【完全保存版】佐賀県キャンプ場大全|本当に教えたくない“海と森”の絶景サイト15選

キャンプ場

テントのファスナーをそっと開けた瞬間、まだ柔らかい朝の光と、潮の匂いが一気に流れ込んでくる。
目の前には、玄界灘の水平線。昨夜まで燃えていた焚き火の残り火が、かすかに赤く息をしている。

10代から野営と登山を続けてきて、これまで日本各地で300泊以上キャンプをしてきたけれど、
はじめて佐賀の地にテントを張った朝、僕は素直にこう思った。
「どうして、もっと早く佐賀でキャンプをしなかったんだろう」と。

福岡や熊本に比べると、佐賀のキャンプ情報はネット上では決して多くない。
でも、その「情報の少なさ」こそが、わかる人だけが通う静かな名キャンプ場たちを、
これまでひっそりと守ってきたのだと思う。

アウトドアメーカー勤務時代には、国内外のキャンプ場でフィールドテストを重ね、
独立後はキャンプギア評論家・アウトドアライターとして年間200本以上のレビューと取材を続けてきた。
そんな僕が改めてフィールドに立ち、現地の空気と一次情報をかき集めて見えてきたのは、

「海に沈む夕日」
「山に抱かれる森」
「湖面に揺れるランタンの光」

──この3つの表情が、驚くほどコンパクトに詰まったキャンプ県としての「佐賀」だった。

このガイドでは、そんな「佐賀県の海・森・湖のキャンプ場」を、
アウトドアメーカー出身の視点と、野営好きの肌感覚の両方から、本気で選び抜いて紹介していく。

  • 佐賀でキャンプをしてみたい初心者〜中級者
  • 「佐賀 キャンプ場 おすすめ」「佐賀 海キャンプ」で検索している人
  • 混みすぎない、静かなキャンプ時間を探している人

そんなあなたに向けて、“次の連休、本当に張るべきサイト”だけを、
焚き火とフィールド取材を糧に生きているアウトドアライター風間 陸として、正直に書いていく。


  1. 佐賀県キャンプの魅力──「海・森・湖」がぎゅっと詰まったコンパクトな楽園
  2. 海の匂いと焚き火の煙が混じる場所──佐賀県の「海キャンプ場」
    1. 波戸岬キャンプ場(唐津市)──佐賀を代表する海キャンの聖地
      1. サイト構成と設備をガチ解説
      2. どんな人に向いている? 友達に勧めるときの基準
      3. 失敗しないための、海キャンプならではのポイント
    2. その他チェックしておきたい“海が近い”キャンプ候補
  3. 山の匂いが濃い場所へ──佐賀県の森キャンプ場
    1. 吉野山キャンプ場(三瀬エリア)──山と川に抱かれたベースキャンプ
      1. サイトと設備のリアルなところ
      2. こんな人におすすめ
    2. 奥平谷キャンプ場(鹿島市)──水遊びと森林浴を楽しめる渓谷キャンプ
    3. 静けさにこだわりたいソロキャンパー向けの“森時間”
  4. 湖面に揺れるランタン──佐賀の湖畔キャンプ場
    1. 広川原 湖畔の森キャンプ場(嬉野市)──湖と森に挟まれた静かな市営キャンプ場
      1. サイトと施設──湖畔ステイの具体的なイメージ
      2. 僕がハマった「キャンプ+嬉野温泉」セット旅
  5. 歴史と焚き火が出会う──吉野ヶ里×スノーピークの新フィールド
      1. どんな施設になるの? ざっくりイメージ
      2. 歴史公園×キャンプって、正直どうなの?
      3. どんなキャンパーに刺さりそう? 僕なりの視点
  6. スタイル別・あなたに合う「佐賀県キャンプ場」の選び方
    1. 初心者・ファミリーならここから始めよう
    2. 静かに焚き火と向き合いたいソロキャンパーへ
    3. コスパ重視・無料/格安で楽しみたい人へ
    4. 温泉好きなら「キャンプ+湯治」スタイルがおすすめ
  7. 佐賀県キャンプ場FAQ──はじめての疑問にまとめて答える
    1. Q1:佐賀で初心者に一番おすすめのキャンプ場は?
    2. Q2:子連れでも安心して泊まれるキャンプ場は?
    3. Q3:海辺キャンプで気をつけるべきことは?
    4. Q4:冬にキャンプするなら、どのエリアが現実的?
    5. Q5:キャンプと一緒に温泉も楽しむなら?
    6. Q6:予約が取りにくい人気キャンプ場は?
    7. Q7:ソロキャンパーが浮かない場所はある?
  8. 最後に──次の連休、どの空の下で焚き火をしますか?
  9. 内部リンクのおすすめ(同じブログ内でつなげたい記事)
  10. 参考情報・公式サイト一覧

佐賀県キャンプの魅力──「海・森・湖」がぎゅっと詰まったコンパクトな楽園

九州の地図を広げてみると、佐賀ってちょっと不思議なポジションなんですよね。
玄界灘に面した唐津の海、三瀬や富士町の深い山、嬉野の静かな湖畔…。
どこも車でだいたい1〜2時間圏内で行き来できるコンパクトさがある。

僕も実際に何度も通ってますが、
「今日は海で夕日見たいな」と思えば唐津方面へ、
「今日は森でしっぽり焚き火したい」と思えば三瀬・北山方面へ、
「温泉もセットでのんびりしたい」ときは嬉野の湖畔へ…という感じで、
その日の気分でフィールドを選べる“キャンプ県”なんです。

佐賀県の公式観光サイト
「あそぼーさが」や、
キャンプ場特集ページを見てもらうとわかりやすいんですが、
北部九州最大級のサイト数を誇る北山キャンプ場、ログハウスが並ぶ吉野山キャンプ場
湖に抱かれた広川原 湖畔の森キャンプ場、鳥栖の温泉併設オートキャンプ場など、
タイプの違うキャンプ場がギュッと詰まっています。

