川のせせらぎが、まだ朝の薄い霧をほどくように流れていた。
手をつないだ子どもが「冷たい!」と笑う。その声が、森の奥まで澄んだ鈴のように響く。
火を囲んだ夜、星が濃くなるほどに、家族の距離が自然と近くなる──そんな瞬間を味わえる場所が、佐賀にはいくつも存在する。
はじめまして。アウトドアライター兼キャンプギア評論家の風間 陸です。
これまで全国で延べ300泊以上キャンプをしてきて、テントサイトから高規格キャンプ場、野営に近いフィールドまで、家族連れの現場も数えきれないほど見てきました。
その中でも佐賀は、「水辺の安心感」と「森の深さ」のバランスがとても良く、子どもを自然に連れ出したいファミリーに強くすすめたいエリアです。
この記事では、アウトドアメーカー勤務時代のフィールドチェック経験と、取材で訪れたキャンプ場の一次情報、
さらに各キャンプ場の公式情報や専門メディアのデータを組み合わせて、
「子どもが笑って、親がホッとできる」佐賀県のファミリー向けキャンプ場10選を厳選して紹介します。
水辺と森がやわらかく迎えてくれるキャンプ場は、家族の“原風景”をつくる舞台。
次の週末、「どこに行けば失敗しないか」「どこなら安心して水遊びさせられるか」が、このページを読み終える頃にははっきり見えているはずです。
あなたの家族に、きっと「また来たい」と言わせる場所が見つかります。
それでは、佐賀の水辺と森のキャンプ場を、一緒にのぞいていきましょう。
- 1. 佐賀県の子連れキャンプが人気な理由
- 2. 子連れキャンプが安心して楽しめるチェックポイント
- 3. 佐賀県のファミリー向けキャンプ場10選【水遊び・森遊び】
- 1|吉野山キャンプ場 ― 川遊びデビューにちょうどいい“やさしい水辺”
- 2|乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 ― 森×アスレチックでとことん遊べる
- 3|波戸岬キャンプ場 ― 海と芝生と夕陽の“王道ファミリーキャンプ”
- 4|道の駅 大和オートキャンプ場 ― 乳幼児連れが“圧倒的に安心”できる場所
- 5|三瀬base camp ― 清潔×森×アクティビティの“間違いない”高規格
- 6|広川原 湖畔の森キャンプ場 ― 湖×森の“静寂”を味わうファミリー時間
- 7|山瀬の里キャンプ場 ― 川と林間の“しずかな時間”を味わう
- 8|FUNAYAMA MOUNTAIN ― 星と夜景に包まれる“高規格の山キャンプ”
- 9|OND CAMP ― 静かな森で、大人もととのう“癒し系キャンプ”
- 10|海遊ふれあいパーク ― 干潟と泥んこ遊びで“本気の自然体験”
- 4. 年齢別|どのキャンプ場が合う?ファミリータイプ別おすすめ
- 5. 佐賀の水遊びキャンプで気をつけたいこと
- 6. ファミリーキャンプを成功させる持ち物チェック
- 7. まとめ|自然と火が“家族の記憶”をつくる場所へ
- 内部リンクのおすすめ(同じブログ内で読んでほしい関連記事)
- よくある質問(FAQ)
- 情報ソース・参考サイト
1. 佐賀県の子連れキャンプが人気な理由

■ 水遊び・森遊びのフィールドがとにかく豊富
正直に言うと、僕が九州の中で「子連れキャンプするならどこ?」と聞かれたときに、かなりの確率で佐賀を推す一番の理由がこれです。
佐賀って、海・川・湖・森がギュッとコンパクトに詰まっているエリアなんですよ。
たとえば、佐賀県が公式に紹介している観光情報サイト
「あそぼーさが」を見てもらうと分かるんですが、
玄界灘に面した海、山あいの清流、湖畔、公園併設のキャンプ場…と、子どもが自然に触れられるフィールドが本当に多い。
実際に僕も、友人ファミリーと一緒に佐賀でキャンプしたとき、午前中は浅瀬の川でチャプチャプ、午後は森の遊具&芝生で追いかけっこ、っていう“フルコース”を一日でやり切りました。
なかでも、県が管理している
波戸岬キャンプ場は、
目の前に海・周りに緑・奥には歴史スポットという「自然の遊具だらけ」なロケーション。
サイトからそのまま芝生を駆け下りて海を眺めたり、磯で生き物を探したりと、子どもたちの「ねぇ、次あれやろう!」が止まりません。
──水のきらめきに子どもを放り込むと、勝手に笑顔になって帰ってくる。
■ 混雑が控えめでファミリーが過ごしやすい
もう一つ、佐賀をおすすめしたい理由が「混み具合がちょうどいい」こと。
福岡からのアクセスが良いので人気はあるんですが、いわゆるメガ有名キャンプ場みたいなパンパン感はあまりないです。
僕が何度か通っているときも、
「テントとテントの間にちゃんと余白がある」「子どもが全力疾走してもぶつからない」
という状況が多くて、ファミリー目線での“心のゆとり”がぜんぜん違うなと感じています。
公式観光サイト
あそぼーさがでも、
海沿い・山間部・湖畔など、エリアごとに分散してキャンプフィールドが紹介されていて、
特定の場所に人が集中しすぎないのも、佐賀エリアの良さだと思っています。
■ 初心者向けの高規格キャンプ場が多い
「初キャンプが佐賀だったから、キャンプ好きになった」という話も本当に多いです。
理由はかんたんで、“ちゃんと整ってる高規格寄りのキャンプ場”が多いから。
たとえば、設備が整ったグランピング・キャンプ施設の
三瀬BASE CAMPは、
トイレ・シャワー・炊事場がとにかくキレイで、キャンプ慣れしていないママや小さな子どもでも安心。
僕も初めてここを利用したとき、「これならキャンプデビューの家族に遠慮なくおすすめできるな」と感じました。
ほかにも、コテージやロッジが選べるキャンプ場が多くて、
「テント泊に自信がないから、まずはコテージから」「雨予報だから今回は建物に逃げよう」
といった“安全な逃げ道”を用意しやすいのも、佐賀のキャンプ場の特徴です。
■ 福岡都市圏からのアクセスが抜群
そして、なんだかんだ言って最後はここ。アクセスの良さは正義です。
福岡市内からだと、多くのキャンプ場が車でだいたい1〜1.5時間圏内。
僕もよくやるんですが、金曜の夜に家族で話していて、
「明日、天気いいしどこか行く?」
「じゃあ佐賀、行っちゃう?」
くらいのノリで動ける距離感なんですよね。
遠出しすぎると、
「着いた頃には大人がもうヘトヘト」「帰りの運転が地獄」
になりがちですが、佐賀なら子どもが車の中で昼寝をしている間に着いて、夕方には無理せず帰れる。
この距離感は、ファミリーキャンプのハードルを一段下げてくれます。
──自然は遠くにあるものじゃなくて、佐賀くらいの距離感がいちばんちょうどいい。
2. 子連れキャンプが安心して楽しめるチェックポイント

ここからは、僕がファミリーと一緒にキャンプするときに必ずチェックしているポイントをまとめます。
「オシャレな写真が撮れるか」よりも、まずは安心・安全。ここを押さえておくと、本当にキャンプがラクになります。
■ 水辺の安全性(浅瀬、水流、見通しの良さ)
水遊びができるキャンプ場って最高なんですが、そのぶん事故のリスクも一気に上がるんですよね。
だから僕は、現地に着いたらまず大人だけで水辺を一周チェックします。見るのは、この3つ。
- 子どもが遊ぶ場所に膝〜すねくらいの浅瀬がしっかりあるか
- 流れが急に速くなる場所や、足元の段差・深みがないか
- 親が座るポジションから常に子どもの姿が見えるか(ブラインドゾーンがないか)
たとえば、川遊びができることで人気の
「道の駅」大和 オートキャンプ場(公式:あそぼーさが)は、
サイト下の川が比較的ゆるやかで浅瀬も多いですが、それでも深くなるポイントや流れの変化は自分の目で確かめておくようにしています。
海や川の危険性については、海上保安庁の
「ウォーターセーフティガイド」でも、
「子どもから目を離さない」「自然の水はプールと違って急に状況が変わる」と、かなり強めに注意喚起されています。
「ライフジャケット+大人が常に見ている」が、水辺遊びの最低ラインだと覚えておいてください。
──浅瀬のチャプチャプ音と、子どもの笑い声はセットで楽しみたい。そのための準備は大人の仕事。
■ トイレ・炊事場・シャワーの清潔さ
ファミリーキャンプの「もう一回来たい度」を決めるのは、テントの立派さよりも水回りの清潔感です。
僕も何度か「キャンプ場は最高なのにトイレだけ残念…」という場所を経験していて、
それ以降は必ず公式サイトの写真+口コミ+レビューサイトをセットでチェックするようにしています。
日本キャンプ協会が出している
「キャンプの安全」ページでも、
快適なトイレや炊事場の確保が、安全で楽しいキャンプの前提条件として挙げられています。
特に子どもは我慢がきかないので、洋式トイレの有無・夜間の明るさ・手洗い場の位置あたりは、事前にしっかり見ておきましょう。
僕の経験上、「トイレがきれいなキャンプ場=他の管理も行き届いていることが多い」です。
逆にここが雑なところは、場内のルールやマナーもややカオスになりがちなので、ファミリーは慎重に。
■ 売店・道の駅・スーパーの近さ
子どもとキャンプに行くと、ほんとに「想定外の買い物」がポンポン発生します。
ジュースが足りない、オムツが足りない、着替えが全部びしょ濡れ…などなど。
だから僕は、キャンプ場を選ぶときに「場内 or 近くに売店・道の駅・スーパーがあるか」を必ず確認します。
さっき紹介した
「道の駅」大和 オートキャンプ場のように、
隣接する道の駅で炭や着火剤、野菜や肉が買える場所は、「あ、忘れた!」が全然怖くないんですよね。
政府広報オンラインの
「水の事故を防ごう!海や川でレジャーを楽しむために」でも、
体調が悪くなったときにすぐ休める場所・連絡手段を確保しておくことが大事だと書かれています。
売店や道の駅は、単なる買い物スポットというより「いざというときの避難場所」としても心強い存在です。
■ 遊具・アスレチック・芝生広場の有無
これ、めちゃくちゃ大事です。
一日中ずっと親が全力で遊び相手をするのは、思っている以上に体力を使います。
なので僕は、「子どもが自分で遊びを見つけられる環境かどうか」をかなり重視しています。
大型遊具やアスレチックがあるキャンプ場や、公園併設タイプのフィールドなら、
大人は“見守りながら、ちょっとコーヒーを飲む余裕”ができるんですよね。
芝生広場が広いところだと、ボール遊びやシャボン玉、かけっこだけで子どもはずっと楽しんでくれます。
僕の感覚だと、「遊具か芝生広場のどちらか一方でもあるキャンプ場」はファミリー満足度がかなり高いです。
■ コテージ or テント泊、選択肢の広さ
最後は「逃げ場を用意しておけるかどうか」の話です。
子どもが小さいうちは、天気・気温・夜泣きなど、テント泊にハードルが多いのも事実。
そんなときに助かるのがコテージやバンガローがあるキャンプ場です。
僕が家族連れの友人にすすめるのは、
「初キャンプはコテージ泊 → 次回テントに挑戦」というステップアップ方式。
一度「外で寝るってこんな感じなんだ」という感覚を、快適な環境で体験しておくと、
次のテント泊のハードルがグッと下がります。
日本キャンプ協会の資料
「セーフティアウトドアハンドブック」でも、
参加者のレベルに応じてフィールドや宿泊形態を選ぶことが、安全管理の基本として紹介されています。
「無理してテント泊」にこだわるより、家族全員が“楽しかったね”で終われる選択をしてあげるのが大事です。
──大事なのは“がんばるキャンプ”じゃなくて、“また来たいね”と言えるキャンプ。
よくある質問(友だちに聞かれたノリで答えるQ&A)
Q. 正直、水辺のあるキャンプ場って怖くない? 子どもがいると不安なんだけど…。
A. 不安なの、めちゃくちゃ分かります。僕も最初はそうでした。
でも、ライフジャケット・大人が常にそばにいる・危ないゾーンには近づかないこの3つを徹底すれば、リスクはかなり下げられます。
そのうえで、さっき貼った
海上保安庁「ウォーターセーフティガイド」を一度さらっと読んでおくと、
「どこが危ないのか」が具体的にイメージできるようになりますよ。
Q. キャンプ場の公式サイトって、どこまで信用していいの? 写真きれいすぎ問題…。
A. 分かる(笑)。公式写真はやっぱり“いちばんいい状態”で撮ってます。
なので僕は、公式サイト+予約サイト(なっぷ等)の写真+Googleマップのクチコミ画像をセットで見るようにしてます。
特にトイレや炊事場は、ユーザー投稿写真にリアルな姿が写っていることが多いので、そこは必ずチェックですね。
Q. 初キャンプでいきなりテント泊って、やっぱりハードル高い?
A. 個人的には「子どもが小さいうちは、コテージやバンガローから始めたほうが絶対ラク」派です。
設営・撤収の時間を、子どもと遊ぶ時間に回せますしね。
佐賀にはコテージ併設のキャンプ場も多いので、まずはそこで雰囲気をつかんで、
「次はテント張ってみようか!」くらいの流れが、ファミリーにはちょうどいいと思います。
3. 佐賀県のファミリー向けキャンプ場10選【水遊び・森遊び】
ここからは、佐賀県の中でも子ども連れファミリーに特におすすめしたい10カ所を、
水遊び・森遊び・設備の安心度・アクセスなどの視点で紹介していく。
1|吉野山キャンプ場 ― 川遊びデビューにちょうどいい“やさしい水辺”

