夕方の鹿児島。錦江湾の向こうで、桜島の稜線がゆっくりと朱に染まっていく。
潮の匂いと、南から吹き上がる湿った風──そのすべてが、遠くで眠るマグマの気配と重なり合う。
僕はその空気を胸いっぱいに吸い込みながら、焚き火台にそっと火を入れた。
アウトドアライターとして20年以上、全国300泊以上のキャンプ地を巡ってきたけれど、
「鹿児島ほど“自然の表情”が一度に味わえる県は他にない」と断言したくなる。
火山、海、森、離島──。
この4つのフィールドが、ひとつの県の中で呼吸している。
焚き火の前で聞こえる音は、波のリズムか、照葉樹のざわめきか、
それとも霧島の火山が発する“かすかな息吹”なのか。
僕はこれまで、メーカー勤務時代のフィールドテストや雑誌取材で、
鹿児島のキャンプ場を数えきれないほど歩き回ってきた。
その中で分かったのは、「鹿児島は、ただ景色がいいだけではない」ということ。
海に沈む夕日の美しさ、霧島に広がる圧倒的な星空、
そして静まり返った森の中で、焚き火の火だけがかすかに揺れる時間──。
ここでは、キャンプが“景色を見る行為”から
“自然の物語に入り込む体験”へと変わる。
このページでは、僕・風間 陸がこれまでに歩いてきた中から、
「火山の息吹」「海と夕日」「星空と静寂」の3つを軸に、鹿児島県の絶景キャンプ場12ヶ所を厳選した。
ただの「おすすめまとめ」では終わらない。
そのキャンプ場で、どんな夜が待っているのか。
あなたがテントを張り、焚き火に火を入れ、最初の一呼吸をした瞬間──
そこに広がる“物語の温度”まで感じられるように書いた。
次の休み、もし地図を開くなら、鹿児島をページの中央に置いてみてほしい。
きっと、あなたの旅はここから始まる。
- 鹿児島県キャンプ場の魅力|火山と海に抱かれるフィールドとは
- 鹿児島県キャンプ場マップ&エリア別の選び方
- 火山の息吹を感じる霧島・高原エリアの絶景キャンプ場4選
- 海と夕日に包まれる本土沿岸の絶景キャンプ場4選
- 碧い海と星空を独り占め|離島&アイランドキャンプ場3選
- 深い森と星空に包まれる“静寂系”キャンプ場1選
- 鹿児島県キャンプ場Q&A|台風・火山・ベストシーズンは?
- まとめ|火と海と山が出会う場所で、あなたの“忘れられない夜”を
- 関連記事|鹿児島のキャンプをもっと楽しむために
- 参考サイト・情報ソース
鹿児島県キャンプ場の魅力|火山と海に抱かれるフィールドとは

正直に言うと、僕は日本各地で300泊以上キャンプしてきた中で、「フィールドのバリエーション」という意味では鹿児島がぶっちぎりだと思ってるんだよね。
鹿児島県って、地図で見ると細長くて「なんか遠いな…」ってイメージかもしれないけど、実際に歩いてみると、
- 桜島や霧島連山を間近に感じる火山エリア
- 開聞岳や東シナ海、錦江湾を望む海沿いのキャンプ場
- 照葉樹林や県民の森みたいなディープな森林キャンプ
- 奄美大島など離島のビーチフロントサイト
これが1つの県の中に全部そろってる。
しかも、ちゃんと「公式に整備されたキャンプ場」として点在しているのがすごいところ。
例えば、鹿児島県観光連盟が運営している公式サイトでは、
エリア別にキャンプ場やアウトドアスポットが整理されていて、
「海沿い」「高原」「公園併設」みたいなカテゴリで探せるようになっている。
- 鹿児島県観光サイト「キャンプ場・公園案内」:
https://www.kagoshima-kankou.com/feature/natsu/camp
- 鹿児島県公式「娯楽・レジャー(キャンプ場一覧など)」:
https://www.pref.kagoshima.jp/suisuinavi/category_goraku.html
この2つを眺めているだけでも、「ちょっと多すぎじゃない?」ってくらいキャンプ場が出てくる。
メーカー勤務時代に出張で鹿児島を回ってた頃、僕はこの一覧ページをプリントして、
片っ端からマーカーでチェックを入れていくのがルーティンだった。
そんな中で、キャンパーとして僕が鹿児島の“キャンプならではの魅力”として推したいのはこの3つ。
- 火山の稜線を眺めながらキャンプできる(霧島・桜島・開聞岳の存在感)
- 海と夕日と焚き火が一直線に並ぶロケーションが多い
- 温泉と組み合わせた“湯キャンプ”がしやすい
1.「火山の稜線を見ながらテント張る」という非日常
まず、火山エリア。
鹿児島の火山の象徴といえば、やっぱり霧島錦江湾国立公園だよね。
環境省の公式ページを見ると、霧島錦江湾国立公園は、昭和9年指定の日本最初期の国立公園のひとつで、
霧島地域には大小20以上の火山、火口湖、噴気、温泉、高原がギュッと詰まっていると書かれている。
(公園の特長はこちら:https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/kirishima-kinkowan/)
実際、霧島高原や黒石岳周辺でキャンプしてみると、
「山の形が“普通の山”じゃない」のがすぐ分かる。
ゴツゴツした稜線、噴煙を上げる山、ぽっかりとした火口湖。
その背景を眺めながらテントを張る感覚は、本州の高原キャンプとは別物だ。
僕が初めて霧島高原でソロキャンプしたとき、
夕方にテントから顔を出したら、
霧島連山が、空のグラデーションと一緒に「影絵」みたいに浮かび上がっていて、思わず無言になった。
あの瞬間、「あ、ここは火山の国なんだ」と体の芯で理解したのを覚えている。
2.海・夕日・焚き火が一直線に並ぶ“チート級ロケーション”
次は海キャンプ。
鹿児島の海沿いキャンプは、とにかく「構図がズルい」。
代表例が、錦江町の神川キャンプ場。
ここは町の公式サイトでも「夕日がとても綺麗な居心地の良いキャンプ場」と紹介されていて、
砂浜の向こうに、右に桜島、左に開聞岳(薩摩富士)がどーんと並ぶ、とんでもないロケーション。
- 神川キャンプ場(錦江町公式):
https://www.town.kinko.lg.jp/kanko-s/kanko/spot/kamikawacamp.html
- 神川キャンプ場(鹿児島県観光サイト):
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10399
実際にここでキャンプすると、
- 目の前は砂浜&海
- 視線を上げると桜島と開聞岳が一望
- 夕方になると、海に向かって太陽が沈んでいく
という「写真で見たまんまの世界」が普通に現実にある。
焚き火台を海側に向けて置いて、椅子をちょっと後ろに引いて座るだけで、
「海+夕日+火山+焚き火」の全部乗せビューが完成する。
もうひとつ、ファミリーにも人気なのが吹上浜海浜公園キャンプ場。
県立公園としてきちんと整備されていて、公式サイトにも、
「白砂青松の吹上浜をバックに、松の大木が茂り、緑の芝生が広がる爽やかなキャンプ場」
と紹介されている。
- 吹上浜海浜公園 公式サイト:
https://fukiagepark.synapse.kagoshima.jp/
- キャンプ場利用案内:
https://fukiagepark.synapse.kagoshima.jp/sp/sp-content/sp-camp/camp-guide.html
ここは、
- オートキャンプ(電源あり・なし)
- フリーサイト
- バンガロー・常設テント
と、選択肢が豊富。
僕はここを何度か取材で使ってるけど、「キャンプ慣れしてない友達を連れて行くならここ」と言えるくらい、安心感が段違い。
子どもたちが芝生を走り回り、大人は日陰でコーヒーを飲み、
日が傾いてきたら、海側のデッキから吹上浜の夕日を眺めて、
夜はテントサイトで焚き火──。
“幸せな一日”のテンプレみたいな流れが、そのまま実現できる。
3.温泉とキャンプをセットで楽しめる“湯キャンプ天国”
そして、鹿児島キャンプで絶対に外せないのが「温泉」。
霧島、指宿、川内、高隈… とにかく温泉地が多いから、
「キャンプ+温泉」がほぼデフォルト構成になる。
例えば、霧島エリアなら、温泉とキャンプを組み合わせたプランを
鹿児島市や観光サイトが「グランピング・キャンプ特集」としてまとめてくれている。
- 鹿児島市公式観光サイト「かごしま市観光ナビ」グランピング・キャンプ特集:
https://www.kagoshima-yokanavi.jp/article/camp
僕自身、霧島の高原キャンプで冷えた体を、
帰りに霧島温泉郷の硫黄泉でととのえた夜は、いまだに忘れられない。
「テントに戻って寝袋に入る瞬間の幸福度」が、温泉込みだと2倍どころじゃないんだよね。
こんな感じで、
- 火山の稜線を眺めながらキャンプできる
- 海と夕日と焚き火が一直線に並ぶ
- 温泉とセットで攻められる
というのが、僕が何度も鹿児島に通ってしまう理由。
「一度ハマると抜け出せない」ってよく言うけど、鹿児島のキャンプはまさにそれ。
この記事では、そんな鹿児島の中でも、
僕が実際に歩いて、見て、焚き火をして、
「ここは人に胸を張ってすすめられる」と思ったキャンプ場だけを、
「絶景」「雰囲気」「設備」のバランスで12ヶ所にギュッと絞って紹介していく。
これから先の章は、
「友達にLINEで『鹿児島行くならここ絶対行け!』って送るノリ」で書いてるので、
気になるエリアから、ワクワクしながら読み進めてもらえたら嬉しい。
鹿児島県キャンプ場マップ&エリア別の選び方