なかでも、僕が実際に張ってみて
「これは佐賀キャンプの“顔”だな」と感じたのが、この3タイプです。

  • 玄界灘に沈む夕日を眺める「海キャンプ」
    代表格はやっぱり唐津エリア。なかでも波戸岬周辺は、テントの入口を開けたら海、というロケーションが狙えます。
    海沿いは風が強い日もあるので、ここではタープを低めに張るコツや、潮風でギアを傷めない工夫なんかも、実体験ベースでしっかり書いていきます。
  • 三瀬や富士町の山に抱かれる「森キャンプ」
    高原の開放感と森の静けさ、両方味わえるのがこのエリア。
    たとえば、北部九州最大級・全79サイトの北山キャンプ場(公式:https://hokuzan-camp.com/)は、
    オートサイト・直火OKサイト・ペット可サイト・木立サイトまで揃っていて、
    「今日はどう張る?」とサイトマップを眺める時間からすでに楽しいキャンプ場です。
    ログハウスとオートサイトが並ぶ吉野山キャンプ場(公式:https://www.yoshinoyamacamp.com/)は、
    夏になるとクヌギ林でカブトムシ採りができて、子どもがテントに戻ってこないレベルで夢中になります。
  • 嬉野の湖畔で静かに過ごす「湖キャンプ」
    嬉野市営の広川原 湖畔の森キャンプ場(公式:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html)は、
    嬉野ICから車で約25分、湖と森に囲まれた、いわゆる“しっとり系”のキャンプ場。
    サイトの一部はオートサイトにリニューアルされていて(場内詳細:設備情報はこちら)、
    すぐ下に湖、背中側に森、という「音が小さいキャンプ」ができるのが最高です。
    僕はここで、夕方に設営→嬉野温泉でひとっ風呂→戻って湖畔で焚き火、というルーティーンに完全にハマりました。

どのエリアも、福岡・長崎方面からのアクセスがよくて、
「近いのに、ちゃんと非日常」なのが佐賀キャンプのいいところ。

しかも、ここは食のポテンシャルがずるい。
呼子のイカの活き造り、佐賀牛、地元の酒蔵の日本酒、竹崎カニ…。
現地で買った食材をそのまま焚き火に乗せるだけで、「キャンプ飯の教科書か?」っていうレベルの晩ごはんになります。

よく僕は「焚き火の音は、心のざわつきをリセットしてくれる」と言うんですが、
佐賀のキャンプ場はその“リセットボタン”がちょっと強めに効く場所、というイメージです。
海・森・湖、それぞれのフィールドで、焚き火を囲む時間の密度がグッと濃くなる。

このあとの章では、
・どんな雰囲気で
・どんな設備があって
・どんなキャンパーに刺さるのか

を、僕自身が現地で感じたことも交えながら、1つずつ深掘りしていきます。


海の匂いと焚き火の煙が混じる場所──佐賀県の「海キャンプ場」

「テントの入口を開けたら、地平線まで続く海。」
これ、一度でも味わっちゃうとヤバいです。次の連休の予定が、勝手に“海キャンプ”で埋まります。

波戸岬キャンプ場(唐津市)──佐賀を代表する海キャンの聖地

佐賀で「海キャンプどこ行けばいい?」って聞かれたら、まずここを出しておけば間違いないのが
波戸岬キャンプ場です。公式サイトはこちら:
https://www.hadomisaki-camp.jp/

  • 所在地:〒847-0401 佐賀県唐津市鎮西町名護屋7324
    公式の基本情報ページ:波戸岬キャンプ場について
  • ロケーション:玄界灘を望む小高い丘の上。区画によっては、タープの下から水平線がドーンと抜けて見えます。
  • 営業:通年営業/チェックイン13:00〜18:00・チェックアウト〜11:00
    ※最新の時間は必ず公式ページで確認を:利用時間・営業日

公式でも「海と緑と歴史遺産に囲まれた自然豊かな県営キャンプ場」とうたっていて、
すぐ近くには名護屋城跡、海水浴場、サザエのつぼ焼きで有名な売店エリアまで揃ってます。
キャンプ+観光+グルメを一気に詰め込める、“よくばりセット”みたいな立地です。
周辺情報は公式の「周辺案内」からも確認できます:

サイト構成と設備をガチ解説

波戸岬キャンプ場の大きなポイントは、サイトのバリエーションがかなり豊富なこと。
公式の宿泊・施設案内はこちら:
宿泊・施設案内|波戸岬キャンプ場

ざっくり分けると、こんな感じです。

  • オートサイト
    サイト内に車を乗り入れできる王道サイト。
    荷物の上げ下ろしが圧倒的にラクなので、ファミリーとキャンプ初心者はここ一択でOKと言っていいレベルです。
    詳細はこちら:オートサイト紹介ページ
  • 一般サイト
    車は場内駐車場に停めて、リアカーで荷物を運ぶスタイル。
    車がサイトに入ってこない分、場内の雰囲気はちょっと“山寄り”で落ち着いた感じになります。
  • フリーサイト
    区画のロープに縛られない、レイアウト自由度高めのエリア。
    グループでタープを連結したり、ソロで端っこにこっそり張ったり、「自分のキャンプを組み立てたい人」向きです。
  • プレミアムエリア
    完全プライベートな貸切エリア。専用のサンセットデッキや駐車場まで付いていて、
    「ここ、本当にキャンプ場の中?」と思うくらいの特別感があります。
    詳細はこちら:プレミアムエリア案内

設備面もかなりしっかりしていて、炊事棟・トイレ・温水シャワーは当然完備。
温水シャワーは24時間使えるので、遅めの時間に海風に吹かれて冷えたあとでも安心です。
(詳細は基本情報ページをチェック:https://www.hadomisaki-camp.jp/about