まず真っ先に推したいのが、三瀬エリアにある「吉野山キャンプ場」。
公式サイトはここです →
https://www.yoshinoyamacamp.com/
佐賀市公式や観光協会のページでも紹介されている、
「高原×小川×ログハウス」という、子連れキャンプには反則級の組み合わせのキャンプ場です。
標高がおよそ500mくらいあって(体感もかなり涼しい)、真夏でも夕方になると長袖が欲しくなる日もあるくらい。
場内のすぐ横には小川が流れていて、サイトから歩いて数十秒で膝〜すねくらいの浅瀬ゾーンにアクセスできます。
僕が初めてここに行ったときは、友人ファミリーの「子どもを川遊びデビューさせたいんだけど、いきなり激しい川は怖い…」という一言から。
実際に現地を歩いてみると、
- 浅瀬多めで流れもゆるやか(場所によっては大人の足首くらい)
- 川岸がなだらかで、子どもが出入りしやすい
- 親がイスを置いて座ると、遊んでいる様子をずっと見通せるレイアウト
という感じで、「あ、ここは水遊びデビューにちょうどいいな」とすぐに分かりました。
実際、そのとき一緒だった4歳児は、最初はおそるおそるだったのに、30分後にはもうバシャバシャ&石投げ無限ループ。
大人はタープの下でコーヒーを飲みながら見守る、という最高の時間になりました。
キャンプ場の基本情報は、佐賀市公式ページや観光協会の情報も参考になります。
- 佐賀市公式 →
吉野山キャンプ場 | 佐賀市公式ホームページ - 佐賀市観光協会 →
吉野山キャンプ場 | さがばい(佐賀市観光協会)
これらを見ると分かるとおり、オートキャンプサイト・テントサイト・ログハウス(コテージ)が用意されていて、
「とりあえず建物で寝たい派」も「テント張ってみたい派」も両方カバーできるのがありがたいところ。
- 浅瀬メインの川で、水遊びデビューにちょうどいい
- ログハウスやオートサイトなどタイプが選べて、キャンプ初心者でも安心
- トイレ・炊事棟もローカル手作り感はありつつ、きちんと清掃されている
- 福岡市内・佐賀市内から車で約1時間圏内のアクセスの良さ
特に夏は、昼は小川でちゃぷちゃぷ、夕方は広場でシャボン玉やボール遊び、夜は満天の星を眺めながら焚き火、という
「子どもが寝落ちするまで遊び尽くせるフルコース」が組めます。
──川のきらめきと、子どもの笑い声。ここに焚き火が加わると、もう家族キャンプの完成形です。
こんなファミリーにおすすめ
- 「川遊びデビューは、まず安全な浅瀬からにしたい」というファミリー
- テント泊も興味あるけど、ログハウスという保険も持っておきたい初心者さん
- 人がギュウギュウの高規格より、“ちゃんと整ってる田舎のキャンプ場感”が好きな人
吉野山キャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. 川って、本当に子どもを遊ばせても大丈夫な感じ? 流れとか深さが心配…。
A. 「どんな川でも100%安全」は絶対に言えないけど、佐賀周辺で水遊びデビューするなら候補に入れていいレベルだと思ってます。
浅瀬が多くて流れも比較的ゆるやか。ただ、場所によっては大人の膝くらいの深みもあるので、
最初に大人がズボンまくって一周チェックするのはマストですね。ライフジャケット&常に目を離さない前提でどうぞ。
Q. ログハウスとテントサイト、どっちがおすすめ?
A. 小さい子どもがいるなら、初回はログハウス推しです。
公式サイトにもあるように、平屋・2階建てタイプがあって、エアコンや照明もしっかりしているので、
「夜泣きが心配」「夜の冷え込みが不安」というファミリーにはかなり心強いと思います。
2回目以降は、テントサイトにチャレンジしてみると「前より一段ステップアップしたね感」があって楽しいですよ。
Q. 予約はどうやって取ればいい? 電話すればいいの?
A. ここ、ちょっと注意ポイントです。
吉野山キャンプ場は完全予約制で、電話予約は不可。
佐賀市公式の案内や観光協会のページにも書かれていますが、
必ず
公式サイトの予約フォーム
から申し込みをしてください。
予約ページではサイトタイプや日程などが分かりやすく表示されているので、
「ログハウスでまったり行くか、オートサイトでガッツリ行くか」家族会議しながら選ぶのも楽しいですよ。
2|乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 ― 森×アスレチックでとことん遊べる

「とにかく子どもを全力で走らせたい!」っていうファミリーにまず連れて行きたいのが、
武雄市の黒髪山の麓にある「乳待坊公園いこいの広場キャンプ場」です。
公式サイトはこちら →
https://chimachibow-camp.com/
キャンプ場の詳細は佐賀県公式観光サイト「あそぼーさが」にも載っています。
→
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 | あそぼーさが
ここ、何がいいって「キャンプ場+デカい公園+森のアスレチック」がワンセットになっているところ。
僕が初めて行った日は、到着してテントを立てている間に、子どもたちがすでにターザンロープに一直線。
設営が終わる頃には、もうTシャツが汗でびしょびしょになってました(笑)。
- 場内は区画なしのフリーサイト(公式にも「キャンプサイトの区分けはありません」と明記)
参考:
CAMP & DAY CAMP | 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場 - 管理棟近くに、木製の大型アスレチック遊具と広い芝生エリア
- 管理人さんは8:00〜20:00常駐で、何かあっても相談しやすい雰囲気
(公式サイト「キャンプ場のご案内」に記載:
キャンプ場のご案内) - トイレ(男・女・多目的)・炊事場・コインシャワー・休憩所など、ファミリーに必要な設備はしっかりあり
フリーサイトなので、「アスレチックが見える位置にテントを張る」みたいなレイアウトができるのもポイント。
僕はいつも、遊具を真正面に見ながらコーヒーが飲めるポジションを狙います。
子どもはターザンロープ→すべり台→ネット登りのループ、大人はイスからほぼ動かず見守り…という最高の構図。
しかも、アクセスページを見てもらうと分かるんですが、
近くにスーパーのAコープ山内(車で約6分)とファミマ(車で約7分)があって、
「肉足りない!」「氷なくなった!」にもすぐ対応できます。
→
アクセス・周辺情報 | 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
最近はテントサウナの貸し出しなんかもやっていて、公式Instagramを見るとイベント情報もけっこう攻めてます。
→
@chimachibow_camp(公式Instagram)
「公園キャンプ場」と侮るなかれ、“遊び倒したいファミリー”にはかなり刺さるフィールドです。
- ターザンロープや木製アスレチックで、子どもがエンドレスで遊べる
- 芝生エリアがめちゃくちゃ広くて、幼児でも安心して走り回れる
- 木陰も多く、夏場でもテントやタープの下で比較的快適に過ごせる
- フリーサイトだから、グループでもファミリーでも柔軟にレイアウトしやすい
イメージとしては、「テント泊ができる巨大な公園」です。
「テントで寝る」よりも、「昼間にどれだけ遊ばせられるか」を重視するファミリーにはドンピシャ。
──子どもの「もう一回!」が途切れない場所って、親にとっても実は楽なんです。
こんなファミリーにおすすめ
- 遊具・アスレチックが大好きで、じっとしてる時間がほぼゼロの子どもがいる
- 森の中で全力疾走させたいけど、安全面と設備もちゃんと欲しい
- 静寂よりも、子どもの笑い声が飛び交う“ちょっと賑やかなキャンプ場”が好き
乳待坊公園いこいの広場キャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. フリーサイトって聞くと、逆に初心者には難しそう…どこに張ればいいの?
A. 分かる(笑)。でも乳待坊は割と分かりやすいです。
初めてなら、管理棟と遊具が見えるエリアを狙うのがおすすめ。
トイレ・炊事場・遊具に近いので、子どもがトイレに行きたいときもすぐ対応できます。
チェックインしたら、まずグルっと場内を一周して、
「子どもが遊びそうな場所」と「トイレまでの動線」を意識して場所取りすると失敗しにくいですよ。
Q. アスレチックって、何歳くらいから楽しめる? 危なくない?
A. 木製の大型遊具は、体感的には3〜4歳くらいから小学生までがドンピシャ。
さすがに一番上の高いところは大人の“見守り必須”ですが、階段やスロープ部分は幼児でも十分楽しめます。
公式サイトのFAQでも「小さいお子様連れの方へ」として、
保護者の責任のもと、遊具利用時は目を離さないようにと書かれているので、そこはしっかり意識しておきたいところです。
→
FAQ | 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
Q. 予約ってどうすればいい? 当日フラッと行っても大丈夫?
A. 基本はオンライン予約が安心です。
公式サイトから90日前〜前日まで予約できて、当日だけは電話予約もOKという形になっています。
→
オンライン予約 | 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
週末や連休はデイキャンプだけでもかなり賑わうので、「フラッと行って空いてたらラッキー」くらいの感覚ならアリですが、
ガッツリ泊まりたい日程は事前予約一択だと思います。
3|波戸岬キャンプ場 ― 海と芝生と夕陽の“王道ファミリーキャンプ”

「海キャンプデビューしたいんだけど、いきなりガチすぎる所は不安…」
そんな相談を受けたときに、僕が一番に名前を出すのが「波戸岬キャンプ場」です。
公式サイトはこちら →
https://www.hadomisaki-camp.jp/
佐賀県公式観光サイト「あそぼーさが」にもどーんと掲載されている、
まさに佐賀を代表する海キャンプの聖地。
→
波戸岬キャンプ場 | あそぼーさが
一言でいうと、「海・芝生・夕陽の全部盛り」です。
サイトのどこからでも玄界灘を見下ろせて、2018年のリニューアルで一面芝生のフリーサイトやプレミアムエリアが追加。
「あ、これは家族で来たら絶対に写真撮りまくるやつだな」と、初訪問のときからテンション上がりっぱなしでした。
- オートサイト・一般サイト・フリーサイト・プレミアムエリアの4タイプから選べる
(施設詳細 →
宿泊・施設案内 | 波戸岬キャンプ場) - 一面芝生のフリーサイトからは、海に沈むサンセットをダイレクト鑑賞
- 家族連れ向けのオートサイトは車乗り入れOKで、荷物運びが圧倒的にラク
- プレミアムエリアは約2,500㎡の完全貸切。専用ウッドデッキやコンテナハウス付きの“別格ゾーン”
僕が一番グッと来たのは、夕方のフリーサイト。
上段エリアから見ると、手前に芝生、その先に海、そのさらに向こうに落ちていく太陽という三層のグラデーションになっていて、
テントのシルエット越しに子どもが走り回る姿が、もはやポスター級の景色なんですよ。
夏場は、徒歩圏内の
波戸岬海水浴場で泳いだり磯遊びしたりもできます。
ただしここは外洋に面した海なので、子どもには必ずライフジャケット着用+大人がベッタリ付き添いはマスト。
タイミングが合えば、名物のサザエのつぼ焼きも食べられて、「今日は海を全身で味わったな…」という満足感がハンパじゃないです。
設備面もかなりしっかりしていて、
- 管理棟・シャワー棟・炊事棟・トイレ(ウォシュレットあり)
- 売店での薪・炭・調味料・地元食材の販売
- テントやタープ、BBQコンロなどレンタルギアも充実
と、「海キャンプ=ワイルドで不便」なイメージをいい意味で裏切ってくれます。
夜になると、波の音と焚き火のパチパチ音だけが聞こえる時間帯が来ます。
海風に吹かれながら子どもと一緒に星を見上げて、「あれが夏の大三角だよ」なんて話していると、
「あ、これぞ王道ファミリーキャンプだわ」としみじみ実感します。
──海風と焚き火の匂いって、一度覚えると毎年“あの感じ”を求めて帰ってきたくなる。
こんなファミリーにおすすめ
- 九州で“ちゃんと整った海キャンプデビュー”をしたい家族
- テント泊もロッジ泊(コンテナハウス含む)も、その日の天気で柔軟に選びたい
- 写真映えするロケーションで、年賀状に使えるレベルの家族写真を撮りたい
波戸岬キャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. 子ども連れで海ってやっぱり怖い…それでも行く価値ある?
A. 正直、海は川以上にコンディションで変わるのでナメたらダメです。
でも、だからこそ「ちゃんと管理されたキャンプ場で海を体験する」ってすごく意味があると思ってます。
波戸岬は、公式サイトのQ&Aにもあるように、
悪天候が予想される場合はキャンセル料なし&安全最優先で営業判断をしてくれるので、
「今日は無理しない」という選択肢も取りやすいのがファミリー的にありがたい。
子どもにはライフジャケット+大人が常にそばで見守る、このセットを徹底できるなら、むしろ最高の学びの場になります。
Q. サイトの種類が多すぎて迷うんだけど、ファミリーならどれがおすすめ?
A. 僕の推しは「初回:オートサイト or 一般サイト、2回目以降:フリーサイト」という流れ。
オートサイトは車を横付けできるので、とにかく荷物の出し入れがラク。
一般サイトはサンセットエリアとフォレストエリアに分かれていて、
「夕陽をガッツリ見たいか」「木陰多めがいいか」で選べるのが面白いです。
フリーサイトはレイアウト自由で超楽しい反面、人気日程は早めに行かないと良い場所が埋まりがちなので、
慣れてきてからチャレンジするとストレスが少ないと思います。
Q. 予約って取りづらい? いつから押さえればいい?
A. ここは人気なので、ハイシーズンはかなり早めに動いたほうがいいです。
佐賀県公式観光サイトによると、
予約は「利用予定月の3か月前の1日 21時から」HP経由で受付開始と明記されています。
特に夏休み・連休・プレミアムエリア狙いなら、解禁と同時に動くイメージでスケジュールに入れておくのがおすすめ。
逆に、平日やオフシーズンは比較的取りやすいので、時間に融通が利くファミリーはそこを狙うと気持ちよく使えます。
4|道の駅 大和オートキャンプ場 ― 乳幼児連れが“圧倒的に安心”できる場所

