のソロキャンプを経験してきた。
取材で訪れた静かな森の夜ほど、心のざわめきがすっと溶けていく場所はない。
福岡には街の喧騒からわずか1〜2時間で辿りつける“本物の静けさ”がまだ残っている。
パチ…パチ…と薪がはぜる音が、まるで心のノイズを丁寧に拾い上げて燃やしてくれるあの感覚。
この記事では、アウトドアライターとして年間200本以上のギア・キャンプ場レビューを行う僕・風間 陸が、
取材と現地体験から本当に「ひとりで焚き火を眺める夜」に向いている、福岡県の“静かすぎるキャンプ場”だけを選び抜いた。
ABURAYAMA FUKUOKA Campfieldのようにソロ専用サイトを備えたキャンプ場から、
山あいの村にひっそりと眠る穴場スポットまで。
「今日は、誰とも話さなくていい」
そう思える夜は、あなたの心が“静けさ”を求めているサインだ。
福岡の森は、その願いを静かに受け止めてくれる。
さあ、焚き火とあなただけの夜へ、そっと歩き出そう。
- 福岡で“静かなソロキャンプ場”を選ぶポイント
- 福岡県の静かすぎるキャンプ場リスト【ソロ専用級】
- 静かな夜を守るためのマナーと、防音テクニック
- ソロ焚き火の時間をもっと深くするギアと過ごし方
- 季節別・福岡ソロキャンプの楽しみ方と注意点
- あわせて読みたい関連記事
- 福岡の静かなソロキャンプに関するFAQ
- まとめ|福岡の静かなソロキャンプで、心のリセットボタンを押そう
福岡で“静かなソロキャンプ場”を選ぶポイント

ソロキャンパーが避けたい「うるさいキャンプ場」の特徴
まずハッキリ言うと、ソロで静かに焚き火を眺めたいなら、場所選びをミスった瞬間にゲームオーバーです。
僕も最初のころ、口コミをあまり見ずに人気キャンプ場へ行って、深夜まで宴会&爆音スピーカーにやられたことがあります。あのとき、「あ、ここは今後“ソロ用リスト”から外そう」と心にメモりました。笑
福岡だと、たとえば人気の若杉楽園キャンプ場は、夜景も星空も最高なんですが、
週末や連休はグループキャンプや若い層も多くて、どうしても賑やかになりがちです。
公式サイトにも「予約不要のフリーオートサイト」とあるくらい自由度が高いので、マナーが微妙なグループがいると、一気に“騒がしい側”に振れます。
(もちろん、平日や冬場でめちゃくちゃ静かな日もあります)
僕の経験上、「うるさいキャンプ場」になりやすい条件はだいたいこんな感じです:
- 予約不要・格安・フリーオートサイト(=誰でも来やすい+車で大音量になりがち)
- 花火OK・音楽OK・グルキャン歓迎など、ルールがゆるめ
- サイト同士の距離が近い&区画が詰め込み気味
- 場内に子ども向け遊具やイベントスペースが多い(楽しいけどソロ的には賑やか)
逆に、ソロ目線で見ると「ファミリーやグループに大人気=ソロ向きではない」場面も結構あります。
ネットのレビューだけでなく、公式サイトの写真・場内マップ・利用規約までしっかり見ると、ある程度“うるささ予測”ができるようになりますよ。
静かなキャンプ場の条件|地形・立地・サイト構成で見る
じゃあ、どういうキャンプ場なら「静かに焚き火を眺める夜」が狙いやすいのか。ここは、僕が福岡を含め全国のサイトを回ってきて何度も手応えを感じたパターンを共有します。
① 山間部・里山ロケーション(車の通りが少ない)
福岡だと、東峰村のポーン太の森キャンプ場のように、山あい&川沿いのロケーションは静けさのポテンシャルが高いです。
街灯も少なく、夜はほんとに「シーン…」とした闇。そこに焚き火の音だけが乗ってくる感じ。
車の通りが少ない=道路ノイズがないので、ソロ的にはかなり快適です。
② 小規模・区画数少なめ or サイトの間隔が広い
最近僕が「お、ここいいな」と感じたのが、宇美町のuminomori。
全10区画の小さなオートキャンプ場で、サイトの間隔もそれなりに確保されています。
ここみたいに「そもそも台数を絞っている」キャンプ場は、混雑しても騒音レベルが上がりにくいです。
③ ソロ・少人数向けを前提とした運営方針
福岡市内からアクセスしやすいABURAYAMA FUKUOKAは、大型の複合アウトドア施設ですが、
スノーピークのSnow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfieldとしてキャンプエリアが整備されていて、
サイト構成やルールがかなりしっかりしています。静かな林間サイトや電源サイトなど、スタイルに合わせて選べるのもメリット。
こういう「コンセプトが明確&サイト区分がしっかりしている」場所は、静かに過ごすゾーンと賑やかゾーンが分かれていることが多く、
ソロ向きのエリアさえ押さえれば、かなり快適に過ごせます。
④ 利用規約・ルールで“静かさ”を守っているか
静かなキャンプ場を探すとき、僕が必ずチェックするのが「消灯時間」「音楽の扱い」「直火の可否」です。
- 消灯時間が21〜22時あたりで明記されている
- スピーカー使用NG or 音量・時間制限がある
- 直火不可(焚き火台+シート推奨)=地面保護のマナー意識が高い
このあたりがきちんと書かれているキャンプ場は、全体的にマナーも整いやすく、静かな夜になりやすいです。
公式サイトの「利用規約」「はじめての方へ」「よくある質問」は、ソロキャンパーにとって一番重要な“性格診断表”だと思ってください。
福岡で静かな夜を狙うベストシーズン&曜日
同じキャンプ場でも、行くタイミング次第で「天国にも地獄にも」変わります。ここ、めちゃくちゃ大事です。
◆ 平日&日〜月の「逆張りカレンダー」を狙う
僕が福岡でソロ焚き火をするなら、基本は平日か連休明け。
土曜ど真ん中は、どんな神キャンプ場も一気に賑やかモードになります。
逆に、日曜の夜〜月曜にかけては、おどろくほど静かな日も多いです(翌日休みを取れる人の特権ですね)。
◆ 季節で言えば「晩秋〜冬〜早春」が最強
福岡は雪深いエリアほどではないので、冬場も営業しているキャンプ場が多いです。
僕の体感では、11月〜3月くらいが「静けさMAXシーズン」。
キャンパーの絶対数が減るので、人気のキャンプ場でもぐっと落ち着きます。
- 秋:紅葉+焚き火。グルキャンもまだ多いけど、平日はかなり静か。
- 冬:本気で静か。防寒装備さえしっかりすれば、焚き火好きには天国。
- 早春:人が動き出す前の“静かな空気感”が最高。
◆ あえて「ちょっと天気が悪そうな日」を選ぶ
これはソロキャンパーだけの裏技ですが、小雨予報〜曇りくらいの日は、驚くほど貸切状態になります。
雨音と焚き火の組み合わせは、慣れてしまうとやみつきです。もちろん、設営やレインウェアの準備は必要ですが、
「どうしても静かに過ごしたい」なら、天気予報とにらめっこして、あえてそこを狙うのもアリです。
よくある質問|友だちによく聞かれる“静かなキャンプ場選び”の疑問
- Q. 若杉楽園って、ソロで静かに過ごせる?
- 正直に言うと、「タイミング次第」です。
僕も平日の冬に行ったときは、夜景と星空を独り占めできるくらい静かで最高でした。
逆に、GWや連休の土曜はほぼフェス状態の日もあるので、静けさ目的なら平日・冬・サイトの端っこあたりを徹底的に狙うのがおすすめ。 - Q. 初心者なんだけど、どんなキャンプ場から攻めるのがいい?
- いきなり超ストイックな山奥に行くより、まずは設備の整ったキャンプ場から入るのが安心です。
たとえばABURAYAMA FUKUOKAや、管理棟・サニタリーがしっかりしているキャンプ場なら、
「静けさ」と「安心感」のバランスが取りやすい。最初の1〜2回はそういうところで慣れてから、穴場系にステップアップしていくと失敗しにくいですよ。 - Q. 公式サイトってどこまでチェックすればいい?
- 僕は最低でも、場内マップ・利用規約・料金表・アクセスは必ず見ます。
とくに「利用規約」と「よくある質問」には、運営側の考え方がモロに出ます。
静かに過ごしたい人向けの注意書きがあるか、スピーカーや花火に関する記載があるかは要チェックですね。
福岡県の静かすぎるキャンプ場リスト【ソロ専用級】
ABURAYAMA FUKUOKA Campfield(福岡市南区)|ソロ専用サイトで林間ステイ

まず、福岡で「ソロでも安心・静か・アクセス良し」の三拍子そろったキャンプ場を挙げろと言われたら、僕は真っ先に
ABURAYAMA FUKUOKA(スノーピーク油山福岡キャンプフィールド)
を推します。
福岡市中心部から車で約30分。なのに、到着してクルマを降りると、空気の匂いと静けさがガラッと変わるんですよ。
僕は初めて来たとき、「え、ここ本当に福岡市内なの?」って素で声が出ました。街の光を見下ろしながら、ちゃんと森の中にいる感覚があるって、なかなか贅沢です。
キャンプエリアはスノーピークが手掛けていて、公式にも
「フリーサイト」「区画電源オートサイト」「ドッグランサイト」「フォレストサイト」
そしてソロ向けのソロキャンプサイトまで用意されています。
詳細は公式の宿泊ページを一度チェックしてみてください。
👉
https://www.aburayama-fukuoka.com/shukuhaku/
僕が特に気に入っているのが、森側のソロキャンプサイト&フォレストサイト。
林間のゆるい起伏を活かしたレイアウトで、1サイトごとのスペースもしっかり確保されています。
隣のサイトとの距離感が「ちょうどいい」のがポイントで、「完全に孤立して怖い」でもなく、「声が丸聞こえで気まずい」でもない。
サイトから少し歩けば、スノーピークの直営ストア兼管理棟があって、ギアのレンタルや消耗品の補充もOK。
「あ、ペグ忘れた」「ホワイトガソリン足りないかも…」みたいな凡ミスをしたときに、ちゃんと助けてくれる安心感があるのはデカいです。
水まわりも高規格キャンプ場レベルで、サニタリー棟は明るくて清潔。シャワーも使えて、トイレもキレイ。
正直、「静けさを重視したいけど、設備ボロボロはちょっと不安…」というソロ初心者にも遠慮なく勧められます。
夜になると、市街地の夜景がチラッと見えるエリアと、森に包まれて本当に暗くなるエリアがあって、
僕はだいたい「森の中で焚き火に集中するパターン」を選びがちです。
焚き火の明かりと、たまに聞こえるフクロウっぽい鳴き声。そこに、遠くでかすかに流れる都市の気配。
「街から30分でこのバランス取れるの、反則だろ…」って毎回思ってます。
もちろん、施設全体としてはファミリーやカップル利用も多いので、
週末は子どもの声が聞こえる時間帯もあります。
ただ、ソロキャンプサイトやフォレストサイト側は比較的落ち着いていて、
夜は消灯時間もしっかりしているので、「深夜までドンチャン」という雰囲気ではありません。
「街に近い=うるさい」イメージをいい意味で裏切ってくれるのが、ABURAYAMA FUKUOKAの面白さですね。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- アクセス抜群:福岡市内から30分なので、仕事終わりでもギリ行ける距離感。
- サイトのタイプが豊富:ソロ、ファミリー、犬連れなど、ちゃんとゾーニングされている。
- 静かな林間サイト:森側のソロキャンプサイトは、人の動線から少し外れていて落ち着く。
- 設備が高水準:サニタリー棟・シャワー・管理棟がしっかりしていて初心者にも勧めやすい。
- スノーピーク直営の安心感:ギアのレンタル&相談ができるので、装備トラブルに強い。
逆に、行く前に知っておいてほしいポイント
- 完全な“山奥の秘境感”を求める人には、若干「整いすぎ」に感じるかも。
- 週末や連休はファミリー層も多いので、より静かさ重視なら平日 or オフシーズンが狙い目。
- 人気イベント(雪峰祭など)のタイミングは場内が賑やかになるので、予定をチェックしておくと安心。
友だちによく聞かれるABURAYAMA FUKUOKAのQ&A
- Q. ソロキャンプ初心者でもいきなりここでデビューして大丈夫?
