焚き火がパチパチと爆(は)ぜる音に耳を澄ませていると、ふと、どこからか湯けむりの匂いが混じってくる。
鹿児島という火山の大地には、「温泉」と「キャンプ」がひとつに溶け合った場所がある。テントを張り、薪をくべ、星空を見上げたあと、そのまま源泉かけ流しの湯に身を沈める——そんな“欲張りすぎる時間”が、この土地ではごく当たり前の顔をして転がっている。
僕はアウトドアライターとして、これまで延べ300泊以上のキャンプと、日本各地の温泉地を歩き回ってきた。ギアのフィールドテストで凍える夜も味わってきたけれど、「焚き火のそばに本物の温泉があるキャンプ場」は、正直そう多くはない。
焚き火の炎は心のざわめきを焼き、温泉の湯はこわばった身体をほどく。火と湯、このふたつの熱源に身をあずける感覚があまりに心地よくて、僕はいつからか、これを「二重の焚き火」と呼ぶようになった。
この記事では、アウトドアメーカー勤務時代から鹿児島のキャンプ場と温泉地を見てきた僕・風間 陸が、その“二重の焚き火”を全身で味わえる鹿児島の温泉×キャンプ場(湯キャンプ場)を厳選して紹介する。ソロでしっぽり浸かるもよし、家族でワイワイ楽しむもよし。あなたの次のキャンプ計画の「火種」になればうれしい。
- なぜ鹿児島は「温泉×キャンプ」がこんなに似合うのか?
- 心がほどける鹿児島の温泉キャンプ場5選
- “湯キャンプ”を快適に楽しむための心得とギア選び
- 季節別・シーン別に楽しむ鹿児島の湯キャンプ
- まとめ|あなたの薪の火に、どんな湯気を重ねたい?
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- 参考・情報ソース一覧
なぜ鹿児島は「温泉×キャンプ」がこんなに似合うのか?

まずね、「なんで鹿児島なの?」ってよく聞かれるんだけど、これにはちゃんと理由があるんです。
鹿児島県って、じつは温泉の源泉数が約2,700カ所以上あって全国2位。温泉地の数も約100カ所という“ガチの温泉王国”なんですよ。これは鹿児島県観光サイトでも公式に紹介されています。
(参考:温泉王国かごしま|鹿児島県公式観光サイト)
で、その温泉地がどこにあるかというと、霧島の山あい、吹上浜近くの丘の上、紫尾(しび)の渓谷、指宿の海沿い…と、キャンプが気持ちいいロケーションとほぼセットなんです。ここがまず、ほかの県と大きく違うところ。
実際、僕も鹿児島だけで何泊も“湯キャンプ遠征”してきたんですが、印象としては、
- 車を停めてテントを張ると、半径10〜15分圏内に必ずと言っていいほど良い温泉がある
- しかも「ただのスーパー銭湯」じゃなくて、ちゃんと源泉かけ流し・歴史ありの“本物の温泉”
というパターンがめちゃくちゃ多い。
たとえば、さつま町の紫尾温泉「神の湯」。ここは紫尾神社本殿の真下から湧き出すという、ストーリーからしてズルいぐらいの温泉です。公式情報では住所や営業時間もきっちり出ていて、「神の湯 紫尾温泉」として地元が大事に守っている共同浴場。
・施設情報:紫尾区営大衆浴場(神の湯)|さつま町公式サイト
・温泉組合:紫尾温泉 温泉(神の湯)|紫尾温泉組合
初めてここに浸かったとき、僕はキャンプ場から汗だくで歩いてきて、熱めの硫黄泉に肩まで沈んだ瞬間、
「うわ、これは湯船というより“神社の中”に入ってる感覚だな…」
って本気で鳥肌が立ちました。湯上がりに外へ出ると、すぐそばの山から冷たい風がスーッと降りてきて、それがテントサイトまで続いている。テント⇄神の湯の動線そのものが“参道”みたいなんですよ。
そして、僕が鹿児島の“湯キャンプ力”を確信したのが、霧島エリアです。
霧島の山あいに広がる「霧島温泉 旅の湯(旧・野々湯温泉)」は、約13万坪もある温泉施設の敷地内に、オートキャンプ場がドンと併設されています。
・公式サイト:霧島温泉 旅の湯 公式サイト
・キャンプ場案内:霧島温泉 旅の湯|キャンプ場の情報
ここはフリーオートサイトで、好きな場所に車を停めてテントを張れるスタイル。しかもキャンプ利用者は、源泉かけ流しの温泉に滞在中入り放題なんです。料金や収容組数まで公式ページで細かく出ていて、「温泉+キャンプ」が完全にセットで設計されているのがわかります。
僕が泊まった日は、まず昼間にテントを張って、夕方に一度ひとっ風呂。夕食はサイトに戻って焚き火&蒸し釜で野菜をふかして、寝る前にもう一回温泉へ。
テント→温泉→焚き火→温泉→星空という、欲張りすぎるループが、徒歩数分の範囲で完結しちゃうんですよ。これ、正直いったん体験すると「普通のキャンプに戻れないかも…」ってなります(笑)。
海側だと、指宿の休暇村指宿エコキャンプ場もかなり強力です。錦江湾を望むオートキャンプ場で、徒歩圏内に本館の温泉と名物の砂むし風呂があるという布陣。
・キャンプ場:キャンプ場|休暇村指宿【公式】
・施設トップ:休暇村指宿【公式】
ここは「手ぶらキャンププラン」も用意されていて、テントやランタン一式+BBQ+朝食ビュッフェ+本館温泉がセットになっているから、キャンプ初心者でもいきなり“温泉×キャンプデビュー”できるんですよ。僕もメーカー時代、キャンプ未経験の同僚をここに連れてきて、「いきなりハードルが高すぎる贅沢体験」をさせてしまったことがあります(笑)。
こんな感じで、鹿児島って、
- そもそも源泉数・温泉地数が全国トップクラス
- その温泉の多くが山・海・川・森と直結した“キャンプ向きのロケーション”にある
- しかも「温泉+キャンプ」を最初からセットで設計している施設が増えてきている
という、“湯キャンプ前提”みたいな土地柄なんです。
だからこそ、日中はキャンプサイトで自然と遊んで、夜は星空の下で焚き火をして、身体が冷えてきたらすぐそばの温泉にドボン——という流れが、驚くほど自然につながる。
湯けむりと焚き火の煙が、同じ空の下でゆらいでいる。僕にとって鹿児島は、そんな景色が“よくある日常”として存在している、ちょっと反則級なアウトドアフィールドなんです。
心がほどける鹿児島の温泉キャンプ場5選
ここからは、僕が「ここは湯キャンプ初心者にも、自信を持ってすすめられる」と感じている鹿児島の温泉付きキャンプ場を5つピックアップして紹介する。
1. 霧島温泉 旅の湯(霧島市)|山あいの“湯治キャンプ場”で、湯けむりと星を独り占め

鹿児島で「どこか一ヶ所だけ湯キャンプを勧めて」と言われたら、僕はかなりの確率でここ、霧島温泉 旅の湯(旧・野々湯温泉)を挙げます。
場所は霧島連山の標高約700mあたり。約13万坪というとんでもない広さの敷地に、源泉かけ流しの温泉、湯治長屋、ログハウス、プチハウス、そしてオートキャンプ場まで詰め込んだ、“温泉×キャンプのテーマパーク”みたいなところです。
公式サイトにも「約13万坪の広大な敷地にログハウスやオートキャンプ場を備えた温泉施設」とはっきり書かれています。
・公式サイトTOP:霧島温泉 旅の湯 公式サイト
・キャンプ場の案内ページ:キャンプ場の情報|霧島温泉 旅の湯
キャンプサイトは土と草地のフリーオートサイト。車を横付けして、好きな場所にテントを張れます。収容組数は公式で約20〜30組とされていますが、区画でキッチリ分けられていないぶん、“自分の庭”感が強いのがポイント。
料金は一人あたり平日1,700円/休前日1,900円/繁忙期2,100円(税込)が目安(最新料金は必ず上記公式ページで確認を)。予約不要で「今日、山行こうかな?」くらいのノリで行けるのも、旅キャンパーにはたまらないところです。
で、このキャンプ場が反則級にヤバいのは、ここから。
キャンプ利用者は、源泉かけ流しの温泉に滞在中入り放題。
露天風呂・大浴場はもちろん、温泉の蒸気を利用した天然蒸し釜まであって、「とりあえず何かを蒸したくなる」不思議な衝動にかられます。公式キャンプ案内にも、設備として
「お手洗い・共同流し台・温泉(無料)・蒸し釜」