「子どもがまだ小さいんだけど、キャンプ連れて行って大丈夫かな…?」
そんな相談を受けたときに、僕がかなりの確率でおすすめしているのが「道の駅 大和オートキャンプ場」です。
道の駅公式ページはこちら →
キャンプ場 | 道の駅 大和 そよかぜ館
佐賀県公式観光サイトにも掲載されています →
「道の駅」大和 オートキャンプ場 | あそぼーさが
ここはもう、はっきり言って“乳幼児連れキャンプのチュートリアルマップ”みたいな場所です。
佐賀大和ICから車で約10分なのに、サイトの目の前には嘉瀬川の清流と山の景色。
しかもすぐ隣が道の駅なので、急なオムツ・飲み物・おやつ問題も「じゃ、ちょっと買ってくるわ」で全部解決。
- 全8区画のオートキャンプサイト(約10m×10m)で、車横付けOK
- チェックインは11:00〜、チェックアウトは翌10:00までとゆっくりめの設定
- サイトのすぐ下を嘉瀬川が流れていて、時期によってはヤマメやハヤの釣りも楽しめる
- 予約・詳細はキャンプ場予約サイト「なっぷ」経由で完結
(なっぷ情報 →
「道の駅」大和オートキャンプ場 | なっぷ)
僕がここを初めて使ったとき、子どもを連れていた友人が一番感動していたのは、
「あ、ジュースがもうない!」から実際に手に入るまでが2〜3分で済むっていう、この圧倒的近さでした。
道の駅 そよかぜ館では、地元野菜や肉、炭・着火剤までそろっているので、
最悪“タープと椅子だけ持って行っても、現地でどうにかなる”レベルなんですよね。
サイト自体も、1区画がしっかり10m四方あるので、
ファミリーテント+タープ+車を置いてもまだ余裕あり。
「子どもがテントロープに引っかかりまくる問題」も、ここではかなり軽減できます。
- 道の駅が隣接=飲み物・オムツ・食材の“補給基地”がすぐそこ
- 区画オートサイトで、車横付け&荷物の出し入れが圧倒的にラク
- サイト下の嘉瀬川は流れも緩やかで、時期によっては水遊び・釣りも楽しめる
- トイレ・炊事棟も道の駅クオリティで、“トイレで心が折れる問題”が起きにくい
正直、ここを知ってしまうと
「乳幼児連れで、いきなり何もない山奥キャンプ場に行く必要ある?」って気持ちになります(笑)。
“逃げ場があるキャンプ場”って、メンタル的な安心感が段違いなんですよ。
──便利さはズルじゃない。家族全員が笑って帰れるなら、それが正解のキャンプだと思う。
こんなファミリーにおすすめ
- 子どもが0〜3歳くらいで、キャンプデビューにとにかく失敗したくない
- 「トイレ問題」「買い出し問題」で消耗したくない
- まずは“安心感MAXの環境でキャンプの味見”をしてみたい
道の駅 大和オートキャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. 乳幼児連れでも本当に大丈夫? 夜とか大変じゃない?
A. むしろ乳幼児連れこそ、ここから始めてほしいってくらい安心感あります。
夜泣きが心配なら、車をすぐ横に停めておけるので、
「テントで落ち着かないようなら、一旦チャイルドシートでドライブして寝かせる」みたいなプランBも取りやすい。
どうしても無理そうなら、最悪道の駅の駐車場で撤収してから休憩という“撤退ルート”も確保できます。
Q. 川遊びってしてもいいの? 危なくない?
A. 公式サイトやなっぷの情報でも、水遊びというよりは「釣り向けの清流」として案内されています。
実際、流れは比較的ゆるやかですが、「ここでガッツリ泳ぐぞ!」という感じではないです。
小さい子なら、親がそばに付き添いながら足だけチャプチャプする程度にして、
本気の水遊びは別の“水遊び特化キャンプ場”に任せる、という切り分け方が僕としてはおすすめ。
Q. 予約はどうするのが一番スムーズ? 当日いきなりはキツい?
A. いちばんラクなのは、公式で案内されている「なっぷ」経由の予約です。
利用日の前日までネットで受付していて、料金や電源オプションも分かりやすく表示されています。
当日は、空きがあればそよかぜ館で直接受付もできますが、
乳幼児連れで「今日はここで絶対キャンプしたい!」という日なら、事前予約一択ですね。
Q. 高規格キャンプ場と比べるとどう? 物足りなかったりしない?
A. 正直、巨大な遊具や豪華な温泉施設があるタイプではないです。
でも、「車横付けの区画サイト+川のせせらぎ+道の駅」という組み合わせだけで、
ファミリーキャンプの“必要十分ライン”はほぼクリアしてると思います。
僕はここを「キャンプの基礎体力をつける場所」として推していて、
ここで慣れてから、次のステップとして山奥や海キャンプにチャレンジしていくイメージがちょうどいいかなと。
5|三瀬base camp ― 清潔×森×アクティビティの“間違いない”高規格

「トイレきれいじゃないと無理」「虫だらけはちょっと…」っていうママや子どもがいるなら、
僕が真っ先に連れていきたいのが「三瀬base camp」です。
公式サイトはこちら →
【公式】三瀬base camp
キャンプサイトの設備や料金はこちら →
区画サイト | 三瀬base camp
一言でいうと、「森の中にある、清潔さガチ勢キャンプ場」。
福岡・博多から車で約1時間、標高は約500m。
着いてまず驚くのは、管理棟・トイレ棟・シャワー棟・炊事棟がホテル並みに整っていることです。
公式の施設案内を見ると、
- シャワー棟は男女別・個室制で、冷暖房完備
- シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ドライヤー・おむつ交換台まで完備
- 炊事棟はお湯が出るシンク×4、しかも蛇口から出るのは全部「三瀬の天然水」(飲用OK)
と、完全に「高規格のさらに一歩先」に振り切ってます。
実際に現地で使ってみても、トイレ・シャワー・炊事場のどこを見ても
「キャンプ場の水回りってこうあってほしいよね」が全部そろってる感じ。
僕が初めて泊まったときは、芝生の区画サイトを利用しましたが、
- 段々畑みたいにサイトが並んでいて、お隣さんと目線がかち合いにくい
- サイトは「通常区画」「少人数」「大人数」「ソロ」など細かく分かれていて、ファミリーでもソロでも使いやすい
- 木々がほどよくあって、夏でもサイトによってはタープ+木陰でかなり快適
という感じで、「あ、これはリピートされるわ」とすぐに納得しました。
しかもここ、ただ設備がきれいなだけじゃなくてアクティビティもちゃんと用意されているのがズルいんですよ。
- 施設で伐採した木を使った薪割り体験
- 場内フリーエリアに遊具やクライミングがあって、子どもが走り回れるスペースあり
- 車で約3分の場所に、源泉かけ流しの「三瀬温泉 やまびこの湯」(露天風呂もあり)
昼は森の中で遊んで、夕方に温泉でさっぱりして、夜はきれいなシャワー棟で子どもをさっと洗って、
最後はウッドデッキか芝生サイトで焚き火タイム…という“快適さとアウトドア感のいいとこ取り”ができるんです。
──「キャンプは好きだけど、水回りが不安…」っていう人を一発で沼らせるタイプのキャンプ場。
こんなファミリーにおすすめ
- ママや子どもが「トイレきれいじゃないと無理」タイプ
- キャンプ初心者だけど、いきなり不便な環境で心折れたくない
- 森の雰囲気は大好きだけど、虫と汚さだけはできるだけ減らしたい
三瀬base campについて、よく友だちに聞かれること
Q. ほんとに水回りきれい? 写真だけ盛ってない?
A. これは胸を張って「きれい」と言えます。
公式サイトの
施設案内にも、
鍵が3段階かかるシャワー棟・冷暖房完備・おむつ交換台・飲用可の天然水と、かなり細かくスペックが書かれてます。
実際に使ってみても、「これ、普通にペンションとかの共同設備よりレベル高いよね?」という印象でした。
Q. グランピングと区画サイト、どっちがファミリー向き?
A. これは予算と、どこまで“楽”したいか次第ですね。
グランピングは公式でも「佐賀県内最大級」とうたっているだけあって、
シェフのコース料理付き・ベッド常設・エアコン完備で、ほぼホテル感覚。
キャンプに不慣れなファミリーなら、最初はグランピング → 次に区画サイトというステップアップもアリです。
「テント張り体験もしたい」「自分たちで火を起こしたい」なら、最初から区画サイトでも全然行けます。
Q. サイトまでの荷運びってしんどい? 子ども連れだと大変そう…。
A. サイトの種類によります。
管理棟前に近いフリーサイトエリアは、駐車場やトイレも近くてファミリー向き。
一方で、芝生エリアやソロ専用エリアは勾配があって距離もあるので、
カートやワゴンがあったほうが絶対ラクです。
小さい子どもを連れて行くなら、「近さ優先」でサイトを選ぶのがおすすめ。
Q. 予約はどうする? グランピングとキャンプサイトで違う?
A. ここは少し分かれていて、
- グランピング・宿泊プラン → 公式予約ページからWeb予約
(予約ページ →
三瀬base camp 予約) - 区画サイト → キャンプ場検索サイト「なっぷ」経由で予約
(詳細 →
三瀬base camp | なっぷ)
人気シーズン(GW・夏休み・三瀬の紅葉シーズン)は、
グランピングも区画サイトもけっこう早めに埋まるので、予定が決まった時点でサクッと押さえるのがおすすめです。
6|広川原 湖畔の森キャンプ場 ― 湖×森の“静寂”を味わうファミリー時間

「人が多すぎるキャンプ場はちょっと疲れる…」「静かなところで、家族だけでゆっくりしたい」
そんな話になったときに僕が名前を出すのが、嬉野市の「広川原 湖畔の森キャンプ場」です。
正式名称は嬉野市営 広川原 湖畔の森キャンプ場。
嬉野市の公式ページと観光協会サイトがこちらです。
・嬉野市公式 →
広川原キャンプ場(湖畔の森キャンプ場) | 嬉野市
・嬉野温泉観光協会 →
広川原 湖畔の森キャンプ場 | 嬉野温泉観光協会
・佐賀県公式観光サイト →
広川原 湖畔の森キャンプ場 | あそぼーさが
ここは「九州でも貴重な湖畔キャンプ」ができる場所で、2025年春にリニューアルして
“湖畔の森キャンプ場”としてオートサイトやコテージが一新された、かなりホットなスポットです。
長崎自動車道・嬉野ICから車で約25分。
山道をくねくね登っていくと、ふっと視界が開けて、目の前に静かな湖と森のキャンプ場が現れます。
「あ、これは街の時間とは別の時計が動いてるな」というのが第一印象でした。
- 立地は「林間+湖畔」という、しっとり系ロケーション
- コテージ3棟/バンガロー複数棟/リニューアルしたオートサイト11区画(車乗り入れOK)
- 無料Wi-Fi・WEB予約・オンライン決済対応で、情報面もアップデート済み
- 湖畔側のサイトからは、水面に映る木々と朝霧の景色がまるっと楽しめる
僕がここでいちばん好きなのは、「朝と夜の表情のギャップ」です。
朝は、湖の上にうっすら霧が残っていて、子どもと一緒に遊歩道を歩くだけでちょっとした探検気分。
夜は、湖面側が真っ暗になるぶん、空の星がくっきりと見えて、
「今この時間、世界の真ん中はここなんじゃないか」と錯覚するくらいの静けさになります。
設備面も、市営キャンプ場だからとあなどれません。
- コテージ3棟(10名まで・うち2棟はバリアフリータイプ)
風呂・トイレ・テレビ・冷蔵庫・キッチン・調理器具・食器・寝具つき。エアコンも完備(別料金)。 - バンガロー(5人用・10人用・30人用など複数タイプ)
- 湖畔の森オートサイト11区画(車乗り入れ可・一部電源サイトあり)
- シャワー・炊事場・トイレ・無料Wi-Fiなど、必要なものはきちんと揃っている
コテージの設備については、嬉野市の公式ページに細かく書かれているんですが、
「キャンプというより“山の中の貸別荘”に近い感覚」で使えるのがファミリー的には大きいポイント。
湖のほとりには、テントサイトやオートサイトが並んでいて、
子どもと一緒に湖沿いを歩いたり、森の中を散策したり、トランポリンで遊んだりと、
ガチャガチャした遊具はないけれど、“自然そのものが遊び場”になっているタイプのキャンプ場です。
──ここは「にぎやかに遊ぶ場所」じゃなくて、「家族の呼吸を整えに行く場所」って感じ。
こんなファミリーにおすすめ
- 人の多い高規格キャンプ場より、静かな環境で家族の時間を優先したい
- テント泊はまだ不安だから、まずはコテージやバンガローで自然に慣れさせたい
- 湖や森の落ち着いた雰囲気が好きで、夜はしっぽり焚き火を楽しみたい
広川原 湖畔の森キャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. 子ども連れでも「静かすぎて気まずい」みたいな雰囲気にならない?
A. 正直にいうと、「めちゃくちゃ賑やかなファミリーキャンプ場」ではないです。
でもそれが逆に良くて、子どもがはしゃいでも許される“余白のある静けさ”なんですよね。
嬉野市の広報記事でも、
「九州でも希少な『湖畔キャンプ』が楽しめる、静寂に包まれた森の中のキャンプ場」と紹介されていて、
ファミリー・カップル・ソロ、誰でも“落ち着いた時間”を楽しめる場所として設計されています。
夜の静けさだけちょっと気をつけて、21時以降は声のボリュームを落とすくらいの意識があれば全然大丈夫。
Q. コテージとオートサイト、子連れならどっちがいい?
A. 小さい子ども(0〜5歳くらい)がいるなら、最初はコテージかバンガロー推しです。
嬉野市公式の施設案内にあるように、コテージにはお風呂・トイレ・キッチン・寝具が揃っているので、
普通に旅行の延長線上で使えます。
小学校高学年くらいになって「テント張ってみたい!」となってきたら、
リニューアルした湖畔の森オートサイトにステップアップ、という流れがちょうどいいと思います。
Q. 予約方法は? リニューアルで変わったって聞いたけど…。
A. 2025年のリニューアル以降は、予約サイト「なっぷ」からWEB予約&オンライン決済が基本になりました。
・なっぷの予約ページ →
広川原 湖畔の森キャンプ場 | なっぷ
ハイシーズンや土日は早めに埋まり始めるので、
「この日は絶対ここに泊まりたい!」という日があれば、予定が決まった時点で押さえておくのがおすすめです。
Q. 湖って、子どもが落ちたりしない? 正直そこだけちょっと怖い…。
A. これはどこの湖畔キャンプ場でも共通ですが、「柵がある=完全に安全」ではないので、
サイト選びとルール作りでリスクを下げるのが大事です。
具体的には、
- 小さい子どもがいる場合は、できるだけ湖から距離のあるサイトを選ぶ
- 「ここより先は一人で行かない」というラインを、最初に一緒に歩いて決めておく
- 夜の湖畔散歩は、必ず大人が先頭&最後尾で挟む
この3つを徹底すれば、
「湖畔だから危ない」ではなくて、「湖畔だからこそ、ちゃんと約束を決めて楽しむ」という学びの場になります。
7|山瀬の里キャンプ場 ― 川と林間の“しずかな時間”を味わう