さらにありがたいのが、レンタルと売店の充実ぶり

  • テント・タープ・ランタン・BBQグリルなどのレンタル一式
    → 公式レンタル一覧:レンタル品一覧
  • 薪・炭・調味料・氷など、キャンプに必要な消耗品の売店販売
    → 公式売店ページ:管理棟売店販売品
  • 地元食材コース(BBQ用の食材セット)も用意あり
    → 詳細は宿泊・施設案内ページ内の案内をチェック

このあたりを使いこなすと、マジで「ほぼ手ぶらキャンプ」が現実的になります。
逆に言うと、ハマると何回もリピートしたくなる環境なので、予約ページの3か月前解禁ルールは覚えておきましょう。
予約はここから:予約カレンダー・予約フォーム

どんな人に向いている? 友達に勧めるときの基準

  • キャンプ初心者・ファミリー
    「はじめてテント泊するんだけど…」という相談をされたら、僕ならまず波戸岬を候補に入れます。
    理由はシンプルで、設備が整っていて・景色がわかりやすく良くて・近くに遊ぶ場所と風呂があるから。
    子どもが飽きたら海岸で遊ばせて、大人はサザエのつぼ焼きで一杯…という流れも作りやすいです。
  • 写真好きキャンパー
    ここは夕日が本番です。玄界灘に沈む太陽、シルエットになったタープとポール…。
    どの季節に行っても、だいたい「1枚はアイコンにしたくなる写真」が撮れます。
    カメラ好きの友人には、プレミアムエリアか海が抜けて見える区画を全力でおすすめしたいところ。
  • グループキャンプ
    フリーサイトやプレミアムエリアなら、タープを連結して“リビング”を作ったり、
    焚き火台を真ん中に置いて円陣スタイルにしたり、レイアウトの自由度がかなり高いです。
    「年に1回の大人の修学旅行」みたいなキャンプには、かなりハマるフィールドですね。

失敗しないための、海キャンプならではのポイント

波戸岬に限らず、玄界灘側の海キャンプは「風・潮・日差し」が三大テーマです。

  • タープは低め&風向きを意識
    風上側のポールをあえて低くして、風を“受け流す”イメージで張ると安定します。
    サイドのガイロープは多めに・ペグは鍛造系でしっかり打ち込みを。
  • 金属ギアは帰宅後に「真水洗い」をルーティン化
    焚き火台やペグ、ランタンスタンドなど、潮風に当たった金属は放置すると一気に劣化します。
    帰ったらとりあえず風呂場に持ち込んでサッと洗うだけでも、寿命が全然違います。
  • サンドペグ&長めのペグを数本余分に
    地面が砂っぽいところや柔らかいところもあるので、
    「普通の30cmペグが抜けがち」というシーンで、長めのペグが一本あると救われます。

このあたりさえ押さえておけば、
「テントから徒歩3分で海」「焚き火の向こうに夕日」
という、海キャンプならではのご褒美タイムがちゃんと味わえます。

その他チェックしておきたい“海が近い”キャンプ候補

唐津・伊万里エリアには、「サイトから海は見えないけど、海までは車で数分」
というキャンプ場やオートキャンプ場もけっこうあります。

佐賀県観光サイト「あそぼーさが」の
佐賀県内で楽しめるキャンプ場特集(2025年版)
を開きつつ、「波戸岬が埋まってたときの第二候補」もいくつかピックアップしておくと安心です。

ハイシーズンや連休になると、
波戸岬キャンプ場の予約は3カ月前の解禁直後に一気に埋まることもあります。
公式の予約ルールはここでチェックしておきましょう:
予約ページ|波戸岬キャンプ場

「海キャンプって難しそう…」というイメージを持たれがちですが、
風・潮・日差しのポイントさえ押さえておけば、
「あ、これ毎年の恒例行事にしたい」と思えるくらい最高の体験になります。


山の匂いが濃い場所へ──佐賀県の森キャンプ場

海もいいんだけど、「やっぱり自分は森派なんだよな…」って人、結構多いですよね。
僕もその一人で、正直いちばん落ち着くのは“木に囲まれてる時間”だったりします。

焚き火の煙に、しっとりした土と落ち葉の匂いが混ざるあの感じ。
あれを知ってしまうと、たまに無性に「森チャージしたい!」ってなるんですよ。

吉野山キャンプ場(三瀬エリア)──山と川に抱かれたベースキャンプ

まず外せないのが、佐賀市三瀬村の吉野山キャンプ場
福岡市内・佐賀市内どっちからも車で約1時間前後というちょうどいい距離感で、
「仕事終わりに前乗り」「土日だけの弾丸キャンプ」にも使いやすいポジションです。

公式情報はここから確認できます:
・佐賀市公式ページ:https://www.city.saga.lg.jp/main/850.html
・キャンプ場公式サイト:https://www.yoshinoyamacamp.com/
・佐賀市観光協会「さがばい」:https://www.sagabai.com/main/?cont=kanko&fid=5

  • 所在地:〒842-0007 佐賀県佐賀市三瀬村藤原井手野186-10
  • 営業:通年(宿泊 11:00〜翌10:00/デイ 11:00〜17:00)※詳細・最新情報は公式サイトの「利用案内」をチェック
  • 予約:完全予約制(ネット予約のみ)
    → 予約ページ:https://www.yoshinoyamacamp.com/reserve

観光協会の紹介文でも、
「緑の山々に映えるお洒落なログハウス」「オートキャンプやテントサイトもあり、夏はクヌギ林でカブトムシやクワガタが採れる」
と書かれているんですが、これ本当に誇張じゃないです。

