ひんやりとした夜風が、焚き火の煙を細くゆっくりと運び、世界から余計な音をひとつずつ消していった。
明かりを落とすと、そこに残るのは橙色の炎と、頭上いっぱいの星だけだ。10代から野営と登山を重ね、アウトドアメーカー勤務時代には国内外のキャンプ場を巡り、
これまで300泊以上のソロキャンプをしてきた僕だが、
「火の爆ぜる音が心を整えていく」と実感した夜は、いつも決まって“静かな場所”だった。
佐賀は、その静けさの質が群を抜いている。九州の中でも控えめで、観光地として喧騒にさらされにくい土地。
その“目立たなさ”こそが、ソロキャンパーにとっては大きな魅力になる。
風の通り方、森の密度、湖の光の反射──どれも人の気配を薄め、
自然と対話するための余白を静かに差し出してくれる。海に沈む夕日を眺めながら焚き火をする波戸岬。
湖畔の高地で、星空の下ひとりでカップを傾ける広川原。
杉木立に囲まれ、川のせせらぎが子守唄のように流れる山中の森。
そんなシーンが、佐賀では驚くほどコンパクトな距離に詰め込まれている。“ひとり”は孤独ではなく、自然と向き合うための最高の状態だ。
この記事では、アウトドアライターとして全国のフィールドを歩き、メーカー検証や取材で磨いてきた視点から、
佐賀だからこそ味わえる「ひとり焚き火の贅沢」にふさわしい、静かなソロキャンプ地を7つだけ厳選して紹介する。
佐賀がソロキャンプに向いている3つの理由

1. “ちょうどいい”ローカル感とアクセスのよさ
僕が佐賀に通い始めて最初に驚いたのは、「え、こんなに近いのに、こんなにちゃんと山の中なの?」というギャップでした。
福岡市内からでも佐賀市内からでも、だいたい車で1時間前後走れば、もう視界いっぱいに山と森と湖だけになるんですよ。
たとえば北部九州最大級のサイト数を誇る
北山キャンプ場。
公式サイトにもある通り、全79サイトあって、オートサイト、一般サイト、直火サイト、木立サイト、ペット可サイトまで本当にバリエーションが豊富です。
僕自身、福岡での打ち合わせが終わったあと、17時すぎに高速を飛び出して、そのまま北山に入ったことが何度もあります。
18時半ごろにチェックインして、テントをサッと張って、19時には焚き火がゆらゆらしている。
「平日の夜に、ちょっと森で火を眺めてから帰る」という“ショートソロ”が現実的にできる距離感なんですよね。
しかも、北山は湖畔と森に囲まれたロケーションなので、場内に一歩入ると、さっきまで走っていた街道の気配がふっと消える。
都会のキャンプ場あるあるの「隣の国道の車の音がうるさい」みたいなことがほとんどないのが、ソロ目線ではかなりポイント高いです。
2. 海・山・湖、フィールドのバリエーションが豊富
佐賀の面白いところは、「今日はどんな景色の前でひとり焚き火をしたいか?」でキャンプ場を選べること。
海も、山も、湖畔も、コンパクトな県内にぎゅっと詰まっている感覚です。
海辺なら、まず外せないのが
波戸岬キャンプ場。
公式サイトでも「海と緑と歴史遺産に囲まれた自然豊かな県営キャンプ場」と紹介されているとおり、芝生のフリーサイトからは玄界灘と夕日がドーンと見えます。
僕が初めて波戸岬でソロキャンプしたときは、あえて一番端っこの少し低くなったエリアにテントを張りました。
焚き火台の向こう側に海、その向こうに真っ赤な夕日。風の音と波の音だけがBGM。あのとき、「あ、ここは“海焚き火”の完成形だな」と素直に思いました。
一方で、「静かにこもりたい派」なら、湖畔と森に抱かれた
広川原 湖畔の森キャンプ場。
嬉野ICから車で約25分、嬉野市の公式サイトでも「湖や自然に囲まれた静かなキャンプ場」とハッキリ書かれているとおり、実際に行くと本当に車の音が遠い。
湖畔サイトにソロテントを張って、夜に焚き火をすると、湖面に映る炎と星がゆらゆら揺れているのが見えるんです。
同じ佐賀でも、波戸岬と広川原では“静けさの種類”がまったく違う。
その日のコンディションや気分で、「今日は海」「今日は湖」「次は山」とソロキャンプのテーマを選べるのが佐賀の強みですね。
つまり、「海キャン」「湖畔キャン」「山キャン」を1県の中で完結できる。
これは、全国のフィールドを見てきた身からしても、かなり贅沢な条件だと感じています。
3. “静寂”を楽しめるキャンプ場が多い
ソロキャンプって、結局「どれだけ静かに過ごせるか」に尽きるところがありますよね。
その点で言うと、佐賀は“静けさの選択肢”が多い県です。
たとえば、三瀬村の
山中キャンプ場。
佐賀市公式サイトでも「静かな杉木立の中、そばを流れる小川で川遊びができます」と紹介されているんですが、これはマジです。
実際に泊まってみると、夜は本当に静かで、聞こえてくるのは
・時々吹き抜ける風で揺れる木の音
・小川の「ちょろちょろ……」という水音
・自分の焚き火が爆ぜる音
ほぼこの3つだけ。
シャワーなし・オートキャンプ不可・直火禁止という条件も含めて、かなり“野営寄り”の雰囲気を楽しめる場所です。
さらに、「もうとにかく誰にも会いたくない」「完全貸切で静かな夜を独占したい」という人には、
むおんきゃんぷという選択肢もあります。
佐賀県公式観光サイトでも「無音感を感じる究極のプライベートキャンプ場。1組限定の貸切サイト」と紹介されている、ガチのプライベート空間です。
僕もここで一晩ソロで過ごしたことがありますが、本当に「音がない」。
たき火台に薪をくべる音すら、少し大げさに聞こえるくらい。
周囲に人の気配がないので、焚き火でぼーっとするもよし、ランタンの明かりだけで読書するもよし、深夜にコーヒーを淹れ直すもよし。
自分のリズムだけで夜をデザインできる感覚は、他ではなかなか味わえません。
静寂は、自然からの最高のご褒美だと僕は思っています。
佐賀には、その静寂をちゃんと受け取れるフィールドが、確実にいくつもある。
だからこそ、「次のソロはちょっと本気で静かなところへ行きたい」という人に、僕は佐賀を強くすすめています。
静かなソロキャンプ地を選ぶ3つの基準

1. 「音環境」を最優先で見る
ソロキャンプでいちばん効いてくるのって、実は「景色」より音なんですよね。
視界はすぐ慣れるけど、耳が落ち着かない場所は、どれだけ景色が良くても疲れます。
僕が佐賀をウロウロしながら痛感したのは、同じ県内でも「海・湖・山」で音の質がまったく違うということ。
- 海辺:
波戸岬キャンプ場なんかは、波と風の音が常にゴウゴウしてます。これはこれで最高で、
焚き火しながら「海の音で頭の中をリセットしたい」人にはドンピシャ。
ただ、風が強い日はタープがバタつくので、ペグ多め・風向きチェックは必須です。
参考:波戸岬キャンプ場 公式サイト - 湖畔:
湖畔は、波音が穏やかで「音が広がる」のが特徴。
嬉野市営の
広川原 湖畔の森キャンプ場(公式)
は、嬉野ICから車で約25分の高地にあって、ほんとに車の音が遠いんです。
夜になると、聞こえるのは「風が木を揺らす音+自分の焚き火+ときどきフクロウ」くらい。
湖面に炎が映る感じもあって、個人的には“耳も目も同時に落ち着く”バランスタイプだと思ってます。 - 山・森:
森は、木が風を受け止めてくれるので、音がとにかく柔らかい。
三瀬村の
山中キャンプ場(佐賀市公式)
は、深い杉木立と小川に囲まれた、いわゆる“音が丸くなる場所”。
夜テントの中にいると、車の音ゼロで、「ちょろちょろ…」という川の音と、時々風で枝が擦れる音だけ。
初めて泊まったとき、「あ、ここは“耳が休まるキャンプ場”だな」としみじみ感じました。
なので、予約前に「今日はどんな音の中で夜を過ごしたいか?」を決めておくと失敗しにくいです。
僕はいつも、海でリセットしたい日・湖で整えたい日・森でとことん静まりたい日、という感じで選んでます。
2. 焚き火スタイル別チェックポイント
もうひとつ大事なのが、自分の焚き火スタイルとキャンプ場の相性。
「どんな焚き火がしたいか」で、選ぶべき場所がかなり変わります。
- 直火で「火と土」に近づきたい派
「一度はちゃんと直火でやってみたい」という人にまず勧めるのが、
北山キャンプ場 公式サイト
にも載っている直火サイト。
サイト紹介ページでも、
Dエリアのリッジサイト
として「直火可能」とはっきり書かれていて、指定場所で焚き火できます。
実際に使ってみると、焚き火台と違って「炎と地面がつながっている」感覚があって、火の存在感が一段階アップします。
その分、消火と焚き火跡の処理は超本気モード。水の量・火消しのタイミングは、いつもより1.5倍くらい意識してます。 - 焚き火台でスマートに楽しみたい派
芝生サイトや湖畔サイトは、基本的に焚き火台前提。
波戸岬や広川原のような景色重視のフィールドでは、「低めの焚き火台+ローチェア」の組み合わせが最強だと感じてます。
地面を傷めないし、片付けもラクなので、ソロデビューの人はここからスタートでOK。 - 貸切でとことん火と向き合いたい派
「今日はもう、人の気配がある場所は無理…」というときに僕が選ぶのが、
むおんきゃんぷ(あそぼーさが公式)。
佐賀市富士町の音無地区にあって、佐賀県の観光サイトでも「無音感を感じる究極のプライベートキャンプ場。1組限定の貸切サイト」と紹介されているガチ貸切キャンプ場です。
ここは本当に周りに誰もいないので、焚き火の時間を自分の好きなペースで好きなだけ伸ばせる。
僕はここで深夜2時くらいまで、ひたすらマグカップ片手に炎を眺めていたことがあります。誰にも気を使わない焚き火時間、クセになります。
自分が求めているのが「直火のワイルド感」なのか、「景色込みの焚き火時間」なのか、「完全貸切での内省タイム」なのか。
そこをハッキリさせてからキャンプ場を選ぶと、満足度が一気に上がります。
3. ソロキャンパー目線の安全性
これは友だちにもいつも言っているんですが、ソロのときこそ安全性のチェックはちょっとしつこいぐらいでちょうどいいです。
何かあったとき、自分を助けてくれるのは「準備しておいた自分」だけなので。
- トイレ・炊事場までの距離(夜に怖くない&遠すぎないか)
- 携帯電波の入り具合(圏外だときは、事前に家族や友人に伝えておく)
- 管理人の常駐・巡回の有無(完全放置型か、夜も誰か巡回してくれるのか)
さっき名前を出した
山中キャンプ場(佐賀市公式)
は、シャワー設備なし・オートキャンプ不可・直火禁止・薪販売なし、と公式情報にもきっちり書かれている“野営寄りキャンプ場”です。
行ってみると分かるんですが、「自然の中で過ごしている感」は最高。でも、準備不足で行くと普通に困ります(笑)。
最初に佐賀ソロをやるなら、北山キャンプ場のように設備が整った場所からスタートして、
2回目・3回目で山中キャンプ場や、より野営感強めのサイトにステップアップしていくのがおすすめです。
僕自身も、最初からいきなり山中に突撃したわけじゃなくて、
「高規格 → ちょいワイルド → かなりワイルド」と段階を踏んで慣れていきました。
その方が、ソロキャンプ自体を長く安全に続けられるので、結果的に自分の“ソロ沼”も深まります。
佐賀で味わう“孤高の贅沢”ソロキャンプ地7選
ここからは、僕が「ひとり焚き火」「静寂」「ソロとの相性」の3つを軸に選んだ、佐賀のキャンプ場を7つ紹介していく。
湖面を渡る風が、忘れていた深呼吸を思い出させてくれる──そんな場所だけを集めたつもりだ。
1. 北山キャンプ場|直火で“火と土に近づく”贅沢なソロキャンプ

「直火でやりたいんだけど、どこかない?」って聞かれたら、僕が真っ先に名前を出すのがここ、佐賀市富士町の北山湖畔にある
北山キャンプ場です。
公式サイトにもある通り、全79サイトを持つ北部九州最大級のキャンプ場で、オートサイト・テラスサイト・ペット可サイト・ソロ向きサイト、そして貴重な直火サイトまで揃っている、まさに“キャンプのデパート”みたいな場所。
僕が初めて北山に行ったときは、「とりあえず偵察のつもりで1泊だけ」と思っていたんですが、
テラスサイトにテントを張って、日が落ちてから焚き火を始めた瞬間に「あ、ここは通う場所だな」と確信しました。
湖の向こうから冷たい風が抜けてくるんですが、木立がいい感じに受け止めてくれて、サイト内はわりと穏やか。
車で1時間ちょい走っただけなのに、体感は「完全に山奥の湖畔」です。
で、本題の直火サイト。
北山のサイト一覧にも載っている
Dエリア(リッジサイト)の一部が直火OKになっていて、指定されたスペースなら地面でそのまま焚き火ができます。
初めてここで直火をやったとき、焚き火台のときと“火の存在感”が全然違うんですよ。
火床が地面とつながっているから、炎の明るさも、熱の伝わり方も、ちょっと原始的でワイルド。
「火と土に近づくって、こういう感覚か…」と妙に納得しました。
ソロに向く理由
ソロで使うなら、僕のおすすめは2つ。
ひとつは木立に囲まれたテラスサイト。視線が切れるので、周りに人がいても不思議と落ち着きます。
もうひとつは、もちろん直火サイト。
平日やオフシーズンを狙うと、湖畔の静けさと直火のワイルドさ、両方をほぼ独り占めできることもあります。
設備面もかなり優秀で、センターハウスやサニタリー棟は新しく、トイレも炊事場も清潔。
正直、“直火できるキャンプ場=ワイルドすぎて初心者には厳しい”というイメージを持っている人も多いと思いますが、北山は「高規格 × 直火」というかなりレアな組み合わせなので、ソロ初心者にも安心してすすめられます。
注意点
直火サイトに関しては、とにかくルール厳守。
直火が許されている場所って、全国的に見てもどんどん減ってきています。ここで適当な焚き火をしてしまうと、「直火=危ない」という流れを自分たちで後押ししてしまうことになる。
僕はいつも、消火用の水を多めに用意して、撤収前には地面を掘って炭が残っていないか確認しています。
薪をくべるたびに、「ああ、この時間を守れるかどうかは自分たち次第なんだよな」とちょっと背筋が伸びるんですよね。
北山の直火サイトは、ただワイルドなだけじゃなくて、「火とちゃんと付き合う感覚」を思い出させてくれる場所。
ソロキャンプで一歩踏み込んだ焚き火体験をしたいなら、ぜひ一度ここで火を熾してみてほしいです。
2. 広川原 湖畔の森キャンプ場|高地の湖畔で“音の少ない夜”を味わう

