車でそのまま焚き火へ──宮崎の“車横付けOK”絶景オートキャンプ場12選

キャンプ場

焚き火のぱちぱちという音を聞きながら、ふと振り返ると、すぐそばで愛車が静かに呼吸している。
テーブルには湯気の立つコーヒー。足元には遊び疲れた子どものビーサン。見上げれば、宮崎の空は夜でもどこか“南国の明るさ”を残していて、まるで僕らをやさしく包む大きなランタンのようだった。

20年以上キャンプを続けてきて、国内外300泊以上をこなした僕だけれど、宮崎のオートキャンプだけは、いつ来ても新鮮な自由を思い出させてくれる。
その理由はひとつ。「車でそのまま火を囲める」という、驚くほどシンプルな贅沢。

キャンプ場に着いてからの何往復もの荷運び、汗が落ちるほどの設営作業──そんな“しんどいルーティン”を、車横付け可能なオートサイトは一瞬で溶かしてくれる。
車のドアを開けて数歩、焚き火台を置いて着火するだけで、もう夜が始まる。これこそが、長年ギアをレビューし続ける僕が「もっとも初心者に勧めたい理由」でもある。

車を横付け、自然に抱かれ、そのまま夜を迎える。
このスタイルは焚き火の時間を増やし、家族との会話を濃くし、ひとりの夜なら心の奥のざわめきをそっと鎮めてくれる。火の前で深呼吸すると、日常の疲れがすっと溶けていくのがわかる。

今回は、僕が実際に足を運び、また全国のアウトドアメーカーや自治体の取材で得た一次情報を交えながら、宮崎の「車横付けOK」オートキャンプ場を12スポットに厳選して紹介する。
焚き火の火種に空気を送り込むように、まずは「なぜ宮崎なのか」「なぜ車横付けなのか」を明らかにしながら、ゆっくり話を進めていこう。

  1. 宮崎で「車横付けOKのオートキャンプ場」を選ぶ理由
    1. 車横付けOKのオートサイトが最高な理由(僕の本音)
    2. 宮崎は「車で行きやすい絶景オートキャンプ場」が多すぎる
    3. 「車を止めて、焚き火台を置いた瞬間からキャンプが始まる」感覚
    4. ただし、「車が近い=どこでも停めていい」ではない
  2. 失敗しない!宮崎の車横付けオートキャンプ場の選び方
    1. ① 「車横付けOK」か「車乗り入れOK」かをまず確認する
    2. ② 区画の広さ|テント+タープ+車が本当に収まるか?
    3. ③ 電源の有無と容量|“なんとなく”ではなく、しっかり確認
    4. ④ トイレ・水回り・温泉やシャワー設備
    5. ⑤ 予約方法・料金、そして“無料キャンプ場”の落とし穴
  3. 宮崎の“車横付けOK”オートキャンプ場12スポット【エリア別】
    1. 1. 宮崎白浜キャンプ場|太平洋と焚き火が並ぶ、オール・オートサイトの海キャンプ
    2. 2. うしおのもりキャンプ場|“廃校グラウンド”で車横付けキャンプを楽しむ
    3. 3. 蜂之巣公園オートキャンプ場|清流のそばで“電源付き”オートサイト
    4. 4. 法華嶽公園キャンプ場|高原の風と川遊び、家族に優しい車横付けサイト
    5. 5. KAGAMIZU BASE CAMP|宮崎市から30分、気軽に行ける車乗り入れサイト
    6. 6. 都井岬南灯台キャンプ場|灯台と海の“果ての景色”を車のそばで
      1. ■ とにかく“景色がデカい”キャンプ場
      2. ■ 灯台×海×風の音。夜がとにかく特別
      3. ■ 都井岬ならではのポイント
      4. ■ 僕がいちばんこの場所を推したい理由
    7. 7. 池の窪グリーンパーク|高原の芝生でゆったり車横付け
    8. 8. 須美江家族旅行村|遊具×海×オートキャンプの三拍子
    9. 9. 板ヶ原オートキャンプ場|無料で電源付き!車横付けできる穴場
    10. 10. 猪崎鼻公園キャンプ場|街に近い“無料×車横付け”の海辺サイト
    11. 11. 祇園滝ふれあい広場|滝と冷水を味わう山間の車横付けフリーサイト
    12. 12. 四季見原すこやかの森キャンプ場|標高1,200mで星が降る高地オートサイト
      1. 例えばこんな感じで振り分けます:
  4. シーン別・宮崎オートキャンプ場のおすすめ選び
    1. ファミリーキャンプにおすすめのオートサイト
    2. ソロ・デュオで静かに焚き火を楽しみたいなら
    3. コスパ重視・無料キャンプ場で“野営感”を味わいたい人に
  5. 車横付けオートキャンプをもっと快適にするコツ
    1. ① 車とタープの位置関係で“キャンプの快適さ”が決まる
    2. ② 積載のコツ|“どの順番で取り出すか”を考えるだけで設営が変わる
    3. ③ 夏の宮崎キャンプは“日陰づくり”が命。コツは“車+タープ”の連携
    4. ④ 夜の快適度は“虫対策×足元対策”で決まる
  6. 宮崎オートキャンプのベストシーズンと注意点
    1. 春(3〜5月)|キャンプデビューに最高。空気がいちばん優しい季節
    2. 夏(6〜9月)|海・川・高原が最高。ただし“暑さ”と“台風”はマジで要注意
    3. 秋(10〜11月)|焚き火ガチ勢にとっては“ご褒美シーズン”
    4. 冬(12〜2月)|静けさを独占できる。準備さえ整えれば最高の季節
    5. よくある質問(実体験ベースで答えます)
      1. Q. 「宮崎キャンプのいちばんのベストシーズンは?」
      2. Q. 夏に海キャンプしたいけど、暑すぎませんか?
      3. Q. 冬の宮崎って本当にキャンプできるの?
  7. まとめ|「車でそのまま火を囲む自由」を、宮崎で
    1. こんな人に、宮崎の車横付けオートキャンプ場は刺さる
    2. 僕が宮崎のオートキャンプ場で感じた“リアルな良さ”
    3. よくある質問(本音で答えます)
      1. Q. 結局、どこがいちばんおすすめ?
      2. Q. 宮崎のオートキャンプ場ってどれも安全?
      3. Q. 車横付けの何がそんなに良いの?
    4. 最後に──あなたの焚き火も、宮崎で燃えてほしい
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 宮崎の車横付けOKキャンプ場でも、すべての車種がサイトに入れますか?
    2. Q2. 無料で車横付けできるキャンプ場は、初心者でも使って大丈夫?
    3. Q3. 夏の宮崎でオートキャンプをする場合、どんな暑さ対策が必要?
    4. Q4. 車横付けOKでも、テントサイトに車を止められないケースはありますか?
    5. Q5. 雨の日でも楽しめる車横付けキャンプのポイントは?
  9. あわせて読みたい関連記事(宮崎キャンプの深みにハマりたい人へ)
  10. 参考情報ソース一覧

宮崎で「車横付けOKのオートキャンプ場」を選ぶ理由


正直に言うと、僕が宮崎でキャンプをするときは、まず最初に「車横付けOKかどうか」をチェックします。
それくらい、宮崎という土地と「オートサイト」の相性がバチッとハマっているからです。

宮崎って「日本のひなた」って呼ばれているのは知っていると思うけど、あれはキャッチコピーじゃなくてちゃんとデータの裏付けがあるんですよ。
県の公式データでも、平均気温・日照時間・快晴日数が全国トップクラスとしっかり書かれていて、年間の平均気温は約17℃。温暖で日差しはたっぷり、でも県西部には高原や山間部もあって、冬には雪も降るエリアもある。つまり、

「海キャンプも、高原キャンプも、川沿いの涼しいキャンプも、全部1県の中で楽しめる」
これが、宮崎のキャンプフィールドのいちばんおいしいところです。

で、その多様なフィールドをもっとラクに、もっと贅沢に楽しむ鍵が“車横付けOKのオートサイト”なんです。


車横付けOKのオートサイトが最高な理由(僕の本音)

まずは結論から。宮崎でオートサイトを選ぶ理由は、プロっぽく言えばいろいろあるけど、キャンプ歴20年以上の僕の本音はこれです。

  • 荷物運びが圧倒的にラク
    テント、タープ、焚き火台、クーラーボックス、子どもの着替え、遊び道具……
    これを駐車場から何往復もするか、車を横付けしてトランクからそのままサイトにポンポン出すか
    1回やれば、どっちが正解かは体でわかります(笑)。
  • 設営・撤収の時間を“火を囲む時間”に変えられる
    オートサイトだと、本当に「到着から30分で焚き火に火が入っている」なんて普通にあります。
    撤収時も、朝から何時間も汗だくで片付けるのではなく、ギアを拭いてそのまま車に積むだけ。時間に余裕ができるから、最後のコーヒーをゆっくり飲む心の余裕も生まれる。
  • 天候トラブルに強い(これ、地味に超大事)
    宮崎は日照時間は長いけど、降水量もしっかりある県で、夏場は夕立やゲリラ豪雨も珍しくない。
    そんな時、車がすぐそばにあると「濡らしたくないものだけ一瞬で車に避難」ができる。この安心感は、一度味わうと手放せません。
  • ファミリーと初心者キャンパーの“心のハードル”を下げてくれる
    はじめてのキャンプで、駐車場からサイトまでリヤカーで何往復もさせられたら、子どもより先に大人が心折れます(笑)。
    逆に、車横付けオートサイトなら、「あ、キャンプって意外とラクかも」という感覚からスタートできる。ここ、めちゃくちゃ重要です。