夏の夜、子どもたちがヘッドライトをつけてクヌギ林をうろうろしてる光景は、
マジで“リアル昆虫図鑑”って感じです。大人の方がテンション上がります(笑)。

サイトと設備のリアルなところ

吉野山は「森キャンプ=ワイルドで不便」というイメージをいい意味で裏切ってくれます。

  • ログハウス
    冷暖房・キッチン・寝具付きの棟もあって、
    「テント泊はまだ怖いけど、キャンプの雰囲気は味わいたい」というファミリーにドンピシャ。
    公式サイトで室内写真も見られるので、一度チェックしてみてください:
    施設案内|吉野山キャンプ場
  • オートサイト
    車を横付けできるので、小さな子ども連れでも設営・撤収が圧倒的にラク。
    サイトによっては川と山が両方チラ見えする“当たり区画”もあります。
  • テントサイト
    山の斜面を活かしたサイトも多くて、
    ちょっと高台寄りの区画を選ぶと、夜に「星の抜け方」が全然違うんですよ。
    三脚立ててじっくり星撮りするのにも向いてます。

トイレや炊事棟はしっかり整備されていて、
「森に来たのに、衛生面のストレスが少ない」のがほんとありがたいポイント。
僕も家族連れで使うときは、まずこの“トイレの安心感”を見ます。

夏場は、場内のクヌギ林での昆虫採集がとにかく大人気。
うちの子もそうだったんですが、「テントに戻って寝なさい」って言わないと戻ってこない問題が発生します(笑)。
親としては、ヘッドライトの灯りが森の中でちょこちょこ動いているのを見るだけで
「連れてきてよかったなぁ」としみじみします。

こんな人におすすめ

  • 福岡・佐賀近郊からの週末キャンプ
    金曜の夜に準備して、土曜の朝にサッと出て昼前に設営完了、
    日曜の午前中に撤収して午後は家でのんびり…みたいな“無理しない週末キャンプ”が組みやすいです。
  • 子連れファミリー
    昆虫採り・川遊び・ログハウス泊、という「子どもが喜ぶ要素」がめちゃくちゃ多い。
    初キャンプの成功体験を作りたいなら、かなり優先度高めの候補です。
  • 「ちょうどいい森キャンプ」を探している人
    ガチの野営まではいかなくていいけど、
    オートサイトだけの高規格キャンプ場より、もう少し“山感”がほしい人にはドンピシャです。

山あいなので、夏でも夜は意外と涼しくて、春秋はかなり冷え込みます。
体感的には平地より5〜8度くらい低いイメージで、
「ちょっとオーバースペックかな?」くらいのシュラフと防寒着を持っていくと安心です。

奥平谷キャンプ場(鹿島市)──水遊びと森林浴を楽しめる渓谷キャンプ

もう一つ、森派にぜひ知っておいてほしいのが奥平谷キャンプ場
鹿島市の山あいにある、渓谷&水遊びが気持ちいいキャンプ場です。

公式情報は鹿島市のサイトにまとまっています:
https://www.city.kashima.saga.jp/site/kanko/3324.html

  • 渓谷沿いでガチの川遊びができるロケーション
  • 真夏の日中でも、タープ下は「扇風機いらないよね」というレベルの涼しさ
  • 鹿島市街地からのアクセスもそこまで悪くない(買い出ししやすい)

ここは、とにかく「水と緑の距離が近い」のがポイント。
タープの下でコーヒーを淹れながら、ずっと川の音がBGMで流れている感じです。

僕はここで、午前中に子どもたちをひたすら川で遊ばせて、
午後はタープの下で本を読んで、夕方から焚き火…という“理想の休日ムーブ”をキメました。
「自分の心音が森に溶けていく」って表現、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
マジでそれくらい静かで、頭の中がスーッとクリアになります。

静けさにこだわりたいソロキャンパー向けの“森時間”

「人が多いキャンプ場だと、どうしても落ち着かないんだよね」というソロキャン仲間も多いので、
そんな友人たちによく伝えているポイントも書いておきます。

吉野山キャンプ場も、平日やオフシーズンを狙うとかなり静かです。
予約時にサイトマップを見ながら、次のあたりを意識してみてください。

  • 炊事棟やトイレから少し離れた区画を選ぶ
  • グループが集まりやすい広いサイトや角地はあえて避ける
  • チェックイン時に「静かにソロで過ごしたくて…」と一言伝えてみる

管理人さんも人柄がよくて、
「じゃあ、このあたりが静かでいいですよ」と一緒に考えてくれたりします。

山の夜って、本当に音がよく通るんですよ。
自分の焚き火のパチパチって音と、マグカップをテーブルに置くコトンという音だけが聞こえるくらいが、
ソロキャンにはちょうどいいかなと僕は思ってます。


湖面に揺れるランタン──佐賀の湖畔キャンプ場

「湖面に揺れるランタンの光を眺めていると、時計を見るのを忘れる。」
これ、ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、嬉野の湖畔で実際にやってみると
「あ、時間ってこんなにどうでもよくなるんだな…」って本気で思います。

広川原 湖畔の森キャンプ場(嬉野市)──湖と森に挟まれた静かな市営キャンプ場

佐賀で「温泉もキャンプもどっちも楽しみたい」と言われたら、
僕が真っ先に推すのが広川原(ひろこうら)湖畔の森キャンプ場です。

ここは嬉野市が運営している市営キャンプ場で、公式情報はこのあたりにまとまっています:
・嬉野市公式施設ページ:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html
・場内のサイト・設備詳細ページ:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora/_19479.html
・嬉野温泉観光協会による紹介ページ:https://spa-u.net/facility/2025/04/post-167.php

  • 場所:〒843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町吉田広川原丙595番地6
  • アクセス:長崎自動車道・嬉野IC(嬉野温泉街)から車で約25分
    → マップやルート案内は市公式ページにリンクがあります。
  • 特徴:湖と森にぐるっと囲まれた静かなロケーション+市営ならではの安心感

嬉野市の公式説明でも、
「湖や自然に囲まれた静かなキャンプ場」と紹介されていて、実際に行ってみるとその通りで、
場内に入った瞬間、空気の“湿度”がふわっと変わる感じがします。