「湖畔で静かにこもれる場所ない?」と聞かれたら、僕がまず勧めるのが
嬉野市営の広川原 湖畔の森キャンプ場です。
嬉野ICから車で約25分。公式情報でも「湖や自然に囲まれた静かなキャンプ場」と紹介されているとおり、
本当に“音の少なさ”が印象的なフィールドなんですよね。
公式:広川原キャンプ場(嬉野市公式) /
広川原 湖畔の森キャンプ場(嬉野温泉観光協会)
場内はその名の通り「湖+森」がセットになっていて、
林間寄りのサイトと、湖畔に近いひらけたサイトの大きく2タイプがあります。
どちらに張っても共通しているのは、車の走行音や街のざわつきがほぼ届かないこと。
夜になると、聞こえてくるのは
- 湖面を渡る風がタープを少し揺らす音
- 木の枝がカサッと触れ合う音
- 自分の焚き火が「パチッ」と爆ぜる音
初めてここでソロ泊したとき、焚き火をしながらふと耳を澄ませたら、
「あれ、さっきから10分くらい、人間の声を聞いてないな」と気づいて、そこで一気にスイッチがオフになりました。
湖面に炎が映って、空には星。音も景色も、ぜんぶ“落ち着く方向”に揃っているキャンプ場です。
ソロに向く理由
一番のポイントは、やっぱり標高があるぶん涼しいこと。
真夏の平地キャンプがしんどい時期でも、ここなら夜はちゃんと焚き火を楽しめる気温まで下がってくれる日が多いです。
サイトの立地としても「林間+湖畔」のハイブリッドなので、直射日光をうまく避けながら、風だけ通すレイアウトも組みやすい。
それから、広川原が面白いのは嬉野温泉とのコンボが組めるところ。
車で20〜25分走れば、日本三大美肌の湯として有名な嬉野温泉街。
僕はよく「昼:温泉でととのう → 夕方:広川原にイン → 夜:湖畔でソロ焚き火」という流れで楽しんでいます。
温泉で体をゆるめてから、静かな湖畔で火を眺めると、リラックス感のレベルが一段階上がる感じがします。
こんな具体的な楽しみ方ができる
僕のおすすめルーティンはこんな感じです。
- 15:00前後:チェックインして、湖がよく見えるサイトにコンパクトなソロテントを設営。
- 16:00:場内を軽く散歩して、湖畔沿いの景色をチェック(写真スポットも多い)。
- 17:00:焚き火の準備をしながら、お湯を沸かしてコーヒータイム。
- 日没後:湖面に映る夕焼けと炎を同時に眺めながら、ひとり晩ごはん。
- 消灯時間まで:焚き火をゆっくり落としていきつつ、星を眺めてから就寝。
湖面に炎が二重に揺れるのを見ていると、「あ、今日はちゃんと休めてるな」と実感できるんですよね。
いわゆる“派手さ”はないけれど、ソロキャンパーが求めている「静かな満足感」はしっかり満たしてくれるタイプのキャンプ場です。
注意点
いいことばかり書きましたが、ひとつだけしっかり伝えておきたいのが冷え込み対策。
高地+湖畔という条件上、春先や秋口は「街の体感より一段階冬寄り」と思って準備したほうが安全です。
僕も最初の頃、「まあ大丈夫でしょ」と3シーズン用装備で行って、夜中にちょっと震えたことがあります(笑)。
なので、
- シュラフは快適温度に余裕があるモデルを
- インナー・フリース・ダウンなど重ね着できるものを1枚多めに
- 足元用の厚手ソックス&ニット帽があると安心
このあたりを押さえておけば、むしろ「涼しくて快適な湖畔キャンプ」が楽しめます。
静かな場所で、ちゃんと眠れて、朝は少しひんやりした空気の中でコーヒーを淹れる──
そんな時間が好きなら、広川原 湖畔の森キャンプ場はかなり刺さるはずです。
3. 波戸岬キャンプ場|玄界灘と夕陽を独り占めする海辺のソロキャンプ

「海見ながら焚き火したいんだけど、どこ行けばいい?」と聞かれたら、僕はかなりの確率で
波戸岬キャンプ場の名前を出します。
唐津市鎮西町にある県営キャンプ場で、2018年にリニューアルされてから一気に“海ソロの聖地”感が増した場所です。
公式:波戸岬キャンプ場 公式サイト
場内は一面芝生のフリーサイトを中心に、オートサイトやプレミアムサイト、1日1組限定の貸切サイトまでラインナップが豊富。
公式サイトの写真を見てもらうと分かりますが、どのエリアからも「海」「芝生」「空」のバランスが最高なんですよね。
僕が初めてソロで入ったときは、フリーサイトの中でも海が正面に抜けるちょい高台気味の場所を選びました。
テントを張って、焚き火台をそのちょっと前に置いて、椅子に座ると──
視界の中に入ってくるのは
- 手前:自分の焚き火
- 中間:芝生と海
- 奥:玄界灘に沈んでいく夕陽
という、完全に「教科書みたいな海キャン風景」。
しかも日が落ちたあとも、波の音と星空がそのまま続いていくので、「あ、これは帰りたくないやつだ…」となりました。
ソロに向く理由
波戸岬はとにかくフィールドが広いので、ソロでも「人の少ないところ」を選びやすいです。
フリーサイトは区画が決まっていない分、端っこの少し低くなったところや、微妙な高低差を使って人の視線を外せるポジションがいくつかあります。
車・バイクでのアクセスも良くて、福岡方面からなら唐津経由でそのまま走ってこられるし、キャンプ場の少し手前にはコンビニやスーパーも点在。
さらに、周辺には呼子のイカや海鮮が楽しめる食事処、温泉施設もあるので、
僕はよく「昼:呼子でイカ → 夕方:波戸岬イン → 夜:焚き火&星」という“旅+キャンプ”セットで楽しんでます。
こんな具体的な楽しみ方ができる
僕がやりがちなのは、この流れです。
- 15:00前後:チェックインして、海が正面に見えるフリーサイトの端エリアにテント設営。
- 16:00:海岸線を散歩しながら夕日が落ちる位置と時間をざっくり確認。
- 17:00:焚き火スタンバイしつつ、風を見てタープの向きやペグ位置を微調整。
- 日没前後:焚き火の炎と夕陽を同じフレームに入れながら、ひとり晩ごはん。
- 日没後:波音をBGMに、コーヒーかちょい渋めのウイスキーで“海ナイト”を締める。
波のリズムって、人間の思考のスピードをちょうどいいところまで落としてくれるんですよね。
焚き火のパチパチと波のザザーッが混ざった音を聞いていると、「まあいろいろあるけど、とりあえず今日はこれでいいか」と思えてきます。
注意点
いいことだけじゃなくて、ちゃんと伝えておきたいのが風問題。
海沿いのキャンプ場あるあるですが、波戸岬も例にもれず風が強い日があるので、ここだけは本気で対策しておいたほうがいいです。
- ペグは最低でも通常の1.5倍くらい持っていく(強風の日は本数でカバー)。
- タープは「海にお尻を向ける」イメージで風下側を低く張る。
- 焚き火はしっかり風下に立てて、火の粉がタープやテントに飛ばない位置をキープ。
風が読めるようになると、波戸岬は一気に“ご褒美フィールド”になります。
玄界灘と夕陽と焚き火を一度セットで味わってしまうと、「あ、これは毎年1回は来ないとダメなやつだ」と思うはず。
海が好きで、ソロでちょっと遠くを見たい夜には、本気でおすすめのキャンプ場です。
4. 山中キャンプ場|杉木立と小川のせせらぎに包まれる“森のソロ野営”

「森の中で、音が少ないところで張りたいんだけど」と相談されたら、僕がよく勧めるのが
