初心者からソロまで迷わない!宮崎県キャンプ場|海・山・渓谷の“絶景ランキング”と選び方完全版

キャンプ場

車の窓を開けた瞬間、潮の香りにほんのり薪の記憶が混ざった。
宮崎の海沿いを南へ走るこの道は、アウトドアメーカー時代に全国を飛び回っていた頃から、
僕にとって “心の温度を元に戻してくれる場所” だった。

日が傾き始めた砂浜に車を停め、ギアの配置を無意識に確認する。
300泊を超えるキャンプの中で、僕は「最初の一手」だけは決して雑にしないと決めている。
ペグを打ち込む振動が砂を伝い、身体の奥にじんわり響く——あぁ、宮崎に帰ってきたな、と感じる瞬間だ。

火打ち石こそ使わないけれど、薪が“呼吸を始める”あの瞬間は、
祖父に教わった原始的な野営の感覚を今でも思い出させてくれる。
焚き火の音は、心のざわめきを静かに整え、余計な思考をそっと手放させる。
僕がキャンプを好きでい続ける理由は、いつもそこにある。

宮崎には、海・山・渓谷——キャンパーが恋い焦がれる“火を囲む場所”が驚くほど近くに詰まっている。
波が押し寄せるリズムに合わせて炎が揺れる海キャンプ。
標高差で空気が変わり、星空の密度が急に増す高原キャンプ。
そして、川のせせらぎが夜の静けさに溶ける渓谷キャンプ。

本記事では、アウトドアメーカー勤務時代のフィールドテスト、
取材で訪れた各地のキャンプ場、そしてソロ・ファミリー含めて300泊の経験から、
「宮崎で本当に選ぶべきキャンプ場」を、ロケーション×スタイル別にわかりやすく紹介していく。

次の休みに焚き火を囲むなら——
あなたは宮崎のどの景色の前に座りたい?


  1. エリア別にざっくり把握|宮崎県キャンプエリアの特徴
    1. 北部エリア(日向・延岡・高千穂方面)|海岸線と渓谷を欲張れる“二刀流フィールド”
      1. 北部エリアについて、よく友だちに聞かれること
    2. 中部エリア(宮崎市周辺)|アクセス最強&ファミリーが圧倒的に動きやすいエリア
      1. 中部エリアについて、よく友だちに聞かれる質問
    3. 南部エリア(日南・串間方面)|“旅してる感”が一気に高まる海沿いキャンプロード
      1. 南部エリアについて、友だちによく聞かれる質問
    4. 内陸・高原エリア(高原町・小林市方面など)|“夏でも焚き火が気持ちいい”高原キャンプの聖地
      1. 高原エリアについて、友だちによく聞かれる質問
  2. 失敗しない宮崎県キャンプ場の選び方|初心者・ファミリー・ソロで“快適さ”はまったく変わる
    1. 初心者・ファミリーは「設備」と「アクセス」で決めるのが正解
    2. ソロキャンプは「静けさ × 景観 × 人との距離感」で選ぶ
    3. ロケーション(海・山・渓谷)で選ぶときは“景色以外”を必ず見る
      1. 海沿いキャンプ場のポイント
      2. 山・高原キャンプ場のポイント
      3. 渓谷・川沿いキャンプ場のポイント
  3. 【海が見える】宮崎の絶景オーシャンビューキャンプ場
    1. 朝日と波音で目覚める、ビーチ隣接キャンプ場
    2. ファミリーに安心な、設備しっかりの海キャンプ場
    3. 電源付き・ウッドデッキサイトで“快適オーシャンビュー”
      1. 海キャンプについて、友だちによく聞かれる質問
  4. 【山・高原】標高で涼をとる宮崎県の高原キャンプ場
    1. 高原キャンプの服装と装備の目安(ガチで失敗しないやつ)
    2. 星空を最高に楽しむ高原キャンプのコツ
      1. 高原キャンプについて、友だちにめっちゃ聞かれる質問
  5. 【渓谷・川遊び】水の音に包まれる宮崎の“谷あいキャンプ”は、一度ハマると抜けられない
    1. 川沿いサイトを選ぶときの“ガチ注意ポイント”
    2. 子どもと楽しむ渓谷キャンプの“リアル安全ルール”
      1. 渓谷キャンプについて、友だちによく聞かれる質問
  6. 【スタイル別】宮崎県キャンプ場の選び方と“相性のいいフィールド”が一発でわかるガイド
    1. 初心者&ファミリーは迷わず「設備充実のオートキャンプ場」へ
    2. ソロキャンプ派は「サイト数控えめ+自然感の強い」場所がハマる
    3. オートキャンプ&車中泊派は「車を拠点にできる場所」が最強
      1. スタイル別選びで、よく友だちに聞かれる質問
  7. 手ぶら派・グランピング派にも最高の“宮崎アウトドア体験”が増えてきている
    1. こんな人はグランピングがドンピシャでハマる
      1. 手ぶらキャンプ&グランピングについて、友だちによく聞かれる質問
  8. 宮崎キャンプのベストシーズンと“気候のクセ”を知っておく
    1. 春(3〜5月)|“宮崎らしさ”がいちばん柔らかく出る季節
    2. 夏(6〜9月)|海で遊ぶか、標高で涼を取るかの二択
    3. 秋(10〜11月)|焚き火×星空の“ベスト・オブ・ベスト”シーズン
    4. 冬(12〜2月)|ギアさえ揃えれば“静寂のキャンプ”ができる季節
  9. 宮崎キャンプで絶対に守りたいマナーと“予約のリアル”
    1. 焚き火・ゴミ・音量|宮崎は自然が近い分「気配り」が結果に出る
    2. 人気キャンプ場の予約のコツ|宮崎は本当に埋まるのが早い
  10. 宮崎キャンプを120%快適にする、僕が本気で持っていくアイテム
    1. まずは「必須」。持ってるだけで安心度が爆上がりするもの
    2. あると“宮崎らしさ”を最高に味わえる+αギア
    3. 持ち物について、友だちからよく相談される質問
  11. 1泊2日で楽しむ宮崎キャンプ旅モデルプラン
    1. モデルプランA:宮崎市発・海キャンプ+王道観光コース
    2. モデルプランB:高原・渓谷キャンプで“涼”を味わうコース
    3. 宮崎キャンプ旅モデルプランについて、友だちによく聞かれる質問
  12. まとめ|次の休み、どの焚き火の前に座りたい?
  13. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 宮崎県でキャンプ初心者におすすめのエリアは?
    2. Q2. 海沿いのキャンプ場は風が強いと聞きます。大丈夫ですか?
    3. Q3. 子ども連れでも安心して泊まれるキャンプ場の条件は?
    4. Q4. 真夏に涼しくキャンプをしたい場合、どのあたりがおすすめ?
    5. Q5. 宮崎県のキャンプ場は冬も営業していますか?
  14. 宮崎&九州キャンプ好きにおすすめの関連記事
  15. 情報ソース・参考リンク

エリア別にざっくり把握|宮崎県キャンプエリアの特徴

まずは、宮崎をざっくりエリアで分けてイメージしておこう。

北部エリア(日向・延岡・高千穂方面)|海岸線と渓谷を欲張れる“二刀流フィールド”

北部エリアは、正直ちょっとズルいです。
日向〜延岡の海沿いでは、とんでもなく気持ちいいロングビーチ系キャンプができるのに、
そこから車で少し山に入るだけで、今度は渓谷キャンプモードに一気にスイッチできる。
海と山と川、その全部を1泊2日でハシゴできちゃう“二刀流フィールド”なんですよ。

たとえば日向市側だと、設備しっかりめでファミリーにも安心なのが
日向サンパーク オートキャンプ場
ログテントやコテージもあって、トイレ・風呂・キッチン・寝具まで生活に必要なものが一式そろっているので、
「テント泊ちょっと不安…」ってファミリーでも、海のそばでいきなりキャンプデビューできます。