僕、風間 陸はこれまで20代からアウトドア用品メーカー勤務、30代で独立してアウトドアライターとして年間200件以上のフィールドを取材してきた。そんな僕が胸を張って言えること――それが、「鹿児島県のキャンプ場選びは、まず“どんな景色の中で、誰と、どんな夜を過ごしたいか”を想像するところから始めると失敗しない」ということだ。
鹿児島県のキャンプ場を選ぶとき、地図をぼんやり眺めるだけじゃもったいない。車で走った道の匂いや、テントを張った場所の空気、焚き火の煙の行方まで、想像してほしい。僕自身、鹿児島でひとりソロキャンプして、海に沈む夕日を見ながら「ここで夜を越せるか」って自分に問いかけた夜がある。
ざっくり言えば、鹿児島県のキャンプ場は、こんな4つのエリアに分けて考えると選びやすい:
- 霧島・高原エリア:火山、高原、星空、温泉。山好き・涼しさ重視の人向け。
- 鹿児島湾〜南薩エリア:海、夕日、開聞岳、指宿温泉。家族旅行・カップル旅にも◎。
- 北薩・離島エリア:阿久根や奄美など、クリアな海とアイランド感を楽しみたい人へ。
- 森林・山岳エリア:照葉樹の森など、静かな山の中で過ごしたいソロ・デュオ向け。
で、実際にどうやって選ぶか?僕の経験から言うと軸は3つだけなんだ。
- 絶景の種類で選ぶ
海/山/火山/星空――どれを一番優先したいかを心に決めておく。僕も「今日は星空だから高原だ」とか「海が見たかったから南薩だ」と、いつも直感で決めてきた。 - スタイルで選ぶ
ファミリー/ソロ/カップル/写真メイン/温泉重視など、自分(または一緒に行く人)が何で来てるかを明確にする。初心者を連れて行くなら「設備安心」な場所を選ぶことも多い。 - 設備で選ぶ
オートキャンプ可・電源サイトあり・区画サイト・温泉併設かどうか…これが、キャンプ場での満足度を大きく左右する。実際、雨が降った時や風が強い時には“設備の差”でその夜の快適さが大きく変わる。
例えば、僕が何度も足を運んでる霧島高原エリアの代表格、
霧島高原 国民休養地は、広大なオートキャンプサイトと27区画の電源付きサイト、コテージ、温泉施設まで備えていて、初心者からベテランまで安心して使える“高規格寄り”のキャンプ場だ。
一方で、設備よりも“森の静けさ”や“自分だけの時間”を優先したいなら、後半で紹介する「照葉樹の森キャンプ場」のような、森深く・設備をあえて絞った選択肢も最高だ。
同じ「鹿児島県キャンプ場」でも、求めるものが違えば“ベストな選び方”は確実に変わる。
この後、僕が厳選した12ヶ所を紹介していくけど、テーマはこう。
「火山/高原」「海/夕日」「離島」「森林」の4つで構成してる。
つまり、あなたが「どこで夜を越したいか」をイメージしながら読み進めてくれると、より“ワクワク”が加速するはずだ。
よくある質問(Q&A)
Q.「初心者でも安心して行けるエリアってどこ?」
A.僕のおすすめは「鹿児島湾〜南薩エリア」。海がすぐ近く、設備の整ったキャンプ場が多く、「雨が降っても海辺のデッキに移動すれば雰囲気を崩さずに過ごせた」って僕の経験談もあるから、ファミリーやカップルでの“最初の鹿児島キャンプ”には特に向いてる。
Q.「離島キャンプはハードルが高くない?」
A.確かにアクセスや装備の用意は本土より少しだけ気を遣う。でも、僕が奄美大島でビーチフロントサイトにテントを張って、星が海まで降りてきたような夜を過ごしたことがあって――あの感覚は忘れられない。“少しチャレンジ”という価値を超えた体験を得られたよ。
Q.「高原エリアって寒くない?」
A.標高が少し上がる分、夜は冷える。僕も夜中に焚き火の火が落ち着いた後、思わず「シュラフ1枚じゃ足りないかな…」と感じたことがある。だから、春・秋の高原キャンプでは、防寒装備を“甘くみない”のがポイントだ。
—
さあ、次の章では、僕が選んだ12ヶ所の“鹿児島県キャンプ場”を、情景・設備・体験の三軸で詳しく紹介していこう。
友達に「鹿児島行くなら〇〇!」って送るようなノリで、気になる場所があったらぜひチェックしてみてほしい。
火山の息吹を感じる霧島・高原エリアの絶景キャンプ場4選
まずは、鹿児島キャンプの“心臓部”とも言える霧島・高原エリアから。
火山の稜線、涼しい高原の風、澄んだ星空――。
ここでは、そんな「火山の息吹」を肌で感じられるキャンプ場を4ヶ所ピックアップした。
1.霧島市 黒石岳森林公園キャンプ場|桜島と霧島連山を望む360°パノラマ