佐賀市三瀬村の山中キャンプ場です。
田園風景を抜けて、さらに山の方へぐっと入り込んだ先にあって、初めて行くと「え、ここまで来るの?」と思うんですが、
着いてみるとその“奥まってる感じ”がたまらない。
公式:山中キャンプ場(佐賀市公式)
佐賀市の公式ページでも「静かな杉木立の中、そばを流れる小川で川遊びができます」と紹介されていて、実際その通り。
サイトのまわりは背の高い杉にぐるっと囲まれていて、その足元をちょろちょろと小川が流れています。
テントを張って、荷物を落ち着かせたあと、ふっと耳を澄ますと──
「車の音ゼロ」「人の話し声ゼロ」で、聞こえてくるのは
- 小川の水が石に当たる音
- 風で枝が軽く擦れる音
- 自分の焚き火が爆ぜる音
この3つだけ、という時間帯が普通にあります。
僕は初めてソロで泊まったとき、「あ、ここはガチで“耳が休むキャンプ場”だ」と思いました。
場内にはテントサイトとログハウスがありますが、設備はかなりミニマル寄り。
公式情報の通り、シャワー設備はなくて、ログハウスにもコンセントはありません。
薪や木炭の販売もないので、燃料はぜんぶ持ち込み前提。
つまりここは、「便利なキャンプ場」ではなく“森の中で一晩暮らしてみる場所”なんですよね。
ソロに向く理由
山中キャンプ場がソロに向いている一番の理由は、自然との距離がとにかく近いこと。
夜、焚き火に火を入れて椅子に腰かけると、小川のせせらぎがすぐそこから聞こえてきて、
炎の明るさも、森の暗さも、ダイレクトに届きます。
僕はここで、焚き火の火力をわざと落として、小さめの炎を長く長く眺めるのが好きです。
火が小さいぶん、周りの暗さと川の音がはっきりしてきて、時間の流れが一段階ゆっくりになる感覚があるんですよね。
「今日は人の気配を極力減らしたい」「自然の中で頭の中を整理したい」というときには、かなり刺さるはず。
注意点
その代わり、いくつかガチめの注意点もあります。
- 直火は禁止:焚き火をする場合は、必ず焚き火台と耐熱シートを使用(公式でも明記されています)。
- 設備は必要最低限:シャワーなし・薪販売なしなので、事前準備が甘いと普通に困ります。
- アクセスは山道:キャンプ場手前はカーブ多めの山道なので、運転に自信がない人は明るいうちのチェックイン一択。
僕自身、初回は「まあ大丈夫でしょ」と軽いノリで夕方ギリギリに入ろうとして、
山道のカーブ続きにちょっとヒヤッとしたことがあります。
それ以来、山中に行くときは「早めイン・余裕撤収」をマイルールにしています。
山中キャンプ場は、高規格キャンプ場の快適さとは真逆の場所です。
でも、その不便さのおかげで、「火」「水」「暗さ」「音」といった基本要素のありがたみを、ソロでじっくり味わえる。
ちょっとワイルド寄りの森キャンプに挑戦したいなら、ぜひ候補に入れてみてください。
5. 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場|フリーサイトで“自分だけの場所”を見つける

「ガチな山奥までは行きたくないけど、人の少ないところでゆったり張りたい」って相談されたら、
僕がよく候補に出すのが、黒髪山の麓に広がる乳待坊公園いこいの広場キャンプ場です。
公園一体がキャンプフィールドになったような開放感があって、黒髪山の稜線もドーンと見えるロケーション。
公式:乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 公式サイト /
観光情報:あそぼーさが(佐賀県観光サイト)
ここの特徴をひと言でいうと、「全部フリーサイトの芝生キャンプ場」。
公式のキャンプ案内ページにも「乳待坊キャンプ場内は全てフリーエリアとなっております。キャンプサイトの区分けは設けておりません」としっかり書かれていて、
ほんとうに区画ロープとか一切なし。自分で「今日のホーム」を探していくスタイルです。
参考:キャンプ・デイキャンプ案内
初めて行ったとき、管理棟前の芝生を見た瞬間に「うわ、ここはテント張り放題の遊び場だ…」って素直にテンション上がりました。
端っこのちょっと高くなっている場所とか、木が少しだけ寄り添っているエリアとか、“自分だけの場所”を見つける楽しさがあるんですよね。
ソロに向く理由
乳待坊がソロにちょうどいいのは、「完全な山奥ではないけれど、ちゃんと自然寄り」なポジションだからです。
フィールドは芝生メインで開けているので、森キャンほどの“閉じ込められてる感”はないけど、
公園感が強すぎて落ち着かない、というほどでもない絶妙さ。
僕はだいたい、駐車場や遊具から距離がある端エリアを狙ってテントを張ります。
子どもたちが遊ぶ声が聞こえにくい位置だと、ソロでもかなり落ち着けますし、夜になるとそのエリアはほぼ「自分の庭」状態。
星もよく見えて、「焚き火しながら星を見る」というシンプルな贅沢がすごく似合うキャンプ場です。
もうひとつのポイントは設備のバランス。
公式サイトの案内にもある通り、場内には
- コインシャワー(100円/2分)
- 炊事場(管理棟下に水道とカマド)
- 男女別トイレ+多目的トイレ
- 管理棟(8:00〜20:00まで管理人常駐)
といった設備がしっかり整っていて、ソロ初心者でも安心して泊まれる環境です。
「高規格すぎてキャンプしてる感が薄い」のと「不便すぎてちょっと不安」のちょうど真ん中くらい。
個人的には、ソロデビュー2〜3回目くらいの人が“次の一歩”として選ぶのに、すごくいいラインだと思ってます。
参考:キャンプ場案内・設備
あと、ここならではの魅力がテントサウナ。
公式レンタルページにも、テントサウナ(1,000円〜/1日)や自立式ハンモック、焚き火台、チェア、寝袋、ポータブル電源まで、かなり豊富なレンタルラインナップが載っています。
「ギアはまだ最低限しか持ってないけど、ソロでのんびりしたい」という人でも、レンタルを組み合わせれば一通りのキャンプが成立するのはありがたいところ。
参考:レンタル・販売(公式)
こんな具体的な楽しみ方ができる
僕がよくやる乳待坊ソロは、こんな感じです。
- 11:00:チェックインして、芝生の端で「ここだ」と思ったところにソロテント&タープ設営。
- 昼〜午後:テントサウナをレンタルして、ととのいながらゴロゴロ読書。
- 夕方:テントの向きを微調整して、焚き火台の位置と星の見える方向をチェック。
- 夜:焚き火しながら星を見上げて、ちょっとだけ未来のキャンプ計画を考える。
黒髪山のシルエットがうっすら浮かぶ夜空の下で焚き火を見ていると、「あ、この場所を選んで正解だったな」と素直に思えます。
注意点
一方で、いくつか気をつけたいポイントもあります。
- 直火は禁止:公式のキャンプ案内ページにも「全エリア直火禁止」と明記されているので、
焚き火をするなら焚き火台+焚き火シートはマスト装備です。 - ファミリー・イベント利用も多い:
子ども向け遊具もあるし、イベント(サウナ・水鉄砲合戦など)も定期的に開催されているので、
「静けさ重視」のソロなら平日 or オフシーズンを狙うのがおすすめ。