そこから山側に2〜3km入ると、ガラッと雰囲気が変わるのが
石並川キャンプ場
川のせせらぎをBGMにできる川沿いサイトで、炊飯棟・コインシャワー・障がい者用トイレまできっちり整備されているタイプ。
しかも車で5分の場所にコンビニがあって、管理棟ではアイスや飲み物、炭やテント・BBQセットのレンタルまであるから、
「川キャンプやってみたいけど不便すぎるのはちょっと…」という人にはちょうどいいバランスなんですよね。

延岡側まで北上すると、今度は“海遊び全部乗せ”みたいなエリアが待ってます。
抜群の透明度の海水浴場に、オートキャンプ場やケビン、ファミリー向けの遊具・水族館までセットになった
須美江家族旅行村や、
下阿蘇ビーチの白い砂浜と松林の中でケビン泊や常設テントが楽しめる
浜木綿村なんかが代表格。
「子どもは一日中海で遊んで、夜はケビンでぐっすり」みたいな王道ファミリーキャンプができます。

で、北部が本領発揮するのはここから。
延岡〜高千穂方面へ内陸に入ると、景色が一気に“神話の国モード”になるんですよ。
高千穂峡や高千穂神社エリアにアクセスしやすい位置にあるのが
オートキャンプ場 in 高千穂
RV専用サイトやフリーサイト、炊事場、バンガローまでそろっていて、
観光+キャンプのベースキャンプとしてはかなり使い勝手がいいです。

さらに“渓谷ど真ん中感”を味わいたいなら、僕が北部で真っ先に名前を出したくなるのが
日之影キャンプ村
日之影川を横目にバンガロー10棟とテントサイトが並んでいて、川遊び・川釣り・森林セラピー的な過ごし方まで楽しめる場所です。
バンガローはキッチン・バス・トイレ付き、キャンプサイトは温水シャワー・共有トイレ完備なので、
「渓谷キャンプデビューをここでやる」のは、かなりアリな選択だと思っています。

まとめると、北部エリアはこんな感じです。

・日向〜延岡の海沿い:透明度高いビーチ&設備充実のファミリー向けオートキャンプが多い
・日向の山側:石並川のような“川のせせらぎキャンプ”が楽しめる穴場系フィールド
・高千穂・日之影:観光とセットで楽しめる“神話の国×渓谷キャンプ”ゾーン

「海も渓谷もどっちも捨てがたい…」ってタイプのキャンパーほど、北部は刺さるはずです。

北部エリアについて、よく友だちに聞かれること

Q. 北部エリア、最初の1回目ならどこを拠点にするのがおすすめ?

僕が友だちにまず勧めるのは、
「子連れなら 須美江家族旅行村浜木綿村
カップルや大人だけなら オートキャンプ場 in 高千穂 or 日之影キャンプ村」って分け方ですね。
「海遊び全振り」か「観光&渓谷の静けさ」か、どっちをメインにしたいかで決めると失敗しにくいです。

Q. 渓谷キャンプって初心者にはハードル高くない?

自然の迫力はたしかに強いけど、北部の場合は設備の整ったキャンプ場が多いので、
日之影キャンプ村みたいにバンガロー+温水シャワー+トイレ完備で、
「寝るのはほぼ山のコテージだけど、外ではちゃんと焚き火と川遊び」みたいなハイブリッドも全然アリです。
いきなり完全ワイルドに振り切らなくてOK。段階的に自然に近づいていけば大丈夫。

Q. 北部は何泊あれば楽しみきれる?

理想は2泊3日。
1日目に海キャンプ、2日目に渓谷キャンプ、3日目にのんびり帰るって動き方ができるから。
でも現実的には1泊2日の人が多いので、その場合は「海のキャンプ場に泊まって、
帰りに高千穂峡や日之影に寄ってくる」って逆パターンもかなりおすすめです。
どっちにせよ、「海と渓谷をどう組み合わせるか」を考えるだけで、北部の旅はだいぶワクワクしますよ。

中部エリア(宮崎市周辺)|アクセス最強&ファミリーが圧倒的に動きやすいエリア

中部エリアは、本当に使い勝手がいい。
僕も取材や家族キャンプで一番お世話になっている場所で、
何なら「宮崎キャンプ初めてだけど、どこ行けばいい?」って聞かれたら、
8割このエリアを推しています。

まず分かりやすく言うと、“キャンプと観光のハイブリッドが圧倒的にやりやすい”
たとえば宮崎の超定番スポット「青島神社」のある青島エリア。
ビーチ・海岸線・観光地がギュッとまとまっているのが魅力で、
キャンプ場から車で10〜15分の距離に観光名所が並んでるんですよ。

代表的なのが、海沿いのロケーションが最高な
宮崎白浜キャンプ場
海までは徒歩数十秒。なのに設備はしっかりしていて、
コテージ・オートサイト・電源サイト・温水シャワーと、ファミリーに必要なものは全部そろってます。
僕が前に行ったときは、夕方に BBQ 匂いが海風に混ざってきて、
「あぁ、ここは子連れでも大人でも楽しめる“宮崎の休日”が詰まってるな」と思いました。

もう1つ、宮崎市街地からのアクセスの良さで外せないのが、
みやざき市民の森 キャンプ場
ここは自然公園のような広い森の中にあって、
サイトも広いし、トイレも清潔で、駐車場からの距離もそこまで遠くない。
市街地から15〜20分で着くから、「半日観光 → 夕方チェックイン → 軽く焚き火」が最高にやりやすいんですよ。

そして何より、中部エリアの圧倒的な強みはこれ。
スーパー・温泉・飲食店・観光地、全部が近い。
キャンプで“何か忘れたとき”に、ここ以上に助かる場所はない。
宮崎市内は大型スーパーも多く、周辺には温泉施設もあって、
「夜焚き火 → 朝イチで温泉 → 帰りに宮崎牛ランチ」なんて動き方もできる。

僕自身、取材で県内を回るときに一度中部に拠点を置くことが多いんですが、
正直ここは“旅の自由度”が段違いなんですよね。
キャンプに振り切ってもいいし、半観光に振ってもいい。
キャンプの経験値が高くても低くても、誰でも楽しみ方を作れるエリアというか。

「子ども連れていくならどこが安心?」と聞かれたら、まず中部を推します。
「宮崎観光もセットで回りたいけど、キャンプもしたい」って人にも中部。
とにかく選択肢の幅が広いんです。


中部エリアについて、よく友だちに聞かれる質問

Q. 子ども連れの“初キャンプ”なら、どこが一番ラク?

僕なら迷わず 宮崎白浜キャンプ場
海も近いし、設備も整ってるし、
「テント泊ちょっと不安…」って人はコテージにすれば一気にハードル下がります。
何より管理人さんの対応が丁寧で、初心者に優しいのがポイント。

Q. 中部って便利って聞くけど、実際なにが便利?

とにかく生活インフラが近い
スーパーは市街地に豊富、周辺温泉も多いし、観光地は青島・シーガイアがすぐ。
たとえば「氷忘れた!」「炭が足りない!」ってなったときも、
10分〜15分で調達できちゃいます。
実際、僕も“忘れ物救済率”は圧倒的に中部が高い。

Q. 観光とキャンプ、両立できる?

めちゃできます。
朝いちで 青島神社 に寄って、昼過ぎに市街で買い出しして、
夕方に白浜キャンプ場にチェックイン…なんて動き方も普通に可能。
中部は“観光とキャンプを両立する導線が自然にできてる”エリアなんです。

南部エリア(日南・串間方面)|“旅してる感”が一気に高まる海沿いキャンプロード

正直、南部エリアはドライブしてる時点で勝ちです。
日南海岸線を走るあの感覚、知ってます?
海の青さがいきなり濃くなって、道の先がずっと南国色になるあの感じ。
僕は県内を回るたびに「やっぱここは特別だな…」って毎回思います。

海沿いに寄り添うようにキャンプ場がポンポン並んでいて、
ほんとに“車を停めて、波を見ながらテントを張る”ができるんですよ。
これ、全国回ってる僕でも毎回テンション上がる瞬間です。

たとえば、日南海岸の絶景ポイント・堀切峠のすぐ近くには
道の駅 フェニックス(公式)があって、
ここで一度休憩して海を眺めてからキャンプ場へ向かうと、
もう旅のムードが完全に仕上がってるんですよね。

