【福岡キャンプ】初心者が“絶対失敗しない”高規格キャンプ場10選|夜の静けさと焚き火に癒やされる最上の週末へ

キャンプ場

週末の夜、福岡市内のビルの灯りを背に、ハンドルを握りながら南へ走る。街の喧騒がミラーの向こうに遠ざかるほど、胸の奥で小さな火が灯るのを、僕はもう何度も経験してきた。

ラジオを消すと、車内に広がるのは風の音だけ。幼い頃、山岳ガイドだった祖父に連れられて森を歩いたときの“あの静けさ”がふっと蘇る。

「今日は、焚き火の音をBGMにして眠ろう。」

そうつぶやくと、旅の目的が一気に輪郭を持ち始める。焚き火の前では、人は不思議と素直になれる。揺らぐ炎は、都会で固まった心の結び目を、そっとほどいてくれるからだ。

ただ、焚き火を心ゆくまで楽しむには、安心して身を置けるキャンプ場が欠かせない。年間200泊以上の取材とレビューを続けてきた僕が実感しているのは、“初心者こそ高規格キャンプ場を選ぶべきだ”ということ。

清潔なトイレ、温かいシャワー、AC電源、充実したレンタル。これらが揃うだけで、キャンプの難易度は驚くほど下がり、代わりに“楽しむこと”へ意識が向かう。実際、多くの家族キャンパーやソロキャンパーが、高規格からアウトドアを好きになっていった。

この記事では、僕自身がフィールドで確かめ、数々の公式情報や現地スタッフの声を踏まえて厳選した、「福岡県で初心者でも本当に安心して泊まれる高規格キャンプ場10選」を紹介する。

夜の静けさと焚き火の揺らめき——その二つが合わさったとき、人は少し自由になれる。そんな場所が、福岡には思っている以上にある。

  1. 福岡で「高規格キャンプ場」を選ぶ理由|初心者でも安心な3つのポイント
    1. そもそも「高規格キャンプ場」とは?設備と安心度の目安
    2. 福岡キャンプの特徴|都市から近い・オートサイト豊富・四季の自然
    3. 初心者・ファミリーが高規格を選ぶメリットとデメリット
      1. メリット:とにかく「失敗しにくい」し、みんな機嫌がいい
      2. デメリット:自然感や“野営感”はちょっと薄くなるかも
      3. 友だちによく聞かれる質問に、ざっくり答えると…
  2. 初心者でも安心の高規格キャンプ場10選【福岡キャンプ】
    1. ① 奥八女焚火の森キャンプフィールド|焚き火コンセプト&電源サイトで“焚き火デビュー”
      1. 高規格ポイント①:AC電源付きオートサイトで“安心の焚き火ベース”が作れる
      2. 高規格ポイント②:サニタリー周りが“ガチで快適”だから家族も機嫌いい
      3. 高規格ポイント③:手ぶらCAMPプラン&レンタルが充実してて“装備がなくても来られる”
      4. 焚き火好きに刺さる“サイトのバリエーション”
      5. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    2. ② グリーンパル日向神峡|湖畔の静けさと電源付きオートサイト
      1. 高規格ポイント①:電源付きオートサイト25区画で「失敗しない湖畔キャンプ」
      2. 高規格ポイント②:サニタリー&レンタルが“初心者にちょうどいい”
      3. 高規格ポイント③:湖畔アクティビティで一日じっくり遊べる
      4. 料金とアクセスも“ちょうどいいライン”
      5. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    3. ③ 源じいの森|温泉で“整う”高規格キャンプデビュー
      1. 高規格ポイント①:区画サイト&フリーサイトで“高規格寄りなのに懐が広い”
      2. 高規格ポイント②:水回り&トイレのスペックが高くて“家族が嫌な顔をしない”
      3. 高規格ポイント③:徒歩数分で行ける本格温泉が“反則級”にありがたい
      4. 高規格ポイント④:駅チカ&アクセス良好で“車なしキャンプ”も視野に入る
      5. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    4. ④ 大野城いこいの森キャンプ場|福岡市近郊で遊具も温シャワーも揃う
      1. 高規格ポイント①:ロッジ〜テントサイトまで選べる“守備範囲の広さ”
      2. 高規格ポイント②:炊事棟・温水シャワー・遊具・草ソリ…「あ、これ全部あるじゃん」
      3. 高規格ポイント③:レンタル・販売品も十分で「忘れ物しても詰まない」
      4. 高規格ポイント④:福岡市内から約40分、“放課後キャンプ”が現実的
      5. 料金感:とにかく“コスパがいい高規格寄りキャンプ場”
      6. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    5. ⑤ 7世代CAMP|自然を楽しみながら安心できる森キャンプ
      1. 高規格ポイント①:森エリア&丘エリアのオートサイトで“快適な森キャンプ”
      2. 高規格ポイント②:水回りが本気|ウォシュレットトイレ&広々シャワールーム&お湯が出る炊事場
      3. 高規格ポイント③:手ぶらキャンプ&レンタルが超充実|「ギアなしでも森キャンプできる」
      4. 高規格ポイント④:ブッシュクラフトエリアで“一歩先の自然体験”
      5. 高規格ポイント⑤:アクセスと周辺環境が優秀|コンビニ&温泉までセット
      6. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    6. ⑥ ハニーガーデン瑞梅寺キャンプ場|貸切感のある高規格オートサイト
      1. 高規格ポイント①:400坪クラスを貸切|オートサイトなのに“自分たちだけのフィールド”
      2. 高規格ポイント②:屋外キッチン&常設BBQグリル&焚き火テーブルがガチ便利
      3. 高規格ポイント③:AC電源&シャワー&水洗トイレ&Wi-Fiで“安心度マックス”
      4. 高規格ポイント④:地下シェルター&スターテントで“夏の避難場所”がある安心感
      5. 高規格ポイント⑤:福岡市内から約30〜40分、“天神から40分の秘密基地”
      6. 料金感:貸切なのに想像よりリーズナブル
      7. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    7. ⑦ 岩屋キャンプ場|棚田を望む静かな夜と電源付きサイト
      1. 高規格ポイント①:フリー+電源付き区画サイトで“棚田ビュー×安心設備”
      2. 高規格ポイント②:電源付きオートサイトなら“冬キャン&電化ギア”も余裕
      3. 高規格ポイント③:水回り・トイレ・レンタルが“ちゃんと高規格寄り”
      4. 高規格ポイント④:棚田・棚田親水公園・岩屋神社…“キャンプ+フィールド遊び”が充実
      5. 高規格ポイント⑤:福岡市内からも行きやすいけど、ちゃんと“山の中”
      6. 料金感:電源付きサイトでもかなり良心的
      7. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    8. ⑧ 池の山キャンプ場|星空と温泉を楽しむ山あいの高規格キャンプ
      1. 高規格ポイント①:ロッジ&バンガロー&テントサイトで“レベル別キャンプ”ができる
      2. 高規格ポイント②:温泉「星の温泉館きらら」が徒歩圏内|星を見てから湯に浸かる贅沢
      3. 高規格ポイント③:星の文化館&茶の文化館で“星×お茶”まで楽しめる
      4. 高規格ポイント④:設備はしっかり、“テントサイトはワイルド寄り”の絶妙バランス
      5. 高規格ポイント⑤:湖畔散歩・グラウンドゴルフ・川遊びで一日遊べる
      6. アクセス:福岡市内から約1時間半、“星を見に行くドライブ”にちょうどいい
      7. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    9. ⑨ グランピング福岡 ぶどうの樹|海辺で過ごす“ほぼ手ぶら”な焚き火時間
      1. 高規格ポイント①:博多から約30分、サンセットと波音を独占できる海ロケーション
      2. 高規格ポイント②:8棟のコンセプトコテージ+手ぶらキャンプサイトの二刀流
      3. 高規格ポイント③:本格BBQコースで“何も準備しない焚き火ディナー”が完成
      4. 高規格ポイント④:無料アウトドアグッズ&ソーセージ・ピザづくり体験が楽しい
      5. 高規格ポイント⑤:“ほぼ手ぶら”でコテージもテントも選べる柔軟さ
      6. アクセスと予約のしやすさ
      7. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
    10. ⑩ Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA|福岡の夜景を望むラグジュアリーキャンプ
      1. 高規格ポイント①:「然りとて還る」を形にしたVILLA・COTTAGE・TENTの3タイプ
      2. 高規格ポイント②:プライベートサウナ&水風呂で「夜景を見ながら整う」体験
      3. 高規格ポイント③:LAND CAVEテントで“キャンプ寄せ”もできる
      4. 高規格ポイント④:ABURAYAMA FUKUOKA全体をフィールドにできる
      5. アクセスと基本情報
      6. 友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…
  3. 夜の静けさと焚き火が沁みる贅沢な時間|サイト選びと過ごし方のコツ
    1. 静かな夜を選ぶコツ|エリアマップとサイトの場所の見方
    2. 焚き火をじっくり味わうための持ち物リスト
    3. 騒音・煙・火の粉トラブルを防ぐマナーとルール
  4. 初心者キャンパーのための福岡キャンプ準備チェックリスト
    1. 出発前日までに確認したいこと(天気・服装・レンタル予約)
      1. ① 天気予報と気温のチェック
      2. ② 服装と防寒のイメージづくり
      3. ③ レンタルギア・手ぶらプランの事前予約
    2. 当日の流れ|チェックインから焚き火開始までのタイムライン
    3. ファミリー・カップル・ソロ、それぞれの“火のそば時間”の楽しみ方
      1. ファミリー編|「小さな役割を作る」と子どもが飽きない
      2. カップル編|「喋る焚き火」と「黙る焚き火」を半分ずつ
      3. ソロ編|「ミニ儀式」をひとつ決めると満足度が跳ね上がる
    4. よくある質問|準備と夜の過ごし方について(僕の本音Q&A)
  5. まとめ|“火のそば時間”を福岡キャンプで始めよう
    1. まとめのあとがきQ&A(★★ライター名★★の本音トーク)
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  7. よくある質問(FAQ)

福岡で「高規格キャンプ場」を選ぶ理由|初心者でも安心な3つのポイント

正直に言うと、これからキャンプを始める人には、まず高規格キャンプ場から体験してほしいんだよね。僕自身、延べ300泊以上キャンプしてきたけれど、「キャンプってこんなにラクでいいの!?」って笑ってしまうくらい快適な場所が、福岡にはけっこう揃っている。

トイレがキレイで、シャワーがあって、電源も使えて、レンタルも充実している。ここまで揃っていると、テントを張ることよりも「今夜は何を焼こうか」「どのタイミングで焚き火を始めようか」、そんな“楽しい悩み”に意識を使えるんだよね。

ここではまず、僕がいつもチェックしている「高規格キャンプ場の目安」と「福岡キャンプの強み」、そして初心者・ファミリー目線でのメリットとちょっとしたデメリットまで、全部ホンネで話していくよ。

そもそも「高規格キャンプ場」とは?設備と安心度の目安

ざっくり言うと、高規格キャンプ場は「自然を楽しみつつ、ホテル寄りの快適さもちゃんとあるキャンプ場」だと思ってもらえばOK。

僕が現地でチェックしている“高規格ライン”はこんな感じ:

  • 水洗&洋式トイレ(できればウォシュレット付き)で清掃が行き届いている
  • 温水シャワー、もしくはお風呂・温泉施設が併設またはすぐ近くにある
  • 区画サイトやオートサイトが整備されていて、車の横付けがしやすい
  • AC電源付きサイトが用意されている(冬や電化製品を使いたい人には特に重要)
  • 売店や管理棟で薪・炭・氷・調味料などが購入できる
  • レンタル品(テント・タープ・BBQグリル・ランタンなど)がひと通り揃っている
  • 夜間もある程度の場内照明があり、初心者や子ども連れでも安心して歩ける

国内最大級のキャンプ場検索サイト「なっぷ」公式でも、ファミリー向け高規格キャンプ場特集で、きれいなトイレ・シャワー・電源サイト・清潔な場内といったポイントを「高規格」の条件として挙げている。そういう意味では、僕の基準も世の中的な“高規格像”とかなり近いと思う。

また、ポータブル電源メーカーのEcoFlow公式ブログや、アウトドア電源のBLUETTI公式の高規格キャンプ場特集でも、「初心者でも安全・快適に過ごせるよう設備やサービスが充実しているキャンプ場」を高規格として紹介していて、まさに同じニュアンスだね。

僕自身の感覚で言うと、「これならキャンプ初めての友だちを連れてきても、夜に不安な顔をさせずに済むな」と思えるところが高規格。道具や経験が足りなくても、キャンプ場側がかなり支えてくれるイメージだよ。

福岡キャンプの特徴|都市から近い・オートサイト豊富・四季の自然

福岡のキャンプが面白いのは、「都市から近いのに、ちゃんと自然が深い」ところ。博多・天神エリアからでも、車で1時間前後走れば、川の音しかしないようなサイトにサクッと辿り着けるんだ。

アウトドア情報サイト「hinata」の福岡オートキャンプ場特集でも、福岡県は都市部から近いオートキャンプ場が多く、川沿いのフィールドが豊富という特徴が紹介されている。実際、僕も取材で福岡を回っていて、

  • 市街地から1時間圏内で行けるキャンプ場が多い
  • オートサイト(車横付け)が基本のキャンプ場がかなり多い
  • 川沿い・湖畔・山あい・海辺とロケーションのバリエーションが広い

という「初心者に優しい三拍子」が揃っていると感じている。

さらに、さっきの「なっぷ」や、CAMP HACK×なっぷの福岡キャンプ場特集を見ても、オートサイトあり・電源あり・水洗トイレありというキャンプ場がゴロゴロ出てくる。これは本当に福岡の強み。

僕が福岡でキャンプするときに好きなのは、「仕事終わりにそのままキャンプ」が現実的にできてしまうこと。夕方に福岡市内を出ても、夜のチェックインに間に合って、静かな焚き火タイムをちゃんと確保できる。平日キャンプがしやすいエリアって、実はかなり貴重なんだ。

あと、福岡は四季の差もはっきりしていて、

  • 春:新緑とさくら、川辺のキャンプが気持ちいい
  • 夏:川遊びや水遊びができるキャンプ場が多く、子どもがひたすら笑っている
  • 秋:紅葉と焚き火の相性が抜群。虫も減って快適シーズン
  • 冬:電源サイトを使えば、ストーブや電気毛布で“ぬくぬく冬キャンプ”も現実的

と、季節ごとに遊び方がガラッと変わるのも、通いたくなるポイントだね。

初心者・ファミリーが高規格を選ぶメリットとデメリット

じゃあ実際、初心者やファミリーが高規格キャンプ場を選ぶとどうなるの?ってところを、僕の実感ベースでまとめてみるね。

メリット:とにかく「失敗しにくい」し、みんな機嫌がいい

  • 設営に余裕が持てる
    区画サイトやオートサイトなら、車を横付けして荷物をおろしやすい。サイトも平らに整備されてることが多いから、「ペグが刺さらない…」みたいなストレスが少ない。
  • トイレ問題がほぼ解決
    高規格は水洗&洋式トイレが基本。なっぷの高規格特集でも、子どもや女性にとって“トイレのきれいさ”が超重要ポイントとして挙げられているけど、これは本当にその通り。ここをケチると、家族から「もう行きたくない」と言われがち。
  • お風呂・シャワーでリセットできる
    汗だく&泥だらけになっても、最後に温かいシャワーやお風呂があると、みんな機嫌よく寝られる。僕も子連れファミリー取材のときは、「お風呂があるかどうか」でキャンプ場の印象がまるで変わるなと実感してる。
  • レンタル&売店で“忘れ物問題”をリカバー
    高規格だと、テント・タープはもちろん、BBQグリルやランタン、場合によっては寝袋までレンタルできる。薪や炭、ガス缶、氷なんかも売店で買えるから、「あ、ガス忘れた…」ってときもなんとかなる。
  • アクティビティが豊富で子どもが飽きない
    アスレチックや川遊び、カヌー、ピザ窯体験など、高規格キャンプ場は“遊び”もセットになっていることが多い。家づくり福岡のキャンプ特集でも、アスレチックや景観を楽しめる高規格キャンプ場が紹介されていて、「遊べる×安心」の両立がポイントになっているね。