と明記されていて、まさに“湯治場がそのままキャンプ場を連れてきた”ような構成になっています。
・キャンプ設備の詳細:霧島温泉 旅の湯|キャンプ場の情報
僕が初めてここに泊まったときのルーティンはこんな感じでした。
- 12時チェックインで高台のサイトを確保(チェックアウトは11時)
- タープとテントを張り終えたら、とりあえず一回ひと風呂
- サイトに戻って焚き火スタート、蒸し釜にじゃがいも・とうもろこし・鶏肉をイン
- 蒸し上がりをつまみながら、もう一度温泉へ
- 仕上げに星空の下でコーヒーを淹れて、そのままテントで就寝
特に感動したのが、「焚き火で軽く冷えた身体を、徒歩数分で源泉に沈められる」こと。
普通のキャンプだと、「あ〜今日お風呂どうする?」問題がつきものですが、ここはそのストレスがゼロ。むしろ「もう一回入っとく?」と欲が出てきて、気づいたら3回入っていた…なんてこともあります(笑)。
それから、蒸し釜。
網かザルに食材を乗せて、熱々の蒸気がもくもく上がる釜の中にセットするだけなんですが、これがもうずるいくらいウマい。塩ふっただけのじゃがいもとか、皮付きのとうもろこしとか、鶏モモにハーブをまぶしただけのやつとか…。
「ただ蒸しただけ」なのに、キャンプ飯というより“山のレストラン”って感じになります。
夜になると、山あいのキャンプ場は一気に静かになります。
少し離れたところから聞こえるのは、他のキャンパーさんの笑い声と、時々上がる薪のはぜる音だけ。電気を落として見上げると、頭の真上にとんでもない星の数。
温泉で火照った身体でチェアに座り、焚き火の前で深呼吸する瞬間、「あ、今日ここに来て本当に良かった」と素直に思える場所です。
- こんな人におすすめ
・予約なしで、思い立った日に温泉キャンプへ飛び出したい人
・コテージ/ログハウスも視野に入れつつ、テント泊も楽しみたい人
・温泉入り放題&蒸し釜付きという“湯キャンプの完成形”を一度味わってみたい人
・多少ワイルドでもいいから、山あいの静けさと星空を優先したい人
※元々は「温泉宿+湯治場」がベースの施設なので、洗い場やトイレは最新グランピング施設のようなピカピカ感ではありません。そこも含めて“湯治キャンプの味”として楽しめる人に、特にハマるキャンプ場だと思います。
霧島温泉 旅の湯についてのよくある質問(風間 陸が友人に答えるなら)
Q. 本当に予約なしで行って大丈夫?満サイトで張れないことない?
A. 僕が行ったときは「今日は何組くらいですか?」と受付で聞くと、「まだ余裕ありますよ〜」みたいな感じで、だいたい張る場所は確保できました。ただ、GW・お盆などの繁忙期は20〜30組でかなり埋まる可能性があるので、心配なら事前に電話(公式サイトに番号あり)で混雑状況を聞いておくのがおすすめ。
Q. 設備はどのくらい“ワイルド”?初心者でも大丈夫?
A. 水洗トイレと共同の流し台はありますが、いわゆる高規格キャンプ場のような“ピカピカ感”は期待しないほうがいいです。その代わり、温泉のお風呂と蒸し釜はかなり充実しているので、「生活はちょっとワイルドだけど、風呂は超快適」というバランス。テント設営に慣れていて、ある程度のアウトドア感を楽しめる人なら全然問題ないです。
Q. どの季節がおすすめ?
A. 個人的には秋〜初冬がベスト。標高があるので夏は日中なかなか暑いですが、朝夕は涼しくて気持ちいいです。冬はしっかり冷え込むので、「冷たい外気×熱々の源泉」のコントラストを楽しみたい人にはドンピシャ。その分、寝袋や防寒はワンランク上の装備で行きましょう。
Q. 子ども連れでも楽しめる?それとも大人向け?
A. 僕の肌感覚だと、「キャンプに慣れたファミリー」か「ソロ・デュオの大人キャンパー」向きです。場内にガッツリした遊具があるわけではないので、自然そのものを楽しめる年齢の子どもと一緒に行くと相性が良いと思います。静かな夜を好むキャンパーさんも多いので、夜はボリューム控えめで。
2. VILLA FUMOTO 銀の湯 CAMP FIELD(鹿児島市)|芝サイト×個室温泉×カフェ×ドッグランの欲張りセット

「温泉もカフェもドッグランもぜんぶ欲しいんだけど…」って言われたら、僕が真っ先に思い出すのがここ、VILLA FUMOTO 銀の湯 CAMP FIELDです。
場所は鹿児島市東佐多町。田園に囲まれた小高いエリアにあって、公式サイトでも
「芝生の広々とした区画サイトでのオートキャンプ」「温泉・カフェ・ドッグラン併設」
とハッキリうたっている、かなり本気の複合アウトドア施設です。
・公式サイトTOP:VILLA FUMOTO 銀の湯 公式サイト
・CAMP FIELD案内:銀の湯 CAMP FIELD|キャンプ場情報
・温泉(銀の湯):銀の湯|家族湯・個室温泉
・ラウンジ&カフェ:LOUNGE & CAFE|森のカフェ Magnolia
キャンプサイトはきれいに整備された芝生の区画サイト。一区画ごとに「駐車スペース」と「テントスペース」がきっちり分かれているので、
「ここに車、ここにテント、ここにタープ」というイメージがすごくつかみやすいんですよね。
オートキャンプOKで、なっぷの情報だと乗用車・キャンピングカー・バイクの乗り入れ対応、駐車台数は約29台。
・キャンプ場詳細(なっぷ):銀の湯 CAMP FIELD|キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」
僕が行ったときは、サイトに着いた瞬間にまず「芝のクオリティ」にニヤッとしました。フカフカでペグも素直に入るし、なにより見た目がきれい。
ファミリーキャンパーって、テントより先に「地面の安心感」を見てるところありません? ここはその点、かなり安心して連れてこられる場所です。
で、このキャンプ場が他と決定的に違うのが、同じ敷地内に“完全個室温泉”の銀の湯があること。
銀の湯は、2024年にオープンしたばかりの個室温泉施設で、「やすまる温泉」として親しまれてきた源泉を継承した、鉄分豊富なかけ流しの天然温泉。
・銀の湯について:銀の湯オープンのお知らせ|公式ブログ
スタンダードタイプの部屋でも、半露天風な造りでベンチ付きの休憩スペースがあり、
60分 2,000円〜(平日) / ペット同伴可の部屋もありという設定。(料金は変わる可能性があるので、最新は必ず公式ページをチェックしてください)
実際に入ってみると、茶褐色がかったお湯が「これぞ温泉」という手触りで、しっかりと体を包んでくれる感じ。サウナや水風呂付きのラグジュアリータイプもあって、
「キャンプ場の併設施設」ではなく、完全に“温泉単体で主役を張れるクオリティ”です。
僕がやった流れは、こんな感じでした。
- 昼:芝サイトにテント&タープ設営。子どもとドッグランをひと回り
- 夕方:森のカフェ Magnolia でコーヒーとスイーツ休憩
- 日没前:焚き火スタート。子どもはドッグランで犬と全力疾走
- 夜:予約しておいた家族湯へ移動 → 半露天の湯に家族全員でドボン
- 湯上がり:テントに戻って、星を見ながら子どもとマシュマロ焼きタイム
これ、正直言って「全部の欲が満たされる」んですよ。
・子ども → 芝サイト&ドッグラン&焚き火でテンション爆上がり
・大人 → 個室温泉でしっかりととのう+カフェで一息つける
・ワンコ → ドッグランで思い切り走れる(ペット同伴可の温泉部屋も一部あり)
特にうれしかったのが、家族湯のあとにカフェからのケータリングで軽食をとれたこと。
森のカフェ Magnolia のランチボックスは、から揚げ・卵焼き・エビフライみたいな「子どもが絶対好きなやつ」が詰まっていて、
「今日は料理ちょっと手抜きしたいな〜」という日でも、罪悪感ゼロで楽しめます。
それでいて、ここ、山奥じゃないんです。
なっぷ情報だと「姶良ICから車で約5分」「薩摩吉田ICから約22分」とアクセスもかなり良好。仕事終わりにINして、1泊2日でサクッと“湯キャンプ充電”するのにも向いています。