キャンプ場として僕が南部でよく名前を出すのが、
鵜戸神宮・サンメッセ日南など観光地も近くて使い勝手のいい
子漏岬(ころもみさき)キャンプ場
海をしっかり眺めながら張れるサイトもあって、夕方の潮風がめちゃくちゃ気持ちいい。
設備もしっかりしていて、ファミリーもカップルもバイク旅の人もみんな使いやすいバランス型です。

もっと“旅感”を前面に出したいなら、串間の
都井岬キャンプ場(※串間市公式案内)。
僕が初めてここでテント設営した時、野生馬の存在感に圧倒されました。
すぐ近くを馬が普通に歩いていく光景って、もう日本じゃなくて海外の雰囲気。
ここまで非日常感の強いキャンプ場って宮崎の中でもかなりレアです。

南部エリアは、バイクキャンパーにもめちゃくちゃ人気があります。
海沿いの道がずっと開けてるし、停めて景色見るだけでツーリングの満足度が爆上がり。
「1泊だけでも“旅の思い出”レベルの濃さが欲しい」って人には、もうドンピシャなエリアです。

ざっくりまとめると、南部はこんなイメージ。

・日南海岸線の絶景ドライブがそもそも最高
・海沿いのキャンプ場が多く、景色の当たり率が高い
・観光名所(鵜戸神宮・サンメッセ日南)が近く、旅とセットにしやすい
・串間方面は“野生馬×海”のレアロケーションで非日常感がすごい


南部エリアについて、友だちによく聞かれる質問

Q. 海沿いって風強くない?テント飛ばされない?

たしかに風は出ます。でも南部のキャンプ場は海風を前提に作られてるので、
しっかりペグダウンすれば問題ないです。
僕は鍛造ペグ+ガイロープ追加だけで全然安心して寝られました。
どうしても心配なら、風の影響を受けにくい林に寄った区画を選ぶのもアリ。

Q. カップルで行くならどこ?雰囲気重視で。

旅感出るのは断然 子漏岬キャンプ場
夕焼けの感じ、風の通り方、サイトから見える海の抜け感…。
僕が行った時もカップル率高めでした。
“写真撮りたい気持ち”を自然にくすぐってくれる場所です。

Q. バイクで行くならどのあたりが楽しい?

これはもう日南海岸線一択。
特に堀切峠〜鵜戸神宮〜都井岬までの流れは、僕が知る九州の海沿いルートでもトップクラス。
海を横目に走って、夕方に都井岬でテント張ると、
「今日めっちゃ走ったな…最高」って気持ちに自然になります。

内陸・高原エリア(高原町・小林市方面など)|“夏でも焚き火が気持ちいい”高原キャンプの聖地

内陸・高原エリアは、僕の中で「夏の救世主」みたいな存在です。
宮崎市や日南で汗だくになった日でも、高原方面に車で30〜40分走るだけで、
体感温度が一気に3〜5℃くらい下がるんですよ。
霧島連山を望む景色が見えてきた瞬間、「あ、空気変わったな」って分かります。

特に標高700m前後のキャンプ場は、
日中:木陰に入れば風がサラッと涼しい
夜:Tシャツ1枚じゃ少し寒いくらい

という“避暑キャンプの理想パターン”がほぼ確定で味わえる。
僕は真夏でも焚き火がしたいタイプなので、
毎年このエリアにはかなりお世話になってます。

代表格が、高原(たかはる)町にある
皇子原公園キャンプ場(公式:高原町観光協会)
標高があるから夏でも空気が軽いし、サイトの風通しがかなりいい。
僕が前に行ったときは、昼間の直射日光がきついかなと思ったけど、
木立が風をうまく通して、地面の温度がそこまで上がらなかったのが印象的。
小さな子ども連れでも過ごしやすい環境です。

小林市側でよく名前が上がるのは、
霧島連山をど真ん中で味わえるロケーションが魅力の
えびの高原キャンプ村(小林市公式観光サイト)
ここ、本当にすごいです。
朝の空気がキリッと冷えてて、夏でも「息が白くなりそう…」って錯覚したくらい。
テントの外に出た瞬間に深呼吸したくなる“高原キャンプらしさ”が詰まっています。

さらに、避暑だけじゃなくて眺望の強さも特徴。
内陸・高原エリアは、海沿いとは違う“雄大な山のスケール感”があって、
空の広さが実際に1.3倍くらいに感じるんですよ。
夕方のオレンジ色と霧島連山のシルエットの相性は最強。
写真好きの人には絶対刺さるスポットです。

ざっくりまとめると、高原エリアはこんな魅力があります。

・標高700m前後で、真夏でも涼しい
・“焚き火が気持ちいい夜”がほぼ確定
・霧島連山の景色が圧倒的
・避暑+自然の迫力で、初心者〜上級者みんなが楽しめる


高原エリアについて、友だちによく聞かれる質問

Q. 真夏でも本当に涼しいの?テントで寝られる?

余裕で寝られます。
8月の夜でも、場所によっては20〜22℃くらいまで下がることもある。
僕は薄手のダウンを着た日もあるくらい。
「暑くて寝苦しい」は、高原エリアではほぼ起きません。

Q. 高原キャンプって天候が心配。突然寒くなったりする?

風が出ると一気に冷えることはあります。
特にえびの高原周辺は夜の冷え込みが強いので、
僕は必ずフリース1枚+ウインドシェルを持っていきます。
これだけで温度調整は完璧。
天候の変化はあるけど、準備していれば全然怖くないです。

Q. 高原エリアって虫はどう?多い?

海沿いよりは少ないです。
気温が低いから虫の活動も少し控えめ。
とはいえ森林エリアはもちろんゼロじゃないので、
僕はいつも蚊取り線香+ハッカ系スプレーをセットで使ってます。

失敗しない宮崎県キャンプ場の選び方|初心者・ファミリー・ソロで“快適さ”はまったく変わる

初心者・ファミリーは「設備」と「アクセス」で決めるのが正解

僕が友だちにキャンプ相談を受けたとき、初心者や子連れならまずこう言います。
「宮崎はロケーションが良すぎるから、景色だけで選ぶのはちょっと危険だよ」と。
初心者ほど大切なのは“快適性”と“動きやすさ”。
ここを外すと、せっかくの初キャンプが消耗戦になります。

チェックすべき基本はこの5つ。

  • 水洗トイレかどうか(洋式かどうかも重要)
  • 炊事棟の数・清潔さ・照明
  • シャワー or 風呂がある、または近くの温泉が近い
  • 電源サイトの有無(夏=扇風機/冬=電気毛布が使える)
  • 車の横付けができる“オートキャンプ場”かどうか

僕が実際にファミリーに推しやすいのは、
海沿いなのに設備が整った 宮崎白浜キャンプ場 や、
温泉&スーパーが近くて動きやすい 日向サンパーク オートキャンプ場

特に海沿いは日差し&風という“二大ハードル”があるので、
ウッドデッキや区画サイトがあるキャンプ場は設営が本当に楽。
風が横から入ってもタープが安定するし、地面の硬さに苦労しない。

僕自身、子連れ取材のときは「洗い場が遠い」「トイレが暗い」だけで疲労が3倍になるので、
初心者・ファミリーは迷わず“設備優先”を推します。

ソロキャンプは「静けさ × 景観 × 人との距離感」で選ぶ

ソロで宮崎を巡るキャンプ旅なら、
僕が徹底して意識しているのが静けさと景色の両立

ソロで失敗しない条件はこんな感じ。

  • サイト数が多すぎない(収容人数が少なめのところ)
  • 林間の落ち着くサイト or 視界が抜けた高原サイト
  • 外灯が控えめで、焚き火の明かりがきれいに見える環境

海沿いの大型キャンプ場は、連休だと賑やかすぎる日もあるので、
僕は静かに過ごしたい日は 日之影キャンプ村 のような渓谷系や、
高原の端っこサイトがある場所を選ぶことが多いです。