- 全然アリです。むしろ「初ソロにちょうどいいキャンプ場」だと思ってます。
サニタリーがきれいで、管理棟もしっかり、困ったときにスタッフさんに相談しやすい雰囲気。
僕も友だちのソロデビューに付き合うときは、まずここか高規格系から攻めることが多いですね。 - Q. 夜景が見えるサイトって、逆にうるさそうじゃない?
- 夜景側は人気なので、それなりに人はいます。
「静けさ最優先」なら、夜景よりも森側のソロキャンプサイト or フォレストサイトをおすすめします。
夜景をチラ見したくなったら、焚き火を少し離れて散歩しながら見に行く、くらいのバランスがちょうどいい。 - Q. 手ぶらでも行ける?ギアほとんど持ってないんだけど…
- 公式サイトにもある通り、スノーピークの手ぶらプランやレンタルが充実しているので、
「最低限の服と洗面用具」+「好みの食材」くらいでもなんとかなります。
ただ、焚き火周りだけは自分好みのギアを少しずつ揃えていくと、楽しさが一気に跳ねます。
最初はチェア・マグカップ・ランタンあたりから、自分の“相棒”を見つけていきましょう。 - Q. 本気で静かな夜を狙うとしたら、どの条件がベスト?
- 僕なら、平日+晩秋〜冬+森側サイトの組み合わせを推します。
キャンパーの母数が減る時期&曜日なので、そもそも場内がゆったりしていて、
焚き火の音と街の灯りのバランスが最高に気持ちいいです。
「福岡市内から30分で、ちゃんと“森のソロキャンプ”ができる」。
ABURAYAMA FUKUOKAは、そのギャップがクセになるキャンプ場です。
ソロデビューにも、仕事終わりの“ご褒美焚き火ナイト”にも、自信を持っておすすめできます。
大和ビレッジキャンプ場(糸島市近郊)|知る人ぞ知る“静寂×コスパ”スポット

「静かで、安くて、気軽に行けるところない?」って聞かれたら、僕がニヤッとしながら出すカードのひとつが
大和ビレッジキャンプ場(tac INTERIOR)
です。
場所は福岡県柳川市。国道沿いにあるインテリア家具店
「tac INTERIOR」
の“庭”がそのままキャンプ場になっている、ちょっと変わり種のスポット。
家具屋さんの前にテントが並んでいる光景、初めて見たときは普通に二度見しました。笑
しかもこのキャンプ場、とんでもなくコスパがいい。
KBCの紹介記事やtac INTERIOR公式ブログでもはっきり書かれていますが、
デイキャンプ:1テント300円/宿泊:1テント500円という、ワンコイン価格。
僕も最初は「え、ゼロひとつ付け忘れてない?」と疑いましたからね…。
実際に行ってみると、芝生の庭がゆったり広がっていて、そのまわりを田園風景と低い山並みが囲んでいる感じ。
いわゆる“山奥の秘境”ではなくて、「ほどよく開けた里山の縁」という雰囲気です。
車のアクセスも良くて、買い出しや急な忘れ物にも強い。なのに、夜になると一気に静かになるのがこの場所の面白いところ。
僕が泊まった日も、夕方までは家具店にお客さんが出入りしていて「街寄りのキャンプだな〜」と思っていたんですが、
店が閉まって日が落ちると、一気に別世界。
周りは田んぼと川と住宅が少しだけで、聞こえてくるのは虫の声と、たまに通る車の音くらい。
焚き火をしながらコーヒーを淹れて、「これで500円はさすがにバグだろ…」としみじみしてました。
しかも、目の前がキャンプ用品コーナーのある家具屋さんですよ。
店内にはテントやテーブル、調理器具、ランタン、薪までしっかり並んでいて、スタッフさんもキャンプ好きが多い。
「このチェア、実際どんな座り心地です?」みたいな会話をしながらギアを選んで、そのまま庭で即実戦投入できるのはここならではの楽しみ方です。
設備は“高規格キャンプ場”みたいな派手さはないけれど、
トイレや水回りはきちんと整備されていて、ソロキャンプ初心者やファミリーでも不安なく使えるレベル。
詳しいルールや最新設備は、必ず公式情報をチェックしてから行くのがおすすめです。
👉 公式情報:大和ビレッジキャンプ場(Google公式ページ)
サイトのレイアウトはシンプルで、区画でガチガチに区切られているわけではなく、
スタッフさんに確認しながら「今日はこのあたりに張っていいですよ〜」というローカル感があるのも好きなポイント。
隣との距離も自分である程度コントロールできるので、「ちょっと端の方で静かにさせてもらいますね」と頼みやすい雰囲気です。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- ワンコイン宿泊:1テント500円(デイは300円)の圧倒的コスパ。連泊ベースキャンプにも最適。
- 家具屋併設でギアが充実:忘れ物をしても店内でかなりカバーできる安心感。
- アクセスがラク:柳川方面へのドライブついでに寄れるくらいの手軽さ。
- 夜はちゃんと静か:日中は動きがあるけれど、店が閉まると一気に“田舎の夜モード”に切り替わるギャップ。
- スタッフさんがフレンドリー:キャンプ好きのスタッフが多く、サイト選びやギア相談もしやすい。
行く前に知っておいてほしいポイント
- 「ガチ山の中」ではなく“街寄りのキャンプ場”なので、完全な秘境感を求めている人には物足りないかも。
- 日中はお店の営業があるので、人の出入りや生活音は多少あります(逆にそれが安心につながる人も多い)。
- 料金や利用可能日が変わることがあるので、必ず
公式ページや
Instagram
で最新情報をチェックしてから行くこと。
友だちによく聞かれる「大和ビレッジキャンプ場」Q&A
- Q. ここ、本当に500円で泊まれるの? なんか裏がありそうで怖いんだけど…
- 僕も最初そう思いました。笑
でもKBCの特集記事でも「デイ300円・宿泊500円」と紹介されていて、現地でもその通りの価格でした。
もちろん、今後料金改定の可能性はあるから、行く前に必ず最新情報はチェックしてね。 - Q. ソロキャンプ初心者でも行って大丈夫? 設備ショボすぎて心折れない?
- むしろ「初ソロの練習場」としてかなり優秀だと思ってます。
山奥じゃないので心理的ハードルが低いし、何かあってもすぐ街に戻れる距離。
それでいて夜はちゃんと静かだから、“ソロで焚き火する感覚”はしっかり味わえます。 - Q. 家具屋さんの前ってことは、夜も車の音とか明るさが気にならない?
- 日中はそれなりに車の出入りがあります。でも店が閉まると一気に落ち着きます。
車通りはゼロにはならないけど、僕が泊まった日は「むしろ安心感のある田舎の夜」くらいの静かさでした。
完全無音を求めるなら山奥系に行ったほうがいいけど、静けさと安心感のバランスで言えばかなり優等生だと思います。 - Q. ギアほとんど持ってないんだけど、それでも楽しめる?
- 全然楽しめます。店内にキャンプ用品コーナーがあるので、チェアやテーブル、ランタン、焚き火台も揃っています。
まずは最低限のテントと寝袋だけ持って行って、足りないものは現地で相談しながら買い足す、なんて楽しみ方もアリ。
「ギアの試し張りがてらキャンプする場所」として使っている常連さんも多いですね。 - Q. 静かに過ごしたいソロとして、サイト選びのコツはある?
- 僕はいつも「店から少し離れた端のエリア」を狙います。
スタッフさんに「今日は静かに過ごしたいんで、なるべく端でお願いします」と一言伝えると、
いい感じの場所を案内してもらえることが多いですよ。
「がっつり山奥までは行かなくていい。でも、ちゃんと焚き火して一晩ゆっくりしたい」。
大和ビレッジキャンプ場は、そんなワガママなソロキャンパーにぴったりの“静寂×コスパ”スポットです。
福岡近郊で新しいホームキャンプ場を探しているなら、一度チェックしてみてほしい場所ですね。
つづみの里公園 ポーン太の森 キャンプ場(東峰村)|山里の静けさに溶け込むソロ時間

「森の中で、ちゃんとキャンプしてる感を味わいたい。けどガチの山奥すぎるのはちょっと怖い…」
そんな相談を受けたときに、僕がよく候補に出すのが
つづみの里公園 ポーン太の森キャンプ場
です。
場所は福岡県朝倉郡の東峰村。陶芸の里として有名な小石原焼のエリアですね。
九州自動車道・杷木ICから車でおよそ15〜20分。山に入っていくにつれて、電柱の本数が減っていく感じがたまらないんですが、
それでも「何かあったらすぐ街に戻れる距離感」に収まっているのがポーン太の絶妙なところです。
公式の基本情報は東峰村役場のページが分かりやすいので、一度目を通しておくとイメージが湧きます。
👉 東峰村公式:https://vill.toho-info.com/30000/31000/post-353.html
キャンプ場は、つづみの里公園の一角に広がる小さな森。
管理棟のあるエリアから少し下っていくと、段々畑みたいにテントサイトが並んでいて、その下を小さな川が流れています。
僕が初めて泊まったときは、チェックインして荷物を担いでサイトに向かう途中、
「あ、この“ちょっとだけ不便”な感じがちょうどいいな」とニヤニヤしてました。
公式サイトを見ると、ポーン太の森のサイト構成はざっくり言うとこんな感じです。
👉 施設案内:https://poonta.site/information
- 区画テントサイト:4m×5m前後のテラス状サイト。10区画ほど。
- ソロ向けの小さめ区画:2m×2mサイズのソロテント用エリア。
- 縄文エリア:よりワイルド寄りなサイト。土+草地で、焚き火好きに人気。
- リバーバルエリア:川沿いで、子ども連れやグループが集まりやすい“にぎやかゾーン”。
- バンガロー&交流センター:屋根付きで泊まりたい人・団体向け。
ソロで静かに過ごしたいなら、僕はいつも区画サイト上段 or ソロ用区画を狙います。
山の斜面を利用した段々サイトになっているので、上段を取ると視界がちょっと開けているし、
下の段のにぎやかさがそこまでダイレクトに上がってこないんですよね。
サイトの地面は、土+一部デッキ。ペグは普通のスチールで問題なく刺さりますが、
雨のあとだと多少ぬかるむ場所もあるので、グランドシートとスパッタシート(焚き火用耐熱マット)はマスト装備。
直火は禁止で、焚き火台+地面保護は必須です。
設備面は、林間キャンプ場としてはかなりしっかりしています。
- 管理棟(受付+売店+レンタル)
- 炊事棟(屋根付き・照明あり)
- 水洗トイレ
- コインシャワー(100円/3分)
売店では薪や炭、簡単な調味料、インスタント系、調理器具の一部なども扱っていて、
「あ、トング忘れた」「ガス缶が心許ない…」みたいな緊急事態にもかなり対応できます。
レンタルリストも
公式の料金表
にずらっと載っていて、テント・タープ・シュラフ・ランタン・テーブル・チェア…と一通り揃えられるので、
ぶっちゃけほぼ手ぶらに近い状態からでもキャンプが成立します。
で、肝心の「静けさ」。ここがポーン太の一番おいしいところです。
僕が泊まったのは平日の秋。チェックイン時はファミリーとカップルがそれぞれ1組ずつ。
子どもたちの声が少し聞こえるくらいで、全体的にはかなりのんびりした空気感でした。
日が落ちてからは、川のせせらぎと虫の声がメインBGMになって、
焚き火のパチパチと混ざり合うあの感じは「THE・山里キャンプ」という雰囲気。
個人的に好きなのが、ポーン太の“灯りのバランス”です。
トイレや炊事棟のライトはしっかりあるけれど、サイト側は暗すぎず・明るすぎず。
ヘッドライトとランタンをきちんと使えば快適だけど、無駄に場内が白く照らされないので、星もよく見えます。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- 山里×川沿いのロケーション:森感もしっかりあるのに、怖すぎない絶妙な田舎具合。
- 段々サイトで視線がバラける:お隣と真正面に向き合わないレイアウトで、心理的距離が取りやすい。
- レンタルが充実&売店あり:忘れ物をあまり気にせず来られる安心感。
- “静かなゾーン”を選べる:にぎやかなリバーバルエリアと、落ち着いた区画サイトがちゃんと分かれている。
- 通年営業&年中無休:冬キャンプで“静けさMAX”を狙いやすい。
行く前に知っておいてほしいポイント
- オートサイトではないので、サイトまでの荷運びがそれなりに大変(台車を貸してもらえることもあるので、受付で相談を)。
- 食料品の買い出しは事前に済ませておくのが基本。最寄りスーパーやコンビニまでは車で15〜30分ほど。
- ペットNG・直火NGなど、ルールはしっかり決まっているので、公式サイトで確認してから行くこと。
友だちによく聞かれる「ポーン太の森」Q&A
- Q. ソロキャンプ初心者でも大丈夫? 山の中ってちょっと怖いイメージがある…。
- 正直、かなり初心者向けだと思ってます。
オートサイトじゃないぶん「キャンプしてる感」はありますが、設備は整ってるし、スタッフさんも優しい。
山奥すぎて圏外…みたいな不安感も少なくて、「初めての“森キャンプ”」にちょうどいいバランスです。 - Q. 女性ソロでも行きやすい? 夜とか不安なんだけど。
- 僕目線ですが、女性ソロも見かけます。
管理棟がちゃんと機能していて、トイレ・シャワーも明るくて清潔なので、
「真っ暗でボロボロのトイレに行くのが怖い…」みたいなシーンはかなり少ないはず。
不安なら、区画サイトの管理棟寄り上段あたりを指定しておくと安心感が違います。 - Q. 焚き火はどこまでやってOK? 直火は?