僕の感覚で言うと、「オートサイトは、キャンプを“労働”から“ご褒美の時間”に変えてくれるスイッチ」みたいな存在です。


宮崎は「車で行きやすい絶景オートキャンプ場」が多すぎる

宮崎のすごいところは、「車を少し走らせるだけで、まったく違う表情のキャンプ場に出会える」こと。

たとえば海側。宮崎市・青島エリアの宮崎白浜キャンプ場(公式サイト)は、
トップページから「太平洋が目の前の開放的なオートキャンプ場」と自ら名乗っていて、オートサイトの案内ページでも、

と、まさに「車横付けで海キャンプしたい人向けですよ」と公式が宣言しているような場所です。

ここ、実際に行くとわかるんですが、テントの前で椅子に座ったまま、視界のど真ん中に太平洋がバーンと入ってきます。
荷物を下ろしたらすぐに焚き火台を出して、潮風を感じながら火を育てる。車はすぐ後ろに控えているから、忘れ物にもすぐ対応できる。この「軽さ」が、本当にありがたい。

一方、山側も負けていません。日南市・北郷の蜂之巣公園オートキャンプ場(NPO法人ごんはる公式)は、

  • 全5区画のオートキャンプ場(公式ページに「全5区画(車1台横付け可)」と明記)
  • 広渡川沿いの自然林の中にあるロケーション
  • 園内には炊飯棟・トイレ・シャワー・温泉施設も揃う

という、“高規格オート+自然のど真ん中”なキャンプ場。
さらに、みやざき観光ナビの紹介ページでも、

  • 自然林の中を蛇行しながら流れる清流・広渡川のほとり
  • 天然温泉付きコテージとオートキャンプサイト
  • テニスコートや多目的広場、夏季限定のじゃぶじゃぶ池やドッグラン

と、ファミリーにもガチ勢にも刺さる設備が紹介されています。

実際にここでキャンプしてみると、「今日は川で遊んで、夕方に温泉で温まって、そのままサイトに戻って焚き火」という、
キャンプ好きからすると反則級のルーティンが簡単に完成してしまうんですよね。


「車を止めて、焚き火台を置いた瞬間からキャンプが始まる」感覚

宮崎の車横付けOKオートサイトで何度もキャンプしていると、ある違いに気づきます。
それは、「設営が終わる前からもうキャンプが始まっている」という感覚。

車横付けじゃないサイトだと、たいていこうなります。

  1. 駐車場に車を停める
  2. 荷物を降ろして、台車やリヤカーに積み替える
  3. サイトまで何往復かして、ようやく全部運び終わる
  4. そこからテント・タープ設営スタート

一方、宮崎のオートサイトで車横付けができると、

  1. サイトに車ごと乗り入れる
  2. トランクを開けて、必要な順に荷物を出す
  3. テントとタープを立てている間も、クーラーボックスから冷たいドリンクをすぐ取れる
  4. 設営が一段落したら、その場で焚き火台に火を入れる

この違い、地味に見えて「キャンプの記憶に残る部分」を大きく変えてくるんですよね。
前者は「疲れた記憶」が残りやすい。後者は「火を囲んでいた時間」の印象が強くなる。

僕がよく言うのは、

「キャンプで何を減らすか?と聞かれたら、僕は迷わず“運搬とストレス”と答える」

その意味で、宮崎の車横付けOKオートサイトは、キャンプで減らしたいものをちゃんと減らしてくれる存在なんです。


ただし、「車が近い=どこでも停めていい」ではない

ここまでベタ褒めしていますが、ひとつだけ絶対に覚えておいてほしいことがあります。
それは、「車が近い=どこでも好きに停めていい」わけではないということ。

キャンプ場ごとに、

  • サイト内に車を停めてOK(オートサイト)
  • 区画の後ろの専用スペースにのみ駐車OK
  • 芝生保護や安全面の理由で車乗り入れNG、駐車場+台車スタイル

とルールはかなり違います。
さっき紹介した宮崎白浜キャンプ場も蜂之巣公園も、公式サイトには「オートキャンプ」「車1台横付け可」などの記載がきちんとありますが、
逆に乗り入れ禁止のエリアでは、あえて車を近づけないことが自然への配慮にもなるんですよね。

なので、

  • 予約前に公式サイトを必ず確認する
  • チェックイン時にスタッフさんに「どこまで車を入れていいか」聞く
  • 芝生や地面が弱っているエリアには無理に乗り入れない

このあたりは、「車横付けキャンパーのマナー」としてぜひ一緒に守っていきたいポイントです。


こんなふうに、宮崎でオートキャンプをするなら「車横付けOK」を前提に選ぶメリットは山ほどあるし、
実際にフィールドに出てみると、「あ、これは一度味わうと戻れないやつだ」とすぐにわかります。

次の章では、そんな宮崎で僕が実際に見て・歩いて・焚き火して「ここは自信を持って勧められる」と感じた車横付けOKキャンプ場を、
具体的にひとつずつ紹介していきます。

この記事を書いている今も、「次に宮崎でオートキャンプするならどこにしようかな」とニヤニヤしている僕ですが(笑)、
そのワクワクをそのまま、あなたにもおすそ分けできれば嬉しいです。

失敗しない!宮崎の車横付けオートキャンプ場の選び方

同じ「車横付けOK」と書いてあっても、実際に現地へ行ってみると、びっくりするほど違います。
僕もこれまで宮崎のキャンプ場を20カ所以上回ってきた中で、

  • 「あれ…タープ張ったら車が入らないじゃん」
  • 「車は横付けできるけど、ドア全開にできない…!」
  • 「“電源付き”って書いてたけど、オートサイトは対象外…」

みたいな“現地ギャップ”を本当にたくさん経験してきました。
だからこそ、この章は僕がいちばん熱を込めたい部分です。
ここを知っているだけで、あなたのキャンプの満足度がマジで変わります。


① 「車横付けOK」か「車乗り入れOK」かをまず確認する

これ、めちゃくちゃ重要です。
キャンプ場の説明文に「オートキャンプ」と書いてあっても、実際は以下3パターンが存在します。

  • ① サイト内に車を停められる“本物のオートサイト”
    → テントの横に車。最高にラク。今回の記事で紹介するメインスタイル。
  • ② サイトすぐ後ろに専用駐車スペースがあるタイプ
    → 区画の後ろに車。悪くないけど、“横付け”とは少し違う。
  • ③ 駐車場に停めてリヤカーで運ぶタイプ
    → オートっぽく書かれてるけど、横付け不可。要注意。

宮崎では公式サイトを読むと、しっかり「車乗り入れOK」「オートサイト」「車1台横付け可能」などと明言されている場所が多いので、必ずチェックしておいてほしいです。

たとえば、宮崎白浜キャンプ場は公式サイトの施設紹介ページで
『車の乗り入れができるオートサイト』と明記しています。

僕も以前ここでファミリーキャンプをした時、到着して5分で「車横付け最高すぎ…」と声に出ました(笑)。
荷物を持って何往復もしないだけで、体力の残り方が全然違うんですよ。

“火を囲む時間”を少しでも長くしたいなら、まずはここを必ずチェック。


② 区画の広さ|テント+タープ+車が本当に収まるか?

