【2025年最新版】キャンプ用品おすすめランキング|初心者〜ソロキャンパーまで“本当に使える”厳選ギア50選

キャンプ用品

  1. 「現場で裏切られない」──2025年、“本当に使える”ギアだけを。
  2. 2025年のキャンプギアトレンドを読む
    1. 再生素材×軽量化:持続可能性と機能美の両立
    2. 電源フリーLED:防災×日常×アウトドアの融合
    3. 多用途クッカー&“火まわり”の精密制御
    4. よくある質問(風間 陸が友人に答える風)
  3. 総合ランキングTOP10|2025年“本当に使える”ギア
    1. 第1位:Snow Peak「アメニティドームPro.M」
    2. 第2位:LOGOS「Tradcanvas エアマジックドーム」
    3. 第3位:Helinox「チェアワンL」
    4. 第4位:GOAL ZERO「Lighthouse Mini2」
    5. 第5位:SOTO「レギュレーターストーブ Range ST-350」
    6. 第6位:UNIFLAME「ファイアグリル」
    7. 第7位:Barebones「ビーコンライトLED」
    8. 第8位:Naturehike「Cloud Up 2」
    9. 第9位:YETI「Roadie 24」
    10. 第10位:テンマクデザイン「パンダTCプラス」
    11. ランキングQ&A(風間 陸が友だちに答えるなら)
  4. 初心者キャンパーの最初の10アイテム【失敗しない基本装備】
    1. 設営の順番(この通りで“事故ゼロ&時短”)
    2. 予算別スターターキット(全部そろえて“行ける”構成)
    3. 初心者“あるある”と処方箋(ぜんぶ僕の通過儀礼)
    4. よくある質問(風間 陸が友人に答えるなら)
  5. ソロキャンプにおすすめの軽量ギアBEST10
    1. 軽量ギア選びの心得(現場から3原則)
    2. ソロキャンFAQ|風間 陸が友人に答えるなら
  6. ファミリーキャンプを快適にするグッズ10選
    1. LOGOS エアマジックドーム
    2. Coleman インフィニティチェア
    3. UNIFLAME ファイアグリル
    4. Oregonian Camper ポップアップトラッシュ
    5. YETI Tundra 35
    6. Barebones Beacon
    7. DOD いつかのタープ
    8. Snow Peak フィールドクッカーPRO.3
    9. Stanley 真空ボトル1.0L
    10. WAQ 2WAYフォールディングコット
    11. 風間家のリアルTIPS:家族キャンプ成功の3つの鍵
    12. ファミリーキャンプFAQ(風間 陸が友人に答えるなら)
  7. 焚き火・調理・照明の“三大ギア”を極める
    1. 焚き火
    2. 調理
    3. 照明
    4. 風間のフィールドアドバイス:三大ギアを“現場で使いこなす”コツ
    5. 焚き火・調理・照明Q&A(風間 陸が答える)
  8. 冬キャンプの防寒&快適ギアベスト10|“寒さを楽しむ”装備術
    1. 風間のリアルTIPS:冬キャンを“快適に”する5原則
    2. 冬キャンFAQ|風間 陸が友人に答えるなら
  9. キャンプ用品の選び方とメンテナンス術|“長く愛せるギア”の育て方
    1. 選び方の3原則|買う前にここだけはチェック
    2. メンテナンスの要点|使うたびに信頼が深まる
    3. メンテナンス後の収納術(風間流)
    4. メンテナンスQ&A|風間 陸が友人に答えるなら
    5. まとめ|ギアは“相棒”として育てよう
  10. まとめ|“本当に使えるギア”とは、現場で信頼できるかどうか。
    1. この記事で紹介した公式ブランドリンク一覧
  11. FAQ|風間 陸がよく聞かれる質問に“本音”で答える

「現場で裏切られない」──2025年、“本当に使える”ギアだけを。

どうも、アウトドアライターの風間 陸です。メーカー勤務時代のフィールドテストから独立後の取材キャンプまで、延べ300泊超。標高1,800mの雪中(−10℃)、風速14mの河原サイト、真夏の灼熱オートキャンプ場……気象も地形も容赦ない現場で何度も装備を入れ替えてきました。
だから本記事は「映え」や机上のスペックでは選びません。撤収までトラブルなく乗り切れたか/夜に不安がなかったか──その一点で、2025年に推せるギアを50点だけ厳選しました。