- こんな人におすすめ
・キャンプ初心者だけど、いきなり「温泉付きの良いところ」に行きたい
・ペットも一緒に連れて行って、家族全員でととのいたい
・「トイレがきれい」「カフェがある」「夜も比較的静か」みたいな快適さは捨てたくない
・鹿児島市内・姶良から近場で、週末サクッと非日常を味わいたい
VILLA FUMOTO 銀の湯 CAMP FIELD|風間 陸に聞かれがちなQ&A
Q. 完全初心者でもいける?それとも“キャンプ慣れ向け”?
A. ここは初心者デビューにかなり向いてます。区画サイトでレイアウトしやすいし、トイレや洗面・カフェの清潔感も高め。なにより「無理なら車ですぐ帰れる距離感」と「最悪テントを畳んで温泉だけ楽しむ」という逃げ道があるので、キャンプにビビってる友だちを連れていくのにもぴったり。
Q. ペット連れはどこまでOK?マナー的にどう?
A. 銀の湯にはペット同伴可の個室温泉(小〜中型犬)が用意されていますし、ドッグランもあります。もちろん、リード着用やフンの始末など基本マナーは必須ですが、「犬も家族」と考えているキャンパーには最高の環境。うちの犬も芝の上を全力で走り回っていて、帰りの車で即爆睡してました。
Q. 騒がしくない?ファミリーが多いと夜うるさそうで…
A. 僕が行った日はファミリー層が中心でしたが、22時を過ぎるとみんな自然と静かモードに。個室温泉メインの落ち着いたお客さんが多いからか、「深夜までどんちゃん騒ぎ」的な雰囲気は感じませんでした。静かに過ごしたい人は、受付で「なるべく静かなサイト希望です」と伝えてみるといいかも。
Q. 雨だったらどうする?楽しめる?
A. ここは雨キャンプでも強いです。最悪テントを早めに撤収して、カフェでまったり&銀の湯ハシゴ湯、という技が使えます。僕も一度、雨予報の日に行って「午前中だけキャンプ、午後は全部温泉とカフェに切り替え」というスタイルにしたんですが、それはそれで“インドア湯キャンプ”としてめちゃくちゃ楽しかった。
Q. 予約はどうやって取るのがベスト?
A. キャンプはなっぷからWeb予約、温泉は公式サイトの予約フォームからオンライン予約可能です。特に週末の夕方〜夜の家族湯は埋まりやすいので、キャンプの日程が決まったら温泉の時間帯も同時に押さえておくのがおすすめです。
・キャンプ予約(なっぷ):銀の湯 CAMP FIELD|予約ページ
・温泉予約(公式):VILLA FUMOTO 銀の湯|ご予約
3. 神の湯キャンプ場(さつま町・紫尾温泉)|“神社の下から湧く湯”に浸かる、どこか神聖な夜

「歴史ある温泉でキャンプしたいんだけど、そういう場所ってない?」と聞かれたら、僕はニヤッとしながら神の湯キャンプ場の話をします。
舞台は、さつま町・紫尾(しび)の山あい。ここにある紫尾温泉は、霊峰・紫尾山の麓に湧く温泉で、別名はそのまま「神の湯」。
紫尾神社の拝殿の真下に源泉があって、そこから湧き出すからこの名前が付いた、とさつま町の観光サイトでも紹介されている“ガチのご利益系温泉”です。
九州の名湯を集めた「九州八十八湯」の一つにも選定されていて、公式サイトでは
「600年以上の歴史をもつ紫尾神社本殿下から湧く縁起の良いお湯」
と紹介されています。
そんな神の湯のすぐ近くに整備されているのが、神の湯キャンプ場(紫尾神の湯キャンプ場)。
さつま町の観光サイトでは、バンガロー・テントサイト・フリーテントサイトに、体育館やグラウンド、夏には自然流水プールまで備えたキャンプ場として紹介されています。
公式情報をざっくりまとめると、こんな感じ。
- バンガロー4人用(6棟)あり:夏季・冬季で料金が変動(例:夏6〜9月 1泊6,300円、冬10〜5月 1泊7,300円前後)
- フリーテントサイト:上段エリア&下段エリアで構成
- 自然流水プール:水深約1mで、夏場は子どもたちに大人気
- 徒歩3分の場所に紫尾区営大衆浴場「神の湯」(大人200円・子ども100円)
- チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00/駐車場 約30台
(※料金や営業時間は時期によって変わるので、最新情報は下記の公式ページを必ずチェックしてください)
・キャンプ場詳細(さつま町観光サイト):神の湯キャンプ場|さつま町観光サイト
・施設案内(さつま町公式サイト):神の湯キャンプ場|さつま町役場
・料金・営業情報(Japan 47):紫尾神の湯キャンプ場|Japan 47
・温泉「神の湯」施設情報:紫尾区営大衆浴場(神の湯)
キャンプ場のつくりはすごくシンプルで、「上段エリア」と「下段エリア」に分かれています。
- 上段エリア:バンガロー2棟、フリーテントサイト、炊事棟、トイレあり。キャンプの“拠点”になるメインエリア。
- 下段エリア:自然流水プールに沿って広がるフリーテントサイト。炊事場やトイレはないので、利用するときは上段まで上がる必要あり。
僕が行ったときは、まず上段エリアにテントを張ってから、子どもと一緒に下段エリアの流水プールを偵察に行きました。
水深はだいたい1m前後で、川をせき止めたような自然プール。ライフジャケットを着せれば、「子どもを思いきり遊ばせつつ、親は安心して見ていられる」絶妙な深さなんですよね。
昼間のキャンプ場は、とにかくのどかです。
グラウンドでキャッチボールしている家族がいたり、体育館に向かう学生っぽいグループがいたり、プールでバシャバシャやっている子どもたちがいたり。
「合宿と家族キャンプと田舎の夏休み」が全部ごちゃまぜになったような空気で、めちゃくちゃ懐かしい気持ちになります。
で、日が傾いてきたら、ここからが“神の湯キャンプ場タイム”本番です。
テントサイトから懐中電灯片手に歩いていくと、5分もしないうちに紫尾区営大衆浴場「神の湯」に到着。
料金は大人200円・子ども100円(2025年3月時点)、営業時間は朝5:00〜21:00(受付は20:30まで)という、地元価格&ローカル運営の素敵な共同浴場です。