平日キャンプは特に最高。
焚き火のパチパチだけが聞こえる時間って、ほんとに贅沢。
宮崎は観光県だからこそ、ソロの“静けさ”が刺さるサイトが意外と多いんですよ。

ロケーション(海・山・渓谷)で選ぶときは“景色以外”を必ず見る

宮崎のキャンプ場は景色が強すぎて、つい「海!山!渓谷!」だけで決めがちだけど、
実はロケーションごとに“性格”がはっきり違う。
ここを把握してるだけで快適度が大きく変わります。

海沿いキャンプ場のポイント

  • 風が強い日があるので、風向きチェックは必須
  • タープやシェルターの固定をしっかり(鍛造ペグ推奨)
  • 日差しがかなり強い→影の作り方を意識
  • 塩害でギアが錆びやすい→帰宅後のメンテ必須

僕は海沿いの取材が多いけど、「ペグが効かない砂地」「突風」などの洗礼は普通にある。
ただし、それを上回る夕暮れの海風の気持ちよさがあるので、準備さえすれば最高のロケーションになります。

山・高原キャンプ場のポイント

  • 昼夜の寒暖差が大きい(夏でも薄手ダウンが活躍)
  • 風が冷たい→防風ジャケットがあると安心
  • 星を見るなら新月〜三日月がベストタイミング

とくにえびの高原周辺は、
夏でも夜は「半袖では無理」ってくらい冷えることがあります。
僕はいつもウインドシェル+フリースをセットで持っていきます。

渓谷・川沿いキャンプ場のポイント

  • 増水リスクを必ず天気情報とセットで確認
  • 水辺特有の虫(ブヨ・蚊)→長袖×虫除け必須
  • 朝晩冷え込みやすい→ブランケットがあると快適

渓谷は静かで好きなんですが、雨の翌日の増水は読みにくい。
日之影キャンプ村 みたいに整備が行き届いた場所なら安心度も高いです。

ロケーションの特徴さえ押さえておけば、
「何をしたいか」より「どんな時間を過ごしたいか」で選ぶのが本当に失敗しないコツ。
宮崎はロケーションの振り幅が広いからこそ、
自分の“理想の時間”に合わせた選び方ができます。

【海が見える】宮崎の絶景オーシャンビューキャンプ場

宮崎のキャンプといえば、やっぱりです。
何十回行っても、海沿いで焚き火をしているときの「これこれ、この感じ…!」っていう高揚感はなくならない。
炎の向こうで波が静かに砕けて、潮の匂いがふっと混ざるだけで、
僕は毎回“日常のスイッチ”が一気にオフになります。

ここでは、僕が実際に通っているタイプ別の「海が見えるキャンプ場の楽しみ方」を紹介します。
どの場所も季節で雰囲気がガラッと変わるので、
気になった人は必ず公式サイトで最新情報をチェックしてみてください。

朝日と波音で目覚める、ビーチ隣接キャンプ場

個人的に“宮崎らしさ100点”なのが、砂浜まで徒歩数十秒のビーチ隣接タイプ。
実際、波の音が近すぎて、初めて行く人は「家のサウンドバーより迫力あるやん…」って驚くレベルです。

朝、まだ薄暗い時間にテントのファスナーを開けると、
光がゆっくり海を染めていくのが見える。
これ、本当に反則級です。
そんな空気の中で淹れる一杯目のコーヒーは、
“今日、もう仕事全部頑張った後みたいな達成感”をくれる。

ビーチ系でアクセスしやすいのは、
青島近くの 宮崎白浜キャンプ場 や、
北部の 須美江家族旅行村
どちらも海が近すぎて、夕方の潮風がタープの中まで入ってくるのが最高に気持ちいいんですよ。

ファミリーに安心な、設備しっかりの海キャンプ場

子どもと海キャンプに行くときは、
僕は絶対に「シャワー・水洗トイレ・炊事棟」の三点セットを確認します。
海遊びした子って、だいたい全身砂だらけ+海水べったりですからね。
親としては、シャワーが近くにあるかどうかは死ぬほど大事。

設備充実系なら、
日向サンパーク オートキャンプ場 みたいに、
“海のそば・設備厚め・ファミリー安心”の三拍子がそろってる場所が本当に使いやすい。

レンタルの充実度もすごくて、テント・タープ・BBQコンロまで借りられるから、
「遊びメイン。宿泊は手軽に楽しみたい」というときは最適解です。
僕も取材で荷物を減らしたい時は、このタイプのキャンプ場をよく選びます。

電源付き・ウッドデッキサイトで“快適オーシャンビュー”

海沿いは本当に気持ちいいんだけど、
直射日光・海風・砂地 という3つの難所があるのも事実。
だからこそ、電源サイトやウッドデッキのあるキャンプ場は初心者の味方なんです。

電源があると扇風機も使えるし、冬は電気毛布もいける。
ウッドデッキはペグが効かない砂地問題を一撃で解決してくれる。
設営が苦手な人ほど“快適重視の海キャンプ場”を選ぶと、
海キャンプの魅力だけをちゃんと楽しめます。

「初めての海キャンプだけど、どうしても海を見ながら焚き火がしたい」
という人には、この設備厚めタイプが最強。
僕も初めて海キャンプに行く友人には、必ずこのタイプから勧めています。


海キャンプについて、友だちによく聞かれる質問

Q. 海沿いってタープ飛ばされない?風やばいよね?

宮崎は普通に風強い日あります。
でも、鍛造ペグ+ガイロープをしっかり取っておけば問題なし。
砂地なら長めのサンドペグを使うと安定します。
僕は何度も台風前後に海沿い取材したけど、しっかり固定すれば飛んだことは一度もないです。

Q. 設備が整ってる海キャンプ場ってどこ?

バランスが良いのは
宮崎白浜キャンプ場
日向サンパーク
シャワー・トイレ・売店・レンタルまで揃ってて、
「海遊び全開+快適キャンプ」がしやすい。

Q. 海キャンプって荷物多くなる?

砂対策・日差し対策で多少は増えますが、
逆に“海キャンプ向けのレンタルがある場所”を選べばかなり軽くできます。
僕は水遊びの日はクーラーボックスとタープを軽量モデルに変えて、
荷物を最小限にしてます。

【山・高原】標高で涼をとる宮崎県の高原キャンプ場

真夏の宮崎平野、日中30℃越えなんて当たり前。
「焚き火したいのに暑すぎて無理…」って日も多いんですが、そんな時に頼りになるのが高原エリアです。
標高が100m上がるごとに気温が約0.6℃下がるので、
標高700m前後の高原サイトに上がるだけで、体感がガラッと変わる。
エアコンいらずの天然クーラー。これは本当に侮れません。

僕は真夏こそ高原に逃げるタイプなんですが、
日中は木陰でランチが気持ちよすぎるし、
夕方になると「え、長袖こんなに必要だっけ?」ってくらい空気が冷えてきます。
夜はしっかり焚き火が楽しめる。
「夏なのに火が心地いい」って、キャンパーとしてはご褒美みたいな時間なんですよ。

高原キャンプの服装と装備の目安(ガチで失敗しないやつ)

僕が何度も現地で痛い思いをして身につけた、リアルな装備基準です。

  • 夏でも薄手のフリース or パーカー or ウインドブレーカーは必須
  • 長ズボン+厚手ソックス(虫+朝晩の冷え対策)
  • 春・秋はインナーダウン・ニット帽があると快適度爆上がり
  • 寝袋は平地よりワンランク暖かいモデルを選ぶ

高原の夜はマジで「昼とのギャップ」が凄い。
昼に汗だくでも、夜は焚き火前で「寒っ」と声が漏れるほど冷えることもある。
ちょっと厚着すぎるくらいがちょうどいいです。
これは僕が えびの高原キャンプ村(小林市公式) で震えながら学んだ教訓です…。

星空を最高に楽しむ高原キャンプのコツ

  • 月齢チェック(新月〜三日月)で星の出方が段違い
  • ランタンは電球色・弱モード・最低限
  • 星を見るときは焚き火の灯りから5〜10m離れると一気に暗くなる
  • レジャーシート or リクライニングチェアで長時間でも首が楽

高原の夜、ランタンを全部落とした瞬間に
「空が開く」んですよ。
これは何回味わっても鳥肌モノ。
焚き火のパチパチだけが現実に繋いでくれる感じで、
僕は毎回その瞬間のために高原に来てると言ってもいいくらい好きです。