ここは、初心者ほどミスりやすいポイントです。
区画の広さが8m×8mなのか、10m×10mあるのかで、快適さがガラッと変わります。

僕も最初の頃、「広そうだし余裕でしょ」と思っていたら、

  • 大型タープ(レクタ)を張ったら車のスペースがキツキツ
  • テントを張ったら、車のドアを開ける余裕がほぼゼロ

…という悲劇を経験しました。

キャンプ場によっては公式サイトに区画サイズが書かれています。
たとえば、蜂之巣公園オートキャンプ場は「各区画に車1台横付け可」「電源完備」と明記されており、サイト写真を見てもわかるとおり、車+テント+タープがしっかり収まる広さがあります。

だから、

「区画サイズが不明なら、電話で聞く」

これ、めちゃくちゃ重要です。

僕もよくキャンプ場スタッフさんに「ここってタープゆったり張れます?」など聞きますが、
大体どこも丁寧に教えてくれます。


③ 電源の有無と容量|“なんとなく”ではなく、しっかり確認

これはファミリーキャンパー・冬キャンパー・夏キャンパー全員に共通する重要ポイント。

電源サイトと書かれていても、

  • オートサイトは対象外
  • 500Wしか使えない
  • 延長コード必須だけどレンタルがない

なんてことも普通にあります。

実際に僕が蜂之巣公園をおすすめする大きな理由のひとつは、
公式で「全区画に電源完備」と明記されていること

これは本当にありがたい。
子どもの夜の冷え対策でホットカーペットを使う時も、夏にポータブル扇風機+冷風機を使う時も、大きな安心材料になります。

ただし、電気ケトル+電気毛布+ホットカーペットを同時使用すると100%飛びます(笑)。
なので、電力はしっかり計算して使ってください。


④ トイレ・水回り・温泉やシャワー設備

これは、キャンプの快適度を左右する“超重要項目”です。

僕の実体験で、設備が整っていないとマジでこうなります:

  • 夜中に子どもを連れて真っ暗な道を歩く羽目になる
  • 炊事場が遠くて、料理中に毎回移動が面倒
  • お湯が出ない季節は手がかじかんで作業が辛い

逆に設備が整っていると、キャンプの満足度が爆増します。

蜂之巣公園のように温泉が併設されているキャンプ場は本当に最高で、
キャンプ後の疲れを全部洗い流してくれるような感覚があります。

温泉施設:みやざき観光ナビ|蜂之巣公園

“焚き火→温泉→また焚き火”という無限ループが完成する。
これは宮崎キャンプの醍醐味のひとつだと思っています。


⑤ 予約方法・料金、そして“無料キャンプ場”の落とし穴

宮崎には、実は無料で車横付けできるキャンプ場も多いです。
板ヶ原や猪崎鼻公園などは、まさにその代表。

ただし……ここは注意ポイントも多いです。

  • トイレが簡易的で夜はちょっと怖い
  • ゴミ問題が起きやすい(ほんとに残念)
  • 設備が簡素なので初心者には少しハードルが高い

個人的には、

キャンプデビューは“有料オートサイト”一択

だと思っています。

無料サイトは慣れてから挑戦するのがちょうどいいです。

ただ、無料サイトならではの“自由さ”“野営感”は確かに魅力的で、
僕もソロで行くと「ここ最高だな」としみじみ思うことがあります。

自然は無料だけど、快適さにはコストがかかる。
どこに価値を置くかを自分で選べるのがキャンプの良さだと思います。


ここまでが、宮崎での車横付けキャンプ場選びで絶対に押さえておきたい“基礎の基礎”。
でも、この基礎を知っているだけで、かなりの失敗を避けられます。

次の章では、僕が実際に歩いて・張って・焚き火して・温泉入って(笑)
「これは胸を張っておすすめできる!」と感じた12スポットを紹介していきます。

ここからがこの記事の本番なので、ぜひワクワクしながら進んでください。

宮崎の“車横付けOK”オートキャンプ場12スポット【エリア別】

ここからは、僕が現地で焚き火を囲みながら感じた空気感や、キャンパー仲間・取材先から得た一次情報、そして各公式サイトの情報をもとに、「車横付けOK」かつ「初心者〜ベテランまで快適に過ごせる」12スポットをエリア別で紹介していく。

宮崎は海・山・高原・街近と、キャンプの景色がまるで違う顔を見せてくれる土地だ。
その多様性の中で、あなたの“次の焚き火場所”が見つかるはずだ。


1. 宮崎白浜キャンプ場|太平洋と焚き火が並ぶ、オール・オートサイトの海キャンプ

特徴|全サイト車横付けOK・太平洋ビューのオートサイト・初心者にも安心の高規格

まずここは、僕の中で「宮崎の海キャンプといえば絶対ここ」と真っ先に名前が出るキャンプ場です。
なんと言っても、公式サイトのトップから堂々と「太平洋が目の前の開放的なキャンプ場」と宣言しているほど、海の近さが桁違い。
宮崎白浜キャンプ場|公式サイト

しかも、オートサイトの案内ページではっきりと、
『車の乗り入れが可能なオートサイト』
と記載されているので、これはもう“信頼度MAX”です。

実際に行ってみると、本当にテント前の景色がやばい。
椅子を置いて座った瞬間に、視界の真ん中に太平洋がどーんと広がる。
海キャンプって、風・潮・日差しとの戦いになりやすいんですが、ここは設備が整っていて初心者でも安心して挑戦できる貴重な海辺サイトなんです。

  • 全サイトが車横付けOK=荷物の上げ下ろしゼロに近い神動線
  • レンタル品が充実していて“手ぶらキャンプ”もいける
  • 海風が心地よいので夏でも過ごしやすい
  • 特に秋の朝焼けは、写真じゃ伝わらないレベルで美しい

僕がここに完全に惚れ込んだ理由は、夕暮れの海と焚き火の色が混ざる瞬間です。
太陽が沈んでいくと水平線が濃い青になり、その手前で焚き火の赤がパチパチ揺れるんですよ。
この“青と赤のコントラスト”は、本気で旅の原体験レベルの記憶として残ります。

あと、海キャンプって「砂が気になる」という人も多いけど、ここは動線や設備が整っているから、想像よりずっと快適。
区画が広めだから、車・テント・タープをゆったり配置できるのも大きいです。

「海キャンプを宮崎でやるならまずここ」
僕が友達に胸を張っておすすめできる理由が、来れば一発でわかると思います。

2. うしおのもりキャンプ場|“廃校グラウンド”で車横付けキャンプを楽しむ

特徴|旧小学校のグラウンドをそのまま活用/区画が広くてのびのび車横付け/子どもが全力で遊べるロケーション

ここは最初に訪れたとき、思わず「うわ、最高…」と声が漏れたキャンプ場です。
旧・潮小学校のグラウンドをキャンプ場として再生した場所で、あの“学校の広さ”そのままに、車を横付けして自由にレイアウトできます。

まずは公式サイトをチェックしてほしい。
廃校の雰囲気、広いグラウンド、どこかノスタルジックな世界観が伝わってくる。
うしおのもりキャンプ場|公式サイト

実際に現地に立つと、グラウンドの真ん中に車を停めて、好きな位置にタープを張れるほどの自由さがある。
区画の概念がほぼなく、とにかく広い・自由・気持ちいい。

  • フラットな芝生×超広いスペース=サイトレイアウト自由度MAX
  • 校庭そのままなので、子どもが走り回っても安心
  • ブランコや校舎の外観が残っており、写真映え抜群
  • 日南市中心部が近く、買い物・観光との相性が良すぎる

僕がここで強烈に印象に残っているのは、「キャンプなのに、どこか“夏休みの部活帰り”みたいな懐かしさがあること」。
車を停めてドアを開けた瞬間、グラウンド特有の乾いた匂いと、少し湿った風がふっと鼻をくすぐるんですよ。
この“学校の空気感”が、キャンプ場なのに妙に落ち着く。

僕のおすすめは、夕方の時間帯
西日がグラウンドをオレンジ色に染めて、タープの影が長く伸びる。
焚き火を始める前の「今日はこのまま夜が気持ちいいぞ…」という確信めいた感覚がたまらない。

そして何より、ここは“動線のストレスがゼロ”。
車横付けなので荷物の積み下ろしは一瞬。
グルキャンやファミリーで来ても「スペース足りない問題」が起きない。
広さは正義、を全力で実感できるキャンプ場です。

「昔の学校が、そのまま大人の遊び場になった」
そんな場所。これは、宮崎の中でも唯一無二の体験だと思います。

3. 蜂之巣公園オートキャンプ場|清流のそばで“電源付き”オートサイト

特徴|各区画 車1台横付け&電源完備/天然温泉併設/初心者~ファミリーまで安心の高規格

ここは僕の中で「初めてキャンプに連れて行くなら、まずここをすすめておけば間違いない」と断言できる場所です。
広渡川(ひろとがわ)の澄んだ流れがすぐそばを通り、風が川面を撫でる音がBGMになる。
しかも、各オートサイトに“車1台横付けOK+電源完備”という、キャンパーが喜ぶポイントを全部押さえてくれている。

まずは公式情報をチェックしてほしい。
設備の充実ぶりや区画の広さ、温泉施設についてもしっかり明記されています。
蜂之巣公園オートキャンプ場|公式サイト(NPO法人ごんはる)

実際に僕が現地へ行ったとき、最初に思ったのは「めちゃくちゃ整ってるのに、自然のど真ん中」という絶妙なバランス。
区画は広くて車も入れやすいし、電源位置も使いやすい場所にある。
子どもと一緒でもソロでも、ストレスがほぼゼロ。

  • 電源完備=夏も冬も快適
    扇風機・電気毛布・ホットカーペットなどが使える安心感は大きい。
  • 温泉併設(天然温泉)=キャンプ後の幸福度が爆増
    公式情報でも温泉が併設されている旨がしっかり掲載されています。
    みやざき観光ナビ|蜂之巣公園
  • 川沿いの静けさが格別
    “水の音”って、不思議と焚き火との相性が良いんですよ。心がスッと整う感じがある。

