最初に沖縄でテントを張った夜のことを、いまだに忘れられない。
夕焼けがゆっくりと海に溶け、空はオレンジから群青へとグラデーションを描く。そのキャンバスの上に、やがて数えきれない星がにじむように浮かび上がってきた。足元では波音が一定のリズムで寄せては返し、横では焚き火がパチパチと小さく爆ぜている。
海風が火を揺らすたび、日常がひとつ剥がれ落ちていった。
ただチェアに腰かけているだけなのに、心の奥にたまっていたノイズが、少しずつ静かになっていく。焚き火の赤い光が、忘れていた“旅心”をゆっくりと照らし出してくれる──そんな夜を、僕は沖縄で何度も味わってきた。
僕はアウトドアメーカー勤務時代から現在まで、延べ300泊以上、全国のキャンプ場を渡り歩いてきたアウトドアライターだ。そのなかでも沖縄は、海と風と星空の「密度」が段違いのフィールドだと感じている。
ただ、同じ沖縄でも「どのキャンプ場を選ぶか」で、その夜の記憶はまるで別物になる。
- 海は近いけれど、トイレが遠くて子ども連れにはツラい場所
- 景色は最高だけど、風が強すぎて初心者にはハードルが高いサイト
- 星はきれいなのに、街灯が明るくて雰囲気が半減してしまうロケーション
これまでメーカー時代のフィールドテストや雑誌取材、そしてプライベートな旅を含めて、僕は何度も沖縄のキャンプ場を巡ってきた。その経験をもとに、この記事では「旅人」としての目線と「ギア評論家」としての冷静な視点の両方から、キャンプ場を選んでいる。
具体的には、
- 海と星空を全力で味わえるロケーションかどうか
- 初心者・ソロ・ファミリーそれぞれが安心して楽しめる設備かどうか
という軸で、おすすめのキャンプ場をランキング形式で紹介していく。
ランキングづくりにあたっては、単なる主観だけでなく、各キャンプ場の公式サイトやキャンプ場検索サイト「なっぷ」などの一次情報から、料金・設備・ロケーション情報を確認している。また、キャンプの統計や初心者動向については一般社団法人日本オートキャンプ協会(https://www.autocamp.or.jp/)の公開データを、沖縄の気候・観光の基礎情報については沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)(https://www.ocvb.or.jp/organization)
など、公的・専門性の高い情報源も参考にしている。
この記事を読み終えるころには、「次の沖縄で、どのキャンプ場にテントを張るか」がはっきり決まっているはずだ。
あなたの次の一泊が、「ただの旅行」ではなく、海と星空に包まれる特別な夜になりますように。
- 沖縄でキャンプする前に知っておきたい「海・風・季節」のこと
- 沖縄県キャンプ場おすすめランキング【総合評価】
- 【タイプ別】あなたにぴったりの沖縄キャンプ場の選び方
- 沖縄キャンプを120%楽しむための持ち物・ギアリスト
- よくある質問(FAQ)|台風・予約・レンタカー問題まで
- まとめ|海と星空に包まれる夜を、どのキャンプ場で迎える?
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- 情報ソース・参考サイト一覧
沖縄でキャンプする前に知っておきたい「海・風・季節」のこと

ランキングに入る前に、まずはここだけは絶対に押さえておいてほしい「沖縄キャンプの前提条件」を一緒に整理させてほしいんだ。
というのも、僕自身、最初の頃に
- 真夏の炎天下で設営して、開始5分でTシャツが絞れるほど汗だく
- 風向きを甘く見てタープがバタバタ暴れて、夜中にペグを打ち直すはめに
- トイレまで遠いサイトを選んでしまい、子ども連れキャンパーがかなり大変そう
…という現場を、何度も目の当たりにしてきたから。
沖縄のキャンプって、本当に最高なんだけど、「海と空がきれい」だけで場所を選ぶと、現地で後悔する確率がかなり高いんだよね。なのでここでは、僕自身が失敗しながら学んできたポイントを、友達に話すつもりで正直に共有していくよ。
沖縄ならではの気候とベストシーズン
まず、多くの人が勘違いしているポイントから。
「沖縄でキャンプするなら、やっぱり真夏でしょ?」
たしかに海遊び全開でテンションは上がるんだけど、いきなり真夏キャンプから入るのは正直けっこうハードモードだと僕は思っている。
気象庁・沖縄の平年値データによると、那覇の7月の平均気温は約29℃で、湿度も高め。いわゆる「暑いけど、数字以上に体感が重たい」タイプの暑さだ(参考:気象庁「沖縄の平年の天候」、那覇 平年値)。
一度、7月の昼間に本島北部で設営したときなんて、
タープを張り終わるころにはクーラーボックスの保冷剤を首に当てて休憩しないと危ないレベル。「あ、これ無理したら倒れるやつだ」と本気で感じた。
そこで僕が本気で推したいのが「春」と「秋」の沖縄キャンプ。
- 春(4〜6月):梅雨入り前〜梅雨の合間は、日中は半袖で快適。夜は薄手のパーカーがあればOKな日が多い。
- 秋(10〜11月):まだ水も冷たすぎず、日中はTシャツ、夜は一枚羽織るくらいの「ちょうどいい」気温。
実際、僕が家族やキャンプ初心者の友人を沖縄キャンプに連れて行くときは、ほぼこの時期に合わせている。「観光+キャンプ」のどっちも楽しみたいなら、春・秋がベストバランスだと断言していいと思う。
ざっくりまとめると、
- 春(4〜6月):気温は快適。ただし5〜6月の梅雨は雨対策必須。
- 夏(7〜9月):海遊びは最高だけど、暑さと台風リスクが大きい。
- 秋(10〜11月):暑すぎず寒すぎず、キャンプの快適さはトップクラス。
- 冬(12〜3月):本州よりは全然暖かい。防寒すればのんびりキャンプも十分可能。
「どうしても真夏に行きたい!」という人も多いと思う。そういう場合は、
- 設営・撤収を朝早い時間か夕方にする
- タープ必須&こまめな水分・塩分補給を徹底する
- 風通しの良いサイトかどうかを事前にチェック
このあたりをしっかり押さえておくだけで、体力の消耗具合が全然違うよ。
海沿いキャンプの魅力と注意点
沖縄のキャンプ場は、とにかく「海が近い」。
テントから数十歩でターコイズブルーの海、なんて場所がゴロゴロしている。
実際に屋我地ビーチや本島北部の海沿いサイトにいると、
- 朝、テントからそのままサンダルで海まで歩いていって、顔だけチャプっと海水につける
- 昼は子どもが砂遊びしているのを見守りながら、タープの下でコーヒーを淹れる
- 夕方は夕焼けを見ながら、焚き火とビールで1日のクールダウン
みたいな「海のそばで暮らしてる感」がすごい。
ただ、その代わりにしっかり向き合わなきゃいけないのが、
- 潮風・塩害
- 風の強さ
- 直射日光
この3つ。
特に潮風。ステンレスじゃないペグやハンマーだと、1回のキャンプで「あれ?もううっすらサビてる…」なんてことは普通にある。僕は一度、メンテをサボった結果、お気に入りの焚き火台の脚がごっそりサビて泣いたことがある。
なので、海沿いキャンプを選ぶなら、
- 鍛造ペグ+ちゃんとしたペグハンマー(砂地・芝・硬い地面どれでも対応できるやつ)
- 風に強いドーム型 or トンネル型テント
- しっかりロープを張る前提のサイト設計
このあたりは、ほぼ必須装備だと思っていい。
実際、風を甘く見ていると、夜中に
- タープがパタパタ暴れてうるさい
- ペグが抜けて張り直し
- 下手するとテント本体が煽られる
という、「寝たいのに立ち上がらされる夜」になってしまう。楽しいはずの夜が、一気に“修行”になる瞬間だね。
日差しについても同じで、日陰ゼロの海沿いサイトでタープなしは、ほぼ自殺行為に近い。
「タープ or サンシェードは、沖縄ではテントと同じくらい重要」だと本気で思っている。
でも、しっかり準備さえしておけば、
波音がテントを包む夜は、もうスマホの通知なんてどうでもよくなる。
それくらい、沖縄の海沿いキャンプの没入感はすさまじい。
だからこそ、物理的な安全確保の準備だけは、ちょっと念入りなくらいでちょうどいいと思っておいてほしい。
初心者・ファミリーがチェックすべき3つの設備
ここは本当に声を大にして言いたいんだけど、
「初心者・子連れキャンプで一番大事なのはロケーションじゃなくて“設備”です。」
特に、僕がいつも友人ファミリーに伝えているのはこの3つ。
- トイレの清潔さ
- シャワー・水場の使いやすさ
- 駐車場・車横付けの可否
たとえば中城公園キャンプ場。
ここは、僕の中で「ファミリーとキャンプデビューに全力で推せる場所」の一つなんだけど、その理由がまさにこの3つにある。
公式サイトを見ると、キャンプ場の料金やチェックイン時間はもちろん、
- 1区画5名まで・日帰り1,070円/宿泊2,020円(2025年時点)
- チェックイン・チェックアウトの時間
- 予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」からのみ受付
といった基本情報がきちんと整理されている(参考:中城公園 キャンプ場案内(公式)、中城公園 公式サイト)。
さらに、キャンプ場検索サイト「なっぷ」の中城公園ページを見ると、実際に泊まったファミリー層のレビューがかなり参考になる。
- 「予約が取れれば良い場所です。子供がいるとすぐに公園にも遊びに行けるのでとても良いと思います。」
- 「トイレや設備が綺麗で、ママ友にもおすすめしてます。」