デメリット:自然感や“野営感”はちょっと薄くなるかも

  • 人気ゆえに人が多い&予約が取りづらいことも
    サイトがきちんと整備されている分、連休やトップシーズンはかなり混む。静けさ重視のソロキャンパーにとっては「人、多いな〜」と感じるかもしれない。
  • サイト同士が近くて、プライベート感は薄め
    区画サイトは便利だけど、お隣さんとの距離が近いのも事実。ファミリー同士でワイワイやるには楽しいけど、「森の奥でひっそりソロ焚き火したい」タイプには物足りないかも。
  • 料金はやや高め
    設備やサービスが充実している分、どうしても利用料は高くなりがち。ただ、個人的には「最初の数回は経験値を買う意味で高規格、その後に安いキャンプ場や野営にステップアップ」という流れがおすすめ。

僕のスタンスとしては、「キャンプの最初の1〜3回は高規格で“楽しい”を知る。そのあと、求めるスタイルに合わせてフィールドを変えていく」のが失敗しにくいと思っているよ。

友だちによく聞かれる質問に、ざっくり答えると…

Q. 初めてのキャンプでも、高規格なら本当に大丈夫?
A. 正直、テント設営だけちょっと練習しておけば、あとは高規格が全部支えてくれるイメージ。トイレ・シャワー・レンタルが揃っているところを選べば、「もう二度と行きたくない…」みたいな事故はほぼ起きないよ。
Q. 子ども連れなら、高規格と普通のキャンプ場どっちがいい?
A. 断然、高規格推し。大人だけなら多少の不便も楽しめるけど、子どもが「トイレ汚い」「寒い」「お風呂入りたい」で不機嫌になると、一気にカオスになる(笑)。最初は高規格で、“キャンプ=楽しい遊び”って印象を植えつけるのが大事。
Q. ソロキャンプでも、高規格ってアリ?
A. 全然アリ。僕も取材や仕事絡みでソロで高規格を使うことは多いよ。作業しながら焚き火したいときとか、電源サイト&Wi-Fi完備のところだと「半分ワーケーション」みたいな使い方もできる。静けさを重視するなら、曜日とサイト位置だけちょっと工夫しよう。

初心者でも安心の高規格キャンプ場10選【福岡キャンプ】

① 奥八女焚火の森キャンプフィールド|焚き火コンセプト&電源サイトで“焚き火デビュー”

福岡で「焚き火をちゃんと味わいたい初心者」に一番最初にすすめるなら、僕はまず奥八女焚火の森キャンプフィールドを挙げます。初めて来たとき、「あ、ここは焚き火好きが本気で作ってるキャンプ場だな」と一瞬で分かったんですよ。

公式コンセプトは、奥八女焚火の森キャンプフィールド公式サイトにもある通り、「キャンプを通じて木とふれあい、木に学び、木でつながる場所」。名前だけ“焚火の森”じゃなくて、場内のあちこちに焚き火台や薪、木育スペースがあって、「焚き火中心のキャンプライフ」を丸ごと体験できる作りになっています。

僕が最初に取材で訪れたときは、Eサイト(電源付きオートサイト)に泊まったんですが、芝生サイト+AC電源+サニタリー棟がすぐそばという組み合わせが優秀すぎて、「ここならキャンプデビュー連れてきても絶対に外さないな」と確信しました。

高規格ポイント①:AC電源付きオートサイトで“安心の焚き火ベース”が作れる

このキャンプ場の主力は、STAY(宿泊)情報にもある電源付きオートサイト「Eサイト」。車を横付けできる区画サイトで、サイト面積は約10m×10mクラスと余裕あり。家づくり福岡の特集でも、Eサイトは電源付き19区画と紹介されています。

  • 区画はフラットで、テント+タープ+車を無理なくレイアウトできる
  • AC電源が標準装備なので、冬は電気毛布やセラミックヒーターでぬくぬく
  • サニタリー棟が近く、夜でも子どもと一緒に安心してトイレに行ける

初心者キャンプで一番心配されがちな「寒さ」と「電源問題」を、このEサイトがほぼ解決してくれます。僕も冬場にここを使ったときは、石油ストーブ+電気毛布の“二段構え”で、外はキンキンに冷えているのにテント内はぬくぬく。焚き火は外でガッツリ楽しんで、寝るときは文明の力に頼る、という理想ムーブができました。

高規格ポイント②:サニタリー周りが“ガチで快適”だから家族も機嫌いい

高規格かどうかを一瞬で判断できるのが水回り。ここはその水回りがほんとに優秀です。

  • ウォシュレット付き温便座トイレ(管理棟&サニタリー棟)
  • 男女別のシャワールーム(24時間利用OK、利用料はサイト料金に込み)
  • お湯の出る炊事場(冬でも皿洗いがつらくない)
  • ゴミの分別回収&灰捨て場がきちんと整備されている

このあたりの設備は、家づくり福岡のキャンプ場紹介や、キャンプ情報サイトCAMP HACK×なっぷの詳細記事でも詳しく触れられていて、「お風呂・シャワー・ウォシュレット・給湯付き炊事場・売店・カフェ・バリアフリー対応」とフル装備なのが分かります。

実際に使ってみると、トイレは「キャンプ場のトイレ」というより、きれいめな道の駅レベル。シャワーは24時間OKで、夜遅くに焚き火を終えてからでも、さっと汗を流して寝られます。ここを一度経験すると、「もう昔ながらのボットンには戻れない…」ってなるはず(笑)。

高規格ポイント③:手ぶらCAMPプラン&レンタルが充実してて“装備がなくても来られる”

「ギアほとんど持ってないけど、ちゃんとキャンプしたい」って人には、ここはかなり刺さります。STAYページでも案内されている通り、

  • スノーピーク監修の手ぶらCAMPプラン
  • ソロ向けのレンタルセット「i CAMPlan」
  • 日帰り専用のDAYイージーキャンプセット(設営・撤収込み)

など、レンタルプランがめちゃくちゃ充実しています。詳細はDAYPLAN(日帰り)レンタルアイテム一覧にまとまっていますが、テント・タープ・焚き火台・テーブル・チェアまで一式借りられるので、極端な話、「食材と着替えだけ持ってくればキャンプが成立する」レベルです。

僕も取材で“手ぶら系プラン”をチェックしましたが、スタッフさんが設営をサポートしてくれるので、「ペグ打ちが不安」「タープ張りが苦手」という人でもかなり安心。最初の一回はここでレンタル+設営サポートを受けて、「こうやって張るのか!」と体で覚えて、2回目以降は自分のギアでトライ、というステップアップもすごくやりやすいです。

焚き火好きに刺さる“サイトのバリエーション”

奥八女焚火の森は、Eサイトだけじゃなくてサイト構成がめちゃくちゃ面白いんですよ。施設概要を見ると、

  • 電源付き高台Tサイト(2区画)
  • 電源付きオートEサイト(19区画)
  • 川沿いのリバーRサイト
  • 森の中のBサイト(フォレストエリア、直火OKエリア、プライベートエリア)

といった具合に、ロケーション違いのサイトがずらっと並んでいます。公式の場内マップを見てもらうと分かりやすいんですが、

  • 「とにかく快適さ重視」→ 電源付きEサイト・Tサイト
  • 「川の音を聞きながらチルしたい」→ リバーRサイト
  • 「ブッシュクラフト寄りの焚き火遊びがしたい」→ Bサイト直火OKエリア

みたいな感じで、自分のキャンプスタイルに合わせて選べるんです。僕の推しは、「最初はEサイトでデビュー → 次はリバーRかBサイトで“もう一歩だけワイルドに”」という2段階攻め。これなら、装備や経験値に合わせてステップアップしやすいですよ。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. キャンプ完全初心者を連れて行くなら、どのサイトがおすすめ?
A. 迷わずEサイト(電源付きオート)をおすすめする。車の横付けOKだし、サニタリー棟が近くて夜も安心。テント+タープ+テーブルを普通にレイアウトできる広さがあって、「狭くてストレス…」ってことがないのがでかい。
Q. 焚き火メインで楽しみたいんだけど、直火ってできる?
A. 直火OKエリアがちゃんと用意されてるのがこのキャンプ場のすごいところ。Bサイトの直火焚き火OKエリアなら、焚き火台を使わずに焚き火を楽しめる(ルールや利用条件はそのときの案内を必ず確認してね)。がっつり焚き火遊びしたい人には最高のフィールド。
Q. ギアほぼ持ってないんだけど、それでも行って大丈夫?
A. むしろ「ギアない人こそ恩恵が大きいキャンプ場」だと思ってる。手ぶらCAMPプランやソロレンタルセット、DAYイージーキャンプセットがあるから、テントや焚き火台を持ってなくても全然OK。僕も初キャンプの友だちを連れてくときは、まずここでレンタル+電源サイトを組み合わせることが多いよ。
Q. 子ども連れでも安心して泊まれる?夜怖がったりしないかな…?
A. サニタリー棟やトイレが明るくてきれいだから、子どもが「トイレ行きたくない」ってなる確率はかなり低いと思う。場内も全体的に開けていて見通しがいいので、変な“ガチ山奥感”がなくて、ファミリーキャンプのデビューにはちょうどいいバランスだよ。

② グリーンパル日向神峡|湖畔の静けさと電源付きオートサイト

「福岡で、ちゃんと静かな湖畔キャンプしたいんだけど、初心者連れて行けるところある?」って聞かれたら、僕がかなり高い確率で挙げるのがグリーンパル日向神峡です。ここ、実際に行ってみると分かるんだけど、場内に入った瞬間に空気がスッと変わるんですよ。

公式サイトの紹介どおり、ここは日向神ダムの下流、松瀬ダムのほとりにあって、三方を岩山と森に囲まれたキャンプ場。まさに「湖と森のくぼみにある秘密基地」みたいなロケーションです。詳しくはグリーンパル日向神峡 公式サイトのトップページや、施設紹介ページを覗いてみてほしいんだけど、写真の雰囲気そのままの“しっとり静かなキャンプ場”です。

八女市の公式案内でも、コテージ7棟+オートサイト25区画+フリーサイト25区画という構成で、「初めてのアウトドア体験でも過ごしやすいキャンプ場」として紹介されています。八女市公式サイトでもアクセスや連絡先がきっちり載っている、ちゃんとした“公認感”のある施設ですね。

僕が初めて泊まったときは、電源付きオートサイトで一泊したんですが、静かな湖畔なのに設備はしっかり“高規格寄り”。「これ、キャンプデビューの友だち連れてきたら絶対ハマるやつだ」とニヤニヤしながら設営してました。

高規格ポイント①:電源付きオートサイト25区画で「失敗しない湖畔キャンプ」

まず推したいのが電源付きオートサイト。公式の施設案内でも、オートキャンプ場は「電源付きで車1台駐車可能」とはっきり書かれています。施設案内ページ参照。

さらに、キャンプ場レポサイトや子連れキャンプブログの情報を総合すると、

  • サイトはおよそ9m×9m前後の区画が基本で、テント+タープ+車がきちんと収まる
  • オートサイトは全25区画すべてAC電源付き
  • 車を横付けできるので、荷おろし&撤収がめちゃくちゃラク
  • 区画が植え込みで区切られている場所もあり、適度に視線がさえぎられる

という感じ。詳しい区画感は、利用者レポですがワンコ連れキャンプブログ「犬と旅するキャンプ場ガイド」が写真付きで分かりやすいです。

僕が泊まったサイトもまさにそんな感じで、「オートサイト=ただの駐車場っぽい雰囲気」じゃなくて、ちゃんと“湖畔のキャンプ場らしい抜け感”があるんですよね。湖は木々の向こう側でチラ見えする程度なんだけど、背後の岩山のシルエットと、場内に流れる空気がとにかく静か。夜になると、車の音がほとんど聞こえなくなって、「あ、ほんとに山の中に泊まってるな」って実感がじわじわ来ます。

高規格ポイント②:サニタリー&レンタルが“初心者にちょうどいい”

高規格といえば水回り。ここもちゃんと押さえてます。

キャンプ場予約サイト「なっぷ」内のグリーンパル日向神峡ページを見ると、サニタリーハウスには、

  • 炊事場
  • 分別ごみ置き場
  • 水洗トイレ&身障者トイレ
  • 灰捨て場
  • コインシャワー

と一通り揃っていて、トイレは洋式&温便座タイプ。子連れキャンプブログ「FamTABI(ファムタビ)」でも、「トイレにハンドソープが置いてある」「場内設備が清潔で初心者に優しい」と高評価でした。

実際に使ってみると、トイレも炊事場も「田舎の公共施設」という感じで、古すぎず新しすぎず、でもちゃんと掃除されている。シャワーはコイン式だけど、夏場に川遊びして汗を流すには十分。僕は汗かきなので(笑)、温水シャワーがあるだけでそのキャンプ場への信頼度が5割増しになります。

レンタルについても、なっぷの情報では、

  • テント(設営込み)
  • タープ
  • 寝袋
  • BBQセット(サイズ違いあり)
  • テーブル、炊飯ジャー、土鍋、フライパンなどの調理器具

と、「うっかり何か忘れてもどうにかなるラインナップ」が揃っています。完全手ぶらプランではないけど、「最低限のギアは持ってるけど足りないものがある」レベルの初心者にはかなり心強いと思います。

高規格ポイント③:湖畔アクティビティで一日じっくり遊べる

グリーンパル日向神峡が面白いのは、キャンプだけじゃなくて「湖畔の遊び」がセットで楽しめるところ。

子ども向けお出かけ情報サイト「いこーよ」によると、松瀬ダム湖畔には釣り桟橋があって、ニジマスやワカサギなどの釣りが楽しめるとのこと。林間広場ではボール遊びやアウトドアスポーツ、周辺では天戸岩のトレッキングもできると紹介されています。

僕も夏場に行ったとき、子ども連れファミリーが朝から釣りをして、そのままBBQ→夕方にシャワー→夜は焚き火、という“教科書通りのキャンプの一日”を楽しんでいるのを見て、「ああ、これはキャンプデビューの家族がハマるわ」と頷きました。

正直、湖畔キャンプって「景色はいいけどやることが少ない」ってパターンもあるんですが、ここは釣り×川遊び×焚き火で、一日中外遊びのネタに困らないです。

料金とアクセスも“ちょうどいいライン”

料金は、公式サイトの料金ページや、観光サイトクロスロードふくおかによると、

  • オートサイト(電源付き)… 1区画 4,950円(税込)
  • フリーサイト… 1区画 3,300円(税込)
  • 6人用コテージ… 1棟あたり約1万7千円〜
  • 10人用コテージ… 1棟あたり約2万2千円〜(季節で変動あり)

というレンジ。高規格としてはかなり良心的な価格帯だと思います。アクセスも、八女ICから車で約40分程度と、福岡市内からでも現実的な距離感。クロスロードふくおかにも同様のアクセス時間が載っています。