僕が特に好きなのは、少し冷え込んできた夜のルーティン。
温泉でしっかり温まって、サイトに戻ってすぐ焚き火にあたる。

「温 → 冷 → 火」の流れが、身体の奥まで染みわたるんですよ。
あれは本当にクセになる。
まさにキャンプの“ご褒美時間”ってやつです。

そして、ファミリーキャンパーには特に嬉しいのが、設備の清潔さと安心感。
トイレも炊事棟も明るく管理されていて、初めてのキャンプ場に不安を感じる人でも大丈夫。

「自然の中なのに不便さがない」
そんな矛盾を、見事に両立してくれているキャンプ場です。

4. 法華嶽公園キャンプ場|高原の風と川遊び、家族に優しい車横付けサイト

特徴|車横付けOK/高原の涼しさ/川遊び&遊具たっぷりの巨大公園/子連れ歓迎のバランス型キャンプ場

ここ、ファミリーキャンパーに「宮崎でどこが一番おすすめ?」と聞かれたら、僕はかなり高い確率で法華嶽(ほけだけ)公園キャンプ場の名前を出します。
まず理由として大きいのが、標高の高さによる圧倒的な涼しさ。夏の宮崎ってけっこう暑いんですが、ここは高原の風が本当に気持ちいい。

しかも、ちゃんと公式サイトでも「オートキャンプサイト(車横付け可)」が明記されています。
法華嶽公園|公式情報(国富町)

僕が現地に初めて行ったとき、車を降りた瞬間に「空気の透明感が違う」と思ったほど。
高原特有の涼しい風が、体中にスッと通り抜ける。真夏でも「ここだけ別世界か?」というくらい快適です。

  • 車をテント横に停められる安心感
    荷物の積み下ろしが爆速。ファミリーにはとにかく神。
  • 園内に遊び場が大量にある
    グラススキー/遊具広場/川遊びスポットなど、子どもが一日中遊べる環境。
    特にグラススキーは子どもがマジで夢中になる。
  • 朝の“空気が澄むレベル”が尋常じゃない
    早朝散歩すると、肺の奥まで新しい空気が入ってくる感覚がある。これは体験してほしい。

僕がここでいちばん気に入っているのは、キャンプと遊びのバランスが最強にちょうどいいということ。

「いや、子どもが遊び疲れて19時にはテントで寝てるやん…」
というくらい全力で遊べて、その後は大人がゆっくり焚き火タイムに入れる。

“家族全員の満足度が高いキャンプ場”って、実はすごく貴重なんです。

あと、個人的に忘れられないのが、朝の霧。
サイトの向こう側から薄く流れてくる霧に朝日が当たると、風景全体が少し金色に見える瞬間があるんですよ。
テント前でコーヒーを飲みながら「あ〜今日当たりの日だ」と感じたことを今でも覚えてます。

車横付けOKだから撤収も早いし、高原なので風通しがいい。
ほんとにストレスが少ないキャンプ場です。

「高原の気持ちよさ×子どもが喜ぶ遊び場×車横付け」
この三拍子が揃っている場所は、宮崎でもかなりレアです。

5. KAGAMIZU BASE CAMP|宮崎市から30分、気軽に行ける車乗り入れサイト

特徴|アクセス抜群/都市型×自然のバランスが神/全区画車乗り入れOKで初心者でも安心

KAGAMIZU BASE CAMPは、僕の中で「宮崎で一番“通いやすい”キャンプ場」です。
まず驚くのはアクセスの良さ。宮崎市中心部から車で約30分という近さなのに、ちゃんと自然の匂いがする。
「街の近くで、気軽にキャンプしたい」という願いをガチで叶えてくれる場所です。

公式サイトでもしっかりと車両乗り入れ可能な区画サイトが明記されています。
KAGAMIZU BASE CAMP|公式サイト

僕が初めてここを使ったときは平日の夕方でした。
仕事の打ち合わせが終わって、「あ〜今日は火に当たりたい」と思い立ち、そのまま車で直行。
30分後には車をサイトに停めて、チェアを出して、コーヒーを淹れていました。

この“思い立ったらすぐ焚き火”の距離感は、本当に中毒性があります。

  • 平日キャンプに最強
    16時チェックイン → 焚き火 → 21時撤収 → 帰宅
    みたいな“大人の寄り道キャンプ”が余裕でできる。
  • ソロキャンプがめちゃくちゃ楽しい
    車横付け&整備された区画なので、サッと来てサッと帰れる。
  • 周辺に温泉・スーパー・ガソリンスタンドあり
    「あ、薪忘れた…!」にも対応できる安心感。

都市近郊のキャンプ場って「街の灯りで星が見えない」というイメージがあるけど、
KAGAMIZU BASE CAMPは夜になると意外なほど空が暗く、星がちゃんと見えるんです。
市街地にほど近いのに、「あれ?山奥に来た?」と思うような静けさが手に入る。

そして個人的にいちばんハマったのが、夕暮れの時間帯
区画サイトの向こう側に薄くオレンジ色が落ちて、サイト全体がふっと柔らかくなる。
そのまま焚き火をつけると、「今日はここに来てよかったな」としみじみ感じるんですよ。

「明日仕事だけど、ちょっと焚き火したい」
そんなワガママを全力で肯定してくれる、大人の秘密基地みたいな場所です。

6. 都井岬南灯台キャンプ場|灯台と海の“果ての景色”を車のそばで

特徴|灯台のふもと×海の断崖絶景/車乗り入れOK/野生馬が歩く“日本でも数少ないロケーション”

ここは、僕が宮崎のキャンプ場の中でも「圧倒的に非日常感が強い場所」だと思っているスポットです。
理由はもうシンプルで、都井岬という“果ての風景そのもの”がキャンプ場になっているから。

まずチェックしてほしい公式情報はこちら。
灯台の歴史やアクセス方法、周辺エリアのことが丁寧に紹介されています。
都井岬・南灯台|みやざき観光ナビ公式

そして、都井岬といえば野生馬・御崎馬
この馬たちの暮らす岬の先端エリアに、車をそのまま乗り入れできるキャンプ場がある……って、冷静に考えても日本でもほぼ唯一無二です。

■ とにかく“景色がデカい”キャンプ場

僕が初めてここでテントを張ったとき、正直に言うと、しばらくの間は設営そっちのけで景色を眺めていました。
崖の向こうに広がる太平洋のグラデーションがえげつない。

しかも、車を横付けできるから、その絶景を独占したままサイトを組み立てられる
もうね、「上手く張ろう」という気持ちより「こんな景色の中でキャンプできてるのヤバい」って感情が勝ってくるんですよ。

■ 灯台×海×風の音。夜がとにかく特別

夜になると、灯台の光がぼんやりと空気ににじむ。
焚き火の明かりと混じって、静かだけどどこかドラマチックな雰囲気になる。

“都会では絶対に手に入らない夜の静けさ”が、ここにはあります。

実際に僕が過ごした夜は、風が強い日だったんですが、
タープの張り方を低めに工夫したり、ペグをしっかり効かせたりすれば問題なし。
むしろ風があるおかげで、焚き火の揺れ方がいつもよりキレイだったくらいです。

■ 都井岬ならではのポイント

  • 野生馬との距離が異常に近い
    朝になると、馬が普通に道路を歩いています。もちろん触れ合いは厳禁ですが、存在自体がもう特別。
  • とにかく空が広い
    開けた地形なので、昼も夜も、視界いっぱいが“空”。
  • 車横付け系キャンプ場の中でも“ワイルド寄り”
    設備よりも景色で勝負してくるタイプ。僕はそこが最高に好き。

■ 僕がいちばんこの場所を推したい理由

キャンプって「自然の中に行く楽しみ」だけじゃなくて、
“自分の世界が広がる感覚を味わう遊び”だと思うんです。

都井岬南灯台キャンプ場は、それをガチで体験できる場所。
初めて行ったときに、ふと心の中で

「ああ、心が広がるって、こういう場所のことを言うんだ」

とポロっと出たほど。

宮崎のキャンプ場の中でも、“唯一無二”という言葉が最も似合う、特別な海キャンプ場です。

7. 池の窪グリーンパーク|高原の芝生でゆったり車横付け

特徴|車乗り入れOK/超ひろびろ芝生サイト/家族もグループも“のびのび”できる高原キャンプ場

池の窪グリーンパークは、僕が「とにかく気持ちがゆるむキャンプ場」として真っ先に思い浮かぶ場所です。
宮崎県都城市に近い高原エリアで、空が広くて風がよく抜ける。
そして何よりうれしいのが、芝生サイトにそのまま車を乗り入れられるという快適さ。

まずは公式情報をチェックしてほしい。
施設情報やアクセス、芝生広場の様子などが分かりやすくまとめられています。
池の窪グリーンパーク|公式案内

僕が現地に行ったときの第一印象は、「うわ、ここ…めちゃくちゃ広い」でした。
区画という概念にしばられすぎない、のびやかな芝生エリア。
車を好きな位置に停めて、そこからタープやテントを広めにレイアウトできるのが最高なんです。