とくに、標高が高い 皇子原公園キャンプ場(高原町観光協会公式)
霧島連山を一望できる えびの高原キャンプ村 は、
空の抜け感が本当にすごい。
ここで星を見ちゃうと、平地のキャンプに戻れなくなります。


高原キャンプについて、友だちにめっちゃ聞かれる質問

Q. 真夏でも寒いの?夜、半袖じゃキツい?

全然キツい。むしろ半袖だと普通に寒い日がある。
8月で夜20〜22℃まで落ちることもあるので、
僕は薄手ダウンを持っていった日もあります。
「暑苦しい夜から解放されたい人」には天国。

Q. 高原って天気が変わりやすいって本当?

本当。とくに霧島連山近くは風が動くと一気に冷える。
僕はウインドシェル+フリースを常にセットで持ってます。
これだけで突然の冷え込みはほぼ対応できます。

Q. 虫は多い?渓谷ほどじゃない?

海沿いよりは少ないけどゼロじゃない。
気温が低いから活動は控えめだけど、
僕は毎回蚊取り線香+ハッカスプレーを使ってます。
高原は湿気が少なくて過ごしやすいから、虫に過敏な人にも向いてるよ。

【渓谷・川遊び】水の音に包まれる宮崎の“谷あいキャンプ”は、一度ハマると抜けられない

川のそばのキャンプって、海とも高原ともまったく違う世界なんですよ。
テント前に椅子を置いた瞬間、まず聞こえるのが川の流れの一定のリズム
あれが本当にクセになる。
僕も全国でキャンプしてきたけど、宮崎の渓谷は“包まれるような静けさ”があるんです。

宮崎北部〜西部の山間エリアには、
川沿いにテントサイトが広がるキャンプ場が多くて、
日之影キャンプ村(公式) のように
清流と森のど真ん中で寝泊まりできる場所もあります。
朝から夕方まで、川遊び・釣り・森林散策…気づいたらもう1日終わってる。
渓谷は時間の流れが本当にゆっくりなんですよ。

川沿いサイトを選ぶときの“ガチ注意ポイント”

渓谷キャンプは気持ちよさも迫力も最高なんですが、
海や高原より天候の影響をダイレクトに受けるのが特徴。
これは初心者ほど見落としがちなので、絶対に押さえてほしい。

  • 天気予報+「上流の」降水量を確認(ここ重要)
  • 増水時の退避経路や立ち入り禁止エリアを事前に把握する
  • サイトは川面より少し高い位置を選ぶ
  • 子どもが遊ぶエリアは必ず大人が視界に入れる

僕自身、取材で川沿いにいたとき、
「上流の雨で水位が一気に上がる」という状況を何度か経験してます。
見た目が穏やかでも油断すると危ない。
だからこそ、判断ができる大人と一緒に楽しむのが渓谷キャンプの鉄則です。

子どもと楽しむ渓谷キャンプの“リアル安全ルール”

ここは僕が家族キャンプで絶対に守っているポイント。

  • ライフジャケットはマスト(浅瀬でも流れは侮れない)
  • 滑りやすい岩対策でウォーターシューズを履かせる
  • 水温が低いと一気に体力を奪われるので、休憩をこまめに
  • 大人ひとりは“見守り専門”に回る(スマホで写真ばかり撮らない)

川遊びは子どもにとって最高の“自然教室”。
水の冷たさ、石の重さ、流れの強さを肌で覚える体験は、
ほんとに一生ものになる。
だからこそ、大人が環境を整えてあげるのがすごく大事なんです。

焚き火の横で、子どもが拾った石や葉っぱを並べて見せてくれる――
渓谷キャンプの昼下がりって、ああいう瞬間が一番尊い。
あの風景のためだけに、僕は何度も渓谷に通います。


渓谷キャンプについて、友だちによく聞かれる質問

Q. 渓谷キャンプって、やっぱり危ない?初心者でも行ける?

危ない“時もある”。でもちゃんと選べば大丈夫。
日之影キャンプ村のように管理が行き届いた場所なら、
初心者でも安心して楽しめます。
「上流の雨量チェック」だけは必ず忘れずに。

Q. 子どもと遊ばせるなら、どんな深さが安全?

これは絶対に「深さ」だけで判断しないでほしい。
流れの強さ・足場の滑りやすさ・水温…全部セットで見る必要がある。
浅くても滑る場所は危険だし、深くても流れが穏やかなら安全な場合もある。
結局は大人が近くで見てることが最重要。

Q. 渓谷キャンプのおすすめシーズンは?

ベストは6月梅雨明け〜9月頭。
ただし夏は人が多いので、僕は“9月後半の少し涼しくなった頃”が好き。
川の透明度が上がって景色がめちゃくちゃキレイです。

【スタイル別】宮崎県キャンプ場の選び方と“相性のいいフィールド”が一発でわかるガイド

キャンプ場選びって、実は「どこへ行くか」より「どう過ごしたいか」のほうが大事なんです。
同じキャンプ場でも、ファミリーとソロでは“良さ”がまったく違う。
だから僕が友だちにアドバイスするときは、いつも最初に
「誰と? 何をしたい? どんな気分で過ごしたい?」
を聞くところから始まります。

ここでは6年間の宮崎取材+300泊キャンプ経験をもとに、
スタイル別にハマりやすいキャンプ場の傾向を出していきます。
これを知っておくだけで、キャンプ場選びが一気にラクになるはずです。


初心者&ファミリーは迷わず「設備充実のオートキャンプ場」へ

初心者や子連れのとき、僕がまず口にするのはこれです。
「景色より設備。まずはストレスが少ない場所から行こう」
キャンプの失敗って、実は“自然じゃなくて設備不足”が原因のことが多いんですよ。

ファミリーが快適に過ごすための基準はこれ。

  • 洋式水洗トイレ(ここ重要)
  • 屋根付き炊事棟・明るい照明
  • 温水シャワー or 近くに温泉あり
  • AC電源付きサイト(夏の扇風機・冬の電気毛布に必須)
  • 売店・レンタルが豊富

たとえば設備の安心感なら、

・海も設備も強い 宮崎白浜キャンプ場
・公園+温泉+遊び場が1セットになってる 日向サンパーク
辺りは、僕も子連れ取材で何度も助けられている鉄板スポットです。

とくに子どもは疲れてくると“行動スピードが0か100”になりがちなので、
洗い場・トイレ・駐車場が近いだけで、親の疲労は3割減になります。
初心者・ファミリーは「家より不便すぎない場所」から始めると成功率が一気に上がる。


ソロキャンプ派は「サイト数控えめ+自然感の強い」場所がハマる

ソロで宮崎を旅するなら、僕が絶対に意識しているのは
「静けさ × 景観 × 人との距離感」です。
とくに連休中の大型オートサイトはファミリーでにぎやかになりやすいので、
自分の世界に没入したいソロには少し合わない日もあります。

ソロ向き条件はこんな感じ。

  • サイト数が少なめ&区画が広い
  • 林間・渓谷・高原の“自然に包まれる系”ロケーション
  • 外灯が少なく、焚き火の光がちゃんと見える

雰囲気重視のソロなら
・川音に包まれる 日之影キャンプ村
・高原の静けさを味わえる えびの高原エリア
このあたりは本当にハマると思います。

平日キャンプができる人はさらに無双です。
「水曜の夜、宮崎の高原で焚き火してたわ」っていうあの特別感、
ソロキャンパーなら一度は味わってほしい。


オートキャンプ&車中泊派は「車を拠点にできる場所」が最強

宮崎はドライブが気持ちいいので、
“車旅+キャンプ”のハイブリッドスタイルと相性が抜群です。
テントを広げず、車中泊しながら旅する人も本当に多い。

車中泊・オートキャンプ派が見るべきポイントはこれ。

  • 車の横付けOKの“本物のオートサイト”か
  • 区画が広めで、タープ+車+テントがゆったり収まるか
  • AC電源付きならポータブル冷蔵庫や電気毛布が安心