といった声が並んでいて、「あ、これは現場のママ・パパがちゃんと“使える”と感じた場所なんだな」というのがよくわかる(参考:なっぷ 中城公園キャンプ場ページ)。
子育てメディア「ママモネ沖縄」の中城公園キャンプ場レポートでも、
- トイレ・炊事棟・シャワーがすべて綺麗で、特に2023年に新設されたシャワーは快適
- 1泊1区画(5名まで)2,020円、日帰り1,070円とかなりリーズナブル
- 「また行こうね!」とリピートしたくなる手軽さがある
と、かなりポジティブな評価が並んでいる(参考:ママモネ沖縄「中城公園キャンプ場」記事)。
僕自身、現地で何度かファミリーキャンプの様子を見ているけれど、「子どもが遊びたいタイミングで遊具へ行ける」「疲れたらすぐテントでゴロゴロできる」という動線がとてもよくできていると感じた。
正直、海の青さや星の数は、どのキャンプ場でもある程度は楽しめる。
でも、
- 夜中に「トイレ行きたい…」と言われたときに、すぐ連れていける距離か
- シャワーが清潔で、子どもが嫌がらずに使えるか
- 車からサイトまでの距離が短くて、荷物運びで疲弊しないか
このあたりは、現場に立ってみて初めて「うわ、ここ大事だった…!」と気づくポイントなんだよね。
だからこそ、予約前には必ず、
- キャンプ場の公式サイト(料金・設備・ルール)
- 「なっぷ」などの予約サイトの口コミ
この両方を見るクセをつけてほしい。
景色にワクワクするのはそのあとで大丈夫。まずは「快適に泊まれるか」を一緒にチェックしていこう。
沖縄県キャンプ場おすすめランキング【総合評価】
さあ、ここからが本題。僕がこれまで現地で歩き回って、寝て、汗かいて、風にやられて(笑)、それでも「ここは人に胸を張って勧められる」と感じたキャンプ場だけをピックアップしてランキングにしたよ。
正直どこも甲乙つけがたいんだけど、この記事ではあえて「初めて沖縄でキャンプする友だちに、限られた日程の中でどこを勧めるか」という基準で並べている。なので、どの順位も自信を持っておすすめできるラインナップだと思っていい。
ランキングの評価軸は、僕が実際に現地でテント張りながら「ここ大事だわ…」と痛感した、次の5つ。
- 海の近さ・絶景度(海沿い/高台/星空の見え方などロケーション)
- 設備の充実度(トイレ・シャワー・炊事場・電源・サイトの整備具合)
- 初心者・ファミリーへのやさしさ(手ぶらプラン、レンタル、アクセスのしやすさ)
- ソロキャンプに向いているか(静けさ、サイトの雰囲気、周囲の明るさ)
- コストパフォーマンス(かかるお金に対して、どれだけ濃い体験ができるか)
キャンプって、「どこが一番スゴいか」よりも、「自分のスタイルに合っているかどうか」の方が圧倒的に大事。だからこの先では、単に順位を並べるだけじゃなくて、それぞれのキャンプ場がどんな人に向いていて、どんなところでちょっとクセがあるのかもセットで書いていくね。
| 順位 | キャンプ場名 | ロケーション | おすすめタイプ | ひと言特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 屋我地ビーチ | 本島北部・海沿いビーチ | 初心者/ファミリー/ソロ | テントから数秒で海。王道のビーチキャンプ&手ぶらプランあり |
| 第2位 | 古宇利島キャンプ庭園 | 古宇利島・高台から海一望 | ソロ/カップル/静かに過ごしたい人 | エメラルドの海と星空を高台から独り占めできる絶景サイト |
| 第3位 | やんばる学びの森オートキャンプ場 | 本島北部・やんばるの森 | ファミリー/ソロ/自然体験派 | 車横付けOK。森と星に抱かれる静かなオートサイト |
| 第4位 | 中城公園キャンプ場 | 中部エリア・公園隣接 | ファミリー/初心者 | 遊具&きれいな設備でキャンプデビューにぴったり |
| 第5位 | 離島エリアのキャンプ場 | 石垣島・宮古島など | 旅キャンプ派/ソロ | 「旅の一泊」をキャンプにする、ごほうび的な非日常体験 |
【第1位】屋我地ビーチ|海沿いキャンプの王道。初心者にも優しい絶景ビーチサイト

「沖縄で一番最初に行くならどこ?」って聞かれたら、僕はほぼ反射で屋我地ビーチって答えるくらい、ここが大好きです。
場所は本島北部、屋我地島の入り口あたり。公式サイトでも
「海水浴を楽しむことができ、キャンプ場もあり丸々1日楽しむことができますよ」
と紹介されていて、まさに“海遊びとキャンプを一度に味わえる、王道ビーチキャンプ場”なんだよね。
参考:屋我地ビーチ公式サイト
実際に行くと分かるけど、まず驚くのがサイトと海の近さ。
テントを張って、チェアに座った状態で顔を上げると、そのまま海。芝生のオートフリーサイトで、車を好きなところまで乗り入れできるから、「車から降りてすぐ芝生 → 10秒でビーチ」くらいの距離感です。
さらにおもしろいのが、干潮時だけ現れる「縁結びの道 ピュア・ロード」。公式でも推している名物で、砂の道がすーっと海の中に伸びていくあの景色は、何回見てもテンション上がるやつ。
参考:屋我地ビーチTOP(ピュア・ロード紹介あり)
それと、屋我地ビーチが初心者・ファミリーに激推しできる理由がもう一つあって、それが「手ぶらキャンププラン」と「設備の安心感」。
- 手ぶらキャンプ(2〜5名):テント・タープ・テーブル・イス・寝袋・ランタン・ゴミ処理付き
- 手ぶらソロキャンプ:ソロ用テント・ローテーブル・イス・寝袋・ランタン・バーナー・クッカー付き
- シャワー・バリアフリートイレ・自販機あり:設備がちゃんとしていて、初めてでも不安が少ない
料金はシーズンで多少変動するけど、公式の料金表に
- 手ぶらキャンプ:基本料金10,000円+施設利用料×人数(2〜5名)
- 手ぶらソロキャンプ:基本6,000円+施設利用料1,000円
としっかり明記されているので、事前にざっくり予算を立てやすいのもありがたい。
参考:屋我地ビーチ 料金一覧(公式) / キャンプ案内(公式)
「キャンプ道具ほとんど持ってないんだけど…」って友だちを連れて行ったことがあるんだけど、
正直、着替えと最低限の小物だけ持って飛行機に乗っても、ここなら普通に“ちゃんとしたキャンプ”ができちゃうレベルです。
アクセスも悪くなくて、キャンプ場予約サイト「なっぷ」の案内だと、那覇空港から高速を使って約1時間30分、一般道だけでも2時間ちょい。
「那覇でレンタカーを借りて、そのまま北上 → 屋我地ビーチで1泊 → 翌日、古宇利島ややんばるへ」みたいな“北部周遊ルートの中継キャンプ”としても使いやすい。
参考:なっぷ 屋我地ビーチ
夕方になると、海の向こうに沈んでいく夕日と、焚き火のオレンジ色がだんだん馴染んでいって、
「うわ、これぞ“ザ・沖縄キャンプ”だわ…」って毎回思う。僕が沖縄ビーチキャンプを人に説明するとき、頭の中で浮かんでいるのはだいたい屋我地ビーチの風景です。
屋我地ビーチが向いている人
- 「沖縄らしいビーチキャンプ」をまず1回ちゃんと体験してみたい初心者
- テント泊デビューだけど、道具をいきなり全部そろえるのは不安…という人
- 海水浴・砂遊び・BBQ・キャンプをまとめて楽しみたいファミリーやグループ
- 本島北部(古宇利島・今帰仁・やんばる)をレンタカーで回りながら、途中1泊をキャンプにしたい旅人タイプのキャンパー
実際、僕も「沖縄でキャンプ初めてなんだけど、どこがいい?」と聞かれたら、ほぼ毎回ここを第一候補として出してます。
屋我地ビーチでの注意点・ポイント
- 風はけっこう吹く日が多いので、ペグ・ガイロープは多めに持っていこう。全面芝生サイトだけど、風向き次第ではしっかり打ち込まないと夜中にタープがバタバタします。
- 海沿いなので、潮風でギアがサビやすい。帰ってからの「真水での洗浄+しっかり乾燥」はほぼ必須。特にペグ・焚き火台・ハンマーあたりは要チェック。
- 直火は禁止なので、焚き火台+耐熱シートは持参必須。公式でも「直火禁止・焚き火台利用」と明記されているので、ここはマナーとしてもしっかり守りたいところ。
参考:キャンプ案内(直火NGの記載あり) - ハイシーズン(連休・夏休み・年越しキャンプなど)はかなり人気。必ず公式の「空き検索・オンライン予約」から事前予約を。
→ ご予約・お問合せ/空き検索・オンライン予約(公式)
よくある質問:屋我地ビーチどう?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. 道具ほぼゼロでも本当に大丈夫?
- A. 正直、全然いける。
手ぶらキャンプ/手ぶらソロキャンプのプランに申し込めば、テント・タープ・テーブル・チェア・寝袋・ランタンまで一式そろっているから、自分で用意するのは着替えと最低限の小物くらい。
設営も不安ならスタッフさんがサポートしてくれるので、「初キャンプだけどいきなり沖縄でやりたい」って人にも向いてると思う。 - Q. トイレとかシャワーってキレイ? 子ども連れてっても大丈夫?
- A. 僕が行ったときは、トイレもシャワーもちゃんと管理されていて、「うわ、これは無理…」ってなる感じは一度もなかった。
公式にもバリアフリートイレ設置の記載があって、実際に車いすの方でも使えるように配慮されている。小さい子ども連れでも、設備面でめちゃくちゃ困ることは少ないと思うよ。
参考:キャンプページ(設備案内) - Q. ソロで行っても楽しめる? ファミリー多くて浮かない?