硫黄の香りがふわっとして、湯舟に入った瞬間に肌がトロッとするあの感じ。アルカリ性の硫黄泉で、「美肌の湯」としても知られているのがうなずけます。
正直、最初に浸かったときは、
「あ、これはキャンプの“おまけ”どころじゃないな。温泉が主役で、キャンプが“住み込みで入りに来てる”感じだわ」
って思いました。
湯から上がって外に出ると、山からすーっと冷たい風が降りてくる。そのままテントサイトまで歩いていくあいだが、またいいんですよ。
「参道を歩いて、また自分の小さな社(=テント)に戻る」みたいな感覚で、キャンプ場で過ごした一日の疲れやざわざわした気持ちが、きれいにリセットされていきます。
- こんな人におすすめ
・温泉の“物語”や歴史にロマンを感じるタイプのキャンパー
・夏は川遊び+流水プール+温泉+キャンプを全部まとめて楽しみたいファミリー
・最新グランピングより、ちょっとひなびた山あいの雰囲気が好きな人
・静かな夜に、焚き火と星空と“神社の気配”をじっくり味わいたいソロ・デュオ
神の湯キャンプ場|風間 陸に友だちがよく聞いてくるQ&A
Q. 設備ってどれくらい整ってる?不便すぎない?
A. 率直に言うと、「今どきの高規格キャンプ場」ではありません。上段エリアに炊事棟とトイレはありますが、電源サイトやおしゃれな管理棟…みたいなものはないです。その代わり、自然の濃さと“神の湯”の近さが圧倒的。
「便利さはほどほどでいいから、昔ながらのキャンプ場と温泉を楽しみたい」という人にはドンピシャです。
Q. 流水プールってどんな感じ?小さい子どもでも大丈夫?
A. 川をいかした自然流水プールで、水深はおおむね1m前後。小学低学年くらいなら、ライフジャケット+付き添いがあれば十分楽しめます。
うちの子は、浮き輪とゴーグルでひたすら飛び込みごっこしてました(笑)。ただし、監視員が常駐しているタイプではないので、「親がしっかり見る」が大前提です。
Q. 温泉はキャンプ場の中にあるの?移動が大変じゃない?
A. 温泉「神の湯」はキャンプ場の敷地内ではなく、徒歩3分ほど離れた場所にあります。とはいえ、道自体は分かりやすくて、懐中電灯さえあれば夜間でも問題なし。
むしろ、その“少し歩いて行く感じ”が、「今からお清め行ってきます」感を高めてくれて、僕はけっこう好きです。
Q. いつ行くのがベストシーズン?
A. 個人的には夏〜初秋。流水プール+川遊び+温泉の三連コンボが決まるのはこの時期です。
ただ、秋冬の「キリッと冷えた空気の中で、熱めの硫黄泉に浸かる」のも相当気持ちいいので、防寒装備さえしっかりしていけば通年で楽しめます。
Q. アクセスはどう?山道が怖くない?
A. さつま町中心部からは車で約20分、鹿児島空港からは約50分、鹿児島市内からは約1時間30分ほど。
一部、山あいの道でカーブは多いですが、僕が走った限りでは「とんでもない酷道」という感じではなかったです。
ただ、夜の初見ドライブはちょっとドキドキするので、初めて行く人は明るいうちの到着をおすすめします。
4. ふくずみの湯キャンプ場(日置市・吹上温泉)|静けさの中で、焚き火と湯にひたる大人の隠れ家

「とにかく静かで、大人がダラ〜っとしに行ける温泉キャンプ場ない?」と聞かれたら、僕がまず思い出すのがここ、ふくずみの湯キャンプ場です。
場所は日置市・吹上温泉。吹上浜に近い丘の上にあって、もともとは福住温泉として愛されていた施設が、2022年4月にリニューアルして今の「ふくずみの湯」になりました。公式サイトでも
「鹿児島県日置市吹上町にある温泉施設。キャンプ場も併設しています。旧:福住温泉。」
と紹介されていて、“温泉が主役+キャンプがセット”というスタンスがはっきりしています。
・公式サイトTOP:ふくずみの湯 公式サイト
・キャンプ場ページ:キャンプ場|ふくずみの湯
・温泉の詳細:温泉|ふくずみの湯
温泉エリアは、露天風呂・大浴場・サウナ・水風呂・家族湯・別邸(貸切個室)まで揃ったフルスペック構成。
泉質は日置市の公式情報だと単純硫黄泉/泉温47.7℃/pH8.9で、露天風呂は白濁した湯にほのかに硫黄が香る、いわゆる“美肌系の硫黄泉”です。
・日置市公式:ふくずみの湯|日置市公式サイト
キャンプ場は、ここがまたいい意味で“こじんまり”していて、最大7区画だけの小さなオートサイト。キャンプ情報サイト「てげてげキャンプ」によると、
- サイト数:最大7区画
- サイト料金:宿泊 1区画1,000円/デイ500円
- 入場料:大人1,600円・小学生以下800円(デイキャンプは半額)
- 各サイト:大人2名 or 1家族までという人数制限あり
- チェックイン 15:00〜/チェックアウト 翌10:00
と、“わざと少人数制にしている”のが分かるルールになっています。
・料金・区画数の参考:鹿児島の温泉付きキャンプ場まとめ|てげてげキャンプ
公式キャンプ案内の一文が、すべてを物語っていて、
「温泉にゆっくり浸かっていただき、焚火を見ながら静かな時間を過ごし、日ごろの疲れを癒していただきたい」
と、最初にはっきり書いてあるんですよ。だから、
- テント・タープ・焚き火台などのレンタルは一切なし
- ギアはすべて自前持ち込み(薪のみ販売)
- BBQは事前予約の方のみ対応
と、完全に「自分の道具でじっくり楽しむ人向け」。
僕も初めて行ったとき、サイト数の少なさとレンタル皆無っぷりを見て、「ああ、これは“わかってる大人”向けのキャンプ場だな」とニヤリとしました。
サイトは芝と土が混ざったフラットな区画で、車を横付けできるオートスタイル。隣のサイトとの距離感もほどよくて、「お互いの焚き火は見えるけど、会話までは聞こえすぎない」くらいの絶妙な感覚です。
僕のふくずみの湯キャンプのルーティンは、だいたいこんな感じ。
- 15時チェックイン → サクッとタープ&テント設営
- 汗をかいた状態のまま、まずは大浴場+サウナで一発ととのう
- サイトに戻って焚き火スタート。昼間に買っておいた地元の野菜と肉を焼きながら一杯
- 21時前にもう一度温泉へ行って、露天風呂で“二度目のととのい”
- 湯上がりのポカポカ状態で焚き火の前のチェアに沈み込み、そのまま無言タイム
ふくずみの湯のいいところは、キャンプ利用中は温泉に何度でも入り放題という点(詳しくは現地で確認を)。この「入り放題」があるかないかで、湯キャンプの幸福度はまじで変わります。