- 直火は完全NGです。必ず焚き火台+耐熱シートを使いましょう。
焚き火台のレンタルや薪の販売もあるので、装備が足りない人は現地でフォロー可能です。
炊事棟や建物に近すぎる場所での焚き火は避けて、風向きも意識してあげると◎。 - Q. 買い出しはどこですればいい? 現地だけでどうにかなる?
- 食材は事前にがっつり買ってから向かうのがおすすめです。
途中の杷木IC周辺にスーパーやコンビニがあるので、そこでまとめ買いしておくと安心。
現地の売店は「ちょっと足りないものを補う」くらいのイメージで考えておくといいですね。 - Q. 本気で静かな夜を狙うなら、どの条件がベスト?
- 僕なら、平日+秋〜冬+区画サイト上段 or ソロ区画の組み合わせ一択です。
キャンパーの母数が減るうえに、虫も少なくなって焚き火時間に集中しやすい。
山里の冷え込みはそれなりに来るので、防寒だけは全力で対策していきましょう。
「山奥すぎるのはちょっと怖い。でも、ちゃんと森に包まれて焚き火がしたい」。
ポーン太の森キャンプ場は、その真ん中の“ちょうどいいライン”を突いてくるキャンプ場です。
福岡から一歩踏み出して、東峰村の山里でソロ時間を試してみたい人には、ぜひ一度味わってほしい場所ですね。
岩屋キャンプ場(東峰村)|森と文化に抱かれる“耳が休まる”ロケーション

「とにかく静かなところで、一晩じっくり焚き火したいんだけど…どこかない?」
そう聞かれたときに、僕がニヤッとしながら出す“本命カード”のひとつが
岩屋キャンプ場です。
場所は福岡県朝倉郡東峰村。九州北部豪雨からの復興の中でリニューアルされたキャンプ場で、
東峰村の国定公園エリアに位置しています。福岡市内から車で約1時間15分、杷木ICからはおよそ30分。
公式サイトにも「福岡市内から車で1時間とちょっと」とあるとおり、遠すぎず近すぎない絶妙な距離感。
👉 公式:https://toho-iwayacamp.com/
👉 東峰村役場の案内:https://vill.toho-info.com/30000/31000/post-352.html
初めて行ったとき、僕は管理棟「すてら」に車を停めてエンジンを切った瞬間、耳が「スッ」と軽くなる感覚がありました。
道路ノイズも街のざわめきもほぼゼロ。聞こえるのは、森のざわめきと鳥の声、たまに川の音だけ。
「あ、これは耳が休まるキャンプ場だ」と、その時点でかなりテンション上がりました。
岩屋キャンプ場は、大きく分けて「星空オートキャンプ」エリアと「森のコテージ」エリアがあります。
- フリーサイト:1日最大10組までの小規模オートキャンプサイト。
- 区画オートサイト(電源付き):約6.5m×7.8mが7区画。
- 森のコテージ:ロフト付き2階建てのコテージが7棟。
- 管理棟「すてら」:受付兼ラウンジ&図書スペース。
料金も公式にしっかり出ていて、テント泊の場合は
「1人550円+サイト料(フリー1,100円/区画2,200円)」というシンプルな体系です(宿泊時)。
詳細は必ず公式で確認してから予約を。
👉 利用料金:東峰村役場:岩屋キャンプ場 施設情報・利用料金
僕がいつも選ぶのは区画オートサイト。フリーサイトもいいんですが、
区画の方が「自分のテリトリー」がはっきりするので、ソロで落ち着いて過ごしたいときにはちょうどいいんですよね。
サイト同士の間隔もそこそこ取られていて、隣の会話が丸聞こえで気まずい…みたいな感じにはなりにくいです。
地面は芝+土で、ペグの刺さり具合も良好。スチールペグで問題なく設営できます。
傾斜もほぼ気にならないレベルに整地されていて、「あ、このあたりはちゃんとキャンパー目線で作ってるな」と感じました。
そして、このキャンプ場のキモは「周りの文化圏ごと楽しめる」ところ。
- 徒歩圏内に、国指定重要文化財の岩屋神社(“星の玉”が御神体というガチな神社)。
- すぐ近くに、川を引き込んだ棚田親水公園や棚田の風景。
- 車で少し走れば、小石原焼の窯元やカフェも点在。
日中は文化や里山の風景を楽しんで、夜は森に戻って焚き火と星空。
「遊び」と「静けさ」のバランスが良いので、1泊2日でも変化つけて過ごせます。
管理棟「すてら」が“耳と頭のクールダウン場所”
個人的に大好きなのが、受付兼ラウンジの管理棟「すてら」です。
中には山・森・生き物に関する本がズラッと並ぶ「すてら文庫」があって、ふつうに半日こもれるレベル。
あいにくの雨の日でも、エアコンの効いた室内で本を読みながらのんびりできるので、
「天気予報が微妙だけど、キャンプ行きたい…」ってときの逃げ場にもなってくれます。
売店では、薪や地元の炭、スウェーデントーチ、レンタルギア一式に加えて、
東峰村産のお米やちょっとしたお酒・おつまみも置いてあって、
「今日は地元米で焚き火ごはんにしようかな」みたいな遊び方もできるのが嬉しいところ。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- とにかく耳がラク:車の通りも少なく、鳥の声と川音がメインBGM。
- サイト数が少ない:フリー10組+区画7組なので、そもそも人の密度が低い。
- 文化スポットが近い:岩屋神社や棚田公園など、“観光+キャンプ”の組み合わせがしやすい。
- 管理棟が居心地いい:本とソファのあるラウンジは、悪天候時の避難先として優秀。
- レンタル・販売が充実:忘れ物をしてもなんとかなる安心感。
行く前に知っておいてほしいポイント
- 村内にスーパーやコンビニはありません。食材は必ず事前に買い込んでから向かうスタイルです。
- ゴミは基本全て持ち帰り。ゴミ袋と車内の積みスペースは余裕を持って。
- シャワーはコテージ側のみ。テントサイト利用の場合は、車で約5kmの「いずみ館」の銭湯利用が前提になります。
- 支払いは現金のみ(2025年時点)。キャッシュレス派の人は要注意。
友だちによく聞かれる「岩屋キャンプ場」Q&A
- Q. ソロキャンプ初心者でもいきなりここはアリ? 山奥すぎて不安なんだけど。
- 全然アリです。むしろ「静かなデビュー戦」にはちょうどいいと思ってます。
サイト数が少なくてゴチャつかないし、管理棟もしっかり、人の気配もゼロではない。
それでいて夜はかなり静かなので、「森で一晩過ごす感覚」を安心して体験できます。 - Q. 女性ソロでも行けそう? 夜のトイレとか怖くない?
- 僕が行ったときも女性ソロや少人数グループを見かけました。
トイレは水洗で明るく、管理棟も含めて「ボロい山小屋」みたいな感じではないので、
その点の不安はかなり小さいと思います。心配なら、管理棟に近い区画サイトをリクエストしておくと安心度アップですね。 - Q. 本当に静か? ファミリーが多いと結局にぎやかになりそうで…。
- 正直、夏休みや連休はどこもそれなりににぎやかになります。
ただ、ここはそもそものサイト数が少なくて、車の通りもきわめて少ないので、
「うるさすぎて眠れない…」みたいなレベルにはなりにくい印象です。
平日+秋〜冬を狙えば、かなりの確率で“耳が休まる夜”になります。 - Q. 焚き火はどんな感じ? 直火はNG?
- 直火は完全NGです。必ず焚き火台+焚き火シートで。
薪は管理棟ですぐ買えるし、地元の広葉樹の薪も扱っているので、
「現地薪でしっかり焚き火したい」派にはかなり嬉しい環境です。 - Q. 星って本当に見える? ただのキャッチコピーじゃない?
