【保存版】長崎で「海を見ながら焚き火」できる絶景キャンプ場11選|地元キャンパーが本気で選んだ静かな場所だけ

キャンプ場

夕焼け色に染まる海を前に、ぱち、ぱち、と小さく爆ぜる焚き火の音だけが聞こえる――。
風は少し冷たくて、マグカップの中のコーヒーからは、白い湯気が静かに立ちのぼる。
さっきまで頭の中を占領していた会議の議事録や、止まらないスマホの通知は、この瞬間だけは遠い世界の出来事になる。

「ああ、やっと呼吸していいんだな」
そんなふうに、心が元の形にゆっくり戻っていく時間を――僕は、長崎の海沿いのキャンプ場で何度も味わってきた。

長崎は、海キャンプの宝庫だ。
リアス式の海岸線、島々が浮かぶ穏やかな湾、外洋に面した荒々しい海岸線。
同じ“海”という言葉では括れないほど、場所ごとにまったく違う表情を見せてくれる。だからこそ、焚き火を囲んだときに生まれる“静寂の質”も、キャンプ場ごとに驚くほど違ってくる。

僕はアウトドアメーカー勤務時代から現在まで、延べ300泊以上をテントで過ごし、国内外のキャンプ場を歩き続けてきた。
ギアのフィールドテストや、雑誌・WEBメディアの取材で長崎のキャンプ場も何度も訪れているけれど、「海と焚き火の相性」という点では、長崎はトップクラスだと断言できる。

この記事では、そんな僕が実際に足を運び、焚き火を焚き、夜を明かしてみて
「ここは本当にまた来たい」と心から思えた、長崎の“海の静寂”を感じられる絶景キャンプ場を11カ所に厳選して紹介する。

あわせて、キャンプ歴だけでなく、メーカー目線・取材目線で蓄積してきたノウハウを活かし、

  • 九州外からもイメージしやすいアクセス目安
  • 景色と気候のバランスで選ぶおすすめの季節
  • 風・潮・混雑など、現地で「しまった」とならないための注意点
  • タープや焚き火台選びにも関わる焚き火のしやすさ

といったポイントも比較しながら、できるだけリアルにお伝えしていく。
「長崎で海が見えるキャンプ場に行きたい」「初めての海キャンプでも失敗したくない」――そんなあなたが、
この記事を読み終わるころには、「次の休みに行く場所」がはっきりとイメージできているはずだ。


  1. 1. なぜ長崎の海キャンプは“特別”なのか?
    1. 1-1. 海と島と湾がつくる「静寂のバリエーション」
    2. 1-2. 夏は意外と涼しく、冬は星がエグいくらい濃い
    3. 1-3. 海キャンプで絶対に忘れちゃいけない「風と潮」という相棒
  2. 2. 長崎・海が見える絶景キャンプ場11選
    1. 2-1. 中瀬草原キャンプ場(平戸市) ― 風が運ぶ“海の静寂”を、草原の上で味わう
      1. 中瀬草原キャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 中瀬草原って、キャンプ初心者でも大丈夫?
        2. Q. ソロキャンプで行くなら、どのサイトがいい?
        3. Q. 風が強いって聞いてビビってます…どのくらい対策したらいい?
    2. 2-2. WESTEND CAMP(旧・半元キャンプ場/平戸) ― 日本の「西の果て」で燃やす焚き火
      1. WESTEND CAMPについて、友だちによく聞かれること
        1. Q. 「西の果て」って言うけど、本当にそんなに景色違う?
        2. Q. ファミリーでも行きやすい?それとも大人向け?
        3. Q. 風が心配なんだけど、どれくらい準備していけばいい?
    3. 2-3. SUN SEA(平戸・生月町) ― 朝焼けから星空まで、時間ごとに表情を変える海
      1. SUN SEAについて、友だちによく聞かれること
        1. Q. 「朝日も夕日も見える」って本当?どんな感じ?
        2. Q. サウナって、実際どう?「ととのう」やつ?
        3. Q. 風が強いって聞くけど、装備どれくらい盛ればいい?
        4. Q. ファミリーでも大丈夫?それとも玄人キャンプ場?
    4. 2-4. 四本堂公園キャンプ場(西海市) ― 島影の海と穏やかな風に抱かれる「静けさの公園」
      1. 四本堂公園キャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 四本堂って、正直「地味そう」なイメージあるけど、どう?
        2. Q. 焚き火好きなら、やっぱり炉付きサイトがおすすめ?
        3. Q. 子ども連れでも大丈夫?海が近くてちょっと不安…
        4. Q. 静かに過ごしたいソロキャンパーでも楽しめる?
        5. Q. 予約ってどうすればいい?ネット予約できる?
    5. 2-5. 西海橋オートキャンプ場(佐世保近郊) ― アクセス抜群なのに「大村湾リゾート感」
      1. 西海橋オートキャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. ぶっちゃけ、「初心者連れて行くならどう?」
        2. Q. ソロキャンプでも楽しめる?ファミリー多そうで迷ってる。
        3. Q. 強風とかは大丈夫?海が近いとちょっと不安…
        4. Q. バンガローとかロッジってどう?テントなしでも楽しめる?
        5. Q. 予約ってネットじゃダメ?電話だけ?
    6. 2-6. 尻久砂里海浜公園キャンプ場(西海市) ― 自分だけの海と向き合うような、素の自然
      1. 尻久砂里海浜公園キャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 海、キレイって聞くけど、実際どう?
        2. Q. 外海ってことは、荒れやすかったりしない?ビビりなんだけど…
        3. Q. 子ども連れでも大丈夫?それとも完全に大人のソロ向け?
        4. Q. ソロで「とにかく静かに過ごしたい」って人にも向いてる?
        5. Q. 道具そんなに持ってないんだけど、それでも大丈夫?
    7. 2-7. 高島ふれあいキャンプ場(長崎市・高島) ― フェリーで行く「島時間」のキャンプ
      1. 高島ふれあいキャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. フェリー移動ってめんどくさくない?それでも行く価値ある?
        2. Q. 常設テントってどう?自分のテント持ってない人でも楽しめる?
        3. Q. 食材とか炭ってどうしてる?全部持っていくの大変そう…
        4. Q. 島キャンプって、風が怖いイメージあるんだけど…対策どのくらいやればいい?
        5. Q. ソロで行っても楽しい?それとも完全にファミリー向け?
    8. 2-8. 結の浜マリンパーク(諫早市) ― 海遊びと焚き火で「夏の記憶」をつくる場所
      1. 結の浜マリンパーク・キャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 完全にファミリー向け?ソロで行っても浮かない?
        2. Q. 子ども連れ的にどう?危なくない?
        3. Q. 夏はやっぱり暑すぎない?テント泊キツそうで心配…
        4. Q. 設備的に“高規格キャンプ場”って感じ?それとも素朴系?
        5. Q. ルール周りで気をつけることある?(花火・ペット・ゴミとか)
    9. 2-9. 白浜キャンプ場(南島原市) ― 白い砂浜と青い海。シンプルな“海辺キャンプ”の原点
      1. 白浜キャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 本当に無料なの?なんか裏がありそうで心配なんだけど…
        2. Q. 砂浜が近いと、ギアが砂まみれになりそうでビビってる…
        3. Q. ファミリーでも大丈夫?それとも完全にソロ・玄人向け?
        4. Q. 風や波ってどれくらい?ビギナーにはハードじゃない?
        5. Q. 買い出しとか、温泉とかはどう?完全自給自足?
    10. 2-10. かづさオートキャンプ場(南島原市・加津佐町) ― 海と遊びと焚き火が自然につながる「万能キャンプ場」
      1. かづさオートキャンプ場について、友だちによく聞かれること
        1. Q. 「海も遊びたいし、ちゃんとキャンプもしたい」ってワガママ、ここで叶う?
        2. Q. ファミリーキャンプとソロ、どっちに向いてる?
        3. Q. イルカウォッチングって、実際のところどう?「見れない日」もある?
        4. Q. 設備的には高規格?それとも“ちょいワイルド寄り”?
        5. Q. 焚き火のレイアウト、どう組むのがいい?
    11. 2-11. KARACO CAMP VILLAGE(雲仙エリア) ― 海と山の“狭間(はざま)”で焚き火を燃やす特別な夜
      1. KARACO CAMP VILLAGEについて、友だちによく聞かれること
        1. Q. 「海キャンプ」と「山キャンプ」のどっちに近い?
        2. Q. キャンプ初心者を連れて行っても大丈夫?それとも上級者向け?
        3. Q. トレーラーハウスって、実際どう?“なんちゃって”じゃなくてちゃんと快適?
        4. Q. 風や天候ってシビア?雲仙の近くだし、ちょっと怖いイメージも…
        5. Q. ファミリー・グループで貸し切って遊ぶのってアリ?
        6. Q. ソロで行っても浮かない?イベント多いと落ち着かないかな…
  3. 3. 絶景キャンプ場11カ所の「比較表」
  4. 4. 長崎の海キャンプで失敗しないためのポイント
    1. 4-1. 風を“例外”じゃなくて“前提”にしておく
    2. 4-2. 「そのキャンプ場の地面」をイメージして、ペグを持ち分ける
    3. 4-3. 塩・湿気・砂と、どう仲良く付き合うか問題
      1. ◆ 事前にできること
      2. ◆ 帰宅後にやっておくと、本気で寿命が変わること
  5. 5. 海キャンプの焚き火ガイド ― 安全性と“美しさ”の両立
    1. 5-1. 耐火シートはマナーじゃなくて“必需品”だと思っておく
    2. 5-2. 海風と焚き火はセット。風向きで“安全な絵”をつくる
    3. 5-3. 夕暮れ〜夜の焚き火は、“情報オフ”の時間にしてみる
  6. 6. まとめ ― 長崎の海は“心のノイズ”を消してくれる
  7. 7. FAQ:長崎の海キャンプに関するよくある質問
    1. Q1. 長崎で「初心者におすすめの海キャンプ場」はどこ?
    2. Q2. 風が強いときのタープ設営のコツは?
    3. Q3. 海沿いでも焚き火は本当に安全?
    4. Q4. ソロで静かに過ごしたいときのおすすめは?
    5. Q5. 通年営業?冬でもキャンプできる?
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  9. 9. 情報ソース・参考リンク
    1. 9-1. キャンプ場公式サイト
    2. 9-2. 自治体・観光公式サイト
    3. 9-3. 天気・海況・安全情報

1. なぜ長崎の海キャンプは“特別”なのか?

1-1. 海と島と湾がつくる「静寂のバリエーション」

長崎のキャンプ場マップを眺めていると、毎回ニヤけてしまうんだよね。
理由はシンプルで、「とにかく海のそばにキャンプ場が多い」から。

長崎県って、じつは海岸線の長さが約4,100km超あって、日本で2番目なんだ。しかも、岬や半島が入り組んだリアス式海岸で、島の数は日本一クラス。このあたりの数字は、農林水産省の地域紹介ページや、長崎県の公式情報でもしっかり説明されている。
参考:農林水産省「長崎の食と地形の特徴」
ながさき旅ネット「Explore the Islands of Nagasaki」

でも、こういう数字よりも、実際にテント張って一晩過ごすと、その異常さが体感で分かる。

  • 外海に面したサイトでは、「ゴーッ」と鳴るうねりと、肌に刺さるような潮風。
  • 大村湾みたいな内海のサイトでは、「ちゃぷん、ちゃぷん」と規則正しい波音と、湖みたいに穏やかな水面。
  • 離島キャンプでは、船を降りた瞬間に空気の密度が変わって、「時計の針がゆっくりになったな」と感じる静けさ。

同じ「海が見えるキャンプ場」って一言で書いても、そこで流れている“静寂の質”が全然違う
たとえば、九十九島エリアなんかは、島が点々と浮かぶおかげで波も風もやわらかくて、夜になると海も空もすごく近く感じる。
参考:長崎県公式観光サイト「ながさき旅ネット」

僕自身、同じ長崎でも、

  • 「今日は外海側で、風にあおられながらゴーゴー鳴る波を肴に焚き火したい気分だな」
  • 「いや、今日は大人しく、湾の中でしっとり静かなキャンプがいいな」

みたいな感じで、その日のメンタルに合わせて“海の種類”を選ぶことがある。
海と島と湾が入り組んだ長崎だからこそ、「静寂にもいろんなバリエーションがある」という感覚が、すごく分かりやすいんだ。

1-2. 夏は意外と涼しく、冬は星がエグいくらい濃い

海キャンプって聞くと、真っ先に「夏」をイメージすると思う。
もちろん長崎の夏キャンプは最高なんだけど、実際に通い詰めてみると、「夏は思ったより涼しくて、冬は想像以上に星がエグい」というのが本音だ。

まず夏。
海沿いのサイトは、日中でも海風がしっかり抜けるから、内陸の盆地キャンプに比べると体感温度がぜんぜん違う。僕も8月の平戸でキャンプしたとき、昼間はさすがに汗はかくけど、タープの下で海風を正面から受けていると「クーラーほどじゃないけど、全然耐えられるな」という感じだった。

逆に冬。
これはもう「星がやばい」の一言。空気がキンと冷えて湿度が下がるぶん、星の一粒一粒がくっきり見えて、海面のほうにも光が落ちているのが分かる
波の音と焚き火の音に耳を預けながら、首が痛くなるくらい星を見上げていると、「あ、これはもう完全に日常の外側だな」と、頭の中のスイッチがカチッと切り替わる感覚がある。

僕はよく「焚き火の音は、心のざわめきを浄化する」と言うけれど、
長崎の海キャンプだと、その浄化力に“波音と星空の追い打ち”がかかるイメージ。
炎・波・星、この三点セットが揃うと、だいたいみんな無言になる。あれはもう、キャンプというよりちょっとした瞑想だと思ってる。

1-3. 海キャンプで絶対に忘れちゃいけない「風と潮」という相棒

とはいえ、いいことばかりじゃない。
長崎で海キャンプをやり込んで分かったのは、「風」と「潮」をなめると、たちまち返り討ちに遭うという事実だ。

ざっくり言うと、海沿いキャンプにはこんな特徴がある:

  • 風:タープが煽られやすい/焚き火の火の粉が一方向に飛びやすい
  • 潮:大潮の日は波音も潮位も変化が大きく、浜辺の雰囲気がガラッと変わる
  • 塩分:ギアに塩がつきやすく、メンテをサボるとサビや劣化が早い

僕も最初の頃は、

  • 「ちょっと風強いけど、まあいけるっしょ」と高めに張ったタープがバインバインに煽られて、夜中に撤収する羽目になったり
  • 潮の満ち引きをちゃんと見ていなくて、「あれ?さっきより波近くない?」とちょっとヒヤッとしたり

といった“洗礼”をしっかり受けた。

だから今は、海キャンプに行くときは必ず、

  • 風向きと風速を天気予報アプリでチェック(特に瞬間風速
  • 釣り人が参考にしているような潮汐表サイトで、その日の大潮・小潮と満潮時間をざっくり確認
  • 撤収後に家でちゃんと洗えるように、焚き火台やペグは「海キャンプ用」としてメンツを決めておく

という習慣をつけている。

長崎県の公式観光サイト「ながさき旅ネット」でも、海水浴場やビーチ・マリンスポーツエリアの情報がこまめに更新されているから、
「このエリアは外海寄りか、湾の中か」を確認する指標としてもけっこう使える。

この記事では、このあと紹介する各キャンプ場ごとに、

  • 「風が抜けやすい高台タイプなのか、湾の奥の穏やかタイプなのか」
  • 「大潮の日は雰囲気がどう変わるか」
  • 「予約の取りやすさや混雑具合」

といった“実際に行ってみないと分からない情報”も、できるだけ正直に書いていくつもりだ。
これを読んでくれているあなたが、初めての長崎海キャンプで「うわ、こういうの先に知りたかった!」と後悔しないように。


2. 長崎・海が見える絶景キャンプ場11選

ここからは、僕が「ここは本当に推せる」と感じた絶景キャンプ場11カ所を、ひとつずつ紹介していく。
どれも「長崎 海が見えるキャンプ場」「長崎 絶景 キャンプ場」と検索したときに、胸を張っておすすめできる場所ばかりだ。

2-1. 中瀬草原キャンプ場(平戸市) ― 風が運ぶ“海の静寂”を、草原の上で味わう

平戸の高台に広がる中瀬草原キャンプ場は、僕にとってはっきり言って「海キャンプの原点」みたいな場所だ。
初めてここでテント泊したとき、「あ、長崎の海キャンプってレベル違うわ」と素直に白旗をあげた。

まずロケーションが反則級。
サイトに立つと、足元は一面の草原、その向こうに玄界灘がドーンと広がっている。視界の9割が「海と空」。それを高台から見下ろす形になるから、水平線のカーブまで見えてしまうような感覚になる。