車中泊メインなら、
「車中泊OK」「RVサイトあり」と明記しているキャンプ場を必ず選んでください。
普通の駐車場での車中泊は禁止の場所も多いので、
公式サイトでの事前チェックはマナーでもあり、トラブル防止にもなります。


スタイル別選びで、よく友だちに聞かれる質問

Q. 初心者だけど、景色重視で選んだらダメ?

ダメではないけど、“景色だけ”で選ぶと高確率で疲れます。
海沿いは風も日差しも強いし、渓谷は増水リスクもある。
初回は設備重視の場所で成功体験を作るのが本当に大事。

Q. ソロに最強の宮崎キャンプ場ってどこ?

僕が本気で推すのは
日之影キャンプ村(静けさ×自然×アクセスのバランス最強)
と、えびの高原の静かな高原サイト。
夜の静けさが段違いです。

Q. 車中泊で宮崎キャンプって、実際どう?

めちゃくちゃ相性いい。
海沿い・山・高原がすぐ切り替わるから、移動がそもそも楽しい。
ただし、必ず「車中泊OK」のキャンプ場にすること。
これは本気で大事。

手ぶら派・グランピング派にも最高の“宮崎アウトドア体験”が増えてきている

「ギアは持ってないけど、宮崎の自然の中で一泊してみたい」
「まずは焚き火と星空の“おいしいとこ取り”だけ味わいたい」
そんな人、本当に増えました。
実際、僕の友だちの半分はこの入口からキャンプにハマっています。

宮崎はアウトドアの裾野が広がっていて、ここ数年で
“手ぶらキャンプ”と“グランピング施設”が一気に充実しました。
ベッド・空調・個別シャワー・トイレ完備のドームテント、
フル装備のコテージ、BBQセット込みの手ぶらサイトまで揃っていて、
「キャンプってここまで楽にできるの!?」と驚く人も多いはずです。

とくに宮崎市内のリゾートエリアでは、
フェニックス・シーガイア・リゾート(公式) 内にある
“焚き火×ホテルクオリティ”のグランピングが人気で、
夕方になると潮風の中で炎がゆらゆら揺れる、非日常の時間が広がっています。

こんな人はグランピングがドンピシャでハマる

  • キャンプ未経験だけど、まずは「焚き火と星空」を確実に味わいたい
  • 設営・撤収よりも、宮崎牛」「海鮮」「地元野菜」をじっくり堪能したい
  • 子ども連れで、寝具・空調・トイレだけは万全にしたい
  • 普段アウトドアしないパートナーを“まずは快適に”誘いたい

グランピングの魅力って、「不便さ」が完全に削ぎ落されてるところなんです。
僕も仕事であちこち泊まりますが、
宮崎のグランピング飯はほんとレベルが高い。
宮崎牛や旬の野菜を使ったBBQコースを用意している施設が多く、
“焚き火しながら宮崎牛を焼く”って、それだけで旅の目的をひとつ達成したような満足感があります。

また、日南エリアには、
日南海岸のグランピング施設 もあり、
海を眺めながらコーヒーを飲むだけで「あ、また来よ」と思わせてくれるロケーション。
設備に守られながら“自然のいいとこ取り”だけ味わえる贅沢です。


手ぶらキャンプ&グランピングについて、友だちによく聞かれる質問

Q. グランピングってキャンプとは違う?初心者でも大丈夫?

むしろ初心者ほどグランピングで“自然の心地よさ”を素直に味わえると思います。
設営も撤収も不要だから、焚き火・食事・景色に集中できる。
僕は「キャンプって実はいいじゃん!」と感じてほしい友人には必ずグランピングを勧めてます。

Q. 手ぶらキャンプとグランピングってどう違うの?

簡単にいうと、
手ぶら=キャンプの形をそのまま体験する(設営あり)

グランピング=“キャンプ風のホテル”として楽しむ(設営不要)
という感じ。
どちらも魅力が違うので、アウトドアの入口としてはどちらでもOK!

Q. 子ども連れならどっちがラク?

正直、圧倒的にグランピング。
エアコン・ベッド・個室シャワーがあるだけで、親の負担が天と地ほど違う。
食事の準備が不要なタイプなら、子どもと遊ぶ時間を最大化できます。

Q. どんな施設を選べば失敗しない?

僕が必ずチェックするのは以下の3つ。

  • 公式サイトの情報更新がしっかりしているか(料金・設備・写真)
  • 宿泊内容に「食事」「焚き火」「アメニティ」がどこまで含まれるか
  • 口コミで“設備の清潔さ”の評価が高いか

特に清潔さは満足度の9割を左右します。

宮崎キャンプのベストシーズンと“気候のクセ”を知っておく

宮崎は全国でもトップクラスに「キャンプしやすい気候」が揃ってる県です。
特に春〜初夏、秋の気持ちよさは別格で、僕も取材の8割はこの時期に集中しています。
ただ、海・山・高原で状況がガラッと変わるので、季節ごとの特徴はしっかり押さえておきたいところ。

春(3〜5月)|“宮崎らしさ”がいちばん柔らかく出る季節

新緑、潮風、適度な暖かさ。
僕は正直、春の宮崎キャンプが「最強」だと思っています。
日中は長袖シャツ+薄手アウターで快適だし、4〜5月になると花粉も落ち着いてきて、
焚き火に向かいながら深呼吸するだけで旅が完成してしまうレベル。

ただ、夜は普通に冷えます。
4月上旬なんて、フリースなしでは震えた経験もあるので、
春キャンプ=“油断できない季節”と覚えておいてください。

夏(6〜9月)|海で遊ぶか、標高で涼を取るかの二択

宮崎の夏は圧倒的に海が似合う。
6月下旬〜9月初旬は海キャンプのハイシーズンで、
波の音と風の抜け方があまりに心地よくて、僕も「夏は海派」です。

ただし、日差しの強さは本気です。
海沿いキャンプは、以下が“命綱”。

  • タープ・シェルターでしっかり影をつくる
  • 通気性のいいテント(フルメッシュ推奨)
  • 風対策で鍛造ペグ+ガイロープ多め

「暑さが無理…」という人は、高原へ逃げましょう。
標高1,200mのえびの高原あたりだと、
平野部より4〜6℃低く感じられて、夜は半袖だと鳥肌が立つくらい涼しい。
夏に焚き火を楽しみたい人は、高原キャンプ一択です。

秋(10〜11月)|焚き火×星空の“ベスト・オブ・ベスト”シーズン

秋は、宮崎キャンプの中でも最も「火が似合う」季節。
空気が乾いて、焚き火の音がくっきり聞こえて、
夜は上着を羽織るだけで気持ちよく過ごせます。

山・高原・渓谷の紅葉がピークに入ると、
どこを切り取っても写真が絵になる。
寝袋は3シーズン+インナー、電源サイトなら電気毛布が鉄板です。

冬(12〜2月)|ギアさえ揃えれば“静寂のキャンプ”ができる季節

宮崎=暖かいというイメージですが、冬の夜は普通に寒いです。
平地で一桁、高原では氷点下もあり得るので、
冬装備(ダウン・手袋・ニット帽・冬用寝袋)は必須。

ただ、そのぶん冬キャンプは静かで最高。
僕はこの時期の“焚き火だけが照らすキャンプ場”が大好きで、
1シーズンに何度も足を運んでいます。


宮崎キャンプで絶対に守りたいマナーと“予約のリアル”

焚き火・ゴミ・音量|宮崎は自然が近い分「気配り」が結果に出る

  • 直火NGなら必ず焚き火台を使う
  • 炭・灰は指定場所へ(なければ必ず持ち帰り)
  • 音楽は“自分のサイト内だけ聞こえる音量”に
  • 消灯時間後は話し声も控えめに

宮崎のキャンプ場って、自然のスケールが大きいから、
つい「まあ大丈夫か」と思いがちなんですが…
実は静かに過ごしたい人が多い県なんです。
僕も何度か「隣サイトの音」で台無しになった夜があるので、
“次の人の焚き火時間を守る”って気持ちでいると失敗しません。