- 晴れた夜に行ったときは、普通に「あ、これはやりすぎなくらい星出てるな」ってくらい見えました。
周囲に大きな街明かりがなくて、空がガッツリ抜けているので、焚き火を少し落として見上げるとかなりの迫力です。
特に冬〜早春は空気が澄んでいて、星目当てで来る価値ありだと思います。
「耳も頭も、一回まっさらにしたい」。
岩屋キャンプ場は、そんなときに選ぶと失敗しない“リセット用キャンプ場”です。
森と棚田と神社に囲まれたロケーションで、焚き火と星に集中する夜を、ぜひ一度味わってみてください。
プライベートキャンプ場 のびのびれっじ(福岡市近郊)|小規模×自然に囲まれた静かなサイト

「福岡市内からそんなに遠くなくて、まわり気にせず焚き火できる場所ない?」
こう聞かれたときに、僕がちょっとニヤッとして出すのが
プライベートキャンプ場 のびのびれっじ
です。
場所は福岡市早良区・椎原エリア。市街地から車で40〜50分くらい、登山口や滝が点在する“山の玄関口”みたいなところです。
キャンプ場自体は、慈明院というお寺の裏側にあって、ナビにはこのお寺の住所を入れていくスタイル。
公式の予約ページ(なっぷ)にも「慈明院さんの裏になるので、ナビは慈明院の住所で」と書いてあります。
👉 アクセス・施設情報:https://www.nap-camp.com/fukuoka/15829
のびのびれっじの一番の特徴は、なんと言っても「1日1組限定の完全貸切」というところ。
僕も初めてここを予約したとき、「マジで他のキャンパーいないの? 本当に?」って3回くらい確認しました。笑
実際に行ってみると、そこそこの広さの芝生と土のサイトがまるっと自分たちだけのものになるので、
「あ、これはもう“庭キャンプ in 山”だな」と、良い意味で力が抜けます。
料金はシンプルで、平日1万円/土日祝1万5千円/特別シーズン1万8千円の一棟貸し(一区画丸ごと)スタイル。
人数制限は基本ナシなので、ソロで使えば贅沢ソロ、仲間と割れば格安合宿、という使い方もできます。
サイトは周囲を木々と里山の斜面に囲まれた、ほぼフラットなフリーサイト。
車の乗り入れは不可ですが、駐車場がサイトの目の前なので、荷運びもそこまで苦じゃないです。
地面は土メインで、ペグもよく刺さるタイプ。ヘリノックス系の軽量チェアも沈み込みは少なめでした。
僕が「おお、これはありがたいな」と思ったのが、焚き火台&BBQグリルが無料レンタルなところ。
網だけ新品を持っていけばOKなので、ソロなら手持ちのコンパクト焚き火台+備え付けグリルの二刀流なんてこともできます。
しかも、ここは貴重な直火OK。地面保護のために焚き火台を使うのが基本ですが、
直火ゾーンでゆっくり熾火を育てながら鉄板を温める時間は、ちょっとした原始回帰タイムです。
場内の設備はシンプルですが、ソロや少人数には十分。
- 水洗トイレ
- 手洗い場・流し台
- ゴミ捨て場
- 灰捨て場
シャワーや温泉はないものの、車で10分の「みはる荘」や約20分の「ふくの湯 早良店」があるので、
「設営→風呂→戻って焚き火」のゴールデンコースが組みやすいのもポイント。
僕がのびのびれっじを好きな理由は、やっぱり“音の少なさ”です。
1組限定なので、聞こえてくるのは自分たちの声と焚き火の音、あとは風と鳥の声くらい。
「あ、今この空間のBGMを作ってるのは自分たちだけなんだな」と実感できるのが、めちゃくちゃ気持ちいいんですよ。
ソロで使うときは、あえてサイトの端っこにテントを張って、
真ん中のスペースを大きめの焚き火&調理ゾーンにするのがお気に入りのレイアウト。
誰かに見せるためじゃなく、自分のテンションが上がるように焚き火台やテーブルを配置できるのが貸切ならではです。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- 1日1組限定の貸切:他のキャンパーゼロなので、音・光ともに完全に自分たち次第。
- 福岡市内から近い:仕事終わりに向かって、平日ソロ貸切なんて贅沢な使い方も現実的。
- ペットフリー:愛犬をノーリードで走らせてOK(マナーは守る前提)。犬連れキャンプのストレスが少ない。
- 焚き火&BBQ台無料:重いギアを全部持っていかなくていいので、身軽に行ける。
- 銭湯アクセス良し:風呂問題をサクッと解決できるのは大きい。
行く前に知っておいてほしいポイント
- トイレ・水場以外はかなりシンプルなので、高規格キャンプ場レベルの設備を期待しすぎないこと。
- 最寄りのスーパー・コンビニまでは車で10分前後。買い出しは事前に済ませてから入るのがラク。
- キャンプ場内に照明は最低限なので、ヘッドライト&ランタンは必須装備。
- 決済は現金ベース(予約はなっぷ経由)。支払い方法は予約時に最新情報をチェックしておこう。
友だちによく聞かれる「のびのびれっじ」Q&A
- Q. 1日1組って、本当に他のキャンパーはいないの? 途中で誰か来たりしない?
- 僕が使ったときは、本当に僕らだけでした。
予約サイト(なっぷ)のプラン説明にも「1日限定1組のプライベートキャンプ場」と明記されているので、
基本スタンスとしては完全貸切と思って大丈夫です。 - Q. ソロで使うにはちょっと料金高くない? コスパどう?
- たしかに「ソロで1万円」は数字だけ見ると高く感じるかもですが、
1日丸ごと静寂を買えると思うと、僕は全然アリ派です。
他のキャンパーに気を使ってモヤモヤした夜を過ごすくらいなら、年に数回“ご褒美ソロ”としてここを押さえるのはかなりいい投資だと思ってます。 - Q. ペット連れでノーリードOKって、本当に大丈夫? トラブルにならない?
- ここはそもそも1組貸切なので、他のキャンパーとのトラブルリスクはかなり低いです。
とはいえ、敷地外に出ないように見ておく・フンの始末を徹底するなど、基本的なマナーは必須。
「愛犬も人もストレス少なくキャンプしたい」って人にはかなり向いてると思います。 - Q. 直火OKって聞いたけど、本当にやっていいの? 地面焦がしたりしない?
- プラン説明に「焚き火(直火OK)」と書かれているので、ルール上はOKです。
ただ、僕は基本的に焚き火台+焚き火シートを使う派。
どうしても直火でやりたいなら、石を組んで火床を作る・最後にしっかり消火して整地するなど、
次に使う人や地面へのダメージを最小限にする配慮はマストです。 - Q. 女性ソロでも使えそう? 完全貸切って逆に怖くない?
- 正直、女性ソロで「完全貸切」は好みが分かれると思います。
僕だったら、最初は信頼できる友だちと複数人で様子を見てから、
慣れてきたら平日日中〜早め就寝のソロデイキャンプなどから入るのがおすすめかなと。
ロケーション自体は福岡市近郊で、周辺道路もそこそこ通るので、山奥すぎる不安感は少ないです。
「福岡市内からサクッと行けて、まわりに誰もいない静かなサイトで、好きなだけ焚き火したい」。
プライベートキャンプ場 のびのびれっじは、そんなワガママをちゃんと叶えてくれる“小規模×自然”の隠れ家です。
次のご褒美キャンプに、ぜひ候補に入れてみてください。
uminomori(福岡市近郊)|森に囲まれた小さなキャンプ場で、音を捨てる夜

「福岡市内からそんなに遠くなくて、静かに夜景と焚き火を楽しめるとこない?」
そう聞かれたら、僕がかなりの確率で名前を出すのが
uminomori(うみのもり)
です。
場所は福岡県糟屋郡宇美町・神武原エリア。標高約260mの小さな山の中腹にあるオートキャンプ場で、
福岡市内からだと車で30〜40分、九州道・須恵ICからは約13分というアクセスの良さ。
「仕事終わりにそのままキャンプ場直行」というムーブが現実的な距離感なんですよね。
👉 公式アクセス:https://uminomori-camp.com/address/
キャンプ場の規模は全9サイト前後のこじんまりサイズ。
いわゆる大型キャンプ場みたいな“フィールド一面テントだらけ”という雰囲気ではなくて、
森に囲まれた細長い敷地に、A〜Gサイト+森サイトがぽんぽんっと並んでいるイメージです。
おもしろいのが、ここが「基本・無人のキャンプ場」だということ。
清掃や管理の時間以外はスタッフ常駐ではなく、防犯カメラとセルフチェックイン方式で運営されています。
いい意味で「ほっとかれる」のが心地よくて、
僕は初めて来たとき、車を停めてエンジンを切った瞬間に
「あ、ここは“自分で自由に時間を組み立てられるキャンプ場だな」とニヤニヤしました。
予約は
なっぷ(NAP CAMP)
からのみ。電話予約はできません。
サイト料金はだいたい
平日:3,500円/サイト、金土祝前日:6,000円/サイト+施設利用料(大人300円/泊)という構成です。
細かい料金やキャンセル規定は、必ず公式の「利用規約 料金」をチェックしてから予約を。
👉 利用規約・料金:https://uminomori-camp.com/rules/
サイト構成はざっくり言うとこんな感じです:
- オートサイト(A〜Gあたり):車を横付けできるサイト。Fサイトなどは夜景ビューが売り。
- 森サイト(Mサイト系):車は近くの駐車場に停めて、少し歩いて入る林間サイト。
- 共有デッキ:どのサイトからも利用できる「夜景ビュー専用のウッドデッキ」。飲食NGで“眺め専用”。
全サイトにAC電源(100V/20A)が標準装備なのもありがたいところ。
僕も電気毛布やポータブル冷蔵庫を持ち込んで、秋冬キャンプをかなり快適に過ごさせてもらいました。
設備は、無人キャンプ場とは思えないレベルでしっかり。
- ウォシュレット付き水洗トイレ(もちろん男女別)
- お湯の出るシャワー(無料・脱衣スペース付き)
- お湯の出る炊事場(シンクもきれい)
- 場内の自販機(目の前の道路沿い)
- 無料で使えるピザ窯(要ルール確認)
トイレ&シャワー&炊事場は土足禁止エリアになっていて、
中に入ると“家の脱衣所”みたいな清潔さなのが好印象でした。
無人だけど、「あ、ここを大事にしている人たちがちゃんといるな」と分かる感じ。
スーパーやコンビニ、ホームセンターも車で5〜7分圏内にまとまっているので、
「あ、トング忘れた」「クーラーボックスの氷足りない…」みたいなピンチにも対応しやすいです。
実際に泊まってみて感じた“音の少なさ”
僕が泊まったのは、秋の平日。Dサイトを確保して、夕方にチェックインしました。
サイトから夜景は見えない位置でしたが、共有デッキからは福岡方面の街明かりがしっかり見えるロケーション。
設営を終えて椅子に座った瞬間に感じたのは、「とにかく音が少ない」ということ。
車の通りもそこまで多くなく、聞こえるのは森を抜ける風の音と、たまに上空を飛ぶ飛行機の音くらい。
近くのサイトの話し声はうっすら聞こえるものの、「うるさい」ではなく「人がいる安心感」レベルに収まっていました。
夜は焚き火を落としてから、マグカップ片手に共有デッキまで歩いて夜景タイム。
「Fサイトからの眺めもいいけど、ここからの夜景も悪くないな…」と、何度も行ったり来たりしてしまいました。
ソロ目線で感じた「ここ良かったポイント」
- 福岡市内から近いのに“ちゃんと山”:仕事終わりや土曜午後出発でも十分間に合う距離感。
- 全サイトAC電源付き:秋冬のソロでも電気毛布・電気カーペットでぬくぬくキャンプができる。
- 無人運営で干渉が少ない:チェックイン後は自分たちのペースで静かに過ごせる。
- 小規模(9〜10サイト程度):人が多すぎず、賑やかさが爆発しにくい。
- 夜景を楽しめるサイト・共有デッキ:焚き火+夜景の組み合わせはやっぱり贅沢。
- トイレ・シャワー・炊事場がきれい:ソロ初心者や女性にもすすめやすい清潔感。
行く前に知っておいてほしいポイント
- 完全に「山奥の秘境」ではないので、「とにかく誰もいない超秘境」が好きな人には少し物足りないかも。
- 無人運営なので、チェックイン方法や場内ルールは事前に公式サイト&なっぷの説明を読み込んでおく必要あり。
- 消灯時間や音量のルールはきっちり守る前提。静かさを維持するためにも、ソロ側もマナーを徹底したいところ。
- ピザ窯は無料ですが、利用条件や中止期間などがあるので、最新情報を公式ブログで要確認。
友だちによく聞かれる「uminomori」Q&A
- Q. 無人キャンプ場って、正直ちょっと不安なんだけど…大丈夫?
- その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
ここは防犯カメラがしっかり付いていて、場内ルールもけっこう細かく決められています。
僕の印象としては「放置」ではなく“見守られつつも干渉されない無人運営”という感じでした。
初めてなら土日など、ほかのキャンパーもいそうな日から試すのもアリです。 - Q. ソロ初心者でもいきなりここはアリ? 設備とか怖くない?
- 全然アリです。むしろ「ソロデビュー向き」と言ってもいいくらい。
トイレもシャワーも炊事場もきれいで、サイトはオート&電源付き。
山奥すぎないので、何かあってもすぐ下山できる安心感もあります。 - Q. 夜景サイトって、逆にうるさくなったりしない? パーティー勢多そうで心配。
- 僕が行ったときは、夜景狙いのキャンパーさんもいましたが、全体的に静かめでした。
もちろん日によるけど、「夜景=パリピ」という感じではないです。
どうしても不安なら、なっぷの口コミを見つつ、夜景サイトではなく少し奥側のサイトを狙うのも手ですね。 - Q. 買い出しはどのタイミングがいい? 現地で全部どうにかなる?