公式サイトでも、展望サイト・オートサイト・林間サイトの3タイプが紹介されていて、どれもちゃんと「海が主役」になるように設計されているのが分かる。
▶ 公式:中瀬草原キャンプ場 公式サイト
▶ 施設マップ:https://nakazekamp.com/image0/

特にヤバいのが展望サイト。フリーサイト形式で、早い者勝ちで好きな場所に張れるんだけど、うまく場所を取れると、
「テントの前室=海ビューラウンジ」みたいなレイアウトができる。

夕方、海の向こうに太陽が沈みかけたタイミングで焚き火に火を入れると、
海から吹き上げてくる風が炎をふわっと揺らして、顔に当たる空気の温度まで変えてくる。
その瞬間がたまらなくて、「ああ、ここにまた来たかったんだよな」と毎回しみじみする。

夜は一気に世界が切り替わる。
空には満天の星、海には漁火(いさりび)が点々と浮かんでいて、「上も下も星だらけ」みたいな不思議な景色になる。
公式のABOUTページに「玄界灘が一望できる広大な草原」「夜は漁火と満点の星空を楽しみながら焚き火を囲み…」と書かれているけれど、これはちょっと盛っているんじゃなくて、むしろ控えめなくらいだと思う。
▶ 詳細:https://nakazekamp.com/about/

あと、地味に嬉しいのがサービスセンター(管理棟)の充実っぷり。
カフェでコーヒーが飲めたり、スノーピーク製品のレンタル・販売があったり、有料の調理室やシャワーも使える。
「ギアは最低限で、現地レンタルで身軽に行きたい」という人にも中瀬草原はかなり相性がいい。

  • アクセス:福岡空港から車で約2時間40分、長崎市内から約2時間10分。
    高速と有料道路をつないでいけば、九州外からでも十分“週末キャンプ圏内”だと思う。
  • サイトタイプ:海ビューの展望サイト/車横付けできるオートサイト/樹の下で落ち着ける林間サイト
    ソロなら展望サイト、ファミリーならオートや林間が使いやすい。
  • おすすめ季節:いちばん推したいのは春と秋。視界がクリアで、海と空のグラデーションがとんでもない。
    冬は防寒さえしっかりしていけば、星の濃さが別格。夏も海風のおかげで「地獄の暑さ」にはなりにくい印象。
  • 注意点:
    ・標高200m超の高台なので、風が強い日がそれなりにある
    ・タープはポール低め+ガイロープ多め+鍛造ペグが鉄板。
    ・予約は2か月先までで、人気シーズンは週末が埋まりやすい。
    予約条件はこちらで確認:https://nakazekamp.com/reserve/
  • 焚き火:
    直火NGなので、焚き火台+耐火シートはマスト装備。
    ・風防(ウインドスクリーン)が1枚あると、炎が落ち着いてかなり安心感が上がる。
    ・強風予報の日は、焚き火を「小さく丁寧に楽しむ」くらいの気持ちで行くとストレスが少ない。

中瀬草原キャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 中瀬草原って、キャンプ初心者でも大丈夫?

全然アリ。むしろ「ちゃんと整った絶景キャンプ場」という感じだから、初めての海キャンプにもおすすめしやすい。
トイレ・炊事場はきちんと管理されているし、サービスセンターではスノーピークのレンタルもあるから、「テントと寝袋だけは持ってきて、あとは現地で」というスタイルもできる。
不安があるなら、まずはオートサイト林間サイトを選んで、車を横付けしつつ様子を見てみるのがベスト。

Q. ソロキャンプで行くなら、どのサイトがいい?

僕のイチオシは展望サイトのソロ利用
料金もソロ向けプランがあって、公式サイトの料金表にもちゃんと載っている。
▶ 料金表:https://nakazekamp.com/price/
ギアをミニマムにして、軽量テント+小さめ焚き火台+チェア1脚くらいに絞ると、
「自分と海と焚き火だけ」という最高にシンプルな時間を過ごせる。

Q. 風が強いって聞いてビビってます…どのくらい対策したらいい?

正直に言うと、「なめてかかるとタープ撤収コース」くらいには吹く日もある。
僕がやっている対策は、ざっくりこんな感じ:

  • タープはポールを低めに張る(ケースによってはタープなしで割り切る)
  • ペグは30cmクラスの鍛造ペグをメインにして、本数も多めに持っていく
  • 焚き火は炎を高くしすぎない。風下側にはタープやテントを置かない

ここまでやっておけば、よほどの暴風じゃない限りは問題なく楽しめるはず。
「風と仲良くすると、このキャンプ場は一気にご褒美タイムになるよ」と、僕はいつも友だちに伝えている。

2-2. WESTEND CAMP(旧・半元キャンプ場/平戸) ― 日本の「西の果て」で燃やす焚き火

WESTEND CAMPは、名前どおり「西の端」感がすごいキャンプ場だよ。
平戸市の公式サイトでも、旧・半元キャンプ場の管理者が変わって民間運営になったことが案内されていて、2022年にリニューアルオープンした“新しい海キャンプ拠点”って位置づけ。
▶ 平戸市公式案内:市内キャンプ場の利用案内(半元キャンプ場 管理者変更)

初めて現地に立ったとき、正直ちょっと笑った。
「海、近すぎない?」っていうくらい、目の前が全部オーシャンビューなんだよね。

公式サイトにも「水平線まで見渡せるオーシャンビュー区画サイト」「プライベートビーチ」「ウッドキャビン付き区画」「オートサイト」「フリーサイト」といったラインナップがしっかり載っていて、
どのスタイルで行っても“海が主役”になるように作り込まれているのが分かる。
▶ 公式:WEST END CAMP 公式サイト

サイトは段々畑みたいにテラス状になっていて、どの区画からも海が見える。
僕が張ったのはオーシャンビュー区画サイトで、テントの入口をうまく海側に向けると、
「テントの前室=シアタールーム、スクリーン=東シナ海」みたいな感じになる。

夕方になると、ここからが本気モード。
西の果て・平戸だけあって、太陽が海のど真ん中にストンと沈んでいく
そのタイミングで焚き火に火をつけると、オレンジ色の太陽と焚き火の炎が、どっちも同じ色でゆらゆら揺れてて、「今日のエンディングロールかよ…」って思うくらいエモい。

しかもこのキャンプ場、目の前はキャンプ場利用者だけが使えるビーチになっていて、
SUP・カヤック・釣りなどのマリンアクティビティのレンタルも公式で案内されている。
▶ プライベートビーチ・レンタル案内:https://westend-camp.jp/
「昼はがっつり海遊び → 夕方にシャワー浴びて → 焚き火と夕日で締める」っていう、夏の理想ムーブがここ一箇所で完結する。

僕が行ったときは、昼にSUPを借りて沖までぷかぷか漕ぎ出して、
サイトに戻ってきてからタープの下で一眠りして、起きたらもう夕焼けタイム。
そこから焚き火を起こして、ちょっと冷えた海風を感じながらクラフトビールを一本。
「これ以上のご褒美ってある?」ってくらい、満たされ感がヤバかった。

  • アクセス:
    住所は長崎県平戸市古江町1216-2
    公式や「なっぷ」の情報だと、
    ・西九州自動車道「松浦IC」から車で約45分
    ・「佐々IC」からも車で約45分
    と案内されている。九州外からなら、福岡空港IN→レンタカーで約2時間20分が一番イメージしやすいルート。
    ▶ アクセス詳細(なっぷ):WESTEND CAMP(旧 半元キャンプ場)|なっぷ
  • サイトタイプ:
    ・オーシャンビュー区画サイト
    ・電源付きオートサイト
    ・ウッドキャビン付き区画サイト/家具付きキャビン
    ・フリーサイト
    とにかくバリエーションが豊富。
    「手ぶら気味で行きたい」「でもちゃんと海を感じたい」という人は、ウッドキャビン+前にテント1張りの組み合わせが最高に楽しい。
  • おすすめ季節:
    僕のイチ押しは秋〜冬のクリアな空気の時期
    東シナ海に沈む夕日のコントラストがとんでもなくて、「写真より肉眼のほうが上」という珍しいパターン。
    もちろん夏も最高で、海遊びしたいなら文句なしにベストシーズン。
  • 注意点:
    ・海沿いなので風が強い日が普通にある
    ・利用規約でも「直火NG」「風が強い日は焚き火は控えてください」と明記されているので、無理は禁物。
    ▶ 利用規約:https://westend-camp.jp/利用規約
    ・キャビンはかなり人気で、連休や夏休みは早めに埋まる。
    予約は公式サイトor「なっぷ」経由が基本。早めに動いたほうがいい。
  • 焚き火:
    直火は禁止なので、必ず焚き火台+耐火シートを持参。
    ・区画はゆったりしていて、ソロでもファミリーでもレイアウトに余裕がある。
    ・強風のときは、焚き火の炎を“小さく・低く”キープして、風下側にはテントやタープを置かないのが鉄則。

WESTEND CAMPについて、友だちによく聞かれること

Q. 「西の果て」って言うけど、本当にそんなに景色違う?

これはもう「うん、マジで違う」と答えるしかない。
西向きの海+高低差のあるサイト構成のおかげで、夕日の落ち方がとにかくダイナミック。
太陽が沈んだあとも、しばらく水平線が赤〜オレンジ〜紫ってグラデーションになっていて、
焚き火の炎と色が混ざる時間帯は、毎回「もう1泊したい…」ってなる。

Q. ファミリーでも行きやすい?それとも大人向け?

どっちもいける。
・子どもがいるファミリー:プライベートビーチ+温水シャワー+キャビンのおかげで、海水浴&キャンプが無理なく楽しめる。
・大人キャンプ勢:オーシャンビュー区画サイトで、タープ広げて焚き火しながら、ゆっくり酒を飲むのが優勝ルート。
「いこーよ」や「なっぷ」のレビューを見ても、ファミリー利用・大人グループ、どっちの声も多いから、“海キャンプのオールラウンダー”って感じだね。
▶ 施設紹介(いこーよ):WESTEND CAMP|子どもとお出かけ情報「いこーよ」

Q. 風が心配なんだけど、どれくらい準備していけばいい?

中瀬草原ほどの高台じゃないけど、やっぱり海沿い特有の突風はある。
僕がやっているのは、

  • タープはポール低め+サイドも張る(ハイスタイルは避ける)
  • 30cmクラスの鍛造ペグを多めに持っていく
  • 風が強い日は、焚き火の火力を落として“小さく長く”楽しむ

この3つ。
ここまでやっておけば、「風で心が折れて撤収…」みたいな展開はかなり防げるはず。
僕はむしろ、風のおかげで焚き火の炎が横に流れて、写真映えするシーンが撮れるから、「今日はどんな風かな?」とワクワクしながら行ってるタイプだよ。

2-3. SUN SEA(平戸・生月町) ― 朝焼けから星空まで、時間ごとに表情を変える海

SUN SEA(Camp Base IKITSUKI SunSea)は、生月島の先っぽにある「時間泥棒」みたいなキャンプ場だよ。
朝日も見えるし、夕日も見えるし、星もエグい。一日の全部のハイライトをここ1カ所で回収できる感じ。

もともとは「御崎野営場」と呼ばれていた場所で、今は株式会社ガッタライさんが運営している。
平戸市の公式ページでも管理者変更とともにSun Seaとしてリニューアルされたことが案内されているし、
2024年3月16日にリニューアルオープンしたという情報も、キャンプ予約サイト「なっぷ」の施設紹介にきちんと出ている。
▶ 平戸市公式案内:市内キャンプ場の利用案内(御崎野営場 Sun Sea)
▶ 公式:Camp Base IKITSUKI SunSea 公式サイト
▶ 施設詳細・予約:「なっぷ」SUN SEA |キャンプ場検索・予約サイト【なっぷ】

公式のキャッチコピーがいいんだよね。
「御崎野営場は東西に砕けており、朝日も夕日も楽しめる野営場となっております。」ってやつ。
実際行ってみると、「いや、本当に東からも西からも光が来るんだな…」って、体で納得する。

僕が行った日も、まず朝イチの景色で心を掴まれた。
まだ少し冷たい空気の中でテントから顔を出すと、海の向こうから静かにオレンジ色の光がせり上がってくる
コーヒーを淹れている間に、サイト全体がじわ〜っと明るくなっていくあの感じは、「今日も一日ちゃんと遊ぶぞ」というスイッチを入れてくれる。

昼は昼で、海の青さと草原の緑がコントラスト強めで、「これ絶対スマホじゃ画角足りないよね?」ってくらい景色が広い。
それから夕方。太陽が今度は反対側の海に沈んでいって、空がオレンジから紫にグラデーションしていく。
最後は、満天の星+漁火+焚き火という、とんでもないトリプルコンボで締め。
まさに「SUN」と「SEA」のフルコースって感じの一日だった。

しかもSunSeaが面白いのは、景色だけじゃなくてコンテンツもちゃんと盛り盛りなところ。

  • 展望サイト&フリーサイト
    丘の上に新設された展望区画サイト(E・F)は約56㎡で見晴らし抜群。車の乗り入れは不可だけど、そのぶん静かで景色に没入できる。
    フリーサイトは車乗り入れOKで、デイキャンプ・宿泊どちらも対応。
  • センターハウス(管理棟)
    売店・炊事場・シャワー・レンタル品・無料Wi-Fi・ドッグランまで揃っていて、「国立公園のど端なのに設備しっかりしてるな!」というギャップが嬉しい。
  • サウナ&五右衛門風呂
    高台にサウナ小屋があって、外気浴スペース&水風呂&五右衛門風呂付き。キャンプ×サウナ好きにはたまらないセットアップ。
    アウトドア雑誌『BE-PAL』でも「リニューアルしたてのサウナ付きキャンプ場」としてがっつり特集されていたくらい注目度が高い。
  • 国立公園の遊歩道
    場内からそのまま遊歩道に入って、生月島の最西端「大バエ灯台」までハイキングできる。大人の足で片道40分くらい。夕方に歩くと、海と崖と灯台のシルエットが最高。
  • アクセス:
    住所は長崎県平戸市生月町御崎1492-1(なっぷ・じゃらん等の表記)。
    ・西九州自動車道「松浦IC」から車で約60〜70分
    ・「佐々IC」からも車で約60分
    福岡空港INでレンタカーを借りて、2時間半〜3時間見ておけば余裕。生月大橋を渡るところから、一気に「旅モード」に切り替わるドライブコースだ。
  • おすすめ季節:
    ・快適に過ごすなら初夏〜秋。特に9〜10月あたりは、昼はまだ暖かくて夜は星がキレイ。
    ・星空ガチ勢なら。風と防寒の壁を越えた先に、ギラギラの星空が待ってる。
  • 注意点:
    ・立地が「海×高台」なので、海風がそれなりに吹く日が多い
    ・タープはポール低め+ガイロープ多め+鍛造ペグでガッチリ固めるのがおすすめ。
    ・予約や料金、無人営業日(平日)は、なっぷや公式サイトで最新情報をチェックしておくのが安心。
  • 焚き火:
    ・直火は禁止。焚き火台+耐火シート(焼き場マット)は必須で、なっぷのプラン案内でも明記されている。
    ・風が強い日は、火の粉が風下に飛びやすいから、テントやタープの位置をしっかり調整しよう。

SUN SEAについて、友だちによく聞かれること

Q. 「朝日も夕日も見える」って本当?どんな感じ?

本当。これは断言できる。
SunSeaは東西に開けた地形になっていて、なっぷの管理者コメントでもはっきり「朝日も夕日も楽しめる野営場」と書かれている。
僕の感覚だと、

  • 朝:コーヒー片手に、少し冷えた空気の中で静かなオレンジの光を浴びる時間。
  • 夕:焚き火の炎と夕焼けがシンクロする時間。「今日一日ちゃんと遊んだな」と思える締め。

この2つのハイライトを一晩で味わえるので、コスパ(というか心の満足度)が異常に高いキャンプ場だと思ってる。

Q. サウナって、実際どう?「ととのう」やつ?

正直、かなりガチめ。
高台にあるサウナ小屋から海が見えて、外気浴スペースもちゃんと用意されている。BE-PALの取材記事でも「展望サウナ」として紹介されているけど、まさにその通り。
焚き火で温まりつつサウナでさらに“追いととのえ”したい人には、「長崎でここ選ばない理由ある?」ってくらいおすすめ。

Q. 風が強いって聞くけど、装備どれくらい盛ればいい?

僕がSunSeaに行くときは、

  • タープはヘキサかスクエアをロースタイルで張れるセット
  • 30cm前後の鍛造ペグを一式+予備数本
  • 低めの焚き火台+風防

このあたりを「海キャンプ基本装備」として持っていってる。
これがあれば、多少風があっても「よし、今日は炎を小さめに育てようか」という遊び方に切り替えられるので、メンタル的にも楽。