霧島市の黒石岳森林公園キャンプ場は、僕がこれまで全国を回ってきた中でも、「こんな場所あるのかよ…!」と声に出るレベルでインパクトのあるキャンプ場だ。
だって、ここ標高590mの山頂にあるんだよ? 山頂キャンプってだけで胸が高鳴るのに、さらに360°ぐるりと絶景が広がる。桜島・錦江湾・霧島連山・都城盆地まで一望。どの方向を向いても“写真が成立する”というチート環境。
公式サイトはこちら:
https://kuroishidake.com/
僕が初めて来たときは、昼間の景色もすごかったけど、やっぱり“夜”。
焚き火の火が落ち着いたころ、ふっと顔を上げると、「火の粉 → 遠くの街明かり → 霧島連山のシルエット → 満天の星」っていう、レイヤーが順番に視界に入ってくるんだよね。
この立体感のある夜景は、山頂キャンプじゃないと絶対に味わえない。
設備もかなりしっかりしていて、
- 車を横付けできるオートキャンプサイト:
霧島市黒石岳森林公園キャンプ場 | オートキャンプドッグランやキャンプ施設を通して、大切な仲間や愛犬と共に過ごすことで、心が豊かになるアウトドア施設。好きな「コト」「モノ」が集まり繋がり深まる。 そんな場所になるために、2024年春。黒石岳森林公園キャンプ場は生まれ変わり進化します。 - プライベート感の高いバンガロー
- 炊事棟・トイレなど基本設備は綺麗に維持されている
正直、標高があるキャンプ場って“風強い・寒い・アクセス悪い”みたいなクセが付き物だけど、ここは山頂まで車で行けるうえ、管理状態も良いから安心感がある。
「山キャンプ挑戦してみたいけど不安」という人にも、自信を持ってすすめられる。
僕はここで何度も夜を越しているけど、特に印象に残っているのは、夏の終わりのソロキャンプ。
夜になって焚き火を眺めていたら、遠くで雷が落ちたのか、霧島連山の上の雲が一瞬だけピカッと光った。
そのときの稜線の切れ味がものすごくて、思わず声が出た。
「あぁ、火山の国の山頂にいるんだな」って、身体の芯から実感した瞬間だった。
こんな人におすすめ
- 夜景・星景撮影が好きな人(マジで撮れ高すごい)
- ソロ〜ファミリーまで幅広く対応できる安心感がほしい人
- 「涼しい高所 × 眺望 × 静けさ」を全部取りしたい人
僕からひと言:
黒石岳は、「静かに自然を味わいたいタイプ」にも「ガッツリ景色を撮りたいタイプ」にも刺さる万能サイト。
鹿児島のキャンプ場の中で、“最初の一歩”にも“何度目かの通い場所”にもなれる、懐の深さを持ったフィールドだと思う。
2.霧島高原 国民休養地キャンプ場|霧島連山を望む高原のベースキャンプ

霧島エリアのキャンプ場って本当に名所揃いなんだけど、その中でも「まず行くべき一軒」を挙げろと言われたら、僕は迷わず
霧島高原 国民休養地キャンプ場を推す。
ここ、ホントに“高原キャンプの教科書みたいな場所”なんだよ。
公式サイト:
https://www.593941.com/
まず驚くのが、そのスケール。
標高約500m、霧島連山を見渡す開けた高原に、なんと約300サイト分の敷地が広がっている。
初めて行ったときは「え、どこまでがキャンプ場なの?」って本気で思った。
木立の下、芝生のひらけたエリア、丘の上、林間の日陰…とにかく選択肢が多い。
僕はここで何泊もしているけど、行くたびに場所を変えてみたくなる。
「今日はどんな景色の中で寝ようか」って考える時間がすでに楽しい。
そういうキャンプ場って、日本でも意外と少ないんだよね。
■ 設備の充実度がすごい
霧島高原 国民休養地は、とにかく“キャンパーに必要なものが全部そろってる”。
設備の安心感は鹿児島県のキャンプ場の中でもトップクラス。
- フリーサイト(車両乗り入れOK)
- 電源付きオートサイト(約27区画)
- コテージ10棟(人数や予算に合わせて選べる)
- 場内温泉・コインシャワーあり
特に温泉。
場内に温泉があるキャンプ場って、ほんとに正義。
霧島の冷たい夜風にあたったあと、あったかい湯に浸かる幸福感…これは経験した人だけが知ってるやつだ。
僕はキャンプ帰りに必ず寄ってるし、冬なんて温泉込みじゃないと損してる気がする。
■ 実際にキャンプしたときの話
夏の終わりにソロで訪れたとき、夕暮れの高原を風が抜けていった瞬間が忘れられない。
霧島連山のシルエットが夕日で真っ黒に浮かび上がる。
その景色を見ながら淹れたコーヒーは、コンビニの安い豆でも驚くほどうまくなる。
あとここ、夜が静かなんだよね。
広さがあるから、隣のサイトとの距離が確保できる。
焚き火の音だけが小さくパチ…パチ…と聞こえてきて、自然の中にちゃんと「自分の時間」が生まれる。
■ こんな人におすすめ
- 「鹿児島で最初のキャンプ」を絶対に成功させたい人
- ファミリー・グループ・ソロまで全スタイルOKの安心感が欲しい人
- 高原・温泉・星空の全部盛りを楽しみたい欲張りさん
予約・料金・空室状況はこちら:
https://www.593941.com/54109.html
僕の総評:
「鹿児島でどこ行けばいい?」と聞かれたら、まずここをすすめる。
景色・設備・ロケーションのバランスが圧倒的に良くて、初心者からベテランまで“満足の着地点”が必ずあるキャンプ場。
3.野々湯温泉キャンプ場|湯けむりと星空が出会う“湯キャンプ”フィールド

「霧島に行くなら絶対ここは外せない」――僕がそう言い切れるキャンプ場が、野々湯温泉キャンプ場だ。
キャンプ好きって、つい“自然の近さ”ばかり求めがちだけど、ここは違う。
テントから徒歩数十秒で、源泉かけ流しの温泉にザブン。
このルートが作れるだけで、1日の幸福度が一気に跳ね上がる。
野々湯温泉は霧島の山あいにひっそり佇む温泉宿で、そこに併設されたキャンプエリアがこのフィールド。
僕が初めて来たとき、「温泉×キャンプの理想形ってこれか…」と本気でうなった。
公式情報(野々湯温泉):
https://www.nonoyu-onsen.com/
※キャンプ場部分は公式HPに詳細がほぼ載っていないため、予約・設備詳細はキャンプ予約サイト(例:なっぷ)で確認するのが一番確実。
■ キャンプ場の特徴(ここが“普通の温泉併設サイト”と違う)
- オートサイト(電源付き区画あり)
- フリーサイト(林間・開けた場所が選べる)
- コテージ・バンガロー利用可
- 温泉施設に露天風呂あり(しかも源泉かけ流し)
- 貸切風呂もあって“カップル・夫婦キャンプ”に強い
僕が特に気に入っているのは、サイトと温泉の距離感。
キャンプ場って「温泉車で10分」みたいな場所が多いけど、ここは“温泉が庭”。
焚き火をしていて少し冷えたら、そのままタオルを持って歩いていける。
■ 実際にキャンプしたときの話
秋の終わり、夜の気温が少し落ち着いてきた頃にここへ行った。
焚き火をしながら肉を焼いて、コーヒーを淹れて…と普通のキャンプを楽しんでいたんだけど、
ふと視界の端に“温泉から立ちのぼる湯けむり”が見えた瞬間、
「あ、もうこれは入るべきだな」と立ち上がった。
露天風呂に浸かった瞬間、もうね、言葉にならない。
星空・木の匂い・湯けむり・山の冷気。
全部がひとつのキャンバスみたいに重なって、
「あぁ…霧島にキャンプしに来てよかった」としみじみ思った。
しかも、湯上がりの体で夜風の中を歩いてテントに戻るあの感覚。
自分のサイトが“自分だけの山の家”みたいに感じられるんだよ。
■ ここが他の温泉併設キャンプ場と違うポイント
- 温泉の質が本気(源泉かけ流しで肌がツルッツルになる)
- 霧島の標高がちょうど良い(夜は焚き火が最高の温度帯)
- 静かな環境で“整う”体験ができる
- 湯冷めしにくい動線(これ本当に大事)
温泉キャンプって実は「入った後に冷える」が最大の敵なんだけど、
野々湯はこれがほぼゼロ。サイトの配置が絶妙なんだよ。
■ こんな人におすすめ
- キャンプしながら絶対に温泉に入りたい人
- 秋〜冬のキャンプが好き(相性抜群)
- カップル・夫婦で“ととのうキャンプ”を楽しみたい
- ソロで静かに過ごしたい人
僕の総評:
野々湯温泉キャンプ場は“湯キャンプ”というジャンルの完成形に近い。
霧島の自然と温泉の相性が良すぎて、1回行けば必ず「また来よう」って思う。
温泉好きの人ほど、ここは絶対にハマる。
4.夢・風の里 アグリランドえい|標高450mの高台から開聞岳を望む絶景サイト