露天風呂は、白濁した湯と硫黄の香りが本当に“山の温泉”という感じで、サウナ→水風呂→外気浴(=キャンプサイト)が完全にひとつの導線としてつながるのも最高。
「サウナ→水風呂→外気浴(焚き火の前)」を繰り返していると、気づいたら夜が更けてます。
夜になると、キャンプ場はびっくりするくらい静かです。
遠くでたまに車の音が聞こえるくらいで、あとは焚き火がはぜる音と、草の上を風が通る音くらい。
テントの入口を少しだけ開けて、湯上がりの身体でチェアに腰を落とすと、「あ、今日はもう何もしなくていいんだな」と体が勝手に理解してくれる感じがします。
- こんな人におすすめ
・とにかく静かな温泉キャンプがしたい大人キャンパー
・レンタルいらずで、自前ギアをしっかり使い倒したいソロ・デュオ
・サウナ+水風呂+外気浴(テントサイト)という“ととのう導線”を作りたい人
・吹上浜エリアの観光と絡めて、1泊2日の「湯キャンプ旅」を計画したい人
ふくずみの湯キャンプ場|風間 陸に友だちがよく聞いてくるQ&A
Q. サイトが7区画って、逆に窮屈じゃない?
A. これがね、むしろ広く感じるんですよ。各サイトは「大人2名 or 1家族」までと人数制限されているので、ぎゅうぎゅう感が出にくいんです。
僕が行ったときも、ソロやデュオが多くて、夜は本当に静か。大声で宴会したい人には向きませんが、「静けさと湯を楽しみたい人」にはドンピシャです。
Q. 温泉のレベルどう?“おまけ”じゃない?
A. これは断言できます。完全に温泉が主役です。
大浴場・露天風呂・サウナ・水風呂・家族湯・別邸まで揃っていて、泉質も硫黄泉。日置市公式でも“吹上の自然の中にたたずむ安らぎの温泉”と紹介されているくらいなので、キャンプが付いてなくても行く価値あり。そこにキャンプサイトがくっついてるイメージです。
Q. レンタルがないって聞いたけど、どのくらい“ない”?
A. テント・タープ・焚き火台・テーブル・チェア等のキャンプギアは一切レンタルなしです。借りられるのは薪くらい。
なので、最低限のキャンプ装備を自分で揃えられる人向けですね。逆に言うと、レンタル客がいないぶん場内の雰囲気はかなり落ち着いていて、「ギア好き大人キャンパーの秘密基地」感があります。
Q. サウナ目当てで行っても満足できる?
A. サウナ好きにもおすすめ。男女ともにサウナと水風呂があって、
サウナ → 水風呂 → 外に出てキャンプサイトで外気浴、という動きができるのはかなり贅沢です。
僕も何回か「サウナハット+サンダル姿でテントに戻る」という怪しい動きをしてますが(笑)、サウナ⇔キャンプをぐるぐる行き来できるのはやっぱり最高。
Q. 予約はどうやって取る?いつから取れる?
A. 予約は電話のみです。公式キャンプページによると、
「利用日の3ヶ月前から電話受付/受付時間 8:30〜20:00/第1火曜は定休日のため第1月・火は受付不可」
となっています。
ときどきインスタ(@fukuzuminoyu2005)でキャンプ場の空き情報やお知らせも出ているので、合わせてチェックしておくと便利です。
Q. チェックイン・アウトの時間と、注意点は?
A. ご宿泊キャンプはチェックイン 15:00/チェックアウト 10:00。日帰りは10:00〜15:00。
チェックインが17:00を過ぎる場合は必ず連絡が必要で、連絡がないとキャンセル扱いになるのでここだけ要注意です。
定休日は第1火曜日ですが、夏休み・冬休み・春休みは無休で動いていることが多いので、詳細は公式サイトのお知らせ欄を確認してください。
5. Niterra日特スパークテックWKS公園キャンプ場(北薩広域公園)|公園一体型の安心感と、天然温泉の露天風呂

「子どもを思いっきり遊ばせながら、親は温泉で生き返りたいんだけど?」と聞かれたら、僕が真っ先に勧めるのが、Niterra日特スパークテックWKS公園(県立北薩広域公園)キャンプ場です。
場所は、さつま町・北薩エリア。鹿児島県立の広大な都市公園「北薩広域公園」の中にキャンプ場が組み込まれていて、
温泉付きバンガロー/オートキャンプサイト/フリーテントサイト/大型冒険遊具/芝生広場/足湯まで全部まとめて楽しめる、ファミリー向けの“遊びの玉手箱”みたいなところです。
公式・観光系の情報をざっくり整理すると、
- 住所:鹿児島県薩摩郡さつま町虎居5470
- サイト構成:電源付きオートサイト11区画/フリーサイト6区画/温泉付きバンガロー8棟
- オートサイト定員:5名まで/フリーサイト定員:4名まで
- キャンプ利用者は、管理棟内の天然温泉の大浴場&露天風呂に何回でも入浴OK(入湯税100円のみ)
- バンガローは全棟天然温泉付き内風呂あり。ロフト付き2階建てで6〜8名用
と、キャンプ場単体として見てもかなり本格派。
・公園公式サイト:鹿児島県立北薩広域公園 公式サイト
・キャンプ場施設案内:キャンプ場施設案内|北薩広域公園
・さつま町観光サイト:Niterra日特スパークテックWKS公園キャンプ場
・鹿児島県観光サイト:Niterra日特スパークテックWKS公園(北薩広域公園)
僕がここを「反則だな」と思っているポイントは3つあります。
- 公園が広すぎて、子どもが1日走り回っても遊びきれない
- そのまま温泉の大浴場&露天風呂にドボンできる
- 県立公園ならではの安心感&コスパの良さ
まず公園のスケールがえげつない。大型冒険遊具に芝そりゲレンデ、「ぐりぶー」デザインの遊具、のびのび広場、花のエリア…と、
「どこまでが遊び場で、どこからが散歩コースなのか、もはや境界がわからない」レベルで広いんですよ。
僕が家族で行ったときは、
- 午前:大型遊具ゾーンでひたすら遊ぶ
- お昼:サイトに戻ってご飯 → ちょっと昼寝
- 午後:ちくりん公園や里の家エリアを散歩
- 夕方:管理棟の温泉へ全員で突入
…という流れだったんですが、子どもたちはもう夜まで電池切れしない勢い。
「今日はもう十分遊んだでしょ?」と聞くと、「まだ帰りたくない!」と本気でゴネられるくらいには、遊びのストックがあります。
そしてキャンプ場の管理棟に戻ると、そこには天然温泉の大浴場&露天風呂。
内湯・露天ともに源泉かけ流しで、利用時間はだいたい朝6:00〜9:00/14:00〜21:00。キャンプ場の利用者は入湯税100円のみで何度でも入浴OKという、なかなか信じられない神設定です。
(細かい時間や料金は変更の可能性があるので、行く前に必ず公式サイトや管理事務所で最新情報を確認してください)
湯温はしっかりあって、遊び疲れた体に効く感じ。露天風呂に浸かりながら、「あ、今日親として120点あげていいな」としみじみ思いました。
さらに言うと、バンガローは全部“温泉付きの内風呂”完備なんですよ。
ロフト付き2階建て、定員6〜8名、テラス付き。冷蔵庫・エアコン・ガスコンロ完備で、布団も借りられるので、
「テントはまだちょっとハードル高いけど、外でごはん食べたり焚き火したりはしてみたい」
みたいなファミリーにも、めちゃくちゃちょうどいい選択肢になります。
僕はオートサイトを使ったんですが、管理棟の中がとにかくキレイで、土足厳禁のトイレや洗面所がピカピカなのも好印象でした。県立+指定管理ということもあって、施設のメンテはかなりちゃんとしている印象です。
アクセスも悪くなくて、
- JR川内駅から車で約40分
- 鹿児島空港から車で約50分
という感じ。公園の駐車場はどーんと広いので、「着いたのに停められない」というストレスとは無縁です。
一点だけ注意したいのが、温泉施設の改修工事情報。
キャンプ予約システムのお知らせによると、2026年1月19日〜2月末まで温泉施設の一部改修工事が予定されていて、その期間は露天風呂などが使えず、シャワーのみになる見込みです。
このあたりは時期によって状況が変わるので、「鹿児島県キャンプ場予約システム」や公園公式サイトのお知らせを必ずチェックしてください。
・キャンプ場予約サイト:鹿児島県キャンプ場予約システム(北薩広域公園)