Q. ファミリーでも大丈夫?それとも玄人キャンプ場?

設備面で言うと、センターハウスに売店・シャワー・レンタル品・ドッグランまであって、ファミリーにも十分やさしい
ただ、風や地形を考えると「キャンプまったく初めて」のファミリーより、
「キャンプは数回やったことあって、次は絶景の海キャンプに挑戦したい」くらいの人にちょうどいいかな、というのが僕の印象。

生月大橋を渡ってSunSeaに着くまでのドライブからもう非日常が始まってるから、
「次の海キャンプ、どこにしようかな」と迷っているなら、候補に入れて損はないよ。

2-4. 四本堂公園キャンプ場(西海市) ― 島影の海と穏やかな風に抱かれる「静けさの公園」

四本堂公園キャンプ場は、「今日はガツガツ遊ぶより、ゆるく整えたいな」という日に行きたくなる場所だよ。
同じ長崎の海キャンプでも、中瀬草原やWESTENDみたいな“外海ドーン!”系とは真逆で、大村湾の穏やかな水面と、ゆるやかな斜面がとにかくやさしいキャンプ場。

場所は大村湾の北西部海岸・西海市西彼町白崎郷637
西海市公式観光サイトや指定管理者のグリーンメイクのページでも、
「季節の花々や緑を眺めながらの散策、キャンプ、バーベキューを一年中楽しめる公園」
「公園中央の展望台から大村湾北部海域を一望でき、スナメリの泳ぐ姿が見られることも」
と紹介されていて、もう説明の時点で“ゆる静かキャンプ場”の香りしかしない。
▶ 西海市公式「四本堂公園」:https://www.city.saikai.nagasaki.jp/kanko/theme/outdoor/1/4907.html
▶ 指定管理:西海市立 四本堂公園|株式会社グリーンメイク

キャンプ場は、公園北端の母衣崎(ぼらざき)に下るなだらかな斜面に作られていて、
芝生サイトの向こうに、大村湾の島影がぽつぽつ浮かんでいるのが見える。
公式のキャンプ案内にも「なだらかな斜面に45区画」「オートキャンプ場と一般キャンプ場、直火の使える炉付きキャンプサイトあり」と書かれていて、
実際に行ってみると、“バランス良く整えられた昔ながらの海キャンプ場”という印象がすごく強い。
▶ キャンプ案内:キャンプ/バーベキュー|四本堂公園

僕が初めてここでテント張った日は、風も波も本当におだやかで、
「海ってこんなに静かなんだっけ?」とちょっとびっくりしたのを覚えている。
外海キャンプだと「ゴーッ」という低い轟音がBGMになるけど、四本堂は「ちゃぷん、ちゃぷん」とかすかな波音が時々届くくらい。
焚き火のパチパチ音が主役で、海の音はサブに回ってくれる。

それがまた良くて、「今日はただ静かに、火だけ見てたい」という夜にドンピシャなんだよね。

  • サイト構成:
    ・オートキャンプ 21サイト(うち炉付き11サイト)
    ・一般キャンプ 24サイト(うち炉付き8サイト)
    と、合計45区画。
    オートサイトの多くは車横付けOKで、ファミリーキャンプでも荷物運びに困らない。
  • アクセス:
    住所は〒851-3312 長崎県西海市西彼町白崎郷637
    ・西九州道「佐世保大塔IC」から車で約30分
    ・ハウステンボスからは約22km(西海市・グリーンメイク紹介より)
    ・長崎空港からも車で40〜50分くらいで着ける距離感。
    「アクセス優しめで、でもちゃんと海が見えるところ行きたい」という友だちには、いつもここを候補に入れてる。
  • 料金・営業:
    ・オートキャンプ:1サイト 3,500円
    ・一般キャンプ:1サイト 1,500円(宿泊・デイ同額)
    ・キャンプは前日までに要予約で、受付時間は9:00〜16:00。
    電話:0959-37-0225(四本堂公園管理事務所)
    ・キャンプ場は12月29日〜翌1月3日休業(西海市公式・インスタでも案内あり)。
  • おすすめ季節:
    僕の推しは春と秋
    春は公園全体に桜や菜の花が咲いて、「海×花×キャンプ」の三拍子が揃う。
    秋は空気が澄んでいて、夕方の光がやわらかくて、焚き火と相性バツグン。
    夏も木陰が多いから割と過ごしやすいけど、ファミリー利用が多くて賑やかになりがち。
  • 注意点:
    ・土日祝やGW・お盆は、ファミリーキャンプでほぼ満サイトになることも。
    グリーンメイクの「お知らせ」でも、GWなどは“オート・一般とも空きなし”のお知らせが出ている。
    ・静けさ重視なら平日やオフシーズンを狙うのが正解。
    ・サイトは斜面地ならではで、区画によって微妙に傾斜があるから、寝る向きはよく確認したほうがいい。
  • 焚き火:
    ・最大の魅力は、直火OKの「炉付きサイト」がちゃんと用意されていること。
    オート11・一般8サイトが炉付きで、据え付けの焚き火炉で薪をガンガン焚ける。
    ・炉なしサイトや芝生部分での直火はNGだから、焚き火台+耐火シートは必ず持って行こう。
    ・管理事務所でバーベキュー台セットのレンタルと炭の販売もあるので、「焚き火ギア全部は持っていけない」という人にも優しい。

四本堂公園キャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 四本堂って、正直「地味そう」なイメージあるけど、どう?

いい意味で地味。
派手さはないけど、「ちゃんとキャンプしたい日にちょうどいい」って感じ。
海は穏やかだし、サイトは広すぎず狭すぎず、設備も必要十分。
「今日は海キャンプなんだけど、あえて“チル寄り”でいきたい」って日に、僕はよく四本堂を選んでる。

Q. 焚き火好きなら、やっぱり炉付きサイトがおすすめ?

焚き火狂なら、絶対に炉付きサイト一択
据え付けの焚き火炉は、地面を焦がす心配がなくて、薪も気兼ねなくガンガンくべられる。
僕も最初に炉付きサイトを使ったとき、「あ、この安心感はクセになるな」と思った。
ただし炉付きは人気で、特に週末は早めに埋まりがちだから、電話予約は余裕を持って

Q. 子ども連れでも大丈夫?海が近くてちょっと不安…

四本堂は、ファミリーキャンプ勢にかなり優しいキャンプ場だと思う。
大村湾側で波は穏やかだし、公園として整備されているから、芝生や遊具エリアもあって子どもが走り回れる。
もちろん、海辺に行くときは大人が一緒にいてほしいけど、「ガチ外洋の磯場です!」みたいなハードさはない。
海デビューのファミリーにも、かなりおすすめしやすい場所だよ。

Q. 静かに過ごしたいソロキャンパーでも楽しめる?

むしろ、平日やシーズンオフの四本堂はソロキャンパーのご褒美タイムだと思う。
僕も平日泊で行ったときは、サイトの利用者が少なくて、夜は本当に静かだった。
波の音と、たまに通る船のエンジン音と、自分の焚き火の音だけ。
「今日は誰とも喋らず、ただ火を見て寝る」みたいな日にドンピシャ。

Q. 予約ってどうすればいい?ネット予約できる?

2025年時点だと、基本は電話予約スタイル
西海市やグリーンメイクのサイトにも、「キャンプは前日までに要予約」「予約受付時間は9:00〜16:00」と明記されている。
ネットのフォームもあるけど、細かい空き状況を知りたいときは電話が一番早い。
「この日って混みそうですか?」みたいな相談にも、けっこう親切に答えてくれるよ。

外海のワイルドさとは違う、「島影の海と穏やかな風に抱かれる静かなキャンプ」を味わいたいなら、四本堂公園キャンプ場はぜひ一度チェックしてみてほしい。

2-5. 西海橋オートキャンプ場(佐世保近郊) ― アクセス抜群なのに「大村湾リゾート感」

西海橋オートキャンプ場は、僕の中では「長崎の海キャンプ版・優等生」みたいな存在。
アクセスよし、景色よし、サイト広い、設備もちゃんとある。しかも大村湾ビュー。
「キャンプ始めたての友だちをどこに連れていく?」と聞かれたら、かなり早い段階で名前が出てくるのがここだ。

公式サイトでも、

  • 大村湾が一望できる
  • すべてのサイト車横付け可能
  • およそ6万㎡の広大な敷地
  • フリーサイト/区画サイト/バンガロー/ロッジ

といったポイントがしっかり明記されていて、
「オーナーの手作りキャンプ場」というあたたかい雰囲気も伝わってくる。
▶ 公式ホーム:西海橋オートキャンプ場 公式サイト

受付を抜けると、まず目に飛び込んでくるのがドーンと広がる大村湾
長崎県観光連盟の公式ブログ「ながさき旅ネット」のキャンプレポでも、
「車乗り入れOK!大村湾を一望できるキャンプ場」「第1〜第5エリアに分かれた広大な敷地」と紹介されていて、実際その通り。

僕が初めて泊まったときも、テントのジッパーを開けた瞬間、
「このロケーションでオートキャンプは反則だろ…」って素でつぶやいた。

朝、少し冷えた時間帯に前室から顔を出すと、
大村湾の水面が鏡みたいに静かで、そこに柔らかい光が差し込んでいる。
「今日は予定は焚き火と散歩だけでよくない?」
と、本気でスケジュールを白紙にしたくなるタイプのキャンプ場だ。

  • サイト構成:
    公式の「キャンプサイト」ページでは、
    ・第1サイト:好きな場所に張れるフリーサイト(電源4カ所/滑り台あり)
    ・第2サイト:大村湾を目の前にキャンプできる区画サイト(区画17・電源7カ所)
    といった具合に細かく説明されている。
    さらにバンガロー・ロッジもあって、「テント泊もしたいし、雨対策でロッジも視野に入れたい」みたいなグループにも対応できる懐の深さがいい。
  • アクセス:
    住所は長崎県西海市西彼町小迎郷270-1(公式サイト表記)。
    ・長崎空港から車で約50分
    ・佐世保市街から約15〜20分
    ・ハウステンボスからもすぐ近くで、観光ついでキャンプにも組み込みやすい。
    冒険心くすぐる秘境…というより、「仕事終わりにでも頑張れば来られる距離」なのがありがたい。
  • 料金・予約:
    詳しい料金は公式の「利用料金」ページに細かく載っているけど、ざっくりイメージとしては、
    ・第1サイト(フリー):車1台+テントorタープ1張で2,000円+入場料
    ・第2・3サイト(区画):車1台で3,500円+入場料
    といった価格帯。テントのサイズによって追加料金があるのも正直に書かれている。
    ▶ 利用料金:https://www.saikaibashi-ac.com/料金
    予約は利用希望日の3カ月前から電話受付で、公式サイトの「ご予約」ページとInstagramでも案内あり。
    ▶ 予約案内:ご予約|西海橋オートキャンプ場
  • おすすめ季節:
    正直どの季節も良いけど、僕の推しは春と初夏
    春は大村湾の水面の透明感が高くて、朝の光が本当に気持ちいい。
    夏はデイキャンプ利用も含めて賑やかだけど、海風が抜けるから内陸よりずっとラクに過ごせる。
    冬は冷えるぶん星空がよく見えて、ロッジ+焚き火の組み合わせが最高の贅沢になる。
  • 注意点:
    ・「アクセス抜群=人気」なので、週末や連休は早めの予約必須
    冒険心を載せた長崎公式「ナガサキタビブ」の記事でも、週末に多いときは90組以上の利用があると書かれているくらい。
    ・区画サイトは場所指定NG(公式予約ページに明記)。「この区画じゃないとイヤ!」というこだわりが強い人は、その点だけ要注意。:
  • 焚き火:
    ・全サイト車横付け&区画広めなので、焚き火スペースがしっかり確保できるのが嬉しい。
    ・直火は禁止なので、焚き火台+耐火シートはマスト。
    ・場内では薪やスウェーデントーチも販売していて、「今日はガッツリ焚こう!」という気分の日にも頼りになる。

西海橋オートキャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. ぶっちゃけ、「初心者連れて行くならどう?」

めちゃくちゃアリ。
理由はシンプルで、・アクセス良し ・車横付け ・設備そこそこ整ってる ・景色ちゃんと良いから。
僕もキャンプ初挑戦の友だちを何回かここに連れてきたけど、だいたいみんな「キャンプって思ったよりラクだね」って顔で帰っていく。
トイレや炊事場もキレイに保たれているし、区画サイトを押さえればレイアウトも組みやすい。
「初めてだし、まずは失敗したくない」という人にはすごくおすすめしやすいキャンプ場だよ。

Q. ソロキャンプでも楽しめる?ファミリー多そうで迷ってる。

ソロでも全然楽しめる。
確かに週末はファミリーやグループも多いけど、敷地が広いからエリアを選べばそこまでギュウギュウ感はない
僕はソロのとき、第1サイトの奥まったほうに張って、
「大村湾+焚き火+ラジオの小音量」みたいな構成でゆるく過ごすのが好き。
静けさガチ勢なら平日狙いがベストだけど、週末でも十分“自分の世界”は作れると思う。

Q. 強風とかは大丈夫?海が近いとちょっと不安…

大村湾側だから、外海に比べると風はかなり穏やか
もちろん天候によってはそれなりに吹く日もあるから、

  • タープはポール低めで設営できるもの
  • 30cmクラスのペグ(鍛造ペグ推奨)
  • 焚き火台は低め+風防

このあたりを押さえておけば、かなり安心して楽しめる。
「海が見えるけど、風はそこまでシビアじゃないところがいい」って人には、四本堂と並んで第一候補になるね。

Q. バンガローとかロッジってどう?テントなしでも楽しめる?

テントなしでも余裕で楽しめる。
公式の「バンガロー&ロッジ」ページを見ると、

  • ウッドデッキ付きの小型バンガロー(全3棟/うち1棟ペット可)
  • 複数タイプのロッジ(2名〜利用可/一部ペット可)

といったラインナップで、どれも大村湾を眺めながら過ごせる位置取りになっている。
「子どもがまだ小さい」「テント泊はハードル高いけどキャンプ場の空気は味わいたい」ってファミリーには、ロッジ泊+外で焚き火の組み合わせを全力で推したい。

Q. 予約ってネットじゃダメ?電話だけ?

2025年時点だと、予約は電話オンリー
公式サイトの「ご予約」ページとInstagramにも「予約・問い合わせは電話で」とはっきり書かれている。
・固定電話:0956-37-8684
(土日や時間帯によってはつながりにくいときもあるけど、その場合は携帯番号も案内されている)
空き状況やサイトの雰囲気を直接聞けるのは電話予約のメリットでもあるから、
「子ども連れなんですけど、どのエリアがおすすめですか?」みたいな相談をしてみるのもアリだよ。

「アクセスもラクで、でもちゃんと海を感じたい」「初キャンプで失敗したくない」
そんな条件で探しているなら、西海橋オートキャンプ場はかなり本命候補になるはず。
大村湾を眺めながら焚き火してると、ほんの数十分でも、ちゃんと“リゾート帰りの顔”になれるから。

2-6. 尻久砂里海浜公園キャンプ場(西海市) ― 自分だけの海と向き合うような、素の自然

尻久砂里海浜公園キャンプ場は、「整いすぎた高規格より、ちょっとワイルドなくらいがちょうどいい」という人にぶっ刺さる海キャンプ場だよ。
正直、ここは僕の中で「長崎の本気を見せてくる海」の一つ。

場所は長崎県西海市大瀬戸町瀬戸福島郷258
西海市公式サイトやキャンプ場公式ページでも、
「テントサイトと炊事棟を備えた海浜公園」「波穏やかな白砂の浜」
と紹介されていて、写真を見るだけでも「うわ、ここ絶対水キレイじゃん…」ってなるはず。
▶ 西海市公式:尻久砂里海浜公園|西海市観光
▶ 公式サイト:尻久砂里海浜公園キャンプ場 公式

名前の由来もインパクト抜群で、地元では
「美しすぎて、お尻が腐るほどずっと眺めていたから“尻久砂里(しりくさり)”になった」
なんて話もあるくらい。実際、初めて行ったときは僕もずっと砂浜と海ばっかり見てて、テント張るのが後回しになったくらいだ。

サイトのすぐ目の前が、エメラルドグリーンの海と白い砂浜
人工的な護岸とか大型の建物が視界にほぼ入ってこないから、本当に「自分のためだけに借りた小さな湾」みたいな感覚になる。

しかもここ、ただの「きれいな海」じゃなくて、ちゃんとキャンプ向きに整えてある“素の自然”っていうポジションなのが良いところ。

  • キャンプサイト:
    ・区画は1〜13番までの全13サイトに分かれていて、1区画はだいたい4m四方くらい。
    ・管理棟側のエリアと、駐車場を挟んだ東屋側のエリアに分かれていて、炊事棟そばの8・9番あたりが人気という声も多い。
  • 設備:
    ・管理棟(受付)/テントサイト/炊事棟(シンク+かまど)/トイレ/温水シャワー(1回100円)/足洗い場
    ・SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティも、公式サイト経由で予約できるプランが用意されている。