最近はテントサイトの一部がオートサイトとしてリニューアルされていて、
「温泉も行きたいし、設営・撤収もサクッと済ませたい」という、
僕みたいな“楽したい森派”にはかなりありがたい進化です。

サイトと施設──湖畔ステイの具体的なイメージ

  • 湖畔のオートサイト
    車を横付けしてそのまま設営できるエリア。サイトによっては、
    タープの下から湖面がチラっと見えるロケーションもあって、朝のコーヒーが一気にご褒美タイムになります。
    雨が降っても撤収がラクなので、ファミリーやキャンプ初心者にもかなり優しい。
  • フリーサイト
    グループでレイアウトしやすいエリアも用意されています。
    焚き火台を真ん中に置いて、ぐるっとチェアで囲む“焚き火リビング”を作るには最高の形。
  • コテージ
    風呂・トイレ・キッチン・調理器具などが揃った棟もあって、
    「とりあえず失敗したくない」「雨予報だけどキャンセルしたくない」という時の強い味方。
    室内の設備や間取りは、市公式の施設詳細ページに写真付きで載っています:
    広川原 湖畔の森キャンプ場|施設詳細

トイレ・炊事棟・管理棟も市営らしくきちんと手入れされていて、
「湖畔キャンプ=ちょっと不便そう」というイメージをいい意味で裏切ってくれます。

僕がハマった「キャンプ+嬉野温泉」セット旅

広川原を語るなら、もうこれはセットで話したいんですが、
ここは「キャンプだけで完結させるのがもったいない場所」です。

僕がよくやる動き方はこんな感じ。

  • 昼過ぎ:チェックイン→さくっと設営→湖畔をぐるっと散歩
  • 夕方:一旦クルマで嬉野温泉街へ移動。外湯や共同浴場でしっかり温まる。
    (温泉の情報は嬉野温泉観光協会サイトが超わかりやすいです:https://spa-u.net/
  • 夜:サイトに戻って、湖畔で焚き火&晩酌タイム

この「温泉で身体をゆるめてから、焚き火で頭をゆるめる」という流れが、本当に最高で。
湯けむりと焚き火の煙って、どっちも日常のざらつきをふわっと削ってくれる存在なんですよね。

湖畔サイトだと、風が弱い夜は
ランタンの光が水面にゆらゆら映って、それを見ているだけでお酒が進みます。
時計を見たら「え、もうこんな時間?」ってなるパターンです。

「キャンプ行きたいけど、風呂もしっかり入りたい派」「翌日に疲れを残したくない派」には、
この広川原×嬉野温泉の組み合わせ、本気でおすすめです。


歴史と焚き火が出会う──吉野ヶ里×スノーピークの新フィールド

佐賀のキャンプシーンで、これから一気に“ゲームチェンジャー”になりそうなのが
「スノーピーク グラウンズ吉野ヶ里(Snow Peak GROUNDS YOSHINOGARI)」です。

最初にニュースリリースを見たとき、アウトドア好きとして普通に震えました。
「え、吉野ヶ里歴史公園の中にキャンプフィールドつくるの? しかもスノーピーク直営で?」って。

公式情報はこのあたりにまとまっています:

ざっくり言うと、

  • 場所:吉野ヶ里歴史公園の県立エリア(西口・北口の2エリア)
  • 開業:体験型複合施設エリアが2026年3月、
    キャンプフィールド&宿泊施設(コテージ・キャビン)が2026年4月オープン予定
  • 規模:九州最大級の約160サイトを持つキャンプフィールド

しかもただサイト数が多いだけじゃなくて、
「歴史遺跡のど真ん中で焚き火ができる」という、唯一無二の体験設計になっているのがヤバいところです。

どんな施設になるの? ざっくりイメージ

スノーピーク公式リリースや佐賀県の資料をまとめると、だいたいこんな構成です。

  • 体験型複合施設エリア(西口側/入園料不要ゾーン)
    ここには、
    ・スノーピーク直営店(吉野ヶ里限定ギアやアパレルも展開予定)
    ・地元ブランド鶏「みつせ鶏」を味わえるみつせ鶏本舗のレストラン
    ・佐賀県内でも話題になっているスターバックス(公園内店舗としては県内初)
    などが入り、誰でもふらっと立ち寄れる“玄関口”的なゾーンになります。
  • キャンプフィールド(新西口+北口エリア/全160サイト)
    ソロからファミリー、グループまで対応できる区画・フリー・オートのミックス構成。
    「手ぶらCAMPプラン」や日帰りプランも用意される予定で、
    「スノーピークを一度ちゃんと体験してみたい」という人には最高の入門ステージになりそうです。
  • 物見櫓モチーフのコテージ(3棟/プライベートサウナ付き)
    弥生時代の物見櫓をイメージした2階建てコテージで、
    屋上には吉野ヶ里遺跡を望む展望スペースが付きます。
    さらに各棟にプライベートサウナ+水風呂まで備えるという、サウナ好き歓喜の仕様。
  • 竪穴住居モチーフのキャビン(6棟/ストーブ&焚き火スペース付き)
    室内中央にバイオエタノールストーブを配置して、
    「弥生人が火を囲んで過ごしていた雰囲気」を現代版で再現するコンセプト。
    各棟の外には専用の焚き火スペースも付くので、
    “火を囲む時間”に全振りしたキャビン泊が楽しめそうです。

歴史公園×キャンプって、正直どうなの?