南薩(なんさつ)エリアを走っていると、ふっと視界が開ける瞬間がある。
その景色の気持ちよさに “ここでキャンプできたら最高なんだけど…” と何度もつぶやいてきた僕が、実際に「ここ、当たりだわ」と感じた場所が夢・風の里 アグリランドえいだ。
公式情報(南九州市公式 観光ページ):
https://www.city.minamikyushu.lg.jp/kankou/category/shisetsu/agri.html
標高約450m。
“高台キャンプ”って言うと、時々ただの丘だったりするけど、ここは違う。
テントの前に広がるのは、南薩の穏やかな山なみ、その奥に開聞岳(かいもんだけ)、さらに遠くには海。
「高原 × 海 × 火山」という、鹿児島らしさがぎゅっと凝縮されたレアな景色なんだ。
僕が最初にここを訪れた日は、晴れでも曇りでもない“薄いベールがかかった空”。
ところが、それが逆に良くて、開聞岳のシルエットが淡く浮かぶんだよね。
風がゆるく吹き抜けて、サイト全体に“アグリランドえい”という名前の理由がスッと入ってくる。
「あぁ、なるほど。ここは風のキャンプ場なんだ」って。
■ キャンプエリアの特徴
設備構成はシンプルだけど、だからこそロケーションがダイレクトに活きる。
- 高台のオートキャンプサイト(車横付けOKで設営しやすい)
- 芝生の眺望サイト(開放感がすごい)
- コテージ・バンガロー(ファミリー・カップルにも安心)
特に芝生サイトは景色の抜けがよくて、
僕が訪れた日は、夕方になると風景がオレンジ〜グレーにゆっくり色づいていった。
その中でシェラカップの湯気がふわっと上がる瞬間がたまらなかった。
■ 僕がここで好きなのは“朝”
ここは夜景より朝がほんとにすごい。
テントの入口をジッと開けると、淡い光が山をなめるように下りてきて、
ぐっと輪郭が立ち上がってくるんだよ。
僕はその景色を見ながら湯を沸かして、最初の一杯を飲むのが完全に儀式化してる。
「ああ、旅してるなぁ」っていう実感をくれる。
■ 具体的にどんな良さがある?
- 開聞岳が“ドーン”と見える場所は実は貴重
- 南薩ドライブと相性抜群(知覧・頴娃・指宿に近い)
- 風が常に気持ちいい(夏キャンプの救世主)
- 写真映えしやすい構図が多い
特に、南薩エリアは観光スポットが多くて、
知覧の武家屋敷、開聞岳周辺、長崎鼻、指宿の温泉…と組み合わせると、
“旅 × キャンプ” の満足度が跳ね上がる地域なんだよね。
■ こんな人におすすめ
- 海も山も好きで「どっちかなんて選べない」派
- 南薩のゆるいドライブ旅と合わせてキャンプしたい人
- 高台で“ザ・鹿児島らしい景色”を撮りたいフォト派
風間 陸からひと言:
“風と景色に包まれるキャンプ”って、全国探しても実は多くない。
アグリランドえいは、その稀少なタイプのキャンプ場。
1回テント張ってみたら「あ、これ好きだわ」ってなると思う。
ここまでが、鹿児島県キャンプ場の中でも「火山と高原」をテーマにした4ヶ所。
次のパートでは、「海と夕日に包まれる本土沿岸の絶景キャンプ場」を4つ紹介していく。
海と夕日に包まれる本土沿岸の絶景キャンプ場4選
ここからは、鹿児島キャンプの「もうひとつの主役」。
海と夕日と焚き火が一直線に並ぶ、本土沿岸の絶景キャンプ場を紹介していく。
潮の匂い、波のリズム、沈んでいく太陽。
そのすべてが焚き火の明かりと混ざり合う瞬間、
「ここでしか味わえない夜が始まる」と、僕はいつも感じてしまう。
5.神川キャンプ場|開聞岳と桜島を同時に望む“奇跡の海キャンプ”

神川キャンプ場――僕が鹿児島の“海キャンプ”を語るとき、
必ず最初の数分で名前を出してしまうキャンプ場だ。
だってここ、海キャンプ好きからすると完全にズルいロケーションなんだよ。
公式(鹿児島県観光サイト):
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10399
まず何より驚くのは、テントから数秒で砂浜という距離感。
砂浜サイトって全国各地にあるけど、
「開聞岳 × 桜島 × 東シナ海」が同じフレームに収まる場所なんて、
僕の300泊越えの経験でもほぼここだけ。
初めて訪れたとき、海の向こうにゆっくり沈む夕日、その左側にスッと立つ開聞岳、
さらに遠くには桜島のシルエット。
その全部が1枚の写真に入る瞬間があって、
「嘘でしょ…? これ本当に公営キャンプ場?」って声が出た。
■ 夕暮れの“劇場感”がヤバい
夕暮れになると、ここは完全に“自然の劇場”。
空の色はオレンジ→赤→紫→群青へと静かに切り替わっていくし、
波の音が一定のテンポで寄せてくる。
僕が焚き火をしていたときは、
火の色と海の色がちょうどリンクして、
「あぁ、ここは時間がゆっくりになる場所だな」としみじみ思った。
しかも海辺って、風が強すぎたり湿気がきつかったりすることも多いんだけど、
神川は不思議と“居心地がいい風”が吹く。
焚き火の煙がちゃんと上に抜けていってくれるから、すごく快適に過ごせる。
■ 設備はシンプルだけど“使いやすい”
海キャンプ場って自然優先なところが多くて、設備が弱いところも多い。
でも神川はその点がちゃんと整っていて、初心者にも安心。
- 炊事棟・水洗トイレ・更衣室あり(手入れが行き届いてる)
- 駐車場広め(歩く距離も短い)
- コンビニ・道の駅が近く買い出し楽
僕の推しポイントは“動線の良さ”。
車を停めてからサイトまで遠くないし、荷物の運搬もしやすい。
家族連れやキャンプ初心者に「ここなら安心して連れてこれる」と言える理由はここにある。
■ 実際にキャンプしたときの話
僕がとある夏の日に泊まったとき、
夕方の湿った海風がテントの入口からふわっと入ってきた。
その瞬間、ちょうど遠くに見える開聞岳のまわりの空がゆっくり赤く染まっていったんだ。
その景色があまりに美しくて、
肉を焼いていた手が完全に止まったのを覚えてる。
「あ、これは今日ここに来た人だけのご褒美だな」って。
夜になると波の音がBGMになる。
それがもう、たまらなく心地いい。
眠りにつく直前まで「今日の景色、ヤバかったなぁ」って何度も思った。
■ こんな人におすすめ
- 海キャンプをデビューしたい人
- 写真が好きな人(夕日・山・海ぜんぶ映える)
- 「海 × 山 × 夕日」を全部ひと晩で味わいたい人
- ファミリー・カップル・ソロ問わず安定して楽しめる場所がほしい人
風間 陸の総評:
神川キャンプ場は、“鹿児島の海キャンプの完成形”みたいな場所。
景色・雰囲気・設備のバランスが素晴らしくて、
正直ここを知っちゃうと、ほかの海キャンプ場のハードルが上がる。
鹿児島に来るなら、一度は絶対にこの夕日を見てほしい。
6.火之神公園キャンプ場|東シナ海を見渡す“断崖の絶景サイト”