僕が泊まった日は、日中はエメラルドグリーン、夕方はオレンジ〜ピンク、夜は漆黒に近いネイビー…って、海の色がずっと変わり続けてた。
焚き火をしながら波打ち際を見てると、「あ、今日はちゃんと自然と向き合ってるな」と思えるんだよね。

  • アクセス:
    住所:長崎県西海市大瀬戸町瀬戸福島郷258
    ・長崎市内から車で約1時間10分前後
    ・佐世保市街から約45分前後
    ・公共交通なら、長崎市からバスで西海市役場方面へ約90分+バス停から徒歩15分というアクセス案内も出ている。
    「ほどよく遠くて、でも日帰り圏内」という絶妙な距離感。
  • 料金・予約:
    西海市公式では、キャンプ広場の料金目安として、
    ・西海市外:1区画 日帰り1,100円/1泊2,200円
    ・西海市民:1区画 日帰り550円/1泊1,100円
    と案内されている(いずれも10:00〜翌10:00)。
    ▶ 料金詳細:西海市公式の料金ページ
    最新の金額や区画数は、必ず市のページか公式サイト、もしくは管理棟「尻久砂里館」(0959-22-0811)で確認してほしい。
  • サイトの雰囲気:
    ・海は外海側だけど、少し入り組んだ地形のおかげで湾の内側は比較的穏やか
    ・ただし大潮+南風/西風が重なると波音がかなりワイルドになる日もある。
    ・芝生と砂地が混ざったような地面で、ペグは鍛造かソリッドタイプが安心。
  • おすすめ季節:
    ・海水浴シーズンまっただ中(7〜8月)は、それはそれで楽しいけれど、静けさを味わうなら春と秋
    ・特に9〜10月は、まだ水も比較的あたたかくて、人も夏ほど多くないので、「海キャンプしながらも、自分の時間をキープしたい」人にドンピシャ。
  • 注意点:
    ・予約は要事前申込。市公式や「さいかいCAMP」のロケーションページでは、
    利用日の3か月前の1日から予約可能と案内されているので、夏の週末は特に早めに動いたほうがいい。
    ・サイトによってはややコンパクトな区画もあるので、大型2ルームテントを張るなら事前に区画サイズをイメージしておくと安心。
  • 焚き火:
    ・芝生&砂地サイトなので、直火はNGと考えておいたほうがいい。焚き火台+耐火シートは必須装備。
    ・海沿いなので、風向き次第では火の粉が一方向に流れやすい。
    テントはできるだけ風上側に寄せて、焚き火は風下ギリギリ手前に置くのが鉄板レイアウト。

夜になると、余計な音はほとんど消えて、「ドン…ドン…」って遠くで崩れる波のリズムと、焚き火のパチパチだけになる時間帯がくる。
その時間のためだけに、片道1時間以上かけてここに通う価値はあると、僕は本気で思ってる。

尻久砂里海浜公園キャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 海、キレイって聞くけど、実際どう?

正直に言って「長崎の中でもトップクラス」だと思う。
砂は白くて粒が細かいし、晴れた日はエメラルドグリーン〜ターコイズブルーのグラデーションが出る。
僕が行ったときも、「これ本当に加工なし?」って自分で撮った写真を疑うレベルだった。
SUPやシュノーケルをやるなら、ここはかなり“当たり”の部類に入るよ。

Q. 外海ってことは、荒れやすかったりしない?ビビりなんだけど…

確かに「完全に湖みたいに穏やかな大村湾」と比べると、日によって表情の変化は大きい
ただ、地形的には湾になっていて、普段はそこまで激しく荒れている印象はないかな。
僕の感覚だと、

  • 普通の日:心地いいBGMレベルの波音。焚き火との相性が最高。
  • 大潮+強風の日:波音が「おお…今日は本気モードだな」と感じるくらいにはパワフル。

なので、風予報と潮汐(大潮かどうか)だけは事前チェックしておくのがおすすめ。
無理せず「今日はサイトでゆっくり過ごす日」と割り切れる人なら、そこまで身構えなくて大丈夫だと思う。

Q. 子ども連れでも大丈夫?それとも完全に大人のソロ向け?

どっちもアリ。
海水浴場としてもしっかり管理されていて、テントサイト+炊事棟+シャワー+足洗い場と、ファミリー向けの設備もちゃんと揃ってる。
ただし外海側なので、子どもを海で遊ばせるときは大人が必ず近くにいる前提で考えてほしい。
キャンプだけ楽しみつつ、砂遊び&足だけちゃぷちゃぷ、くらいなら、むしろ最高のロケーションだと思う。

Q. ソロで「とにかく静かに過ごしたい」って人にも向いてる?

ソロ静寂勢にはかなり刺さるはず。
ハイシーズン以外の平日に行くと、「波+焚き火+たまに通る船の音」くらいしか聞こえない瞬間がある。
僕はここで一度、誰とも一言も喋らずに1泊したことがあるけど、
帰り際に「あ、ちゃんと自分のバッテリー充電できたな」と実感した。

Q. 道具そんなに持ってないんだけど、それでも大丈夫?

最低限、

  • 風に強いテント(ペグダウンしっかりできるやつ)
  • 焚き火台+耐火シート
  • ヘッドライト/ランタン(海沿いは夜マジで暗くなる)

このあたりさえ押さえておけばOK。
調理に関しては、炊事棟にかまどもあるし、シングルバーナー+クッカーセットが1つあれば十分戦える。
「装備モリモリの映えキャンプ」というより、「装備少なめで自然をガッツリ浴びるキャンプ」がしたい人に向いてるよ。

「飾られたキャンプ場はもう十分味わったな」と感じているなら、
次の一手として、尻久砂里の“素の海と火だけの時間”を味わいに行ってみてほしい。

2-7. 高島ふれあいキャンプ場(長崎市・高島) ― フェリーで行く「島時間」のキャンプ

高島ふれあいキャンプ場は、「ちょっと非日常にワープしたい」と思ったときに真っ先に思い出す島キャンプ場だよ。
同じ長崎でも、ここはもう完全に“島時間”モード。フェリーに乗った瞬間から、日常がスーッと後ろに流れていく感じがたまらない。

場所は長崎県長崎市高島町2709-5
長崎県公式観光サイト「ながさき旅ネット」でも、
「吸い込まれそうなほど美しいエメラルドグリーンの海水浴場に隣接するキャンプ場」として紹介されていて、
常設テント完備・手ぶらキャンプOK・バーベキューセットのレンタルありと、島キャンプ入門にもぴったりな環境が整っている。
▶ ながさき旅ネット(公式観光):高島ふれあいキャンプ場|長崎観光ポータル
▶ 高島観光公式サイト:高島ふれあいキャンプ場|高島観光サイト

アクセスはちょっとした「ミニ船旅」。
JR長崎駅 → 大波止ターミナルまで徒歩約15分 → 高速船で高島港へ約35分
高島港からキャンプ場までは徒歩10〜15分か、循環バスで「高島海水浴場前」下車すぐという動線になっている。
▶ 船の案内(高島観光サイト):アクセス・船便情報

僕は初めて高島に渡ったとき、フェリーのデッキでぼーっと海を眺めていたら、
「あれ?もう着いた?」ってくらいあっという間だった。
港に降り立った瞬間、空気がふわっと軽くなって、「あ、今日はちゃんと遊べる日だな」と身体が勝手にスイッチ入る感じ。

キャンプ場は、コバルトブルーの人工海水浴場に隣接していて、
目の前がビーチ、そのすぐ後ろに芝生のキャンプエリアと炊事棟、トイレ、シャワーが並んでいるシンプルなつくり。
高島観光サイトや公共キャンプ場情報サイトでも、

  • 常設テント10基(6〜8人用)
  • 炊飯棟・炊事場・バーベキュー設備一式
  • 美しいコバルトブルー/エメラルドグリーンの海

といった特徴が繰り返し紹介されていて、「準備が少なくても、ちゃんと“島キャンプ”できる場」として推されている。
▶ 公共キャンプ場情報:高島ふれあいキャンプ場|公共キャンプ場

僕が行ったときは、昼間に海で全力ではしゃいで、そのままサイトに戻ってきて、
まだ少し濡れた髪で焚き火にあたりながらビールを一口。
潮の香りと、薪が焼ける匂いが混ざるあの感じは、島キャンプならではだと思う。

  • アクセス:
    ・JR長崎駅 → 徒歩で大波止ターミナルまで約15分
    ・大波止港から高速船で高島港へ約35分(長崎汽船など)
    ・高島港からキャンプ場:徒歩約10〜15分、または循環バスで「高島海水浴場前」下車すぐ
    ▶ 公式アクセス:ながさき旅ネット|アクセス情報
    「車でサクッと」じゃなくて、ちゃんと“船で行く”イベント感があるのが、ここ高島の良いところ。
  • サイト・設備:
    常設テント:約10基(6〜8人用)
    ・フリーサイトエリア(自前テントOK)
    ・炊事棟/炊飯棟・バーベキュー場・水洗トイレ・シャワー
    ・すぐ近くに「高島海水温浴施設 いやしの湯」(天然温泉)もあって、お風呂問題も心配なし。
    ▶ いやしの湯案内(高島観光):高島海水温浴施設いやしの湯
  • 営業期間・予約:
    公式情報や公共キャンプ場サイトによると、
    ・営業は夏〜秋のシーズン営業
    (目安:7月中旬〜10月下旬/7〜8月は毎日、9〜10月は土日祝のみ開場 など)
    ・開場期間や細かい日程は年によって変わるので、必ず事前に最新情報をチェック。
    ・予約は電話受付のみで、管理を行う「高島振興協同組合」が窓口。
    電話:095-896-3511(8:00〜17:00 など/季節により変動あり)
    ▶ ながさき旅ネット 基本情報:https://www.at-nagasaki.jp/spot/400
  • 料金のイメージ:
    公共キャンプ場情報によると、
    ・管理費(施設使用料):大人(16歳以上)100円/小中学生50円
    ・常設テント:1基1,500円前後〜(目安)
    ・フリーサイト:サイト使用料は無料、管理費のみ
    といった感じの“かなりお手頃価格”
    ※ただし、料金体系は改定が入ることもあるので、必ず公式サイト or 高島振興協同組合に確認してほしい。
  • おすすめ季節:
    夏:海遊び全力。海水浴・シュノーケル・飛島磯釣り公園での釣り…と、とにかく「遊び」が詰まってる。
    春・秋:人が少なく、より「島の静けさ」を感じやすい。気温的にもテント泊が快適で、焚き火も気持ちいい時期。
  • 注意点:
    ・島なので、買い物は基本的に長崎市内で済ませておくのが鉄則。
    島内にも売店はあるけど、品ぞろえや営業時間的に「ついでに全部そろえる」は難しい。
    ・フェリーの本数に限りがあるので、行きと帰りの便は必ず事前にチェック
    ・風向きが変わりやすいので、タープや軽量ギアはしっかりペグダウンしておこう。
  • 焚き火:
    ・基本は「焚き火台+耐火シート」前提で考えておいたほうがいい。
    ・島は風向きが読みにくくて、日によってコロコロ変わるので、
    低めの焚き火台+風防があると一気に安心感が増す。
    ・塩分も多い環境なので、焚き火台やペグは帰宅後の真水洗浄&乾燥もお忘れなく。

高島ふれあいキャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. フェリー移動ってめんどくさくない?それでも行く価値ある?

これは「フェリー移動こそが価値」だと思ってる。
正直、車でそのまま乗り込めるオートキャンプ場のほうがラクっちゃラクなんだけど、
高島は、フェリーに乗った瞬間からもう旅が始まってる感じがいいんだよね。
海風に当たりながらデッキでコーヒー飲んでるだけで、頭の中がちゃんと「キャンプモード」に切り替わる。
「移動にちょっと手間をかけるぶん、ちゃんと非日常が返ってくる」タイプのキャンプ場だと思ってる。

Q. 常設テントってどう?自分のテント持ってない人でも楽しめる?

むしろ「テント持ってない人こそ高島」ってくらい相性いい。
常設テントは6〜8人用だから、ファミリーや友だちグループでワイワイ使うのにぴったり。
自分のテントを持って行くパターンでもいいけど、「島+フェリー+荷物」を考えると、
最初は常設テント+必要最低限のギアから始めるのがおすすめ。

Q. 食材とか炭ってどうしてる?全部持っていくの大変そう…

基本は「食材は長崎市内で買い出し→クーラーボックスで持ち込み」が一番ラク。
高島ふれあいキャンプ場は、バーベキューセットのレンタルが充実していて、
コンロや網、テーブルなどの大物は現地レンタルに頼りつつ、
・肉・野菜・調味料
・飲み物(島は自販機頼みになることも)
あたりだけ自分たちで持っていけば十分戦える。
「手ぶらプラン」的なものが出ているかどうかはシーズンで変わるので、
予約の電話を入れるタイミングで一緒に聞いてみるといいよ。

Q. 島キャンプって、風が怖いイメージあるんだけど…対策どのくらいやればいい?

島キャンプ=風との付き合い方がすべて。
僕が高島に行くときは、

  • タープはロースタイルで張れるもの(ポールは低め)
  • 30cm前後の鍛造ペグ or ソリッドペグを多めに
  • 低めの焚き火台+コンパクトな風防

この3点セットは必ず持っていく。
あと、テントを立てる前に5分くらい風を観察して、
「風上にテント・風下寄りに焚き火」の位置関係をしっかり決めてから設営すると、後で楽になるよ。

Q. ソロで行っても楽しい?それとも完全にファミリー向け?

ファミリー向けにも優しいけど、ソロで“島こもり”したい人にもかなり刺さると思う。
フェリーに道具を積み込んで、島に渡って、海辺にちょこんとソロテントを張る。
それだけでちょっとした小旅行感があるし、夜は波の音と焚き火だけになる時間帯もある。
「ソロで行くなら平日か、9〜10月の落ち着いた時期」が個人的にはおすすめかな。

「車でサクッと行けるキャンプ場はもうひと通り回ったな」と感じているなら、
次はぜひ、フェリーに乗って高島の“島時間キャンプ”を味わってみてほしい。

2-8. 結の浜マリンパーク(諫早市) ― 海遊びと焚き火で「夏の記憶」をつくる場所

結の浜マリンパークは、僕の中では完全に「夏の思い出製造機」みたいなキャンプ場だよ。
遠浅の海、サラサラの砂浜、オートサイトの向こうに広がる橘湾。
昼は水着で走り回って、夕方は焚き火を囲んでスイカと焼きマシュマロ。
「これぞ夏休み」みたいな絵が、そのまま現実になる場所って感じ。

場所は長崎県諫早市飯盛町池下17-2
長崎県公式観光サイト「ながさき旅ネット」でも、

  • 穏やかな橘湾に面した人工海水浴場
  • オートキャンプ場は要予約・要利用料
  • キャンプ場利用料は1区画510円+利用者1名につき100円

と、かなり良心的な料金で楽しめるビーチキャンプ場として紹介されている。
▶ ながさき旅ネット(公式観光):結の浜マリンパーク|長崎県公式観光サイト
▶ 諫早観光サイト:結の浜マリンパーク|諫早観光物産コンベンション協会

さらに、キャンプ場ガイドや個人ブログでも、

  • 「とにかく広くて開放的」
  • 「目の前がすぐ砂浜&海」
  • 「ロケーションのわりに料金が安い」

と高評価で、ファミリーにもソロにも人気の“海キャンプ定番スポット”になってる。

僕自身、初めて結の浜に行ったとき、
車をサイトに止めてドアを開けた瞬間、潮の匂いと波の音と、子どもたちのはしゃぎ声がドッと押し寄せてきて
「うわ、今日は絶対いい日になるやつだ」と確信したのを覚えてる。

サイトのすぐ先に、鳥が羽を広げたような形の真っ白なビーチがバーンと広がっていて、
遠浅だから、子どもでも大人でも安心してジャブジャブ入っていける。
日が暮れるころには、橘湾の向こうの空がオレンジ〜ピンクに染まって、
その手前で焚き火の炎がゆらゆら揺れている——そんな「これ、ポスターか?」っていう景色が普通に見られるのが、結の浜のズルいところだね。