- A. ソロも全然アリ。というか、手ぶらソロキャンププランまで用意されているくらいなので、歓迎されてる感じ。
もちろん週末や連休はファミリーも多いけど、全面芝生のオートフリーサイトだから場所を少し離せば「自分の空気感」で過ごしやすい。
僕もソロで行ったことがあるけど、夕方〜夜はそれぞれのサイトがいい距離感で焚き火してて、「あ、この空間いいな」って素直に思った。
【第2位】古宇利島キャンプ庭園|エメラルドの海と星空を独占できる離島キャンプ

「ちょっと贅沢なキャンプがしたいんだけど、どこかない?」と聞かれたら、僕が真っ先に思い浮かべるのが古宇利島キャンプ庭園です。
場所は今帰仁村・古宇利島。エメラルドグリーンの海に囲まれた小さな島で、キャンプ庭園はその中でも「一番の高台」にあります。キャンプ場検索サイト「なっぷ」でも、
「エメラルドグリーンの海に浮かぶ古宇利島。島の一番の高台、遠見番所跡の隣に位置し、絶景を一望できます。夜にはキレイな星空」
と紹介されていて、実際に行ってみるとこの言葉が大げさじゃないのがすぐ分かる。サイトに立って水平線を眺めた瞬間、「ここはもう、景色そのものがギアだな」って思いました。
参考:なっぷ 古宇利島キャンプ庭園
公式サイトのコンセプトは「大自然とアート、絶景がテーマのキャンプ場」。
レンタル品も充実していて、ファミリーやキャンプ初心者でも楽しめるように整えられているあたり、“雰囲気だけじゃなくて、ちゃんと現実的に使いやすいキャンプ場にしよう”という意志を感じます。
参考:古宇利島キャンプ庭園 公式サイト / レンタル品一覧(公式)
僕が初めてここでテントを張った日は、チェックインしてすぐにオートサイトから海を見下ろして、しばらく何もせずにボーッとしてしまったんですよ。
「設営より先に、とりあえず景色を眺めていたいキャンプ場」って、なかなかレアです。
サイトは電源付きオートサイトやウッドデッキサイト、ティピテントエリアなどいくつか種類があって、なっぷのプラン情報を見ると、オートサイトは
- テントスペース:およそ49㎡〜77㎡(区画により差あり)
- 1区画あたり車1台乗り入れOK
- 1区画2,500円+施設利用料(大人800円/小学生600円)
という構成。
参考:オートサイトプラン詳細(なっぷ) / 料金のご案内(公式)
ウッドデッキサイトなんかは「キャンプ場の中で一番の高台にある見晴らしの良いサイト」と書かれていて、ここは正直、写真を撮る手が止まらなくなります。
参考:ウッドデッキサイト(なっぷ)
夜になると、周りに大きな街明かりが少ないおかげで、星がかなりよく見える日が多い。
なっぷの口コミでも、
- 「海良し夜空良しの大満足なキャンプ場!」
- 「満点の星空、海の見える高台、人生で初めてホタルを見ました」
といった声が多くて、「あ、みんな同じところに感動してるな」とニヤニヤしながら読んでしまいました。
参考:口コミ一覧(なっぷ)
古宇利島キャンプ庭園が向いている人
- 静かな高台から、海と星空をじっくり眺めたいソロキャンパー
→ 海沿いのにぎやかさより、「自分の時間」を大事にしたいタイプにはドンピシャ。 - カップルや友人同士で、記憶に残る“ごほうびキャンプ”をしたい人
→ 普通のオートキャンプ場と違って、写真に残るシーンのクオリティが段違い。 - 写真映えも大事にしたい人(インスタ・Vlog勢)
→ 高台からの海、サンセット、星空、ティピテント…素材が多すぎてレンズが足りないレベル。
僕もここで撮った写真は、だいたいどのSNSに投げても反応がいいです。「どこのキャンプ場!?」「ここ行きたい!」ってコメントがつく率、高め。
ソロで訪れたときは、夜になって風が少し落ち着いたタイミングで、ランタンの灯りだけにしてチェアにもたれかかって空を見上げてたんですが、その瞬間にふと、
「あ、今って“孤独”じゃなくて、ただただ“自由”なんだな」
って感覚になったのをよく覚えています。
そんな時間を求めている人には、古宇利島キャンプ庭園はかなり刺さるはず。
古宇利島キャンプ庭園の注意点・ポイント
- 高台ゆえに風は強め。ペグと設営はガチめに。
なっぷの口コミでも「高台なので風は強め。鍛造ペグは必須です」と書かれているくらい、風の日はしっかり吹きます。
テントは風に強いモデルを選んで、ペグダウン多め+ガイロープもきっちり張る前提で行きましょう。
参考:口コミ「海良し夜空良しの大満足なキャンプ場!」 - 買い出しは本島側でまとめて。
古宇利島自体は小さな島なので、スーパーや大型のドラッグストアは本島側の名護エリアなどを使うイメージ。
僕はいつも「名護でだいたいの食材と飲み物を買い出し → 古宇利大橋を渡ってチェックイン」の流れにしています。
「あとで島で何とかなるでしょ」はちょっと危険なので、本島側で余裕を持って済ませておくのがおすすめ。 - アクセスは基本、車前提。
公式アクセス情報では「沖縄自動車道 許田ICから車で約30分」と案内されています(住所:沖縄県今帰仁村古宇利島2432)。
→ 参考:アクセス(公式)
レンタカーなしの公共交通機関オンリーだとかなり難易度が上がるので、レンタカー前提でプランを組んだ方が現実的です。 - 23時以降はかなり静かに。
利用規約にも「21時以降は静かにお楽しみください」と明記されている通り、夜はかなり静けさ重視のキャンプ場です。
「ワイワイ深夜まで飲みたい」というより、静かに語ったり、一人で星を眺めたりしたい人と相性が良いと思ってください。
参考:ご利用規約(公式)
よくある質問:古宇利島キャンプ庭園って実際どう?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. 完全初心者でもいきなりここ行って大丈夫?
- A. 「テント設営さえ何とかなるなら、全然アリ」というのが僕の答え。
レンタル品は公式サイトで一覧が公開されていて、テントや寝袋、テーブル・チェアなど一式借りることもできます(レンタル品一覧)。
ただし高台で風が強い日も多いので、ペグ打ちだけはネットや動画でしっかり予習しておくと安心。 - Q. トイレやシャワーってどう?景色だけよくて設備ボロボロとかじゃない?
- A. 僕が使った限りでは、トイレ・シャワーは「普通に快適に使えるレベル」。
なっぷの口コミでも設備評価は4.0以上ついていて、「絶景キャンプ場=設備は我慢」という感じではないです。
もちろん最新の高規格キャンプ場みたいなピカピカさを求めるなら別の選択肢もアリだけど、景色と快適さのバランスはかなり良い方だと思う。 - Q. ソロで行ったら浮かない?カップルだらけだったらどうしよう…
- A. 僕もソロで行ってるけど、正直まったく浮かなかった。
ファミリーもカップルもソロも、それぞれが「自分の景色」に浸ってる感じで、いい意味で干渉しない空気感。
高台のサイト構成のおかげで、適度に距離がとれて、自分の世界に入りやすいのもソロ向きポイント。 - Q. 星空って本当にそんなにすごいの?
- A. 晴れていて月が明るすぎない夜なら、「あ、これは本州の市街地じゃ絶対に見られないな」というレベルで星が見えます。
なっぷのレビューにも「満点の星空」「ホタルも見えた」という声が複数あって、僕も実際に「星+波音+風」の組み合わせにかなりやられました。
星を撮りたい人は三脚必須。あと、風でブレやすいのでレリーズやセルフタイマーも忘れずに。
【第3位】やんばる学びの森オートキャンプ場|森と星に抱かれる“静けさのキャンプ”

「沖縄のキャンプ=海でしょ?」というイメージ、もちろん間違ってないんだけど、一度“やんばるの森キャンプ”を知ってしまうと、もう海だけには戻れないんですよね。
国頭村・安波にあるやんばる学びの森オートキャンプ場は、世界自然遺産エリアのやんばるの森の中にあるオートサイト。
公式サイトのキャンプページには、
「自然あふれるキャンプ場。晴れた夜は満点の星空です。車両が横付けできるオートサイトで、荷物の積み下ろしも楽でキャンプを満喫できます。」
とあって、まさにその通りの場所です。
参考:やんばる学びの森 キャンプ(公式)
サイトに立つと、周りはぐるりと森。
海キャンプのような開放感とはちょっと違って、「森に抱かれている感じ」が強いんですよね。
車横付けOKのオートサイトなので、
- 車を横付け → すぐ後ろでテント設営
- 荷物の積み下ろしも近距離で完結
- サイトは区画ごとに適度な距離感があって落ち着く
という、「楽さ」と「静けさ」がいいバランスで両立しているキャンプ場です。
国頭村観光協会の紹介ページでも、やんばる学びの森は
- オートキャンプ場やアスレチック広場、鬼太郎ハウスなどが並ぶ「遊びのゾーン」
- 展示ルームやネイチャートレイルがある「学びのゾーン」
の2つに分かれていて、「遊び」と「学び」が同じ森のなかで完結するフィールドとして紹介されています。
参考:国頭村観光協会|やんばる学びの森
僕が初めてここに泊まったとき、夜になってサイトの灯りを落とした瞬間、「あ、風の音と虫の声しか聞こえない…」という静けさにちょっとびっくりしました。
テントの外には、人が歩いてる気配じゃなくて、本当に“風だけが歩いている感じ”なんですよね。
そして、雲が抜けた日は星がめちゃくちゃキレイ。
海沿いのような水平線の抜け感はないんだけど、その分、森のシルエットと星のコントラストがすごくて、「森の中のプラネタリウム」みたいな景色になります。
やんばる学びの森オートキャンプ場の基本情報(ざっくり)
料金やサイトの仕様は、キャンプ予約サイト「なっぷ」のプラン情報がかなり詳細で分かりやすいです。
- サイト利用料:1区画 6,000円(通常)/7,100円(ピーク期)
- 区画サイズ:約5m × 5m/定員〜6名
- AC電源:全サイトあり(常設・無料)
- 地面:芝・土
- チェックイン:13:00〜17:00/チェックアウト:〜11:00
- 車両乗入れ:可(オートサイト)
- 共同設備:炊事場・温水シャワー(無料)・トイレ・自販機あり
- ゴミ:基本持ち帰り(専用ゴミ袋購入で引き取り可)
ここで注目してほしいのが、
- 全サイト電源付き(夏場の扇風機や冬場の電気毛布に使える)
- 温水シャワー無料(汗かいたあとに遠慮なく使える)
ってところ。
「森キャンプは好きだけど、快適さもちゃんと欲しい」という欲張りなキャンパーに、めちゃくちゃちょうどいいバランスなんですよ。
やんばる学びの森が向いている人
- 海よりも、森の静けさや木漏れ日が好きなキャンパー
→ 木々の間を抜ける風の音や、朝の鳥の声を聞きながらコーヒー飲む時間が何よりのご褒美、という人にはドンピシャ。 - 子どもと一緒に自然体験・生き物観察をしたいファミリー
→ ネイチャートレイルやガイドツアーを通して、「ただ遊ぶ」だけじゃなく“自然から学ぶ”体験ができるのが強い。 - 日中は森を歩き、夜は静かに焚き火と星空を味わいたいソロ
→ にぎやかな高規格キャンプ場より、「静かな時間の濃さ」を重視するソロキャンパー向き。
僕自身も、ここに来るときは「今日はとにかくゆっくりしたいな」というモードのときが多いです。
サイトにテント張って、ネイチャートレイル(自然散策路)をちょっと歩いて、夕方からはのんびり焚き火。“何もしないをしに行く場所”って感じ。
やんばる学びの森ならではのポイント
- 遊びのゾーン:オートキャンプ場+アスレチック広場など
国頭村観光協会の説明では、「遊びのゾーン」にオートキャンプ場・アスレチック広場・鬼太郎ハウスなどがまとまっていて、自然体験や野外活動を中心に、子どもから大人まで楽しめるエリアになっています。
参考:国頭村観光協会|やんばる学びの森 - 学びのゾーン:展示ルーム+ネイチャートレイル
「学びのゾーン」には、森の生態系を学べる展示ルームや全長約1.5kmのネイチャートレイルがあって、ガイドウォークやカヌーツアー、ナイトハイクなどのプログラムも充実。
参考:やんばる学びの森(国頭村環境教育センター) / やんばる学びの森 環境教育センター(公式情報)
個人的に好きなのは、朝イチでネイチャートレイルをゆっくり歩く時間。
湿った土の匂いとか、木漏れ日とか、ところどころで聞こえる鳥の声とか、「あ、身体がちゃんと“自然モード”に切り替わってきたな」って感覚になるんですよね。
やんばる学びの森の注意点・ポイント
- 受付とキャンプ場が約1.5km離れている
これ、初めて行くとちょっとびっくりするポイント。
なっぷのプラン情報にも「受付からキャンプ場までは約1.5km離れています。キャンプ場エリアに受付はございませんので、ご注意ください」としっかり書かれてます。
参考:なっぷ プラン詳細(受付からの距離の記載あり)
→ チェックイン時にしっかり説明を聞いて、場内マップも確認しておくと安心。 - 森の中なので、虫対策はガチでやろう
夏場は特に、蚊・ブヨなどの虫は当然いる前提。虫除けスプレー・蚊取り線香・長袖長ズボンあたりはマスト装備。
「海キャンプのノリ」で短パン&サンダルだけだと、足元がエラいことになります(笑)。 - 国頭村の施設ゆえ、料金やルールが変動することも
なっぷの注意書きにも「国頭村の施設です。料金は議会申請中のため変動する場合がございます」とあるので、最新の料金やルールは必ず公式・予約サイトでチェックしてから出発した方がいいです。 - 車前提のアクセス
やんばるは公共交通機関がかなり限られるエリアなので、基本的にはレンタカー前提。
→ アクセス参考:やんばる学びの森 アクセス情報(asoview)
よくある質問:やんばる学びの森ってどう?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. 海じゃなくて森キャンプって、正直どう?物足りなくない?