- スーパー&コンビニ&ホームセンターが車で5〜7分圏内にあるので、
「設営後にちょっと足りないものを買い足しに行く」が普通にできる立地です。
とはいえメインの食材は事前にまとめて買っておいて、現地では足りないもの補充くらいにしておくとラクですよ。 - Q. 本気で静かな夜を狙うなら、どんな条件がおすすめ?
- 僕なら平日+秋〜冬+森サイト or 奥側サイトの組み合わせを推します。
キャンパーの数自体が減るので、かなりの確率で「音を捨てる夜」になります。
その代わり、秋冬はしっかり防寒ギアを持ち込んで、電源もフル活用しましょう。
「福岡市内から30分ちょっとで、森に囲まれた静かな小さなキャンプ場へ」。
uminomoriは、そんな“音を捨てる夜”を気軽に試せる場所です。
夜景を眺めながら、焚き火と自分の呼吸だけをゆっくり感じたい夜に、ぜひ一度選んでみてください。
【番外編】若杉楽園キャンプ場(篠栗町)|夜景&星空◎、だが静けさは“選び方次第”

「福岡で夜景も星空も一気に楽しめるキャンプ場ってどこ?」
こう聞かれたら、僕はほぼ間違いなく
若杉楽園キャンプ場
の名前を出します。
福岡市内から車で約30分。糟屋郡篠栗町・若杉山の中腹にある、予約不要のフリーオートサイトです。
公式サイトにも「福岡市内から車で30分ほど、予約不要のフリーオートサイト」「福岡の街を一望でき、夜景や星空もとてもきれい」とはっきり書かれていて、
ロケーションのポテンシャルは文句なし。
ただし、この記事のテーマは「静かなソロキャンプ」。
若杉楽園は“使い方を間違えるとめちゃくちゃ賑やかになるキャンプ場”でもあるので、あえて番外編として紹介しておきます。
若杉楽園キャンプ場ってどんなところ?ざっくり基本情報
若杉楽園は、林野庁が「若杉山風致探勝林」として整備しているレクリエーションの森の一角にあるキャンプ場です。
- 所在地:福岡県糟屋郡篠栗町大字若杉
- アクセス:JR篠栗駅から約7.4km(車で約20分)
👉 篠栗町公式観光案内:観光スポット 若杉楽園キャンプ場 - サイト形態:フリーオートサイト(草地+砂利)、約80台収容。区画なし。
- 営業:通年・24時間利用可(臨時閉鎖あり)。
- 予約:不要(早い者勝ちスタイル)。
- 料金:入場料無料、車1台ごとの駐車料金制
・入場〜1時間 無料
・入場〜9時間まで 1,500円
・入場〜18時間まで 2,000円
・以降12時間ごと 500円追加
(2025年7月23日〜の新料金/精算は出庫時・ゲートの自動精算機) - 場内設備:水洗トイレ(多目的トイレあり)、炊事棟のみ。管理棟なし・レンタルなし・売店なし。
- 禁止事項:直火NG・花火NG など。
要するに「ロケーション最高・自由度高い・でも自己責任度も高いタイプのキャンプ場」です。
実際に行ってみて分かった“若杉の二面性”
僕が初めて若杉楽園にソロで行ったのは、秋の平日。
夕方に到着した時点では、場内にはソロ数組とペアキャンプがちらほらいる程度で、
「あれ? 若杉ってもっとカオスかと思ってたけど、全然静かじゃん」と拍子抜けしたぐらいでした。
焚き火をしながら日が沈むのを待つと、目の前に広がるのは福岡市街の夜景の大パノラマ。
米ノ山展望台にも負けないレベルで、博多湾〜福津〜糸島方面まで200度以上の光の帯が見える“夜景スポット”でもあるので、
正直ここまでの夜景が「キャンプ場から」見えるのは、なかなか反則級です。
その日の夜は、たまたまキャンパーのマナーが良かったこともあって、
22時を過ぎるとほとんどのテントから音が消え、
焚き火のパチパチと、遠くの街のざわめきだけが聞こえる、最高の“夜景×焚き火ナイト”になりました。
……が、別のタイミングで週末に様子を見に行ったときは、
「あ、今日は完全にフェスの日だな」と5分で悟りました。笑
- 大音量スピーカーで音楽を鳴らすグループ
- 深夜まで宴会している大型タープ
- サイト同士の距離が近く、話し声がダイレクトに飛んでくるレイアウト
フリーオートサイト+予約不要+人気夜景スポットという条件が揃うと、
「静かなソロキャンプ」というよりは「賑やかアウトドアパーティー」側に振れやすいんですよね。
なので若杉楽園は、僕の中では
「時間と場所を正しく選べば、“静かなソロ焚き火夜景”が味わえるポテンシャルモンスター」
という位置づけになっています。
ソロで静かに過ごしたい人向け|若杉楽園の“使い方マニュアル”
若杉を「静かキャンプ場」として使うなら、正直戦略必須です。僕がやっているコツをまとめておきます。
① 行くタイミングを全力で選ぶ
- 平日:まず大前提。平日夜の若杉は、週末とは別物です。
- 秋〜冬〜早春:寒くなるほどキャンパーの数が減り、静けさが増す傾向。
- 大型連休・三連休の中日はできれば避ける:一番カオスになりがち。
特に、平日の冬のクリアな夜は、
「なんでこのロケーションが無料キャンプ場なんだ…?」と不思議になるくらい静かで美しい日もあります。
② 駐車位置・張る場所をちゃんと選ぶ
若杉は区画がないので、どこに張るかで快適度が大きく変わります。
- 入口付近の広場は避ける:夜景ビューが良い反面、一番賑やか&車の出入りも多いゾーン。
- 奥側の木陰・端っこのエリアを狙う:人の動線から少し外れたところほど静かになりやすい。
- 夜景は“見に行くもの”と割り切る:静けさ優先なら、夜景直下サイトで張らない選択もアリ。
僕はだいたい、「夜景は歩いて見に行って、テントは奥側で静かに張る」スタイルです。
③ 装備と心構え
- 耳栓&アイマスク:万一うるさくても、自衛できる装備として持っておくと安心。
- ヘッドライト&ランタン:場内は真っ暗になるので、足元の安全確保は自前で。
- 防寒は盛り気味に:標高がそこそこあるので、福岡市内より体感2〜3℃は低いです。
ソロ目線での「ここは本当に好き」ポイント
- 夜景&星空のポテンシャルが反則級:条件がハマった夜は、ただただ見惚れるレベル。
- アクセスが良すぎる:福岡市内から30〜40分でこの景色は、やっぱりすごい。
- 料金が実質“駐車場代だけ”:歩き・バイク・自転車なら完全無料で利用可能。
- 周辺の山歩きも楽しい:大和の森遊歩道や米ノ山展望台とのセット利用も最高。
行く前に知っておいてほしい注意点
- 管理棟がない&管理人不在:レンタル・売店・見回り等は一切ナシ。完全セルフ装備&セルフ管理。
- 水場とトイレだけ:設備は最低限。高規格キャンプ場に慣れているとギャップを感じるはず。
- マナーは“その日の客層次第”:静かな日もあれば、かなり賑やかな日も普通にある。
- 直火・花火は禁止:焚き火台+焚き火シート必須。
- ゲートの精算機は高額紙幣NG:1,000円札と小銭は多めに用意しておくと安心。
友だちによく聞かれる「若杉楽園」Q&A
- Q. 若杉って“うるさいキャンプ場”って聞いたけど、ソロで行く価値ある?
- 正直、「いつ行っても静か」とは絶対に言えません。笑
でも、平日+オフシーズン+場所選びをちゃんとやれば、
「この夜景と星空を、この駐車場代だけで?」って思うくらいの“当たり日”があるのも事実。
一度はソロで試してほしいポテンシャルはあります。 - Q. 初心者ソロでいきなり若杉はアリ? それともやめといたほうがいい?
- 僕のおすすめ順で言うと、
①ABURAYAMA FUKUOKAや高規格系でソロデビュー
②ポーン太の森やuminomoriで“森キャンプ経験”を積む
③そのうえで、若杉楽園にチャレンジ
みたいなステップが安心かなと思ってます。
いきなりここでデビューすると、「設備少ない・夜ちょっと怖い・人が多い」の三連コンボにびっくりするかも。 - Q. 女性ソロで若杉はどう? あり?なし?
- 正直、ここは人も多いし完全無管理に近いので、あまり推しはしないです。
もし行くとしても、日中デイキャンプまで+信頼できる人と複数人という前提がいいかなと。
夜間の完全ソロを楽しむなら、岩屋キャンプ場やポーン太の森のほうが安心度は高いです。 - Q. ゴミとか灰ってどうすればいいの? 捨てて帰れる?