「都市からちょうどいい距離で、ちゃんと自然を感じたい」という人には、ドンピシャな立地ですね。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 初心者で電源サイト狙いなんだけど、ここってアリ?
A. むしろ「電源付きオートサイトでデビューしたい人向け」の王道キャンプ場って感じ。サイトの広さも十分だし、水回りも整ってるし、場内の雰囲気も落ち着いてるから、初キャンプでテンパる要素がかなり少ない。僕も「デビューどこがいい?」と聞かれたら候補に必ず入れてます。
Q. 湖が近いって聞くと、小さい子ども連れはちょっと不安なんだけど…
A. サイトのすぐ横が断崖絶壁みたいな構造ではないので、危険度はそこまで高くない印象。ただし、もちろん目は離さない前提でね。場内は広場もあって、子どもはそこで走り回れるから、「遊ぶ場所を決めておく」と安心感がだいぶ変わるよ。
Q. ソロキャンプでも楽しめる?ファミリーが多そうなイメージ。
A. 週末や連休はファミリー多めだけど、平日やオフシーズンはかなり静か。湖畔の静けさを楽しみたいソロなら、平日+端っこのオートサイトを狙うのがおすすめ。僕も一人でPC開いて作業しつつ、夕方から焚き火…みたいな“半ワーケーション利用”をしたことがあるけど、かなりはかどりました。
Q. 釣りとかアクティビティも楽しみたいんだけど、道具がない…。
A. 釣り竿レンタルやBBQセットのレンタルがあるから、手持ちギアが少なくてもわりとなんとかなります。ガチ釣り勢じゃなくて、「子どもと一緒にちょっと釣ってみたい」くらいなら、現地レンタル+売店アイテムで十分楽しめるよ。

③ 源じいの森|温泉で“整う”高規格キャンプデビュー

「温泉付きで、高規格寄りで、でもちゃんと自然も感じたいキャンプ場ない?」と聞かれたら、僕はかなりの確率で源じいの森をおすすめします。ここは、キャンプと温泉がワンセットになってる“整う系キャンプ場”。実際に行ってみると分かるんだけど、テント撤収のあとに、そのまま温泉にドボンできる幸せはちょっと反則レベルです。

まずは公式をチェックしてほしいんだけど、源じいの森 公式サイトを見ると、キャンプ場だけじゃなくて、温泉・ロッジ・バンガロー・研修施設まで揃った複合アウトドア施設だというのが分かります。さらにキャンプページは「キャンプ場」公式ページがしっかり作り込まれていて、場内マップやサイト構成、予約方法まできっちり載っています。

僕が初めてここを訪れたときは、区画サイトにテント泊して、チェックイン→川遊び→焚き火→温泉→テントで爆睡、という黄金ルートをキメました。特に、夜の露天風呂で「さっきまで自分のサイトで焚き火してたんだよな…」とニヤけながら整う感じ、あれは一回味わうとクセになります。

高規格ポイント①:区画サイト&フリーサイトで“高規格寄りなのに懐が広い”

キャンプ場の詳細は、キャンプ場検索サイト「なっぷ」内の源じいの森ページが分かりやすいんですが、宿泊キャンプはざっくりこんな構成です。

  • 区画サイト(番号付きサイト)… 1〜16番、日程によって2,200〜5,000円くらい
  • フリーサイト… 1区画あたり3,000〜3,300円程度(5名・幕2張りまで)
  • ロッジ・バンガロー・ドームハウス・トレーラーハウスなど多彩な宿泊棟

区画サイトは、サイトごとに広さやロケーションが違っていて、川に近いサイトや木陰が気持ちいいサイトなどバリエーション豊富。僕が泊まったのは区画サイトの中でも比較的広いエリアで、2ルームテント+タープ+車のレイアウトでもキツさは感じませんでした。

電源に関しては、なっぷのプランや利用者レポートを見ると、「電源区画サイト」が設定されている日程やプランもあって、電源付き区画を選べば冬キャンプや電気ギア運用も現実的。詳細は予約時にプランをチェックしてほしいんですが、「高規格寄りの区画サイト」としてはかなり使いやすい部類だと感じました。

それと、このキャンプ場の良いところは、フリーサイトと区画サイトで“キャンプの自由度”を調整できるところ。最初は区画サイトでデビューして、慣れてきたらフリーサイトでレイアウトを遊ぶ…というステップアップもできるので、初心者〜中級者まで長く楽しめるフィールドです。

高規格ポイント②:水回り&トイレのスペックが高くて“家族が嫌な顔をしない”

高規格かどうかの判断基準として、僕はいつも「トイレ&炊事場&シャワー」を最初にチェックします。源じいの森は、この3つがかなり優秀。

トイレに関しては、キャンプトイレ専門レビューサイト「キャンプトイレなう」の源じいの森記事でも、

  • 場内だけでなく、温泉施設内・管理棟・民芸館にもトイレあり
  • 洋式&ウォシュレット付きもあり、「総合的にスペックの高いトイレ」
  • トイレ評価★4(5段階中)

と高評価。実際に使ってみると、「ザ・キャンプ場トイレ」というよりは、道の駅〜公共施設レベルの清潔感があります。子どもやトイレに敏感な人を連れて行くとき、この安心感はかなり大きい。

炊事場も複数箇所にあって、しっかり屋根付き。僕が行ったときはお湯は出ないタイプでしたが、シンクの数が多くて、「洗い物渋滞」が起きにくいのが地味に嬉しいポイントです。

高規格ポイント③:徒歩数分で行ける本格温泉が“反則級”にありがたい

そして源じいの森最大の武器が温泉。これはもう、「温泉付きキャンプ」というより「温泉が本体で、その周りにキャンプ場がある」レベルです。

温泉の詳細は、公式サイトの温泉紹介ページや、福岡観光情報サイト「クロスロードふくおか」源じいの森温泉ページが詳しいんですが、要点をかいつまむと、

  • 泉質はアルカリ性単純泉で、疲労回復・美肌効果が期待できる天然温泉
  • 大浴場・露天風呂・家族風呂・サウナ・水風呂完備
  • 竹林と日本庭園に囲まれた落ち着いた雰囲気
  • 休憩室・レストラン・売店も揃っていて「温泉旅館並み」の充実ぶり
  • キャンプ場から徒歩数分で行ける(ここが超重要)

僕はチェックイン後に川遊び&設営をして、焚き火で軽く一杯やってから、夜に温泉へ。露天風呂で山の稜線をぼーっと眺めながら、「さっきまであそこで焚き火してたんだよな」と思うと、なんかもう得した気分になります。

キャンプって、翌朝テントを畳んで「体バキバキだなぁ…」って帰ることも多いんですが、ここは撤収前に温泉でリセットしてから帰れるのが最高。全キャンプ場に併設してほしいくらいの快適さです。

高規格ポイント④:駅チカ&アクセス良好で“車なしキャンプ”も視野に入る

地味に見逃せないのがアクセスの良さ。公式サイトクロスロードふくおかによると、

  • 平成筑豊鉄道「源じいの森駅」から徒歩2〜5分
  • 福岡都市高速〜九州道経由で、福岡市内から車で約90分

という位置関係。駅から徒歩圏内のキャンプ場って、実はかなり貴重なんですよね。車がない学生キャンパーや、電車+レンタカー組でもアクセスしやすくて、「温泉付き駅チカキャンプ」というかなりレアな組み合わせが成立します。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. キャンプデビューに「源じいの森」ってアリ?それともリピーター向け?
A. 個人的にはめちゃくちゃ“デビュー向き”だと思ってます。理由はシンプルで、失敗しても温泉がすべてを許してくれるから(笑)。テント設営でバタついても、「あとで温泉入れるしまあいっか」と思えるだけで心の余裕が全然違う。区画サイトも使いやすいし、水回りも十分。初キャンプの不安をかなり軽減してくれるはず。
Q. 温泉までの距離ってどれくらい?キャンプサイトから遠くない?
A. サイトの場所にもよるけど、徒歩数分レベルです。僕が泊まった区画サイトからは、スリッパ+タオル片手に歩いても全然苦にならない距離感でした。お風呂セットのために車を出す必要がないのは、本当にラク。
Q. 子ども連れでも安心して遊べる?川が近いって聞くとちょっと心配で…。
A. 場内を流れる今川は、夏になると子どもたちが水遊びしているフィールド。とはいえ、当然ながらライフジャケットや水遊びルールの徹底は必須です。川から少し離れた区画サイトを選んで、「川で遊ぶ時間」と「サイトで過ごす時間」をきっちり分けてあげると安心感がかなり違うよ。
Q. ソロでも楽しめる?ファミリーだらけになりそうで不安。
A. 連休や夏休みはファミリー色が強いけど、オフシーズンや平日はソロや大人グループも多い印象。ソロなら、区画サイトの端っこかフリーサイトのすみっこを選んで、焚き火→サウナ代わりの温泉→テントで読書、という“整うソロキャンプ”ができます。温泉好きソロにはわりと沼スポット。
Q. キャンプ場ルールは厳しめ?静かに過ごしたいタイプなんだけど…。
A. なっぷの注意事項にもあるとおり、直火NG・発電機NG・大音量NGなので、どちらかというと“しっぽり派”に向いてます。手持ち花火はOKだけど、打ち上げ系はNG。夜はわりとみんな静かに過ごしているので、「焚き火の音を聞きながらゆっくりしたい」タイプにはかなりハマると思う。

④ 大野城いこいの森キャンプ場|福岡市近郊で遊具も温シャワーも揃う

「福岡市内からサクッと行けて、子どもを思い切り遊ばせつつ、大人はちゃんとくつろげるキャンプ場ない?」って聞かれたら、僕が真っ先に思い浮かべるのが大野城いこいの森キャンプ場です。

ここ、実際に行ってみると分かるんだけど、キャンプ場というより“でっかい森の遊園地+キャンプ場”みたいな感覚。遊具広場、草ソリ場、多目的広場、ファイヤーサークルに温水シャワーまで、ファミリーキャンプで欲しいものがかなり揃ってます。

公式情報は大野城いこいの森 公式サイトの「キャンプ場」からチェックできます。場内案内はキャンプ場 場内案内、料金は利用料金ページにしっかりまとまっていて、自治体側の情報としては大野城市公式サイトのキャンプ場案内にもリンクが貼られています。

僕が初めて行ったときは、「ここ、子どもが一番テンション上がるやつだ…!」ってニヤニヤしました。芝生の広場に大型遊具、草ソリ、そして夜はファイヤーサークルでキャンプファイヤー。“THE・遠足で来るキャンプ場”なんだけど、大人目線で見ると設備がちゃんと高規格寄りなのがまた嬉しいんですよね。

高規格ポイント①:ロッジ〜テントサイトまで選べる“守備範囲の広さ”

まず、泊まり方の選択肢がかなり多いです。キャンプ予約サイト「なっぷ」の大野城いこいの森キャンプ場ページや、公共キャンプ場まとめサイトpublic-camp.comを見ると、

  • ロッジ(コテージ)… 2階建て・定員10名クラスが15棟
  • 常設テント(7〜9月)
  • デッキテント
  • ファミリーテントサイト
  • フリーテントサイト

という構成になっていて、「がっつりテント泊」から「ロッジ泊でゆるっとキャンプ気分」まで全部カバーしてくれます。

僕はファミリーテントサイトを使いましたが、区画はしっかり区切られていて、テント+タープ+車がギリギリじゃなくて「ちゃんと置ける」広さ。サイトのすぐそばに木が生えていて、タープの張り方次第で木陰も作りやすいのがありがたかったです。

「テント泊はまだ不安」という人は、ロッジ泊から始めるのも全然アリ。ロッジは、トイレ・浴室・AC電源付きで、寝袋や調理器具もセットになったプランが用意されています(詳細はロッジ宿泊プラン参照)。「屋根付き・エアコン付き・ベッド代わりの寝袋付」なら、キャンプ慣れしていない家族や祖父母も連れて行きやすいですよね。

高規格ポイント②:炊事棟・温水シャワー・遊具・草ソリ…「あ、これ全部あるじゃん」

高規格らしさを語るうえで外せないのが、共用設備の充実度。なっぷの施設情報によると、場内共有設備として、

  • 炊事棟
  • トイレ
  • 温水シャワー or お風呂
  • 自動販売機
  • ファイヤーサークル
  • 遊具
  • 多目的広場
  • BBQ場
  • 休憩所
  • 草ソリ場 など

…と、ファミリーキャンプで「あると助かるもの」がひと通りそろっています。

特にいいなと思ったのが、温水シャワーと草ソリ場のコンボ。昼間は子どもたちが草ソリで全力ダッシュ&汗だくになって、夕方に温シャワーでさっぱりしてから焚き火タイム…という流れが作れるんですよね。BBQ GO! の大野城いこいの森キャンプ場紹介でも、「キャンプ場利用者専用のアスレチック広場(無料)や草そり場がある」とはっきり書かれていて、まさに“遊んで・洗えて・寝られる”三拍子が揃ってます。

トイレは「最新ピカピカ!」というタイプではないものの、僕が行ったときは清掃がしっかりされていて、子ども連れでも「これは無理…」みたいな感じはまったくありませんでした。これ、家族キャンプだとめちゃくちゃ重要です。

高規格ポイント③:レンタル・販売品も十分で「忘れ物しても詰まない」

レンタル&販売品の充実度も優秀です。public-camp.com の情報では、レンタル品として、

  • テント・タープ
  • 寝袋
  • 炊飯セット
  • コンロ
  • かまど用金網・鉄板
  • ランタン
  • 飯ごう・鍋・やかん・ボウル・ザル・包丁・まな板 など

販売品としては、薪や木炭(3kg)も購入可能。公式サイトの「用品貸出センター」案内にも、「キャンプを盛り上げてくれる用品も数多く用意」と書かれています。

僕自身、「あ、トング忘れた」「鍋のフタ持ってきてない…」みたいなミスをやらかしたことが何度もあるんですが、ここなら「最悪レンタル&売店でなんとかなる」という安心感があるので、心の余裕がだいぶ違います。

高規格ポイント④:福岡市内から約40分、“放課後キャンプ”が現実的

アクセスもかなり優秀です。公式のアクセスページによると、

  • 車…福岡市内から県道31号線経由で約40分
  • 高速…九州道・築紫野ICから車で約30分
  • バス…西鉄下大利駅から「南山手団地」行きバス → 終点から徒歩約1時間

という距離感。高速を使わなくても市内から1時間かからずに着けるので、「金曜の仕事終わりにそのままキャンプ」みたいな使い方もギリギリ視野に入ります。

駐車場はキャンプ場だけで約70台分あり(1回220円/台)、中央公園など周辺含めるとトータルの台数もかなり多め。公式アクセス情報にも、各エリアごとの駐車台数と料金が細かく載っています。

料金感:とにかく“コスパがいい高規格寄りキャンプ場”

料金はシーズンやプランで変動しますが、なっぷ&クロスロードふくおかの情報をざっくりまとめると、

  • ファミリーテント/フリーテント… 宿泊・デイキャンプともに1区画 1,100円前後
  • ロッジ… 1棟11,000円〜(5名含む)※繁忙期は16,500円〜
  • 駐車場… 1台 220円
  • 入場料… 大人 440円/人、小中学生 220円/人
  • ゴミ処理料… 1サイト 200円

といったレンジ(最新の料金は公式の料金案内で確認を)。この設備とロケーションでこの価格帯なら、正直「高規格寄りとしてはかなりコスパ良い」と感じています。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 子ども連れのファミリーキャンプ初挑戦、ここってアリ?
A. むしろど真ん中ストライクな選択肢だと思う。遊具・草ソリ・広場があって、子どもがとにかく飽きないし、トイレ・シャワー・自販機も揃ってる。僕も「福岡市近郊で初ファミキャンならどこ?」と聞かれたら、ここを候補の上位に入れてます。
Q. 温水シャワーってどんな感じ?ちゃんと温かい?(ここ重要)
A. 僕が行ったときはしっかり温かかったし、シャワーブースも「キャンプ場としては十分キレイ」なレベル。もちろん高級スパとは違うけど、汗と焚き火の煙を落として寝られるだけで家族の機嫌が全然違うから、温シャワーがあるメリットはめちゃくちゃ大きい。
Q. ソロキャンには向いてる?ファミリーだらけで落ち着かないイメージがある…。
A. 連休や夏休みはファミリー比率高めだけど、平日やオフシーズンはソロや大人グループも多いよ。静かに過ごしたいソロなら、平日+フリーサイトの端っこを狙うのがおすすめ。僕も一人で行ったときは、昼間は焚き火でコーヒー淹れて、夕方に草ソリで遊ぶ子どもたちを眺めながら「平和だな〜」ってなってました。
Q. 完全初心者だけど、デイキャンプだけでも楽しめる?
A. 余裕で楽しめる。デイキャンプ利用もできるし、BBQサイトもあるから、まずは日帰りで「森の雰囲気」と「設備の感じ」を試してみるのもアリ。そこで「ここなら泊まりでもいけそうだな」と感じたら、次はテント泊にステップアップするのが失敗少ないと思う。
Q. 予約って取りにくい?どうやって取るのがベスト?
A. キャンプ場は前営業日までの完全予約制で、予約方法は公式の「キャンプ場 予約案内」にまとまってる。初めての人や複数サイトを抑えたいときは電話予約(092-595-2110)が確実。土日や連休は埋まりやすいから、日程が決まったら早めに動くのが吉です。