- A. 海キャンプとは「別ジャンル」と思ってほしい。
ここは、とにかく静けさと空気感の濃さが魅力。波の音の代わりに、風が木々を揺らす音や、夜の虫の声がBGMになる。
正直、1回ハマると「次は森で寝たいな」って日が必ず来るから、沖縄キャンプ2回目・3回目の人にも全力で勧めたい。 - Q. 子ども連れでも飽きない?やること少なくない?
- A. むしろ「遊び」×「学び」両方あるから、子ども連れにもかなり強い。
アスレチック広場で身体を動かして、ネイチャートレイルで生き物・植物を探しながら歩いて、夜は星を見て…と、
1泊2日でもかなり密度の濃い時間になるはず。
「ただ遊ぶ」だけじゃなくて、「自然の中で気づく」が多い場所だから、親としても連れて行きがいがあると思う。 - Q. 設備面はどう?トイレやシャワーが心配…
- A. 設備は「森キャンプにしてはかなり整っている」って印象。
温水シャワーは無料で使えるし、トイレもちゃんと管理されている。
もちろん、高規格キャンプ場みたいなピカピカホテル級とまではいかないけど、「うわ、これは無理…」ってレベルからはほど遠いので安心していいと思う。 - Q. ソロで行っても怖くない?夜とか真っ暗になりそう…
- A. 夜はたしかに暗い。でも、場内は必要最低限の灯りがあるし、他のキャンパーもいるから「完全な真っ暗闇の森の中」というわけではない。
僕もソロで何度か泊まってるけど、ヘッドライトとランタンさえしっかり用意しておけば、怖さよりも「うわ、この静けさヤバいな…」って感動の方が勝つと思う。
心配なら、最初は週末など他の利用者が多いタイミングを狙って行くと安心だよ。
【第4位】中城公園キャンプ場|遊具と公園隣接で子ども連れデビューに最適

「子どもと一緒にキャンプデビューしたいんだけど、どこなら安心?」
って聞かれたときに、僕が真っ先に名前を出すのが中城公園キャンプ場です。
場所は北中城村。県営の大きな公園の中にあるキャンプ場で、公式サイトを見ると、
- 1区画5名まで
- 日帰り:1,070円
- 宿泊:2,020円
というファミリーにめちゃくちゃ優しい価格設定(2025年4月以降料金)。
日帰りも宿泊も、「1区画5名まで」でこの値段はかなりありがたい。
参考:キャンプ場|【公式サイト】中城公園 / 中城公園 公式トップ
しかも、すぐそばには大型遊具が並ぶ遊具広場。
テントを張ってしまえば、
- 子ども「遊具行きたい!」 → すぐ公園へGO
- 疲れたら「テント戻る〜」 → すぐ芝生サイトでゴロゴロ
という、親から見ても動線が神すぎるレイアウトなんですよ。
キャンプ場予約サイト「なっぷ」の紹介文でも、
- 「沖縄高速道北中城料金所から約6分」
- 「こどもの成長にあわせた遊具がたくさん」
- 「芝生がきれいで県内でも上位クラスのキャンプ施設」
と評価されていて、口コミでも「ママ友にもオススメしてます」「1泊2,020円で区画(5名)は安すぎ」といった声が多い。
参考:中城公園|なっぷ / 沖縄市・北谷・宜野湾エリアランキング(中城公園1位)
子育てメディア「ママモネ沖縄」のレポート記事もかなり参考になります。実際にママ目線で、
- トイレ・炊事棟・シャワーが全部きれいで使いやすい
- 2023年11月から宿泊キャンプがスタートした新しい設備
- 1泊1区画(5名まで)2,020円・日帰り1,070円というリーズナブルさ
と紹介されていて、「これなら小さい子連れでも連れて行きやすいな」と感じるポイントがしっかり押さえられているんですよね。
参考:ママモネ沖縄|中城公園キャンプ場で遊び尽くす!
僕自身、現地でファミリーキャンプを何度か見てきましたが、
「子どもたちは遊具で全力疾走 → 疲れたらサイトでご飯 → また遊具」みたいな感じで、とにかく子どもたちの笑い声が途切れないんですよ。
親としても「今日はもうここから動かなくていいや」と思えるレベルで、一体感のあるフィールドでした。
中城公園キャンプ場のサイト・料金のイメージ
サイト構成はシンプルで、キャンプ予約サイト「なっぷ」では主に
- キャロットサイト(区画サイト/車横付けOK)
- スカイサイト(フリーサイト/車乗り入れ不可)
などがあり、どちらも1区画5名まで・1泊2,020円〜という料金設定になっています(時期により変動の可能性あり)。
参考:沖縄の公園キャンプ場|なっぷ(中城公園プラン一覧)
ざっくりイメージとしては、
- キャロットサイト:区画サイト。車を横付けできるので荷物が多いファミリー向き。
- スカイサイト:フリーサイト。車は近くの駐車場に停めて、カートなどで荷物運び。
さらに、公式キャンプページでは、
- 日帰り:チェックイン 9:00〜17:30/チェックアウト 17:30
- 宿泊:チェックイン 14:00〜17:30/チェックアウト 翌日12:00
- 予約はWEBサイトにて1ヶ月前から受付開始
- 予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」からのみ
と、ルールや時間がかなり分かりやすく整理されているのも好印象。
参考:キャンプ場|中城公園公式(利用時間・料金・予約方法)
中城公園キャンプ場が向いている人
- キャンプデビューのファミリー
→ 「いきなり山奥はちょっと不安」という人でも、公園併設だから心理的ハードルが低い。 - 高規格すぎず、でも設備は清潔で安心な場所がいい人
→ 完全な高規格キャンプ場ではないけど、トイレ・シャワー・炊事棟は新しくてきれい、というちょうどいいバランス。 - 那覇からも行きやすい中部エリアで1泊だけ試したい人
→ 北中城インターから近く、那覇からの移動も1時間以内で収まりやすい。
特に「とりあえず1回、子ども連れてキャンプやってみよう」というときの“実験台”として、かなり優秀なキャンプ場だと思います。
中城公園キャンプ場ならではのポイント
- 大型遊具&芝生エリアがすぐそこ
中城公園は「遊具広場」と「自然学習エリア」に分かれていて、遊具広場には大型すべり台や複合遊具がたくさん。
管理事務所や駐車場も整っているので、「公園遊び」+「キャンプ体験」を同じ場所で完結できるのが最大の強み。
参考:自然学習広場|中城公園公式 - トイレ・シャワー・炊事棟が新しくてきれい
ママモネ沖縄のレポートでも、「トイレ・炊事棟・シャワーがすべて綺麗」「2023年11月に宿泊キャンプがスタートし、新設されたシャワーは特に快適」と高評価。
キャンプ初心者や小さなお子さん連れにとって、ここは本当に重要なポイント。
参考:ママモネ沖縄|中城公園キャンプ場 体験レポ - コスパが良すぎる料金設定
1泊1区画(5名まで)2,020円、日帰り1,070円という価格は、家族4人で割ると「1人あたりワンコインちょっと」レベル。
これなら、「天気よさそうだし、来月あたりもう一回いく?」って気軽にリピートしやすい。
中城公園キャンプ場の注意点・ポイント
- 予約は「なっぷ」経由+当日予約不可
公式サイトにも「ご予約はWEBサイトにて1ヶ月前から受付」「キャンプ場予約サイト『なっぷ』よりお申し込みください」「当日予約は受付不可」と明記されています。
→ 直前に思い立って行く、というよりは事前に日程を押さえておくスタイル。
参考:キャンプ場|中城公園公式 - 遊具広場が近い=静かなソロキャンプには不向き
日中は子どもの声がたくさん聞こえるので、「静かに本を読みたいソロ」には正直向かないです。
あくまでファミリー向きと割り切った方が幸せになれます。 - ハイシーズンや週末は人気高め
口コミでも「予約がとれれば良い場所です」「人気なので早めの予約がおすすめ」と書かれているので、
連休やGW・夏休みシーズンは早めの予約+日程の柔軟性があると安心。
参考:なっぷ エリア口コミ一覧(中城公園)
よくある質問:中城公園キャンプ場ってどう?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. 初めてのファミリーキャンプで、いきなりここ行って大丈夫?