「人が多いところはちょっと疲れる」「でも、ちゃんと自然の中で遊ばせたい」。
そんなワガママを、かなりいい感じで叶えてくれるのが、唐津市浜玉町の「山瀬の里キャンプ場」です。
公式サイトはこちら →
山瀬の里キャンプ場/オートキャンプ場 公式サイト
予約や料金の詳細はこちら →
山瀬の里キャンプ場 | なっぷ
場所は、佐賀県唐津市の山あい。
西九州道・浜玉ICや牧瀬ICから、どちらも車でおよそ30分ほど山に入っていきます。
正直、途中の道は細いです。でも、それを抜けた先にあるのが、「林間×川」のセットで楽しめる、ちょっと大人な雰囲気のキャンプ場。
公式サイトにもあるとおり、ここは「春は桜・夏は川遊び・秋は紅葉・冬は雪景色」と、四季の表情がはっきりしているフィールド。
ツリーテラスや茶屋、五右衛門風呂、サウナなんかもあって、
“素朴なんだけど、ちゃんと遊べる仕掛け”がいくつも用意されています。
- 立地は林間+川で、夏でも比較的涼しい
- 各サイトが独立気味で、隣とベタっとくっつかないレイアウト
- ワイド・ミドル・スモールなど、ファミリー〜ソロまでサイズ別のサイト構成
- 五右衛門風呂&サウナ(有料)で、大人もしっかり“ととのう”
僕が初めて行ったときに驚いたのは、「音の少なさ」でした。
高規格キャンプ場によくある「子どもの歓声+車の出入り+音楽」という感じではなくて、
ここで聞こえるのは、ほぼ川の音・風の音・鳥の声・虫の声。
子どもたちと一緒に川辺に降りて、石をひっくり返してみると、小さな虫や魚がワラワラ出てきて、
それだけで1時間くらい普通に遊べます。
サイトのタイプも「ワイド/ミドル/スモール」と細かく分かれていて、
ファミリーテントを2〜3張りいけるような広いサイトから、ソロ向けのこじんまりした場所まで色々。
ファミリーなら、車をサイト横に停められるワイド or ミドルタイプが使いやすいです。
- 穏やかな流れの川が近く、足元をチャプチャプする程度の水遊びなら楽しみやすい
- 林間サイトで、タープ+木陰で昼間もわりと快適
- 夜は、虫の声と川音がBGMになって、焚き火時間がしっかり“しずかな時間”になる
- 五右衛門風呂やサウナを予約しておけば、「今日はサウナ付きキャンプ」みたいな楽しみ方もできる
ガヤガヤした高規格キャンプ場とは逆で、
ここでは「自然の音を聞きながら、家族でゆっくり過ごすキャンプ」がメインになります。
子どもと一緒に石を積んだり、水切りをしたり、虫を追いかけたり…。
派手さはないけど、ふとした瞬間に「こういう時間、ずっと覚えていてくれたらいいな」と思える場所です。
──賑やかさより、“心のボリューム”を一段下げたい日に選びたいキャンプ場。
こんなファミリーにおすすめ
- 人が多すぎる高規格キャンプ場はちょっと苦手
- 子どもと川遊びや生き物探しをじっくり楽しみたい
- 派手な遊具より、素朴な自然の中で過ごす時間が好き
山瀬の里キャンプ場について、よく友だちに聞かれること
Q. 子ども連れでも静かすぎて気まずくならない? 声とか気を使いそう…。
A. ここは「シーンとした高原キャンプ場」ではなくて、
“みんな静かめだけど、子どもの笑い声はちゃんと許されてる”タイプのキャンプ場です。
サイト同士の距離も少し離れているので、
普通のテンションで遊んでいれば、そこまで神経質になる必要はないと感じました。
ただ、夜は21時以降に声を落とすのはマナーかな、という雰囲気です。
Q. 川ってどのくらい遊べる? ガッツリ泳ぎたい派には向かない?
A. ここは「プールみたいに泳ぎ回る」というより、“足元チャプチャプ+生き物観察”向きです。
流れは比較的穏やかですが、場所によっては深くなっているところもあるので、
最初に大人が一周チェックして、「ここからここまでね」とゾーンを決めて遊ぶのがおすすめ。
ガチ泳ぎをさせたいなら、別の“水遊び特化キャンプ場”と組み合わせるとバランスいいです。
Q. 設備はどんな感じ? 高規格ってほどじゃないよね?
A. いわゆる「ピカピカ高規格」ではないです。
水洗い場・簡易水洗トイレ・五右衛門風呂・サウナ・ゴミ捨て場など、
必要なものはちゃんと揃っている、自然寄りキャンプ場という印象。
なっぷの施設情報を見ると、
お風呂・シャワー・炊事棟・AC電源・売店・自販機なども整っていて、
「不便すぎてしんどい」という感じではありません。
Q. 予約はどうすればいい? 電話? ネット?
A. いちばんラクなのは、キャンプ場予約サイト「なっぷ」からのWEB予約です。
サイトタイプ(ワイド・ミドル・スモール)ごとの料金や広さ、
五右衛門風呂・サウナの料金なども詳しく載っています。
・予約・料金はこちら →
山瀬の里キャンプ場 | なっぷ
「ここ気になるな」と思ったタイミングで、一度プラン一覧を見てみるとイメージが湧きやすいですよ。
Q. アクセスが“道狭い”って聞いたけど、運転に自信なくても大丈夫?
A. 正直、最後の数キロは「山道に慣れてる人向け」寄りです。
道幅が狭いところもあるので、大きすぎる車や運転にかなり不安がある人は、日中にゆっくり向かうのがおすすめ。
公式サイトのギャラリーにはアクセスの様子も写真で出ているので、
事前に一度チェックしておくと心の準備ができます。
8|FUNAYAMA MOUNTAIN ― 星と夜景に包まれる“高規格の山キャンプ”

「子どもに、本気の星空と夜景を見せてあげたいんだけど…」
そんな話になったときに、僕がニヤッとしながらおすすめするのが、多久市の「FUNAYAMA MOUNTAIN」です。
公式サイトはこちら →
FUNAYAMA MOUNTAIN 公式サイト
施設情報の詳細 →
施設情報 | FUNAYAMA MOUNTAIN
予約や料金の確認はこちら →
FUNAYAMA MOUNTAIN | なっぷ
ここは、旧・船山キャンプ場が2024年にリニューアルして生まれ変わった新しいキャンプ場。
多久市の西側、標高約450mの船山の中腹にあって、公式サイトでも
「夏でも朝晩は涼しく快適。展望所からの夜景は絶景で感動的」と紹介されています。
実際、僕が行ったのは真夏の時期でしたが、
下界が「夜でもモワッ」としていた日に、ここは夜になると半袖だと少し肌寒いくらい。
昼間は子どもと一緒に木陰でシャボン玉や虫探し、夕方からは一気に“夜景&星空モード”にスイッチが入る感じです。
- 立地は海抜約450m・高台&林間で、夏でも朝晩かなり涼しい
- 展望サイトからは、多久市街の夜景がガッツリ見える&星もよく見える
- 管理棟内にシャワールーム・お湯が出る洗い場・売店がまとまっていて高規格寄り
- 全21サイトすべてオートキャンプ(車の乗り入れOK)で、ファミリーも設営しやすい
施設情報を見ると、
- 展望サイト(電源付きオートサイト)10区画
- 林間サイト(電源なしオートサイト)11区画
- 管理棟内にシャワールーム・お湯が出る洗い場・売店・トイレを完備
- テントサウナのレンタルもあり
と、ファミリー向けの「欲しい」がかなり揃ってます。
僕が家族連れに推したいのは、なんと言っても展望サイト。
なっぷの写真や実際のロケーションを見ると分かるんですが、
サイトのすぐ前に視界が抜けていて、目線の先に街の夜景、その上に星空という二段構えの景色になります。
夕方、「そろそろランタンつけようか」と言いながら一度全部の灯りを消して、
子どもと一緒に視界が暗闇に慣れるのを待つと、じわ〜っと星が浮かび上がってくるんですよ。
その瞬間の「うわ…やば…」っていう子どものリアクションを一回見てほしい。
設備も高規格寄りで、公式の施設ページには、
- 管理棟内のお湯が出る洗い場
- 温水シャワールーム
- 紙皿・薪・ガス缶などのキャンプ消耗品や、オリジナルグッズの販売
- 軽食の販売
などが明記されています。
「水回りきれいじゃないと無理」派のママや子どもでも連れて行きやすいレベルです。
──標高450mで、焚き火と夜景と星空を一気に味わえる場所、そう多くないです。
こんなファミリーにおすすめ
- 「星空と夜景の両方を見せてあげたい」ってずっと思ってる
- テント泊デビューじゃないけど、次のステップとして“ご褒美キャンプ”をしたい
- 夏の暑さからちょっと逃げて、高原気分で過ごしたい
FUNAYAMA MOUNTAINについて、よく友だちに聞かれること
Q. 展望サイトと林間サイト、ファミリーならどっちがいい?
A. 初回から「絶景込みで楽しみたい」なら展望サイト一択です。
電源(有料+1,000円)が使えるので、サーキュレーターや電気毛布を持ち込んで快適度を底上げすることもできます。
一方で、「強風が心配」「もう少し落ち着いた雰囲気がいい」という人は林間サイトもアリ。
木に囲まれているぶん、風の影響はマイルドになります。
僕のおすすめは、春秋:展望サイトで夜景メイン/真夏:林間サイトで涼しさ重視みたいな使い分けですね。
Q. 高規格っていうけど、実際どのくらい快適? トイレとかシャワー気になる。
A. 公式の施設情報にもあるとおり、
管理棟内に温水シャワー・お湯の出る洗い場・水洗トイレ・売店が集約されています。
なっぷのクチコミでも「設備」「管理」の評価がかなり高くて、2025年時点で総合4.4超え。
「山キャンプは憧れるけど、不便なのはイヤ」というファミリーにはちょうどいいバランスだと思います。
Q. 標高450mって寒くない? 子ども連れで装備どうしたらいい?
A. 夏は「昼:Tシャツ、夜:薄手の長袖+長ズボン」くらいがちょうどいいです。
春秋は、フリースや薄手ダウンを一枚持っていくと安心。
冷えが心配なら、電源付き展望サイト+ホットカーペット or 電気毛布という組み合わせもかなり強いです。
子どもは大人より体温調節が苦手なので、
「ちょっと寒いな」と感じたらすぐ1枚足せるように、レイヤーを多めに準備しておきましょう。
Q. 予約方法は? すぐ埋まるって聞いたけど…。
A. 予約はなっぷ経由のWEB予約が基本です。
特に、新月に近い週末+ハイシーズンは夜景&星空狙いのキャンパーが集中するので、だいぶ早めの動き出し推奨。
逆に、平日や月明かりが強いタイミングは比較的取りやすいので、
「星はほどほどでいいから、まずは行ってみたい」というファミリーはそこを狙うのもアリです。
Q. 山道の運転がちょっと不安…車で行きづらくない?
A. 多久ICから車で約20分、武雄ICから約30分。
最後はどうしても山道になりますが、
「めちゃくちゃ細い酷道」というレベルではなく、慎重に行けば普通車なら問題なくたどり着けます。
心配なら日中の明るいうちにチェックインして、
暗くなる前にルートを一度走っておくとだいぶ気持ちがラクですよ。
9|OND CAMP ― 静かな森で、大人もととのう“癒し系キャンプ”