予約前に公式サイトのニュースやSNS(InstagramやFacebook)でイベント予定をチェックしておくと安心です。 - 夏はそれなりに暑い:標高はそこまで高くないので、真夏は日差し&暑さ対策をしっかりと。
タープと風通しのいいテントがあると快適度が全然違います。
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場は、「ガチな野営じゃないけど、公園泊とも違う」という、ソロにちょうどいい中間地点。
フリーサイトの芝生の上で、自分の“定位置”を探しながらテントを張る時間そのものが楽しいので、
次のソロで「自分だけの場所」を見つけてみたい人には、ぜひ一度訪れてほしいフィールドです。
6. むおんきゃんぷ|1日1組限定、“無音感”を味わう究極の貸切ソロ

「とにかく誰にも会いたくない。完全にひとりになれる場所ない?」って聞かれたら、
僕がいちばん最初に思い浮かべるのが、佐賀市富士町・音無地区にあるむおんきゃんぷです。
佐賀県公式観光サイト「あそぼーさが」でも、「無音感を感じる究極のプライベートキャンプ場。1組限定の貸切サイト」と紹介されているガチの貸切フィールド。
公式情報:むおんきゃんぷ|あそぼーさが(佐賀県公式) /
むおんきゃんぷ|九州観光情報サイト
サイトに着くとまず目に入るのが、きれいに刈り込まれた芝生と、その向こうに広がる田園と山だけの景色。
周囲に人家はほとんどなくて、「あ、これは本当に“自分たちだけの場所”だ」と一瞬でわかります。
佐賀県の公式情報にも、「きれいな芝生が敷かれ、テント・タープを自由にレイアウトすることができます」と書かれているとおり、
好きなテント・タープの形で、自分好みの“秘密基地”レイアウトを組めるのが最高に楽しい。
参考:施設情報・料金
僕が初めてむおんきゃんぷに入ったときは、設営を終えて椅子に座った瞬間に、ちょっと笑いました。
「あれ? さっきから風と鳥の声と、自分の足音しか聞いてないぞ」と。
夕方になって焚き火を始めると、音のラインナップはさらにシンプルになって、
- 田んぼの向こうから時々聞こえるカエルの声
- 山のほうで鳴く鳥の声
- 自分の焚き火が「パチッ」と爆ぜる音
ほぼこれだけ。
「無音感」というフレーズはちょっと大げさかな?と思ってたんですが、夜になって本当にそれに近い状態になるんですよね。
デジタルデトックスとか、頭を一回まっさらにしたい人には、かなり刺さる環境だと思います。
ソロに向く理由
むおんきゃんぷは、あそぼーさがの情報にもある通り、基本コンセプトが「1日1組限定の貸切サイト」。
さらに、ExCAMPの紹介ページや各種レポートを見ると、サイト構成として
- ソロ向けの「むおんの丘ソロサイト」
- 車を横付けできるオートキャンプサイト
- よりワイルドな森キャンプサイト
…といったスタイル別サイトが用意されていて、ソロ/デュオ/ファミリーと目的に合わせて選べるようになっています。
あそぼーさがの料金表では、ソロエリア1区画3,000円〜、プライベートサイトやオートキャンプも3,000〜3,500円台と、
「1日1組限定・完全貸切」と考えるとかなり良心的な価格設定です。
参考:料金・サイト構成(佐賀県公式)
僕がソロサイトを使ったときの感想を正直に言うと、「この静けさを、ひとりで独り占めしていいの?」という罪悪感すらちょっとありました。
田園風景の向こうに沈んでいく夕焼けを見ながら、焚き火の前でマグカップを片手に座っていると、
時間の感覚がふっと薄れて、「今日が何曜日か」とか、わりとどうでもよくなってきます。
こんな具体的な“無音時間”が味わえる
むおんきゃんぷの楽しみ方は人それぞれですが、僕の定番パターンはこんな感じです。
- 13:00:チェックイン直後に、まずはサイトをぐるっと一周。テントと焚き火台、チェアの配置をじっくり考える。
- 14:00:テントとタープを張って、ウッドデッキやテーブルがあれば“外リビング”をセット。
- 夕方前:あえてスマホの電源を切って、本やノートを取り出して、思いついたことをただ書き出す。
- 日没:焚き火に火を入れて、音楽は流さずに「火+田園+山」の3点セットをじっくり味わう。
- 夜:星が出てきたら、焚き火を少し弱めて、ただひたすら空を見ながらぼーっとする。
いわゆる“映え”とかじゃなくて、自分の内側をちゃんとメンテナンスするためのキャンプをしたい人には、これ以上ない環境です。
注意点
もちろん、良いところばかりではなくて、事前に知っておいてほしいポイントもあります。
- 予約は早めに必須:
1日1組限定なので、そもそも予約枠が少ないです。
プレスリリース情報などでも「2カ月先まで予約の取れないキャンプ場」と紹介されるくらい人気なので、
行きたい日程が決まっているなら、とにかく早めにスケジュールを押さえるのがおすすめ。
参考:地域活性プロジェクトとしてのむおんきゃんぷ(PR TIMES) - 買い出しは事前にしっかり:
あそぼーさがの情報やキャンプ場レビューによると、最寄りのコンビニまで車で10〜12分、スーパーまでは5分前後。
キャンプ場周辺にお店はほとんどないので、食材・飲み物・朝ごはん・おやつは事前にまとめて購入しておいたほうが安心です。
薪の販売は1束500円前後で用意されていますが、「どのくらい燃やしたいか」をイメージして、少し余裕を見ておくと良いです。 - 直火はNG、焚き火台利用:
無音&芝生サイトという性質上、焚き火は焚き火台+耐熱シート必須。
サイト端には焚き火サークルが用意されている場所もありますが、基本ルールは事前にしっかりチェックしておきましょう。
夜、星が近く感じられるくらい暗い場所で、ほんとうに音の少ない時間を過ごしていると、
「最近ずっと頑張りすぎてたな」とか、「もうちょっと肩の力抜いてもいいか」とか、いろんなことが自然と浮かんできます。
誰にも邪魔されず、自分だけのペースで“無音時間”を味わいたいなら、むおんきゃんぷは間違いなく候補に入れてほしい一軒です。
7. 山瀬の里キャンプ場|サイトが独立した“静かな林間ソロサイト”

「林間サイトで、まわりを気にせずこもれるところない?」って聞かれたら、
僕がけっこう本気で推すのが、唐津市浜玉町にある山瀬の里キャンプ場です。
公式サイトのトップにも「魂が喜ぶ自然の楽園」と書かれているんですが、盛ってないです、これ。
公式:山瀬の里キャンプ場 公式サイト /
予約:Reservation(なっぷ経由)
山瀬の里のいちばんの特徴は、各サイトがしっかり“独立した部屋”みたいになっていること。
キャンプ情報サイト「なっぷ」の特集記事でも、
「各サイトが独立したエリアに分かれたプライベートな空間が魅力」「静かにリラックスしたい方にぴったり」と紹介されていて、
実際に行ってみるとそれがよく分かります。
参考:佐賀のキャンプ場おすすめ特集|なっぷ
サイトは「ワイド」「ミドル」「スモール」の3タイプに分かれていて、ソロならスモールサイトで十分すぎる広さ。
林間&川辺の立地で、サイトのまわりはしっかり木立に囲まれているので、
テントの向きとタープの張り方を少し工夫するだけで、本当に「自分だけの小さな森の部屋」がつくれます。