⑤ 7世代CAMP|自然を楽しみながら安心できる森キャンプ

「森ど真ん中のキャンプ場で遊びたいけど、トイレとかシャワーはちゃんとしててほしいんだよね…」って相談されると、僕がよく名前を出すのが7世代CAMPです。

ここは、“ど高規格”というより「自然多め・でも要所はしっかり高規格寄り」なバランス型キャンプ場。初めて行ったとき、僕は受付からサイトに向かう途中で、森の匂いと土の感触にテンションが一気に上がりました。「あ、ここはちゃんと“森のキャンプ場”だ」と。

コンセプトは、公式サイトの『7世代キャンプの由来』にもあるように、「7世代先の未来に、自然・先人の知恵・生き方をつなぐ」こと。なるべく自然を残した形で整備されていて、昆虫採りや森林浴、竹林の中でのんびりする時間も丸ごと楽しめるようになっています。

しかも、福岡市から車で約1時間、北九州市からなら30分前後というアクセスの良さ(詳細はアクセス情報参照)。「仕事終わりに森に逃げ込む」みたいな使い方も現実的なんですよね。

高規格ポイント①:森エリア&丘エリアのオートサイトで“快適な森キャンプ”

7世代CAMPの主役は、車を横付けできる森エリア&丘エリアのオートサイト。公式のエリア紹介や、キャンプ場予約サイト「なっぷ」内の7世代CAMPページを見てもらうと分かりますが、

  • 福智山と田園を見下ろす丘サイト(見晴らし重視)
  • 栗やかぼすの木に囲まれた森サイト(木陰&雰囲気重視)
  • さらに一歩ワイルドなブッシュクラフトエリア

という3レイヤー構造になっています。

僕が初めて泊まったのは森エリア。AC電源付きの区画で、テント+タープ+車を置いてもまだちょっと余裕がある広さでした。サイトの後ろには栗の木があって、タープ越しに見える葉の揺れ方がもう最高。「森感はしっかりあるのに、整備はちゃんとされてる」というバランスに、思わず「ちょうどいいな〜」と声が出ました。

なっぷの紹介文どおり、

  • 車横付けOK(荷物の出し入れがラク)
  • ウォシュレット付きトイレと清潔なシャワー完備
  • お湯が出る炊事場あり

という条件が揃っているので、「自然多めだけど、キャンプとしての難易度はそこまで高くない」というのが、7世代CAMPの良さだと思います。

高規格ポイント②:水回りが本気|ウォシュレットトイレ&広々シャワールーム&お湯が出る炊事場

水回りのスペックは、正直かなり高いです。公式サイトの施設紹介でも、

  • ウォシュレット付きトイレ
  • 広々快適なシャワールーム(シャンプー・ボディソープ・ドライヤー付き)
  • お湯が出る炊事場

と明記されていて、観光サイトクロスロードふくおかでも同様の設備が紹介されています。

僕が現地で一番感動したのは、シャワールームの使いやすさ。地方の森キャンプ場だと「え、これ大丈夫…?」というシャワーもたまにあるんですが、ここは「ちゃんと温かい・ちゃんとキレイ・ちゃんと広い」の三拍子。森で汗をかいたあと、熱めのシャワーで一気にリセットできるのは本当にありがたいです。

炊事場もお湯が出るので、油もののフライパン洗いがサクサク終わるのも地味に高ポイント。冬場の洗い物のストレスが激減します。

高規格ポイント③:手ぶらキャンプ&レンタルが超充実|「ギアなしでも森キャンプできる」

「キャンプ道具ほぼ持ってないけど、ちゃんと森でキャンプしてみたい」という人には、ここめちゃくちゃ刺さると思います。

公式料金ページには、初心者向けの手ぶらキャンププランがしっかり用意されています。

  • 森エリア・丘エリアで選べる手ぶらキャンプ
  • テント・タープ・寝袋・テーブル・チェア・ランタンなど道具一式をレンタル
  • サイト利用料込みの料金設定

なっぷの紹介文でも、「キャンプが初めての方でも楽しめるよう、テントや寝袋などのレンタル完備」と書かれています。僕もプラン内容を見て、「これなら本当に食材と着替えだけでも来られるな」と感じました。

初キャンプで一式揃えるのはハードル高いので、「7世代CAMPで手ぶらキャンプ → ハマったら自分のギアを揃える」という流れは、かなり賢い選択肢です。

高規格ポイント④:ブッシュクラフトエリアで“一歩先の自然体験”

「いつかは森でブッシュクラフトやってみたい」という人に刺さるのが、7世代CAMPのブッシュクラフトエリア

エリア紹介や、クロスロードふくおかの解説によると、

  • ほぼ手を入れていない森の中のエリア
  • 落ちている枝や竹を利用してタープを張れる
  • ソロキャンパーや“野営寄り”キャンパーに人気

という位置づけで、丘・森エリアよりも一段ワイルド寄りになっています。

僕のおすすめは、「最初は森エリアのオートサイトでデビュー → 2〜3回目でブッシュクラフトエリアに挑戦」というステップアップ。普段はオートサイト派の人でも、「次はちょっと冒険してみるか」と思える絶妙な距離感なんですよね。

高規格ポイント⑤:アクセスと周辺環境が優秀|コンビニ&温泉までセット

7世代CAMPは、アクセスと周辺環境もかなり優秀です。公式アクセス情報と、クロスロードふくおかをざっくりまとめると、

  • 住所:福岡県田川郡福智町市場1908
  • 北九州市から車で20〜30分
  • 福岡市から車で約1時間
  • 平成筑豊鉄道 伊田線「市場駅」から徒歩約15分
  • コンビニ(デイリーヤマザキ)徒歩10分
  • スーパー・ドラッグストアまで車で10分圏内
  • 温泉(ほうじょう温泉ふじ湯の里/日王の湯)まで車で10〜12分

「駅から徒歩圏内」「コンビニ徒歩圏内」「温泉車で10分」という三拍子が揃っている森キャンプ場はかなりレア。車がなくても電車+徒歩で来られるので、学生キャンパーにも現実的な選択肢です。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 自然多めって聞くと、初心者にはハードル高くない?
A. 正直に言うと、「ガチ野営」ではないので心配しなくて大丈夫。森エリア・丘エリアは整地されたオートサイトだし、水回りも高規格寄り。ただし、地面は土なので、ペグはそれなりにちゃんとしたやつ(ソリッドステーク系)を持っていくと安心です。
Q. 手ぶらキャンププランだけで、本当にキャンプっぽく楽しめる?
A. プラン内容を見る限り、テント・タープ・寝袋・テーブル・チェア・ランタンなど一通り揃っているから、「初キャンプの体験」としてはかなり十分。僕なら、そこに自分好みのマグカップとランタンだけ持ち込んで、“ちょっとだけ自分色”を足すかな。
Q. ブッシュクラフトエリアって、完全初心者でも行っていいの?
A. 個人的には「キャンプ3回目くらいから」をおすすめしたい。ペグ打ちやタープ張りにまだ慣れていないうちにいきなりブッシュエリアに行くと、設営だけでクタクタになる可能性があるからね。まずは森エリアで基本を押さえてからのほうが、絶対楽しめます。
Q. ソロキャンパーでも浮かない?ファミリーばかりじゃない?
A. ソロも全然アリ。なっぷのクチコミやSNS(公式Instagram)を見ても、ソロ・カップル・ファミリーと客層はかなりバラけてる印象。静かに過ごしたいソロなら、平日+ブッシュクラフト or 丘サイトの端あたりを狙うと、かなり“森にこもってる感”が出ます。
Q. 夜どれくらい暗い?怖くない?
A. 場内照明は必要最低限なので、「ちゃんと森の夜」になります。ヘッドライトとランタンさえあれば怖さよりワクワクが勝つと思うけど、子どもがいる場合はサイト周りだけでもしっかり明るくしてあげると安心。星がきれいな日は、本当に「森の中のプラネタリウム」状態ですよ。

⑥ ハニーガーデン瑞梅寺キャンプ場|貸切感のある高規格オートサイト

「福岡市内から近くて、貸切っぽくのびのびキャンプできるところない?」って聞かれたら、僕がニヤッとしながら出すカードがハニーガーデン瑞梅寺キャンプ場です。

ここは“区画が並ぶ普通のオートキャンプ場”じゃなくて、1日1組限定でフィールドを丸ごと借りられる貸切制キャンプ場ハニーガーデン瑞梅寺 公式サイトのトップにもハッキリ「福岡県糸島市の井原山の麓にある貸切制キャンプ場」と書かれていて、Outdoor Life(アウトドアライフ)ページを見ると、400坪〜1,000㎡超クラスのフィールドを1組で独占できることが分かります。

初めて行ったとき、車を停めてサイトに立った瞬間に出たひと言が「え、ここ全部ウチらだけ?」でした(笑)。周りに一般サイトも他のキャンパーもいないので、音も視線も気にせず、自分たちのペースで焚き火やBBQを楽しめる“秘密基地感”がすごいんです。

しかも、ただの貸切フィールドじゃなくて、AC電源・屋外キッチン・常設BBQグリル・焚き火テーブル・シャワー・水洗トイレ・Wi-Fiまで揃っている“高規格寄りオートサイト”というのがミソ。FieldBankの設備表でも、炊事場・シャワー・水洗トイレ・AC電源・フリーWi-Fiありと整理されていて、「自然は濃いのに、設備はしっかり」のバランス型キャンプ場だと分かります。

高規格ポイント①:400坪クラスを貸切|オートサイトなのに“自分たちだけのフィールド”

公式や予約サイトの情報をまとめると、ハニーガーデン瑞梅寺のフィールドはざっくり

というスペック。つまり、「オートサイトが1区画ある」んじゃなくて「オートサイトエリア一式を丸ごと借りる」イメージです。

僕が行ったときは、4家族+キッズ軍団+犬1頭というなかなかの大所帯でしたが、それでもテント5張り+タープ3枚+車5台を余裕でレイアウトできました。隣のグループの音も視線もゼロなので、子どもたちが多少盛り上がっても気疲れしないのが本当に楽。

「キャンプ好きな友だち家族をまとめて誘って、一気にみんなでデビューしたい」「グループキャンプで気兼ねなく盛り上がりたい」というときに、この“丸ごと貸切オートサイト”ってめちゃくちゃ相性いいんですよね。

高規格ポイント②:屋外キッチン&常設BBQグリル&焚き火テーブルがガチ便利

ハニーガーデンの面白いところは、フィールドが「最初から料理と焚き火に全振りしたレイアウト」になっていること。

Outdoor Lifeページや、糸島市観光協会のスポット紹介を見ると、

  • 屋外キッチン(シンク・作業台)
  • 常設BBQグリル
  • 常設焚き火テーブル(重量鍋もOK)
  • スターテント(大型シェード)
  • AC電源・照明

といった設備が最初から組み込まれているのが分かります。なっぷの紹介でも、「常設焚き火テーブル」「常設スターテント」「地下シェルター」が特徴として挙げられていますね。

実際に使ってみると、

  • キッチンで食材カット → そのままBBQグリルへGO
  • 焚き火テーブルにダッチオーブンやスキレットをどーんと乗せて煮込み料理
  • スターテントの下にテーブル&チェアを広げて“リビングスペース”化

みたいな感じで、「料理動線」が異常に良いんです。これ、グループキャンプだと地味に効いてきます。誰かが焚き火、誰かがキッチン、誰かが子どもを見ている…と役割分担しやすいので、全体の動きがすごくスムーズになるんですよね。

高規格ポイント③:AC電源&シャワー&水洗トイレ&Wi-Fiで“安心度マックス”

貸切系キャンプ場って、「自然は最高だけど設備は最低限」なところも多いんですが、ハニーガーデンはその逆で、「フィールドはワイルド寄りなのに、設備はかなり高規格寄り」です。

FieldBankの設備一覧では、

  • 炊事場・水汲み場あり
  • シャワーあり
  • 水洗トイレあり
  • AC電源あり
  • フリーWi-Fiあり

と整理されていて、実際に現地で使った感想としても、

  • トイレ:水洗&洋式で清掃も行き届いている。子ども&女性キャンパーも安心ライン
  • シャワー:簡易タイプだけど、汗を流してさっぱりするには十分
  • 電源:テント内の電気毛布やスマホ充電、ライト用に大活躍
  • Wi-Fi:仕事PCを持ち込んで“半ワーケーション”しても耐えられるレベル

という感じで、かなり“高規格キャンプ場寄り”の快適さでした。

僕はここで、昼間は子どもたちが走り回る横でPC開いて仕事して、夕方から焚き火&BBQという欲張り構成をやったことがありますが、「これ、都心のコワーキングより集中できるな…」と思いました(笑)。

高規格ポイント④:地下シェルター&スターテントで“夏の避難場所”がある安心感

もうひとつユニークなのが、なっぷでも強烈に推されている「地下シェルター」の存在。

施設特徴として、

  • 地下シェルター(15℃を超えないクールな避暑空間)
  • 常設スターテント(雨でも猛暑でも快適なリビングスペース)

が挙げられていて、「夏でも涼しい逃げ場がある貸切キャンプ場」としてめちゃくちゃ貴重な存在になっています。

僕が夏場に行ったときは、昼間の一番暑い時間帯は地下シェルターに子どもたちが集まってカードゲームしたり、おやつ食べたりしていました。外は30℃超えでも、シェルター内はひんやり。正直、大人のほうが長居したくなります(笑)。

スターテントも「最初からちゃんと張ってある大型タープ」みたいなもので、日差しが強い日や小雨の日でもリビングスペースとして超優秀。「タープ設営が不安な初心者グループでも、最初から快適な屋根がある」というのは、かなり大きな安心材料です。

高規格ポイント⑤:福岡市内から約30〜40分、“天神から40分の秘密基地”

アクセス面もかなり強いです。公式のinformationページや、アソビューの体験ページを見ると、

  • 所在地:福岡県糸島市瑞梅寺880-10
  • 福岡市・天神エリアから車で約30〜40分
  • 西九州自動車道「今宿IC」から約20分
  • JR筑前前原駅 → バス井原山線「瑞梅寺」バス停 → 徒歩5分

という距離感。インスタ公式アカウント(@honeygarden_z)のプロフィールにも「天神から車で40分!!」と書かれていて、本当に「ちょっと山遊びしに行く感覚」でアクセスできます。

仕事終わりに集合して、翌日の午前中までゆっくり過ごしてサッと帰る、なんて使い方も現実的。“都市近郊貸切キャンプ場”としての希少価値はかなり高いと思います。

料金感:貸切なのに想像よりリーズナブル

貸切と聞くと「高そう…」と身構えがちですが、Outdoor Lifeの貸切料金を見ると、

  • フィールド丸ごと貸切キャンプ(基本料金)
    ┗ 平日:20,000円(税込)
    ┗ 土日祝:25,000円(税込)
  • 大人1名:4,000円、子ども(3〜12歳):1,000円
  • ソロ向け「ラッキーキャンプ」プラン
    ┗ 日帰り:2,000円、宿泊:3,000円(当日予約枠)