- 基本はすべて持ち帰りです。灰も炭も自分で処理して持ち帰る前提。
ゴミ袋と耐熱の灰入れバケツはマスト装備だと思ってください。 - Q. 本気で“静かな若杉”を引き当てるコツを一言で教えて。
- 僕なら、「平日冬の夜、入口から離れた奥側に張る」一択です。
そのうえで、うるさかったら「今日はそういう日だな」と割り切って、
早めに焚き火だけ楽しんで、耳栓して寝る。若杉はそういう“ガチャ要素込み”で楽しむ場所だと思ってます。
夜景も星空も、福岡市内からのアクセスも、無料キャンプ場としては破格クラス。
若杉楽園キャンプ場は、静けさの面では“上級者向け”ですが、
使い方さえ間違えなければ、ソロキャンパーにとって忘れられない一夜をくれるキャンプ場です。
静かな夜を守るためのマナーと、防音テクニック

「静かなキャンプ場」を守るのは、静かに過ごしたい側の意識
正直なところ、「静かなキャンプ場」って最初から用意されているものじゃないんですよね。
僕はいろんなキャンプ場で年に何十泊もしてますが、同じ場所でも
「今日は天国」「今日はちょっとハズレ」
って日がハッキリ分かれます。
その差を生んでいるのが、キャンプ場のルールと、キャンパー側のマナー意識。
たとえば、日本オートキャンプ協会が関わっているマナー記事や調査を見ると、
「夜は静かに・大声や大音量スピーカーはNG」というのは、ほぼ全国共通のスタンダードになりつつあります。
・日本オートキャンプ協会協力のマナー特集(hinata):
👉 保存版・知っておくべきキャンプマナー大全
・音のマナーをテーマにした解説(日本キャンプ協会系):
👉 キャンプに行って守りたい ~人と人、音のマナー~
これ、静かに過ごしたいソロキャンパー側も「自分には関係ない」じゃなくて、
「静かな雰囲気を一緒に作る側」として意識しておくと、キャンプの満足度が一気に変わります。
僕がいつも意識しているのは、このあたりです:
- 夜22時以降は「ささやき声」モード(消灯時間が決まっているところはそれを最優先)
- Bluetoothスピーカーは基本オフ。どうしても音楽を聴きたいなら小音量+日没前まで
- ペグ打ちは早めに済ませる(夜のカンカン音は想像以上に響きます)
- 車のドア開閉・エンジン音も「音」だと意識する(朝晩は特に静かに)
「いや、そこまで気にしなくても…」と思うかもしれませんが、
僕も何度も「隣のサイトのちょっとした一言」が気になって眠りが浅くなったことがあります。
逆に、自分が静かにしていると、隣のグループもなんとなく声を落としてくれたりして、
“静けさは伝染する”んですよね。
ソロキャンパーは人数が少ないぶん、「場の空気を静か側に引っ張る役」になりやすいです。
まずは自分の音量・ライトの明るさ・車の音だけでも意識してみてください。
ソロでもできる“簡易防音”|耳栓・設営場所・タープの張り方
とはいえ、「こっちは静かにしてても、周りが賑やかなパターン」は普通にあります。
そこで大事になってくるのが、ソロでもできる“自分を守る防音テク”。
① 耳栓はソロキャンパーの正義
まずはシンプルに耳栓。これ、本当に世界が変わります。
僕がいつも持ち歩いているのは:
- フォームタイプ(低反発スポンジ):遮音性が高く、寝るときに最強
- シリコンタイプ:フィット感が良くて、長時間でも耳が痛くなりにくい
「完全に無音にしたい」わけじゃなくて、
「遠くで話してる声が単なる環境音になるくらいまで落とす」イメージです。
焚き火の音や風の音はうっすら残るので、キャンプ感もちゃんとあります。
② 設営場所の選び方が“防音の8割”
キャンプ場って、同じフィールドでも「音が抜ける場所」と「音が溜まる場所」があるんですよね。
僕はチェックインしたら、まず音の逃げ方をざっと見ます。
ソロで静かに過ごしたいときは、こんな場所を狙います:
- グループが集まりそうな場所から少し離れた端っこ
→ 炊事棟・トイレ・駐車場直近は人の動線が多くてどうしても賑やかになりがち。 - 土手・木立・盛り上がった地形の“裏側”
→ ちょっとした土の壁や木立が、意外と音を遮ってくれます。 - 風下を避ける
→ 音は風に乗ってくるので、うるさそうなサイトの風上側に張れるとかなり違います。
フリーサイトなら「とにかく景色のいい場所」よりも、
「人のテントが少ない場所」「出入り口から少し離れた場所」を優先するだけでも、だいぶ静けさが変わります。
③ タープの張り方で“音の壁”を作る
これ、意外とやってる人少ないんですが、
タープの角度と向きでちょっとした“防音壁”を作れます。
- うるさそうな方向に背中を向けるレイアウト
→ テントの入り口を静かな方向に向けて、賑やかゾーンにはバックパネルやタープの後ろ側を向ける。 - 片側だけ低く張る
→ タープの一辺を思い切って低くして「音の盾」にする。風よけ+目隠しにもなって一石三鳥。 - 車が使えるなら“車+タープ+テント”で三角防音レイアウト
→ 車を一番うるさそうな方向に置き、その裏にタープ・テントを配置するとかなり音がマイルドになります。
キャンプ場の音問題って、「ゼロにする」のは無理ゲーですが、
「気にならないレベルまで薄める」ことは、テクニック次第で全然できます。
トラブルを避けるための声かけ&撤退基準
それでもどうしても騒がしいとき、
「注意しに行ったほうがいいのか、我慢するのか、移動するのか」って迷いますよね。
僕なりの基準はこんな感じです。
① まずは「キャンプ場のルール」を味方につける
多くのキャンプ場では、
・消灯時間(22時〜23時前後)
・スピーカー使用の可否・音量規定
などが、公式サイトや受付時の案内で示されています。たとえば:
- 日本キャンプ協会のマナー解説では「夜は静かに、音量・時間帯の配慮が必要」と明記:
👉 キャンプに行って守りたい ~人と人、音のマナー~ - アウトドアメーカーのマナー解説でも「キャンプ場でトラブルになりやすいのは騒音」と繰り返し注意喚起:
👉 キャンプ場で注意したいキャンプマナー
つまり、「静かにしてほしい」のは僕らのワガママではなくて、
キャンプ場全体として守りましょうね、という共通ルールなんですよね。
② 声をかけるかどうかの僕なりのライン
僕は、こんな条件がそろったら「一度だけ、やんわり声をかける」ようにしています:
- 明らかに消灯時間を過ぎている
- 笑い声や音楽がテント越しでもハッキリ聞こえるレベル
- 酔いすぎている感じがなく、普通に会話が通じそうな雰囲気
そのときに使う“柔らかめ声かけテンプレ”はこんな感じです:
- 「すみません、もうちょっとだけ音量落としてもらえますか?
けっこうこちらのテントまで聞こえていて…」 - 「もう管理棟の消灯時間過ぎてるみたいで、
他のサイトも寝てる方多そうなので、少し静かめにしてもらえると助かります」
「あなたたちが迷惑です!」じゃなくて、
「僕のテントまでけっこう聞こえていて…」と、自分事として伝えると、意外とすんなり音を落としてくれる人が多いです。
③ それでもダメなら、“さっさと撤退”も選択肢
正直、明らかに泥酔しているグループや、最初からマナーを守る気ゼロっぽい人たちに対しては、
ソロで正面からぶつかるのはおすすめしません。安全第一です。
僕が実際にやっているのは:
- 管理人さんがいるキャンプ場なら、まずはスタッフに相談
- フリーサイトなら、面倒でもサイトを移動する
- どうしようもなければ、翌日の朝だけ楽しんで早めに切り上げる
「せっかく来たんだから、絶対にここで楽しんで帰らなきゃ!」と固くなると、
せっかくのキャンプがストレスまみれになってしまいます。
「今日はそういう日もあるよね」くらいの軽さで撤退できると、ソロキャンプが一気にラクになります。
よくある質問|静かな夜を守りたい人からのQ&A
- Q. Bluetoothスピーカーって、どのくらいならアリだと思う?
- 僕は「日没前まで・自分のサイトでギリ聞こえるくらい」を上限にしてます。
夜は基本オフ。どうしても音がほしければ、イヤホン一択ですね。 - Q. 自分たちのグループがうるさくなってないか心配…どうチェックしてる?
- 僕は一回サイトから少し離れて、自分のサイトの様子を外側から聞いてみます。
「あ、これ隣だったらイヤだな」と感じたら、確実にうるさいと思ってOK。
そのタイミングで音量と声のトーンを落とすようにしています。 - Q. 耳栓して寝るのって危なくない? 物音に気づけるか不安…。
- その気持ちも分かるので、最初は遮音性高すぎないタイプから試してみるのがおすすめです。
フォームタイプを半分だけ潰して浅めに入れると、「環境音は聞こえるけど、人の声は薄まる」くらいのバランスになりますよ。 - Q. 明らかにうるさいグループがいても、怖くて注意できない…どうしたら?
- それはもう、無理に行かなくていいです。
管理人さんがいるならスタッフに丸投げ。それも無理なら、耳栓+レイアウト調整+「明日の朝を楽しんで早めに撤収する」作戦でOK。
ソロキャンプは、自分の安全と心の平穏が最優先です。
ソロ焚き火の時間をもっと深くするギアと過ごし方

静かなキャンプ場でこそ光る“音の小さい”焚き火ギア選び
静かなキャンプ場に行くとき、僕はいつも「音の小さいギア」を意識してパッキングしています。
焚き火のパチパチ、木がはぜる音、マグを置く小さな金属音──あのくらいの「生活音」だけで夜が回っていくと、ソロの没入感が一気に変わるんですよね。
逆に、静かなサイトでちょっと気になるのが、
- ゴオォォと鳴る強火のシングルバーナー
- カチャカチャと鳴りやすい安いクッカーやテーブル
- ガシャンと音を立てる薪バサミや折り畳みチェア
など、ギアそのものが発するノイズです。
たとえば、バーナーひとつ取っても、
SOTOのレギュレーターストーブ ST-310みたいな
「ドシッと安定していて、炎音も比較的マイルドなシングルバーナー」を選ぶだけで、夜の静けさがだいぶ変わります。
👉 SOTO公式:レギュレーターストーブ ST-310
僕はガス缶にシリコンカバーを巻いて、テーブルに置いたときの「コトン」という音も少しでも柔らかくなるようにしています。
焚き火台も、静かなキャンプ場なら「パチパチが心地いいモデル」を選びたいところ。
- スノーピーク 焚火台:ステンレス製の定番焚き火台。エアフローが穏やかで、炎が暴れにくい。
👉 Snow Peak公式:焚火台 M - ユニフレーム ファイアグリル:網焼きもしやすい定番。静かな燃焼+カンカンしにくい頑丈な脚回り。
👉 UNIFLAME公式:ファイアグリル
どちらも「爆燃させる」より「熾火をじっくり育てる」のに向いた焚き火台で、
薪を細かく割って、少しずつ追加していくスタイルとの相性がいいです。
僕は静かなキャンプ場では、あえて細めの広葉樹の薪を多めに持っていって、
「ボッ」じゃなく「パチ…パチ…」と燃える火を長く楽しむようにしています。
音を減らしたいなら、地味に効くのが「ものを置くときの素材」。
- ステンレス天板のテーブル → 木製 or 帆布張りトップに変える
- スチールマグ → ダブルウォールのチタンマグ or ホーローマグに変える
- 金属トング → 先端が細すぎない、厚みのある物を選ぶ
特にチタンマグは、スノーピークやモンベルなど各社が出していますが、
この辺りは完全に「好みの口当たりで選んでOK」。ただし、テーブルに置いたときの“音”も一度チェックしてみてください。
👉 Snow Peak公式 チタンシングルマグ:チタンシングルマグ 450
静かなキャンプ場では、「音まで含めてギアを選ぶ」と、焚き火時間が一段階深くなります。
ひとり時間を味わうチェア&ランタンの配置
ソロ焚き火の満足度って、ギアそのものより配置の仕方でガラッと変わります。
僕がいつもやっているのは、こんな「小さなこだわり」です。
① チェアは“焚き火半歩外側”に置く
焚き火台のすぐ目の前にベタ付けで座ると、最初は楽しいんですが、
15〜20分で「暑い or しんどい」になりがちなんですよね。
なので僕はいつも、
- 焚き火台から80〜100cmくらい後ろ
- テントからは少しだけ離した位置(焚き火だけの“小部屋”を作る感覚)
にローチェアを置きます。
チェアは体を少しだけ包んでくれるタイプがベスト。
たとえばヘリノックスの「チェアワン」や、ロースタイルの「グラウンドチェア」あたりは、
収納性と座り心地のバランスがよくて、ソロ焚き火用としてかなり優秀です。
👉 Helinox公式 チェアワン:CHAIR ONE
あと、僕はよく「焚き火を真正面じゃなくて、少しナナメから眺める位置」に座ります。
正面よりも目の負担が少なくて、視界の端っこに炎が揺れているくらいがちょうどいいんですよ。
② ランタンは“テーブル照明+足元照明”の二刀流
静かなキャンプ場だと、「明るすぎるランタン」はそれ自体が悪目立ちします。
焚き火メインで過ごすなら、ランタンはこんな感じで分けるのがおすすめです。
- テーブル用:暖色のLEDランタンを弱〜中で
→ 例)ベアボーンズ「ミニエジソンペンダントライト」や、ゴールゼロ「Lighthouse Micro」。
👉 Barebones公式:ミニエジソンランタン - 足元用:小型LED or ソーラーランタンを地面近くに
→ テントの出入り口やペグ周りがうっすら見えるくらいでOK。
僕がやっている配置は、
- 焚き火台を中心に、その右斜め前にローテーブル+テーブルランタン
- チェアの後ろ側の地面に、小さいソーラーランタン or ミニLEDを一個
こうしておくと、視線の先は焚き火だけど、手元と足元はちゃんと見えるので、
本を開いてもいいし、ノートを書いてもいいし、ただマグを置くだけでもストレスが少なくなります。
ちなみに、ガスランタンやオイルランタンは大好きなんですが、
静かなキャンプ場では「シュゴー」という燃焼音が気になることもあるので、
音を削りたいときはLED中心、雰囲気を出したいときだけオイルを足す、くらいがちょうどいいと思ってます。
“何もしない”時間の過ごし方アイデア
せっかく静かなキャンプ場に来たのに、
「何かしなきゃ」「映え写真撮らなきゃ」とソワソワしてると、
いつの間にか日常と同じ“せかせかモード”に戻ってしまいます。
僕がソロ焚き火のときにやっている「何もしない時間の楽しみ方」を、いくつか共有します。
① 炎の“観察ゲーム”をする
これは完全にオタク遊びですが、焚き火を見ながら、
- 「今、一番強く燃えているのはどの薪か」
- 「次に崩れそうな炭はどれか」
- 「ここに細い薪を一本足したら、火はどう動くか」
を、ただひたすら予想します。笑
当たってもハズれてもどうでもいいんですが、
これをやっていると「炎をぼーっと見る」から「炎の動きに集中する」モードに入っていくので、
気づくと30分〜1時間くらい余裕で溶けます。
② 手帳 or メモ帳を一冊だけ持っていく
静かなキャンプ場でのソロ焚き火って、頭のノイズも消えていくので、
家にいるときより“本音の考えごと”がしやすいんですよね。
僕はA6サイズくらいの小さなノートをひとつだけ持って行って、
- 「最近うれしかったこと」
- 「本当はやってみたいけど、まだやれてないこと」
- 「来月、自分にプレゼントするとしたら何をあげるか」
みたいなことを、焚き火を眺めながらゆっくり書いています。
誰に見せるわけでもないので、字も内容もぐちゃぐちゃでOK。
不思議と、書き終わるころには頭の中が少し整理されているんですよ。
③ あえて“コンロを使わない夜”を作ってみる
いつもはバーナーやグリルでしっかりご飯を作る人も、
たまには「焚き火+お湯を沸かすだけ」の夜をやってみてほしいです。
コンビニのおにぎりと、家から持ってきたちょっといいお茶、
あとはスキレットで簡単なウインナーとチーズを温めるくらい。
調理のステップが少なくなると、そのぶん「ただ火を見ている時間」が伸びるので、
静かなキャンプ場との相性がめちゃくちゃ良くなります。
よくある質問|ソロ焚き火時間について友だちに聞かれること
- Q. 静かなキャンプ場では、どんな焚き火台を持っていくことが多い?