  • アクセス:
    住所:〒854-1125 長崎県諫早市飯盛町池下17-2
    ・JR諫早駅から車で約30分
    ・長崎自動車道「諫早IC」から車で約20分
    ・バスなら、県営バス江の浦行き「結の浜」下車で約50分+徒歩すぐ
    「空港・長崎市内からもサクッと行けるのに、ちゃんと海リゾート感がある」っていう意味では、かなり優等生な立地。
  • サイトの雰囲気:
    キャンプ場はビーチのすぐ裏の芝生オートサイトがメイン。
    ・車の乗り入れOK(オートキャンプ)
    ・きれいに整えられたフリーサイト風の芝生
    ・海との距離が近い区画ほど人気
    って感じで、「テントの前=海に向いたリビング」みたいなレイアウトが組める。
  • 料金・予約:
    ・サイト使用料:1区画510円
    ・施設利用料:利用者1名につき100円
    (夏の海水浴期間中は駐車場協力金として普通車1台500円程度の別料金あり)
    最新の料金は、必ず上の公式リンクか、管理事務所(0957-48-2213)で確認を。予約は基本電話での事前予約制
    夏休みや連休は特に早く埋まるから、「行くかもな〜」と思った時点で一度電話して空き状況を聞いておくのが安心。
  • 設備:
    ・管理棟(受付・売店)
    ・トイレ(海水浴場側・キャンプ場側)
    ・炊事棟・流し台
    ・温水シャワー(有料)
    ・更衣室・桟敷(海水浴期間)
    夏場は売店も出て軽食やかき氷が買えたりするので、「キャンプ+プール感覚」で子どもと遊べるのがうれしいところ。
  • おすすめ季節:
    夏:海水浴・SUP・マリンアクティビティ全開。とはいえ日中はかなり暑いので、タープと日焼け対策は必須。
    春・秋:個人的にはこの時期がいちばん好き。
    海水浴客が落ち着いて、「静かなビーチ+焚き火」が楽しめる穴場シーズンだと思ってる。
  • 注意点:
    ・夏休み期間は駐車場・シャワー・ビーチともにかなり混雑するので、「午前中イン」がおすすめ。
    ・ゴミは基本すべて持ち帰りスタイル。ゴミ袋は多めに。
    ・ペット同伴や花火はNGという案内が出ている年も多いので、最新ルールは予約時に必ずチェックしてほしい。
  • 焚き火:
    ・芝生&一部砂地のオートサイトなので、直火は禁止と考えてOK。焚き火台+耐火シートはマスト。
    ・砂地の場合、焚き火台の脚がズブズブ沈みがちなので、薄い板やアルミテーブルを一枚かませて荷重を分散するとかなり安定する。
    ・海沿い特有の風が出る日もあるので、焚き火は低めの炎+風防ありが安心。

夜になると、海水浴のお客さんが引けて、波の音と焚き火の音だけが残る時間帯がちゃんとある。
「昼は全力で遊んで、夜はゆっくり火を眺める」という、一日完結型のキャンプができるのが結の浜の良さだね。

結の浜マリンパーク・キャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 完全にファミリー向け?ソロで行っても浮かない?

ぜんっぜん浮かない。
確かに夏場はファミリー比率高めだけど、サイトが広くて、レイアウト次第で自分の世界を作りやすい
僕もソロで何回か行ってて、平日や春・秋ならむしろ静かに過ごせることが多い。
「海を見ながらソロ焚き火したいけど、あまりに秘境だと不安…」って人には、ちょうどいい“安心感のある海ソロ”って感じだと思う。

Q. 子ども連れ的にどう?危なくない?

結の浜は遠浅で波も穏やかだから、長崎県内でもかなり子連れ向きの海。
海水浴期間中は監視員もいるし、ビーチも広いので、子どもが走り回っても比較的安心して見ていられる。
とはいえ海なので、「ライフジャケット+目の届く範囲」は大前提。
海に飽きたら、サイトに戻って焚き火でマシュマロ焼いたり、花火の代わりにランタン遊びしたりで、1日じゃ遊びきれないと思う。

Q. 夏はやっぱり暑すぎない?テント泊キツそうで心配…

昼間はふつうに暑い。
でも、海風が抜けるおかげで内陸のキャンプよりはだいぶマシって印象かな。
僕がやっている対策としては、

  • 日陰を稼げるヘキサ or レクタタープをしっかり張る
  • タープは風上側を低くして、風下側を高くして「風の通り道」を作る
  • 昼間は無理にテントにこもらず、タープ下+海で過ごす

このあたりを意識しておけば、
「もう無理…」ってなるほどの地獄キャンプにはそうそうならないはず。

Q. 設備的に“高規格キャンプ場”って感じ?それとも素朴系?

ちょうど真ん中くらい。
電源サイトがあったり、高級コテージがあるような“超・高規格”ではないけど、
トイレ・炊事棟・シャワー・売店といった基本はしっかりしてる。
「不便すぎるのは嫌だけど、全部が完璧に整いすぎてるのも味気ない」って人には、かなりちょうどいいバランスだと思う。

Q. ルール周りで気をつけることある?(花火・ペット・ゴミとか)

ここは毎回、事前チェック大事。
最近の傾向としては、

  • ゴミは完全持ち帰り
  • 花火NG・ペットNGという年が多い

って感じなので、「花火でドーン!」みたいな遊びは最初から計画に入れないほうが平和
最新ルールは、ながさき旅ネットか管理事務所(0957-48-2213)に一度電話で確認しておくと安心だよ。

「海水浴もキャンプも欲張りたい」「子どもにも“夏のキャンプの記憶”を残してあげたい」
そんなときに、結の浜マリンパークは本気で頼りになる場所だと思う。
一回ここで夏キャンプやると、たぶん翌年もまた来たくなるはず。

2-9. 白浜キャンプ場(南島原市) ― 白い砂浜と青い海。シンプルな“海辺キャンプ”の原点

白浜キャンプ場は、「海キャンプって本来こういうことだよな」と毎回思い出させてくれる場所だよ。
島原半島のいちばん南寄り、有明海と橘湾のちょうど境目あたりにあって、
紺碧の海・白砂・松林という、教科書みたいな海辺の景色がそのまま目の前に広がる。
長崎県公式観光サイトや島原半島公式サイトでも、環境省の「快水浴場100選」に選ばれた海水浴場として紹介されているくらい、景観の評価も高い。

一歩テントサイトを出ると、数十歩で砂浜。
「海まで近い」というより、「松林の中に寝床を置いて、庭がそのままビーチ」みたいな距離感なんだよね。
波の音が1日中BGMになってて、夜になると「ザザーン…」というリズムと焚き火のパチパチだけが残る時間帯がちゃんとある。

しかもここ、ありがたいことに“市営・無料・予約不要”という三拍子そろったキャンプ場。
南島原市の公式ページでも、

  • 開設期間:通年利用可能
  • 予約・料金:不要(無料)
  • テント約20張り分のスペース/炊事棟・トイレあり
  • 松林内・砂浜は直火厳禁

と、はっきり明記されている。
▶ 南島原市公式:アウトドア・スポーツ|白浜海水浴場キャンプ場
▶ 島原半島公式観光:白浜海水浴場・キャンプ場(南島原市口之津町)
▶ ながさき旅ネット:白浜海水浴場・キャンプ場

実際に行ってみると、サイトは海沿いの松林を生かした林間フリーサイトになっていて、
・木陰が多くて夏でもだいぶラク
・少し傾斜のある場所も多いけど、そのぶん設営ポイント選びが楽しい
・木の隙間から海が抜ける場所は、早い者勝ちで人気
という感じ。キャンプレビューサイトでも「無料なのにロケーション最高」「夕日がエグい」と高評価が並んでいる。

僕が白浜で一番好きなのは夕暮れで、
有明海側から見て右手に長崎半島、その向こうに沈んでいく夕日が本当にきれいなんだよね。
風が少し落ち着いて、海はオレンジ色、松林は黒いシルエットになって、
その手前で焚き火の炎が揺れている——「これ以上なにを足すの?」っていう完成された景色。

  • アクセス:
    公式情報だと、住所は
    〒859-2502 長崎県南島原市口之津町白浜甲2829-3
    ・長崎道「諫早IC」から車で約80分(国道57号→251号を南下)
    ・JR諫早駅から島鉄バス「久木山」バス停下車、徒歩約5分というルートも案内されている。
    熊本側からなら、熊本港→島原港までフェリー→島原半島を南下、という「フェリー+ドライブ」ルートも気持ちいい。
  • サイトと設備:
    ・テントサイト区画:なし(テント約20張り分のフリースペース)
    ・サイト状況:松林+砂地の林間サイト(海が見えるポイントもあり)
    ・場内設備:炊事棟・トイレ(いずれもシンプルだけど十分使えるレベル)
    ・売店・レンタル:基本なし。食材・炭・氷などは事前に買い出し必須
    徒歩圏内に温泉施設(「口之津温泉しらはま」など)があるので、風呂問題は現地で解決できるのも嬉しいポイント。
  • 料金・予約:
    予約不要・利用料無料(南島原市公式に明記)
    ・ただし、利用時は観光振興課(0957-73-6632)や海水浴場監視員、併設温泉のスタッフにひと声かけておくよう案内されている。
    予約サイトでポチッと…というタイプではないので、自分で情報を取りに行くスタイルの人向けだね。
  • おすすめ季節:
    春〜秋全般おすすめだけど、特に
    ├ 7〜8月:海水浴+キャンプでガッツリ遊びたい人向け(人は多め)
    └ 9〜10月:人が少なくなって、静かな海キャンプを楽しみたい人向け
    ・冬は海風が冷えるけど、そのぶん空気が澄みきって景色と星空の透明感が一段アップする。
  • サイトの癖(いい意味でのワイルドさ):
    ・地面は砂地+松の根っこ+ちょい傾斜なので、ペグは鍛造 or サンドペグ推奨
    ・大きな2ルームは張れる場所が限られるから、ミドルサイズ以下のテントだと選択肢が増えて楽しい。
  • 焚き火:
    ・松林内・砂浜ともに直火厳禁(市公式に明記)。
    ・必ず焚き火台+耐火シートを持参しよう。砂地は焚き火台の脚が沈みやすいので、薄いコンパネやアルミテーブルをかませて荷重分散すると一気に安定する。
    ・海沿いは風の通り道になりがちなので、炎は「小さく・低く」+風防ありが基本。

僕がソロで入ったときは、ちょうど平日のタイミングで、他のキャンパーは数組だけ。
夕方から夜にかけて、波音と焚き火の音と、たまに通る船のエンジン音以外、本当に何も聞こえなくなって、
「うわ、これはちょっと贅沢すぎるな」と思いながら、ひたすら炎をいじってた。

白浜キャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 本当に無料なの?なんか裏がありそうで心配なんだけど…

これが本当に「無料」なんだよね。
南島原市の公式ページにも「予約・料金:不要」とハッキリ書かれているし、九州のキャンプ情報サイトでも「市営の無料キャンプ場」として紹介されてる。
ただ、その代わりに設備はシンプルだし、ルールも自分でちゃんと確認する必要がある。
「お金払って全部お任せ」じゃなくて、「場所を貸してもらって、自分で整えて楽しむ」っていう意識で行くと、むしろ満足度は高いと思う。

Q. 砂浜が近いと、ギアが砂まみれになりそうでビビってる…

正直、砂まみれにはなる。でも、それを込みで楽しめるかどうかだね。
僕がやってる対策はこんな感じ:

  • ギアはソフトケースよりハードケースやコンテナを優先
  • 寝室側の入口前に「砂落とし用の小さなマット」を1枚敷く
  • 細かいギア(ペグ、カトラリー類)はジップロックや防水バッグでカテゴリごとに分ける

ここまでやっておけば、「うわ、全部ザラザラ…」ってストレスはだいぶ減るはず。
個人的には、それでも「砂浜のすぐ裏にテント張れる」っていうご褒美のほうが圧倒的に勝ってる。

Q. ファミリーでも大丈夫?それとも完全にソロ・玄人向け?

どっちもアリ。
海水浴シーズン中はファミリーも多くて、海遊び+キャンプでにぎやかな雰囲気になる。
ただ、電源なし・レンタルなし・売店もほぼなしだから、「キャンプまったく初めて」よりは、
最低限の道具と段取りに慣れているファミリーにちょうどいいかな、という印象。
ソロにとっては、オフシーズンや平日が完全にご褒美タイムだと思う。

Q. 風や波ってどれくらい?ビギナーにはハードじゃない?

ここは外海寄りなので、大村湾のような“湖みたいな穏やかさ”をイメージするとギャップがあるかも。
とはいえ、いつも暴風ってわけじゃなくて、日によって表情がかなり変わるタイプの海。
ビギナーなら、

  • 天気アプリで風速5〜6mを超える予報の日は避ける
  • タープはあえて張らない or ロースタイルで低く張る
  • 焚き火は小さく、テントはしっかりペグダウン

このあたりを守れば、十分楽しめるはず。
風と波の音を「怖い」じゃなくて「今日は自然が本気出してるな」くらいに感じられる人には、最高のロケーションだと思う。

Q. 買い出しとか、温泉とかはどう?完全自給自足?

そこまでサバイバルではない。
キャンプ場自体には売店はないけど、車で数分〜十数分の範囲にスーパーやコンビニ、温泉施設がある。:contentReference[oaicite:21]{index=21}
なので、食材・炭・水は事前にしっかり買っておく前提で行けば、「あ、足りない」となってもリカバリーは効く。
「海で一日遊んで、帰りに温泉で温まってテントに戻る」という流れも組めるから、むしろ快適に過ごせるほうだと思う。

「白い砂浜と青い海を、もっとシンプルに楽しみたい」「設備より、景色と静けさ重視」というなら、
白浜キャンプ場はきっと刺さるはず。
豪華設備の高規格キャンプ場にちょっと飽きてきたら、一度この“海辺キャンプの原点”みたいな場所で、焚き火と波の音だけの夜を過ごしてみてほしい。

2-10. かづさオートキャンプ場(南島原市・加津佐町) ― 海と遊びと焚き火が自然につながる「万能キャンプ場」

かづさオートキャンプ場は、僕の中では完全に
「海遊びも焚き火も、キャンプそのものも、全部ちゃんとやりたい欲張りキャンパーの拠点」っていうポジションの場所だよ。

南島原市の公式サイトや島原半島公式観光サイトでも、

  • 海辺に面したオートサイトのみのシンプルキャンプ場
  • サイトは大型テント+タープを張っても余裕たっぷり
  • 全区画AC電源付き
  • 釣りは1年中、7〜8月は近くの海水浴場で海遊びOK
  • 近くの港からイルカウォッチング船が出港

と紹介されていて、まさに「山と海に囲まれた万能キャンプベース」という感じ。
▶ 南島原市公式「かづさオートキャンプ場 利用案内」:https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0031604/index.html
▶ 島原半島公式観光サイト:かづさオートキャンプ場|島原半島公式
▶ そうめんポータル(詳細スペック):かづさオートキャンプ場|南島原市そうめん店ポータル
▶ ながさき旅ネット:かづさオートキャンプ場|長崎県公式観光サイト

僕が初めてここに行ったときの第一印象は、
「あ、ここ“なんでもできるけど、ちゃんとキャンプ場らしい距離感”だ」だった。

サイトの目の前には海があって、ちょっと歩けば釣りができる磯や防波堤。
夏になれば近くの海水浴場で泳げるし、港まで行けば野生のイルカに会えるイルカウォッチングの船も出てる。
それでいて、サイト自体は区画の広さもしっかりあって、「今日は焚き火とごはんをちゃんとやろう」って腰を据えたキャンプも存分に楽しめる。