僕がスモールサイトを使ったときは、サイトの奥側にテント、手前にタープ、その下に焚き火台とローチェアという配置にしました。
目の前には木立と小さな斜面、横には川の気配。視界にほとんど他サイトが入ってこないので、
焚き火しながら「あれ、自分以外のキャンパーいたっけ?」と一瞬錯覚するくらい、距離感がしっかり取られているんですよね。
ソロに向く理由
山瀬の里がソロ向きだなと思うポイントは、ざっくり言うとこの3つです。
- サイト同士の距離がちゃんとある:視線がぶつからないので、テントの外でも気を抜ける。
- 林間+川の環境:昼は木漏れ日、夜は川音がBGMになって、焚き火時間がとにかく落ち着く。
- “手作り感”と“清潔感”のバランス:管理人さん手作りの設備が多いのに、サイトはしっかり整っていて使いやすい。
公式サイトの「About」を見ると、
「自然の厳しさ・素晴らしさを体験してほしい」「人の世界に疲れた人たちの心を癒せる場所として守り続けていきたい」
というオーナーさんの想いが語られています。
実際フィールドに立つと、その“里山を丸ごとキャンプ場にしている感じ”がすごく伝わってきます。
参考:山瀬の里キャンプ場について(公式)
料金や設備のリアルなところ
料金は公式のPriceページに詳しく出ていますが、ざっくり言うと
- 入場料:大人(小学生以上)550円/子ども330円
- テント設営料:ソロ 2,200円/1張/1日
- 薪(ナラ・ヒノキ・スギ)やニジマス釣り、お風呂・サウナなどオプションもあり
…といった感じで、「ソロでしっかり楽しめる里山キャンプ」としてはかなり現実的な価格帯です。
サイト地面は土、立地環境は「林間&川」となっていて、車の乗り入れもOK(サイトによる)なので、
荷物をしっかり積んでソロベースキャンプ的に楽しみたい人にも向いています。
参考:料金表(公式) /
施設情報|なっぷ
僕が実際にソロで入ったときに好きだったのは、夕方の「木漏れ日タイム」。
日が傾いてくると、木の隙間から差し込む光がサイトの中を少しずつ移動していくんですが、
それをぼーっと眺めながら焚き火の準備をしている時間がめちゃくちゃ良いんですよね。
テントに落ちる木漏れ日を見て、「ああ、今日はちゃんと自分のためだけに時間を使えてるな」と実感できます。
注意点&最新情報のチェック
山瀬の里は、ほどよく“秘境感”があるキャンプ場なので、事前チェックも大事です。
- 料金・イベントはシーズンで変動あり:
料金やオプション、そうめん流しなどの季節イベントは、時期によって内容が変わることがあります。
行く前に必ず公式サイトの「料金表」「お知らせ」や、
予約ページ(なっぷ)、公式Facebook・
Instagramをチェックしておきましょう。 - 人気シーズンの週末は早め予約必須:
特に春と秋の気持ちいい季節は、林間+川という条件もあって人気が高め。
公式の予約ページから「なっぷ」に飛べるので、予定が決まったら早めにポチっておくのが安心です。
参考:ご予約について(公式) - アクセスは山道&道が少し狭い:
公式や口コミでも「来るまでの道は少し狭いです」と書かれているので、
初めて向かうときは、明るいうちのチェックインをおすすめします。
山瀬の里キャンプ場は、「とにかく静かな林間サイトで、ほかのサイトを気にせず過ごしたい」ソロキャンパーにとって、かなり理想に近いフィールド。
サイトの形と木立の配置を見ながら、自分なりの“小さな森の部屋”をつくる楽しさを、一度味わってみてほしい場所です。
佐賀でソロキャンプをもっと楽しむ装備と持ち物

正直、ロケーションがどれだけ最高でも、装備がスカスカだとソロキャンプは一気に「ただの不安な夜」になります。
逆に、ギアさえ最低限しっかり揃っていれば、森の奥でも海辺でも「ここは自分の居場所だ」と胸を張って座っていられる。
僕自身、300泊以上ソロで張ってきて、「あ、結局ここさえ押さえておけば大丈夫だな」と思ったポイントを絞って紹介します。
ひとり焚き火を快適にする基本ギア
まずは「これがないとそもそも話にならない」焚き火まわりから。
佐賀のキャンプ場は、今回紹介したフィールドも含めて直火NGのところが多いので、焚き火ギアはかなり重要です。
- 焚き火台
直火不可のキャンプ場が基本なので、焚き火台はマスト。
僕はソロのとき、スノーピーク「焚火台M」や
コールマンのコンパクト焚き火台をよく使っています。
ポイントは「灰の処理がしやすいか」「薪が組みやすいか」。多少重くても、この2つを優先した方が結果的にストレスが減ります。 - 耐熱シート
芝生サイトや直火禁止サイトでは必須。地面へのダメージを減らすのはマナーでもあり、自分たちの遊び場を守る行為でもあります。
難燃素材の耐熱シートは、モンベルや
ユニフレームなど国内ブランドからも出ているので、サイズと収納性で選ぶと◎。 - 火ばさみ・耐熱グローブ
薪の位置を細かくいじれるかどうかで、焚き火の楽しさが変わります。
グローブは、僕は
スノーピーク「キャンピンググローブ」を愛用中。多少の火の粉なら気にせず薪をガシガシ動かせるので、ストレスが減ります。 - 焚き火用チェア(座面低め)
炎と目線が近いと、焚き火って一気に“自分ごと”になるんですよね。
ローチェア系(座面が20〜30cm前後)のモデル、たとえば
ヘリノックス チェアワンや
キャプテンスタッグのローチェアあたりがソロには扱いやすいです。 - ランタン(暖色系)
LEDでもいいので、色温度が「電球色(暖色)」寄りのものを1つは持っておきたいです。
白色LEDだけだと、せっかくの焚き火の赤がかき消されてしまうので、
僕はLEDLENSERの暖色ランタンをテーブル用に1個入れています。
焚き火の赤は、孤独をちょうどいい温度にしてくれる色だと僕は思ってます。
なので「炎と目線が近いチェア」と「眩しすぎないランタン」、この2つだけでもちょっといいものを選んでおくと、ソロ時間の質が一気に上がります。
静かな夜を快適にする“居住性アップ”装備
焚き火まわりが整ったら、次は「ちゃんと眠れるかどうか」。
ここをケチると翌日の楽しさが半減どころかゼロになります。佐賀で何度もソロ泊してきて、「これは持ってきてよかった…!」と心底思ったのはこのあたり。
- マット+コット
地面の冷気と凹凸をどれだけカットできるかで、睡眠の質がまるっと変わります。
僕は「コット(簡易ベッド)+薄めのフォームマット」の二重構成が定番。
たとえばヘリノックス コットワンや
モンベルのフォームパッドなど、信頼できるメーカーのものを1つ持っておくと長く使えます。 - 耳栓
「静かな場所に来たのに耳栓?」と思うかもしれませんが、風が強い夜にテントがバサバサ鳴る音や、
木のきしみが気になるタイプの人には、シンプルにおすすめです。
僕は「今日はちょっと繊細だな」と思う夜だけ、Mack’sのフォーム耳栓を使います。 - サブ用の小さなライト
メインランタンとは別に、手のひらサイズのライトを1つ。
トイレに行くときや、焚き火を消したあとにテント内でちょっとゴソゴソするときに、