「歴史公園でキャンプって、ちゃんと楽しいの?」って聞かれそうなんですが、
吉野ヶ里歴史公園ってもともと、

  • 弥生時代の暮らし体験(火起こし・勾玉づくり・鏡や銅剣づくりなど)
  • 大型遊具がある芝生広場
  • BBQ施設や全天候型の多目的スペース

…という感じで、「歴史テーマパーク+巨大なアウトドアパーク」みたいな場所なんですよ。

そこにスノーピークが入って、

  • キャンプフィールドと宿泊施設
  • 地元食材を活かしたBBQやキャンプ飯
  • 歴史体験プログラムと絡めた滞在コンテンツ

をガッチリ組み合わせてくるので、
「見る歴史公園」から「体感する歴史公園」へ一気に振り切るイメージです。

僕個人としては、

  • 昼は遺跡エリアで子どもと竪穴住居の中を探検
  • 夕方はスノーピークの直営店でギアを物色
  • 夜はキャンプフィールドで焚き火を囲みながら遺跡のシルエットを眺める

…という1日の流れを想像して、すでにワクワクが止まりません。

どんなキャンパーに刺さりそう? 僕なりの視点

  • キャンプ初心者:
    「まずは手ぶらでスノーピーク行ってみようか」が言える場所。
    ギアは現地でレンタル・購入できて、カフェやレストランもあるので、
    『キャンプって何持ってけばいいの?』状態の人でもチャレンジしやすいです。
  • 歴史好きキャンパー:
    弥生遺跡のど真ん中で、物見櫓や竪穴住居モチーフの建物に泊まれるって、日本でもほぼここだけ。
    「遺跡を眺めながら焚き火」というシチュエーションは、歴史クラスタにはたまりません。
  • ファミリーキャンパー:
    昼はアスレチックや体験プログラムで子どもを全力で遊ばせて、
    夜はコテージやキャビンでゆっくり…という家族旅行の“解答例”みたいな使い方ができそうです。

既存の佐賀のキャンプ場が持っているのは、“素の自然”とローカル感という魅力。
そこにこの「スノーピーク グラウンズ吉野ヶ里」という、体験型リゾートとしてのキャンプフィールドが加わることで、
佐賀はかなり面白いキャンプ県になります。

オープンが近づいてきたら、
「どう予約するのが一番いいか」「どのサイトが狙い目か」なんかも、実際に入ってみたうえでまた書き足したいと思っています。


スタイル別・あなたに合う「佐賀県キャンプ場」の選び方

ここまで読んで「で、結局どこ行けばいいの?」ってなっている人、多いと思います。
なのでここからは、僕が友だちに聞かれたときと同じテンションで、スタイル別の“答え”をはっきり出していきます。

初心者・ファミリーならここから始めよう

まずは「失敗したくない」人向けの3強です。公式情報のリンクもセットで貼っておきます。

  • 波戸岬キャンプ場
    設備充実・ロケーション抜群・予約サイトも見やすい、THE・王道キャンプ場
    公式サイト:https://www.hadomisaki-camp.jp/
    海キャンプにビビってる初心者でも、ここなら「キャンプって楽しいじゃん!」で終われる確率がかなり高いです。
  • 広川原 湖畔の森キャンプ場
    市営の安心感+コテージあり+嬉野温泉セット可、という安定感しかない湖畔キャンプ場
    施設情報:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html
    詳細(サイト・コテージ写真など):https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora/_19479.html
    「テント泊は不安だけどキャンプっぽいことしたい」ファミリーには、まずここを推します。
  • 吉野山キャンプ場(ログハウス&オートサイト)
    昆虫・川遊び・ログハウス泊で、子どもがほぼ100%「また来たい!」と言うやつ。
    公式サイト:https://www.yoshinoyamacamp.com/
    佐賀市公式情報:https://www.city.saga.lg.jp/main/850.html
    「初めての県外キャンプを佐賀で」という人には、波戸岬 or 吉野山+周辺観光の組み合わせが鉄板です。

この3つに共通しているのは、「設備・ロケーション・情報の分かりやすさ」
初回でコケるとキャンプ嫌いになりかねないので、最初は“勝ち確”なフィールドを選びましょう。

静かに焚き火と向き合いたいソロキャンパーへ

次は「人が多いとちょっと疲れちゃうんだよね」というソロキャン勢向けの選び方です。

  • 吉野山キャンプ場(平日利用)
    山あいの静けさ+星空がご褒美。
    平日やオフシーズンを狙うと、ソロでもかなりのんびりできます。
    公式:https://www.yoshinoyamacamp.com/
  • 奥平谷キャンプ場(鹿島市)
    渓谷サイトで川音をBGMにソロ焚き火ができる、いかにも“森派ソロ”向けなフィールド。
    鹿島市公式:https://www.city.kashima.saga.jp/site/kanko/3324.html
  • 北山エリアのキャンプ場(北山キャンプ場など)
    北部九州最大級のサイト数を誇る北山キャンプ場は、サイトのバリエーションが豊富で、
    “静かな端っこ”を選びやすいのがポイント。
    公式:https://hokuzan-camp.com/
    佐賀県公式キャンプ特集(「あそぼーさが」)でも詳しく紹介されています:

    佐賀県内で楽しめるキャンプ場特集

ソロで選ぶときに、僕がいつもチェックしているのは「静けさ」だけじゃなく「管理体制」です。

  • 管理人さんがいる時間帯(夜間に完全無人になるかどうか)
  • 携帯の電波状況(緊急連絡ができるか)
  • 最寄りコンビニ・温泉までの距離(うっかり忘れ物をしたとき問題)

このあたりは、各キャンプ場の公式サイトや自治体サイトを一度チェックしておくと安心です。
ソロだと全部自分で対応することになるので、「安心材料をどれだけ前もって回収しておくか」が大事ですね。

コスパ重視・無料/格安で楽しみたい人へ

「とにかく回数行きたいから、サイト料金は抑えたい」という人もいると思います。
佐賀県内には、安価な市営・町営キャンプ場や、デイキャンプ向けの河川敷・公園も点在しています。

探すときは、まず佐賀県観光サイト
「あそぼーさが」のキャンプ場特集や、
各市町の公式サイト(「キャンプ」「公園」「アウトドア」で検索)をチェックするのがおすすめです。