「人多いキャンプ場はもうお腹いっぱい…。でも、ちゃんと自然の中で遊ばせたい」
そんな話になったときに、僕がニヤッとしながら出すカードが、武雄市の「OND CAMP」です。
キャンプ場の公式ページはこちら →
キャンプ場 | OND PARK(OND CAMP公式)
予約や口コミの詳細 →
OND CAMP | なっぷ
OND CAMPは、武雄温泉保養村の中にある複合アウトドア施設「OND PARK」のキャンプエリア。
森の中を小川が流れていて、夜になると星空と虫の声だけになるような、ちょっと大人な静けさのフィールドです。
公式サイトでもコンセプトとして「自然と対話するキャンプ場」と書かれていて、
実際に行ってみても、場内の照明は控えめ、車の移動も22時以降は禁止、焚き火も光を絞るためのランプシェードや陣幕を無料貸し出ししてくれる徹底ぶり。
「自然の暗さや静けさをちゃんと守ろう」という意思が、いい意味でビシビシ伝わってきます。
- ロケーションは林間+小川で、サイトの周りはぐるっと森
- サイトは合計6タイプ(A〜F)あって、オートサイト・フリーサイト・ソロ/デュオサイトまで選べる
- 敷地内に蛍が舞う小川・満天の星空という、子どもにも大人にも刺さる環境
- すぐ隣にOND SAUNAがあって、「キャンプ+サウナ」で大人もガッツリととのえる
サイト構成もかなり分かりやすくて、ざっくりいうとこんな感じです。
- Aサイト:電源付きオートサイト(山側)
車横付けOK、ウッドチップ&一部RV対応。ファミリーキャンプの“ベースキャンプ”にちょうどいいエリア。 - Bサイト:電源付きオートサイト(川側)
小川沿いで風が抜けやすく、こちらも車横付けOK。夏の夜は本当に気持ちいいです。 - C・Dサイト:フリーサイト
管理棟やサウナに近いCサイトと、少し高台で目線が合いにくいDサイト。タープとテントの張り方を色々遊びたい人向け。 - Eサイト:区画オートサイト(川沿い)
砂利敷きで水はけ良好、テントが汚れにくい。ちょっと落ち着いた場所で過ごしたいファミリーに◎。 - Fサイト:ソロ・デュオ用区画サイト
川沿い&立木ありで、自然寄りにこもりたい人向き。ファミリーならA・B・Eのどれかが使いやすいです。
僕が「ここ好きだわ〜」となったポイントは、“静けさの質”です。
日中は子どもたちが小川でチャプチャプしたり、昆虫を追いかけたり、それなりに賑やかなんですが、
夜は22時以降、みんな自然と声のボリュームを落としてくれるので、焚き火のパチパチ音がちゃんと聞こえるレベルの静けさになります。
あと、隣接している「OND SAUNA」がずるい。
キャンプ宿泊者にはお得なサウナチケットが用意されていて、
昼は子どもと森で遊び、夕方からサウナでととのい、夜はサイトに戻って焚き火&星空…という、
「親もちゃんと報われるキャンプ」が組めるんですよね。
──静けさは、いちばん贅沢なアクティビティ。ここはそれを思い出させてくれるキャンプ場です。
こんなファミリーにおすすめ
- いわゆる“ガチャガチャ高規格”より、落ち着いた雰囲気のキャンプ場が好き
- 子どもは自然の中で遊ばせつつ、大人もしっかりサウナでととのいたい
- 森・小川・星空・蛍といった“静かな自然のごちそう”を家族で味わいたい
OND CAMPについて、よく友だちに聞かれること
Q. 「静かなキャンプ場」って聞くと、子ども連れだと気まずくならない?
A. これはよく聞かれます(笑)。
OND CAMPは、「子連れNGなガチ静寂キャンプ場」ではなくて、“みんなで静けさを大事にしようね”タイプです。
昼間の子どもの笑い声やはしゃぎ声は普通にありますし、サイト同士もそこそこ距離があるので、
常識的なボリュームで遊んでいれば全然浮きません。
ただ、公式サイトにもあるとおり、22時以降は車移動禁止・光と音への配慮が求められるので、
「夜ふかしして騒ぎたいグルキャン」には向かないと思ってください。
Q. サウナって、子どもいても楽しめる? 大人だけの遊びって感じがして…。
A. サウナ=大人だけ、なイメージありますよね。
OND SAUNAは、貸切サウナ枠や家族におすすめのプランも用意されているので、
時間を区切って「この時間だけは大人が交代でととのうタイム」みたいな使い方ができます。
片方の親がサウナに行ってる間、もう片方はサイトで子どもとゆっくり過ごす、
みたいなローテーションができるのが、隣接サウナの強みですね。
Q. サイトが6種類もあるって聞くと、逆にどれ選べばいいか分からない…。
A. ファミリーなら、まずはこの3択で考えるとラクです。
- Aサイト(山側オート・電源付き):
標準的な「ファミリーキャンプのベース」。車横付け・電源ありで、とりあえずここを押さえておけば間違いなし。 - Bサイト(川側オート・電源付き):
川沿いが好き・夏に涼しく過ごしたいならここ。風が抜けやすく、ロケーションはかなり気持ちいいです。 - Eサイト(静かめオート):
管理棟から少し離れていて、「よりしっぽり過ごしたいファミリー」に向きます。
フリーサイトのC・Dは「レイアウトで遊びたい人」向け、
Fはソロ・デュオ用なので、ファミリーなら最初はA/B/Eのどれかから入るのが無難です。
Q. 設備はどのくらい整ってる? 水回りボロボロだと心折れるタイプです…。
A. これは安心してください。
管理棟と炊事棟には、お湯の出る洗い場・個室トイレ・シャワールームがきっちり用意されています。
なっぷの施設情報でも「温水の洗い場あり」「個室シャワーあり」と明記されていますし、
レンタルギアもテント・タープ・ランタン・焚き火台・寝袋まで一式揃います。
「とりあえず最低限の荷物だけ持って来て、足りないものは現地レンタルでどうにかする」という使い方もできます。
Q. アクセスはどう? 山奥で運転しんどいパターンじゃない?
A. これも大事なポイントですよね。
OND CAMPは、長崎道・武雄北方ICから車で約10分、JR武雄温泉駅からはバス15分+徒歩、という立地です。
「え、こんなにアクセスいいのに、こんな森の中なの?」というギャップがあるタイプ。
小さい子どもがいるファミリーでも、移動時間がコンパクトに収まる=帰りがラクなので、
「移動だけでヘトヘト…」になりにくいのも、OND CAMPの強みだなと感じています。
10|海遊ふれあいパーク ― 干潟と泥んこ遊びで“本気の自然体験”

「どうせ遊ぶなら、公園のすべり台じゃなくて“本物の自然”で遊ばせたい」
そんな話になったときに、僕が真っ先に思い浮かべるのが、小城市芦刈町の「海遊ふれあいパーク」です。
公式情報はこちらをチェックしておくと安心です。
・小城市公式ページ →
海遊ふれあいパーク | 小城市
・キャンプ場・干潟体験の予約サイト →
海遊ふれあいパーク キャンプ場・干潟体験場 利用予約HP
・佐賀県公式観光サイト →
海遊ふれあいパークオートキャンプ場 | あそぼーさが
・小城市観光協会 →
有明海エリア 海遊ふれあいパーク
ここは、有明海の干潟ど真ん中。
ムツゴロウやシオマネキの保護区・干潟体験場・芝生広場・オートキャンプ場が一体になった、いわば
「泥んこ遊び公認の自然テーマパーク」みたいな場所です。
オートキャンプ場は、
- オートサイト21区画(1区画 約12m×8mで車横付けOK)
- フリーサイト10区画
- 炊事場・トイレ完備、星空観察もしやすい開けたレイアウト
- 宿泊:10:00〜翌9:30/デイキャンプ:10:00〜18:00
という構成で、サイト自体はかなりシンプル。
でも、このキャンプ場の真骨頂は隣接する「干潟体験場」にあります。
干潟体験場は利用できるのが5〜10月・完全予約制で、
小城市公式のページから潮見カレンダーを確認して申し込むスタイル。
潮が引いたタイミングで堤防を降りると、一面どこまでも続く泥と水たまりの世界が広がっています。
僕が初めてここでファミリーと一緒に遊んだときのメニューは、だいたいこんな感じでした。
- まずは裸足 or 捨ててもいい靴下で干潟に一歩 →「うわ、ぬるっ!」っていう最初のリアクションで全員爆笑
- 泥の上を走ろうとして大人がこける(これもだいたいセット)
- 小さなカニやムツゴロウの穴を探して観察会
- 最後は全員ほぼ膝まで泥パック状態で撤収…
服も靴も容赦なく汚れます。
でも、その日の子どもの顔って、ほんとにキラッキラなんですよね。
──洗えば落ちる泥汚れより、二度と落ちない“思い出”を残したい。
干潟体験そのものは、小城市や観光協会がきちんと管理している公式プログラムなので、
「好きに入って適当に遊んで終わり」ではなく、
潮位や安全面を考慮した上で利用できるようになっています。
一方、キャンプ場としては、
- オートサイト21区画+フリーサイト10区画で、複数家族でも使いやすい
- サイトは横並びで見通しがよく、子どもの居場所を把握しやすい
- 夜は人工の光が少なく、干潟の向こうの星空と佐賀平野の夜景が楽しめる
- 料金もオート1泊2,090円/フリー1泊1,040円とかなり良心的
という「素朴だけど、ファミリーにはちょうどいいバランス」。
高規格キャンプ場的なピカピカ感はないけれど、そのぶん“自然そのもの”がど真ん中にあるキャンプ場だな、という印象です。
こんなファミリーにおすすめ
- きれいな服のまま帰る日より、泥だらけで笑って帰る日を作りたい
- 有明海の干潟やムツゴロウを、教科書じゃなくてリアルで見せたい
- 多少の汚れや洗濯物の山に耐えられるメンタルがある(笑)
海遊ふれあいパークについて、よく友だちに聞かれること
Q. ほんとに「泥んこ前提」って聞くとちょっとビビる…どのくらい汚れるの?
A. 正直に言うと、「足元だけちょっと濡れるかな〜」ぐらいのノリで行くと普通に事故ります(経験談)。
干潟体験をちゃんとやるなら、
- 親も子も膝まで泥まみれになる前提の服装
- 替えの服一式(下着まで)+タオル多め
- 汚れてもいい靴下 or 捨ててもいい靴
このあたりは必須装備です。
子ども向けお出かけ情報サイトでも、「子ども用の水足袋はないので、汚れてもいい靴下持参で」と書かれているくらいなので、
「今日は泥んこになる日!」と割り切って行くと、むしろ思い切り楽しめます。
Q. 安全面がちょっと不安…勝手に入って遊ぶ感じじゃないよね?
A. ここはちゃんと小城市が管理している公式の干潟体験場です。
利用には事前予約が必要で、
・小城市公式のカレンダーで「干潟体験可能な日・時間帯」をチェック
・専用予約サイト or 電話で事前申し込み
という流れになっています。
潮の満ち引きや足元のコンディションを考えた上で開放されるので、
「なんとなく適当に入って遊ぶ」のとは安全性が段違いだと思ってOKです。
Q. キャンプ場としてはどう? 設備ボロボロだったりしない?
A. 「最新の高規格キャンプ場!」って感じではないけれど、
オートサイト・フリーサイト・炊事場・トイレ・温水シャワー(有料)と、基本はちゃんと揃っています。
サイトも1区画約12m×8mと広めで、ファミリーテント+タープ+車を置いてもゆとりあり。
ライトな装備で来ても、そこまで不便は感じないと思います。
Q. 予約はどこからするのが正解? 電話とネット、どっちがいい?
A. いちばんラクなのは、
小城市公式が案内している予約サイト(牛津まちづくり株式会社運営)からのネット予約です。
上に貼った
海遊ふれあいパーク キャンプ場・干潟体験場 利用予約HP
から、オートキャンプ・フリーサイト・干潟体験それぞれの空き状況と料金が確認できます。
電話予約もできますが、日程の比較や潮見チェックを考えると、ネットのほうが圧倒的にラクです。
Q. キャンプ×干潟遊びって、体力的に子どもがバテない? 1日で詰め込み過ぎにならない?
A. これは正直、かなりしっかり遊ぶ1日になります。
僕のおすすめは、
- 【午前】ゆっくりチェックイン → テント設営 → 昼ごはん
- 【午後】潮の時間に合わせて干潟体験(2〜3時間が目安)
- 【夕方】水道でざっくり泥を落として、サイトでのんびり
- 【夜】早めのごはん&焚き火 → 子どもはわりと秒で寝落ち
ぐらいの“ワンメインイベント構成”がちょうどいいです。
干潟で全力で遊ぶと、子どもも大人もかなり体力使うので、
「干潟+別の観光をもう一個」みたいに詰め込みすぎないほうが、結果的にみんな機嫌よく終われます。
4. 年齢別|どのキャンプ場が合う?ファミリータイプ別おすすめ