「今日は何しよう?」って迷うんじゃなくて、
「なにかしら楽しいことが必ずセットで付いてくるキャンプ場」みたいな感じだね。

  • アクセス:
    住所は
    〒859-2605 長崎県南島原市加津佐町岩戸乙430(公式・各種サイト共通表記)。
    アクセスの目安は、ながさき旅ネットやじゃらんだと、こんな感じで案内されている。
    ・長崎道「諫早IC」→国道57号を雲仙・小浜方面→小浜温泉を抜けて国道251号で口之津方面へ、車で約70分〜80分
    ・JR諫早駅から島鉄バス「岩戸前」バス停下車、徒歩約3分(公共交通利用の場合)
    ▶ アクセス詳細(ながさき旅ネット):https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/546
    熊本側からなら、熊本港→島原港までフェリー→島原半島を南下、という「フェリー+ドライブ」ルートも気持ちいい。
  • サイトと設備:
    そうめんポータルや市公式の情報をまとめると、サイトスペックはこんな感じ。
    ・サイト構成:オートサイト8区画のみ
    ・1区画:約100㎡(大型テント+タープでも余裕あり)
    ・全区画:AC電源・専用流し台・野外炉付き
    ・地面:芝生サイト
    ・設備:トイレ(多目的トイレあり)/水シャワー/夜間照明(22:00消灯)など
    ▶ 詳細スペック:https://somenbachi.minamishimabara-somen.jp/news/spot/81
    「電源・流し・炉付きで100㎡」って、正直かなり贅沢。
    ファミリーでツールーム+タープを張っても、焚き火スペースまでしっかり確保できる広さがある。
  • 料金・予約:
    南島原市公式の利用案内では、料金の目安はこんな感じになっている(2025年時点)。
    ・入場料:大人(高校生以上)500円/小人(小中学生)250円
    ・サイト使用料:オート1区画 2,000円
    ・AC電源使用料:1区画 200円
    ▶ 利用案内:かづさオートキャンプ場 利用案内
    予約は利用日の3カ月前から受付開始で、
    南島原市公共施設予約システムから空き状況の確認もできるようになっている。
    電話での問い合わせ先は、平日が南島原市商工観光課(0957-73-6633)、土日祝は管理人さん直通の番号が案内されているので、
    「この日って混みそうですか?」みたいな相談も一緒にしておくと安心だよ。
    ▶ 予約・問い合わせ先一覧(そうめんポータル):連絡先一覧
  • 遊びの選択肢:
    ここが“万能キャンプ場”たるゆえん。
    ・キャンプ場〜近くの海岸での釣りは1年を通して楽しめる
    ・7〜8月は、近くの海水浴場で海水浴(「加津佐海水浴場」など)
    ・口之津港周辺からは、南島原イルカウォッチングの船が出航
    早崎海峡には約200〜300頭の野生イルカが定住していて、1年中高確率で会えると言われている
    ▶ イルカウォッチング情報:南島原イルカウォッチング(島原半島公式)
    ▶ ながさき旅ネット:南島原イルカウォッチング|長崎県公式
    「午前はイルカ、昼は海、夕方から焚き火」みたいなフルコース構成が簡単に組めるのが、本当にズルい。
  • おすすめ季節:
    夏:海水浴+イルカウォッチング+キャンプで、遊び要素マックス。
    春・秋:人が少なめで、釣りと焚き火メインにのんびり過ごせる“ちょうどいいシーズン”。
    冬:海風はそれなりに冷えるけど、電源付きサイトのありがたみが最大化する。ホットカーペット・電気毛布勢にはかなり心強い。
  • 焚き火:
    ・サイトは芝生なので、もちろん直火NG。焚き火台+耐火シートはマスト。
    ・各サイトに野外炉(かまど)が付いているので、「料理はかまど、雰囲気用は焚き火台」と役割分担するとかなり快適。
    ・区画が広いから、「テント・タープ・焚き火・車」のレイアウトに余裕があるのも大きなメリット。

僕がここに泊まったときは、昼に軽く釣りをして、夕方にサイトに戻ってきて、
釣った小さな魚を炙りつつ、焚き火の横でビールをひと口。
その後イルカウォッチングの船が港に戻ってくるのを遠くに眺めながら、
「ああ、今日は“遊びきった”って言えるなぁ」と、かなり満足度高い一日になった。

かづさオートキャンプ場について、友だちによく聞かれること

Q. 「海も遊びたいし、ちゃんとキャンプもしたい」ってワガママ、ここで叶う?

余裕で叶う。
海・釣り・イルカウォッチングのポテンシャルが高いのに、サイトそのものも100㎡+電源+流し+炉付きだから、
「遊び」と「キャンプの質」を両立しやすいんだよね。
「遊び倒してクタクタになって、テントに帰ったら電源付きでぬくぬく寝られる」っていうのは、心の余裕に直結する。

Q. ファミリーキャンプとソロ、どっちに向いてる?

どっちもイケるけど、まずはファミリー向けキャンプ場としての完成度が高いと思う。
・全区画オートサイトで車横付けOK
・区画広めで子どもが動き回っても安心
・電源付きなので、夏は扇風機、冬はホットカーペット運用も可能
っていう条件が揃ってるからね。
ソロで行くなら、

  • 平日 or シーズンオフを狙う
  • 釣りやイルカウォッチングと組み合わせて「ソロ×アクティビティ」な一泊にする

みたいな使い方が気持ちいいと思う。

Q. イルカウォッチングって、実際のところどう?「見れない日」もある?

これは野生のイルカだから、「100%見られます」とは誰も言えない
でも、島原半島公式やながさき旅ネットの情報だと、
・早崎海峡には約200頭以上の野生イルカが定住
・1年中高確率で会える
とされていて、体感的にもかなり高い確率で会えている印象。
「絶対見たい!」って人は、風が穏やかそうな日・凪ぎそうな日を選んで予約するのがおすすめ。

Q. 設備的には高規格?それとも“ちょいワイルド寄り”?

「高規格寄りのシンプルキャンプ場」って感じかな。
・電源・流し・野外炉付きの広いオートサイト(8区画)
・トイレ・水シャワー・夜間照明あり
一方で、
・レンタル品・売店は基本ナシ
・食材・炭・氷・飲み物は自分で準備
というスタイルなので、“道具は自前で用意できる人向けの高規格寄りキャンプ場”というイメージで捉えてもらうとしっくりくると思う。

Q. 焚き火のレイアウト、どう組むのがいい?

僕がやってる定番レイアウトは、

  • 車:区画の端に寄せて“風よけ兼目隠し”に
  • テント:海風の直撃を避けつつ、海が見える向きに
  • タープ:ロースタイルで張って、焚き火の上だけ雨避け(風が強い日はタープ無しもアリ)
  • 焚き火台:野外炉の近くに置いて、調理と炎鑑賞の動線をまとめる

この並びにしておくと、
「調理する→そのまま椅子に座る→ちょっと横を向けば海」
っていう導線が自然にできるので、かなり快適だよ。

「海遊びも、焚き火も、キャンプの時間そのものも、ぜんぶちゃんと楽しみたい」
そんな欲張りなキャンプ欲が出てきたら、かづさオートキャンプ場はかなり本命候補になるはず。
一回ここで遊び倒すと、「次はどの季節に来ようかな?」って、自然とリピート前提で予定を考え始めると思う。

2-11. KARACO CAMP VILLAGE(雲仙エリア) ― 海と山の“狭間(はざま)”で焚き火を燃やす特別な夜

KARACO CAMP VILLAGE(カラコキャンプヴィレッジ)は、僕の中で完全に
「海キャンプと山キャンプの“いいとこ取り”ができる場所」ってポジションのキャンプ場だよ。

場所は、長崎県諫早市森山町唐比西116番地
諫早市街地と橘湾、その先の雲仙の山並みまでを一望できる高台にあって、
公式サイトでも「大絶景ロケーションのキャンプ場」として、イベントやキャンプの様子がたくさん紹介されている。
▶ 公式サイト(KARACO CAMP VILLAGE):https://karaco-camp-village.3professionals.com/

2024年12月に「唐比キャンプ場計画」として本格始動した、まだ新しいキャンプ場なんだけど、
公式のブログを見ると、もうすでにファミリー・カップル・ソロ・バイク・バンライフ勢まで、いろんなキャンパーで賑わっている。
週末の様子として「ファミリーや友人グループで盛り上がった3月のキャンプ」「夕方から焚き火やランタンで幻想的な場内」「翌朝は橘湾側からの朝日が気持ちよかった」といったレポートも上がっていて、
写真を見てるだけでも「うわ、これはキャンプ欲が暴れるやつだ…」ってなる。
▶ 3月の様子レポ:長崎県諫早市3月のカラコキャンプヴィレッジ 絶好のシーズン到来で盛り上がる週末!

僕が初めてKARACOに行ったとき、一番刺さったのは「空気の変化」だった。

夕方、サイトから橘湾を見下ろしていると、
山側からは少し冷たい空気がスーッと降りてきて、
海側からはちょっと湿った、やわらかい風が上がってくる。
その2つが、焚き火のまわりでふわっと混ざる瞬間があって、
「あ、いま本当に“海と山の間”にいるな」って、体で分かるんだよね。

海キャンプの開放感と、山キャンプのしっとりした感じ。
その両方を一晩のあいだに味わえるのが、KARACO CAMP VILLAGEの一番の魅力だと思ってる。

  • アクセス:
    住所:〒854-0208 長崎県諫早市森山町唐比西116番地
    ▶ 公式フッターにも所在地・電話番号が明記:KARACO CAMP VILLAGE 公式
    車でのイメージとしては、
    ・長崎空港から約1時間前後
    ・諫早ICから40〜60分程度
    ・熊本側からは、熊本港→島原港までフェリー→諫早方面へドライブ、という「フェリー+キャンプ」ルートも組みやすい。
    ※時間はあくまで目安なので、実際にはナビや地図アプリでチェックしてほしい。
  • サイトと宿泊スタイル:
    KARACOは、「テントサイト」+「キャンピングトレーラーハウス」の2軸で楽しめるタイプのキャンプ場だ。

    • テントサイト:
      ・橘湾と山並みを見渡せる高台のテントサイト。
      ・公式ブログの写真を見る限り、ソロからファミリーまで、さまざまなスタイルのテントが気持ちよく張られていて、
      「区画は十分ゆったり&車も寄せられるオート寄りサイト」という印象。
      ・週末のレポでは、ファミリー・カップル・友人グループ・バイクソロなど、いろんなキャンプスタイルが混ざりつつも、
      夕方には焚き火とランタンの灯りが場内を幻想的にしていたと書かれている。
      ▶ キャンプレポ:3月のカラコキャンプヴィレッジ
    • キャンピングトレーラーハウス:
      「キャンプはまだ不安…でも、キャンプ場の空気は味わいたい」という人に刺さるのがこれ。
      公式記事によると、アメリカ製のClipper Coachmenシリーズのキャンピングトレーラーを一棟貸しするプランになっていて、
      室内には大きなベッド・二段ベッド・テーブル・エアコン・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・ケトル・ガスコンロなど、生活に必要な家電類が一通り揃っている。
      宿泊人数は目安で5名程度、4名くらいがちょうどいいとされている。
      ▶ トレーラーハウス詳細:カラコキャンプヴィレッジのキャンピングトレーラーハウスプラン
      ・専用の設備棟(トイレ・台所・風呂)のすぐそばに設置されていて、小さな子ども連れでも動線が短くて安心。
      ・プランには「家族風呂60分」もセットになっていて、キャンプ×お風呂の組み合わせをしっかり楽しめる。
  • 料金のイメージ:
    テントサイトの詳細料金は、問い合わせや予約時に確認してもらうとして、
    公式記事にまとまっているトレーラーハウスプランの料金はこんな感じ。

    • トレーラーハウス一棟貸し:25,000円/泊
    • 入村料:大人(高校生以上)500円/人、小中学生250円/人、未就学児無料
    • 駐車場:車1台無料、2台目以降は500円/台

    ▶ 料金記載ページ:トレーラーハウス料金案内
    料金やプラン内容はアップデートされる可能性もあるので、予約前に必ず公式サイトで最新情報をチェックしてほしい。

  • イベント・アクティビティ:
    KARACOが面白いのは、「ただのキャンプ場」で終わってないところ。公式ブログを見ると、

    「今日は普通にキャンプ」「次はイベントに合わせて来る」「仲間内で貸し切ってキャンプフェスごっこ」みたいに、
    何回も違う遊び方ができるキャンプ場っていうのが、KARACOの面白さだと思う。

  • おすすめ季節:
    春・秋:個人的にはベストシーズン。昼はTシャツで過ごせる日も多いし、夜はちょい冷えくらいで焚き火がちょうどいい。
    冬:空気がキリッと澄んで、星空+橘湾の夜景+雲仙のシルエットが組み合わさる。トレーラーハウスや電源活用スタイルと相性抜群。
    夏:海側のキャンプと比べると、標高のおかげで夜は意外と涼しい。昼間はスキューバやマルシェイベントなど「遊び多め」な季節。
  • 焚き火:
    ・サイトの地面はしっかりしていて、焚き火台+耐火シートがあれば問題なく楽しめるタイプ。
    ・山と海の間のロケーションゆえに、風向きが変わりやすいので、焚き火台は低め+風防ありだと安心。
    ・イベントレポの写真でも、各サイトで焚き火とランタンの灯りがきれいに並んでいて、「あ、このキャンプ場は焚き火が主役になれる場所だな」と感じた。

KARACO CAMP VILLAGEについて、友だちによく聞かれること

Q. 「海キャンプ」と「山キャンプ」のどっちに近い?

体感としては「ちょうど真ん中」って感じ。
サイトからは橘湾を見下ろせるし、空気の抜け方は海キャンプ寄り。
一方で、背中側には雲仙の山並みが控えていて、夜はしっかり冷え込む日もあるから、装備的には山キャンプ基準で見ておいたほうが安心。
「海も見たいし、涼しくて星も濃いところがいい」というワガママを叶えてくれるタイプの場所だね。

Q. キャンプ初心者を連れて行っても大丈夫?それとも上級者向け?

個人的には、「キャンプ2〜3回目くらいから最高にハマるタイプ」のキャンプ場だと思う。
トレーラーハウスプランなら、テントを持っていない人でもエアコン・冷蔵庫・キッチン・家族風呂付きでかなり快適に過ごせるし、
テントサイト組も、車でアクセスしやすく、場内の雰囲気も穏やかでビギナーに優しい。
最初の一回を完全な「ド」初心者で行くなら、トレーラーハウスから入るのが一番安心かな。

Q. トレーラーハウスって、実際どう?“なんちゃって”じゃなくてちゃんと快適?

公式記事の設備一覧を見る限り、これはもう「ほぼ動くホテルの一室」だと思っていい。
・エアコン・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯ジャー・ケトル・ガスコンロ
・ベッド+二段ベッド+テーブル
・各種アメニティや日用品も完備
という構成で、「キャンプしながら、ちゃんと寝返り打てるベッドで寝たい」という欲望も満たしてくれる。
「キャンプ場の空気を味わいつつ、寝床と道具は安心安全」っていう意味で、ファミリーやカップルにはかなり相性いいと思う。

Q. 風や天候ってシビア?雲仙の近くだし、ちょっと怖いイメージも…

山と海の間にあるから、「風向きの変化が分かりやすいキャンプ場」って感じ。
暴風でどうにもならない日もゼロじゃないけど、それはどのキャンプ場も同じで、
KARACOに限って「特別に危ない」という印象はないかな。
僕がやってる対策としては、

  • タープはロースタイルで張れるセットを持っていく
  • 30cm前後の鍛造ペグをメインに、数は多めに
  • テント設営前に数分風を観察して、風上にテント・風下側に焚き火という位置関係をちゃんと決める

この3つさえ意識しておけば、かなり安心して楽しめるはず。

Q. ファミリー・グループで貸し切って遊ぶのってアリ?

めちゃくちゃアリ。
公式がそもそも貸し切りプランを推していて、社員旅行・オフ会・車のミーティング・イベント利用などの実例が紹介されている。
「場内を全部使ってBBQ・焚き火・テント・トレーラーハウス・イベント」を一気に楽しめるので、
「半分キャンプフェス」みたいなことをやりたい人たちにはドンピシャだと思う。

Q. ソロで行っても浮かない?イベント多いと落ち着かないかな…

ソロも全然アリ。
週末のレポでも、ファミリーやカップルの横で、バイクソロや一人用テントを張っている人たちの写真があって、
「いろんなキャンプスタイルが同居している場」という感じが強い。
「今日はイベントでワイワイ」「今日は静かにソロで焚き火だけ」という使い分けもできるので、
イベントスケジュールを見ながら、自分の気分に合う日程を選ぶのがおすすめだね。

「海キャンプも山キャンプも好きで、一晩で両方の“おいしいところ”を味わいたい」
そんな欲張りなキャンプ欲が芽生えてきたら、KARACO CAMP VILLAGEはかなり本命の一つになるはず。
焚き火の炎を挟んで、橘湾と雲仙のシルエットを同時に眺める夜は、一回体験するとけっこう忘れられないよ。

3. 絶景キャンプ場11カ所の「比較表」


ここまで読んで、きっとこう思ったはずなんだよね。
「どこも良さそうなんだけど、結局どこ選べばいいの…?」って。

正直、僕もスケジュール帳とにらめっこしながら同じことを考えてるタイプです。
「今日は風つよそうだから外海はやめとくか」とか、「せっかく福岡まで出るなら平戸まで足伸ばしたいよな」とか、
キャンプ場選びって、半分は旅の妄想タイムなんだよね。

そこで、僕が実際に回ってきた感覚と、
各キャンプ場の公式サイトや自治体の情報(予約条件・アクセス・営業情報など)をもとに、
「アクセス」「おすすめ季節」「注意点」「焚き火のしやすさ」を一覧にまとめたのが、この比較表です。

ざっくり言うと、

  • 遠征してでも「海ドーン!」を味わいたい人は → 中瀬草原/WESTEND CAMP/SUN SEA あたり
  • アクセス重視&ファミリー安心感重視なら → 四本堂公園/西海橋オートキャンプ場/結の浜
  • 「素の海」と向き合いたいソロ・玄人寄りなら → 尻久砂里/白浜キャンプ場
  • アクティビティも全部盛りで遊び倒したいなら → 高島ふれあい/かづさオートキャンプ場
  • 海と山、両方の“おいしいとこ取り”がしたいなら → KARACO CAMP VILLAGE