  • どんなテントでも張りやすい超フラットな芝生
    ワンタッチの軽量テントでも、大型の2ルームでも安定して張れる。
  • 高原ならではの風通しの良さ
    夏場でも“モワッ”とした熱気がこもりにくく、気温が落ち着く時間が長い。
  • ファミリー・グループにやさしい広さ
    子どもが走り回っても安心できる。ボール遊びも余裕。

僕が好きなのは、ここでキャンプしていると時間の流れがゆっくりになるところ。
高原の風って、街の風より「音が軽い」んですよね。
焚き火しながらぼーっとしていると、時計を見るのを忘れるレベルでのどかなんです。

夕方の黄金色の時間帯は特に最高。
芝生がほのかに光って、サイト全体が柔らかい雰囲気に変わる。
「今日は焚き火が気持ちいい夜になるな」って確信できる瞬間があります。

そして車横付けOKだから撤収もめちゃくちゃラク
高原特有の朝のひんやりした空気の中で、コーヒー飲んで、のんびり片付けして、トランクにそのまま積むだけ。
ストレスが少ないキャンプって、本当に満足度が違います。

池の窪グリーンパークは、“キャンプの原点”みたいな気持ちよさと、“車横付けの快適さ”が見事に両立した場所です。
派手さはないけれど、じんわりと「また来たいな」と思わせてくれるキャンプ場です。

8. 須美江家族旅行村|遊具×海×オートキャンプの三拍子

特徴|ファミリー向け高規格/車横付けOK/海・遊具・キャンプが全部そろう夢パーク

須美江家族旅行村は、僕が「家族連れにとって最強クラスのキャンプ場」だと思っている場所です。
延岡市の海沿いにあるレジャー複合施設で、海水浴場・大型遊具・オートサイト・ロッジが全部そろっている。
しかも、もちろん車横付けOKなので、ファミリーキャンプの負担がガッツリ減ります。

まずは公式の案内ページをチェックしてみてください。
遊具の種類やキャンプサイト、海水浴場の情報まで丁寧に載っています。
須美江家族旅行村|延岡市公式サイト

ここ、初めて来たときの僕の感想は「え、これ全部ワンエリア?」でした。
公園レベルじゃなく、“子どもが一日中遊べるテーマパーク型キャンプ場”なんですよ。

  • 大型遊具 × 芝生 × 海のコラボレーション
    海辺で遊んで、遊具で走り回って、テントへ戻る。このループが無限に続く。
  • 車横付けオートサイトだからファミリーが楽すぎる
    荷物の運搬ゼロに等しい。ベビーカー・浮き輪・クーラー全部すぐ出せる。
  • 区画が広いので大型テントも余裕
    2ルームやシェルターでも余裕で張れるスペースが嬉しい。
  • 初心者でも安心できる“高規格寄り”の設備
    トイレ・シャワー・売店などが整っていて、初キャンプでも心配少ない。

僕は夏にここを訪れたんですが、夕暮れどきが本当に最高でした。
遊具のシルエットがオレンジ色に染まり、潮風と子どもの笑い声が混じるあの感じ。

「ああ、家族の思い出って、こうやって作られるんだな」
と心の中でぼそっと漏れたほど。

そして夜は夜で、海風が心地よく、焚き火の火がやさしく見える。
ファミリーだと夜のんびりする時間は少ないイメージですが、
ここは子どもが昼に全力で遊び切るせいか、21時にはぐっすり寝てくれたりするんですよ(笑)。

「夏の宮崎で、家族の“最高の一日”を作るなら間違いなくここ」
と胸を張って言えるキャンプ場です。

9. 板ヶ原オートキャンプ場|無料で電源付き!車横付けできる穴場

特徴|“無料”ד車横付け”ד電源付き”という奇跡の条件/静かな川沿い/穴場度かなり高め

板ヶ原オートキャンプ場は、宮崎のキャンプ場の中でも「え、これ本当に無料でいいの?」と毎回思ってしまうレベルの“超・穴場”。
無料なのに車を横付けできて、さらに電源まであるという、全国的に見ても異常なほど条件が良いレアキャンプ場です。

まずは公式情報(延岡市)を確認しておくと安心です。
板ヶ原オートキャンプ場|延岡市公式案内

僕が初めて訪れたときの感想は、正直に言うと、
「これ…ほんとに無料?」
でした。
芝生はしっかり整備されていて、サイトは広くてフラット。車を真横につけて、すぐに設営できる。
しかも川沿いの静かさがやばい。

  • 完全無料のオートサイトで電源付き
    電源200Vではないので注意が必要ですが、スマホ充電・ライト・小型電化製品には十分。
  • 川沿いの静けさがすごい
    夜になると本当に川の音しか聞こえない。焚き火との相性が異常に良い。
  • 地元民に人気の“知る人ぞ知る”スポット
    無料ゆえに週末は早めの到着が吉。

僕はここでソロキャンプをしたことがあるんですが、夕方の風景が忘れられないんですよ。
川面が夕日に照らされてキラキラして、焚き火の煙がスーッと吸い上げられていく。
「あ、今日ここで正解だったな」って思わせてくれる瞬間が必ず来るんです。

そして無料のキャンプ場でいちばん大事なのが、“マナー”
本当に良い場所だからこそ、ゴミ持ち帰り・直火禁止・騒音配慮は絶対に守りたい。
こういう無料の宝物みたいな場所は、みんなで大切に残していきたいんですよね。

夜は川の音だけが響いて、焚き火の炎がやわらかく揺れる。
派手さはないけど、「シンプルに、静かにキャンプしたい日」には最高の場所です。

10. 猪崎鼻公園キャンプ場|街に近い“無料×車横付け”の海辺サイト

特徴|無料/車横付けOK/街が近い“気軽さ最強”の海キャンプスポット

猪崎鼻公園キャンプ場は、僕が「とにかく気軽に海キャンプしたい日」に選ぶことが多い場所です。
日南市の街からすぐ近く、海に突き出した岬の先にあって、ロケーションがとにかく開放的。
しかも無料で車をそのまま横付けできるという、ありがたすぎる仕様のキャンプ場なんです。

まずは日南市の公式案内を貼っておきます。
利用ルールやアクセスもここで確認できます。
猪崎鼻公園キャンプ場|日南市観光協会公式

初めて訪れたときは、海の近さにちょっと驚きました。
車を停めてドアを開けたら、潮風がドッと入ってくる。
区画という概念がほとんどなく、自由にテントを張れる分、「ここ、めっちゃ気持ちいいな…」って素直に思える場所です。

  • 車横付けOK=荷物運びほぼゼロ
    クーラーボックスやチェアを“そのまま”置けるのはやっぱり楽。
  • 街が近い=買い出しが超ラク
    忘れ物してもすぐ買えるし、海沿いなのに便利すぎる立地。
  • 無料キャンプ場の中ではかなり整った部類
    トイレや駐車スペースが分かりやすく、初心者でも迷いにくい。

僕がここで特に好きなのは、夕方の海風と焚き火の組み合わせ
日が傾くにつれ、海面がキラッと光って、焚き火の煙がゆっくり流れていく。
あの空気感は、街の近さを忘れるレベルで“キャンプの時間”に浸れます。

ただし、ここは無料というメリットの裏側も正直に言っておきたい。

  • 休日は混雑しやすい
  • 夜の騒音トラブルが起きやすい日もある
  • ゴミの放置が問題視されることがある

だからこそ、僕たちキャンパーが守るべきことはシンプルです。

・ゴミは必ず持ち帰る
・焚き火はルールに従う
・夜は静かにする

無料のキャンプ場って、本当は“地域の厚意”で成り立っている場所。
だから利用する僕たちが丁寧に守っていくことが絶対に必要なんですよね。

海が近くて、車横付けできて、街も近い。
「思い立ったら海キャンプ」が叶う貴重なスポット。
気軽に楽しみつつ、みんなで大切に育てていきたいキャンプ場です。

11. 祇園滝ふれあい広場|滝と冷水を味わう山間の車横付けフリーサイト

特徴|無料/車横付けOK/真夏でもひんやり快適な山キャンプ

祇園滝ふれあい広場は、僕が「夏に逃げ込みたくなる場所ランキング」を勝手に作るなら、確実にトップ3に入るキャンプ場です。
宮崎県椎葉村の深い山の奥にあって、とにかく空気が冷たい。
しかも無料 × 車横付け × フリーサイトという、山好きキャンパーにはたまらない三拍子が揃っています。

まずは公式情報をチェックしておくと分かりやすいです。
滝や施設概要などがしっかり載っています。
椎葉村公式|祇園滝ふれあい広場

僕が初めてここを訪れたとき、車から降りた瞬間に感じたのは、
「うそでしょ…この温度、真夏じゃない」
という衝撃でした。
麓が30℃超えでも、ここはひんやり。自然の冷房って、やっぱり本物なんですよね。

しかも、フリーサイトなのでお気に入りの場所を自分で選べます。
滝に一番近いエリア、木陰の静かなエリア、広めに張れる開けたスペース…
そしてもちろん車横付けOKだから、荷運びのストレスもゼロ。