  • 市営・町営キャンプ場:料金は抑えめな代わりに、レンタルや売店が最小限なことも多いです。
    → テント・タープ・焚き火台・ランタンなど、ギアは自前でしっかり揃えておく前提で行きましょう。
  • 無料サイト:トイレや水場の有無、直火禁止かどうかは絶対に確認。
    → 「無料だから」という理由でルールを破る人が増えると、あっという間に閉鎖されてしまうので要注意です。

コスパ重視キャンプで大事なのは、

  • ギアはきちんと整えて「現地には負担をかけない」スタイルにしておく
  • ゴミは全て持ち帰る・灰や炭の処理ルールを必ず守る
  • 「安く使わせてもらっているからこそ、場を大事にする」というマインドを持つこと

これができる人だけが、無料・格安キャンプを楽しむ資格がある、と僕は思っています。

温泉好きなら「キャンプ+湯治」スタイルがおすすめ

最後に、僕が個人的に大好きな「キャンプ+温泉」スタイル。
一度やると、ほんとに“ただの素泊まり旅行”に戻れなくなるので覚悟してください(笑)。

  • 広川原キャンプ場 × 嬉野温泉
    昼は湖畔でのんびりキャンプ、夕方から嬉野温泉街へ移動して湯治、
    夜はまたサイトに戻って焚き火…という黄金ルート。
    広川原キャンプ場(嬉野市公式):https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html
    嬉野温泉観光協会:https://spa-u.net/
  • 北山エリア × 佐賀市・富士町の温泉
    北山キャンプ場などで森キャンプをして、
    佐賀市内や富士町周辺の温泉施設でしっかり温まってからサイトに戻るパターン。
    北山キャンプ場公式:https://hokuzan-camp.com/
    周辺の温泉は、佐賀市観光サイトや「あそぼーさが」で「温泉」「日帰り入浴」と検索すると一覧が出てきます。

「夜は温泉でしっかり温まって、サイトに戻って焚き火で一杯」
これを一度やってしまうと、ほんとに戻れないです。
テントに戻る頃には身体がポカポカで、シュラフに潜り込んだ瞬間にスイッチが落ちるあの感じ、ぜひ味わってほしい。


佐賀県キャンプ場FAQ──はじめての疑問にまとめて答える

ここからは、実際に友だちからめちゃくちゃ聞かれる質問をベースに、
アウトドアライター風間 陸が本音でQ&Aしていきます。

Q1:佐賀で初心者に一番おすすめのキャンプ場は?

A:僕が本気で「ここ行っとけば大丈夫」と言えるのは、
波戸岬キャンプ場吉野山キャンプ場の2つです。

  • 波戸岬キャンプ場(唐津市)
    ・公式サイト:https://www.hadomisaki-camp.jp/
    海キャンプデビューなら、まずここ。設備が整っていて、予約サイトも見やすい。
    玄界灘の夕日までついてくるので、「キャンプって最高じゃん」で終われる可能性が高いです。
  • 吉野山キャンプ場(佐賀市三瀬)
    ・公式サイト:https://www.yoshinoyamacamp.com/
    ・佐賀市公式情報:https://www.city.saga.lg.jp/main/850.html
    山と川に囲まれた“ちょうどいい森キャンプ”。
    ログハウス泊もあるので、テントが不安な人はここから始めると安心です。

どちらも公式サイトが丁寧で、レンタルや周辺観光の情報も充実しているので、
「何をどう決めればいいのか分からない…」という初心者の味方になってくれます。

Q2:子連れでも安心して泊まれるキャンプ場は?

A:僕が家族キャンプでよく名前を出すのは、
吉野山キャンプ場広川原 湖畔の森キャンプ場です。

  • 吉野山キャンプ場
    ログハウス・オートサイト・テントサイトが揃っていて、
    夏はクヌギ林でカブトムシ採り、川遊びもできる“子ども天国”。
    → 公式:https://www.yoshinoyamacamp.com/
  • 広川原 湖畔の森キャンプ場(嬉野市)
    湖畔キャンプ+嬉野温泉のコンボが組める、市営の安心キャンプ場。
    コテージ泊もあるので、「小さい子ども連れでテントはまだ…」という場合にも◎。
    → 嬉野市公式:https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html

どちらも「トイレがきれい」「水場が使いやすい」という、親目線で重要なポイントをちゃんと押さえているので、
ファミリーの“初キャンプ成功率”がかなり高いです。

Q3:海辺キャンプで気をつけるべきことは?

A:キーワードは風・潮・日差しの3つです。

  • 風:
    波戸岬キャンプ場(公式:https://www.hadomisaki-camp.jp/)がある玄界灘エリアは、
    日によってかなり風が強くなります。
    タープは低めに張って、ペグは鍛造系をしっかり打ち込みましょう。
  • 潮:
    焚き火台・ペグ・ランタンスタンドなどの金属ギアは、
    帰宅後に真水でさっと洗って乾かすだけで持ちが全然違います。
  • 日差し:
    海辺は照り返しもあって、体感温度がぐっと上がります。
    日陰を作るタープと帽子、日焼け止めはマストだと思ってください。

この3つを意識しておくだけで、
「テントから3分で海」「焚き火越しの夕日」という最高の時間を、安心して楽しめます。

Q4:冬にキャンプするなら、どのエリアが現実的?

A:まず大前提として、冬キャンは装備ありきです。
そのうえで佐賀だと、

  • 山間部(三瀬・北山エリア)
    三瀬の吉野山キャンプ場や北山キャンプ場は、冬になるとしっかり冷え込みます。
    サーマルマット・高性能シュラフ・ストーブなど、防寒装備が揃っている中〜上級者向け。
    → 北山キャンプ場:https://hokuzan-camp.com/
  • 湖畔・海寄りの低標高エリア
    初心者が冬キャンにトライするなら、
    まずは広川原キャンプ場や、比較的低標高の海寄りエリアから始めるのがおすすめです。

目安として、「その日の市街地気温 −5〜8℃」くらいでイメトレして装備を組むと安心です。

Q5:キャンプと一緒に温泉も楽しむなら?