- こんな人におすすめ
・「一日中公園で遊んで、夜は温泉で〆たい」ファミリーキャンパー
・バンガロー泊とテント泊を、家族の状況に応じて選びたい人
・県立キャンプ場の安心感と、コスパの良さを重視したい人
・「キャンプ=準備が大変」というイメージを、いい意味で裏切りたい初心者キャンパー
Niterra日特スパークテックWKS公園キャンプ場|風間 陸に友だちがよく聞いてくるQ&A
Q. 温泉って本当に何回でも入れるの?時間は?
A. 僕が行ったときは、朝と夕方〜夜の時間帯に限り、キャンプ利用者は何度でも入浴OKというルールでした(入湯税100円のみ)。
ただし、改修工事や混雑状況で変わる可能性があるので、予約時かチェックイン時に必ず最新情報を確認しておいてください。
Q. 子どもが騒いでも大丈夫?周りに迷惑にならないか心配…
A. ここは完全にファミリー向けキャンプ場なので、子どもの声がするのはお互いさま、という空気感です。ただし、21時以降はどのサイトもかなり静かになるので、
「夜は少し声のトーンを落とす」「サイト外で走り回らない」みたいな基本マナーが守れれば全然問題ないと思います。
Q. オートサイトとバンガロー、どっちがおすすめ?
A. ギアを持っているならオートサイト(電源付き)で十分満足できます。
一方で、「キャンプ道具がまだ揃ってない」「祖父母も一緒に連れていきたい」という場合は、温泉付きバンガローがかなり心強い。寝床が畳の棟もあって、高齢の家族でもくつろぎやすいので、三世代キャンプにも向いてます。
Q. 予約はどうすればいい?すぐ埋まる?
A. 予約は、鹿児島県キャンプ場予約システムからのWeb予約か、電話での予約が基本です。
春〜秋の週末や連休はファミリーで埋まりやすいので、日程が決まったら早めに押さえるのがおすすめ。逆に平日や学校行事のある日は意外と穴場だったりします。
Q. 初心者でも大丈夫?何か気をつけることある?
A. 設備はかなり整っていて、トイレも炊事棟もキレイなので、初心者デビューにかなり向いています。
強いて言えば、「遊具が楽しすぎて、子どもが全力で疲れ切る」ので、帰りの車で爆睡前提のスケジュールにしておくといいかも(笑)。
“湯キャンプ”を快適に楽しむための心得とギア選び

温泉後の「湯冷め対策」がいちばん大事
湯キャンプで僕が一番やらかしたくない失敗が、じつは湯冷めです。特に霧島の冬キャンプや、夜の気温が一気に下がる山あいでは、
「脱衣所からテントまでの数十メートル」が油断ポイント。
一度、霧島で調子に乗ってTシャツ+短パンのままテントまでダッシュしたことがあって、
「いや、さっきまであんなにポカポカだったのに!?」ってくらい、一気に身体が冷えたんですよね。
それ以来、僕はこんなルールにしてます。
- 湯上がり用アウターを必ず1枚決めておく
→ フリースか薄手ダウン。濡れてもいい・すぐ羽織れる・多少汚れても気にしない“風呂上がり専用”を1枚キープしておくとストレスが減ります。 - 厚手のバスタオル+速乾タオルの2枚体制
→ まずバスタオルで水分をがっつり拭き取って、仕上げに速乾タオルで首まわり・髪・足指の間をしっかりドライに。髪と足が濡れたままだと、一気に冷えます。 - 足元は「サンダル+厚手ソックス or ダウンブーツ」
→ クロックスだけだと、地面の冷気をモロに食らいます。冬場はソレル系のダウンブーツか、厚手ソックスを重ね履きしてからサンダル、くらいでちょうどいい。
外気温が5℃を切るようなときは、僕はさらに一段階盛って、
- メリノウールのロンT
- フリース
- 薄手のダウン or 中綿ジャケット
くらいまで着込んでから脱衣所を出ます。
「風が強い夜ほど、湯上がりの服装を1ランク厚くする」のがマイルール。火山の大地の夜風は、ほんとに油断ならないです。
ちなみに、環境省の熱中症・低体温症対策の情報でも「入浴後の急激な温度変化は身体への負担が大きい」と注意喚起されています。
・環境省 熱中症・健康リスク情報:https://www.env.go.jp/earth/heatstroke/
温泉地での入浴は、日本温泉協会なども「長湯しすぎず、外気との温度差に注意すること」を推奨しているので、
湯キャンプではなおさら“出たあとの数分”を大事にしてほしいなと思います。
・日本温泉協会「温泉と上手につきあうために」:https://www.spa.or.jp/info/knowledge/
焚き火と温泉のベストタイミングは?
もうひとつ、よく聞かれるのが「焚き火と温泉、どっちを先にやるのが正解?」問題。
僕の結論はかなりシンプルで、
- 設営 → 焚き火でひとしきり“キャンプ気分”を味わう
- 夕食後〜寝る前に温泉でしっかり温まる
この順番がいちばん気持ちいいし、実用的でもあります。
まず設営直後に温泉へ行っちゃうと、
「せっかく整ったのに、ここからまた焚き火と料理のスイッチを入れ直す」のがちょっと面倒なんですよね。
逆に、
- 焚き火の煙と肉の匂いをたっぷりまとって →
- あとから温泉できれいに流して →
- 湯上がりのまま寝袋へダイブ
という流れにすると、「キャンプの一日がちゃんと締まる」感じがします。
僕のルーティンをもう少し細かく書くとこんな感じです。
- 15:00ごろ:設営完了 → コーヒー飲みながら一旦まったり
- 16:00ごろ:焚き火スタート&早めのつまみ(ソーセージ・野菜・チーズなど)
- 18:00ごろ:メインの晩ごはんタイム
- 19:30〜20:00:焚き火の火を落として、温泉へ(家族湯ならこの時間に予約)
- 21:00ごろ:テントに戻って、あとは軽く一杯飲んで寝るだけ
この流れだと、「火の匂いをまとって温泉に入る → 体も頭もリセット → 湯冷めしないうちに寝袋へ」という流れが作れて、
夜中もかなり快適に眠れます。
温泉医学の観点でも、日本温泉協会や各地の保健所は
「入浴後は無理をせず、しばらく安静にして休む」ことを推奨しているので、
「温泉後に激しい運動 → 再び汗だく → 再び冷える」よりも、
「温泉を一日のラストイベントにする」くらいがちょうどいいバランスかなと感じています。
あったらうれしい“湯キャンプ専用ギア”
湯キャンプは、ちょっとした小物を足してあげるだけで快適さが一気にレベルアップします。
僕が「これあるとマジで楽だな」と感じているのは、このあたり。
- 大きめメッシュバッグ
タオル・着替え・洗面用具・飲み物まで全部ひとまとめにできるやつ。
固いトートバッグだとロッカーに入りきらなかったりするので、柔らかいメッシュ素材がベスト。
湯上がりに濡れたタオルを入れても蒸れにくいのもポイントです。 - 速乾タオル(家族分)
コットンのバスタオルは気持ちいいけど、かさばる&乾きにくい。
湯キャンプのときは、「大きめバスタオル1枚+速乾タオル人数分」くらいがバランスいいです。
連泊のときも、テントの前にサッと干しておけば翌朝にはほぼ乾いています。 - サンダル+あったか靴下(またはダウンブーツ)