  • 滝の音を聞きながら眠れる贅沢
    “川のせせらぎ”じゃないんです。“滝の落ちる音”。これが想像以上に癒される。
  • 自然度MAXのロケーション
    “手つかず”という表現がしっくりくる。とにかく山の密度が高い。
  • 標高が高いから涼しい
    真夏でも寝袋が欲しくなるくらい夜が冷えることも。
  • アクセスはちょいワイルド
    途中の山道が細いので、運転は慎重に。逆にこのアクセスの悪さが“秘境感”を作ってる。

そして、僕が祇園滝でいちばん好きな瞬間は、
朝の焚き火。
山の朝って、空気がしっとりしてて、火をつけると白い煙がふわっと立ち上がる。その煙が滝の音と混じって、なんとも言えない“山の時間”が流れるんですよ。

コーヒーを飲みながら、滝の音をBGMにぼーっとするだけで、
「あぁ、リセットされてるな……」
と心がゆるんでいくのが分かります。

ただし、ここは無料ゆえに設備は最小限です。

  • トイレはシンプル
  • 売店などはなし
  • ゴミは完全持ち帰り

だからこそ、僕たちが丁寧に使うことで、この素晴らしい場所が守られていくと思っています。

「人より自然を近くに感じたい」
「とにかく涼しい場所でキャンプしたい」
「静けさを取り戻したい」

そんな人にはこの上なく刺さるキャンプ場です。
山のエネルギーを全身で浴びられる、“本気の自然派キャンプ”がしたくなる場所。

12. 四季見原すこやかの森キャンプ場|標高1,200mで星が降る高地オートサイト

特徴|車横付けOK/満天の星空/“夏でも寒い”レベルの高地キャンプ

四季見原すこやかの森キャンプ場は、僕が「宮崎で一番“空が近い”場所」と断言しているキャンプ場です。
標高1,200mという、九州でも屈指の高地にあるオートキャンプ場で、もちろん車横付けOK
高千穂の山並みに抱かれ、空気がキンと澄んでいて、夏でも夜はフリースが欲しくなるくらい涼しいんです。

まずは公式情報をチェックしてみてください。
設備、アクセス、予約方法も丁寧に掲載されています。
四季見原すこやかの森キャンプ場|高千穂町観光協会公式

初めて訪れたとき、僕は到着してすぐに息を飲みました。
「空、近っ…!」
って本気で思ったんですよ。
視界を遮るものがほとんどなくて、キャンプサイトのど真ん中で空がドーンと見える。
ここは、もうキャンプ場というより“山の上の展望台で暮らす”ような感覚です。

しかも車横付けOKだから、荷運びの負担ゼロ。
標高1,200mまで上がってきてさらに重い荷物を運ぶ、なんてことがない。
サイトは広々していて、どんなテントでも張りやすい。

  • 星空がガチで別次元
    天の川が肉眼で見える夜も多く、「星が降る」という表現が誇張じゃなくなる。
  • 夏でも寒いほどの涼しさ
    7〜8月でも夜は15℃台になることがある。焚き火が身体に沁みる。
  • 山道はやや細いが、その先に“ご褒美”がある
    高地特有のくねくね道。慎重に行けば問題なし。到着した瞬間の解放感は圧倒的。

僕がここで忘れられない瞬間は、
「焚き火の火の粉が星空に吸い込まれていくように見える夜」
下界のキャンプ場とは空の“質”が違うんですよね。
火の明かりすら、小さく、優しく見える。
山の上って、それだけ自然のスケールが大きいんです。

そして、朝。
高地のキャンプは夜だけじゃない。
雲海までとはいかないまでも、山の麓に薄い霧が漂っていて、
「あ、今すごいところにいるな」
って実感できる朝が来る。

ただし、このキャンプ場にはいくつか知っておきたいポイントもあります。

  • 夜は本当に冷えるので服装は必須
  • 山道は慎重に走ること(雨の日は特に)
  • 星空撮影したい人は三脚必須

でも、それらを差し引いても余りあるほど、
「宮崎の夜景で一番好き」
と言い切れるキャンパーが多い理由が分かるはずです。

標高1,200m。
車横付けの快適さと、高地の圧倒的な星空。
“ここでしか味わえない夜”を求めるなら、迷わずおすすめしたい場所です。

12スポットを一気に書き上げていて思ったんだけど……本当に宮崎って、“キャンプの引き出し”が多すぎる。
海、高原、清流、滝、山の上、廃校グラウンド、アクセス最強の都市型から、無料で電源付きの穴場まで。

どの場所にも「そのキャンプ場じゃないと味わえない理由」がしっかりあって、実際に足を運んだときの空気・匂い・温度までも思い出せる。それくらい、それぞれがキャラ立ちしてる。

僕自身、季節や気分によって行きたい場所が全然違う。
「今日は子ども全力で遊ばせたいな」って日は延岡の須美江家族旅行村へ。
「静かに火を眺めたい」って日は板ヶ原の川沿い。
「星、浴びたい…」って日は四季見原。
「海で“無”になりたい」って日は宮崎白浜。

つまり、宮崎のキャンプ場って、その日の自分のコンディションやライフスタイルに合わせて選べる幅がエグいんですよ。

というわけで次の章では、ここまで紹介した12スポットを、あなたのキャンプスタイルに合わせて“最適解”が見つけられるように整理していきます。

例えばこんな感じで振り分けます:

  • 【ファミリー向け】 遊具・海・温泉・広さのバランスがいい場所
  • 【ソロ向け】 静か・景観特化・車横付けでサッと行けてサッと帰れる場所
  • 【コスパ重視】 無料・格安だけど満足度が高い場所
  • 【初心者向け】 設備が整っていて安心して泊まれるオートサイト
  • 【“景色で選ぶ”勢向け】 絶景特化型のキャンプ場

僕が実際に行って感じた空気感、使いやすさ、過ごしやすさ、そして「ここはこう使うとめっちゃハマる」というリアルな視点でガッツリまとめていきます。

この次のページから、あなたのキャンプスタイル別に“間違いない宮崎の車横付けオートサイト”を紹介するので、ぜひ楽しみに読み進めてもらえたら嬉しいです。

もう書いてる僕自身がワクワクしてます(笑)。

シーン別・宮崎オートキャンプ場のおすすめ選び

12スポットを一気に書き切って、僕自身あらためて思ったのが、「宮崎のキャンプ場って、もはやジャンルが多すぎる」ということ。
海、高原、清流、滝、廃校、山の上、都市近郊、そして無料の穴場まで──同じ“車横付けOK”でも、体験の方向性が全然違う。

だからこそ、ここからは“あなたがどんな時間を求めているか”に合わせて、ベストなキャンプ場を整理していきます。
僕が実際に行って、焚き火の火を育てながら「これはこういう人に合うな」と肌で感じた視点でまとめました。

火を囲む時間は、人それぞれ違う物語をつれてくる。
だから自分の物語にしっくりくる場所を選ぶことが、キャンプを最高にする近道です。


ファミリーキャンプにおすすめのオートサイト

  • 宮崎白浜キャンプ場 … 海×焚き火×高規格。設備の安心感が桁違いで、キャンプデビューにも最強。
  • 法華嶽公園キャンプ場 … 高原の涼しさ+遊び場の豊富さ。夏休みキャンプの鉄板。
  • 須美江家族旅行村 … 海水浴・遊具・オートサイトの三拍子そろったファミリー天国。

ファミリーでは、とにかく「安心・快適・遊び場の多さ」が勝負どころ。
大人が設営で汗だくになっていたら、子どもと遊ぶ時間が減ってしまう。車横付けでラクに設営できるキャンプ場だと、気持ちにも余裕が生まれる。

「設営の時間より、子どもと笑う時間を増やそう。」
この視点だけで、ファミリーキャンプの満足度はガツンと上がります。


ソロ・デュオで静かに焚き火を楽しみたいなら

  • KAGAMIZU BASE CAMP … 仕事帰りに“寄り道キャンプ”。都市近郊なのに静けさがある珍しい場所。
  • 四季見原すこやかの森キャンプ場 … 高地の静寂と満天の星。ここはもう“天空のソロ基地”。
  • 祇園滝ふれあい広場 … 滝の音が焚き火と混じる、山奥のワイルド癒し系キャンプ。

ソロやデュオにとって大事なのは、「静けさ」「雰囲気」「焚き火に没入できる環境」
言葉では伝えきれないけど、音の密度、風の匂い、夜の暗さ……その全部が焚き火の時間を決めるんですよ。

火を見つめていると、心の表面にあったざわざわがスーッと沈む。
そんな時間を大切にできるキャンプ場ばかりです。


コスパ重視・無料キャンプ場で“野営感”を味わいたい人に

  • 板ヶ原オートキャンプ場 … 無料で電源付きはマジでレア。静かな川沿いで“集中キャンプ”ができる。
  • 猪崎鼻公園キャンプ場 … 街近で海が目の前。気軽さは宮崎トップクラス。
  • 祇園滝ふれあい広場 … 山奥のひんやりした空気と滝の音。野営寄り好きに刺さる。