同じキャンプ場でも、子どもの年齢によって「ちょうどいい」がガラッと変わるんですよね。
僕もいろんな家族と一緒に佐賀のキャンプ場を回ってきましたが、
「うちの子の年齢なら、こっちのほうが楽しめたな…」と思う場面がけっこうあります。
ここでは、これまで紹介してきた10のキャンプ場を、年齢別・ファミリータイプ別に整理してみます。
「うちの子の年齢だと、どこがハマりそう?」とイメージしながら読んでみてください。
■ 乳幼児(0〜2歳)におすすめ
0〜2歳は、とにかく「安心・逃げ場・水回り」が最優先。
この時期は「キャンプに連れていく」というより、
「ちょっと不便な場所で一泊してみる」「外で寝てみる」くらいの経験を軽く積ませるイメージです。
- 道の駅 大和オートキャンプ場
公式:キャンプ場 | 道の駅 大和 そよかぜ館
道の駅併設で、オムツ・飲み物・おやつ・ちょっとした食材まで全部すぐ調達できる安心感は、乳幼児連れには反則級。
「夜泣きしたらどうしよう…」「急にミルク足りなくなったら…」と不安が強い時期は、
こういう“逃げ場がたくさんあるキャンプ場”から始めたほうが、親のメンタルが本当にラクです。 - 広川原 湖畔の森キャンプ場
嬉野市公式:広川原キャンプ場(湖畔の森キャンプ場) | 嬉野市
コテージ3棟(うち2棟バリアフリー)に風呂・トイレ・キッチン・寝具完備なので、
ぶっちゃけ「ほぼ山の中の貸別荘」です。
テント泊はまだ怖いけど、
「子どもに自然の夜を味わわせたい」「外で朝ごはん食べる感覚を知ってほしい」
みたいなときに、かなりちょうどいいステップになります。 - 吉野山キャンプ場
公式:吉野山キャンプ場 公式サイト
市公式:吉野山キャンプ場 | 佐賀市
高原&小川&ログハウスという組み合わせで、
日中は浅瀬の川をちょっとだけ足ちゃぷちゃぷ、夜はログハウス泊でしっかり睡眠、という使い方ができます。
テント泊に挑戦する前に、「高原の空気と外遊び」を肌で覚えてもらう場所としてかなりおすすめ。
この時期は、「キャンプに慣れさせる」というより「親がキャンプに慣れるフェーズ」と思ってもらうと気がラクです。
■ 幼児(3〜6歳)におすすめ
3〜6歳になると、走る・登る・すべる・探検する…と、
「とにかく動きたい!」期に突入します。
この年代は、遊具・アスレチック・芝生・高規格キャンプ場の“遊びやすさ”があると、親も子どももハッピーです。
- 乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
公式:乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
あそぼーさが:乳待坊公園いこいの広場キャンプ場
ターザンロープや大型アスレチック、広い芝生広場で、「親は椅子に座ったまま、子どもはエンドレスで遊ぶ」構図が完成します。
フリーサイトだから、遊具が見える位置にテントを張るのもアリ。
「今日は一日、体を使いまくる日」にしたい幼児期ファミリーにドンピシャです。 - 三瀬base camp
公式:【公式】三瀬base camp
区画サイト:区画サイト | 三瀬base camp
「自然は好きだけど、水回りが汚いのは無理!」なママ&子どもにまず連れていきたい高規格。
お湯の出る炊事棟・キレイなトイレ・個室シャワーに加えて、
場内の遊具や薪割り体験、車で数分の「三瀬温泉やまびこの湯」と、“快適さ+遊び”のバランスが抜群です。 - 波戸岬キャンプ場
公式:波戸岬キャンプ場
あそぼーさが:波戸岬キャンプ場 | あそぼーさが
芝生サイトを走り回って、夕方は海を見ながら砂遊び、夜は星と焚き火。
幼児期って「海=入って泳ぐ」より「波打ち際で遊ぶ」「貝殻ひろい」「磯の生き物探し」くらいがちょうどいいので、
海×芝生の波戸岬は、まさに“ちびっ子海キャンプデビュー”にぴったりです。
■ 小学生(7〜12歳)におすすめ
小学生になると、だんだん「ただ遊ぶ」から「体験・学び」にシフトしていきます。
この年代は、干潟・川・星空・夜景など、「家に帰ってもずっと話したくなる体験」を仕込むのがポイントです。
- 海遊ふれあいパーク
小城市公式:海遊ふれあいパーク | 小城市
予約サイト:海遊ふれあいパーク キャンプ場・干潟体験場 利用予約HP
有明海の干潟でムツゴロウやシオマネキを実際に見て、膝まで泥だらけになる体験って、
普通のキャンプじゃなかなかできません。
理科の授業で習う「干潟の生き物」を、教科書じゃなくて本物で覚えて帰る感じ。
「洗えば落ちる泥汚れより、落ちない思い出」を残したいならここ。 - 山瀬の里キャンプ場
公式:山瀬の里キャンプ場
なっぷ:山瀬の里キャンプ場 | なっぷ
林間と川がセットになった、“しずかに遊べる系”キャンプ場。
派手な遊具はないけど、石をひっくり返して水生生物を探したり、
水切りにハマったりと、「自然の中で自分で遊びを見つける」経験がしっかり積めます。
川遊びのルールや危険な場所の見分け方を教えるのにもいいフィールド。 - FUNAYAMA MOUNTAIN
公式:FUNAYAMA MOUNTAIN
料金・サイト情報:施設情報
標高約450mの高台から見る夜景+星空は、小学生くらいから刺さり方が変わってきます。
ランタンを消して、スマホも一旦おいて、
「あれが夏の大三角だよ」「街の明かりって、あんなに遠くまで見えるんだね」
みたいな会話が自然と生まれる場所。
自然の大きさを肌で感じるには最高のステージです。
■ 中学生以上におすすめ
中学生以上になると、子どもというより“一緒にキャンプを作る相棒”みたいなポジションになってきます。
この年代は、「ただ遊ぶ場所」よりロケーション・世界観・居心地が大事になってくるタイミング。
- FUNAYAMA MOUNTAIN
公式:FUNAYAMA MOUNTAIN
夜景・星空・高台の非日常感は、思春期の感性にもガツンと刺さります。
「今日はスマホじゃなくて、星空の写真撮ってみない?」みたいな声かけがしやすい場所。
テント設営や焚き火の火起こしも、もう“戦力”としてガンガン任せてOKです。 - OND CAMP
公式:キャンプ場 | OND PARK
なっぷ:OND CAMP | なっぷ
「静けさを楽しむキャンプ場」なので、
夜に家族で焚き火を囲んで、じっくり話したり、黙って星を見たりする時間が似合います。
隣接のOND SAUNAと組み合わせれば、
「キャンプ+サウナでととのう」ちょっと大人びた遊び方もできるので、
中高生との“ご褒美キャンプ”にも向いています。
──子どもの年齢が変わると、同じキャンプ場でも見える景色が変わる。それを一緒に更新していくのも、ファミリーキャンプの楽しさのひとつ。
年齢別キャンプ場えらびで、よく友だちに聞かれること
Q. 0〜2歳でテント泊ってアリ? それともコテージ一択?
A. 僕の本音は「最初はコテージ・バンガロー一択でいい」です。
夜泣き・授乳・気温の変化…このあたりを全部テントで受け止めるのは、親の負担がかなり大きい。
広川原 湖畔の森キャンプ場のコテージや、道の駅 大和オートキャンプ場みたいに
“すぐ逃げ場がある環境”からスタートして、
「キャンプ楽しいね」と感じてもらってからテント泊にステップアップするほうが、結果的に長続きします。
Q. 3〜6歳なら、まずどこからデビューさせるのが無難?
A. 遊具&芝生がある乳待坊公園いこいの広場キャンプ場か、
水回りピカピカの三瀬base campのどちらかを“ホーム”にするのがおすすめです。
「ここに行けば絶対楽しめる」という鉄板を一つ作っておくと、
そこから「次は海行ってみようか」「山の中も行ってみよう」と攻めやすくなります。
Q. 小学生になったら、どのタイミングで“ちょっとワイルド寄り”に振ればいい?
A. 個人的には、小学3〜4年生くらいで一度チャレンジしてみるのがちょうどいいかなと。
たとえば、海遊ふれあいパークの干潟体験や、山瀬の里キャンプ場の川遊び・自然観察など、
「ちょっとした危険も含めて、自然と向き合う体験」を親子で一緒にやってみると、
キャンプがただのレジャーから“学びのフィールド”に変わってきます。
Q. 年齢別のおすすめは分かったけど、兄弟で年齢がバラバラなときはどうすればいい?
A. 兄弟キャンプあるあるですね(笑)。
基本の考え方は「一番小さい子に合わせつつ、上の子には別枠の楽しみを足す」です。
たとえば、
- ベースキャンプは道の駅 大和オートキャンプ場や三瀬base campのような安心度高めの場所にする
- 上の子には、焚き火係・火おこし係・星座探し係みたいに「役割」を渡す
こうすると、下の子は「安心・安全な遊び」を楽しめて、
上の子は「ちょっと大人扱いされる体験」が増えて、どっちも満足しやすくなります。
5. 佐賀の水遊びキャンプで気をつけたいこと