といった感じで、「人数で割ると、1人あたりの負担はかなり軽め」です。例えば、平日10人で貸し切れば、ひとりあたり3,000円台で「貸切オートサイト+各種設備」を使える計算。グルキャン派にはかなり嬉しい価格設定です。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 1日1組貸切って、初心者グループでも大丈夫?なんか責任重そうで怖い…。
A. むしろ初心者グループこそ貸切は相性いいと思ってます。他のキャンパーに気を遣わなくていいし、多少段取りが悪くても誰にも迷惑をかけない。オーナーさんも相談に乗ってくれるタイプなので、不安なことがあれば事前に聞いておけばOK。
Q. トイレとシャワー、正直どう?うるさい子連れでも行けるレベル?
A. トイレは水洗で、僕が行ったときは清掃も行き届いていて全然問題なし。シャワーも「汗と焚き火臭を落とすには十分」なレベル。貸切だから、子どもが多少ワチャワチャしても他のお客さんを気にしなくていいのが最高です。
Q. ギアほぼ持ってないんだけど、それでも楽しめる?
A. テントと寝袋さえ何とかすれば、あとは常設BBQグリルや焚き火テーブル、屋外キッチンでかなり何とかなります。必要ならレンタル相談もできるし、最初の1回は「持っている人が共有するスタイル」でグルキャンするのもアリ。
Q. ソロキャンプでも利用できる?貸切ってハードル高そう。
A. 実はソロでも貸切できる「ラッキーキャンプ」プランがあります。日帰り2,000円・宿泊3,000円で、フィールドをほぼ独占に近い状態で使えるので、「今日は人と会いたくない」「森で一人になりたい」ってときには最高の逃げ場になります。
Q. 夜どれくらい静か?音楽流したり焚き火で喋ったりしても大丈夫?
A. 周りに一般サイトや民家がほぼないので、常識の範囲内であれば音楽や会話も楽しめます。ただし、利用規約に書かれているような騒音・時間帯の配慮は必須。僕の感覚だと、「仲間内で焚き火しながら語り合う」のには最高の環境ですね。

⑦ 岩屋キャンプ場|棚田を望む静かな夜と電源付きサイト

「棚田ビューでしっぽりキャンプしたいんだけど、トイレとか電源もしっかり欲しいんよね…」って聞かれたら、僕が真っ先に思い出すのが福岡県東峰村の岩屋キャンプ場です。

ここ、ただの“山のキャンプ場”じゃなくて、日本の棚田百選にも選ばれた竹地区の棚田エリアに隣接した、国定公園内のこじんまり高規格キャンプ場なんですよ。公式サイトの「岩屋キャンプ場について」にもある通り、耶馬日田英彦山国定公園の中にあって、九州北部豪雨からの復興を経て2019年にリニューアルオープンしたフィールドです。

初めて来たときは、チェックインしてテントサイトから棚田側を振り返った瞬間に「うわ、これは夜の雰囲気エグいな…」って声が出ました。標高約300mの山あいで、まわりはほぼ山と畑と棚田だけ。夜になると車の音がほとんど消えて、虫の声と川の音だけが残る感じです。

高規格ポイント①:フリー+電源付き区画サイトで“棚田ビュー×安心設備”

岩屋キャンプ場のサイト構成はすごく分かりやすくて、

  • フリーサイト:1日10組限定(のびのび張れるテントサイト)
  • 電源付き区画サイト:7区画(約6.5m×7.8m、オートサイト)
  • コテージ:7棟(定員5名)

という3本柱。施設概要は公共キャンプ場情報サイトpublic-camp.comや、ソニー損保のオートキャンプ場マップにも載っています。

僕は電源付き区画サイトに泊まりましたが、

  • 車横付けOKで、オートサイトとして使える
  • サイトは芝生ベースで、テント+タープ+車がギリギリじゃなく「ちゃんと置ける」サイズ
  • 電源ポールがサイトごとに立っていて、ホットカーペットや電気毛布も運用しやすい
  • 区画の両サイドに低木や境木があって、隣サイトとの視線がほどよく切れる

という感じで、「コンパクトだけどストレスのないサイズ感」でした。細かい区画の写真は、キャンプ場レポブログ『岩屋キャンプ場-細かすぎるキャンプ場レポ』がめちゃくちゃ参考になります。

フリーサイトは1日10組限定なので、こちらも「テントがぎゅうぎゅうに詰まってる」感じはなくて、ゆったり張れる印象。公式の体験レポ『手ぶらでOK 初めてのファミリーキャンプ』では、家族連れが広々とサイトを使っている様子が紹介されています。

高規格ポイント②:電源付きオートサイトなら“冬キャン&電化ギア”も余裕

岩屋キャンプ場の「棚田ビュー×電源付き区画」の組み合わせは、冬キャンプとの相性がめちゃくちゃいいです。

公式の区画サイト紹介にもある通り、

  • 車の横付けOK(荷物の出し入れがとにかくラク)
  • テント用スペースと駐車スペースが分かれている
  • 電源ポールからコンセントが引けるので、ストーブやホットカーペットも使用可能

という条件が揃っているので、僕も冬に行ったときは、

  • テント内:ホットカーペット+電気毛布でぬくぬく
  • 外:焚き火+ランタンでがっつりアウトドア感

という“外はワイルド/中は文明”スタイルで過ごしました。これ、電源なしのサイトだとバランスを取るのがなかなか難しいんですが、ここなら「棚田が見えるロケーションで、しっかり快適装備も盛れる」のが強いです。

高規格ポイント③:水回り・トイレ・レンタルが“ちゃんと高規格寄り”

いくらロケーションが良くても、水回りが微妙だと一気に人にはすすめづらくなるんですが、岩屋キャンプ場はそこもちゃんと押さえてます。

public-camp.comの施設情報によると、場内設備は、

  • 炊事場
  • 水洗トイレ&車椅子対応トイレ
  • 自動販売機
  • AC電源(区画サイト)

といったラインナップ。燃えるゴミも、指定のゴミ袋を購入すれば回収してくれるシステムです。施設概要ページに細かく載っています。

さらに、ソニー損保のキャンプ場マップを見ると、

  • 管理棟、炊事棟、水洗トイレあり
  • レンタル:テント、テーブルセット、ランタン、調理用具、BBQセットほか
  • 販売:薪、炭、ビールなど(管理棟「すてら」)

とあって、「忘れ物しても割と何とかなる」ラインナップになっているのが分かります。僕も着火剤を盛大に忘れて行ったことがありますが、管理棟で薪と一緒に購入して事なきを得ました(笑)。

高規格ポイント④:棚田・棚田親水公園・岩屋神社…“キャンプ+フィールド遊び”が充実

岩屋キャンプ場の真骨頂は、サイトだけじゃなくて「周辺の遊び場込みで一つのフィールド」になっているところ。

公式の紹介や、東峰村の観光情報サイト「国定公園内にあるキャンプ場」特集でも、周辺スポットとして、

  • 歴史ある岩屋神社(国指定重要文化財)
  • 農林水産省「日本の棚田百選」に選ばれた竹地区の棚田
  • 川の水を引き込んだ河川プール「棚田親水公園」

がセットで紹介されています。

僕のおすすめルートは、

  1. チェックイン → さくっと設営
  2. 夕方前に棚田親水公園で水遊び or のんびり散歩
  3. 棚田に夕日が落ちていくのを眺めてからサイトに戻る
  4. 夜は焚き火+星空観賞

という流れ。夏は子どもたちを河川プールで思い切り遊ばせて、夜は満天の星空で締める、という教科書通りの1日が組めます。

高規格ポイント⑤:福岡市内からも行きやすいけど、ちゃんと“山の中”

アクセスについては、

  • 所在地:福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山4171(公式トップ観光情報
  • 最寄り駅:JR日田彦山線「筑前岩屋駅」から徒歩約5分(マピオン
  • 福岡市内から車でおよそ1時間ちょっと(渋滞なければ体感1時間〜1時間20分)

という感じで、「都市からそんなに遠くないのに、ちゃんと山奥っぽさがある」のがポイント。村内にはスーパーもコンビニもほぼないので、ふくおかスポネットにもあるように買い出しは事前にしっかり済ませておくのが前提です。

ただ、その“なにもない感”こそが、棚田ビューキャンプの良さでもあります。夜になると、本当に人工的な光や音がスッと消えるので、「福岡市内から1〜2時間の距離でこの静けさ?」とちょっと驚くはず。

料金感:電源付きサイトでもかなり良心的

料金は時期や見直しで多少変わる可能性がありますが、東峰村観光サイト「星空オートキャンプ」案内をベースにすると、目安はこんなイメージです。

  • フリーサイト(宿泊):550円/人 + 1張 1,100円
  • 区画サイト(宿泊・電源付き):550円/人 + 1区画 2,200円
  • デイキャンプ:330円/人

このあたりは必ず最新情報を公式サイトか直接電話(0946-23-8423)で確認を。とはいえ、電源付きオートサイトでこの価格帯なら、正直かなり良心的だと思っています。

友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 棚田ビューって聞くと、サイトから本当に見えるの?それとも車で移動?
A. サイトの目の前がいきなり棚田、っていうよりは「キャンプ場から徒歩圏内に棚田&棚田親水公園がある」イメージ。テントから少し歩くだけで、ちゃんと“棚田の風景”が見えるので、夕方の散歩セットで楽しむのがおすすめ。
Q. 完全初心者なんだけど、いきなりここはアリ?ちょっとワイルドそうで不安。
A. 僕の感覚だと「高規格寄りだけど、ちゃんと山キャンプ感もある中間ポジション」。トイレは水洗・電源付き区画あり・レンタル豊富なので、まずは区画サイト+電源利用でデビューするのは全然アリだと思う。スーパーが遠いから、買い出しだけ事前にしっかりね。
Q. 冬でも行ける?雪とか大丈夫?
A. 通年営業だけど、冬は冷え込みがしっかりあるので、電源付き区画+冬装備(ストーブ・ホットカーペット・電気毛布など)はほぼ必須。ノーマルタイヤだと不安なタイミングもあるから、天気予報と道路状況は事前チェック推奨です。
Q. ソロキャンでも浮かない?ファミリー色が強そうなイメージ。
A. 週末はファミリーも多いけど、こじんまりしたキャンプ場だから、ソロも普通にいます。ソロなら電源付き区画サイト1区画を贅沢に使って、棚田散歩+焚き火+星空観賞みたいな過ごし方が最高。静けさ重視なら平日がねらい目。
Q. 村内にコンビニないって聞いてビビってる…。何をどこまで持っていけばいい?
A. 食材・飲み物・朝ごはん・お菓子・調味料あたりは、行きがけに必ずまとめて買い出ししておくのが前提。現地では薪・炭・ちょっとした飲み物は管理棟でなんとかなるけど、「ご飯まるっと現地調達」は無理ゲーだと思っておいたほうがいいです。

⑧ 池の山キャンプ場|星空と温泉を楽しむ山あいの高規格キャンプ

「星がちゃんと見えて、温泉もあって、でも設備がある程度整ってるところがいいんよね」と相談されたら、僕がニコッとしておすすめするのが八女市星野村の池の山キャンプ場です。

ここは、周囲700mの自然湖「麻生池」をロッジやバンガローがぐるっと囲んでいて、その一角にテントサイトがあるスタイル。公式サイトでも「麻生池の静かな湖畔を、ロッジやバンガローが取り囲み、初心者でもキャンプを楽しめる」と紹介されていて、ロッジ・バンガロー・テントの三本立てで楽しめる“星と温泉の拠点”になっています。池の山キャンプ場公式

僕が初めて泊まったのは秋の終わり。夕方にチェックインしてテントを張り終わったころ、麻生池の向こう側がじわっとオレンジに染まって、「あ、これは夜が本番のキャンプ場だな」と確信しました。日が落ちてから、サイトから少し歩いて星空を見上げたときの“暗さの質”がほんとに良くて、福岡県内でここまで夜が暗い場所ってそう多くないんですよ。


高規格ポイント①:ロッジ&バンガロー&テントサイトで“レベル別キャンプ”ができる

まず押さえておきたいのが、泊まり方の選択肢がめちゃくちゃ広いこと。

  • バス・トイレ・キッチン・エアコン付きのロッジ
  • 照明+AC電源のみのシンプルなバンガロー
  • フリーテントサイト(約30張分)

星野村観光ナビの「星のふるさと公園」紹介でも、池の山キャンプ場は「バス・トイレ・エアコン・キッチン付きロッジ」と「設備を抑えたバンガロー」、そしてテントサイトから選べる構成と書かれています。星のふるさと公園公式

僕はテント泊派なのでフリーサイトを選びましたが、「家族にいきなりテントはハードル高いな…」というときは、1泊目ロッジ→2回目からテントみたいに、ステップアップできるのがこのキャンプ場の強み。ウォーカー+のデータでも、バンガローは「照明とAC電源のみ」、ロッジはバス・トイレ・キッチン・エアコン付きと明記されていて、装備に応じて細かく選べます。ウォーカー+施設データ

テントサイトはフリーサイト方式で、忠霊塔のある芝生広場と、北側の段々になったエリアの2か所。キャンプ場専門メディアのレポでも「芝・草・土ミックスのフリーサイトが上下2段に分かれ、好みの場所を選べる」と紹介されています。Camp Goods Magazine レポ

実際に張ってみると、「ガチな山奥」じゃなくて、ほどよく開けた高原サイトという感じ。車は搬入・搬出時だけ横付けで、その後は専用駐車場に移動するスタイルですが、リアカーを借りられるのでそこまで苦になりません。


高規格ポイント②:温泉「星の温泉館きらら」が徒歩圏内|星を見てから湯に浸かる贅沢

池の山キャンプ場を“高規格寄り”に押し上げている最大の要素が、徒歩圏内の温泉「星の温泉館きらら」の存在です。

キャンプ場と同じ運営の温泉施設で、公式サイトによると泉質は単純アルカリ温泉。とろっとしたお湯は「美人の湯」としても知られていて、疲労回復や筋肉痛にも効能あり。露天風呂は、星野村を一望できる「みはらしの湯」と、木々に囲まれた「もりの湯」の2タイプが偶数日・奇数日で男女入れ替え制になっています。星の温泉館きらら公式クロスロードふくおか

僕が行ったときは、夜の部で「みはらしの湯」側に入れたんですが、露天の縁に座って見る星野村の夜景が最高すぎて、気づいたら長湯してました。キャンプ場のテントに戻るまでの暗い坂道を、ほかほかの体で歩きながら星空を見る時間も含めて、ここは“星と温泉セット”のキャンプ場だと思います。

温泉の営業時間は10:00〜22:00(最終受付21:30)、料金は大人520円・小人260円と、日帰り利用もしやすい設定。クロスロードふくおか
「キャンプの風呂問題」をまるっと解決してくれるので、家族連れや温泉好きキャンパーには本当にありがたい存在です。


高規格ポイント③:星の文化館&茶の文化館で“星×お茶”まで楽しめる

池の山キャンプ場のすごいところは、キャンプ+温泉で終わらないこと。歩いて行ける範囲に、「星」と「お茶」の濃い施設が揃ってるんですよ。

  • 星の文化館
    ┗ 九州最大級の望遠鏡を備えた公開天文台。昼も夜も望遠鏡が公開されていて、専門スタッフの解説付きで星を見られる。星の文化館公式
  • 茶の文化館
    ┗ 八女伝統本玉露や、茶そば・茶飯など「星野茶」をとことん味わえる施設。抹茶ひきや手もみ体験もできる“お茶のテーマパーク”的な場所。茶の文化館公式

僕は昼間に茶の文化館で玉露のしずく茶を体験して、そのまま夕方は星の文化館で天体観測、夜はテントから肉眼で星空…という「星×お茶フルコース」を決めたことがあるんですが、これはマジで星野村だからこそできる遊び方です。

星野村観光ナビのトップコピーが「最高の星とお茶を楽しんでみませんか」というフレーズなんですが、その世界観ど真ん中をキャンプしながら味わえるのが池の山キャンプ場なんですよね。星野村観光ナビ