人気キャンプ場の予約のコツ|宮崎は本当に埋まるのが早い

特に海沿い&高原の有名どころは、ハイシーズンになると
予約開始直後に埋まる日も普通にあります。
多くのキャンプ場は、

  • 予約は2〜3か月前から
  • 夏休み・GW・3連休は“開始数分で満席”もあり

行きたい場所が決まっているなら、
公式サイトで必ず「予約開始日」をチェックしておきましょう。
予定候補日は1つではなく、3つくらい用意しておくと安心度が段違いです。

逆に、混雑が嫌な人は平日キャンプが最強。
春・秋の平日は、人気キャンプ場でも驚くほど静かに過ごせます。

宮崎キャンプを120%快適にする、僕が本気で持っていくアイテム

最後に、“宮崎だからこそ”僕が絶対に持っていくものをまとめます。
300泊以上してきた中で痛いほど学んだのが、
「宮崎は快適な分、油断すると一気にツラくなる」ということ。
暑さ、日差し、虫、風——この4つを押さえるだけで、キャンプの満足度が段違いに変わります。

まずは「必須」。持ってるだけで安心度が爆上がりするもの

  • 日差し対策:帽子・サングラス・日焼け止め・タープ
    → 宮崎の海沿いは“本州の8月”みたいな日差しが春から来ます。僕は毎回タープ必須。
  • 虫対策:虫除けスプレー、蚊取り線香、長袖・長ズボン
    → 夏の川沿いはブヨが出る日も。長袖は「暑さより安全」です。
  • 雨・風対策:レインウェア、ガイロープ(追加分)、鍛造ペグ
    → 海キャンプで軽いペグを使うと、本当に抜けます。僕は絶対に“鍛造”を持っていきます。
  • 防寒:薄手ダウン、フリース、ネックウォーマー
    → 宮崎=南国と思われがちですが、夜は油断禁物。夏でも高原は震える日があります。

あると“宮崎らしさ”を最高に味わえる+αギア

  • ハンモック
    林間サイトの多い北部・中部での昼寝は、本当に天国みたいです。
  • サンシェード
    子ども連れのビーチ遊びでは、熱中症対策としてマジで役に立ちます。
  • ポータブル電源
    海沿いの扇風機/冬の電気毛布/スマホ充電——“あると世界が変わる系”。
  • ラッシュガード・マリンシューズ
    川遊び・海遊び両方で必須。僕は夏の取材で常に車に入れてます。

宮崎は、気候が大らかで自然遊びの自由度が高いぶん、
「快適さの土台をつくる持ち物」があるだけで、
一泊のレベルがガラッと変わります。

逆にいうと、特別なギアじゃなくていいんです。
基本を押さえるだけで「また宮崎来たいな」と本気で思えるキャンプになります。


持ち物について、友だちからよく相談される質問

Q. 宮崎の海キャンプって本当に暑い?何を持っていけば大丈夫?

暑いです。日差しは完全に“南国”。
タープ・扇風機・日焼け止めは3点セットだと思ってください。
逆に、この3つがあるだけで快適度は一気に変わります。

Q. 高原キャンプって夏でも寒い?どれくらい着ればいい?

余裕で寒いときあります!
えびの高原(標高1,200m)なんて、真夏でも「夜はパーカー+長ズボン」必須。
僕は夏も必ず薄手ダウンを車に入れてます。

Q. 子ども連れのときに“絶対持っておけばよかった…”って物ある?

あります。
①ウォーターシューズ ②薄手長袖 ③予備のタオル大量
宮崎は海→川→山と遊びが変わるので、濡れ物が増えるのが当たり前。
タオルは“倍”持っていきましょう。

Q. ペグってそんなに重要?付属のものでいいよね?

付属ペグは正直キツいです。
海沿いの砂浜・高原の硬い地面・渓谷の砂利——宮崎は地面がバラバラ。
僕は鍛造ペグ(20〜30cm)以外は持っていきません。

1泊2日で楽しむ宮崎キャンプ旅モデルプラン

宮崎でのキャンプ旅って、実は1泊2日でもめちゃくちゃ濃くできるんですよ。
僕も取材やプライベートで何度も「弾丸宮崎キャンプツアー」をやってますが、
ポイントは最初に「海で遊び倒すか」「涼を味わいに行くか」を決めておくこと。
ここさえ決まれば、あとはルートをなぞるだけで、かなり満足度の高い1泊2日になります。

モデルプランA:宮崎市発・海キャンプ+王道観光コース

  1. 午前:宮崎市内で“本気の買い出し”
    まずは宮崎市内のスーパーや産直で食材を調達。
    僕はだいたい、地元の肉と野菜が揃うスーパーか、産直コーナーのある店を狙います。
    宮崎牛や地鶏をちょっと奮発しておくと、「夜の焚き火の楽しみ度」が一気に上がるんですよね。
  2. 昼前:青島〜日南方面へ移動、途中で海を眺めながらランチ
    宮崎市街から国道220号線で南下していくと、
    海がふっと視界に広がる瞬間があるんですが、あのタイミングで車を停めて軽くランチタイム。
    余裕があれば、青島神社(公式)に立ち寄って、
    島をぐるっと歩いてからキャンプ場に向かうと、「旅してる感」が一気に高まります。
  3. 午後:海沿いのキャンプ場にチェックイン、設営&海遊び
    チェックインしたら、まずはテントとタープをサクッと設営。
    代表的なのは、青島エリアに近い
    宮崎白浜キャンプ場(公式)など。
    海まですぐなので、設営が終わったらそのまま水着で砂浜へ直行するパターンが多いです。
    「設営頑張ったご褒美に海へダイブ」って、最高の流れですよ。
  4. 夕方:焚き火で夕食づくり、波の音を聞きながら一杯
    日が傾きはじめたら焚き火スタート。
    宮崎牛や地鶏をシンプルに炭火で焼くだけで、もう立派なごちそうです。
    焚き火の向こうで波が白く砕けているのを見ながら飲む一杯は、
    「あ、この旅は成功したな」と思わせてくれる瞬間になります。
  5. 2日目午前:テント撤収後、近くの温泉・観光スポットへ
    朝は軽めに朝食&コーヒーを楽しんだら、ゆっくり撤収。
    そのあと、青島エリアの温泉や、
    シーガイア周辺の温泉施設(フェニックス・シーガイア・リゾート公式)でひとっ風呂浴びるのがおすすめです。
    海キャンプのあとに入る温泉の気持ちよさは、ちょっと反則級です。
  6. 午後:ご当地グルメ(チキン南蛮・冷や汁など)で締め
    帰り道は、宮崎名物で締めくくり。
    チキン南蛮や冷や汁の店に寄って、「次はどの季節に来ようか」と話しながら帰るのが、僕の定番ルートです。
    最後の最後まで“宮崎”をおなかに詰め込んで帰りましょう。

モデルプランB:高原・渓谷キャンプで“涼”を味わうコース

  1. 午前:宮崎市 or 都城方面から高原エリアへドライブ
    夏に「暑さから逃げたい」と思ったら、このプランの出番。
    宮崎市や都城から、高原町・小林市・えびの高原方面へ車を走らせると、
    標高が上がるにつれて空気が目に見えて変わってきます。
    エアコンを切って窓を開けて、「風が涼しくなってきたな」と感じる瞬間がたまらないんです。
  2. 昼:道の駅や直売所で地元野菜・肉を調達してからチェックイン
    高原キャンプの日は、食材はぜひ道の駅で。
    小林市や高原町の直売所には、地元の野菜や肉がずらっと並んでいて、
    「今日はこれを焚き火で焼こうかな」とメニューを考える時間も楽しい。
    買い出しを済ませてから、午後イチでキャンプ場にチェックインします。
  3. 午後:高原・渓谷で散策、川遊びや展望台巡り
    高原サイトなら、周辺の遊歩道や展望台を軽く散策。
    渓谷エリアを選んだなら、川沿いで足をつけて涼んだり、ゆっくり写真を撮ったり。
    海のような派手さはないけれど、「涼しさ」と「静けさ」の密度が高いのが、このコースの魅力です。
  4. 夕方:気温が下がってきたら焚き火スタート、星空観察
    夕方、半袖だと少し肌寒くなってきたタイミングが合図。
    焚き火に火を入れて、ゆっくりと火を育てながら夜を待ちます。
    高原・渓谷エリアは灯りが少ないので、晴れていれば星の出方が本当にすごい。
    ランタンを落として空を見上げた瞬間の「空が開く感じ」は、一度味わってほしい体験です。
  5. 2日目午前:ゆっくり朝食&コーヒー、撤収
    朝は早起きして、少し肌寒い空気の中でコーヒーを一杯。
    高原は朝の空気がとにかく気持ちいいので、ここはぜひ時間に余裕を持たせたいところ。
    テントもよく乾くので、のんびり撤収できます。
  6. 午後:温泉に立ち寄り、山を眺めながら帰路へ
    帰り道は、近くの温泉に寄り道。
    霧島連山を眺めながら露天風呂に浸かると、「ああ、明日からまた頑張るか」と自然に思えてくるから不思議です。
    高原・渓谷コースは、心も体もクールダウンしたいときにぴったりのプランです。