サッと使えるライトがあると、「あ、夜が怖くない」という感覚が増します。
クリップ付きのライトだと、タープやポールにもつけられて便利です。 - 防寒着・ダウンパンツ・ネックウォーマー
春秋でも、山や湖畔の夜は普通に一桁台まで冷え込むことがあります。
僕はいつも、3シーズン用のウェアにプラスして
薄手ダウンと
ダウンパンツ、ネックウォーマーをセットで持っていきます。
「ちょっと持ちすぎかな?」くらいでちょうどいいです。
テントに落ちる木漏れ日を見ながら、「今日を自由に生きていいな」と思えるのは、
ちゃんと眠れて、体がほぐれているからこそ。
ソロキャンプは“睡眠への投資”をケチらないほうが、結果的に得します。
佐賀ならではの気候対策
最後に、佐賀でソロキャンプをするうえでのざっくり気候イメージを共有しておきます。
僕の体感と、現地の標高・地形をセットで考えると、こんな感じです。
- 山エリア(北山・山中など)
北山キャンプ場や山中キャンプ場のような山間部は、標高がそこそこあるので、春・秋でも朝晩は一桁台まで下がる日があります。
「街で薄手パーカーでちょうどいい日」は、山ではダウンが欲しくなることが多いです。
シュラフは“限界温度”ではなく快適温度で選ぶのがおすすめ。 - 海エリア(波戸岬など)
玄界灘を望む波戸岬キャンプ場のような海沿いは、とにかく風。
体感温度は風に持っていかれるので、防風性のあるソフトシェルやウインドブレーカーがあると助かります。
タープのガイロープも多めに持っていって、「増し張り前提」で組むと安心です。 - 湖畔・高地(広川原など)
広川原 湖畔の森キャンプ場のような高地+湖畔のフィールドは、放射冷却が効きやすく、
体感温度は街中より2〜3℃低いくらいのイメージで準備しておくとちょうどいいです。
日中は過ごしやすくても、夜〜早朝は急に冷えるので、レイヤリング(重ね着)で調整できる装備が安心。
「街でちょうどいい服装」だと、佐賀の夜はだいたい寒いです。
少しオーバースペックかな、と思うくらいの防寒装備を持っていくのが、ソロキャンパーの正解だと僕は思っています。
それさえ押さえておけば、あとは焚き火と星空に集中できます。
季節別・佐賀ソロキャンプの楽しみ方と注意点
同じキャンプ場でも、季節が変わると「え、ここ本当に同じ場所?」ってくらい表情が変わります。
佐賀のフィールドはその差がけっこうハッキリしているので、季節ごとの楽しみ方と注意点をざっくり頭に入れておくだけで、失敗キャンプがグッと減ります。
春・秋|焚き火ベストシーズンの静寂を楽しむ
僕が一年の中でいちばん佐賀に通うのが、春と秋です。
日中はTシャツ+薄手アウターでちょうどよくて、夜になると「焚き火がないと少し肌寒い」くらいのライン。
つまり焚き火が主役になれるシーズンなんですよね。
- 北山キャンプ場(公式)や
広川原 湖畔の森キャンプ場(嬉野市公式)では、空気が澄んでいて煙がまっすぐ立ち上がる日が多いです。
湖面に炎が映ったり、森の中で煙がスッと抜けていくのを見ると、「ああ、今日は当たり日だな」とニヤけます。 - 里山ロケーションの
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場(公式)は、秋になると空気が一気に“里山の匂い”に変わります。
焚き火の向こうに星がポツポツ増えていく感じが、個人的にめちゃくちゃ好きです。
ただし、山間部の夜の冷え込みは油断禁物。
北山も広川原も、春・秋でも夜は一桁台まで落ちる日があります。
シュラフは「限界温度」ではなく快適温度を見て、予想最低気温より余裕のあるモデルを選ぶのが鉄則。
僕はいつも、インナー+フリース+薄手ダウンくらいまで着込める前提で装備を組んでいます。
夏|高地と湖畔で“涼をとるソロキャンプ”
正直、真夏の平地ソロはかなりストイックです(笑)。
なので僕は、夏に佐賀で張るときは最初から「涼しいところだけ狙う」と決めています。
いちばん頼りになるのが、高地の湖畔サイトである
広川原 湖畔の森キャンプ場。
標高があるので、日中の直射はそれなりでも、夕方になるとちゃんと温度が下がってきます。
湖面を渡る風がテントをなでていく感じが、「あ、街とは空気の質が違うな」とハッキリ分かるレベル。
- テントはメッシュパネル多め&風通し重視のモデルが圧倒的に快適。
- 電源サイトが取れれば、小型扇風機や首掛けファンも遠慮なく投入しましょう。
- 虫対策(蚊取り線香・虫除けスプレー・長袖長ズボン・薄手の手袋)は「やりすぎかな?」くらいでちょうどいいです。
僕は夏キャンプのとき、「今日は焚き火を主役にしない」と決めて行くことが多いです。
日没後にちょっとだけ火を眺めて、あとは風・影・水の音を楽しむ日にしてしまう。
そのほうが、体も楽だし、夏ならではの“解放感”を味わえます。
冬|装備を整えれば、静けさと星空は独り占め
冬の佐賀でソロキャンプ……と聞くと、「さすがにキツそう」と思うかもしれません。
たしかにハードルは上がりますが、そのぶん
「人が少ない」「星が異常にきれい」「焚き火のありがたみMAX」というご褒美がついてきます。
僕が冬に北山やむおんきゃんぷあたりで張るときは、だいたいこんな装備で行きます。
- 冬用シュラフ:表示温度は「限界」ではなく快適温度−5℃くらい余裕があるものを選ぶ。
- マット二重敷き:クローズドセルマット+インフレータブルマットのダブル。地面からの冷気を断つのが最優先。
- 手足用カイロ・ネックウォーマー・ニット帽:末端と首元を温めると体感温度が一気に変わります。
- 火の粉に強いアウターや難燃ブランケット:焚き火に近づいても気を使いすぎずに済むので、結果的にリラックスできます。
冬の澄んだ空気の中で焚き火をしていると、星が本当に近く感じる夜があります。
そういうときは、不思議と悩みごとが全部「まあいいか」に変わっていくんですよね。
装備さえきっちり整えておけば、あとは焚き火の前でマグカップを温めながら、ゆっくり夜を受け取るだけ。
それが、冬の佐賀ソロキャンプのいちばんおいしいところだと思っています。
初めて佐賀でソロキャンプをする人のQ&A
Q1. 佐賀で「初心者向け」のソロキャンプ場はどこですか?
A. 僕が友達に「最初どこ行けばいい?」って聞かれたら、まず北山キャンプ場か波戸岬キャンプ場を推します。
どっちも設備がしっかりしていて、場内の雰囲気も安心感があるんですよね。
初めてソロで張ったときって、正直ほとんどの人が「え、夜ってこんなに暗いの…?」ってビビるので(笑)、
この2つみたいに管理も整っていて利用者も多めのキャンプ場は、心の安定剤になります。
Q2. 無料でソロキャンプできる場所はありますか?
A. 以前は「さが水ものがたり館」みたいに、無料で張れる場所があったんですが、
佐賀市の都市公園条例で2024年3月末にキャンプ利用終了になっています。
無料って響きは最高なんだけど、そのぶん治安やマナー問題も起きやすい。
僕はソロのときは特に、「無料」より“安全・静けさ・設備”を買ったほうが全然いいと思ってます。
Q3. 女性ひとりでのソロキャンプでも大丈夫ですか?