高規格ポイント④:設備はしっかり、“テントサイトはワイルド寄り”の絶妙バランス

「高規格」と聞くとピカピカの区画オートサイトを想像するかもしれませんが、池の山はちょっとタイプが違います。場内全体の設備は高規格寄りだけど、テントサイト自体はわりと素朴なフリーサイトなんです。

キャンプ場情報をまとめると、

  • 場内設備:お風呂(温泉は隣の「きらら」)、シャワー、ゴミ捨て場、ランドリー、レストラン・売店、自販機、炊事棟、給湯、AC電源(一部宿泊棟)、バリアフリー対応などが揃う。なっぷ 池の山キャンプ場
  • テントサイト:芝・草・土のフリーサイトで、車は搬入時のみ乗り入れ可。炊事棟とトイレが2か所あり。Camp Goods Magazine
  • ロッジ・バンガロー:照明&AC電源、ロッジはバストイレ・キッチン・エアコン付き。ウォーカー+

テントサイト単体で見ると、「電源ポール付きのオートサイト」ではないので、いわゆる“電源サイト”を求めている人はロッジ・バンガロー側を選ぶのがおすすめ。ただ、炊事棟の一部には給湯設備もあって、秋冬キャンプの洗い物もそこまで苦になりません。

僕の体感だと、「サイトは素朴、だけど困ったときに頼れる施設が周りに揃ってる安心感」が池の山の良さ。温泉・レストラン湖畔・売店・ロッジ群が“安全ネット”として後ろに控えていて、その手前でテントを張って遊んでる、みたいなイメージですね。


高規格ポイント⑤:湖畔散歩・グラウンドゴルフ・川遊びで一日遊べる

池の山キャンプ場は、テントの周りだけで完結するというより、「星のふるさと公園」全体をフィールドにする感じで遊ぶのがおすすめです。

  • 周囲700mの自然湖「麻生池」一周(徒歩20分ほどの散歩コース)なっぷ
  • 麻生池の水面を覆う絶滅危惧種「オグラコウホネ」の観察(5〜10月頃)Camp Goods Magazine
  • キャンプ場そばのグラウンドゴルフ場(用具レンタル可)星のふるさと公園

僕は夕方に麻生池をぐるっと一周するのが好きで、湖畔の木道を歩きながら「あ、ここロッジ群の灯りが反射するとキレイだろうな」とか考えてニヤニヤしてます。秋は紅葉が湖面に映って、キャンプ場レポでも「11月の池の山は景色が絶景でおすすめ」と書かれているくらい。池の山キャンプ場訪問レポ


アクセス:福岡市内から約1時間半、“星を見に行くドライブ”にちょうどいい

アクセス面をざっくりまとめると、

福岡市内から「ちょっと星を見に山へ行く」くらいの距離感で、標高と周囲の暗さのおかげで夜空はしっかり暗い。
「距離は近いのに、雰囲気はしっかり山の中」という、ちょうどいいバランスのキャンプ場です。


友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. 名前に“高規格”って付いてるけど、ガチの高規格キャンプ場だと思って行って大丈夫?
A. 僕の感覚だと、「フィールド全体で見れば高規格寄り、テントサイト単体だと素朴寄り」って感じ。トイレ・温泉・レストラン・ロッジ群まで含めると初心者に十分優しいけど、区画オート電源サイトみたいなイメージで行くと「あれ、ちょっと違うな?」ってなると思う。
だから、テント泊初心者+小さい子ども連れならロッジ泊、テントに慣れてるファミリーならテントサイト、って分けて考えるのがおすすめ。
Q. 温泉まではどれくらい?車出さないと無理な距離?
A. テントサイトの場所にもよるけど、徒歩5〜10分くらいの距離感。僕は歩いて行きましたが、「ちょっと夜道を歩いて星を見ながら戻る」のも含めてご褒美タイムでした。酔っ払って車を動かさなくていいのは、安全面でも大きなメリット。
Q. テントサイトに電源はないって聞いてビビってるんだけど、冬キャンプはキツい?
A. 正直、「どうしても電源が欲しい人はロッジ・バンガロー側を選んだほうがいい」というのが本音。テントサイトに常設電源はないので、冬テントならポータブル電源+灯油ストーブ/ガス系の暖房装備が前提になる。
ただし、星野村の冬は景色も空気も最高なので、「しっかり冬装備で星を見に行くキャンプ」として割り切れるなら全然アリ。
Q. 完全初心者でテント泊デビューしたいんだけど、いきなりここはどう?
A. 僕なら「1回目:ロッジかバンガロー → 2回目以降テント」をおすすめするかな。理由はシンプルで、星と温泉の快適さをまず体験してもらって、「星野村のキャンプ=気持ちいい」と刷り込んでからテントに移行したほうが、家族の反応が圧倒的にいいから(笑)。
Q. 買い出し環境はどう?現地でなんとかなる?
A. これはハッキリ言うけど、食材は事前買い出し必須。星野村の中心部には小さなお店はあるけど、いわゆる大型スーパーやコンビニは八女IC周辺エリアがメインになるので、IC降りてからの道中でしっかり買い揃えておくのが前提。現地では薪・炭・飲み物・軽い調味料くらいは何とかなる、くらいのイメージでいたほうが安全。
Q. 星空、ほんとにきれい?福岡県内だとそこまで期待してないんだけど…。
A. これは自信を持って「きれい」と言える。星野村はもともと星空の名所で、星の文化館もあるくらいだからね。新月寄りの晴れた日は、テントから一歩出て空を見上げるだけで「うわ…」って声が出ると思う。星を見たいキャンパーには、福岡県内だとトップクラスのフィールドだと感じてます。

⑨ グランピング福岡 ぶどうの樹|海辺で過ごす“ほぼ手ぶら”な焚き火時間

「キャンプしたいけど、準備が正直めんどい…。でも焚き火と海は外せない!」って相談されると、僕がニヤッとして出すカードが 「グランピング福岡 ぶどうの樹 ~海風と波の音~」 です。

場所は福岡県福津市・福間海岸通り。公式サイトにもある通り、博多から車で約30分、福間駅から車で5分という近さで、目の前はそのままビーチ。8棟のサンセットコンセプトコテージと、テントサイト&キャンピングカーエリアが並ぶ、「海辺のビーチリゾート×グランピング」な一体型フィールドです。

初めて行ったとき、チェックインしてコテージのデッキに立った瞬間、「あ、今日はもう“何もしない日にしよう”」って腹をくくりました。目の前は海、足元にはウッドデッキ、後ろにはふかふかソファとベッド…。キャンプというより、“焚き火付きビーチヴィラ”という感覚に近いですね。


高規格ポイント①:博多から約30分、サンセットと波音を独占できる海ロケーション

まずロケーションが反則級です。

  • 住所:福岡県福津市西福間4-10-10(公式アクセス情報より)
  • 博多エリアから車で約30分
  • JR福間駅から車で約5分
  • ビーチまで「滑り台で砂浜へ0秒」という、子ども大喜び動線

公式サイトのトップにも「光の道とかがみの海を目の前に」とあるように、このエリアは夕日とリフレクションで有名な福間海岸エリア。実際、僕が泊まったときも、夕方になると海の水平線がじわじわオレンジに染まってきて、デッキチェアから一歩も動きたくなくなるやつでした。

「距離は近いのに、ちゃんと旅気分」が味わえるので、仕事終わりにそのまま海辺へ逃げ込むベースキャンプとしてもかなり優秀です。


高規格ポイント②:8棟のコンセプトコテージ+手ぶらキャンプサイトの二刀流

グランピング福岡の面白いところは、「コテージ」と「アウトドアエリア」が同じ敷地で完結していること。

グランピング福岡公式と、ぶどうの樹グループの宿泊一覧ページ「ぶどうの樹の宿泊施設」を見てみると、

  • 8棟のサンセットコンセプトコテージ(OCEAN・IRODORI・ANDALSIAなど、それぞれ世界観の違う部屋)
  • タケノコテントのアウトドアエリア
  • キャンピングカーエリア
  • 冷暖房付きの小部屋を備えたアウトドアサイト

といった構成になっています。予約サイトの部屋一覧を見ると、コテージだけでも8タイプのコンセプトヴィラが用意されていて、「全室ただの箱じゃなくて“テーマ”がある」のがポイント。部屋タイプ一覧

僕はコテージ泊+アウトドアエリアを組み合わせるスタイルが好きで、

  • 日中:タケノコテントやキャンピングカーを見に行って“キャンプギア熱”を高める
  • 夕方:コテージ前のデッキで焚き火&前菜つまみながらゆる飲み
  • 夜:海の音を聞きながらコテージのふかふかベッドで熟睡

という「アウトドアとホテルステイのいいとこ取り」みたいな過ごし方をしました。


高規格ポイント③:本格BBQコースで“何も準備しない焚き火ディナー”が完成

ぶどうの樹といえば「食」。ここはグランピングでも、その強みがガッツリ活きてます。

予約ページのプラン一覧には、

  • ぶどうの樹オリジナルステーキBBQ付き定番プラン
  • 玄界灘の魚介が乗るプランや、鮨屋台との組み合わせプラン
  • 女子会・記念日向けの特別プラン

などが並んでいて、国産牛ロースステーキ、自家製ソーセージ、魚介のアクアパッツァ鍋、焼きたてパン…といった“ほぼレストランクオリティのBBQセット”が用意されています。プラン一覧

僕が利用したときも、テーブルの上にはすでに食材がきれいに並んでいて、僕がやったことといえば、

  • 炭に火をつける
  • 肉と魚を焼く
  • ワインを注いで「うまい」って言う

これだけ(笑)。「食材買い出し」「仕込み」「下ごしらえ」「調味料どうする問題」が丸ごと消えてくれるので、焚き火と会話に全振りできるのが本当に楽です。


高規格ポイント④:無料アウトドアグッズ&ソーセージ・ピザづくり体験が楽しい

さらにテンションが上がるのが、公式サイトにも載っている「無料アウトドア貸出グッズ」食育体験コンテンツ

  • アウトドアチェア・テーブル・焚き火ギアなど、無料の貸し出しグッズが多数
  • 宿泊者限定のソーセージづくり体験(コテージ泊向け)
  • アウトドアサイト宿泊者向けのピザづくり体験
  • キャンプファイヤーや焚き火タイムに合わせた“おやつ&ワインキャンペーン”

僕がソーセージづくり体験をしたときは、子どもたちより大人のほうがノリノリでした。自分で詰めたソーセージを、そのまま焚き火の横で焼いてかぶりつくのは、「キャンプ好きの夢を全部まとめて叶えた」みたいな時間でしたね。


高規格ポイント⑤:“ほぼ手ぶら”でコテージもテントも選べる柔軟さ

総合案内ページによると、施設の内訳は、

  • コテージ 8棟
  • 空中テントエリア 1組
  • テントサイト 5棟
  • キャンピングカーエリア 2組

「グランピングらしいコテージで完全おまかせ」も選べるし、「テントサイトやキャンピングカーでアウトドア感多め」も選べる、というのがこの施設の強み。しかも、どのスタイルでも食事と基本装備はほぼセットなので、

  • キャンプ道具ゼロのカップルや女子会
  • 小さい子ども連れのファミリー
  • 普段は山派だけど、たまには“ラクしたいソロキャンパー”

まで、かなり広い層をカバーしてくれます。楽天トラベルやじゃらんの口コミを見ても、「目の前が海で非日常感がすごい」「食事がおいしい」「部屋がかわいい」という声が多くて、“キャンプというより、焚き火付きの海辺リゾート”として選ばれている印象です。


アクセスと予約のしやすさ

アクセスもかなりシンプル。

  • 住所:福岡県福津市西福間4-10-10
  • 福間駅からタクシーで約5分
  • 博多・福岡市内から車で約30〜40分
  • 駐車場:約30台・無料(予約不要)

予約は、公式サイトの予約ページか、楽天トラベル・じゃらんなどの宿泊予約サイト経由から。公式では「公式HPからの予約限定でソーセージ&ピザづくり体験がワンコイン」といった特典が出ていることもあるので、チェックしておくとお得です。


友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. キャンプ道具ゼロなんだけど、それでも楽しめる?
A. むしろ「道具ゼロだからこそ相性いい」タイプの施設。コテージならベッド・空調・水回りはすべて揃ってるし、BBQ食材もセットになってるプランが基本だから、持っていくのは着替えと洗面道具と、飲みたいお酒くらいでOK。僕ならお気に入りのマグとマイ焚き火チェアだけ足します。
Q. いわゆる“キャンプ”感ってちゃんとある?ただのホテル泊にならない?
A. 部屋の中はほぼホテルクオリティだけど、焚き火・BBQ・波の音・ビーチ遊びが全部セットなので、「ちゃんと外で遊んだ感」はしっかり残るよ。テント泊に慣れてる人でも、「今日は焚き火とご飯だけに全振りしたい」って日に使うとめちゃくちゃハマると思う。
Q. 子ども連れでも安心?海が近いのがちょっと心配で…。
A. ビーチが近い分、もちろん目は離せないんだけど、「コテージ前=遊び場」「海=親同伴で行く場所」ってルールを決めておけばかなり安心感が違う。砂浜まではすぐだから、夕方だけ一緒に貝殻拾いして、あとはデッキで焚き火、みたいに時間を区切るのがおすすめ。
Q. 焚き火ってどこまで自由にできる?持ち込みもOK?
A. 基本は施設側が用意してくれる焚き火台・スペースを使うスタイル。プランやその時のルールによって変わるから、直火NG・時間帯・音量などは事前に公式サイトか電話で確認しておくと安心。僕が行ったときは、焚き火タイムにマシュマロやおやつがセットになってて、「何も準備してないのにキャンプファイヤー感満載」でした。
Q. 価格感ってどれくらい?ぶっちゃけ高くない?
A. 正直、「ただ寝るだけ」と比較するともちろん高めだけど、食事・ロケーション・設備・体験込みの“海辺の非日常パック”と考えると納得感は高いと思う。女子会プランや平日プランだと、1泊2食付きで1万円台〜の設定もあるから、日程をずらせる人は平日狙いがコスパいいです。
Q. 初めてのキャンプ(もどき)デビューに、ここから始めるってアリ?
A. 全然アリ。むしろ「キャンプ苦手そうなパートナーや家族に、キャンプの楽しさを刷り込みたいとき」に最適解だと思ってる。海と夕日と焚き火とおいしいご飯で、まずは「外で過ごすって最高だね」を体に覚えてもらって、そのあと少しずつテント泊にステップアップしていけばOK。

⑩ Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA|福岡の夜景を望むラグジュアリーキャンプ

「キャンプは好きだけど、たまには“ちゃんとラグジュアリー”を味わいたい。しかも、焚き火もサウナも夜景も全部ほしい」──そんな欲張りな相談をされると、僕がニヤッとして勧めるのがSnow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKAです。

場所は福岡市南区・油山の「ABURAYAMA FUKUOKA」内。スノーピークとJR九州グループが手を組んで作った、“自然に還るラグジュアリーな宿泊体験”がコンセプトのスイート宿泊施設です。公式プレスリリースでも、「福岡市中心部から車で30分圏内」「自然に還るラグジュアリーな体験」「VILLA/COTTAGE/TENTの3タイプ」と明確にうたわれています。Snow Peak公式ニュースリリース

初めて油山に上がってこの施設を見たとき、まずやられたのが「夜景の抜け」。デッキに立って福岡市街の灯りがふわっと広がるのを眺めた瞬間、「これ、ホテルじゃなくて“焚き火付き夜景ラウンジ”じゃん」と心の中でツッコミました。