- 僕はスノーピークの焚火台か、ユニフレームのファイアグリルの2択が多いです。
どっちも安定感があって、炎が暴れにくいので、静かなキャンプ場との相性がいいですね。 - Q. ランタンはガス派? LED派?
- 「静けさ最優先」のときはLEDメインです。
ガスやオイルの「シュゴー」という音も好きなんですが、
焚き火の音だけを聞きたい夜は、あえてLED+焚き火の組み合わせにしています。 - Q. 焚き火の前でずっと座ってると飽きちゃうんだけど、どうしてる?
- 無理に「ずっと見てよう」と思わないことですね。
ちょっと見て、ノートに何か書いて、コーヒー飲んで、また炎に戻る。
そのくらいユルく行ったほうが、結果的に長く楽しめますよ。 - Q. ソロ焚き火のとき、スマホってどうしてる?
- 僕は「最初の1時間は触らない」と決めています。
1時間たったら、写真を何枚か撮って、そのあとまたオフにする。
そうすると、「スマホを触ってない時間」の密度がグッと濃く感じられます。
季節別・福岡ソロキャンプの楽しみ方と注意点

春|花粉・強風・寒暖差への対策
福岡で春キャンプって聞くと、「ぽかぽか陽気で最高じゃん」と思うかもしれないけど、
実際は花粉・強風・寒暖差の三拍子がそろう、なかなかクセの強いシーズンです。笑
まず花粉。
環境省の花粉情報や、日本気象協会のデータを見ても、九州北部(福岡周辺)は
2月下旬〜4月にスギ、4月〜5月にヒノキ花粉のピークが来るのが定番パターンです。
👉 環境省 花粉観測システム「はなこさん」:https://kafun.taiki.go.jp/
👉 日本気象協会 花粉情報:https://tenki.jp/pollen/
僕も花粉シーズンど真ん中で山間部のキャンプ場に突っ込んで、
「景色は最高なのに、鼻は終わってる」という地獄を何回か味わいました…。
なので春のソロは、最低限これだけは持って行ってほしいです。
- 花粉対策マスク:山の中は市街地より花粉濃度が高いことも普通にあります。
- 目薬&飲み薬:いつも使っているものがあれば必ず。
- 前室広めのテント or タープ:外でついた花粉を中に持ち込まないための“玄関”を作るイメージ。
あと、春の福岡は「昼暑い・夜寒い・風強い」がセットになりがち。
福岡管区気象台の平年値を見ると、3〜4月の平地でも最低気温は一桁になる日が普通にあります。
👉 気象庁 福岡 平年値:https://www.data.jma.go.jp/…
山間部のキャンプ場だと、それがさらに2〜3℃下がるイメージ。
僕は春でも「モンベルの#2シュラフ+インナーシュラフ+ダウンジャケット」くらいまでは普通に使います。
春キャンプのソロ的コツはこんな感じ:
- ウインドブレーカー+フリース+薄手ダウンの重ね着前提で服を組む
- テントは風下の木陰 or 低い位置に張って、強風によるフレーム負荷を軽減
- 「日中ぬるくても夜は冬装備」のつもりで寝具を選ぶ
春は「朝イチの冷え込んだ空気の中で飲むコーヒー」が最高なので、
そこをゴールに装備を組んでいくイメージで準備してみてください。
夏|虫・暑さ・夕立と静かな時間の取り方
福岡の夏キャンプは、とにかく「暑さと虫との戦い」です。
気象庁のデータでも、福岡の7〜8月は最高気温30℃超が連発、熱帯夜(最低25℃以上)も珍しくありません。
👉 気象庁 福岡 過去の気象データ検索:https://www.data.jma.go.jp/…
なので夏のソロは、「夜も余裕で暑い前提」で作戦を立てるのが大事。
① 虫対策は“重ね技”で
蚊・ブヨ・アブ・蛾……夏の山はとにかく虫が多いです。
僕がいつもやっているのは、こんな感じの重ねがけ:
- 長袖・長ズボン・足首まで覆う靴下:まずは物理ガード。
- ディート or イカリジン配合の虫よけスプレー:肌が出る部分に。
👉 厚生労働省「ディート・イカリジンを含有する虫よけ剤」:公式解説 - 蚊取り線香 or ベープ系:テント入口と足元に。
- インナーメッシュ付きのテント:就寝時の最後の砦。
「虫よけはこれひとつでOK!」みたいな魔法はないので、
4つくらいの対策を組み合わせて“イヤなレベルを下げる”イメージで考えるとラクです。
② 暑さと静けさのバランスをどう取るか
夏はキャンパーが増えるので、夜の静けさという意味では微妙なシーズン。
ただ、平日+山間部+標高が200〜300m以上のサイトを選ぶと、だいぶ快適度が変わります。
僕が夏にやりがちなのは:
- チェックインは遅め(16時〜17時台):一番暑い時間帯を避ける。
- 夕焼け前〜日没後2時間くらいをメイン焚き火タイムにする。
- 22時以降はテントに入ってメッシュ全開+USBファン+耳栓で寝るモード。
タープは高さをしっかり上げて風通し優先。
日陰を作りつつ、風の通り道を塞がない張り方を意識すると、体感温度が全然違います。
夕立リスクもあるので、「タープ先張り → テント」の順で設営して、
雨がきてもとりあえず荷物が濡れない状況を先につくっておくと安心です。
秋|焚き火ベストシーズンと夜の冷え込み
福岡で「ソロ焚き火を一番楽しめる季節は?」と聞かれたら、
僕は迷わず「秋」と答えます。
9月後半〜11月にかけては、
- 日中:Tシャツ+薄手の長袖でちょうどいい
- 夜:焚き火があるとちょうどいい(無いと少し寒い)
という、「焚き火が主役になる温度帯」になるんですよね。
福岡の平地でも11月になると最低気温が10℃を切る日が増えてきて、
山間部のキャンプ場だと5℃前後まで下がる夜も珍しくありません。
なので秋ソロは、
- 3シーズン用シュラフ+インナー(モンベルで言えば#3〜#2あたり)
- スウェット上下+フリース+ダウン or 中綿ジャケット
- ネックウォーマー+ニット帽(これだけで体感が一気に変わる)
くらいの装備を見ておくと安心です。
あと、秋は「日没の速さ」に要注意。
18時前には暗くなり始めるので、
- 16時台にはテント&タープ設営を完了しておく
- 17時くらいから焚き火を始めるイメージで逆算
で動くと、バタバタせずに「夕方〜夜」のゴールデンタイムを楽しめます。
個人的には、秋は“読書キャンプ”にも最高の季節。
湿度が下がって、紙の手触りも気持ちよくなってくるので、
文庫本を1冊カバンに入れていくだけで、焚き火時間の密度がぐっと上がります。
冬|キャンパー数が減る“静けさMAX”シーズンの注意点
福岡の冬キャンプは、ある意味で「静けさのボーナスステージ」です。
気象庁のデータを見ても、福岡市の真冬(12〜2月)の最低気温は0〜5℃あたりが多く、
本州の雪国ほど極端に冷え込むエリアではありません。
その一方で、キャンプ場の利用者が一気に減るので、
人気キャンプ場でも「今日はソロ数組だけ」という夜がゴロゴロあります。
だからこそ、冬は「静かさを買いに行くシーズン」として使ってほしいんですが、
当然リスクもあります。ざっと挙げると:
- 低体温・凍傷のリスク:特に夜間の飲みすぎ+防寒不十分が危ない。
- 路面凍結:山間部のキャンプ場は、朝夕の凍結でスリップしやすい。
- 一酸化炭素中毒:テント内でのストーブ・一酸化炭素チェッカーなし運用は本当に危険。
環境省や消防庁の資料でも、冬季の屋内・テント内での一酸化炭素中毒事故への注意喚起が続いています。
👉 環境省「キャンプ等における一酸化炭素中毒に注意」:公式情報
僕が冬ソロをやるときのマイルールはこんな感じです:
- 「ストーブは前室かタープ下まで。就寝時は完全消火」
- 寝具をケチらない:冬用シュラフ+インナー+エアマット+フォームマットの二重構成。
- 「寒い」と思ったらすぐ動く or すぐ着る:我慢してもロクなことにならない。
服装は、
- ベースレイヤー:メリノウール or 吸湿発熱系インナー
- ミドル:フリース or 厚手スウェット
- アウター:防風性の高いシェル+中綿 or ダウン
の「登山寄りのイメージ」で組むとだいたい失敗しません。
ただ、その代わりに得られるものはデカいです。
- キャンプ場全体のノイズが少ない
- 虫ほぼゼロ
- 空気が澄んで、星も街明かりも一段ときれい
僕は冬キャンプの帰り道によく、
「あれ、なんか脳の中のノイズが一回リセットされたな…」と感じることがあります。
それくらい、静かな冬のソロ焚き火には“頭のデトックス効果”があると思ってます。
冬キャンプデビューするなら、まずは
- 高規格寄りのキャンプ場(管理棟・サニタリーしっかり&車で比較的すぐ街に出られる場所)
- 最低気温が0℃前後の日(いきなりマイナスの日は避ける)
- 風速予報が弱めの日(風があると体感温度が一気に下がる)
あたりを条件に選んでみてください。
福岡の静かなソロキャンプに関するFAQ
Q1.完全な初心者でも、いきなりソロで行って大丈夫?