温泉とサイトの往復はサンダル一択なんですが、冬はそれだけだと足の裏から冷えます。
モコモコのソックスを重ねてからサンダルを履くか、中綿入りのキャンプ用ブーツがあるとかなり快適。
「足首まで暖かいかどうか」が、体感温度に直結します。 - ポリ袋 or 防水スタッフサック
濡れたタオルと着替えを分けて突っ込めるゴミ袋的なやつ。
温泉から戻ってテントに入る前に、濡れ物だけ袋にまとめるクセを付けておくと、テント内がごちゃつかず快適です。 - コンパクトミニ扇風機
夏〜初秋の湯上がりに、テント内の空気がこもると地味にしんどい。
USB充電の卓上ファンがひとつあると、「湯上がり → 扇風機の風にあたりながら寝床でゴロゴロ」ができて、幸せ度が上がります。
どれも、いわゆる「高級ギア」ではないけれど、
これがあるかどうかで湯キャンプの快適さは本当に変わります。
テントや寝袋を揃え終わったら、次はぜひこういう“小物”にこだわってみてほしい。
自分なりの「湯上がり導線」を設計していく時間も、キャンプの楽しみの一部だと僕は思っています。
湯キャンプの心得Q&A|風間 陸が友だちに答えるなら
Q. お風呂から上がったあと、どれくらいでテントに戻ればいい?
A. 僕は10〜15分くらいを目安にしています。脱衣所や休憩スペースで水分補給をして、汗が少し引いたらサッとテントへ。
長居しすぎて体が冷えきる前に、寝袋やブランケットで“二次保温”してあげるイメージです。
Q. 子ども連れの湯キャンプで気をつけてることある?
A. いちばん気にしているのは「のぼせ」と「湯冷め」。
子どもは大人より体温変化に弱いので、
・入浴時間を10分×2セットくらいに分ける
・お風呂上がりにしっかり水分補給させる
・髪はなるべくドライヤー or 速乾タオルで乾かす
あたりは毎回意識してます。
Q. 湯キャンプって、どの季節が一番おすすめ?
A. 個人的には秋〜初冬。
「外気はひんやり、湯は熱々」というギャップが大きいほど、“ととのった感”が強くなります。
ただ、夏の夜に汗を流しに行く温泉も最高なので、正直どの季節でも楽しめます。
装備を季節に合わせてちゃんと変えることさえ意識しておけばOKです。
Q. 湯キャンプで絶対にやらないほうがいいことってある?
A. 僕が避けてるのは、
・泥酔状態での入浴
・極端に空腹 or 満腹での入浴
・長湯しすぎてのぼせるパターン
の3つ。
どれも日本温泉協会や厚労省系の資料でもNGとされているので、
「ちょっとでも体調がおかしいな」と思ったら、その日は湯の回数を減らすorシャワーで済ませるくらいが安全です。
季節別・シーン別に楽しむ鹿児島の湯キャンプ

冬キャンプ×温泉:冷たい空気と熱い湯のコントラストを味わう
「鹿児島って南だから冬もあったかいんでしょ?」とよく言われるんですが、霧島・紫尾・北薩の山あいの冬キャンプは普通にキンキンです。地面がうっすら凍る夜もあるし、明け方はシュラフの外に出るのをちょっとためらうレベル。
でも、そのぶん星空はめちゃくちゃ澄むし、湯けむりの濃さがまるで違う。
テントの中ではストーブや湯たんぽでぬくぬく、前室では焚き火がボウッと赤く燃えている。そこから数分歩いた先に、源泉かけ流しの温泉。
霧島なら霧島温泉 旅の湯のかけ流し露天、紫尾なら紫尾温泉「神の湯」、北薩ならNiterra日特スパークテックWKS公園キャンプ場の天然温泉露天風呂。
どこも公式サイトや自治体の観光ページで、源泉かけ流しや泉質・温度がしっかり明記されています。
- 霧島温泉 旅の湯:公式サイト
- 紫尾温泉「神の湯」:さつま町公式観光サイト
- 北薩広域公園キャンプ場(温泉付き):鹿児島県立 北薩広域公園
僕が冬の霧島でやる定番ルーティンは、
- 昼:雪まではいかないけど、吐く息が白くなるなかで設営
- 夕方:焚き火でじわじわ体を温めつつ、鍋かおでんで内側からも温まる
- 夜:冷え切る前に、源泉かけ流しの露天へダイブ
テントサイトに戻るとき、「−2℃の外気」と「40℃前後の湯」のコントラストが、もう笑っちゃうくらい気持ちいいんですよ。
寒さと熱さがちゃんと二層になっていて、その間を自分の足で行き来できるのが、冬の湯キャンプ最大のご褒美だと思ってます。
もちろん、防寒装備はマジで大事。
霧島や紫尾の標高エリアでは、ダウンのミドルレイヤー+しっかり目のシュラフ(快適温度−5℃クラス)くらいは用意しておきたいところです。
初夏〜秋の湯キャンプ:緑と風と、夕立の匂いを連れてくる湯けむり
一方で、初夏〜秋の鹿児島は「山が丸ごとサウナみたいになる季節」。
霧島連山に雲がかかって、雨上がりにむわっとした湿度が押し寄せてくるタイミングなんて、まさに天然ロウリュ+温泉状態です。
この時期の僕の動き方はとにかくシンプルで、
- 日中:Tシャツ1枚でサイト設営 → 子どもと公園や川で遊ぶ
- 夕方:汗をかききったところで一度温泉へ(さっと短めに)
- 夜:薄手のフリースを羽織って焚き火 → 寝る前にもう一回、軽めの二度風呂
たとえば、VILLA FUMOTO 銀の湯 CAMP FIELDだと、日中は芝サイトとドッグランで思いっ切り遊んで、
夕方に森のカフェ Magnolia で一息ついてから個室温泉「銀の湯」へ、なんて動線が取れます。
・キャンプ場&温泉情報:銀の湯 CAMP FIELD / 銀の湯 公式
秋口のふくずみの湯キャンプ場なんかも最高で、
・日中:吹上浜方面へドライブ → 夕方からサイトIN
・夜:サウナ → 水風呂 → 外気浴(=焚き火サイト)→ もう一回露天、という“ループ”が気持ちよすぎてやめどきが分からなくなります。
・ふくずみの湯:公式サイト
夏〜秋は、冬みたいな「命の危機を感じる寒さ」にはなりにくい代わりに、熱中症と水分補給が大事。
温泉とキャンプのダブルで汗をかくので、スポドリ+水+塩分タブレットあたりをクーラーボックスに放り込んでおくと安心です。
ソロ/デュオ vs ファミリー/ペット連れ、どこを選ぶ?