佐賀って、水遊びできるキャンプ場がほんと多いんですよね。
川・海・干潟・湖…どれもファミリーキャンプとの相性はバツグン。
ただ、水辺は「楽しさ」と同じくらい「判断ミスが命取りになりうる場所」でもあります。
僕自身、キャンプ取材の現場で「これ、ちょっとヒヤッとするな…」という場面を何度も見てきました。
逆に言うと、ここさえ押さえておけば、リスクをグッと下げながら、思いっきり水遊びを楽しめるポイントがいくつかあります。
ここでは、佐賀で水遊びキャンプをするときに、僕が必ずチェックしている“安全のクセ”をまとめておきます。
■ 雨天時・前日の雨による川の増水
川遊びでいちばん怖いのは、「その場は晴れているのに、上流の雨で一気に増水するパターン」です。
国土交通省の「川の防災情報」でも、
・上流域の雨量
・短時間の集中豪雨
・山間部の降雨状況
が、急な増水の大きな要因になると繰り返し注意喚起されています。
参考:
川の防災情報 | 国土交通省
僕がやっている“増水チェック習慣”はこんな感じです。
- 前日〜当日の天気予報を、キャンプ場周辺だけでなく「上流のエリア」も確認する
- 国交省の「川の防災情報」や各県の雨量観測データで、ここ数時間の雨量が多くないかを見る
- 現地に着いたら、川の水の色(濁り)・流木の有無・水位の跡を必ずチェック
実際、佐賀の山あいのキャンプ場で、
「昨晩、上流でかなり降ったらしくて、今日は川に入らないほうがいいですね」と
管理人さんからストップがかかったこともあります。
そのとき僕は、
「子どものガッカリ顔」と「万が一のリスク」を天秤にかけて、即座に川遊び中止を決定。
代わりに場内の芝生で水鉄砲合戦&シャボン玉大会に切り替えました。
結果、子どもたちは普通に大はしゃぎ。
「川に入れない=楽しくない」ではないと改めて実感した日です。
ポイントは、「迷ったらやめる」決断を大人がちゃんとすること。
「せっかく来たし、ちょっとだけ…」が、一番危ないパターンです。
■ 磯遊び・干潟遊びは潮位と波に注意
波戸岬キャンプ場や、海遊ふれあいパークのような干潟フィールドでは、
「潮の動き」と「波」をセットで意識しておきたいです。
海上保安庁「ウォーターセーフティガイド」では、
・潮の満ち引きによる水位の変化
・離岸流などの見えにくい危険
・岩場や磯での高波
について、かなり具体的に注意が書かれています。
参考:
ウォーターセーフティガイド | 海上保安庁
僕が磯遊び・干潟遊びで意識しているのは、ざっくりこの3つ。
- 事前に潮位表を見る(「佐賀 潮汐」などで検索、気象庁や海上保安庁のページをチェック)
- 「行きはよいよい、帰りは怖い」ポイントに近づかない(干潮時に行けても、満ち始めると戻れなくなる岩場など)
- 波がある日は「今日は足元だけ」「今日は眺めるだけ」など、遊びのレベルを落とす
干潟はとくに、「安全な時間帯を、管理側が指定している」ことが多いです。
海遊ふれあいパークのような公式の干潟体験場では、
小城市や運営団体が潮位と時間を計算して、遊べる時間帯を決めているので、
必ず案内に従って遊ぶようにしましょう。
■ 虫対策(ブヨ・蚊・マダニ)
水辺と森がある場所=虫の楽園です。
特にブヨ(ブユ)やマダニは、「そのときは大したことないのに、あとから強烈に腫れる・発熱する」ケースもあるので油断禁物。
厚生労働省の感染症情報や、環境省のマダニ対策ページでも、
- 肌の露出を減らす(長袖・長ズボン・首元を覆う服装)
- ディートやイカリジンを含む虫よけ剤の使用
- マダニの多い草むら・藪にはむやみに入らない
といったポイントが、繰り返し案内されています。
参考:
・マダニ対策 | 厚生労働省
・マダニ対策 | 環境省
僕のキャンプ装備では、
- 子ども用・大人用の虫よけスプレーを別々に用意(成分濃度が違うため)
- サンダルではなくかかとまで覆うシューズ+長ソックス
- 夜の焚き火タイムは長袖・長ズボン+足首まで隠れる靴を基本にする
を徹底しています。
とくに水辺近くの夕方〜夜は、「半袖短パン+サンダル」はほぼ“虫にどうぞと言っている状態”なので、
そこだけはグッとこらえて長袖でいきましょう。
■ 熱中症と日差し
川や海で遊んでいるときほど、「自分がどれだけ体力を削られているか」に気づきにくいんですよね。
水の冷たさと風でごまかされるけど、実際には直射日光+高湿度をガッツリ浴びています。
環境省と気象庁が共同で出している「熱中症予防情報」でも、
- こまめな水分・塩分補給
- 暑い時間帯の屋外活動を避ける
- 帽子・日陰の利用・冷却グッズの活用
が重要だとされています。
参考:熱中症予防情報サイト | 環境省
僕はファミリーキャンプのとき、だいたいこんなルールを決めています。
- 「遊ぶ前・遊んでる途中・遊んだあと」に、必ず水分タイムを挟む
- 帽子・ラッシュガード・サングラスなど、海や川でも着ていられる装備を用意する
- 日中いちばん暑い時間帯(13〜15時くらい)は、タープや木陰で休憩メインに切り替える
子どもは「楽しい」が勝つと、喉の渇きやだるさに気づかないので、
大人側が「タイム!」と強制的に休憩を入れてあげるくらいでちょうどいいです。
■ 子どものライフジャケット習慣
これは、僕が水辺キャンプでいちばん強く推したい習慣です。
川・海・湖・干潟…どこでも共通して、「足がつかなくなる可能性が少しでもある場所」ではライフジャケット必須だと考えています。
海上保安庁の資料や、国土交通省の「ライフジャケット着用推進」のページでも、
・子どもには必ず桜マーク付きなどの認証品を選ぶこと
・サイズを体格に合わせること
・股ひもをしっかり締めること
が繰り返し強調されています。
参考:
・ライフジャケットの着用 | 国土交通省
・ライフジャケットの話 | 海上保安庁
僕のおすすめは、「水辺に近づく=ライジャケ着用」が“条件反射レベル”になるまで徹底すること。
- 川・海・湖で遊ぶときは、テントを出た時点でライジャケを着るくらいの運用にする
- 写真映えよりも、フィット感と股ひもの有無を優先して選ぶ
- 「ライジャケを着ているほうが“かっこいい”」というストーリーを、親がちゃんと語る
最初は嫌がる子もいますが、
「ライジャケ着けたら川に行ける」「これが船長のベストなんだよ」みたいな声かけをしていると、
むしろ“ライジャケ=特別な遊びモードのスイッチ”として、子どもが自分から着てくれるようになります。
──自然をナメない。でも、怖がりすぎて遠ざかるのももったいない。“敬う”くらいの距離感が、いちばんちょうどいい。
水遊びキャンプの安全対策で、よく友だちに聞かれること
Q. 正直、川って怖いイメージが強くて…それでも子どもを遊ばせる価値ある?
A. むちゃくちゃ分かります。僕も親目線になると、
ニュースの「川の事故」ばかり頭に浮かびがちです。
でも、正しい知識+準備+現地判断さえしっかりしていれば、
川遊びは「水の怖さと楽しさを同時に学べる最高の教室」だと思っています。
最低限のマイルールは、
- ライジャケ必須(腕浮き輪だけはNG)
- 大人は必ず一人は水際に張り付き、スマホいじりはしない
- 「増水・濁り・流木」のどれか一つでも違和感があったら、その日は入らない
この3つを守るだけでも、リスクの桁がかなり変わります。
僕は「楽しい」を守るために、「今日はやめよう」を選べる大人でありたいなと思ってます。
Q. 干潟とか磯遊びって、どのくらいの年齢からOK? 小さい子でも楽しめる?
A. 僕の感覚だと、本気の干潟遊びは3〜4歳くらいからがちょうどいいです。
2歳前後でも足元チャプチャプくらいなら楽しめますが、
・泥の感触を怖がらない
・親の指示をある程度理解できる
・自分の足でしっかり歩ける
あたりを考えると、3〜4歳くらいから“干潟フルコース”に挑戦するのがおすすめ。
Q. ライフジャケットって、どれを買えばいいか分からない…レンタルで済ませちゃダメ?
A. 正直いうと、「よく水辺に行くつもりなら、自前の1着を持ったほうが安心」です。
レンタル品も悪くないですが、サイズ・フィット感・状態が選べないことも多いので、
子どもの成長に合わせて調整できるマイライジャケはやっぱり強い。
選ぶときのポイントは、
- 国交省が推奨する桜マーク(型式承認品)など、認証マーク付きの製品
- 体重・胸囲に合ったサイズ(「長く使いたい」からと言って大きすぎるのはNG)
- 必ず股ひも付きを選ぶ(すっぽ抜け防止)
この3つを満たしていれば、あとはデザインで子どもが気に入るものを一緒に選ぶと、
「着させられてる」じゃなくて「自分のかっこいい装備」になります。
Q. 虫対策って、どこまでガチでやればいい? 完全防備だと暑そうで…。
A. 僕がやっているのは、「時間帯と場所で強弱をつける」作戦です。
たとえば、
- 日中の開けた場所:半袖+短パンでもOK。ただし虫よけスプレーはこまめに。
- 夕方〜夜の水辺・林のそば:長袖・長ズボン+靴+靴下はマスト。
- 寝る前:テントのチャックをしっかり閉めて、「虫の持ち込み」を防ぐ。
全部の時間を完全防備にするのはしんどいので、
「刺されやすい時間帯だけ防御力MAXにする」くらいの運用が、現実的で続けやすいと思います。
Q. 熱中症が怖すぎて夏キャンプに二の足を踏んでる…それでも行くなら、何を優先すべき?
A. 僕が夏キャンプでいちばん優先しているのは、「無理に日中フルで遊ばない」ことです。
具体的には、
- チェックイン直後〜昼過ぎは軽めの遊びだけにして、14時前後はタープ下でお昼寝タイムにしてしまう
- がっつり水遊びするのは、朝イチ or 夕方の少し涼しい時間帯に寄せる
- 「ちょっとでも頭痛・気持ち悪さを訴えたら即クールダウン」と家族で決めておく
熱中症は、「これくらいなら大丈夫か」で判断せず、
「あれ? 少しでも変だな」と思ったら、すぐ休む・冷やす・水分補給するくらいでちょうどいいです。
6. ファミリーキャンプを成功させる持ち物チェック