高規格ポイント①:「然りとて還る」を形にしたVILLA・COTTAGE・TENTの3タイプ

Snow Peak YAKEI SUITEは、部屋タイプがかなり明確に分かれています。

  • VILLA(ヴィラ)
    ┗ 1棟貸しのプライベートヴィラ。室内とアウトドアリビングがシームレスにつながり、プライベートサウナ&水風呂完備。福岡の夜景を正面に眺めながら“整う”仕様。YAKEI SUITE公式トップ
  • COTTAGE(コテージ)
    ┗ 3棟並んだコテージエリア。もともと牧場の放牧地だった場所に建てられていて、視界がスコーンと抜けるのが特徴。こちらもプライベートサウナ&水風呂付きで、アウトドアリビングから福岡市街の夜景を一望できます。客室詳細ページ
  • TENT(LAND CAVE)
    ┗ スノーピークがYAKEI SUITEのために開発した特別仕様テント「LAND CAVE」を採用。洞窟のような形状で、幕1枚越しに風や温度、雨音をダイレクトに感じる、“キャンプ寄りラグジュアリー”なテントタイプ。サニタリー棟(シャワー・トイレ・洗面)は共用ですが、そのぶんキャンプに近い没入感があります。TENT客室情報

スノーピークのプレスリリースでは、この施設全体を「然りとて還る」=自然本来の豊かさに還るアウトドアラグジュアリーとして設計したと書かれています。全タイプに共通して、

  • 夜景を切り取る大きな開口
  • 屋内と屋外が溶け合うアウトドアリビング
  • プライベートサウナ&水風呂(一部テントを除く)

といった要素を備えていて、まさに「夜景と自然と火」との距離感を意識した造りになっています。Snow Peakニュースリリース

僕の感覚で言うと、VILLA=“夜景付きサウナつき別荘”COTTAGE=“高規格山コテージ+焚き火”TENT=“極上ロケーションでのプレミアムテント泊”というイメージです。


高規格ポイント②:プライベートサウナ&水風呂で「夜景を見ながら整う」体験

YAKEI SUITEの一番の“沼ポイント”は、なんと言っても全室プライベートサウナ&水風呂完備(テント除く)なところ。

公式サイトによると、VILLAとCOTTAGEには、

  • 室内またはアウトドアリビングに専用サウナ
  • サウナのすぐ横に水風呂
  • 夜景に向けたチェアで「ととのい」タイム

という、“サウナ→水風呂→外気浴”の導線ががっつり仕込まれています。お部屋ページ

僕が一番グッときたのは、「外気浴の視界が完全に福岡の夜景」なところ。汗を流して水風呂に入ったあと、チェアに深く座って夜景をぼーっと眺めると、「あの光の中でさっきまで仕事してたんだよな…」と思えて、変なスイッチが切れます。

キャンプフィールドのサウナももちろん最高なんだけど、「夜景と組み合わせてここまでやるか」という意味で、YAKEI SUITEは完全に別物の体験だと感じました。


高規格ポイント③:LAND CAVEテントで“キャンプ寄せ”もできる

「どうせならテント泊っぽさも欲しい」という人向けに用意されているのが、特別仕様テント「LAND CAVE」

スノーピークのグランピング事業紹介ページやプレスリリースでは、

  • YAKEI SUITEのために開発された特別仕様のテント
  • 洞窟のような形状で、外の音や温度変化を幕1枚越しに感じられる
  • 囲われた安心感と、自然と繋がる開放感を両立した設計

と説明されています。Snow Peak グランピング事業紹介 テント詳細リリース

テントタイプは、

  • 広さ:約75㎡
  • 定員:最大6名
  • 室内にベッドマット4台+追加マット2台
  • シャワー・トイレは別棟のサニタリー棟を利用

というスペック。客室情報

つまり、「寝るのはちゃんとテント、でも中身はふかふかベッド&おしゃれ空間」という、キャンプとホテルのいいとこ取り。テント泊デビューに不安がある家族や、キャンプ好きカップルの“特別な日に寄せたいテント泊”としてちょうどいいラインです。


高規格ポイント④:ABURAYAMA FUKUOKA全体をフィールドにできる

YAKEI SUITEの強みは、部屋だけじゃなくて「ABURAYAMA FUKUOKA」全体を遊び場にできること。

同じエリアには、

  • Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield(区画サイト・フリーサイト・電源サイトなど)
  • 乳しぼり体験・乗馬体験ができる牧場エリア
  • ロング滑り台や遊具のあるこども向け遊び場
  • 農園・カフェ・レストラン・物販エリアなど

がひと通り揃っていて、スノーピーク公式ロケーションページでも「福岡市中心部から約30分、都市を一望できる眺望と木土の自然、牧場ならではのアクティビティが魅力」と紹介されています。Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield

僕なら、

  • 昼:ABURAYAMA FUKUOKA内を散歩→牧場で動物と遊ぶ
  • 夕方:VILLAやCOTTAGEに戻って焚き火とサウナ
  • 夜:デッキで夜景&星を眺めながら一杯

みたいな「1日丸ごと山の上で完結するコース」で過ごします。
「キャンプは好きだけど、今回は設営・撤収からは解放されたい」という日にちょうどいいんですよね。


アクセスと基本情報

料金はシーズンや部屋タイプで変わりますが、高級アウトドアリゾート価格帯。例えば一休では、2名1泊2食付きで7万円台〜(時期により変動)といったレンジで掲載されています。一休.com Snow Peak YAKEI SUITE


友だちによく聞かれる質問に、本音で答えると…

Q. ぶっちゃけ、ここって「キャンプ」なの?それとも完全に「高級ホテル」寄り?
A. 僕の感覚だと、「焚き火とサウナと夜景を楽しむアウトドアラグジュアリー」って位置づけ。タープ張ってペグ打ちして…みたいな意味での“キャンプ”ではないけど、「火」「夜の空気」「山の静けさ」をちゃんと味わえるから、キャンプ好きの心には確実に刺さると思う。
Q. テント泊(LAND CAVE)と、VILLA/COTTAGEってどっちがいい?
A. 「テント泊のワクワクを残したいならLAND CAVE」「サウナ&夜景で振り切ったご褒美にしたいならVILLA・COTTAGE」って感じ。キャンプ経験があって、でもちょっと贅沢したいソロやカップルならLAND CAVE。記念日やご褒美旅なら迷わずVILLA推し。
Q. 子ども連れでもアリ?それとも大人向け?
A. 大人向けの空気感はあるけど、ABURAYAMA FUKUOKA自体がファミリー向け施設なので、子ども連れでも全然アリ。ただし、「走り回らせてOKなキャンプ場」ではなく、「夜景を楽しむ静かな山の上の宿」という前提で、夜の時間帯だけは少しトーンダウンしてあげると周りも自分たちも気持ちいい。
Q. 普段はガチキャンプしてるんだけど、ここに泊まる意味ってある?
A. これは声を大にして言いたいけど、「ガチキャンパーほど刺さるご褒美宿」だと思ってる。設営・撤収から解放されて、火とサウナと夜景だけに集中できる日って、思った以上に贅沢。僕は「シーズン終わりの自分へのボーナス泊」みたいな位置づけで使いたいタイプ。
Q. 車なしでも行ける?アクセスどう?
A. 公式情報では福岡市の中心部から車で30分圏内ってなってるけど、公共交通+タクシーでも現実的な距離感。とはいえ、油山自体が山エリアなので、荷物や時間の融通を考えると、できれば車アクセス推奨かな。ABURAYAMA FUKUOKA全体をぐるっと回るなら、車があったほうが絶対楽。
Q. 価格帯が高そうでビビってるんだけど…「行く価値ある?」
A. 「ただ寝るだけの場所」として考えたら高い。でも、夜景・サウナ・焚き火・食事・ロケーション・設計思想まで含めた“体験パック”として見ると、アウトドア好きなら一度は行ってみる価値は普通にあると思う。僕なら、誕生日とか記念日、もしくは仕事を一山越えたタイミングで自分を甘やかすために使うかな。

夜の静けさと焚き火が沁みる贅沢な時間|サイト選びと過ごし方のコツ

静かな夜を選ぶコツ|エリアマップとサイトの場所の見方

「静かな夜を楽しみたいのに、隣サイトのカラオケ大会で全滅した…」って相談、何回も聞いてきました。正直、静けさは運だけじゃなく“サイト選びの技術”でかなり変えられます。

僕がいつもやっているのは、予約前にキャンプ場のエリアマップをガチで読み込むこと。公式サイトに載っているマップを見ながら、次のポイントをチェックします。

  • トイレ・炊事棟の真横は避ける
    ┗ 夜も人の出入りが多くて、ドアの開閉音や話し声が意外と響きます。トイレまで徒歩1〜2分くらいの距離が、静けさと安心感のバランス的にちょうどいいです。
  • ファイヤーサークルやイベント広場から少し離れた区画を選ぶ
    ┗ キャンプファイヤーや子どもの遊び場に近いエリアは、楽しいけど賑やかになりがち。静かに焚き火したい日は、なるべく端っこや林側を狙います。
  • 「ファミリー向けゾーン」「ソロ向けゾーン」の有無を確認
    ┗ 最近は、ソロサイト・静かなエリアを分けてくれているキャンプ場も増えてきました。予約サイト「なっぷ」の詳細ページでゾーニング説明があることも多いので、事前チェックがおすすめです。
  • 場内マップ+航空写真の二刀流
    ┗ Googleマップの航空写真で見ると、「ここ結構ひらけてるな」「この林、風よけになりそう」みたいな情報が分かることも多いです。

それと、「静かなキャンプ場」かどうかは公式サイトのルール欄も要チェック
「消灯時間22:00」「大声での会話や音楽は禁止」みたいな文言がきちんと書いてあるキャンプ場は、スタッフさんも注意してくれるので、静かな夜になりやすいです。キャンプマナーを解説したコラムでも「特に22時以降は静かに」が鉄板ルールとして挙げられています。

僕のおすすめは、「静かに焚き火したい日は、端っこの電源サイト or 林側サイト」を選ぶこと。エリアマップを眺めながら、「このあたりは夜になったら真っ暗で静かそうだな」と妄想する時間も、キャンプの楽しみのひとつです。

焚き火をじっくり味わうための持ち物リスト

焚き火って、ギアの準備次第で「ただ燃えてる火」から「一晩中眺めていたくなる相棒」に変わります。

僕が「焚き火をちゃんと楽しみたい日」に必ず持っていくものを、実体験ベースでリストアップしてみました。

  • 焚き火台+耐熱シート
    ┗ 直火OKの場所でも、僕は基本焚き火台+耐熱シート派。片付けが圧倒的にラクだし、芝生サイトで地面を守れるのも大きい。消防庁の「バーベキュー等における火気の取扱いに注意」でも、地面や周囲への延焼に気を配るよう注意喚起されています。
  • 焚き火用グローブ
    ┗ 薪を動かすときに素手でやって火傷…は、僕も一度やって懲りました。厚手の革手袋はマストです。
  • 火ばさみ(トング)
    ┗ 1本あるだけで薪のコントロールが一気にラク。長めのやつを選ぶと、火に近づきすぎず安全です。
  • 着火剤+ライター or チャッカマン
    ┗ 「拾った杉の葉とフェザースティックで着火だ!」みたいな遊びも楽しいけど、一発で確実に火を起こせる保険は必須。僕はいつも着火剤を多めに持っていきます。
  • 焚き火シート or ウィンドスクリーン
    ┗ 風が強い日は、風防があるだけで別世界。火の粉の飛び散りも抑えられるので、周りへの気遣いにもなります。
  • ローチェア+ひざ掛け or ブランケット
    ┗ 焚き火は「座り心地」と「暖かさ」で満足度が激変します。特に秋冬は、ブランケットと厚手のソックスがあるだけで、焚き火タイムの幸福度が2段階くらい上がります。
  • マグカップ&お気に入りの飲み物
    ┗ コーヒーでも、ホットワインでも、ココアでもOK。「このマグを持つ=焚き火スイッチON」くらいの相棒をひとつ決めておくと楽しいですよ。

持ち物の全体像を確認したい人は、キャンプ情報サイトの持ち物特集も参考になります。例えば「CAMP HACK×なっぷ」の冬キャンプ持ち物記事では、必需品リストが季節別・スタイル別に整理されています。

騒音・煙・火の粉トラブルを防ぐマナーとルール

正直、焚き火そのものよりも、「煙」「音」「火の粉」がトラブルの原因になることが多いです。ここはベテランも初心者も関係なく、みんなで気をつけたいところ。

  • 21〜22時以降は“焚き火バー”モードに切り替える
    ┗ キャンプ場によっては消灯時間が決まっていて、22時以降はおおむね「おやすみタイム」。キャンプマナー記事でも「夜のどんちゃん騒ぎは絶対NG」とハッキリ書かれています。
    焚き火は小さめに、声のトーンも一段落として“しっとりバータイム”に切り替えるのがおすすめ。
  • 風向きを見て、煙の行き先をコントロール
    ┗ 風上に自分、風下に焚き火台、さらにその先に他サイトがないよう配置すると、煙トラブルがかなり減ります。煙の筋が隣サイトに直撃していたら、焚き火台の向きを変えるだけでもだいぶ違います。
  • 火の粉が飛びそうな日は焚き火を小さめ&風防活用
    ┗ 特にタープやテントが近くにあるときは、大きな薪をガンガンくべると火の粉で穴が空くリスクも。風が強い日は無理せず炎を小さめにして、火が落ち着く薪の組み方を意識しましょう。
  • 直火NGの場所での「なんちゃって直火」は絶対ダメ
    ┗ 消防庁の資料でも、枯れ草やウッドデッキへの延焼リスクが繰り返し注意喚起されています。
    直火OKと明記されている場所以外は、必ず焚き火台+耐熱シートを使いましょう。
  • 燃え残り・炭の処理は「灰捨て場」へ
    ┗ 朝になってもまだくすぶっている炭は、見た目以上に熱いです。水をかけて完全に消火してから、指定の灰捨て場に捨てるのが鉄則。キャンプ場のルールに従って、ゴミは必ず分別して出しましょう。

キャンプ場のマナーについては、日本オートキャンプ協会なども「静かな夜を共有する大切さ」を繰り返し発信しています。
「自分がされて嫌なことはしない」+「自分が好きな静かな夜を、隣の人にも渡す」くらいの気持ちでいると、トラブルはかなり避けやすいです。


初心者キャンパーのための福岡キャンプ準備チェックリスト

出発前日までに確認したいこと(天気・服装・レンタル予約)

キャンプって、当日のバタバタはだいたい「前日にちゃんと見てない」ところから始まります。僕がいつもやっている、前日チェックをざっくりまとめておきます。

① 天気予報と気温のチェック

  • 最低気温を必ずチェック
    ┗ 「晴れだから大丈夫でしょ」と油断して、最低気温5℃で震える…は経験済みです(つらかった)。福岡は街中より山間部のキャンプ場のほうが気温が3〜5℃くらい低いこともあるので、余裕を見て防寒を準備しましょう。
  • 雨雲レーダーも確認
    ┗ 出発〜設営時間帯に雨がかぶりそうなら、レインウェアやタープの張り方を少し工夫するだけで快適度が変わります。

服装や持ち物の目安は、天気情報サイト「tenki.jp」のキャンプ・BBQ向けコラムも分かりやすいです。季節ごとの服装や必需品が整理されています。

② 服装と防寒のイメージづくり

  • 春・秋:昼はロンT+薄手アウター、夜はフリース+ダウンくらいの重ね着前提
  • 夏:半袖+薄手の長袖シャツ(虫よけ&日焼け対策)
  • 冬:ダウン+ニット帽+手袋+厚手靴下はほぼ必須

僕のマイルールは「街でちょっと暑いくらいの服装が、キャンプ場ではちょうどいい」です。

③ レンタルギア・手ぶらプランの事前予約

テントや寝袋、焚き火台をレンタルする場合は、前日どころか1週間前には予約しておくのが安心です。キャンプ場予約サイト「なっぷ」や各キャンプ場の公式ページでは、レンタル品の内容・数・予約方法が詳しく載っているので、早めにチェックしておきましょう。