- A. むしろ「最初の一発目」にちょうどいいキャンプ場だと思う。
公園併設だから「何かあってもすぐ管理事務所に相談できる」「遊具があるから子どもが退屈しない」という安心感が大きい。
道具の扱いさえ最低限押さえておけば、ここでキャンプデビュー → 「キャンプって楽しいね」ってなりやすい場所。 - Q. 設備(トイレ・シャワー)が古くて汚かったりしない?
- A. ここは心配しなくてOK。
2023年11月から宿泊キャンプがスタートしていて、シャワーも新設されたばかり。ママモネ沖縄の記事でも「トイレ・炊事棟・シャワーがすべて綺麗」と書かれているくらいなので、県内でもかなり上位クラスの“きれいキャンプ場”だと思う。 - Q. 子どもが飽きたりしない?キャンプ場って時間もてあましそうで不安…
- A. むしろ大人の方が先にバテるパターン(笑)。
大型遊具エリアがすぐ近くにあって、芝生も広いから、子どもたちはとにかく動き回れる。
「遊具 → テントでおやつ → また遊具 → シャワー → 夜ごはん」と、タイムテーブルを組みやすいのも親としては助かるポイント。 - Q. 那覇からどれくらい?運転が苦手でも行きやすい?
- A. 那覇からだと、渋滞がなければ車でだいたい40分〜50分前後。
沖縄自動車道・北中城ICから約6分という立地なので、「高速を降りてすぐ」の感覚に近い。
山道を延々走るタイプではないから、運転がそこまで得意じゃない人でも行きやすいと思うよ。
参考:アクセス・お問い合わせ|中城公園公式
【第5位】離島エリアのキャンプ場|「旅」とセットで楽しむご褒美キャンプ

最後に紹介したいのが、石垣島・西表島・宮古島など、離島エリアのキャンプ場です。
ここは僕の中で、
「キャンプしに行く」場所というより、
「離島旅のハイライトとしてキャンプを挟む」ための場所
という立ち位置なんですよね。
たとえば石垣島。
市街地から車でアクセスできる伊野田オートキャンプ場は、海まで徒歩数十秒クラスの距離感で、「海が生活のすぐそばにある暮らし」を一晩だけ疑似体験できます。
オートサイトにテントを張って振り返ると、すぐ向こうに東シナ海。朝はそのままビーチまで歩いていって、顔だけ海に浸けて目を覚ます──そんな贅沢なルーティンが現実になります。
石垣島観光公式サイトでも、伊野田エリアは「市街地から車で約15〜20分の自然豊かなエリア」として紹介されていて、“観光の便利さ”と“ローカルな落ち着き”のバランスがちょうどいい場所なんですよね。
参考:石垣市観光交流協会
宮古島側でも、与那覇前浜ビーチや砂山ビーチなど、「車で数分走れば絶景ビーチ」というロケーションのキャンプ・グランピング施設がいくつかあって、
「昼は海で遊ぶ → 夜はテントやグランピングで空を見上げる」という、旅人としては反則級の一日が組めます。
参考:宮古島観光協会 公式サイト
離島キャンプの何がいいって、とにかく、
- 本島とはまったく違う、“島の時間の流れ”の中でキャンプができる
- 人工の灯りが少ないから、夜の暗さと星空の濃さが段違い
- シュノーケリング・SUP・カヌー・ダイビングとキャンプをセットで楽しめる
このあたりの「非日常の密度」が、ケタ違いなんです。
僕が初めて石垣島でキャンプしたときは、
昼はガイドさんと一緒にSUPで小さな入り江を漕ぎ回って、夕方キャンプサイトに戻ってきて、
夜は波の音を聞きながら、焚き火と星空だけを相手にして過ごしました。
「あ、これはもう、ホテルとは別ジャンルの旅だな」って、そのときかなりハッキリ感じましたね。
離島キャンプが向いている人
- ある程度キャンプ慣れしていて、装備や段取りを自分で組める人
→ 「テントの設営?ペグ打ち?一通り分かってるよ」という中級者以上向き。 - 「とにかく非日常感を味わいたい」旅人タイプのキャンパー
→ 移動も含めて“旅”として楽しめる人。キャンプ場に行くまでの道のりもワクワクできるタイプ。 - ソロや少人数で、静かな時間を大事にしたい人
→ 大型キャンプ場のにぎわいより、「旅先でひっそり張ったテントで静かに過ごしたい」人に刺さる。
離島キャンプは、正直「誰にでもオススメ!」という感じではありません。
でも、旅が好きで、キャンプもある程度慣れていて、非日常に全振りしたい人には、これ以上ないご褒美になります。
離島キャンプを楽しむためのリアルなポイント
- ① 荷物は“本気で”コンパクトに
離島キャンプはたいてい、飛行機+レンタカーの組み合わせになります。
大型コンテナや重いギアを山ほど持っていくと、移動だけで体力が溶けるので、「本当に使うもの」だけに絞るのがコツ。
テントも焚き火台も「軽量・コンパクト寄り」を選ぶと、空港〜レンタカー〜キャンプ場までの動きがめちゃくちゃ楽になります。 - ② 食材の買い出しは“島の事情”を理解しておく
石垣・宮古クラスの島ならスーパーやドラッグストアはありますが、本島ほど選択肢は多くありません。
「到着したらまずはスーパーの場所をチェック → 初日に2日分まとめて買う」くらいの気持ちでいると安心。
ローカルのスーパーに並ぶ島食材(島豆腐・島野菜・地魚)でキャンプ飯を作るのも、離島キャンプの楽しみのひとつです。 - ③ キャンプ場・グランピング施設は事前調査がマスト
離島のキャンプ場やグランピング施設は数が限られるうえに、
「シーズン営業のみ」「休業中」「予約方法が独特」など、条件がそれぞれ違います。
必ず、各島の観光協会サイト+キャンプ場・宿泊施設の公式ページで最新情報を確認してからプランニングしてください。
・石垣島:石垣市観光交流協会
・宮古島:宮古島観光協会|宿泊情報
・竹富町(西表島など):竹富町観光協会|宿泊施設
離島キャンプの注意点・ポイント
- 飛行機+レンタカーの移動になるので、荷物はできるだけコンパクトに
大きすぎるクーラーボックスや重い焚き火台は、正直しんどいだけになることも。
「最小限のギア+現地レンタルをうまく組み合わせる」くらいが、ちょうどいいバランスです。 - 食材の買い出しは事前に“どこで買うか”を決めておく
離島は「閉店時間が早い」「そもそも店の数が少ない」パターンもあります。
旅程を組むときに、到着日の何時ごろどこのスーパーに寄るかまで決めておくと、当日バタバタせずに済みます。 - キャンプ場やグランピング施設は数が限られるので、最新の営業状況をネットで必ず確認
公式情報や予約サイトのページで、「今シーズン営業しているか」「設備や料金に変更がないか」をチェックしてから予約しましょう。
離島は台風や環境保全の観点から、クローズや条件変更が本島より起きやすいエリアです。
よくある質問:離島キャンプってどう?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. キャンプ初心者でも、いきなり離島キャンプってアリ?
- A. 率直に言うと、あまりオススメしないかな。
テント設営・撤収、最低限のトラブル対処(風・雨・ペグ抜けなど)が分かってからの方が、絶対に楽しめる。
先に本島の高規格キャンプ場や手ぶらプランで経験を積んでから、“2歩目・3歩目”として離島キャンプに挑戦するイメージがいいと思う。 - Q. ホテル泊と比べて、離島キャンプの一番の違いって何?
- A. 僕の感覚だと、「夜と朝の濃さ」が全然違う。
ホテルだとどうしても「部屋の中で完結」するけど、キャンプだと夜の暗さ・風の音・波音・朝の光まで全部、ダイレクトに入ってくる。
「ああ、今、自分は島の“外側”じゃなくて、“中”にいるんだな」って感覚になれるのが、離島キャンプの大きな違いだと思う。 - Q. ソロで離島キャンプって危なくない?不安なんだけど…
- A. 正直、準備不足だとしんどい場面は出てくると思う。
でも、基本的な装備・事前リサーチ・現地の天気チェックをしっかりやっておけば、ソロ離島キャンプは最高のご褒美になる。
不安なら、まずは「市街地から近いキャンプ場」「レンタル品が充実している場所」「スタッフ常駐の施設」から始めるのがおすすめ。 - Q. 離島キャンプのベストシーズンっていつ?
- A. 本島と同じく、春(4〜6月)と秋(10〜11月)が狙い目。
真夏は日差しと台風リスクがかなり強くなるので、
「どうしても海で泳ぎたい!」という強い理由がない限りは、春・秋を選ぶ方が快適に過ごせるはず。
旅+キャンプ+アクティビティを全部ちゃんと楽しみたいなら、この時期がバランスいいね。
【タイプ別】あなたにぴったりの沖縄キャンプ場の選び方

ここまで読んで、正直こう思ってませんか?