ここまで読んで「佐賀にキャンプ行きたい!」ってなってくれてたら、もう僕としては握手したいレベルなんですが…
最後にひとつだけ、大事な山があります。そう、持ち物問題。
正直、僕も昔はよくやりました。
「まあ大丈夫っしょ」と適当に詰めて、現地でタオル足りない・着替えない・虫よけ忘れたのコンボで撃沈…。
逆に、ちょっとだけ持ち物を工夫するだけで、同じキャンプ場でも快適さがまったく変わるんですよね。
ここでは、僕がファミリーと一緒に佐賀の水辺&森キャンプに行くとき、ほぼ毎回チェックしている持ち物リストを整理してみます。
「うちには何が必要かな?」ってイメージしながら見てもらえると嬉しいです。
■ 水遊びアイテム(川・海・干潟で後悔しないために)
水遊びの装備は、「まぁいいか」とケチるとだいたい後悔します。
国土交通省や海上保安庁の安全情報でも、水辺のレジャーでは足元の保護・体温低下対策・日焼け対策が重要とされています。
参考:ライフジャケット・水辺の安全情報 | 国土交通省
- ウォーターシューズ
サンダルより圧倒的におすすめ。
川底の石・貝殻・ガラス片から足を守ってくれるし、脱げにくい=転びにくい。
僕は、水辺でビーチサンダルをペロンと引っ掛けている子を見ると、心の中でそっとウォーターシューズを差し出したくなります…。 - ラッシュガード・水着
日焼け対策 + 体温低下対策の両方に効きます。
環境省の熱中症予防情報でも、直射日光を避ける服装が推奨されていて、ラッシュガードは本当に優秀。
参考:熱中症予防情報サイト | 環境省 - バスタオル・速乾タオル
ファミリーキャンプだと、「1人1枚+予備1〜2枚」くらいあってちょうどいいです。
速乾タオルは荷物がかさばらないので、車のトランクに常に1セット入れておくのもおすすめ。 - 替えの下着・服を多めに
これ、どれだけ書いても書き足りないやつ。
「まあ今日はこれで足りるっしょ」と思った日ほど、全身びしょ濡れ×泥だらけになります(笑)。
目安は「日数+1セット」。干潟系に行く日は「日数+2セット」くらいが安心です。
■ 安全・健康系アイテム(“何かあったときの自分”を助けるやつ)
ここは正直、使わないに越したことはないけど、あるだけで精神的な余裕がまるで違うゾーンです。
- 子ども用ライフジャケット
川・海・湖に近づくなら、もう“制服”と思ってほしいアイテム。
国交省や海上保安庁も、認証マーク付き・体重に合ったサイズ・股ひも付きを強く推奨しています。
参考:ライフジャケットの話 | 海上保安庁 - 救急セット
絆創膏・消毒液・虫刺され薬・解熱鎮痛剤・常備薬あたりはマスト。
厚生労働省の災害・レジャーの安全情報でも、「自分の家族に必要な薬は必ず携行を」と案内されています。
参考:マダニ・感染症等の情報 | 厚生労働省
僕は100均の小さいケースにまとめて「キャンプ用救急ポーチ」を作って、リュックに入れっぱなしにしています。 - 虫除けスプレー・かゆみ止め
特に水辺+林間サイトでは必須。
子どもには子ども用(イカリジンなど)、大人には濃度高めのタイプと、成分違いで2本用意しておくと安心です。 - 帽子・サングラス
強い日差しの日は、「あるだけでその日の疲れ方が全然違う」シリーズ。
子ども用のキャップやハットはあご紐付きを選ぶと、風が強い日でも飛ばされにくいです。
■ 快適キャンプのための+α(なくても死なないけど、あると天国)
ここからは、「なくてもキャンプはできるけど、あった瞬間に戻れなくなる」系アイテムたち。
- タープ
個人的には、ファミリーキャンプの三種の神器のひとつ。
直射日光・急な雨・朝露…全部まとめて守ってくれるので、
体感温度と疲労度がまるで変わります。 - レジャーシートや小さなマット
テントの前室・芝生・川辺など、「ちょっと座りたい場所」がキャンプ場には無限にあるので、
1枚あると子どものおやつスペース・着替えスペース・昼寝スペースとして大活躍します。 - 子ども用の小さなチェア
大人用チェアに座らせるのもアリなんですが、
自分のイスがあるとなぜか子どもはそこで落ち着いてごはんを食べてくれる率が上がるんですよね。
「ここがあなたの特等席だよ」と決めてあげると、ご飯タイムがだいぶ平和になります。 - ポータブル扇風機(夏場)
テント内の熱気対策に、ちっちゃいのが一つあるだけで世界が変わります。
熱中症対策としても、「風を動かせる道具」を一つ持っておくと安心です。
■ 子どもがさらに夢中になる外遊びグッズ
最後は、“あるとキャンプ場が一気にテーマパーク化する”おもちゃ系。
ここに書くものはどれも、僕が現場で「持ってきて良かった…!」と心から思ったものです。
- 網・バケツ
川・池・干潟・芝生、どこでも活躍します。
生き物を捕まえるというより、「観察して逃がしてあげる」ところまでセットで教えられるのがいいところ。 - 虫めがね・双眼鏡
これだけで「ただの虫」が一気に「研究対象」になります。
双眼鏡はバードウォッチングや星の観察にも使えて、キャンプ後に家でも遊べるのが地味に優秀。 - ヘッドライトや小さい懐中電灯
夜の探検ごっこの必需品。
子ども用の小さいヘッドライトをひとつ渡すと、「自分が今日の探検隊長」みたいなスイッチが入ります。 - 防水スマホケース
水辺キャンプだと、スマホはほぼ命綱かつカメラマン。
濡れた手で触る場面も多いので、首からかけられる防水ケースが一つあると、
写真も撮れて地図も見られて、安心感が段違いです。
──ちょっとした道具が、子どもの「楽しい!」を何倍にも増幅してくれる。だから僕は、小さい遊び道具を甘く見ない派です。
持ち物について、よく友だちに聞かれること
Q. 正直、何をどこまで持っていけばいいか分からない…いつも荷物パンパンになる。
A. これはみんな通る道です(笑)。
僕のおすすめは、「キャンプ行くたびに“いらなかったもの”をメモして、次回から外す」やり方。
逆に「これ持ってきて本当に良かった!」もメモっておくと、
3回目くらいから急にパッキングの精度が上がります。
Q. ライフジャケットってやっぱり自前で買ったほうがいい? レンタルで済ませがちなんだけど…。
A. 僕は「年1回以上、水辺で遊ぶならマイライジャケ推奨」派です。
自分の子どもの体格にぴったり合う・股ひもをしっかり調整できる・状態を自分で管理できる、っていう安心感はやっぱり大きい。
最初の1着は、国交省や海上保安庁が推奨している認証マーク付きのものから選ぶと、間違いが少ないです。
Q. 虫対策グッズ、なにか一つだけ強く勧めるなら?
A. 一つだけなら、子ども用&大人用それぞれの虫よけスプレーですね。
服装である程度カバーできるとはいえ、
水辺や林の近くでは「塗る・スプレーする」という一手間がかなり効いてきます。
あとは、焚き火の煙ゾーンにさりげなく子どもを誘導するのも、昔ながらだけど地味に効くテクです。
Q. 子どもの荷物、多すぎて毎回ぐちゃぐちゃになる…どうやって整理してる?
A. 僕がよくやるのは、「子ども一人につき1バッグ制」です。
・着替え一式
・タオル1枚
・お気に入りのおもちゃ少し
を一つのリュックにまとめて、「これは君の基地だよ」と渡す。
そうすると、どこに何が入っているかを子ども自身も把握できるので、
「パパ〜靴下どこ〜?」タイムがちょっと減ります(笑)。
Q. 初キャンプで全部そろえるのはきつい…優先順位つけるなら何から?
A. 僕なら、こう優先します。
- 最優先:安全系(ライフジャケット・救急セット・虫よけ・帽子)
- 次点:快適系(タープ・チェア・レジャーシート)
- その次:遊び系(網・バケツ・ヘッドライト etc)
テントやタープ、チェアは、最近はレンタルが充実しているキャンプ場も多いので、
最初は「安全と快適」に直結するものだけ自前で揃えて、残りは現地レンタルでも全然アリだと思います。
7. まとめ|自然と火が“家族の記憶”をつくる場所へ
僕はいつも、焚き火の前でマシュマロを焼いている子どもの顔を見るたびに、
「うわ、この瞬間ぜったい覚えててほしいな」と心の中で何回もシャッター切ってます。
火をじっと見つめているときって、子どもの表情がちょっと大人びて見えるんですよね。
でも手元では、マシュマロを焦がして「やば!こげた!」って大爆笑してる。このギャップもふくめて、
ああ、これがファミリーキャンプの“おいしいところ”だよなって毎回思います。
今回紹介してきた佐賀のキャンプ場は、どこも
「水辺」と「森」と「家族時間」をちゃんとセットで味わえる場所ばかりです。
- 疲れているときは、道の駅 大和オートキャンプ場や三瀬base campみたいな“安心度マックス系”でゆるっと行く
- 子どもに全力で遊ばせたいときは、乳待坊公園いこいの広場キャンプ場や海遊ふれあいパークで泥んこ&汗だくコースにする
- ちょっと大人時間も楽しみたいときは、OND CAMPやFUNAYAMA MOUNTAINで静けさと夜景・星空を味わう
どれも正解だし、どれも「同じ家族」でも年齢や気分でハマり方が変わっていきます。
そのときどきで、家族のコンディションに合うキャンプ場を選べるのが佐賀の強みだと感じています。
キャンプって、どうしても「ギアを揃えなきゃ」「映える写真を撮らなきゃ」になりがちなんですが、
僕は取材やプライベートで何十回とファミリーキャンプを見てきて、結局いつも行き着くのはここです。
大事なのは、“完璧なキャンプ”じゃなくて、“また来たいね”が出てくるキャンプ。
- テント設営がちょっと歪んでてもいい
- ごはんが少しコゲてもいい
- 予定どおりに全部こなせなくてもいい
その代わり、「今日は楽しかったね」「次はどこ行く?」って会話が車の中で自然と出てきたら、
それはもう大成功のキャンプだと、僕は本気で思ってます。
佐賀県の公式観光情報サイト
あそぼーさが(佐賀県観光情報ポータルサイト)
を見てもらうと、この記事で紹介しきれなかったスポットや、季節限定のイベント情報もチェックできます。
このガイドを片手に、
「次の週末、どこ行く?」を“佐賀の水辺と森”から選んでもらえたら、書き手としてめちゃくちゃうれしいです。
──火を囲む時間は、人をちょっとだけ素直にしてくれる。
その素直さを、ぜひ佐賀の水辺と森で、あなたの家族の“記憶のフォルダ”にたくさん追加してきてください。
内部リンクのおすすめ(同じブログ内で読んでほしい関連記事)
- 九州全体のキャンプ旅に興味がある人には、
「九州キャンプ場ガイド|福岡・熊本・大分・宮崎ほか、温泉と絶景が揃う7県の自然楽園」
が相性抜群。海・山・温泉まで一気に制覇したい人のロードマップに最適です。 - 佐賀のキャンプ場を“網羅的に”知りたいなら、地域の魅力が一望できる
「【完全保存版】佐賀県キャンプ場大全|本当に教えたくない“海と森”の絶景サイト15選」
もぜひ。ファミリー・ソロ・海・山…ジャンル別にベストな場所がわかります。 - 静寂を独り占めしたいソロ勢には、
「佐賀でしか味わえない“孤高の焚き火”|静寂を独り占めできるソロキャンプ地7選」
がぴったり。喧騒ゼロ、炎の音だけを楽しめる“本物の静寂スポット”を厳選しています。 - そして、今回の記事と特に相性がいいのが、
「誰も気づいていない。佐賀“海辺キャンプ”の破壊力──水平線と焚き火が一つになる場所」
。海風・潮の香り・焚き火の音…“佐賀の海キャンプの本気”を体験したくなる内容です。
よくある質問(FAQ)
Q1. キャンプ初心者でも安心して行ける佐賀のキャンプ場は?
A. 「キャンプやってみたいけど、失敗したくない…」って相談、一番多いです。
僕がよくすすめる“失敗しづらい三本柱”はこのあたり。
- 「道の駅」大和 オートキャンプ場
公式:キャンプ場 | 道の駅 大和 そよかぜ館
道の駅併設なので、「炭忘れた」「オムツ足りない」「ジュース追加!」が全部すぐ解決します。
サイトは車横付けOKのオートキャンプで、設営〜撤収まで動線がシンプルなのも初心者向き。
初キャンプでここを使った友人ファミリーは、ほぼ全員「これならまた行ける!」って言ってました。 - 三瀬base camp
公式:【公式】三瀬base camp
区画サイト:区画サイト | 三瀬base camp
トイレ・シャワー・炊事棟がほぼホテルレベルで清潔。
「キャンプの一番の不安は水回り…」ってママがニコニコで帰っていく、高規格ど真ん中のキャンプ場です。
シャワー棟は冷暖房完備・シャンプー類やドライヤーも揃っているので、“お風呂だけでもう疲れた問題”が起きにくいのが最高。 - FUNAYAMA MOUNTAIN
公式:FUNAYAMA MOUNTAIN
施設情報:施設情報 | FUNAYAMA MOUNTAIN
標高約450mの高台にある、夜景と星空がご褒美の高規格キャンプ場。
全サイトオートキャンプで、管理棟に温水シャワー・お湯の出る洗い場・売店が集約されていて、
「山の上なのに、生活面はかなり快適」というバランスになっています。
「まずは道の駅 大和 or 三瀬base campでキャンプ慣れ → 慣れてきたらFUNAYAMAでご褒美キャンプ」
このステップアップが、個人的にはめちゃくちゃおすすめです。
Q2. 小さな子どもでも水遊びは大丈夫?
A. 条件付きで「大丈夫。ただし、大人の準備と覚悟は必須」、という答えです。
水遊びデビューに向きやすいのは、このあたり。
- 吉野山キャンプ場
公式:吉野山キャンプ場
佐賀市公式:吉野山キャンプ場 | 佐賀市
サイトのすぐそばを浅瀬多めの小川が流れていて、
大人がイスに座った位置から子どもの様子を見守りやすいレイアウトです。
「足首〜すねくらいの水深でちゃぷちゃぷ」がちょうどいい年齢にぴったり。 - 山瀬の里キャンプ場
公式:山瀬の里キャンプ場
なっぷ:山瀬の里キャンプ場 | なっぷ
林間サイト+穏やかな川という組み合わせで、
「足だけ水に入れて石をひっくり返す」「水切りして遊ぶ」くらいの遊び方がしやすい場所です。
どのキャンプ場でも共通して言えるのは、
・子どもには必ずライフジャケット
・大人は必ず1人は水際に張り付き
・「増水・濁り・流木」を感じた日は入らない
この3つを守れるかどうか。
ここさえ徹底できるなら、川は「最高の教室」になります。
Q3. 乳幼児連れだと、テント泊よりコテージのほうがいい?
A. 僕は「0〜2歳は、コテージ・バンガロー大賛成」派です。
夜泣き・授乳・気温の変化・親の寝不足…全部テントで受け止めるのは、かなりハードモードなので。
佐賀だと、こんな選択肢があります。
- 広川原 湖畔の森キャンプ場
嬉野市公式:広川原キャンプ場(湖畔の森キャンプ場) | 嬉野市
嬉野温泉観光協会:広川原 湖畔の森キャンプ場
風呂・トイレ・キッチン・寝具つきのコテージ3棟(うち2棟はバリアフリー)があり、
「普通の旅行+外で遊べる」がそのまま叶う施設です。
まずここで“山の夜”に慣れてから、次のステップでテント泊に移るのもアリ。 - 波戸岬キャンプ場
公式:波戸岬キャンプ場
あそぼーさが:波戸岬キャンプ場 | あそぼーさが
海が目の前のロケーションで、ロッジ泊という“逃げ場”を持てるのが心強い。
「昼は芝生と海で遊んで、夜はコテージでぐっすり」のパターンは、乳幼児連れにはかなり平和です。
最初から「テント泊しなきゃ!」と気負うより、
「まずは外で寝る雰囲気を、快適な環境で体験」くらいのノリでコテージを選ぶのが、長い目で見ると絶対ラクです。
Q4. 夏以外でも子連れキャンプは楽しめる?
A. むしろ春・秋キャンプこそ、ファミリーに推したいです。
暑さが和らぐだけで、親の体力消耗が全然違う…。
特にこんなキャンプ場は、春秋の気候と相性バツグンです。
- FUNAYAMA MOUNTAIN
公式:FUNAYAMA MOUNTAIN
高台の展望サイトから見る夜景と星空は、空気が澄む春・秋が圧倒的にきれい。
昼は長袖1枚でちょうどよくて、夜は少し冷えるから焚き火が気持ちいい、っていう理想の条件がそろいます。 - 三瀬base camp
公式:【公式】三瀬base camp
標高約500mで、夏はもちろん、春・秋はさらに過ごしやすいエリア。
近くの「三瀬温泉 やまびこの湯」とセットにして、
「昼は森で遊ぶ → 夕方は温泉 → 夜は焚き火」という王道コースで楽しめます。
ただし、春・秋は「昼:快適」「夜〜明け方:意外と寒い」パターンが多いので、
フリース・薄手ダウン・ブランケットなど、防寒だけはしっかりめに持っていきましょう。
Q5. 佐賀のキャンプ場は予約が取りづらい?
A. 結論から言うと、「場所と時期次第」です。
GW・夏休み・3連休あたりの波戸岬キャンプ場やFUNAYAMA MOUNTAINは、かなり早めに埋まります。
- 波戸岬キャンプ場
公式:波戸岬キャンプ場
予約は公式HPからのWeb予約制。
夏の海キャンプ・連休のサンセット狙いは人気なので、行きたい日が決まったらまずここを押さえるくらいの感覚でOKです。 - FUNAYAMA MOUNTAIN
公式:FUNAYAMA MOUNTAIN
予約:FUNAYAMA MOUNTAIN | なっぷ
新月に近い週末(星空狙い)や、夏の涼しい時期は特に動きが早いです。
「この日は絶対ここで星を見たい!」という日があるなら、早めのチェック推奨。
一方で、平日・オフシーズン・山間部の静かなキャンプ場は、比較的余裕があることも多いです。
予定がフレキシブルなファミリーなら、あえてピークを外して行くのもかなりアリです。
どのキャンプ場も、最新の予約状況は必ず公式サイト or 予約サイト(なっぷ等)でチェックしてから動いてくださいね。
「行けるタイミングが決まったら、とりあえず予約ボタンだけ先に押す」くらいのスピード感が、人気キャンプ場ではちょうどいいです。
情報ソース・参考サイト
ここまで読んでくれた方はもう気づいていると思うけど、
僕は「自分の経験+公式情報のアップデート」をセットで見るタイプです。
キャンプ場って、設備の新設・料金変更・予約方式の切り替えが
ふつうに年単位じゃなくて“季節単位”で変わるんですよね。
だからこの記事でも、信頼できる公式サイト・自治体のページ・予約サイトを中心に、
実際に現地へ行った時の体験と照らし合わせながら書いています。
出発前には、必ずあなた自身の目で最新情報をチェックしておくと、「あれ!? 変わってる!」問題を回避できます。
- EDITORS SAGA(佐賀県の観光・ローカル情報公式メディア)
佐賀の最新ローカルネタ・新施設情報がとにかく早い。
キャンプ場周辺の寄り道スポット探しにも使える。 - NAP CAMP(キャンプ場検索・予約サイト)
予約状況・レビュー・設備写真がまとまっていて超便利。
「空き状況カレンダーを眺めるだけで楽しい」危険なサイト。 - LANTERN(アウトドア・キャンプ専門メディア)
キャンプギア・キャンプ場紹介・最新ニュースまで幅広い。
僕もよく「へぇ〜今こんなのあるんだ」って学ばせてもらってます。 - FUNAYAMA MOUNTAIN公式サイト
佐賀の“高規格×絶景”代表。料金・区画図・設備が丁寧にまとまってる。 - 波戸岬キャンプ場 公式サイト
予約状況・サイト案内・ロッジ情報が分かりやすい。
夕日狙いの人は絶対にここで予約状況チェックしておくべき。
※自然環境・河川の水位・海の状況は、本当に「昨日と今日で別物」になることがあります。
キャンプ場も、繁忙期はルール変更や利用制限が臨時で入ることも珍しくありません。
・公式サイト
・自治体ページ
・予約サイトの最新情報
・当日の気象情報や川の防災情報
これらをセットでチェックすることで、ファミリーキャンプの安全性がぐっと上がります。
そして何より、現地の管理人さんが言う「今日はやめておきましょう」は絶対に守ってください。
安全第一で、最高の思い出をつくりましょう!