A. 全然できます。が、場所選びと時間だけは本当に大事。
遅い時間帯に知らない場所へ入るのは、僕でもちょっと緊張します。
なので明るいうちにチェックインして、雰囲気を把握するのがめちゃくちゃ安心。
設備が整っていて人の目も適度にあるのは、北山キャンプ場・波戸岬キャンプ場・乳待坊公園いこいの広場キャンプ場あたり。
もし不安なら、最初は友人とデュオで行って「このキャンプ場好きだな」って感覚を掴んでからソロに挑戦するのが最強ルートです。
Q4. 直火で焚き火できる場所はありますか?
A. 佐賀も例にもれず、直火OKの場所はかなり少なくなっています。
代表的なのは北山キャンプ場の一部直火サイトくらいで、ほとんどのキャンプ場が直火NGです。
基本的には焚き火台+耐熱シートをセットで持っていくのが正義。
僕も直火文化は好きなんですが、芝生を守る&自然を荒らさないためにも、ルールはちゃんと守って焚き火しましょう。
Q5. 車なし・公共交通機関だけでも行けるソロキャンプ場はありますか?
A. あります、あります。ただし、本数が少なかったり歩く距離がそれなりにあったりで、ちょっと計画が必要です。
一番現実的なのは波戸岬キャンプ場(バス+徒歩)。
ただ、キャンプ道具ってなんだかんだ重いし、買い出しや温泉にも行きたくなるので、
個人的にはレンタカー or カーシェアを組み合わせるほうが圧倒的に快適。
公共交通+徒歩で行くなら、時刻表をしっかり調べて「帰りの足」まで確保しておくのがソロの鉄則です。
まとめ|火を囲む時間がくれる、“孤高の贅沢”
佐賀って、地図で見るとコンパクトなんですよね。
だけど実際に歩いてみると、「小さい県にこんなに表情あったの?」って驚くくらい、海・山・湖のフィールドがぎゅっと詰まっている。
これはもう、ソロキャンパーにとっては宝箱みたいな県です。
玄界灘に沈む夕日を前に、波戸岬で焚き火の炎をただ眺める夜。
広川原の湖畔で、冷たく澄んだ風と静かな森に包まれながら、マグを両手で抱えて深呼吸する時間。
北山や山中の森で、川音を子守歌に眠りへ落ちていく静寂のテントサイト。
どのフィールドにも共通しているのは、派手じゃないけど“心が整っていく静けさ”なんですよね。
焚き火の音って、本当に不思議です。
パチッと爆ぜるたびに、頭のざわざわが一個ずつ消えていく。
薪をそっとくべながら「今日はまあ、これでいいか」って、自然に肩の力が抜けていく。
僕はいまだに、ソロで焚き火をしていると、過去の重さが煙になってどこかに飛んでいくような感覚になります。
そして、そんな夜を越えた翌朝の世界は、なんだか少しだけ優しい。
見えている景色は同じなのに、心の中の“焦り”や“重さ”がちょっとだけ薄くなっている。
だからこそ、僕はソロキャンプを「孤独」じゃなくて“自分と仲直りする時間”だと思っています。
もし今、なんとなく息苦しいとか、誰とも話したくない夜があるなら──
ぜひ、佐賀のどこかで焚き火をしてみてください。
派手な演出なんて要りません。
ただ炎を見つめて、風と森の音を聴くだけでいい。
その静けさが、あなたの心の地図をそっと書き換えてくれるはずです。
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海キャンプの醍醐味・注意点・魅力がギュッと詰まった“佐賀の海キャンプ最深部”を味わえる記事です。
情報ソース・参考リンク
本記事の内容は、各自治体公式サイト・キャンプ場公式サイト・公的観光サイト・大手キャンプ情報サイトなど、信頼性の高い一次情報をもとに構成しています。
キャンプ場はシーズンによって営業形態や料金、ルールが変わることも珍しくないため、実際に利用する際は必ず最新の公式情報をご確認ください。
- 北山キャンプ場 公式サイト・サイト紹介ページ(佐賀市富士町)
┗
北山キャンプ場 公式サイト
/
サイト紹介・エリアマップ
- 佐賀県観光サイト「あそぼーさが」北山キャンプ場 特集・施設情報
┗
北山キャンプ場|体験ページ(あそぼーさが)
/
リニューアル特集記事|北山キャンプ場の新たな魅力
- 波戸岬キャンプ場 公式サイト(唐津市)
┗
波戸岬キャンプ場 公式サイト
/
波戸岬キャンプ場について(基本情報)
- 佐賀県観光サイト・波戸岬キャンプ場(海浜公園)紹介ページ
┗
波戸岬キャンプ場|体験ページ(あそぼーさが)
- 嬉野市公式・広川原キャンプ場(湖畔の森キャンプ場)案内ページ
┗
広川原キャンプ場(嬉野市公式)
/
広川原キャンプ場|場内・施設について(嬉野市公式)
- 嬉野温泉観光協会・広川原 湖畔の森キャンプ場
┗
広川原 湖畔の森キャンプ場|嬉野温泉観光協会
- 佐賀市公式・山中キャンプ場案内ページ
┗
山中キャンプ場(佐賀市公式)
/
山中キャンプ場|観光スポット(あそぼーさが)
- 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 公式サイト・観光情報
┗
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 公式サイト
/
キャンプ・デイキャンプ案内(フリーサイト・料金・設備)
/
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場|観光スポット(あそぼーさが)
- むおんきゃんぷ(佐賀市富士町)観光案内・キャンプ場紹介
┗
むおんきゃんぷ|観光スポット(あそぼーさが)
/
むおんきゃんぷ|九州観光情報サイト
- 山瀬の里キャンプ場(唐津市)公式サイト・キャンプ場紹介記事
┗
山瀬の里キャンプ場 公式サイト
/
山瀬の里キャンプ場|料金表
/
山瀬の里キャンプ場|施設情報(なっぷ)
- さが水ものがたり館 キャンプ案内(※キャンプ利用は2024年3月31日で終了)
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キャンプ案内|さが水ものがたり館(公式)
とくにさが水ものがたり館の河川敷キャンプについては、かつて無料でソロキャンパーにも人気のスポットでしたが、
佐賀市の都市公園条例に基づき、2024年3月31日をもってキャンプ・バーベキュー利用が終了しています。
現在はキャンプ目的での使用はできないため、本記事内では「7選」には含めず、過去の参考情報としてのみ記載しています。
注意書き
※本記事の内容は、執筆時点で確認できる公式サイト・公的機関の情報をもとにまとめています。
ただし、キャンプ場の営業期間・料金・予約方法・サイト構成・焚き火ルール(直火可否・焚き火台必須・指定エリアのみ可など)は、予告なく変更される場合があります。
実際に利用される際は、必ず各キャンプ場・自治体の
公式サイト・最新のお知らせ・現地掲示
をご確認のうえ、管理人やスタッフの指示に従ってください。
※焚き火を行う際は、消火用の水・砂・バケツ等を必ず準備し、熾火が完全に消えたことを確認してから就寝・撤収を行ってください。
直火禁止のフィールドでは、焚き火台+耐熱シートを使用し、芝生や地面を焦がさないよう配慮しましょう。
フィールドを守る行動は、ソロキャンパーの自由な遊び場を未来につなげていくことにも直結します。