特に福岡の人気キャンプ場は、「電源サイト+レンタル一式」の組み合わせが週末から埋まっていきがちなので、「日程が決まったらすぐ予約」が鉄板です。

当日の流れ|チェックインから焚き火開始までのタイムライン

「キャンプって当日なにをどう動けばいいの?」という質問もよくもらうので、僕が初心者と一緒に行くときの“ゆるめ標準タイムライン”を書いておきます。

  1. 出発〜買い出し(午前〜昼前)
    できればチェックインの2〜3時間前には街を出るイメージ。途中のスーパーで食材を買い出しして、キャンプ場近くの道の駅で地元野菜やお酒を追加するのも楽しいです。
  2. チェックイン&サイト決め(13:00〜14:00頃)
    受付でルールやゴミの出し方、消灯時間を確認。エリアマップを見ながら、トイレとの距離・炊事棟との距離・風向きをサクッとチェックして、テントの向きを決めます。
  3. 設営タイム(14:00〜15:30)
    初心者がいるときは、最初にテントとタープを先に立てることに集中。それが終わるまでは椅子もテーブルも出さないほうが、だらだらしなくて結果的に早く終わります。
    子どもがいる場合は、ペグ打ちを手伝ってもらうと「自分もやった感」が出てテンション上がります。
  4. ちょい休憩&場内散歩(15:30〜16:00)
    設営が終わったら、一度みんなでおやつ&水分補給タイム。場内を軽く歩いて、炊事棟やトイレ、遊具の場所を確認しておくと安心です。
  5. 夕食準備スタート(16:00〜17:30)
    日が落ちる前に、食材のカットや仕込みを済ませておくと超ラク。焚き火を「暖房」と「調理」を両立させるか、調理はコンロ・焚き火は観賞用で分けるかも、このタイミングで決めておきます。
  6. 焚き火&晩ごはんタイム(17:30〜21:00)
    日没前後から焚き火スタート。最初は炎を大きめにして調理、食後は薪を細くして炎を落ち着かせると、「ワイワイタイム」から「しっとりタイム」へ自然に切り替えられます。
  7. 消火&片付け(21:00〜22:00)
    消灯時間の30〜60分前には、焚き火に薪を足すのをやめて、自然に熾火になるのを待ちます。最後は水を少しずつかけて完全に消火&灰捨て場へ。
    テーブル周りもざっくり片付けておくと、翌朝がほんとラクです。

もちろんキャンプ場や季節によって変わりますが、「設営に思ったより時間がかかる」のが初心者あるあるなので、チェックインは早めがおすすめです。

ファミリー・カップル・ソロ、それぞれの“火のそば時間”の楽しみ方

同じ焚き火でも、誰と行くかで楽しみ方がだいぶ変わります。僕が実際にやって「これよかったな〜」と思ったスタイルを3パターン紹介します。

ファミリー編|「小さな役割を作る」と子どもが飽きない

  • 子どもに「薪番」「マシュマロ係」を任命
    ┗ 「次の薪を選ぶ」「マシュマロを焼く順番を管理する」みたいな小さな役割を作ると、焚き火タイムにちゃんと参加してくれます。
  • 早めにお風呂→焚き火→就寝のリズム
    ┗ 温泉やシャワーがあるキャンプ場なら、日が沈む前〜直後にお風呂→パジャマで焚き火→そのまま寝袋へ、という流れが崩れにくくておすすめ。

カップル編|「喋る焚き火」と「黙る焚き火」を半分ずつ

  • 前半は“今日のハイライト”トーク
    ┗ 設営での失敗ネタや、買い出しで悩んだメニューの話など、今日一日を振り返る時間に。
  • 後半はあえて黙って炎だけ見る時間
    ┗ 30分くらい、あえて会話を減らして、音楽も切って、焚き火と波・風の音だけを聞く時間を作ると、不思議と距離が近くなります。

ソロ編|「ミニ儀式」をひとつ決めると満足度が跳ね上がる

  • 到着ビール or コーヒーを「焚き火点火の合図」にする
  • お気に入りの本を1冊だけ持って行って、焚き火の横で読む
  • ノートを1冊持って行って、炎を見ながら思いついたことを書き出す

ソロキャンプの持ち物や過ごし方は、天気情報サイトのソロキャンプ特集なんかも参考になります。「最低限これがあれば快適」というラインが整理されているので、最初のチェックには便利です。


よくある質問|準備と夜の過ごし方について(僕の本音Q&A)

Q. とりあえず何から揃えればいい?全部レンタルでも大丈夫?
A. 正直、最初の1〜2回はレンタル全振りでも全然OKです。テント・タープ・寝袋・マット・チェア・テーブルあたりはキャンプ場や「なっぷ」経由で借りて、まずは「キャンプってこういう流れなんだ」を体験するのが大事。
自分で買うなら、最初のマイギアは椅子とマグカップを推します。焚き火タイムの相棒になってくれるので、満足度が一気に上がります。
Q. 雨予報が出てて不安…中止したほうがいいラインってある?
A. 僕の基準は「風速と雷の有無」です。
小雨だけならタープやレインウェアで楽しめることも多いけど、風が強い&雷予報があるときは素直に日程変更を検討します。特に強風はタープ・テント倒壊のリスクがあるので、無理はしないのが吉。
Q. 焚き火台の煙、いつも自分のほうに来るんだけど、なにかコツある?
A. あります。「焚き火台の風上側に座らない」です(笑)。
風上に自分、風下に焚き火台…だと、そりゃ煙まっすぐ来ます。
風向きに対して斜め横に座るイメージでレイアウトすると、かなりマシになりますよ。
Q. 周りがうるさかったとき、どうしてる?注意したほうがいい?
A. 基本は管理棟やスタッフさんに任せる派です。直接注意すると、その場の空気が一気にピリつくので…。
消灯時間を超えてあまりに騒がしいときは、静かにスタッフさんに相談するのがいちばん平和だと思ってます。
Q. 福岡で「初キャンプ」するなら、時期的にはいつがおすすめ?
A. 僕の推しは5〜6月と10〜11月
真夏よりも虫が少なくて、焚き火が気持ちよく楽しめるし、冬ほど防寒ガチガチにしなくていい。
ただし標高の高いキャンプ場だと朝晩はそれでも冷えるので、最低気温はしっかりチェックしようね、っていつも伝えてます。

まとめ|“火のそば時間”を福岡キャンプで始めよう

ここまで読んでくれたあなたは、もう半分キャンプに行く気になってるはずです(笑)。

福岡って、実は「高規格寄りで焚き火が楽しめるキャンプ場」がめちゃくちゃ密集してるエリアなんですよね。
例えば、大野城いこいの森キャンプ場は福岡市内から車で約40分で、ロッジ・テントサイト・遊具・草ソリまで揃った“森の遊園地系キャンプ場”。クロスロードふくおか公式

夜景を見ながら焚き火したいなら、油山のSnow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfieldや、同エリアのSnow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKAみたいな“夜景特化型”もあるし、星と温泉セットで楽しみたいなら、八女市星野村の池の山キャンプ場のような「星空+湖畔+温泉」パックも選べます。
それぞれ公式サイトで設備や料金も細かく確認できるので、まずは気になる場所を2〜3ヶ所ブックマークしてみてください。
(例:池の山キャンプ場公式Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield

きれいなトイレや温水シャワー、AC電源サイト、レンタルギアが揃っていると、「ちゃんと寝られるかな」「トイレ大丈夫かな」みたいな不安をほぼゼロにできるので、そのぶん焚き火とご飯と会話に集中できます。
僕自身も、最初のころは高規格寄りのキャンプ場にかなり助けられました。「あ、キャンプってこんなにラクで楽しいんだ」って実感できたのは、設備が整っていたおかげです。

なので、最初の一歩は難しく考えなくてOKです。
① 設備しっかりめのキャンプ場を2〜3ヶ所ピックアップする
② メンバー(ファミリー/カップル/ソロ)と季節に合わせて1ヶ所選ぶ
③ レンタルや電源サイトをフル活用して「火のそば時間」に全振りする
この3ステップだけ意識してもらえれば、初キャンプでもかなり快適に過ごせるはず。

僕が一番好きなのは、みんなが寝静まったあと、焚き火の火を少しだけ残して、ひとりでマグカップ片手にボーッとする時間です。
そのときだけは、スマホも仕事も街のノイズも全部フェードアウトして、「あ、まだこういう余白をちゃんと持ててるな」って確認できるんですよね。

もしこの記事を読み終わって、ちょっとでも心がザワッと動いたなら、それはもう行きどきです。
次の週末、福岡の森や湖畔、夜景の見える山の上で、あなたなりの“火のそば時間”を始めてみてください。


まとめのあとがきQ&A(★★ライター名★★の本音トーク)

Q. 結局どこから行けばいいか迷ってる…選び方の最後のひと押しが欲しい。
A. ざっくり分けると、
「子どもと全力で遊びたい」→ 大野城いこいの森キャンプ場
「星と温泉セットでしっとり」→ 池の山キャンプ場(星野村)
「夜景×焚き火×サウナでご褒美」→ Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA
「ギア少なめでキャンプ気分」→ グランピング福岡 ぶどうの樹
あたりから選べばハズしにくいと思います。公式サイトの写真をザーッと見て、「ここで焚き火したらテンション上がりそう!」って直感で決めてOK。
Q. 正直インドア派なんだけど、それでも楽しめるかな…?
A. ぜんっぜん大丈夫。むしろ「全部ガチキャンプじゃなくていい」です。
ロッジ泊やグランピング施設なら、ベッドも空調もWi-Fiもあって、そのうえで焚き火・星空・外ごはんを味わえるので、インドア派の“キャンプ初号機”としては最高の環境だと思ってます。
Q. この記事読んだあとにやるべきこと、ひとつだけ教えて。
A. いますぐブラウザ開いて、「福岡 キャンプ場 公式」とかで検索してみてください。
そして、気になったキャンプ場の公式サイトを3つだけタブで開いて、写真を眺めながら「ここで焚き火したら何食べたいかな?」って妄想してみてほしい。
その時点でもう、キャンプは半分始まってます。

よくある質問(FAQ)

Q. 福岡で冬でも営業している高規格キャンプ場はありますか?
A. あります。しかもけっこう選べます。
僕が冬でも「ここなら家族連れていける」と思っているのは、例えばこんなところです。

  • Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield(福岡市)
    ┗ 福岡市中心部から車で約30分。「ABURAYAMA FUKUOKA」内の通年営業キャンプフィールドで、電源サイト・区画サイト・フリーサイトが揃ってます。
    Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA 公式
  • 池の山キャンプ場(八女市・星野村)
    ┗ ロッジ・バンガロー・テントサイトが揃った山あいのキャンプ場。隣接の温泉「星の温泉館きらら」であったまれるので、冬キャンプでもかなり心強いです。
    池の山キャンプ場公式
  • 岩屋キャンプ場(東峰村)
    ┗ 日本の棚田百選エリアに隣接したキャンプ場。電源付き区画サイトがあるので、ホットカーペットや電気毛布も使いやすいです。
    岩屋キャンプ場 公式

冬は「通年営業」+「電源付きサイト」+「お風呂 or 温泉が近い」の三つが揃っていると、初心者でもかなり安心感が違います。

Q. 車がなくても行きやすい初心者向けキャンプ場はありますか?
A. 「車なしキャンプ」、ちゃんと現実的です。福岡は公共交通+徒歩やタクシーで行けるキャンプ場・グランピングがいくつかあります。

  • 池の山キャンプ場(八女市)
    ┗ JR羽犬塚駅から堀川バスで「池の山前」バス停下車、徒歩圏内。
    池の山キャンプ場 アクセス
  • 7世代CAMP(福智町)
    ┗ 平成筑豊鉄道「市場駅」から徒歩約15分。駅から歩ける“森キャンプ場”はかなり貴重です。
    7世代CAMP アクセス
  • 大野城いこいの森キャンプ場(大野城市)
    ┗ 西鉄下大利駅からバス+徒歩でアクセス可能。荷物が多いなら駅からタクシー併用もアリ。
    大野城いこいの森 アクセス
  • Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA(福岡市)
    ┗ 「キャンプというよりご褒美ステイ」ですが、福岡市街からタクシーアクセスで現実的な距離感。
    YAKEI SUITE 公式

僕は「電車 or バス+タクシー10〜15分」くらいまでを“車なしキャンプ圏”として見てます。予約前に公式のアクセス情報で「最寄り駅」「バス停名」「徒歩分数」は必ずチェックしておきましょう。

Q. 小さな子ども連れでも安心な設備のポイントは?
A. 子連れキャンプは、とにかく「大人の心配事を減らす」のが大事です。僕がファミリーにすすめるときに見ているポイントは、このあたり。

  • 水洗トイレ&明るさ
    ┗ 「和式・真っ暗・クモの巣」は子ども的にはボス級ハードル。洋式・明るい・キレイ、この3つが揃ってるとかなり安心です。
    例)7世代CAMP はウォシュレット付きトイレあり。
  • シャワー or 近くに温泉
    ┗ 汗と焚き火臭を流せる場所があるかどうかで、子どもの寝つきも親のストレスも全然違います。
    例)池の山キャンプ場は徒歩圏内に温泉「星の温泉館きらら」あり。
  • 遊具・広場・芝生
    ┗ 子どもは「焚き火をずっと眺める」なんてしません(笑)。遊具や広場があると、チェックイン直後〜夕食までの時間がかなり平和になります。
    例)大野城いこいの森キャンプ場には草ソリ場や遊具広場あり。
  • 売店&レンタル
    ┗ オムツやおやつ、炭・着火剤を現地調達できると、「あ、忘れた…」が致命傷になりません。
    例)グランピング福岡 ぶどうの樹 は食材もセットでほぼ手ぶらOK。

初キャンプのファミリーなら、「大野城いこいの森」や「池の山キャンプ場」みたいに遊具+温泉(またはシャワー)+レンタルありの高規格寄りから入るのがおすすめです。

Q. 静かなソロキャンプ向けのサイトを選ぶコツはありますか?
A. ソロで「静かな夜」を狙うなら、場所選びでほぼ決まります。僕がやっているのはこのあたり。

  • 「ソロ向け」「静かなエリア」明記のキャンプ場を選ぶ
    ┗ 例)7世代CAMP のブッシュクラフトエリアは、ソロ・大人キャンパー向けのワイルド寄りゾーン。
  • 区画数が少ない or 1日○組限定の場所を狙う
    ┗ 例)ハニーガーデン瑞梅寺キャンプ場 は1日1組貸切なので、静けさはほぼ確定です。
  • ロケーション重視の小規模キャンプ場
    ┗ 例)岩屋キャンプ場 は棚田ビューのコンパクトなキャンプ場で、平日ソロはかなりしっとり。
  • 大規模サイトでは「端っこのフリーサイト」を選ぶ
    ┗ Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKAみたいな大きめフィールドでも、フリーサイトの端っこを押さえると、意外と静かに過ごせます。
    Campfield 公式

予約時に備考欄があれば、「できれば静かなエリア希望です」と一言添えておくのもおすすめ。意外と配慮してくれるキャンプ場、多いですよ。

Q. グランピングとテント泊、初心者にはどちらがおすすめですか?
A. 僕の本音は「どっちもアリ。ただし順番を間違えないと幸せになれる」です。キャンプ完全初挑戦なら、こんなステップをよく提案しています。

  1. STEP1:グランピングやコテージで“外で寝る”を体験
    例)

  2. STEP2:レンタルテント+高規格キャンプ場でテント泊デビュー
    ┗ テント・寝袋・焚き火台をレンタルしつつ、トイレ・シャワー・売店が揃ったキャンプ場を選ぶと「安心だけどちゃんとキャンプ」なラインを攻められます。
  3. STEP3:少しずつマイギアを増やしながら、行き先の幅を広げる
    ┗ 椅子 → マグカップ → 焚き火台…みたいに、自分の「お気に入り時間」を支えてくれるギアから揃えていくと失敗しにくいです。

「いきなりテント泊も男気あっていいけど、家族やパートナーと一緒なら、まずはグランピングやロッジで“キャンプ=楽しい”って刷り込んでからテントに行くほうが、圧倒的にハッピーだよ」と、僕はよく言ってます。

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