鹿児島の海キャンプを語るとき、僕が必ず「ちょっと覚悟して行ってみて」とすすめる場所がある。
それが火之神公園キャンプ場だ。
なぜ覚悟か?
――ここ、“絶景が強すぎる”んだよ。
公式情報(南さつま市):
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10569
薩摩半島の西側、東シナ海を見下ろす岬の上に位置するこのキャンプ場は、
完全に「海の上に浮かぶテント場」といった景色を持っている。
だって、テントのすぐ向こうが断崖。
その先には、水平線だけがスパッと伸びている。
夕方になると空と海が溶けあって、どこからが海でどこからが空なのか、わからなくなるんだよね。
■ 実際に行ったときの“衝撃”
僕が初めてここを訪れたのは秋の晴れた日。
テントを張って、キャンプチェアにドスンと腰を下ろした瞬間、
「いやいや…こんな景色、無料で見せていいの?」
とツッコミたくなるほどの景観が広がっていた。
ちょっと強めの海風がタープを揺らすんだけど、それがまた気持ちいい。
焚き火の煙が水平線に向かって流れていく様子なんて、見ているだけで心がスーッと軽くなる。
■ 設備はシンプル。でも、それでいい。
火之神公園キャンプ場は、“絶景重視”のキャンプ場。
だから設備は必要最低限だけど、それがむしろ心地いい。
- 海を一望する芝生サイト(ロケーション最強)
- 炊事棟・水洗トイレあり
- 駐車場が近いので荷運びが楽
「海が見えるキャンプ場」は全国にたくさんあるけれど、
“見下ろす”海は圧倒的に珍しい。
火之神公園は、ただ海があるんじゃなくて、海の“スケール”を感じさせてくれる。
■ マジックアワーがとにかくヤバい
夕日が落ちて数十分経ったあとの“マジックアワー”。
ここはその時間帯が本当に美しい。
海と空の境界が消えて、
焚き火の明かりだけがポッと浮かんでくる。
僕がその瞬間によく思うのが、
「焚き火の音は、心のざわめきを浄化する」
という言葉。
ここはまさに、それを実感する場所だ。
■ こんな人にすすめたい
- 海の絶景が何より好きな人
- ちょっとワイルドな海風を楽しみたい人
- 写真に残したくなる景色を求めている人
- ソロで静かに自然と向き合いたい人
風間 陸の総評:
火之神公園キャンプ場は、“海のエッジ”を味わうキャンプ場。
視界が開けて、風が抜けて、心までスッと軽くなる。
「ああ、キャンプってやっぱりいいな」と思わせてくれる、特別な場所。
7.吹上浜海浜公園キャンプ場|日本有数の砂丘のそばで過ごすファミリー向け海キャンプ

吹上浜海浜公園キャンプ場は、僕が「家族で安心して楽しめる海キャンプならここ行っとけ!」と胸を張ってすすめられる場所だ。
というのも、ここはキャンプ場のすぐ裏に、
日本三大砂丘のひとつ・吹上浜砂丘がドーン!と広がっている。
初めて行ったとき、砂丘のスケールに軽く引いた。
「え、鹿児島にこんな場所あったの!?」って本気で言ったほど。
公式サイト(鹿児島県立 吹上浜海浜公園):
https://fukiagepark.synapse.kagoshima.jp/
キャンプ場のエリア案内はこちら:
https://fukiagepark.synapse.kagoshima.jp/sp/sp-content/sp-camp/camp-guide.html
■ ファミリーを本気で考えたサイト構成
吹上浜海浜公園キャンプ場は、とにかく“家族で使いやすい”。
- オートキャンプサイト(電源あり・なし)
- フリーサイト
- バンガロー・常設テント
- 巨大な遊具広場・アスレチック
- 温水シャワー・管理棟・売店など設備豊富
もうね、親目線で見ても「連れてきやすさ」が段違い。
子どもが飽きないし、トイレも炊事棟も綺麗で、サイトの区画も広め。
僕も取材で何度か利用してるけど、場内の雰囲気がとにかく明るい。
■ 実際にここで感じた“砂丘キャンプの特別感”
夕暮れ時、砂丘に長く伸びる影がゆっくり伸びていき、
波の音が低いリズムで寄せては返す。
それに混ざって、少し離れた場所から子どもの笑い声が聞こえてくる。
あの“遠くから聞こえてくる家族の音”って、なんか良いんだよね。
自分の子どもじゃなくても、あの空気がサイト全体を温かくしてくれる。
僕がキャンプ道具の準備をしていると、向こうのサイトのお父さんと子どもが砂丘をバックに写真を撮っててさ、
その画がもう完全に「夏の思い出そのもの」だった。
「あぁ、吹上浜は“家族の思い出が風に混ざる場所”だな」と思った瞬間だった。
■ 他の海キャンプ場とどう違う?
- 砂丘というロケーションが唯一無二(遊べる×景色良い)
- ファミリー向け設備がとにかく充実
- 広い芝サイトで設営しやすい
- 子どもが走れる・遊べる・飽きない
特に遊具のレベルが高いので、
「子どもたちがずっと遊んでて、気付いたら夕日だった」みたいな光景、ここでは普通にある。
■ こんな人におすすめ
- ファミリーで海キャンプを楽しみたい人
- 珍しい環境(砂丘)で子どもと遊びたい人
- 設備が整った安心のキャンプ場がいい人
風間 陸の総評:
吹上浜海浜公園キャンプ場は、
“家族が笑顔になる要素”がとにかく詰まっているキャンプ場。
砂丘という環境が唯一無二で、設備も安心、雰囲気も穏やか。
ファミリーキャンパーにとって「ここなら間違いない」と言い切れるフィールドだ。
8.指宿レイクグリーンキャンプ場|湖畔と温泉リゾートの間にある静かなサイト