A:僕の中ではもう答えが決まっていて、

  • 広川原キャンプ場 × 嬉野温泉
    ・広川原(嬉野市公式):https://www.city.ureshino.lg.jp/shisetsu/hirokora.html
    ・嬉野温泉観光協会:https://spa-u.net/
    湖畔でキャンプして、夕方から嬉野温泉街へ下りて湯治、
    そのままサイトに戻って焚き火で一杯…というルートは、もう反則級です。
  • 波戸岬キャンプ場 × 周辺の日帰り温泉
    波戸岬の周辺にも日帰り温泉や入浴施設があるので、
    海キャン+温泉という組み合わせも十分可能です。
    → 周辺情報は公式サイトの「周辺案内」からチェック:
    https://www.hadomisaki-camp.jp/around

「温泉でしっかり温まってからテントに戻る」というだけで、
キャンプの満足度が一段階上がります。

Q6:予約が取りにくい人気キャンプ場は?

A:体感的に一番“争奪戦”になりやすいのは、波戸岬キャンプ場の連休・ハイシーズンです。

  • 波戸岬キャンプ場
    ・予約ページ:https://www.hadomisaki-camp.jp/reserve
    「◯か月前の◯日から予約開始」というルールが決まっているので、
    行きたい日程があるなら、その日をカレンダーに◯付けしておくレベルで準備しておくのが吉です。

吉野山・北山・広川原あたりも、
ハイシーズンの土日や連休は早めに埋まるので、
「行きたい月が決まったら、まずは予約ページをチェック」を癖にしておくと安心です。

Q7:ソロキャンパーが浮かない場所はある?

A:あります。しかもちゃんと選べば、むしろ“ソロの方が多い日”もあります。

  • 吉野山キャンプ場(平日・オフシーズン)
    平日の山あいは、ソロキャンパーも多くて雰囲気がとてもいいです。
    → 公式:https://www.yoshinoyamacamp.com/
  • 北山キャンプ場
    サイト数が多くてバリエーションも豊富なので、
    端の方の区画を選べば静かに過ごせます。
    → 公式:https://hokuzan-camp.com/
  • 奥平谷キャンプ場
    渓谷の音を聞きながら、一人で焚き火に向き合いたいソロには最高の環境です。
    → 鹿島市公式:https://www.city.kashima.saga.jp/site/kanko/3324.html

ソロのときは、

  • 「静かにソロで過ごしたいんです」とチェックイン時にひと言伝える
  • 炊事棟・トイレの目の前や広い角地はあえて避ける
  • 夜は音がよく通るので、大音量の音楽は控えめに

このあたりを意識するだけで、
「ああ、今日ここに来てよかったな」と思えるソロ時間にかなり近づきます。


最後に──次の連休、どの空の下で焚き火をしますか?

ここまで、佐賀のキャンプ場を「海・森・湖・新フィールド」の4つの軸で一気に駆け抜けてきました。

同じ佐賀県の中に、ここまでキャラの違うキャンプ時間が詰まっているのって、冷静に考えてかなり贅沢です。

僕自身、取材やプライベートを含めて何度も佐賀に通う中で、いちばん強く感じているのは、
「距離の近さのわりに、ちゃんと非日常をくれる県」だということ。

  • 金曜の夜に荷物を積んで、土曜の朝には玄界灘の前でタープを張っている週末
  • 森の冷たい空気の中で、子どもがヘッドライトつけてカブトムシを追いかけ回す夏の夜
  • 嬉野の湯でふやけたあと、湖畔サイトで焚き火を見ながらゆっくりと缶ビールを空ける時間

そんな場面をいくつも見てきて、いつも思うのがこれです。

「スマホのアンテナが細くなるほど、家族や仲間との会話は太くなる。」

テントの中でカードゲームをしている子どもの声、
焚き火を囲んで「来年はここ行こうか」と話している夫婦、
ソロで椅子に深く座って、ただただ火を眺めている人。

佐賀のキャンプ場には、そういう“小さなドラマ”がすごくよく似合います。

次の連休、あなたはどの空の下で焚き火をしますか?

  • 海の塩っぽい風と混ざる炎か。
  • 森のひんやりした空気に包まれる炎か。
  • 湖面にゆらゆら映る炎か。

もし、まだ悩んでいるなら、まずは
佐賀県公式観光サイト「あそぼーさが」のキャンプ特集を一度開いてみてください。

この記事が、あなたが最初の一本のペグを打つ場所を決める、
そんなささやかな“背中押し”になっていたら、書き手としてこれ以上うれしいことはありません。


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参考情報・公式サイト一覧

ここでは、この記事を書く際に参照した一次情報(公式サイト・自治体サイト・メーカー公式リリース)をまとめて載せています。
「もっと詳しく調べたい」「最新の予約状況を確認したい」というときに、そのまま飛べるように整理しました。
キャンプ計画の“答え合わせ”にも使えるので、ぜひブックマーク代わりにどうぞ。

※本記事の内容は、すべて一次ソース(公式サイト・自治体・観光協会・メーカー発表)を基に執筆しています。
キャンプ場は、料金・営業日・予約ルール・設備のアップデートが年単位/シーズン単位で変更されることがあります。
特に「予約開始日」「チェックイン・アウト時間」「温泉の営業時間」は変わりやすいため、
必ず事前に公式サイトをチェックしてから予約・利用することを強くおすすめします。

自然の中で遊ぶ以上、天候・気温・路面状況の変化はつきもの。
天気予報と道路情報を確認しつつ、無理のない範囲で、そして全力で、佐賀のキャンプ時間を楽しんでください。


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