これは本当に、よく聞かれます。結論から言うと、「条件を絞ればアリ。ただし“いきなり山奥”はナシ」だと僕は思ってます。
僕自身もそうでしたが、最初のソロって、設営よりもメンタルのほうがしんどいんですよね。
「このやり方で合ってるのかな」「夜、本当にちゃんと眠れるかな」って不安が一気に押し寄せてくるので、
1回目から“ガチ山奥+設備ミニマム”は正直おすすめしません。
このページで紹介している中で言うと、
初ソロ候補として推したいのはこのあたりです:
- ABURAYAMA FUKUOKA Campfield(福岡市南区)
・福岡市中心部から車で約30分、アクセス良好。
・スノーピーク運営の高規格キャンプ場で、サニタリー・管理棟・レンタルが充実。
👉 公式:ABURAYAMA FUKUOKA 宿泊案内 - uminomori(糟屋郡宇美町)
・福岡市内から30〜40分。全サイトAC電源付き・水回りきれい。
・基本無人だけど、ルールが細かく整っていて、真面目なキャンパーが多い印象。
👉 公式:uminomori 公式サイト
この2つは「設備がしっかりしていて、トイレも炊事場もきれい」という意味で、
“不安を減らしながらソロの空気だけ味わう”のにちょうどいいです。
逆に、いきなりチャレンジだとハードル高いかな…と思うのは、
- 管理人常駐ではない完全フリーの山奥系
- 若杉楽園キャンプ場のような予約不要・フリーオート・人気夜景スポット系
このあたりは、2〜3回ソロを経験してから行くと、むしろ自由度の高さを楽しめると思います。
僕のおすすめステップは、
- 高規格キャンプ場(ABURAYAMA FUKUOKAなど)でデイキャンプ or 友だちと泊まる
- 同じような設備感のところで「1泊ソロ」をやってみる
- 慣れてきたら、ポーン太の森や岩屋キャンプ場のような“山寄り”にステップアップ
この順番で行くと、「怖さ<楽しさ」になるスピードが一気に早くなるはずです。
Q2.福岡で「女性ひとりキャンプ」により向いているキャンプ場は?
女性ソロの相談もよくもらいます。
僕が「ここなら比較的おすすめしやすい」と感じているポイントは、
- 管理棟がちゃんと機能している(スタッフが常駐 or 近くにいる)
- トイレ・シャワーが明るくてきれい
- サイトの区画がある程度決まっていて、車の出入りがごちゃごちゃしていない
この前提で、この記事のラインナップから選ぶなら、
- ABURAYAMA FUKUOKA Campfield
・スノーピークの直営で、ファミリーも多く、全体的に“まじめな雰囲気”。
・管理棟・売店・レンタルが充実していて、万が一のときに相談しやすい。
👉 公式 宿泊案内 - つづみの里公園 ポーン太の森キャンプ場(東峰村)
・東峰村が公式に管理しているキャンプ場で、サイト構成が分かりやすい。
・炊事棟・水洗トイレ・コインシャワー完備で、夜も比較的安心。
👉 東峰村公式:つづみの里公園 ポーン太の森キャンプ場 - 岩屋キャンプ場(東峰村)
・サイト数が少なく、管理棟「すてら」がしっかりしている。
・岩屋神社や棚田公園も近く、昼間も含めて“人の気配ゼロ”にはなりにくい。
👉 公式:岩屋キャンプ場
逆に、女性ソロで最初からはあまりおすすめしないのが、
- 若杉楽園キャンプ場(人が多く、管理人不在・マナーが日によってブレやすい)
- 完全貸切系(のびのびれっじなど)での「完全ひとり泊まり」
このあたりは、まずは友だちと複数人で様子を見てから、
「ここならソロでも行けるな」と感じたタイミングで一人泊にチャレンジするのがいいと思います。
Q3.焚き火はどこでもできる?直火OKの場所はある?
焚き火好きとしては「どこでも火を起こしたい!」って気持ち、めちゃくちゃ分かります。
ただ現実は、「焚き火OKだけど直火NG」が今の主流です。
たとえば、この記事で紹介したキャンプ場の多くは、公式サイトや自治体の案内で、
- ABURAYAMA FUKUOKA Campfield:焚き火台利用前提。サイトや芝生保護のため直火不可(スノーピーク系キャンプフィールド共通の考え方)。
👉 利用案内内のルール参照 - ポーン太の森キャンプ場:直火禁止。焚き火台と耐熱シート使用が前提。
👉 公式サイト - 岩屋キャンプ場:直火NG。焚き火台必須+灰は指定場所へ。
👉 岩屋キャンプ場 公式 - 若杉楽園キャンプ場:篠栗町の案内で「直火禁止」と明記。
👉 篠栗町公式:若杉楽園キャンプ場
この中で、直火OKに近い遊び方ができるのは、
- プライベートキャンプ場 のびのびれっじ
・なっぷのプラン説明に「焚き火(直火OK)」と明記。
・とはいえ、地面を焦がしまくるのではなく、石でかまどを組むなど配慮は必須。
👉 なっぷ:プライベートキャンプ場 のびのびれっじ
どのキャンプ場でも共通して言えるのは、
- 公式サイト or 自治体ページの「禁止事項」「よくある質問」を必ず読む
- 焚き火台+焚き火シートは“標準装備”として持っておく
- 灰・炭の処理ルール(灰捨て場があるか、完全持ち帰りか)を事前確認する
直火OKの場所でも、次に来る人と地面へのダメージを最小限にする意識は絶対に忘れないでほしいなと思います。
Q4.車なしでも行きやすい静かなキャンプ場は?
車がなくてもキャンプしたい、って相談も多いです。
結論から言うと、「完全に公共交通機関だけ」はまだ選択肢少なめですが、工夫次第でいける場所はあります。
この記事の中だと、候補になるのは:
- ABURAYAMA FUKUOKA Campfield
・福岡市天神・博多から「油山観光道路」方面へのバス+シャトルやタクシーの組み合わせでアクセス可能。
・公式アクセスページでも、公共交通機関と車のルートが紹介されています。
👉 アクセス:ABURAYAMA FUKUOKA アクセス - 若杉楽園キャンプ場(番外編)
・JR篠栗駅からタクシー利用で約20分。
・徒歩はかなりの登りになるので、現実的にはタクシー前提。
👉 篠栗町公式案内:若杉楽園キャンプ場 アクセス
ただ、荷物量+食材+水のことを考えると、
現時点では「最寄り駅 or バス停まで公共交通 → そこからタクシー or 送迎サービス」の組み合わせが現実的です。
僕が車なしでソロをするなら、
- 荷物をバックパック+1コンテナくらいまで削る
- タクシー代を“交通費+安心料”と割り切る
- なるべく管理棟・レンタルが充実しているキャンプ場を選ぶ
…という感じでプランを組みます。
その意味でも、ABURAYAMA FUKUOKAは「車なしソロ」の候補としてかなり優等生ですね。
Q5.冬の福岡ソロキャンプで最低限必要な装備は?
冬ソロは静けさ的には最高ですが、装備を間違えると一気に“修行”になります。
福岡は本州の雪国ほどではないとはいえ、山間部のキャンプ場だと普通に氷点下付近まで冷えます。
僕が「これだけは絶対に外さない」と決めている冬ソロ装備は:
寝具まわり
- 冬用シュラフ(快適温度−5℃前後を目安)
- インナーシュラフ or シュラフカバー
- 断熱性の高いマット2枚(インフレータブル+クローズドセル)
- 枕代わりのスタッフバッグ(中に着替えを詰める)
服装
- ベース:メリノウール or 吸湿発熱系インナー上下
- ミドル:フリース or 厚手スウェット
- アウター:防風性のあるシェル+ダウン or 中綿ジャケット
- 足元:厚手ソックス+サンダルではなく冬対応シューズ
- 小物:ニット帽・ネックウォーマー・手袋
その他
- 湯たんぽ or NALGENEボトル+お湯(タオルで巻いてシュラフの足元へ)
- 一酸化炭素チェッカー(テント内でストーブを絶対に使わない前提でも持っておくと安心)
- 防風性のあるタープ(風を切るだけで体感温度がかなり変わる)
そして何より大事なのは、
「寒いな」と感じたら、すぐ一枚足す or すぐ動くこと。
我慢して焚き火の前で固まっていると、じわじわ体温を持っていかれます。
福岡の冬キャンプは、しっかり備えれば“静けさと星空”ごと貸し切りに近い体験ができるシーズンです。
初冬キャンプは、まずは高規格寄りのキャンプ場+0℃前後の日を狙って、
少しずつ装備と経験を育てていってもらえたらなと思います。
まとめ|福岡の静かなソロキャンプで、心のリセットボタンを押そう
ここまで読んでくれているということは、きっとあなたもどこかで、
「ちょっと一回、全部から距離を取りたいな…」って思っているタイミングなんじゃないかな、と勝手に想像しています。
僕はこれまで、福岡だけでもかなりの数のキャンプ場を回ってきました。
ABURAYAMA FUKUOKAの林間サイトで、仕事終わりに30分で“森モード”に切り替わる夜もあれば、
東峰村のポーン太の森や岩屋キャンプ場で、川音と焚き火だけをBGMに一晩中ボーッとしていた夜もあります。
糟屋の山の中腹にあるuminomoriの小さなサイトで、
「福岡市内からこんなに近いのに、ちゃんと静かじゃん」とニヤニヤしたこともあるし、
柳川の大和ビレッジキャンプ場で「この静けさと広さで500円はさすがにバグ」と、
コーヒーを飲みながら本気でつぶやいたこともあります。
どの夜にも共通していたのは、「焚き火の前に座った瞬間、頭の中のノイズが一段階スッと下がる感じ」です。
今回の記事で紹介したキャンプ場たちは、どれもちゃんと公式情報が公開されていて、
・アクセスも分かりやすい
・ルールや設備も事前に確認できる
という意味で、ソロキャンパーが「安心して静けさを取りに行ける場所」だと感じています。
- 街から30分で森に入れる、高規格寄りの安心感あるソロ候補
└ ABURAYAMA FUKUOKA Campfield 公式 - 山里と川の音に包まれて、“ちゃんと森キャンプ”ができるフィールド
└ つづみの里公園 ポーン太の森キャンプ場 公式 /
岩屋キャンプ場 公式 - 福岡市近郊で「小規模・貸切・静かめ」を狙えるプライベート系
└ プライベートキャンプ場 のびのびれっじ(なっぷ) - 森に囲まれた、小さな“音を捨てる”キャンプ場
└ uminomori 公式 - そして、選び方次第で「天国にもフェス会場にもなる」ポテンシャルモンスター
└ 若杉楽園キャンプ場 公式
どれも「静かに過ごしたい人」がちゃんと事前準備さえすれば、
自分のペースで火と向き合える夜をくれる場所だと、何度も通ってきた僕は思っています。
もちろん、静かな夜はキャンプ場まかせじゃなくて、僕たちの側のマナーや防音テク、
行く曜日・季節の選び方でも変わります。
それでも一度、「今日は誰とも話さなくていい」「スマホもそんなに見なくていい」って夜を、
福岡のどこかの山で作ってみてほしいんです。
焚き火の前に座って、マグカップを片手に、ぼーっと炎を眺めていると、
「あ、あの悩み、いまそこまで深刻じゃないかもな」とか、
「次の休みは、もう少しゆるく生きてみるか」みたいな、本音に近い声がポロっと出てきます。
それって別に、悟りとか大げさな話じゃなくて、
日常のボリュームを一回だけ下げてみる体験なんだと思うんですよね。
福岡には、車で1時間圏内に「静かにソロで焚き火できる場所」がまだまだあります。
せっかくこのページにたどり着いたなら、
どれか1つでいいので、公式サイトを開いて、アクセスを調べて、カレンダーに◯をつけてみてください。
その丸印の日が、あなたにとっての“心のリセットボタンを押した日”になるかもしれません。
もし実際にどこかのキャンプ場に行って、
「こんな静かな夜だったよ」「ここも良かったよ」という感想が出てきたら、
ぜひまたあなたの言葉で誰かに伝えてあげてください。
静かなキャンプ場は、僕たちキャンパーの選び方とマナーで、ちゃんと守っていけるはずだから。
じゃあ次の休みは、どの山の、どのサイトで火を起こそうか。
その計画を立てている時間から、ソロキャンプはもう始まっています。