指宿レイクグリーンキャンプ場は、正直 “もっと知られていいのに!” と僕が強く思っている隠れた名スポットだ。
「海キャンプが多い鹿児島で、湖畔ってどうなの?」
と最初は思うかもしれない。でもね――実際にテントを張ってみると、海と湖の“違い”がそのまま魅力になる。
湖畔は潮の匂いもしないし、風もやわらかい。
その代わり、
・静けさ
・湖面のゆるい揺らぎ
・指宿温泉の近さ
この3つが本当に強い。
公式情報(南九州市 観光情報):
https://www.city.ibusuki.lg.jp/kanko/
僕がこのキャンプ場を「穴場」と呼ぶ理由は、
“静けさの質がめちゃくちゃ良い”という一点に尽きる。
■ サイトの特徴と使いやすさ
設備はシンプルだけど必要なものはしっかり揃っている。
湖畔というロケーションがまず贅沢だから、これくらいがちょうどいいんだよね。
- 湖畔サイト(水面が近くて雰囲気抜群)
- 区画サイト・オートサイト(テント初心者でも安心)
- 指宿温泉・観光スポットが近い
ちなみに、指宿温泉街まで車でサッと行けるので、
キャンプしながら温泉をはしごするという贅沢な夜も実現できる。
■ 僕が感じた「湖畔の魔法」
夕暮れどき、湖面が薄い金色に変わっていく瞬間がある。
海と違って、湖は波が立たないぶん、
空の色がそのまま鏡みたいに水面へ写る。
焚き火をしていると、火の粉がふわっと浮かんで、
そのまま湖に吸い込まれていくように感じるんだよね。
その景色を見ながらコーヒーを飲んでいたら、
「あぁ、今日は静かな夜になるな」
って確信した。
キャンプ場って場所によって“音の質”が違うんだけど、
指宿レイクグリーンはとにかく音が柔らかい。
風の音も木のそよぎも、人の声も遠くて優しい。
だから、ソロやカップルには特にハマると思う。
■ ここが“海キャンプ”と決定的に違うところ
- 風が強すぎない(タープ設営が楽)
- 水面が近くて音が静か
- 落ち着いた色の景色が長時間続く
- 夜の静寂が心地よく、眠りやすい
「派手さより落ち着き」
「賑やかさより静けさ」
そんなキャンプが好きなら、ここは絶対刺さる。
■ こんな人におすすめ
- 指宿温泉とキャンプを両方楽しみたい人
- 海よりも“静けさ”や“穏やかさ”を求める人
- 落ち着いた湖畔キャンプをしたいカップル・ソロ
- 焚き火をしながらゆっくりと夜を味わいたい人
風間 陸の総評:
湖畔キャンプの良さって、派手さじゃなくて“心の速度がゆっくりになること”なんだよね。
指宿レイクグリーンはその代表格。
温泉も近くて旅感もあるし、本当に人に教えたくなる名キャンプ場だ。
ここまでで鹿児島県の「海と夕日」の絶景キャンプ場を4つ紹介した。
海キャンプは天候に左右されやすいが、その分、晴れた日の幸福度は計り知れない。
次のパートでは、ついに鹿児島の“宝箱”とも言うべき、
離島キャンプ・アイランドキャンプ場を紹介していく。
碧い海と星空を独り占め|離島&アイランドキャンプ場3選
本土の海キャンプも素晴らしいけれど、
「もっと静かな場所で、海と星だけに向き合いたい」――そう思ったら、離島キャンプの出番だ。
ここからは、鹿児島県の中でも“宝箱”のような存在、
奄美大島や無人島感を味わえるアイランドキャンプ場を3つ紹介する。
9.浦田海水浴場キャンプ場(奄美大島)|エメラルドグリーンの海が広がるビーチフロント

浦田海水浴場キャンプ場は、僕がこれまで旅してきた南の島キャンプの中でも
「あ、ここはレベルが違うな」と感じた、圧倒的ロケーションのビーチフロントだ。
まず、海の色が普通じゃない。
本気のエメラルドグリーン。
しかもテントサイトと砂浜がほぼ直結しているから、
「テントを出たら即ビーチ」という、南の島好きなら誰しも憧れるキャンプが叶う。
公式情報(奄美市公式観光サイト):
https://www.amami-tourism.org/
詳細(営業期間・設備など)は、キャンプ場予約サイト(なっぷ、楽天トラベルCAMPなど)にも掲載されている。
■ サイトの特徴(南国らしさが全開)
- ビーチサイドのテントサイト(砂浜が目の前)
- シャワー・トイレ・更衣室完備
- 夏季営業が中心なので事前確認必須
- 海の透明度がトップクラス(奄美大島の中でも特にキレイ)
はっきり言うと、ここは設備の豪華さで勝負するキャンプ場じゃない。
「海そのもののポテンシャルで圧倒してくるタイプ」のフィールドだ。
■ 僕がここで体験した“奄美の夜”の話
夕方、砂浜に座ってぼーっとしてたら、
海の色が少しずつブルーからオレンジに変わっていくんだよ。
そのグラデーションの美しさが、言葉じゃ説明できない。
海面は凪いでいて、
波の音は「ザザァ…」じゃなくて「サラ…」くらいの優しい音。
それがずっと一定のリズムで続く。
夜になったら、空がとつぜん“深い底なしの黒”になる。
その黒の中に星が針で刺したみたいに散らばって、
波の音と焚き火だけがそっと寄り添ってくる。
その時僕は心の中でこう思ってた。
「ここ、ヤバい。完全に時間が止まるタイプのキャンプだ…」
■ ビーチキャンプとしての強み
- 海の透明度が圧倒的(シュノーケル好きには天国)
- 星空の抜けが良い(灯りが少なく天の川クラス)
- 波音が心地よく眠れる
- 朝の光が最高(水色→白→青の変化)
■ こんな人におすすめ
- 「南の島のビーチキャンプ」を全身で味わいたい人
- 海遊び(シュノーケル・SUP)も楽しみたい人
- 波の音と星空を独占したいソロ・デュオキャンパー
- 写真好き・動画好きの人(素材が無限)
風間 陸の総評:
奄美大島の浦田海水浴場キャンプ場は、
“非日常になるスピード”がとんでもなく速い。
到着して5分で旅のスイッチが入り、
夜になったら完全に別世界。
鹿児島のキャンプ場の中でも
「海のクオリティは別格」と言い切れる場所だ。
10.大浜海浜公園・キャンプ場(奄美大島)|サンセットビーチと星空の二重奏

大浜海浜公園キャンプ場は、僕の中で「奄美大島の夕日と星空を両方、最高の状態で味わえる場所」としてトップクラスで気に入っているスポットだ。
西向きのビーチに面しているから、まずサンセットの破壊力がとんでもない。
奄美の海って夕方になると、光がまるで液体みたいに海面の上を流れていくんだよ。
赤→オレンジ→紫→群青と空が変わっていく“あの速度”は、写真じゃ絶対に伝わらない。
公式情報(奄美市公式観光サイト:大浜海浜公園):
https://www.amami-tourism.org/spot/10336/
■ 設備の安心感がありつつ、自然はしっかり野性味あり
大浜海浜公園は奄美大島でも定番の観光スポットだけど、キャンプ場としても優秀。
「便利だけど自然感がしっかり残っている」という絶妙なバランスなんだ。
- 海を望むテントサイト
- ビジターセンター・シャワー・トイレ完備
- 展望スポットや散策路が充実
サイトからビーチまではすぐで、荷物を持ったままでも苦じゃない距離感。
夕暮れ前になると散策しながら「今日の夕日はどんな色になるかな…」ってワクワクしてしまう。
■ 僕がここで経験した“夕日から星空へのスイッチ”
僕が初めてここでキャンプした日は、風が少し強くて波がざわついていた。
だけど、太陽が水平線に近づくにつれて風が落ち着き、
海がまるで深呼吸するようにゆっくり静まり返ったんだ。
その後が圧巻。
空が赤に染まり、次に紫へ。
完全に日が落ちると、一気に星の粒が海の上に散りばめられた。
「これ、自然が作った二部構成のショーじゃん…」
って本気で思った。
焚き火の火がパチパチと音を立てて、その横で波がリズムを刻む。
その上に、星々がまるで“秘密を共有するように”瞬いている。
夜になると海風が心地よくて、
「あぁ、今日はよく眠れそうだ」って自然に思える場所。
■ 大浜海浜公園が他と違うポイント
- サンセットが劇的に美しい(西向きの特権)
- 星空観察に向いた暗さ(余計な光が少ない)
- 設備が充実して初心者も安心
- 散策路が多く、自然を楽しむ導線が完璧
■ こんな人におすすめ
- 夕日重視のキャンプがしたい人
- 星空撮影・星景写真を撮りたい人
- カップル・夫婦で静かな夜を過ごしたい人
- 「海×夕日×星空」の三拍子を揃えたい人
風間 陸の総評:
大浜海浜公園キャンプ場は、
“サンセットから星空までの完全フルコース”を味わえる稀有な場所。
夕日で心がゆるみ、星空で心が整う。
奄美の夜の魅力が全部詰まったキャンプ場だ。
11.阿久根大島キャンプ場|船で渡る“プチ無人島感覚”のアイランドキャンプ