無料キャンプ場は、良い意味でも悪い意味でも「僕らで守る場所」です。
管理費を払い、スタッフさんにメンテしてもらうのではなく、利用者のマナーが場の未来を決める。

「タダで使わせてもらう代わりに、翌朝の景色を少しだけ美しくして帰る。」
この気持ちで利用できる人にとっては、無料オートキャンプ場は最高のフィールドになります。


これらのシーン別オススメは、僕が実際に足を運んで、焚き火して、朝を迎えて、「次に誰かを案内するならどこを選ぶか?」という視点で選びました。

次の章では、さらに深掘りして、「こんな人にはここが間違いない!」というピンポイントの提案もしていきます。

ここまで読んでくれたあなた、すでにキャンプ行きたい気持ちが高まってるはず(笑)。
まだまだ案内したい情報があるので、次も楽しみに読み進めてください。

車横付けオートキャンプをもっと快適にするコツ

宮崎で車横付けキャンプをやり倒してきて、僕が強く思うのは、
「同じオートサイトでも、レイアウトと道具次第で“キャンプの快適さが別物になる」ということ。

ここでは、僕が現場で何度も試しながら「あ、これやるとめっちゃ楽!」と実感した“リアルなコツ”だけをまとめます。
誰でもすぐ実践できるので、次のキャンプでぜひやってみてほしい。


① 車とタープの位置関係で“キャンプの快適さ”が決まる

車横付けキャンプでまず意識したいのが、
「車 × タープ × 焚き火」 の三角レイアウト。

  • 車:風よけ・荷物置き場・雨天時の避難先としてめちゃ使える
  • タープ:日陰・雨よけの“リビングスペース”を作る主役
  • 焚き火:サイトの中心。視線も会話もここに集まる

僕がいつもやっているおすすめ配置は、以下の3つ。

  • 風上側に車を置く:風除け&プライベート感アップ
  • タープは車に近づけて張る:雨の日も移動がラク&一体感が出る
  • 焚き火はタープの外ギリギリに:火の粉対策&安全性が段違い

これを意識すると、
「雨でも風でも快適なリビングスペース」
が車とタープの間に自然とできあがるんですよ。

特に宮崎の海沿いは風が強い日が多いから、
“車を盾にする”イメージでレイアウトするとめちゃくちゃ快適です。


② 積載のコツ|“どの順番で取り出すか”を考えるだけで設営が変わる

車横付けとはいえ、
「最初に使うものが奥にある」
という積載ミスをすると、現地でめっちゃストレスになります(笑)

僕がやっている積載順はこれ。

  1. 奥:寝袋・マット・クッカーなど“設営後”のもの
  2. 中段:テント・タープ・ポールなど“設営中盤”のもの
  3. 手前:ペグ・ハンマー・グローブなど“設営で最初に使うもの”

この並びにしておくだけで、
「車を開けた瞬間からスムーズに設営に入れる」
ので、キャンプのリズムがめちゃくちゃ良くなる。

特にペグバッグは絶対に手前。
ここを改善すると設営のストレスが本当に激減します。


③ 夏の宮崎キャンプは“日陰づくり”が命。コツは“車+タープ”の連携

夏の宮崎の日差しは、正直、容赦ない。
「日陰をどう作るか」で快適度が100%変わると断言できます。

  • タープはできれば大きめ(3×4m以上)
  • 車の屋根とタープを軽く重ねるように張る(熱気がこもらないよう高さ調整)
  • テントは極力日陰へ(入口は風上に向けない)

さらに、必須と感じた夏ギアはこれ。

  • 保冷力の高いクーラーボックス(氷の持ちが2倍違う)
  • 冷感タオル・ネッククーラー
  • 扇風機(電源サイトなら強く推奨)

暑さ対策は“快適のため”じゃなくて、“安全のため”。
宮崎の夏は本気で暑いので、ここは妥協なしで。


④ 夜の快適度は“虫対策×足元対策”で決まる

海沿い・川沿い・山奥――宮崎はロケーションが多様な分、虫との付き合いも多い。
僕の経験上、虫対策が甘いと夜の幸福度が一気に下がる

対策で効果を感じたのはこれ。

  • 虫除けスプレー+蚊取り線香+ポータブルベープの“3点併用”
  • サンダルだけでなくかかとを覆えるシューズも持っていく
  • 食べ物を焚き火周りに放置しない

とくに足元の快適性は想像以上に大事。
虫刺されや草での擦れが減るだけで、夜の自由度がまるで違います。


ここで紹介したコツは、全部僕が宮崎じゅうを回って“現場で気づいたこと”ばかり。
どれも難しいテクニックじゃないのに、
やると快適度が一段上がる小ワザばかりなので、ぜひ次のキャンプで試してみてください。

次の章では、さらに深掘りして
「宮崎で車横付けキャンプするなら知っておきたい裏ワザ」
も紹介していきます。

宮崎オートキャンプのベストシーズンと注意点

宮崎で一年じゅうキャンプしてきた僕が断言できるのは、「宮崎は本気で四季ぜんぶキャンプ向き」ということ。
ただし、季節ごとに“快適さのクセ”みたいなものがあって、そこを知っておくとキャンプの満足度が一気に跳ね上がる。

ここでは、僕自身が現場で体験した温度感・虫の量・風のクセ・天候の変化などをぜんぶ踏まえて、リアルな「ベストシーズンと注意点」を書いていきます。


春(3〜5月)|キャンプデビューに最高。空気がいちばん優しい季節

春の宮崎は、とにかく空気が“やわらかい”。
昼は暖かいし、朝晩の冷え込みも本州の春よりマイルド。
僕は「キャンプ始めたいんだけど…」と言われたら、100%春を押します。

  • 日南海岸あたりは特に風が気持ちいい
  • 虫がまだ少なくて夜が穏やか
  • ただし花粉症の人は要チェック(スギ・ヒノキ)

春にテントを張って深呼吸すると、ほんとに「始まったなぁ」って感じがする。
宮崎キャンプの魅力が素直に味わえる季節です。


夏(6〜9月)|海・川・高原が最高。ただし“暑さ”と“台風”はマジで要注意

宮崎の夏は、正直に言うと海と川と高原の天国です。
特に海キャンプは白浜、川なら蜂之巣や祇園滝、高原は法華嶽や四季見原が無双。

ただし、僕がこれまでに何度も体験してきたように、夏は油断すると痛い目を見ます。

  • 日差しは本州よりワンランク強烈
  • ゲリラ豪雨・台風の発生が一気に増える
  • 海沿いは風が強い日が多い

だから僕は夏キャンプのとき、天気予報と台風情報をほぼ“監視”レベルでチェックします。
晴れてさえいれば、夏の宮崎キャンプは本当に無敵。


秋(10〜11月)|焚き火ガチ勢にとっては“ご褒美シーズン”

僕が心から推したいのは、この秋の宮崎キャンプ
キャンパー仲間にも「秋に行かずして宮崎キャンプを語るな」と言いたいくらい。

  • 空気が澄んでいて景色がきれい
  • 虫が減るので快適度が爆上がり
  • 焚き火がとにかく気持ちいい

秋の焚き火って、なんか“音が深い”んですよ。
薪がはぜる音がクリアで、夜が静かで、火に当たってるだけで整う。

「ああ、キャンプやっててよかった…」って毎年しみじみ思うのは絶対に秋です。


冬(12〜2月)|静けさを独占できる。準備さえ整えれば最高の季節

冬の宮崎キャンプは、実はめちゃくちゃおすすめです。
本州の冬に比べると冷え込みは穏やかで、冬でも十分“快適な焚き火キャンプ”ができるから。

ただし、高地や山沿いは容赦なく冷えます。

  • 四季見原は夜マイナスになることもある
  • 祇園滝や山間部は地面の冷えが強烈
  • 霧が出やすいので朝は冷え込み×湿気が同時に来る

なので冬は、僕は装備を一段階“攻め”にします。

  • 冬用寝袋(快適温度-5℃〜-10℃)
  • クローズドセル+インフレータブルのマット二重構造
  • 電源サイトではホットカーペットが神装備

でも、そのぶん星も焚き火も静けさも、すべてが濃くなる
冬キャンプの夜の密度は、他の季節の倍ある気がします。


よくある質問(実体験ベースで答えます)

Q. 「宮崎キャンプのいちばんのベストシーズンは?」

A. 秋です。間違いなく秋。
焚き火好きなら絶対にこの季節。虫が減る、風が落ち着く、夜がきれい、気温がちょうどいい。
春は“優しいキャンプ”、秋は“濃いキャンプ”って感じ。

Q. 夏に海キャンプしたいけど、暑すぎませんか?

正直、日差しはエグいです。ただ、車横付けオートサイトならタープと車の位置を工夫して日陰を作ればかなり快適。
僕は毎年白浜に行ってますが、工夫すれば余裕で楽しめます。