という感じのイメージで見てもらえると、だいぶ選びやすくなると思う。

一応、アクセスや予約ルールは、各キャンプ場の最新の公式情報をベースにしてあります。
(例:中瀬草原キャンプ場の予約は「2か月先まで」ルール → 公式予約ページ で要確認/
WESTEND CAMP のサイト構成・利用規約 → 公式サイト
四本堂公園キャンプ場の区画・炉付きサイト情報 → 指定管理会社ページ など)

とはいえ、キャンプ場のルールや料金はちょこちょこ変わるので、
「よし、ここ行こう」と決めたら、かならず一度は公式サイトや自治体サイトをチェックしてみてほしい。
リンクを軽く貼っておくと、こんな感じです:

で、そのうえで、僕なりの「ざっくり印象」を少しだけ補足すると——

  • 風と引き換えに景色を取るか?
    中瀬草原・WESTEND・SUN SEA は、とにかく景色がバグってるかわりに、風との付き合い方がすべて。
    「タープ低め・鍛造ペグ多め・焚き火は小さく丁寧に」が守れるなら、一気にご褒美キャンプに化ける。
  • 「初めての長崎海キャンプ」ならどこ?
    迷ったら、西海橋オートキャンプ場か四本堂公園キャンプ場あたりから入るのが無難。
    アクセス良し、設備も整いすぎず不足もなし、海は穏やか寄り。
    海キャンプの“基準値”をここで作っておくと、ほかのキャンプ場の個性も感じやすくなると思う。
  • 「静けさガチ勢」はどこ狙う?
    尻久砂里と白浜キャンプ場は、ハマる人にはドンピシャ。
    風・波・砂、どれも「ちゃんと自然」が相手だから、装備とメンタルはちょっとだけタフなほうがいい。
    そのかわり、ハマった日の夜の静けさは、本当に忘れられないレベル。
  • アクティビティ込みで“旅キャンプ”したいなら?
    高島ふれあいは「フェリー+島時間」、かづさは「イルカウォッチング+釣り+海水浴」。
    どっちも“キャンプだけで完結させない”タイプの旅をしたいときに最高のベースになる。
  • 「一晩で海も山も欲しい」欲張りさんへ
    KARACO CAMP VILLAGEは、海も見えるし、雲仙の山並みも眺められるし、星も濃い。
    海か山か決めきれないときは、ここを選ぶとだいたい丸く収まる。

キャンプ場選びに「正解」はないけれど、
「いまの自分のコンディション」と「そのときの天気」と「一緒に行く人」で、ベストな場所は変わってきます。

この比較表を見ながら、
「じゃあ次の三連休はここ行って、タープは低めで張って、夜はあの海を見ながら焚き火しようかな」
って、ニヤニヤしてもらえたら、この記事を書いた甲斐があるなと思ってる。

キャンプ場 アクセス(九州外目線) おすすめ季節 注意点(風・波・予約) 焚き火しやすさ
中瀬草原キャンプ場 福岡空港→車約2時間40分 春・秋・冬 高台で風が強い日多め/予約は2か月先まで ◎(広いサイト・風防推奨)
WESTEND CAMP 福岡空港→約2時間20分 秋〜冬の夕日/夏も◎ 海風が強い日あり/人気区画は早め予約 ◎(区画広め・キャビンもあり)
SUN SEA 福岡空港→約2時間50分 初夏〜秋/星狙いは冬 風次第でタープが煽られやすい ○(風向きに注意)
四本堂公園キャンプ場 長崎空港→約40分 春・秋 休日はファミリー多め ◎(炉付きサイトもあり)
西海橋オートキャンプ場 長崎空港→約50分/佐世保→約15分 通年 人気で週末予約が埋まりやすい ◎(全サイト車横付け)
尻久砂里海浜公園 長崎市→約1時間10分 春・秋 大潮&強風の日は波音・風が強い ○(耐火シート必須)
高島ふれあいキャンプ場 長崎港→フェリー約35分 夏/春秋 フェリー時間・買い物の事前準備が必須 ○(風向きに注意)
結の浜マリンパーク 長崎空港→約45分 夏/春秋は穴場 夏はビーチ含め混雑しがち ○(砂地は脚の沈み対策を)
白浜キャンプ場 長崎市→約1時間50分 春〜秋 砂&風への対策必須 ○(低め焚き火台推奨)
かづさオートキャンプ場 長崎市→約1時間40分 通年 観光シーズンはやや混雑 ◎(区画広くレイアウト自由)
KARACO CAMP VILLAGE 長崎空港→約1時間20分 春秋/冬の星空 山×海ゆえ天候変化に注意 ◎(地面安定・焚き火OK区画)

4. 長崎の海キャンプで失敗しないためのポイント

ここまで「長崎の海キャンプ最高!」って話ばっかりしてきたけど、
同時にずっと頭の片隅にあるのが、「海はテンション上がるけど、ナメたら普通に痛い目見る」ってことなんだよね。

僕自身、最初の頃は

  • 中瀬草原でタープをハイスタイルに張って、夜中にバインバインに煽られて結局撤収したり
  • 尻久砂里で砂を甘く見て、ペグが抜けまくってレイアウト総やり直しになったり
  • 高島から帰ってきて、洗うのをサボったペグが1週間後にサビサビになってて絶望したり

と、まあまあ派手にやらかしてます。笑

なのでここからは、「長崎の海で、できるだけ失敗を減らすためのリアルなポイント」を、
僕の実体験+公式情報ベースでまとめておきます。

4-1. 風を“例外”じゃなくて“前提”にしておく

長崎の海キャンプでいちばん大事なのは、
「今日は風が吹くものだ」と、最初から思っておくこと。

気象庁の天気予報でも、沿岸部や海上の「風・波」の情報は必ず出ています。
▶ 気象庁|天気予報トップ:https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#element=forecast
▶ 海上予報・海の安全情報:https://www.jma.go.jp/jp/kaikyo/

海沿いキャンプ場に行く日は、出発前に最低でも:

  • エリアの風速(できれば「最大瞬間風速」も)
  • 風向き(北風か南風か)

この2つだけはチェックしておくのをおすすめします。

そのうえで、ギア選びも「風ありき」仕様にしておくと、現地でのストレスがかなり減ります。

  • タープ:
    ・ハイポールでドーン!より、「低く・しっかり張れる」ヘキサ or レクタが安心。
    ・中瀬草原やWESTEND、SUN SEAみたいな高台・岬・外海寄りのサイトは、特にロースタイル前提で考えておいたほうがいいです。
  • ガイロープ:
    ・「付属の本数だけ」だと足りないことが多いので、追加ガイロープを数本持っておくとだいぶ違う。
    ・左右からもテンションをかける“八の字張り”を覚えておくと、風の日にめちゃくちゃ役立ちます。
  • ペグ:
    ・基本は30cm前後の鍛造ペグ(ソリステ系)をメインに。
    ・西海橋オートや四本堂みたいな芝・土サイトでは、これが一番の安心材料になります。
  • 焚き火台:
    ・「炎が高く上がる縦長タイプ」より、低め&重心が安定しているタイプが海キャンプ向き。
    ・風防(ウインドスクリーン)を一枚足すだけでも、炎の暴れ方と火の粉の飛び方がぜんぜん違うので、海沿いに行く人は1セット持っておいて損なし。

あと、これは何回か痛い目みて学んだんですが、
「風がヤバそうな日は、タープを張らない」という選択肢も全然アリです。

シェルター型テント or 前室が広めのテント一つに絞って、
焚き火も「小さく・長く」楽しむスタイルに切り替えると、
「風との戦い」から「風と共存するキャンプ」に一気に変わります。

4-2. 「そのキャンプ場の地面」をイメージして、ペグを持ち分ける

長崎の海キャンプがちょっとややこしいのは、
キャンプ場ごとに地面のタイプがかなり違うこと。

  • 中瀬草原・西海橋・四本堂・かづさ → 芝生メイン(+一部土)
  • 尻久砂里・白浜・結の浜 → 砂地+芝 or 松林の根っこ
  • 高島ふれあい → 砂浜寄りのキャンプ場併設型
  • KARACO → しっかりした土サイト寄り

このあたりは、各キャンプ場の公式サイトや、自治体・観光サイトの写真を見ると、地面の雰囲気がある程度わかります。

この“地面のクセ”を踏まえて、ペグはこんな感じで持ち分けると安心です。

  • 芝・土サイト(西海橋・四本堂・かづさ・KARACOなど)
    30cmクラスの鍛造ペグがメイン。
    しっかり叩き込めば、風速7〜8mくらいまではかなり踏ん張ってくれます。
  • 砂地寄りのサイト(尻久砂里・白浜・結の浜・高島ふれあいなど)
    長めのサンドペグ+荷重の組み合わせが安定。
    僕は、

    • 長めのプラペグ or アルミ製サンドペグ
    • 木材(2×4カット材)や砂袋・ペグハンマーで「デッドマンアンカー」風に埋める

    みたいな感じで、「砂を味方につけるペグダウン」を意識しています。

  • 固め・砂利まじりのサイト(場所によって)
    → 鍛造ペグだけだと刺さりづらいこともあるので、
    細めのチタンペグやスチールペグを数本混ぜておくと、「ここだけ刺さらない!」ってときに助かります。

個人的な経験で言うと、
「鍛造ペグ一式+サンドペグ数本+細めペグ数本」の3種類セットさえあれば、
長崎の海キャンプ場で「ペグ足りない問題」に困ることはほぼないと思います。

4-3. 塩・湿気・砂と、どう仲良く付き合うか問題

海キャンプをやり込んでいくと、みんな一度はぶち当たるのが、
「あれ?焚き火台、こんなにサビてたっけ?」問題です。笑

長崎の沿岸部や離島は、とにかく塩分と湿気が濃い。
気象庁のデータでも、長崎地方(特に沿岸部)は年間を通して湿度が高めで、
海からの塩分を含んだ風が吹きやすいエリアだとされています。
▶ 気象庁|長崎県の気象特性:各地の気候(長崎地方気象台資料へのリンクあり)

ここをナメると、

  • ペグがガッツリ赤サビ
  • 焚き火台のヒンジが固着
  • テントのポールに白い塩ふき

みたいな悲しい事件が起きます。(全部やりました…)

なので、海キャンプに行くときは、事前&事後ケアもセットでキャンプ計画に入れておくのがおすすめです。

◆ 事前にできること

  • 素材選びをちょっとだけ意識する
    ・焚き火台:ステンレス or チタン製だと、鉄よりサビにくい。
    ・カトラリー・クッカー:海キャンプ用はステンレス or チタンを優先。
    ・ペグ:全部をステンレスにする必要はないけど、「海用ペグ」を数本決めておくとメンテしやすいです。
  • ギアを詰め込みすぎない
    → 砂・塩・湿気でどうしても汚れるので、
    「今日はこのセットだけ持っていく」というミニマム編成のほうが、帰ってからのケアがだいぶ楽。

◆ 帰宅後にやっておくと、本気で寿命が変わること

  • 焚き火台・ペグ・金属パーツは、いったん全部「真水シャワー」
    ・お風呂場 or 外のホースで、塩と砂をしっかり洗い流す
    ・特にヒンジ部分・ネジ・ペグの溝に砂が詰まりやすいので、指やブラシで軽くこすりながら洗うと◎。
  • テント・タープ・ロープ類は、ちゃんと乾かす日をつくる
    ・長崎みたいな多湿エリアだと、「ちょっと湿ってるけどまあいっか」はカビのもと。
    ・翌日か翌々日に、ベランダや庭・室内の陰干しで“完全乾燥デー”を確保しておくと安心です。
  • サビそうなところだけ、オイルでひと撫で
    ・ペグやナイフ、金属パーツの可動部は、シリコンスプレー or 防錆オイルを軽く一吹きしておくと、次回がめちゃくちゃ楽になります。

「うわ、めんどくさそう…」って思うかもしれないけど、
そのほんの30分・1時間のおかげで、

  • 「あ、この焚き火台、まだまだ長崎の海に連れていけるな」
  • 「ペグ、ぜんぜん曲がってないしサビてないじゃん」

みたいな、ちょっとした喜びが続くので、
「海キャンプは、帰ってからのメンテ込みで一泊二日」くらいの感覚で構えておくとちょうどいいと思います。


このあと、よくある質問もまとめようと思えばいくらでも書けるんですが、
ひとまず「風・地面・塩と湿気」さえ意識しておけば、
長崎の海キャンプはかなり失敗率が下がります。

あとはもう、「どの海で焚き火をするか」を決めるだけ。
この記事を読み終わったタイミングで、気になるキャンプ場の公式サイトを1つだけ開いて、
予約ページまでたどり着いてみてください。

そこから先は、もうキャンプ旅の始まりなので。

5. 海キャンプの焚き火ガイド ― 安全性と“美しさ”の両立

海キャンプの主役は「海」と「焚き火」だと思ってます。
でも、この2つはテンションを上げてくれる相棒であると同時に、扱いをミスると一瞬で“事故の火種”にもなる存在なんですよね。

僕自身、最初のころは

  • 風向きを甘く見て、タープのすぐ横で焚き火してヒヤッとしたり
  • 耐火シートをケチって、翌朝サイトを見たら芝がこんがり色づいてて血の気が引いたり
  • 「まあ大丈夫っしょ」と油断して、炭の残り火が朝まで生きてたのを見てゾッとしたり

と、反省エピソードには事欠きません。
だからこそ、「ちゃんと安全で」「ちゃんとカッコいい焚き火」の両立は、海キャンプを楽しむうえでめちゃくちゃ大事だと感じています。

ここでは、僕の失敗談+キャンプ場のルール+公式情報をベースに、
長崎の海で焚き火を楽しむときに意識しておきたいポイントをまとめておきます。


5-1. 耐火シートはマナーじゃなくて“必需品”だと思っておく

まず大前提として、焚き火台+耐火シートは、いまやほとんどのキャンプ場で「マナー」ではなく必須装備です。

キャンプ系の情報サイトや焚き火マナー解説でも、

  • 直火OKなキャンプ場はごく一部に限られる
  • 多くのキャンプ場では「焚き火台を使用」「芝や地面を守るための養生(耐火シートなど)」がルールとして明記されている

といったことが繰り返し書かれています。
▶ 焚き火と直火のルール解説(日本のキャンプ場事情のまとめ):
https://motto-shiritai.com/direct-fire/

実際、長崎の海キャンプ場を見ても、

  • 中瀬草原キャンプ場:直火NG → 焚き火台+耐火シート必須(公式サイトに注意書きあり)
    ▶ 中瀬草原キャンプ場 公式:https://nakazekamp.com/
  • WESTEND CAMP:利用規約で直火禁止・焚き火のルールを明記
    ▶ WESTEND CAMP 利用規約:https://westend-camp.jp/利用規約
  • 四本堂公園キャンプ場:炉付きサイト以外は直火不可 → 焚き火台を使用
    ▶ 四本堂公園 キャンプ案内(指定管理):https://s-gm.jp/pages/18/

…といった感じで、「耐火シートまで含めてセットで焚き火」という考え方がスタンダードになっています。

僕の感覚だと、耐火シートには大きく3つの役割があります。

  • ① 地面・芝生を守る
    → 炭や熾火がポロッと落ちても、すぐに地面が焦げない。
    海キャンプ場は芝や砂地の管理が大変なので、ここを雑にすると本気で印象が悪くなります。
  • ② 火の粉・灰の“着地点”をコントロールする
    → 海風で火の粉が飛んでも、ある程度の範囲で受け止めてくれる。
    焚き火消火後の「灰集め」もシートの上なら一瞬で終わります。
  • ③ 自分のギアを守る
    → 焚き火台の脚が砂に埋もれるのを防げるし、熱が抜けにくい地面ではシートが断熱材代わりになることもある。

「耐火シートって本当に必要…?」と悩んでいる人に対しては、
「もう焚き火台とセットで1軍装備にしてしまおう」と全力で推したいです。


5-2. 海風と焚き火はセット。風向きで“安全な絵”をつくる

海辺のキャンプ場で焚き火をしていると、
炎がまっすぐ上じゃなくて、横にスーッと流れていく瞬間が必ずあります。

これはこれで写真映えするんだけど、同時に、

  • 火の粉が風下に一気に飛ぶ
  • 風下側のタープ・テント・チェア・ギア袋が被弾しやすくなる

というリスクも抱えている状態でもあります。

なので僕は、サイトインして最初の5分くらいは「風観察タイム」に使うようにしています。

  • 焚き火台をどっち側に置くか
  • テントの出入口はどの向きにするか
  • タープは本当に必要なのか/張るならどの高さか

これを風向き基準で決めるだけで、その日の安心感がかなり変わります。

基本的な考え方はシンプルで、

  • 風上側にテントやタープ
  • 風下側に焚き火台(ただし風下ギリギリではなく、少し余白を取る)
  • 風下側には薪・ガス缶・ギアの袋・衣類など可燃物を置かない