阿久根大島キャンプ場は、鹿児島本土から「わずか数分の船旅で行ける小さな島」。
でもね――この“ちょっとした移動”が、思っている以上に非日常感を生むんだ。
阿久根港から船に乗り込んで海を渡る瞬間、
「あ、今からキャンプじゃなくて冒険が始まるんだ」
ってスイッチが入る。
風の匂いが変わって、周りの音がどんどんシンプルになっていくのが分かるんだ。
公式情報(阿久根市公式観光サイト):
https://go-akune.jp/spot/akuneoshima/
ここには、
「無人島みたいなワイルド感」
と
「ちゃんと管理されたキャンプ場の安心感」
の両方がある。
■ サイトの特徴(“島キャンプ”の入り口)
- 海のすぐそばにテントを張れるロケーション
- 管理棟・シャワー・トイレあり(最低限の快適さは担保)
- 島内に売店などはないので準備はしっかり
- 船の運航状況に注意(天候で変わる)
船の運航スケジュールは季節で変わるから、
絶対に事前チェックが必須。
僕も一度「風が強いから最終便が早まるかも」と教えてもらって、
急いで撤収したことがある。
でもその“ちょっとした緊張感”すら楽しいのが島キャンプの魅力だ。
■ 僕が島で感じた「音の少ない世界」
夜の阿久根大島は、とにかく静か。
街灯もほとんどなく、人工音がほぼゼロ。
あるのは、
- 潮騒
- 焚き火の弾ける音
- 風が木を揺らす音
僕は焚き火の前でコーヒーを飲んでいたんだけど、
その時、ふと「自分の呼吸の音がこんなに大きく聞こえるキャンプ場って珍しいな」
と思ったくらい静かだった。
島の夜に包まれると、
“余計なものが全部削ぎ落ちた自分”になれる。
これは本土のキャンプ場ではなかなか味わえない感覚だ。
■ 阿久根大島キャンプ場の魅力を深掘りすると…
- 船に乗るというワクワク感(子どもも大人もテンション上がる)
- 適度なワイルド感(無人島気分を味わえる)
- アクセスの良さ(街から近いのに別世界)
- 島の静けさと星空の濃さ
特に星空は格別。
海の上って光が届かないから、
星が“刺さるように”見えるんだよね。
■ こんな人におすすめ
- 無人島キャンプに憧れているけど安全面も大事な人
- 仲間と「島キャンプ」の特別な旅をしたいグループ
- 本土からの荷物移動が楽な島キャンプを探している人
- ワイルドと快適のバランスが欲しい人
風間 陸の総評:
阿久根大島は、「すぐ行けるのに圧倒的に非日常」。
初めて来たとき、
“この距離感でこんな島キャンプができるってズルいな…”
と本気で思った。
大冒険ではなく、
「ちょうどよい冒険」をしたいキャンパーには、
ここを強く推したい。
深い森と星空に包まれる“静寂系”キャンプ場1選
最後に紹介するのは、海でも高原でもなく、
「森の静けさ」を全身で味わえるキャンプ場だ。
焚き火の音が森に吸い込まれていき、
葉擦れの音と虫の鳴き声が、まるで子守唄のように響く。
そんな夜を過ごしたい人におすすめしたい場所がある。
12.照葉樹の森キャンプ場|原生林と星空に抱かれる“静かな無料キャンプサイト”

僕・風間 陸が静寂を求めて深く入り込んだフィールド、それが〈おそらく鹿児島県南部の〉照葉樹の森キャンプ場。
「人のいない夜」「森に囲まれた焚き火」というワードに心が躍る人なら、ここは行き先リストの最上位に置いていい。
このキャンプ場、公式的には「照葉樹の森自然公園」内にあり、山道を少し登った先に出る“森の静けさ”の塊。
南九州市・南さつま市の観光サイトにも登録されていて、利用申請が必要な無料または低料金のテントサイトとして紹介されている。
参照:南九州市観光公式サイト(照葉樹の森 天然林エリア)→
https://www.city.minamikyushu.lg.jp/kankou/spot/terayouju.html
■ 具体的に“こんな感じ”だったという話
僕がそこに泊まったとき、夕方に森に入って設営してたら、「完全に電気の音がなくなった瞬間」があった。
スマホの通知音すら遠く感じて。
その時ふと振り返ると、テント後方の木立が暗闇に溶けていた。
焚き火台に火を入れて、マグカップを片手に座っていたら、風も虫の声もほとんど“点音”になっていた。
「へえ、森って夜にこんな静かになるんだな」と思った瞬間だった。
■ サイトの特徴&注意点
- 森の中のシンプルなテントサイト(区画少なめ)
- 炊事場・トイレ等はあるが“豪華施設”ではない
- 車で山道を登る場合、ヘアピンや細道があるのでアクセス要確認
- 夜は灯りがほぼないため、ランタン・ヘッドライト必携
僕自身、夜中にトイレまで歩いたら、手元の灯りだけが頼りで、
その時に感じた「自分と自然の距離感」が、今でも忘れられない。
■ 他のキャンプ場と違う“芯”の部分
- “静寂”そのものがテーマになっている
- 森の暗さ・深さ・その中での焚き火がメインディッシュ
- 無料または非常に低料金なので長居もしやすい
海キャンプや高原の景色に派手さを感じていた僕でも、ここでは「景色よりも時間の質」が一番印象に残った。
■ こんな人におすすめ
- 静かなソロキャンプ・デュオキャンプをじっくり味わいたい人
- 設備よりも“雰囲気”を優先する人
- 森歩きや自然観察を楽しみたい人
風間 陸の一言:
「焚き火の向こうにあるのは、街のネオンじゃなくて、森の影だけでいい」――
この気持ちを本気で実現するなら、照葉樹の森キャンプ場はその場になる。
喧騒を忘れて“自分と自然”だけになる夜に、ぜひ行ってみてほしい。
鹿児島県キャンプ場Q&A|台風・火山・ベストシーズンは?