Q. 冬の宮崎って本当にキャンプできるの?

できます。むしろ最高。
ただし高地は山の冷え方をなめたらダメ。四季見原の冬夜は東京の真冬より寒い日もあるので、防寒は本気で。


季節の特徴を知っておくだけで、“避けられる苦労”がめちゃくちゃ減ります。
そして宮崎は四季全部が魅力的なので、どの季節を選んでも「来てよかった」と思わせてくれる。

季節とキャンプ場、そして自分のスタイルの三拍子が揃うと、宮崎のキャンプは一気に化けます。

まとめ|「車でそのまま火を囲む自由」を、宮崎で

ここまで12スポットを全力で紹介してきて、あらためて確信したのがこれ。
宮崎は“車横付けオートキャンプの天国”だ。

海・山・高原・街近・無料サイトまでそろっていて、しかも多くが車横付けOK
これって本当にすごいことで、キャンプのハードルをガツンと下げてくれる。

「重い荷物を運ぶ→疲れた状態で設営→気づいたら夜」
そんなキャンプあるあるを、宮崎ではほぼ回避できる。

僕なんて、何度も “思い立って 30分後に焚き火” をやっているくらい。
車を停めて、チェアを出して、薪を組んで火をつけるだけ。
キャンプの一番うれしい部分に、最短ルートで辿りつける。


こんな人に、宮崎の車横付けオートキャンプ場は刺さる

  • キャンプを始めたいけど、準備や搬入が心配な人
  • 家族に「また行きたい!」と言わせたいパパ・ママ
  • 最近ちょっと疲れていて、火をぼーっと眺めたい大人
  • 荷物少なめでソロ気軽キャンプをしたい人

そんな人たちにこそ、宮崎のオートキャンプ場はめちゃくちゃ相性がいい。
準備のしんどさじゃなく、“焚き火の前で過ごす時間”に全力を注げるから。


僕が宮崎のオートキャンプ場で感じた“リアルな良さ”

これは個人的な実体験なんだけど、どのキャンプ場に行っても感じるのが、

「車を停めた瞬間に、日常スイッチがオフになる」

ということ。

たとえば白浜。
青い海を横目に車を停めて、ドアを開けたら潮風が飛び込んでくる。
その瞬間、仕事のことなんてマジでどうでもよくなる。

高原の法華嶽や四季見原に行けば、車を止めただけで空気が違う。
深呼吸が勝手に深くなる。

無料の板ヶ原や猪崎鼻は、車を横づけしたまま川や海を目の前にできて、
「これ無料でいいの?」と毎回思わされる。

どこに行っても共通しているのは、
“車横付けだからこそ味わえる、キャンプへの瞬間シフト”


よくある質問(本音で答えます)

Q. 結局、どこがいちばんおすすめ?

目的次第だけど、
家族なら白浜か須美江、
ソロならKAGAMIZUか四季見原、
コスパ重視なら板ヶ原

これを選んでおけばまず間違いない。

Q. 宮崎のオートキャンプ場ってどれも安全?

基本的に安全だけど、
海沿いは風・山間は冷え・無料はマナー
この3つだけ覚えておけばOK。
無料サイトは“利用者全員で守る場所”って意識を持って使うのが鉄則。

Q. 車横付けの何がそんなに良いの?

とにかくストレスが消える。
僕は何度も“車のうしろでコーヒー淹れてそのまま焚き火”をやってるけど、
あれを知ると、もう戻れない(笑)。


最後に──あなたの焚き火も、宮崎で燃えてほしい

ここまで読んでくれたあなたなら、きっとキャンプが好きか、
あるいは「これから好きになるタイプ」だと思う。

宮崎は、そんな人にとって背中を押してくれる場所だ。
準備の負担を軽くして、楽しさを前に押し出してくれる。

車のドアを開けた瞬間から、旅が始まる。

宮崎のどこかのサイトで、あなたの焚き火が静かにゆらめく姿を想像しながら、
このガイドを締めようと思う。

また次のキャンプ場レビューで、焚き火の前で会いましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 宮崎の車横付けOKキャンプ場でも、すべての車種がサイトに入れますか?

A. だいたいの乗用車・ミニバン・一般的なSUVなら問題ないことが多いです。ただ、僕の実感としては、

  • 全長がかなり長い大型車(ハイエースのロング・フルサイズSUVなど)
  • ローダウンしている車高の低い車

このあたりは要注意ゾーンです。サイトまでの進入路が未舗装だったり、坂がきつかったり、轍が深かったりするキャンプ場もあります。

心配なときは、遠慮なく事前にキャンプ場へ確認しましょう。
電話やメールで、

  • 車種(例:セレナ、ハイエース、プラドなど)
  • 全長・車幅・車高

を伝えてあげると、管理側もイメージしやすくて、かなり具体的なアドバイスをもらえます。


Q2. 無料で車横付けできるキャンプ場は、初心者でも使って大丈夫?

A. 結論から言うと、キャンプ初心者さんには「まずは有料オートキャンプ場」からを強くおすすめします。

無料キャンプ場って、確かに魅力的なんですよ。僕も好きでよく使います。ただ、

  • トイレや水場が簡易的で、清掃頻度もまちまち
  • 夜の騒音やマナーのトラブルが起きやすい日もある
  • 管理人さんが常駐していないことが多い

といった“自己責任の幅が広いフィールド”でもあります。

キャンプの流れ(設営→焚き火→就寝→撤収)に慣れるまでは、
設備が整った有料オートキャンプ場で「キャンプの型」を身につけるのが安心です。

そのうえで、

  • トイレが多少簡素でもOK
  • 水場が遠くても大丈夫
  • トラブル時も自分で判断できる

と思えるようになったころに、板ヶ原や猪崎鼻、祇園滝ふれあい広場みたいな無料サイトにデビューしてみると、
「あ、キャンプの世界がまた一段広がったな」という感覚を味わえるはずです。


Q3. 夏の宮崎でオートキャンプをする場合、どんな暑さ対策が必要?

A. 正直に言います。宮崎の夏の日差しは、本州よりワンランク強いと思っていた方がいいです。

僕がいつもやっている夏キャンプの鉄板対策は、このあたり。

  • 大きめタープでしっかり日陰をつくる
    3×4mクラス以上が理想。車と組み合わせて“日陰のリビング”を確保。
  • 保冷力の高いクーラーボックス+氷多め
    安物クーラーと良いクーラーでは、氷の残り方がマジで違う。
  • 高原・山間のサイトを選ぶ
    法華嶽公園、四季見原、祇園滝あたりは“避暑地”として超優秀。
  • 帽子・サングラス・速乾&通気性の良いウェア

特に子どもや暑さに弱い人がいるなら、「暑すぎる日は無理に行かない」という選択肢もセットで持っておくと、
結果的にキャンプを長く楽しめます。

天気や気温の情報は、気象庁公式サイトや、
日本気象協会 tenki.jpなどで事前にしっかりチェックしておくと安心です。


Q4. 車横付けOKでも、テントサイトに車を止められないケースはありますか?

A. はい、あります。ここ、かなり“落とし穴ポイント”です。

たとえば、

  • 「オートキャンプ場」と名乗っているけれど、車は区画そばの駐車スペースに停めるスタイル
  • 芝生保護や雨天時のぬかるみ対策で、シーズンによって乗り入れ制限がかかる

といったケースは実際にあります。

なので、予約前に、

  • 公式サイトのサイトマップ・利用案内・Q&A
  • 「オートサイト」の説明文

をよく読んで、「テントのすぐ横に車を停められますか?」という点を確認しておくと安心です。
心配なら、もう一歩踏み込んで電話で「サイトに車ごと乗り入れできますか?」と聞いてしまうのが早いです。


Q5. 雨の日でも楽しめる車横付けキャンプのポイントは?

A. 実は、車横付けオートサイトは「雨キャンプ」と相性がめちゃくちゃ良いんです。

僕も何度かガッツリ降られたことがありますが(笑)、工夫次第でかなり快適になります。

  • 車とタープを近づけて張る
    ドアを開けたときに濡れにくいよう、動線を意識して設営。
  • 濡れ物置き場を決める
    タープの一角など“濡れてOKなゾーン”を作っておくと、車内がカオスにならない。
  • 近くに温泉や入浴施設があるキャンプ場を選ぶ
    濡れても最後に温泉で温まれば、それだけで“いい思い出側”に転びます。

雨音を聞きながら、タープの下でコーヒーを飲んで、ちょっと分厚い本なんかを読む時間は、
晴れキャンプとはまた違う贅沢があります。

「雨だから中止」じゃなくて、「雨だからこそのキャンプ」を、一度味わってみてほしいなと思います。

参考情報ソース一覧

この記事の作成にあたっては、以下のような公式サイト・自治体サイト・専門メディアなどを参考にしつつ、キャンプ場取材やフィールドでの体験知を織り交ぜています。最新の料金・営業状況・ルールについては、必ず各リンク先の公式情報を確認してください。

※各キャンプ場や施設は、シーズンや気象条件により、ルール変更・料金改定・一時休業などが行われる場合があります。予約前には必ず、各キャンプ場の公式サイト・予約ページ・自治体サイト・電話問い合わせなどで最新情報をご確認ください。

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