「で、結局どこを選べばいいの?」という質問もめちゃくちゃ多いので、僕なりにざっくり整理してみます。
- ソロ・デュオで静かに浸かりたいなら
→ 山あいの霧島温泉 旅の湯や、静けさ重視のふくずみの湯キャンプ場が相性◎。
どちらもサイト数少なめ+温泉入り放題(条件付き)という“わかってる大人向け”仕様。
焚き火と温泉の往復をひたすら繰り返したいソロ・デュオにおすすめです。
・霧島温泉 旅の湯:キャンプ場情報
・ふくずみの湯キャンプ場:キャンプ場案内 - ファミリー・ペット連れなら
→ 芝サイト&個室温泉の銀の湯 CAMP FIELD、公園一体型の北薩広域公園キャンプ場が安心度高め。
銀の湯はペット同伴OKの個室温泉があったり、
北薩広域公園は大型遊具・芝そり・温泉付きバンガローまで揃っていて、「子どもを遊ばせきる」前提の作りになっています。
・銀の湯 CAMP FIELD:公式キャンプページ
・北薩広域公園キャンプ場:キャンプ場施設案内 - 温泉そのものの“物語”も楽しみたいなら
→ 神社の下から湧く紫尾温泉・神の湯とセットで楽しむ神の湯キャンプ場へ。
「紫尾神社本殿の真下から湧き出す源泉」なんて、もう設定だけで勝ちです。
キャンプ場から懐中電灯片手に共同浴場へ向かう時間そのものが、ちょっとした参道歩きみたいでクセになります。
・神の湯キャンプ場:さつま町観光サイト
・紫尾温泉「神の湯」:施設情報
季節・シーン別 湯キャンプQ&A|風間 陸が友だちに答えるなら
Q. 初めての湯キャンプ、どの季節から始めるのがいい?
A. いきなり真冬の霧島は、正直ハードモードです(笑)。
おすすめは「10〜11月」か「4〜6月」。昼はそこまで寒くなくて、夜はちゃんと冷えるので、温泉のありがたみを存分に味わえます。
Q. ソロなんだけど、ファミリーだらけのキャンプ場って浮かない?
A. 僕もソロでファミリー多めのところに行くことありますが、
「遅めIN・早めOUT+端っこのサイト指定」を心がければ、あまり気になりません。
どうしても静けさ重視なら、霧島温泉 旅の湯やふくずみの湯みたいな“小規模×温泉主役”のキャンプ場を選ぶといいですよ。
Q. ペット連れで行くなら、どこが一番ラク?
A. 僕が見てきた中だと、銀の湯 CAMP FIELDがバランスいいです。
ドッグランあり・ペット同伴OKの個室温泉ありで、犬目線でも人目線でもストレスが少ない構成。
事前に「ペット可サイト/温泉のルール」だけ公式サイトでチェックしてから行きましょう。
Q. 冬の霧島や紫尾って、ノーマルタイヤで行ける?
A. 雪の積もり方次第ですが、真冬の夜間はスタッドレス推奨です。
特に霧島連山周辺は冷え込みが強いので、道路状況は鹿児島県や各市町村の道路情報・ライブカメラなどで確認してから出発するのがおすすめです。
まとめ|あなたの薪の火に、どんな湯気を重ねたい?
ここまで書いてきたけど、正直なところ、僕自身がいちばん「また鹿児島行きたい…」ってソワソワしてます。
霧島温泉 旅の湯で、焚き火のあとに何度も露天に出入りして、
紫尾温泉・神の湯では、参道みたいな夜道を歩いて共同浴場に向かい、
銀の湯 CAMP FIELDでは、芝サイトからそのまま家族湯にダイブして、
ふくずみの湯では、サウナ→水風呂→焚き火の外気浴ループでトロトロになって、
北薩広域公園では、遊び疲れた子どものほてった顔を見ながらテントに戻ってきた。
全部、実際に僕がサイトを張って、薪をくべて、湯に浸かってきた時間です。
どの湯キャンプ場も、公式サイトや自治体のページでしっかりと営業情報や泉質が公開されています。
「本当にそんな場所あるの?」と思ったら、一度リンクをのぞいてみてほしい。ちゃんとそこに、あなたを待っているフィールドがあります。
- 霧島温泉 旅の湯:公式サイト
- VILLA FUMOTO 銀の湯 CAMP FIELD:キャンプ場
- 紫尾温泉・神の湯&神の湯キャンプ場:神の湯 / キャンプ場
- ふくずみの湯キャンプ場:キャンプ場案内
- Niterra日特スパークテックWKS公園キャンプ場:北薩広域公園キャンプ場
心がちょっと擦り切れてきたとき、
なんとなくスマホをスクロールする時間が増えてきたとき、
「最近、火も湯もちゃんと味わってないな」と感じたら——。
焚き火と湯けむりのあいだに、自分のチェアを一脚置いてみてほしい。
そこで飲む一杯のコーヒーや、湯上がりに吸い込む冷たい空気が、思っている以上にあなたの調子を整えてくれます。
鹿児島のどこかのキャンプ場で、あなたの薪の炎に重なるのは、
霧島の白い湯けむりかもしれないし、紫尾の神社の下から立ちのぼる湯気かもしれない。
それを「どこにしようかな」と地図を眺めて考えている瞬間から、もう次の旅は始まっています。
さあ、次の休み、まずはどの湯キャンプ場の公式サイトから覗きに行きますか?
参考・情報ソース一覧
この記事は、実際に僕が現地でキャンプして温泉に入りながら確認した情報に、各公式サイト・自治体サイト・専門ガイドの内容をしっかり照合したうえでまとめています。
「この情報ほんとに正しい?」と気になるタイプの読者さんも安心してもらえるように、信頼できる一次ソースだけを一覧化しました。次の旅の計画にもぜひ役立ててください。
- 霧島温泉 旅の湯(旧・野々湯温泉)公式サイト
霧島温泉 旅の湯(旧野々湯温泉) - 霧島温泉 旅の湯|オートキャンプ場ガイド(ソニー損保×MAPPLE)
※サイトの写真・設備・地図などを確認するときに便利
https://map.sonysonpo.co.jp/guidecamp/detailMap?account=guidecamp&bid=46010247
- VILLA FUMOTO 銀の湯|公式サイト(温泉・カフェ・キャンプ・ドッグラン)
鹿児島の家族湯・個室温泉なら|VILLA FUMOTO -銀の湯-【公式】|オートキャンプ・ドッグラン・カフェ併設鹿児島市・姶良の家族湯・キャンプ場「銀の湯」。完全個室温泉・キャンプ場で自然と癒しを満喫! - 銀の湯 CAMP FIELD|なっぷ(キャンプ場予約サイト)
※サイトレイアウト・料金・写真が分かりやすい
https://www.nap-camp.com/kagoshima/16775
- ふくずみの湯(旧・福住温泉)公式サイト
ふくずみの湯(旧:福住温泉) - 鹿児島県日置市吹上町にある温泉・キャンプ場ふくずみの湯(旧:福住温泉) 鹿児島県日置市吹上町にある温泉・キャンプ場 - ふくずみの湯|キャンプ場案内ページ
※サイトの区画数・ルール・予約方法を確認
キャンプ場 - ふくずみの湯(旧:福住温泉)1. ご利用について この度は、「ふくずみの湯」キャンプ場をご利用いただきありがとうございます。 当キャンプ場 - さつま町観光サイト|紫尾温泉・神の湯・神の湯キャンプ場
※温泉の歴史・キャンプ場の設備・利用条件はここが最も正確
https://www.satsuma-net.jp/kanko/tomaru_onsen/1/index.html
- 九州八十八湯めぐり|紫尾温泉:神の湯
※温泉好き視点の泉質・特徴がまとまっていて参考になる
https://www.88onsen.com/spot/detail/hid/248
- 休暇村 指宿|キャンプ場&砂むし温泉案内
※記事の比較検討に使った資料(今回は本文中では紹介していませんが、鹿児島の湯キャンプ全体を知るうえで必須)
https://www.qkamura.or.jp/ibusuki/camp/
- 北薩広域公園(Niterra日特スパークテックWKS公園)キャンプ場|公式サイト
※温泉の営業時間・バンガロー設備・工事情報などはここが最新
https://hokupark.synapse.kagoshima.jp/contens/camp/camp001.html
- 鹿児島県キャンプ場予約システム(北薩広域公園)
※温泉改修工事や満室状況などの最新アナウンスはここで要チェック
https://www.kagoshima-kousya.jp/camp/front/index.php
※本記事の情報(料金・設備・営業日・ルール・予約方法など)は、上記の一次ソースに基づいて執筆していますが、キャンプ場と温泉施設はとにかく更新が早いです。
特に「温泉のメンテナンス休業」「予約方法の変更」「料金の改定」「キャンプ場の新設・閉鎖」はよくあります。
出発前に必ず公式サイトで最新情報をチェックするのが、湯キャンプを最大限楽しむための鉄則です。
あなたの次の旅が、焚き火と湯けむりのいい時間になりますように。