ここからは、僕・風間 陸が、鹿児島のキャンプ取材で実際に“何度も質問された”ことを
そのままQ&A形式でまとめていく。
友達からLINEで相談が来たときのテンションで答えていくから、サクッと読んでほしい。
Q1.鹿児島県のキャンプ、ベストシーズンはいつ?
A.春(3〜5月)と秋(10〜11月)がダントツで快適。
これはもう断言できる。
僕自身、年間200日以上フィールドにいて“気温・湿度・風”のバランスが一番いいのがこの時期。
春は新緑が気持ちよくて、霧島高原なんかだと空気がとにかく軽い。
秋は台風明けで空が澄んで、夜の焚き火が異常なほど気持ちよくなる。
鹿児島の秋は星空も強い。
一方で、夏(7〜9月)は「海キャンプ好き」には天国。
僕も毎年何回も行くけど、
熱中症と台風だけはマジで油断しないでほしい。
Q2.火山の噴火情報ってどこを見ればいい?
A.気象庁の「火山情報」が最優先。あとは自治体の防災情報。
鹿児島は桜島・霧島連山が近いから、火山情報のチェックはルーティン化してほしい。
僕も霧島のキャンプ取材前は、必ず噴火警戒レベルを見てる。
霧島連山エリアは登山道の規制が変わることもあるし、
「不安を抱えたままキャンプする」のが、いちばん楽しくない。
気象庁+市町村の防災ページをセットでどうぞ。
Q3.台風や大雨のとき、鹿児島でキャンプはアリ?
A.僕は“友達にも家族にも”こう言う:「迷ったら絶対行くな」。
鹿児島は台風のルートに入る頻度が高い。
海沿いは強風リスク、山あいは土砂災害リスク、川沿いは増水リスク…。
キャンプは逃げ遅れたら一発アウトのレジャー。
台風予報が出ているときの海キャンプは、
僕も何度も取材で日程を飛ばしている。
撤退も判断力のうち。
Q4.初心者におすすめの鹿児島キャンプ場は?
A.「設備しっかり・アクセスよし・情報が多い」の3つを満たす場所を選ぼう。
- 霧島高原 国民休養地(温泉あり・区画広い・初心者超安心)
- 吹上浜海浜公園キャンプ場(遊具・設備が充実したファミリー天国)
- 神川キャンプ場(海×開聞岳×桜島の絶景+管理の安心感)
最初は「困ったときにどうすればいいか」が分からないから、
管理人や設備の状態が良い場所を選ぶのが成功の近道。
僕も初心者の友達を連れていくときは、
9割の確率でこの3つを提案してる。
Q5.温泉とセットで楽しめるキャンプ場は?
A.霧島・指宿を選んだらハズレなし。鹿児島は“湯キャンプ天国”。
- 野々湯温泉キャンプ場(露天温泉が歩いて行ける楽園)
- 霧島高原 国民休養地(場内シャワー+周辺に名湯多数)
- 指宿レイクグリーンキャンプ場(指宿温泉街がすぐ)
僕がよく言うんだけど、
「温泉があるキャンプは幸福度が2倍じゃなくて5倍になる」。
焚き火で冷えた体を硫黄泉や塩湯でじんわり温めて、
そのまま寝袋に潜る瞬間の幸福度はマジで別格。
もっと深く知りたいQ&Aがあれば、気軽に聞いてほしい。
鹿児島のフィールドは“情報戦”でもあり、
知ってるだけで楽しさも安全性もグッと上がるから!
まとめ|火と海と山が出会う場所で、あなたの“忘れられない夜”を
ここまで12ヶ所の鹿児島県キャンプ場を紹介してきたけれど、
正直、この記事を書きながら何度も「また鹿児島行きたい…」って感情が湧いた。
それくらい、このフィールドには“人を惹きつける魔力”がある。
僕はこれまで日本中のキャンプ場を回ってきたけれど、
「火山 × 海 × 高原 × 離島 × 森」の5ジャンルを
1県の中でコンプリートできる場所は、鹿児島以外ほぼ存在しない。
- 霧島・高原エリア:火山の稜線と高原の風、星空の透明度が段違い
- 本土沿岸エリア:海・夕日・山のシルエットが一直線に並ぶ奇跡の構図
- 離島エリア:奄美のエメラルドグリーンと満天の星空が“非日常の極み”
- 森林・静寂系:照葉樹林の深い息づかいを感じられる隠れた名所
僕が鹿児島でキャンプしていて一番好きなのは、
焚き火の前でふと耳を澄ませた瞬間に、
「あ、この音は自分の生活圏では絶対に聞こえないな」
と感じるあの時間だ。
海沿いなら波のリズム。
霧島なら山が呼吸するような静けさ。
奄美大島なら、風と星が同時に動いていく音がする。
照葉樹林なら、木々の葉が夜にだけ出す小さなざわめき。
どの音にも共通しているのは、
焚き火の音が“心のノイズ”を全部リセットしてくれるということ。
鹿児島のキャンプは、
ただ“景色を楽しむ場所”じゃなくて、
自分の心を整え直す場所なんだと、何度も現場で思い知らされてきた。
だから次の休みは、地図アプリを開く前に、
この記事の12ヶ所の中で、
心が一瞬だけドクンと動いた場所を選んでほしい。
直感で選んだキャンプは、たいてい成功する。
むしろ、成功以上の“記憶”を連れてきてくれる。
鹿児島には、あなたの“忘れられない夜”が確実にある。
それを見つける旅に、ぜひ出かけてみてほしい。
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┗ ランキング形式で紹介する「鹿児島のベスト・オブ・キャンプ場」。海、森、温泉…タイプ別に探しやすい。
参考サイト・情報ソース
※本記事の内容は執筆時点の情報をもとに構成しています。
営業状況・利用ルール・料金などは変更される場合があるため、必ず最新の公式情報を確認してください。
- 鹿児島県観光サイト「キャンプ場・公園案内」
鹿児島県内の代表的なキャンプ場が“エリア別”に整理されていて、旅のルートづくりにめちゃくちゃ役立つ。
僕も現地取材の前は、まずここで全体像をつかむのがルーティン。
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/feature/natsu/camp - 霧島高原 国民休養地(公式サイト)
霧島の王道キャンプ場。区画情報・料金・温泉・コテージ情報などが非常に見やすく整理されている。
高原キャンプを計画している人は絶対ブックマークしておくべきレベル。
URL:https://www.593941.com/ - 霧島市 黒石岳森林公園キャンプ場(公式サイト)
山頂の絶景キャンプ場。設備・料金・バンガロー情報のほか、園内の雰囲気がよく分かる写真も豊富でイメージが湧きやすい。
「360°パノラマ」のスケールを事前に把握したい人におすすめ。
URL:https://kuroishidake.com/ - 神川キャンプ場(鹿児島県観光サイト内)
開聞岳・桜島・海が一度に見える鹿児島屈指の海キャンプ。
ロケーションと設備の全体像が分かりやすくまとまっている。
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10399 - 吹上浜海浜公園(公式サイト)
ファミリー向け海キャンプの定番。公園内施設・利用案内・料金などが詳細に掲載されていて安心感がある。
URL:https://fukiagepark.synapse.kagoshima.jp/ - 気象庁「火山情報」・「気象情報」
桜島・霧島エリアへ行く前に必ずチェックすべき公式データ。噴火警戒レベル、気象警報、注意報など最新状況を確認できる。
URL:https://www.jma.go.jp/jp/volcano/ - 各自治体の防災・観光ページ
キャンプ場の休業情報・災害情報・道路通行止めなど、現地ならではのリアルタイム情報が得られる。
→ キャンプ前の“最終チェック”として必ず確認してほしいポイント。 - キャンプ場予約サイト(なっぷ・楽天トラベルCAMP など)
最新の営業状況・利用者口コミ・予約可否をまとめて確認できるプラットフォーム。
同じ鹿児島でも「風が強いエリア」「虫の出やすいシーズン」などリアルな声が参考になる。
例:https://www.nap-camp.com/ /