「いや、どれも良さそうで余計に決められんのだが…!」
大丈夫、それが普通です。僕も最初はGoogleマップにピンを刺しまくって、
「ここも良いし、あっちも良いし…」と頭を抱えてました。
なのでこのパートでは、これまで紹介してきたキャンプ場を、僕自身の失敗や成功パターンも踏まえて、
「こういう人は、まずここから選べば外しにくい」という組み合わせで整理し直してみます。
キャンプ初心者・テント泊デビューならここ
まずは、「初めて沖縄でテント泊する人」向けの2強から。
- 屋我地ビーチ(本島北部・海沿い)
→ 海キャンプでデビューしてみたい人向け。手ぶらプランあり。
公式:屋我地ビーチ公式サイト /
キャンプ案内 - 中城公園キャンプ場(中部・公園隣接)
→ 公園併設で、子どもと一緒にキャンプデビューしたいファミリー向け。
公式:中城公園 キャンプ場案内
この2つに共通しているのは、
- トイレ・シャワー・炊事場など設備が新しくてきれい
- 車でのアクセスが分かりやすい
- 公式サイト+予約サイト「なっぷ」で情報が整理されている
この3つ。
特に初キャンプでは、「情報がちゃんと出ているキャンプ場」=安心感が段違いです。
僕のおすすめイメージはこんな感じです。
- 海を思いっきり感じたいなら → 屋我地ビーチ
・テントから数秒でビーチというロケーション
・手ぶらキャンプ/手ぶらソロのプランがあって、道具が少なくてもOK
・「沖縄らしいビーチキャンプってこういうことか!」を、1発で理解させてくれる場所 - 子どもと一緒にのびのび遊びたいなら → 中城公園キャンプ場
・1区画(5名まで)宿泊2,020円・日帰り1,070円という破格の料金(2025年4月以降料金)
・すぐそばに大型遊具があるので、子どもがひたすら元気でも大丈夫
・「キャンプ+公園遊び」がセットになった、ファミリーデビュー向けフィールド
僕自身、「テント持ってる友だちはいるけど、本人はほぼ初心者」という家族を何組かここに連れていきましたが、
全員もれなく「また来たい」「次は自分たちだけでも行けそう!」と言ってくれました。
一人で静かに過ごしたいソロキャンパー向け
次は、ソロでじっくり時間を味わいたい人向けの組み合わせ。
- 古宇利島キャンプ庭園(高台から海と星空を独占)
公式:古宇利島キャンプ庭園 公式サイト - やんばる学びの森オートキャンプ場(森と星の静かなサイト)
公式:やんばる学びの森 キャンプ - 離島エリアのキャンプ場(旅×キャンプの自由な時間)
情報ベース:石垣市観光交流協会/
宮古島観光協会 など
ソロキャンプって、焚き火やギア以上に大事なのが、
「人との距離感」と「音の静けさ」です。
僕が実際にソロで使ってみて感じたざっくりイメージはこんな感じ。
- 景色でひたすら満たされたい → 古宇利島キャンプ庭園
高台から海を見下ろすロケーションで、サンセット〜星空までの時間がとにかく濃い。
チェアに座っているだけで「うわ、これは写真じゃ伝わらないやつだ…」となります。
ファミリーもいるけれど、サイト同士に距離があるので、ソロでも自分の世界に入りやすい。 - とにかく静けさと“森の時間”に浸りたい → やんばる学びの森
夜の静けさは、海キャンプとは別物。
風が木を揺らす音と、虫の声だけが聞こえる時間は、「あ、今ちゃんと現実から距離を取れてるな」って実感させてくれます。
ネイチャートレイルを歩いて、サイトに戻って、焚き火して寝る──このルーティンだけで満足度が高い。 - 旅とセットで“ご褒美ソロキャンプ”をしたい → 離島エリア
石垣・宮古・西表など、行くだけで非日常感MAX。
移動の手間も含めて楽しめる人向けですが、ハマると「年に一度はここで自分をリセットしたい」と思うようになります。
ソロでランタンの明かりだけを眺めていると、会話はゼロなのに、
頭の中の余計な声だけが勝手に静かになっていく瞬間があるんですよね。
そんな時間を求めているなら、あえてちょっとだけ“ひと手間”が必要なサイトを選んでみてほしいです。
子どもと一緒に「自然×遊び」を楽しむファミリー向け
ファミリーキャンプで一番大事なのは、正直なところ、
「大人がどれだけ焚き火を楽しめたか」より、「子どもがどれだけ笑ってたか」
だと思っています。
その意味で、僕が「ここはファミリー鉄板」と感じているのはこの3つ。
- 中城公園キャンプ場:遊具・清潔な設備・アクセスの良さ
公式:中城公園 キャンプ場案内 - 屋我地ビーチ:海水浴・砂遊びとセットで楽しめるビーチサイト
公式:屋我地ビーチ キャンプ案内 - やんばる学びの森:自然体験やアスレチック・「学び」の要素もプラス
公式:やんばる学びの森 公式
ざっくり、こんな使い分けがしやすいです。
- 「まずは安全第一で、キャンプの雰囲気に慣れさせたい」 → 中城公園キャンプ場
遊具広場がすぐそこにあって、トイレ・シャワー・炊事棟が全部きれい。
親としても「何かあったらすぐ管理事務所に相談できる」という安心感があるので、キャンプデビューの“実験台”に最適です。 - 「海で遊び倒して、そのままテントで寝かせたい」 → 屋我地ビーチ
日中は海水浴や砂遊び、夕方はサンセット、夜は星と焚き火。
子どもたちが「キャンプ=海で遊べるイベント」として覚えやすいので、「また行きたい!」が自然と出てきやすいキャンプ場。 - 「自然体験や生き物観察もさせたい」 → やんばる学びの森
ネイチャートレイルやガイドウォークなどがあるので、
「キャンプ=泊まるだけ」ではなく、「森で学ぶ体験」までセットでできるのが魅力。
生き物や植物が好きな子には、ここでの一泊がそのまま“夏休みの自由研究”になります。
僕が現場で見ていて感じるのは、
子どもが思いっきり遊べているキャンプ場ほど、親の顔もゆるんでいるということ。
「海で遊ぶ・森で虫を探す・遊具で走り回る」という時間がしっかりあると、
テント設営のバタバタも、ちょっとしたトラブルも、ぜんぶひっくるめて良い思い出になるんですよね。
逆に、予定を詰め込みすぎて、
- 観光 → チェックイン → 設営 → 買い出し → ご飯作り → 片付け → 就寝
…みたいな“タスクだらけのキャンプ”になると、大人も子どももぐったりしてしまいます。
ファミリーの場合は特に、
「やりたいことを3つに絞って、それ以外は捨てる」
くらいの感覚でスケジュールを組むのが、結果的に満足度が高いです。
よくある質問:どこを選べばいいか分からない…と友だちに相談されたときの答え
- Q. 初めての沖縄キャンプで1泊だけなら、どこを選べばいい?
- A. 「海を感じたい」なら屋我地ビーチ、「子ども優先」なら中城公園キャンプ場、この二択でいいと思う。
どちらも設備が整っていて、公式サイトや「なっぷ」で情報も取りやすいから、準備段階のストレスが少ない。
まずはここで1回経験してから、2回目・3回目で古宇利島ややんばる、離島にステップアップしていくイメージが失敗しにくいです。 - Q. 2泊3日で本島北部を回るなら、どんな組み合わせがいい?
- A. 僕なら、
・1泊目:屋我地ビーチ(海キャンプ+古宇利島観光)
・2泊目:やんばる学びの森(森キャンプ+散策)
みたいな「海と森を一泊ずつ」のコースにするかな。
1回の旅で、沖縄の自然の“二大看板”をどちらも体験できるので、満足度がかなり高い組み合わせです。 - Q. 子どもがまだ小さいんだけど、それでもテント泊いける?
- A. 年齢にもよるけど、中城公園キャンプ場みたいに、公園併設&設備がきれいな場所なら、かなり現実的だと思う。
不安なら、最初は「日帰りデイキャンプ+昼寝はテントでしてみる」とか、小さく試すのもアリ。
一番大事なのは、親がピリピリしすぎないこと。「まあ多少うまくいかなくてもOK」くらいの気持ちで行けるキャンプ場を選びましょう。 - Q. ソロとファミリーで行きたい場所が違って、家族会議が難航してます…
- A. これはもう、「昼は家族優先、夜はソロタイムをもらう」作戦がおすすめ。
たとえば中城公園や屋我地ビーチなら、日中は子どもと全力で遊んで、夜は家族がテントで寝静まったあとに、
一人で焚き火しながらコーヒーを飲むソロタイムをしっかり確保できる。
キャンプ場選びを“対立”にしないで、「どうやって両方の時間を作るか」という発想に切り替えると、割と丸く収まります。
沖縄キャンプを120%楽しむための持ち物・ギアリスト

ここまでキャンプ場の話をしてきたけど、
「で、結局なに持ってけばいいの?」ってところ、めちゃくちゃ気になりますよね。
僕も最初の頃は本州キャンプと同じノリで沖縄に行って、
- 日差しナメてて1日でTシャツ焼けどころか軽くやけどレベルの日焼け
- 海風を甘く見てタープがバタバタ暴れて夜中にペグ打ち直し
- スコール対策を軽く見てずぶ濡れでクーラーボックスの上に荷物を避難
……みたいな「やらかし」をひと通り経験しました。
なのでここでは、僕自身の失敗も踏まえながら、
「これがあると沖縄キャンプの快適さが一気に変わる」という持ち物を、テーマ別に整理しておきます。
海風・日差し対策のマストギア
まず、沖縄キャンプで一番差が出るのが日差しと風対策。
気象庁や環境省の資料でも、沖縄は紫外線量が本州よりかなり強いことが示されています。
- タープ or サンシェード
沖縄の海沿いサイトでタープなしは、ほぼ修行です。
設営・撤収のときも、日陰があるかないかで体力の消耗がまったく違う。
僕は一度、タープを軽く見て「まあ木陰あるし大丈夫でしょ」とやったら、
気づけば暑さで頭痛+軽い熱中症気味になりました…。おすすめは、自立式のヘキサ or レクタタープ。
風が強い日は高さを低めにして、ペグダウンを多めにとっておくと安心です。 - サングラス・帽子(つば広タイプ)
沖縄のUVはマジで強い。
設営中にずっと太陽を見上げることになるので、サングラスがあるかないかで一日の終盤の疲れ方が変わります。
帽子はキャップタイプでもいいけど、海沿いサイトは横からの光も強いので、
できればつば広ハット+あご紐付きがベスト。風で飛んでいかないやつ。 - 日焼け止め・アームカバー
沖縄県や環境省も紫外線対策を推奨していて、特に春〜夏のUVインデックスは「非常に強い」ゾーンに入る日が多いです。
参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル」
テントやタープの設営・撤収、海遊びの付き添いで腕と首まわりが一気に焼けるので、
・ウォータープルーフの日焼け止め
・UVカットのアームカバー
このセットを持っていくと本当に助かります。 - しっかりしたペグ&ハンマー
海沿いサイトは「砂+芝+硬い地面」が混在していることが多いので、安いアルミペグだけだと心もとないです。
僕は沖縄に行くときは必ず、鍛造ペグ(20〜30cm)+ソリッドステーク系を多めに持っていきます。
ハンマーも、鉄製のちゃんとしたやつを1本。