これだけ守るだけでも、「あ、やばい燃えそう!」ってヒヤッとする瞬間はかなり減ります。

さらに、海風がそれなりに吹いている日は、焚き火台側のセッティングも風仕様に切り替えます。

  • 焚き火台は低め・重心低めのモデルを使う
  • 薪は“縦に積む”より“寝かせ気味”にして炎を高くしすぎない
  • 風防(ウインドスクリーン)を焚き火台の風上側に立てる

特に砂地のサイト(尻久砂里・白浜・結の浜・高島ふれあいなど)では、

  • 焚き火台の脚が沈まないように板やアルミテーブルをかませる
  • その上に耐火シートを敷いて焚き火台を乗せる

という二重構造にしておくと、安定感が一気に上がります。

法律面で言うと、日本では「焚き火そのもの」を直接禁止する法律はない一方で、
周囲に燃え移るような焚き火は「火災予防条例」などで問題になるケースもあると解説されています。
▶ 焚き火と法律の関係(関連法令まとめ):https://jmtf.jp/manners/low/

要するに、

  • キャンプ場のルールを守る
  • 風向き・風速に応じて焚き火のサイズを調整する
  • 「この配置で、もし何かあってもすぐ消せる?」と自分に問いかけてから火をつける

この3つさえ押さえておけば、「美しい焚き火」と「安全な焚き火」はちゃんと両立できると感じています。


5-3. 夕暮れ〜夜の焚き火は、“情報オフ”の時間にしてみる

最後は、ちょっとメンタル寄りの話も。

長崎の海キャンプで、僕がいちばん好きな焚き火タイムは、
「夕焼けが終わって、空が紺色に変わっていく時間帯」です。

たとえば、WESTEND CAMPやSUN SEA、中瀬草原みたいな西向きの海だと、

  • 夕日が海に落ちる
  • そのあと、水平線がオレンジ→ピンク→紫→濃紺とグラデーションしていく
  • 海と空の境目がだんだん分からなくなっていく

…という変化が、目の前でゆっくり進行していきます。

このタイミングで焚き火に火を入れると、
「空と海の色が暗くなればなるほど、焚き火のオレンジが主役になっていく」んですよね。

僕はこの時間帯だけは、意識的に

  • スマホをテントか車の中に置く
  • BGMも一回切って、波の音と焚き火の音だけにする

という“情報オフ・焚き火オンリー”の時間にしています。

焚き火の炎って、スマホみたいに情報は何もくれないけど、
なぜかじっと見ていると、

  • 「今日もちゃんと遊んだな」
  • 「明日はどこで焚き火しようかな」

みたいな、シンプルだけど前向きな感情だけが残るんですよね。

長崎の海キャンプ場は、

  • 外海のダイナミックな波音(中瀬草原・WESTEND・SUN SEA・尻久砂里・白浜など)
  • 大村湾の穏やかな水面(四本堂・西海橋・結の浜など)
  • フェリーやイルカウォッチングの船が遠くを行き来する音(高島・かづさなど)

それぞれ「焚き火と相性がいい音」が違います。

どうせなら、そのキャンプ場でしか聴こえない音をBGMにして、
「焚き火の前だけは、情報も時間も一回リセットする」って決めてみるのもアリだと思う。

安全面さえきっちり押さえておけば、
あとはもう、炎の揺れと海の音に、ただ身を任せるだけでいいので。

6. まとめ ― 長崎の海は“心のノイズ”を消してくれる

ここまで読んでくれているなら、きっとあなたの頭の中には、
中瀬草原の大草原とか、WESTENDの夕日とか、尻久砂里のエメラルドグリーンとか、いろんな景色がぐるぐるしてるはず。

長崎には、本当に“キャラの違う”海キャンプ場がぎゅっと詰まっています。

  • 風と海を全身で浴びる高台キャンプの中瀬草原キャンプ場WESTEND CAMP
    └ 「今日は風が本気だな」と思いながら、タープを低く張ったり、あえて焚き火だけに絞ったりできる場所。
    ▶ 中瀬草原公式:https://nakazekamp.com/
    ▶ WESTEND CAMP公式:https://westend-camp.jp/
  • 穏やかな湾と島影に抱かれる四本堂公園キャンプ場西海橋オートキャンプ場
    └ 大村湾の静かな水面と、ゆるい斜面・広いサイト。「ガツガツ遊ぶ」というより、落ち着いてキャンプそのものを味わえるフィールド。
    ▶ 四本堂公園キャンプ案内(指定管理):https://s-gm.jp/pages/18/
    ▶ 西海橋オートキャンプ場公式:https://www.saikaibashi-ac.com/
  • 素のままの海と向き合う尻久砂里海浜公園キャンプ場白浜キャンプ場
    └ 風・波・砂、ぜんぶ「自然本気モード」と向き合うタイプの場所。静かな平日に行くと、ソロキャンパーにはご褒美レベルの時間が流れる。
    ▶ 尻久砂里公式:https://www.shirikusari.com/
    ▶ 白浜キャンプ場(南島原市公式):https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0031608/index.html
  • 海遊び×キャンプをフルに楽しめる結の浜マリンパークかづさオートキャンプ場高島ふれあいキャンプ場
    └ 「海水浴もしたいし、釣りもしたいし、BBQもしたいし、でもちゃんとキャンプもしたい」というワガママを全部受け止めてくれる万能系。
    ▶ 結の浜(諫早観光):https://www.isahaya-kankou.com/spot?mid=679
    ▶ かづさオートキャンプ場(南島原市公式):https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0031604/index.html
    ▶ 高島ふれあいキャンプ場(高島観光):https://www.kanko-takashima.com/tomaru/tomaru02/
  • 海と山の狭間を味わうKARACO CAMP VILLAGE
    └ 橘湾の向こうに海、背中に雲仙の山並み。海キャンプと山キャンプの“おいしいとこ取り”を一晩で味わえるハイブリッドなロケーション。
    ▶ KARACO CAMP VILLAGE公式:https://karaco-camp-village.3professionals.com/

僕が実際に回ってきて、一番強く感じている共通点は、
どの場所も、最終的には「焚き火」と「海の静けさ」に行き着くってことです。

中瀬草原で、夜中の風が強すぎてタープを畳んで、
テント前でちっちゃい焚き火だけを残した夜がありました。
風と炎の音だけ聞きながら、「あ、これはこれで最高だな」と思ったのをよく覚えています。

尻久砂里では、波がちょっとだけ荒い日で、
「ドン…ドン…」っていう低い波の音と、パチパチ燃える熾火だけの時間帯があって、
そのときは本当に、頭の中のチェックリストが一個ずつ消えていく感覚がありました。

高島では、日中に海で遊び切って、
夕方、まだ少し塩が残った髪のまま焚き火の前に座ってビールをひと口。
潮の匂いと薪の匂いが混ざったあの空気は、今でもたまにふっと思い出します。

長崎の海キャンプ場って、派手なアトラクションがあるわけじゃないんです。
でも、

  • 焚き火のパチパチという音
  • 波のリズム
  • ときどき聞こえる船のエンジン音

みたいな、「小さいけどずっと続く音」が、心の中のざわざわを少しずつ削っていってくれる感覚がある。

もし今、

  • 「ちょっと疲れたな」
  • 「一回ちゃんと深呼吸したい」
  • 「頭の中がずっと騒がしくて落ち着かない」

そんなふうに感じているなら、
長崎のどこかの海辺で、焚き火をひとつだけ焚いてみてほしいです。

炎が落ち着いて、熾火だけになって、
海の音と自分の呼吸だけが聞こえる時間帯がきたとき、
「あれ、さっきまで悩んでたこと、今はどうでもいいかも」って思える瞬間が、きっと一回は来ます。

その感覚を知ってしまうと、
きっとあなたも、僕と同じようにスケジュール帳を見ながら、

  • 「次の新月、どこで焚き火しようかな」
  • 「今回は風が弱そうだから、久しぶりに外海側いっとくか」

なんてニヤニヤし始めるはず。

この記事のどこか一行でも、あなたの「次のキャンプどこ行こうかな」に
ちょっとだけ火をつけることができたなら、書いたかいがありました。

あとはもう、気になったキャンプ場の公式サイトを一つ開いて、
「予約」のボタンまで辿り着いてみてください。
そこから先は、もうキャンプ旅の始まりなので。

7. FAQ:長崎の海キャンプに関するよくある質問

ここからは、僕が友だちにめちゃくちゃ聞かれることをそのままQ&Aにしておきます。
「これ、自分も気になってたやつだ…」ってなったら、そのまま次のキャンプ計画に使ってもらってOKです。


Q1. 長崎で「初心者におすすめの海キャンプ場」はどこ?

「とにかく最初の一回で変なトラブルは起こしたくない!」って人には、僕はいつもこの2つを推しています。

  • 西海橋オートキャンプ場
    ・全サイト車横付けOKで、荷物運びのストレスがほぼゼロ。
    ・サイトも広めで、レイアウトの失敗が少ない。
    ・トイレ&炊事場がきちんと管理されていて、キャンプビギナーでも「うわ、キツ…」ってなりにくいバランス。
    僕も「キャンプ初めて」の友人を連れていくときは、かなり高確率でここを選びます。
    ▶ 公式:西海橋オートキャンプ場 公式サイト
  • 四本堂公園キャンプ場
    ・オートサイト+一般サイトがあって、炉付きサイトを選べば「焚き火の場所」に悩まなくていい。
    ・大村湾側で波が穏やか、サイトも公園内で雰囲気が柔らかい。
    ・「海キャンプが初めて」「子ども連れでまずは様子を見たい」というケースには本当にちょうどいいです。
    ▶ キャンプ案内(指定管理):四本堂公園 キャンプ/バーベキュー

どちらも、公式サイトに最新の料金・予約方法・マップが載っているので、
「ここ良さそう!」と思ったらまず公式を一回チェックしてみてください。
特に西海橋は予約は電話のみなので、週末や連休の空き状況は電話で聞くのが一番早いです。


Q2. 風が強いときのタープ設営のコツは?

これはもう、過去の自分に向けて言いたい。
「海でハイタープは、だいたいロマンかフラグかどっちかだ」って。笑

長崎の海沿いは、本当に「風が吹くのがデフォ」なので、タープはこう考えると楽になります。

  • ポールは“低めスタート”が正解
    最初からインスタ映えみたいなハイポールで張らない。
    まずは腰〜胸くらいの高さでロースタイルに張って、風の様子を見てから微調整するほうが、結果的に崩壊しにくいです。
  • 風上側にロープを足す
    四隅+センターだけじゃなくて、風上側にガイロープを追加しておくと安定感が段違い。
    ペグも30cmクラスの鍛造ペグで、しっかり斜めに打ち込むのがポイント。
  • 「タープを張らない」という選択肢も持っておく
    中瀬草原やSUN SEA、WESTENDみたいな高台・外海寄りの場所は、
    風速がやばそうな日はタープを諦めて、シェルター型テント+前室だけで完結させるのも全然アリ。
    僕も一度、夜中にタープがバッサバサに煽られて、眠れなさすぎて撤収したことがあります…。
    あのとき「最初から張らなきゃよかった」と本気で思いました。笑

風が読みにくい日は、現地についてから5分だけ風を眺めて、風上と風下をちゃんと決める
このひと手間で、その日の快適度がかなり変わります。


Q3. 海沿いでも焚き火は本当に安全?

結論から言うと、ちゃんと準備すれば安全に楽しめるし、準備サボると一気に危険度が上がる、そんなジャンルです。

僕が「海沿い焚き火の最低ライン」としているのはこのあたり。

  • 焚き火台+耐火シートは絶対セット
    ・芝生や砂地を焦がさないためのマナーでもあるし、
    ・風で炎が流れたときに延焼しにくい“ゾーン”をつくる役目もあります。
    直火OKの場所(かづさの野外炉・四本堂の炉付きサイトなど)でも、
    ルールと指定場所は必ず守りましょう。
  • 風下に“絶対に燃えてほしくないもの”を置かない
    ・タープ・テント・ギアの袋・予備の薪などを、炎の風下ラインから外すのが鉄則。
    ・風が変わったら、レイアウトもその都度調整してOKです。
  • 消火セットは「雰囲気」じゃなくて本気で準備
    ・バケツ or 大きめのウォータージャグにたっぷりの水
    ・火消し壺があればベストですが、ない場合も完全に白い灰になるまで付き合う覚悟は持っておきたいところ。

キャンプ場の利用規約や、自治体の公式情報でも、だいたい「直火禁止」「焚き火台使用」「消火・後片付け徹底」の注意書きが載っています。

「ここまでやっても大丈夫かな?」くらい慎重に構えたほうが、
結果的に安心して焚き火の“美しさ”に集中できるので、ぜひガチ装備で行きましょう。


Q4. ソロで静かに過ごしたいときのおすすめは?

これはもう、どんなソロキャンプがしたいかでちょっと変わります。

  • 「とにかく海と焚き火だけでいい」タイプのソロ
    尻久砂里海浜公園キャンプ場白浜キャンプ場
    ・平日やオンシーズン外すと、ほんっとに静か。
    ・波音と焚き火と、ときどき船の音だけ、みたいな夜があります。
    僕も一度、白浜で誰とも一言もしゃべらずに1泊して、
    「あ、ちゃんと電池チャージできたな」って帰り道に思いました。
    ▶ 尻久砂里公式:https://www.shirikusari.com/
    ▶ 白浜キャンプ場(南島原市公式):https://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji0031608/index.html
  • 「絶景も欲しいし、ちょっと人の気配もあって安心したい」ソロ
    中瀬草原キャンプ場のソロ利用/SUN SEAの展望サイトなど
    ・視界が一気に開けていて、海と空の大きさに圧倒されるタイプ。
    ・完全ボッチじゃないけど、干渉はされない距離感がちょうどいいです。
    ▶ 中瀬草原キャンプ場:https://nakazekamp.com/
    ▶ SUN SEA(御崎野営場):https://gattarai.com/camp/

静けさ重視なら、どこを選ぶにしても「平日」「オンシーズンをちょっとズラす(9〜10月・3〜4月あたり)」の2つを意識すると、満足度がかなり上がります。


Q5. 通年営業?冬でもキャンプできる?

「冬の海キャンプって、正直どうなの?」ってよく聞かれますが、
僕は「むしろ一度は冬にやってほしい」派です。

ただし、これはキャンプ場ごとに営業期間と設備が違うので、必ず公式情報を確認してください。

冬キャンプのリアルとしては、

  • 海風は普通に冷たい(油断すると一気に体温奪われる)
  • その代わり、星空と空気の透明感は本当に別物
  • 焚き火のありがたみが3倍増しになる

って感じです。
電源付きサイト(西海橋・かづさ・KARACOなど)+冬装備で行くと、かなり快適に楽しめます。

「冬も攻めたいな」と思ったら、
・行きたいキャンプ場の公式サイトや自治体ページで営業期間をチェック
・できれば電話一本入れて営業状況と路面状況も聞いておく
この2ステップだけ踏んでおくと安心です。


もしこのFAQ以外にも「これ聞いていいのかな?」みたいな疑問があったら、
キャンプ場の管理人さんや自治体の観光課に直接聞くのが一番確実です。
みんな、海とキャンプが好きな人たちなので、けっこう親身に教えてくれますよ。

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9. 情報ソース・参考リンク

このnoteは、僕の実体験ベースの感想だけじゃなくて、
「ちゃんと現地で使える一次情報」を土台にして書いています。

キャンプ場の所在地・料金・予約方法・営業期間・ルールまわりは、
すべて公式サイト or 自治体・公的な観光サイトを確認してから反映しています。
とはいえ、アウトドア施設はときどきルール変更が入るので、
実際に行くときは、必ず一度リンク先の最新情報をチェックしてもらえると安心です。

9-1. キャンプ場公式サイト

9-2. 自治体・観光公式サイト

各キャンプ場の「位置づけ」や、「元は市営キャンプ場だった場所」「管理者変更の経緯」などは、
自治体や公式観光サイトの情報もあわせて確認しています。

9-3. 天気・海況・安全情報

風や波の話、季節ごとの傾向について書いている部分は、
自分の体感に加えて、気象庁など公的な気象データもチェックしながら整理しています。

このあたりのリンクをブックマークしておくと、
「次の休み、どの海キャンプ場に行こうかな?」と妄想するときにもすごく便利です。

繰り返しになるけれど、料金・利用ルール・営業期間・予約方法はけっこう変わります
「ここ行きたい!」と思ったら、必ず一度は公式サイト or 自治体の最新情報をチェックしてから、
安全第一で長崎の海キャンプを楽しんでもらえたらうれしいです。

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