これらのモデルプランはあくまで一例だけれど、
「海をメインにするか」「涼しさを優先するか」を最初に決めておくだけで、
行き先の候補や必要な持ち物がかなり絞り込みやすくなります。
あとは、あなたの今の気分に一番近いプランから試してみてください。


宮崎キャンプ旅モデルプランについて、友だちによく聞かれる質問

Q. 1泊2日でも本当に楽しめる?バタバタしない?

むしろ1泊2日が一番濃くなると僕は思ってます。
「移動→設営→焚き火→温泉→グルメ」と動きにメリハリがつくから、
体感的には2泊分ぐらいの満足感になることも多いです。

Q. 海プランと高原プラン、初心者はどっちが向いてる?

風や日差しの強さを考えると、
実は初心者には高原プランの方が優しいです。
海はロケーション最高ですが、風対策や日差し対策が必須になるので、
もし不安があれば、まずは涼しい高原から入るのもおすすめ。

Q. モデルプランに出てくる観光スポットや温泉は、どこで最新情報を確認すればいい?

基本的には、それぞれの公式サイトを見るのが一番確実です。
たとえば、青島神社
フェニックス・シーガイア・リゾート など、
営業時間・駐車場情報・イベント情報は公式が一番早くて正確。
行く前に一度チェックしておくと安心です。

まとめ|次の休み、どの焚き火の前に座りたい?

宮崎でキャンプしていると、毎回思うんです。
「海・高原・渓谷……なんでこんなに違う世界が同じ県に詰まってるんだ?」って。

波の音に包まれる海キャンプ、
風がさらっと通り抜ける高原キャンプ、
川のせせらぎが耳にずっとやさしい渓谷キャンプ。
どれも“正解”というより、全部が主役になれるフィールドなんですよ。

だから大事なのは、「あなたがどんな時間を過ごしたいのか」なんです。
子どもと外で思いっきり笑いたい?
ソロで静けさに浸って、自分のペースで火を育てたい?
それとも、仲間と夜更けまで語りながら焚き火を囲みたい?
選ぶキャンプ場で、過ごす時間の“色”がまるっと変わります。

僕はよく友だちにこう言います。
「焚き火の前に座るってことは、その時間の使い方を選ぶってことだよ」と。
宮崎でキャンプしていると、それが本当に身にしみるんですよ。
火を見てるだけで気持ちがほどけていくし、景色が違えば心の動き方も変わる。
あれはもう、キャンプというより“自分を取り戻す時間”に近い。

もし、次の休みの予定がまだ空いているなら——。
宮崎の地図を開いて、あなたの心が一番ぴくっと反応した場所にピンを刺してみてください。
きっとそこが、今のあなたに必要なフィールドです。

そこで灯す一本目のマッチが、
あなたのキャンプ人生の新しいページになるかもしれません。
僕はそうやって、何度も“忘れられない時間”が増えました。

よくある質問(FAQ)

Q1. 宮崎県でキャンプ初心者におすすめのエリアは?

僕が友だちにまず勧めるのは、やっぱり宮崎市周辺の中部エリア
正直ここは “初めての人を受け止める準備” が整いまくってます。

スーパーが多いし、温泉も近いし、観光スポット(青島・シーガイア)にもすぐ行ける。
たとえば、設備ガチめで安心度が高い
宮崎白浜キャンプ場(公式) のような場所は、
僕のまわりでも「キャンプデビューしたけど最高だった!」とよく聞きます。
初心者は “便利と自然のバランス” がいいエリアがとにかく失敗しにくい。

Q2. 海沿いのキャンプ場は風が強いと聞きます。大丈夫ですか?

宮崎の海沿いは、日によってはまじで風が強いです。
これは僕も何度かタープを揺らされて学びました。

ただ、風の向きを意識してサイトを選んだり、鍛造ペグ+ガイロープの追加をしておけば全然大丈夫。
僕は海キャンプのときはいつも “予備のガイロープ2本” を車に入れてます。
それがあるだけで安心感が段違い。

心配なら、チェックイン時に管理人さんに「今日は風どうですか?」って聞くのもおすすめ。
公式サイトでの注意書きも必ずチェックしておきましょう。

Q3. 子ども連れでも安心して泊まれるキャンプ場の条件は?

ファミリーキャンプはもう設備の充実が最優先
僕自身、子どもと一緒にキャンプしたとき、
「トイレが遠い」「夜の洗い場が暗い」だけで体力がけっこう削られました。

だから選ぶべき条件は……
・水洗トイレ(洋式)
・温水シャワー or 近くに温泉
・屋根付きの炊事棟(天気崩れても安心)
・売店 or レンタルあり
・車を横付けできるオートサイト

この5つが揃っている場所は安心度がめっちゃ高いです。
例えば、青島近くの
宮崎白浜キャンプ場 や、
延岡の
須美江家族旅行村
は特に安定しておすすめできます。

Q4. 真夏に涼しくキャンプをしたい場合、どのあたりがおすすめ?

暑さに弱いなら、迷わず高原・内陸エリア
とくに、えびの高原(霧島公式観光サイト) 周辺は鉄板です。

標高700〜1,200mクラスになると、
平地より4~6℃くらい気温が下がるんですよ。
僕も8月に行ったとき、夜は普通に長袖を着て焚き火してました。

「夏なのに焚き火が気持ちいい」という贅沢が味わえるのは、高原だけの特権。

Q5. 宮崎県のキャンプ場は冬も営業していますか?

宮崎は温暖とはいえ、冬キャンプは場所によって状況が変わります。
通年営業のところもあれば、冬季クローズのキャンプ場もあるので、
必ず公式サイトで営業期間を確認してください。

たとえば……
・海沿い → 比較的温暖で冬も行きやすい場所が多い
・高原 → 夜は普通に氷点下。防寒ガチ勢向き

僕も冬キャンは“ダウン上下+湯たんぽ+電源サイト”が鉄板装備です。
防寒さえしっかりすれば、人が少なくてむしろ最高の季節ですよ。

情報ソース・参考リンク

※以下は、宮崎県内のキャンプ場を調べるうえで僕が実際によく参照している、信頼度の高い情報源です。
ロケーションの特徴・設備の傾向・周辺環境の把握に役立つので、行き先を決める前に必ずチェックしておくことをおすすめします。
実際の営業状況・料金・利用ルールは変動するため、必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。

僕自身、宮崎のキャンプ場をロケーション別に俯瞰したいときは、まず観光ナビで全体像を掴んでから、
公式サイトで「サイト配置図」「設備の写真」「周辺の立ち寄りスポット」をチェックする流れを必ず踏みます。

特に“海・高原・渓谷”は条件がまったく違うので、
どの季節に行くか、誰と行くかによって公式情報の確認ポイントも変わります。
本記事では特定のキャンプ場名よりも「選び方」の比重を高めていますが、
行き先を絞る段階では、ここに挙げたリンクを“現地の声”としてガイドマップ代わりに使ってください。

※本記事の内容は、筆者が宮崎県内で実際にキャンプ取材・宿泊を重ねてきた経験と、公開されている情報に基づいています。
天候・自然状況・各施設の運営方針によって条件は常に変わるため、安全第一で、必ず最新の公式情報を確認したうえで計画してください。

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