風が強いときに、「あのときペグケチらなきゃよかった…」ってならないように、ここは投資しておくと安心度が一気に上がります。
星空と焚き火を楽しむためのライト&チェア
沖縄キャンプの夜を120%楽しむカギは、「ちゃんと空が見える体勢」と「ほどよい明るさ」です。
- ローチェア(できればハイバック)
星空キャンプで一番違いが出るのがチェアの高さ。
ローチェアで、ちょっともたれて空を見上げられるタイプだと、それだけで「星を眺める時間」がご褒美タイムになります。
ハイバックタイプなら、首もラク。
僕は古宇利島ややんばるで、ローチェアに沈み込みながら星を見てるだけで1時間くらい平気で飛びます。 - ランタン(LED+暖色系)
おすすめは「サイト全体を照らすメイン」+「手元用・テーブル用」の2種構成。
・メイン:中〜大型のLEDランタン(白色寄りでもOK)
・サブ:暖色系の小型LED(焚き火の雰囲気を邪魔しない色)
これだけで、「作業するときは明るく」「星を見るときは暗めに」という切り替えがスムーズになります。 - 焚き火台・耐熱シート
沖縄の多くのキャンプ場は直火NGです。屋我地ビーチや中城公園キャンプ場も、公式ページで直火禁止・焚き火台利用が明記されています。
・屋我地ビーチ:キャンプ案内(直火禁止の記載)
・中城公園キャンプ場:キャンプ場ルール
焚き火台は、コンパクトでもいいので「風にそこそこ強い・脚が安定している」タイプを。
その下に耐熱シートを敷いておけば、芝生や地面を焦がさずに楽しめます。 - 防煙ジャケット or 汚れてもいいアウター
焚き火を思いっきり楽しむなら、煙のニオイがついても気にならない一枚があると気がラクです。
僕は焚き火用に「これだけは絶対洗う前提」のジャケットを1枚決めていて、
それを着てるときは火の粉もニオイも気にせず全力で焚き火に集中できます。
子連れ&初心者が「持っていけばよかった」と後悔しがちなアイテム
ここは、現場で本当に多くの人が口にしている「あ〜、これもっと持ってくればよかった…」をまとめたゾーンです。
- 着替え多め(特に子ども)
沖縄キャンプは、海+汗+スコールのコンボが普通に来ます。
・海でビショビショ
・汗だくで設営
・夕立ちでさらに濡れる
……となると、子どもは1日3セットくらい普通に着替えます。
「ちょっと多いかな?」くらい多めに持っていくのが、ちょうどいいです。 - サンダル+マリンシューズ
・サイト周り用:つま先が出ていてもOKなサンダル or クロックス系
・海用:足を守るマリンシューズ
この2足持ちが最強です。
サンゴや岩場がある海で素足は危険なので、マリンシューズは子ども優先で1人1足用意してあげてください。 - 虫除けグッズ
海辺でも森でも、夏〜秋は蚊やブヨが普通にいます。
・肌に直接使うスプレータイプ
・サイト周りに置く蚊取り線香 or 蚊取り器
・テント入口付近に置く虫除けグッズ
みたいに、「身体」と「サイト」と両方に防御ラインを張るイメージで準備しておくと、かなり快適度が変わります。 - コンパクトなレインウェア(1人1セット)
沖縄のスコールは、天気予報だけ見てると読み切れないことも多いです。
折りたたみ傘よりも、両手が空くレインジャケット+軽めのレインパンツが便利。
設営・撤収のタイミングで降られると、レインウェアのありがたみを全身で感じます(笑)。 - ウェットティッシュ・ビニール袋(ジップロック系も)
子ども連れキャンプで困ったときの神アイテムがこの2つ。
・砂遊びや海遊びのあとの手足ふき
・テーブルやギアのちょっとした汚れ落とし
・濡れた服やタオルの一時保管
などなど、使わない時間がないレベルです。
大小サイズを何枚か分けて持っていくと、本当に助かります。
よくある質問:持ち物どうする?と友だちに聞かれたときの答え
- Q. 「全部持っていきたい病」になってて、荷物がとんでもないことになってます…
- A. それ、僕も昔やってました(笑)。
沖縄キャンプは移動距離が長くなりがちなので、「なくて困るもの」だけに絞るのがおすすめ。
ざっくり言うと、
・テントまわりの基本装備(テント・タープ・チェア・テーブル)
・寝袋( or インナーシュラフ)+マット
・日差し・風・雨対策(帽子・日焼け止め・ペグ・レインウェア)
・最低限の調理道具(バーナー or BBQコンロ+クッカー)
この4ブロックを先に固めて、そのあと「余裕があれば快適グッズ」を足すイメージでパッキングすると、荷物がかなり整理されます。 - Q. 子どもの持ち物で「これは絶対あった方がいい」って何?
- A. 僕の中の三種の神器は、「着替え多め」「マリンシューズ」「ウェットティッシュ+ビニール袋」です。
この3つが揃っていれば、多少のハプニングはほぼ乗り切れます。
あとは、子どもが落ち着くようならお気に入りのぬいぐるみ or 小さなおもちゃを1つだけ。
夜テントの中でグズりそうなときの“安心材料”になります。 - Q. 焚き火ギア、全部持っていった方がいい?それとも最低限?
- A. 初めての沖縄キャンプなら「焚き火台+耐熱シート+最低限の火ばさみ・手袋」くらいで十分です。
大型の薪ストーブやゴリゴリの焚き火セットは、正直重いし、海風のあるサイトだと扱いが大変なこともあります。
まずはシンプルな焚き火台に慣れて、それでも物足りなくなってから、徐々にギアを増やすのがおすすめです。 - Q. 「これはいらなかったな…」ってものあります?
- A. 僕の失敗談で言うと、本州と同じ感覚で持っていった分厚い防寒着。
冬でも本州に比べるとかなり暖かいので、
フリース+薄手ダウンくらいで足りる場面が多かったです(もちろん時期と天候にもよるけど)。
逆に、薄手の羽織りを重ね着できるようにしておく方が調整しやすいなと感じました。
よくある質問(FAQ)|台風・予約・レンタカー問題まで
ここからは、僕が実際によく聞かれる質問に、「友だちにLINEで返信するテンション」+「プロ目線」で答えていきます。
どれも現地で失敗したり、キャンプ場や旅行会社の人に直接聞いたりしながら学んできたことなので、遠慮なくパクってください。
Q1. 沖縄でキャンプするなら、何月がおすすめですか?
A. 快適さだけで言うなら、断然「春(4〜6月)」と「秋(10〜11月)」推し。
「沖縄=真夏の海!」ってイメージが強いけど、キャンプ的には夏ど真ん中(7〜9月)はけっこうハードモードです。
気象庁の平年値データを見ると、那覇の7月の平均気温は約29℃で、湿度も高め。「温度計の数字以上に体感が重たい暑さ」なんですよね。
一度、7月に北部で設営したときなんて、タープ張り終わるころには保冷剤を首に当てて小休止しないと危ないレベルでした。
「あ、無理したらこれ倒れるやつだ」と本気で思った。
なので僕は、友だちに聞かれたらだいたいこう返してます:
- 4〜6月:日中は半袖で快適。梅雨どきはスコール前提でレインウェア必須。
- 10〜11月:暑すぎず寒すぎず、キャンプとしてはベスト。海にもギリギリ入れる日が多い。
- 7〜9月:海遊び全開派には最高だけど、設営と撤収の暑さ・台風リスクを覚悟。
季節ごとの気候イメージは、気象庁・沖縄地方気象台の「沖縄の平年の天候」がかなり参考になるので、一度チェックしておくと安心です。
参考:気象庁「沖縄の平年の天候」
まとめると:
- 「とにかく快適にテント泊したい」 → 4〜6月 or 10〜11月
- 「海でガッツリ泳ぎたい!暑いの上等!」 → 7〜9月(ただし休憩計画ガチめに)
Q2. 台風シーズンに予約しても大丈夫?キャンセル料が心配です。
A. 「大丈夫かどうか」よりも、
① 台風情報をどうチェックするかと、② キャンセルポリシーをどこまで理解しておくかが超大事。
沖縄は8〜10月を中心に台風シーズン。
正直、この時期に「絶対晴れてほしい!」と思うのはちょっとギャンブルです。
まず前提として、
- 気象庁の台風情報ページで、進路予報と暴風警戒域をチェック
- キャンプ場や予約サイト「なっぷ」のキャンセルポリシー欄を事前に読む
この2つはマストです。
「なっぷ」に掲載されているキャンプ場の多くは、こんな感じのルールになっていることが多いです:
- 気象庁から警報・暴風警戒域に入る予報が出た場合 → キャンセル料免除
- 施設側から安全のため「クローズ」を決めた場合 → キャンセル料免除
- ただの雨予報・不安だから自分都合でキャンセル → 通常のキャンセル料発生
僕がいつもやっているのは、
- 予約前に:キャンプ場の公式サイト&なっぷの「キャンセル・悪天候時の対応」を必ず読む
- 出発の3〜4日前:気象庁の台風情報で「暴風警戒域に入りそうか」をチェック
- 微妙な場合:キャンプ場の最新のお知らせ or 電話で状況を確認
「ギリギリまで様子を見る」のもありだけど、そのぶん他のプランに切り替えづらくなるので、
家族連れの場合は、キャンセルポリシーを読んだ上で「ここまで来たらホテルに切り替える」ラインを決めておくと、だいぶ気持ちがラクになります。
Q3. レンタカーなしでも、沖縄でキャンプできますか?
A. 理論上は「できる」。でも現実的には、
キャンプ旅をちゃんと楽しみたいならレンタカー前提で考えた方がラク。
沖縄観光コンベンションビューローの調査によると、沖縄を訪れる観光客の多くが移動にレンタカーを利用していると言われています。
それくらい、キャンプ場やビーチ、森のエリアは「車で行く想定」で作られている場所が多いです。
もちろん、OCVBの「レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方」という特集では、バス・タクシー・レンタサイクルなどを使ったモデルコースも紹介されていて、レンタカーなしでも楽しむ提案は増えています。
参考:レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方|おきなわ物語(OCVB)
ただ、キャンプとなると話は別で、
- テントやタープなどかさばる荷物が多い
- 食材や飲み物を現地スーパーでまとめ買いしたい
- キャンプ場が山の中・海沿いのローカルエリアにあることが多い
といった事情から、車がないと「行けるキャンプ場」と「選べるプラン」がかなり制限されるのが現実です。
僕個人の意見としては:
- 荷物少なめのホテル旅+公共交通・タクシー → レンタカーなしも全然アリ
- キャンプ泊・海&森・買い出しもガッツリ → レンタカーあった方が絶対ラク
もし「免許がない or 運転が不安」という場合は、
- 市街地近くのキャンプ場(中城公園キャンプ場など)で、タクシー+バス移動を組み合わせる
- キャンピングカーや送迎付きのグランピング施設を使って、移動込みのプランを選ぶ
みたいな形も検討してみてください。
Q4. 子ども連れでも安全に泊まれるキャンプ場はどこ?
A. 公園併設・設備きれい・料金もやさしい中城公園キャンプ場は、ファミリーデビューに本気で推せます。
海で遊びたいなら屋我地ビーチも候補に入れてOK。
中城公園キャンプ場については、
- 1区画5名まで/宿泊2,020円・日帰り1,070円(2025年時点)
- 大型遊具がある公園がすぐ横
- トイレ・シャワー・炊事棟が新しくてきれい(2023年から宿泊キャンプ開始)
といった点が、公式サイトやママ向けメディアのレポートでもしっかり紹介されています。
参考:中城公園 キャンプ場案内(公式) /
ママモネ沖縄「中城公園キャンプ場」体験レポ
僕が現地で見ていても、
- 子どもたちは遊具で全力ダッシュ
- 疲れたらすぐテントに戻っておやつ&お昼寝
- 夜はシャワーでさっぱりして、そのままテントで就寝
という「親子どっちも無理しない動線」がきれいに出来上がっていて、
「子ども連れて来てよかったな〜」と感じている親御さんが多い印象です。
一方、海も楽しみたいファミリーなら屋我地ビーチも選択肢に入ります。
- テントサイトから数秒でビーチというロケーション
- 手ぶらキャンププランあり(テント・タープ・寝袋など一式レンタル)
- シャワーやトイレも整備されていて、ファミリー利用も多い
公式サイトには料金やレンタル品、ルールが細かく掲載されているので、子連れで行く場合は一度じっくり目を通しておくのがおすすめです。
参考:屋我地ビーチ公式サイト /
キャンプ案内
僕のざっくりアンサー:
- 「とにかく安全第一・まずは雰囲気に慣れたい」 → 中城公園キャンプ場
- 「海遊びメインで、キャンプも楽しみたい」 → 屋我地ビーチ
Q5. 焚き火やBBQはどこまで許可されていますか?
A. キャンプ場ごとにルールが全然違うので、
「公式サイトの利用規約」+「予約サイトの注意書き」をセットで読むのが鉄則です。
ざっくり分けると、ルールはだいたいこんな感じに分類されます:
- 直火NG・焚き火台+耐熱シート使用でOK
- 指定の焚き火炉・BBQ炉のみ利用可
- 焚き火そのものが禁止(BBQのみ or 火気NG)
たとえば、
-
- 屋我地ビーチ:公式サイトで「直
まとめ|海と星空に包まれる夜を、どのキャンプ場で迎える?
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。
僕自身、この記事を書きながら、これまで沖縄でテントを張った夜のことを何度も思い出してました。最初に屋我地ビーチで夜明け前に目が覚めて、
「まだちょっと暗いかな」と思いながらコーヒーを淹れていたら、
気づいたら東の空がじわ〜っと明るくなってきて、海の色が一気に“沖縄の色”に切り替わる瞬間を見たんですよ。
あのときの「あ、来てよかったな…」という感じは、いまだに忘れられません。古宇利島の高台では、イスに深く座って空を見上げていたら、星の数にちょっと笑えてきて、
やんばるでは、風の音と虫の声しか聞こえない夜に「あ、今ちゃんと現実から距離取れてるな」と思えた。
中城公園では、テントの前を全力疾走する子どもの笑い声を聞きながら、親御さんがホッとした顔でコーヒー飲んでいるのを見て、
「こういう時間のためにキャンプ場ってあるよな」としみじみしたこともあります。同じ沖縄でも、キャンプ場が変わると「夜のストーリー」がまるごと変わる。
だからこそ、最後にもう一度、タイプ別に整理しておきます。- 海と夕焼け、波音に包まれる夜を過ごしたいなら → 屋我地ビーチ
・テントから数秒でビーチ。
・手ぶらキャンププランもあって、デビューにも◎。
公式サイト:https://yagaji-beach.com/ - 高台から海と星空を独り占めしたいなら → 古宇利島キャンプ庭園
・古宇利大橋を見下ろす高台サイト。
・サンセット〜星空まで「景色で満たされたい」ソロ&カップル向き。
公式サイト:https://kourijima-camp.jp/ - 森と静けさの中で、自然と向き合いたいなら → やんばる学びの森
・世界自然遺産エリアの森の中でオートキャンプ。
・ネイチャートレイルや環境教育プログラムもあって、「学び」もセット。
キャンプ案内:https://yambaru-discovery-forest.com/camp/ - 子どもの「また来たい!」を引き出したいなら → 中城公園キャンプ場
・公園併設、すぐそこに大型遊具。
・トイレ・シャワー・炊事棟が新しくてきれい、料金もファミリーに優しい。
公式キャンプページ:https://www.nakagusukupark-osi.jp/outdoorBBQ.php - 旅とセットで、とことん非日常を味わいたいなら → 離島エリアのキャンプ場
・石垣島・宮古島・西表島など、それぞれの島ごとに表情が違う。
・「旅の途中の一泊をキャンプにする」イメージで計画するとハマりやすい。
離島の最新情報は各観光協会でチェックを:
┗ 石垣市観光交流協会:https://yaeyama.or.jp/ishigaki-info/
┗ 宮古島観光協会:https://www.miyako-guide.net/
┗ 竹富町観光協会(西表島など):https://painusima.com/
どのキャンプ場を選んでも、テントのジッパーを開けた瞬間に広がる景色は、ホテルの窓から見るそれとはまったく違います。
僕の感覚でいうと、
朝焼けに染まる海の色を見ると、世界が一回リセットされる。
テントをたたむころには、荷物は増えてるのに、不思議と心は軽くなってるんですよね。
次の沖縄は、「どこのホテルに泊まるか」じゃなくて、
「どのキャンプ場で夜を迎えるか」から旅の計画を組んでみてください。その一泊が、あなたの中の「沖縄」のイメージを、きっといい意味で塗り替えてくれるはずです。
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情報ソース・参考サイト一覧
この記事をつくるにあたっては、公式サイト・公的機関・信頼できる専門メディアを中心に情報を確認しています。
特に「料金」「営業日」「利用ルール」「気象データ」などは変わることがあるので、実際に予約・利用する前に、必ず最新の公式情報をチェックしてください。- 一般社団法人 日本オートキャンプ協会(キャンプ市場・統計・初心者動向)
キャンプ人口の推移や、オートキャンプ利用者の傾向など、日本全体のキャンプ事情を把握するための一次情報として参照しています。
… https://www.autocamp.or.jp/ - 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)(沖縄の観光・気候・アクティビティ情報)
沖縄本島・離島を含む観光情報、シーズンごとの過ごし方、アクティビティの基礎情報を確認する際に利用しています。
… https://www.ocvb.or.jp/organization - 気象庁 沖縄気象台・気象庁データ(沖縄の気温・降水量・台風傾向など気象データ)
「春・夏・秋・冬どの時期がキャンプしやすいか」を判断するために、平年値(平均気温・降水量・台風発生状況など)の一次データを確認しています。
… https://www.jma.go.jp/jma/menu/okinawa.html - キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」 屋我地ビーチ/古宇利島キャンプ庭園/やんばる学びの森/中城公園 など各ページ
各キャンプ場の最新の料金・設備・区画情報・チェックイン時間・利用者レビューを確認するために使用しています。
… https://www.nap-camp.com/ - 屋我地ビーチ 公式サイト(キャンプ場案内・料金・予約方法・ロケーション写真)
手ぶらキャンププランの内容、料金体系、直火禁止などの利用ルール、アクセス情報を確認する際に参照しています。
… https://yagaji-beach.com/ - 古宇利島キャンプ庭園 公式サイト(サイト概要・絶景写真・コンセプト)
オートサイト・ウッドデッキサイトの仕様、レンタル品、利用規約、眺望に関する公式情報などを確認しています。
… https://kourijima-camp.jp/ - やんばる学びの森 公式サイト/国頭村観光協会サイト(施設概要・オートキャンプ場紹介・学びのゾーンの説明)
オートキャンプ場の区画情報、電源設備、温水シャワーの有無、ネイチャートレイルや環境教育プログラムの内容などを確認する際に利用しています。
… https://yambaru-discovery-forest.com/ /
【公式】国頭村観光協会WEBサイト | 国頭村の観光情報満載一般社団法人 国頭村観光協会の公式サイト。沖縄本島の最北端に位置する国頭村の魅力や観光スポット、イベント情報を発信します。豊かな自然に恵まれてるのはもちろんの事、まだまだ知られていない国頭村の魅力発信WEBマガジンもお届けしています。 - 中城公園 公式サイト・中城公園キャンプ場ページ(料金・予約方法・設備情報・アクセス)
1区画あたりの料金、日帰り/宿泊の利用時間、予約の開始タイミング、「なっぷ」経由での予約方法など、ファミリーキャンプに直結する実務情報を確認しています。
… https://www.nakagusukupark-osi.jp/ - ママモネ沖縄「中城公園キャンプ場で遊び尽くす!家族でアウトドア体験」記事
ママ目線での設備の使いやすさ、子ども連れでのリアルな感想、「シャワーが新しくて快適」「料金の安さ」など、ファミリー利用の体験情報として参考にしています。
… https://www.mamamone.okinawa/post-2578/ - 石垣島・西表島周辺のキャンプ場・グランピング情報(離島エリアのキャンプ場選択肢確認)
離島エリアのキャンプ場・オートサイト・グランピング施設の有無や、島ごとのキャンプスタイルの違いを把握するために使用しています。
… https://www.nap-camp.com/okinawa/ishigakizima_iriomotezima/info
※本記事は、執筆時点で確認できる情報をもとに構成しています。
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実際に予約・利用する際は、かならず各キャンプ場・観光協会・公的機関の最新の公式情報を再確認したうえで、あなたの旅とキャンプの計画に役立ててください。 - 海と夕焼け、波音に包まれる夜を過ごしたいなら → 屋我地ビーチ
- 屋我地ビーチ:公式サイトで「直