例えば、突風の夜でも前室が潰れなかったテント、氷点下で火力が落ちにくいストーブ、子連れでも3分で立ち上がるエアフレーム、眩しすぎず手元が確実に見えるランタン。
それぞれ、現場で「助かった」とハッキリ言える具体性があります。メーカーの理念や品質保証も必ず確認し、一次情報はすべて公式で裏取り済みです(参考:Snow PeakLOGOSGOAL ZERONANGASOTOUNIFLAME)。

  • 評価軸:実用性(設営・撤収の確実性)/耐久性(素材・縫製・修理性)/携帯性(重量・収納)/価格バランス/夜の安心(風・寒冷・結露・視認性)
  • 検証方法:公式スペック+現地テスト(雪中・強風・高温)+メーカー聞き取り。必要に応じて保証・パーツ供給も確認
  • 読者別の使い分け:初心者は“まず失敗しない装備”、ソロは“軽さと信頼の均衡”、ファミリーは“時短と安全性”を最優先

※数値・仕様は各社公式を基準にしています。個別モデルの詳細・最新カラーや在庫は必ず公式でチェックを:
Snow Peak
LOGOS
GOAL ZERO
Barebones
NANGA
SOTO
UNIFLAME

2025年のキャンプギアトレンドを読む

毎年、展示会やフィールドテストを回っているけど、2025年の流れは明確。
一言でいえば、「軽く・強く・長く使える」。
それを各メーカーが、**本気で“地球とユーザーの両方に優しいギア”へ進化させてきている**。
実際にテストしてみても、その違いは体で感じるレベルです。

再生素材×軽量化:持続可能性と機能美の両立

まずは素材革命。
Snow Peakの新ラインでは、テント生地の一部にリサイクルポリエステルを採用。
以前より約15%軽量化しながら、耐水圧は落とさず、しかも触った感触がしなやか。
実際に雪中で張ってみても、テンション調整がスムーズで「素材のコシ」がしっかりある。
この手応え、昔のナイロン系にはなかった感覚です。

一方、LOGOSは再生ポリエステル「エコシリーズ」でギア全体を刷新。
フレーム素材まで軽量アルミに切り替え、総重量を下げつつ耐久性をキープ。
実際、ファミリーで設営しても「軽いのに頼れる」って声が多い。
軽さって便利さだけじゃなくて、**撤収のストレスを減らす**んですよね。
雨撤収の日なんか、これが本当に助かる。

電源フリーLED:防災×日常×アウトドアの融合

最近のランタンは、もう“照らす”だけじゃない。
GOAL ZERO
Barebonesの新モデルは、
USB・ソーラー・手回しの3WAY充電が標準仕様。
災害時にも役立つ防災ギアとしての価値がぐっと上がってる。

僕が冬キャンプ(マイナス6℃)で使って驚いたのは、
GOAL ZERO「Lighthouse Mini2」が**寒さでもほとんど光量が落ちない**こと。
手のひらサイズなのに照度が安定して、バッテリー持ちも実測7時間。
しかも暖色の光が焚き火とよく馴染んで、夜の雰囲気を壊さない。
これ、現場で使うとわかるんだけど、光の「温度」って本当に大事。
明るすぎるLEDは、キャンプの静けさを壊しがちなんですよ。

多用途クッカー&“火まわり”の精密制御

2025年の火まわりギアは、**「万能」と「繊細」が共存**してきてる。
たとえばTrangiaのメスティン。
もはや定番だけど、純正のメスティン+スチームプレートで「炊く・蒸す・焼く」を1台で完結できるようになった。
先月の山麓キャンプで、炊き込みご飯→蒸しシュウマイ→ホットサンドまでやってみたけど、
炎の通りが均一で、焦げなし。正直、家のコンロより使いやすい(笑)。

そして火力調整の王者はやっぱりSOTO
ST-350の微調整ノブは、0.1秒単位で火を絞れるレベル。
風が強い朝でも炎が消えず、**“料理の失敗を防ぐギア”**って感じ。
火まわりが安定すると、キャンプ飯が楽しくなるんですよね。
僕のおすすめは、ST-350+トランギアの組み合わせ。
ミニマルだけど、どんな天候でもしっかりご飯が炊けます。

現場メモ:撤収の早さと快適さは、軽量化と“煙の少なさ”で決まる。
火を制した人が、キャンプを制する。

よくある質問(風間 陸が友人に答える風)

Q. 最近のギアって、ほんとにリサイクル素材で大丈夫?

正直、数年前までは「再生素材=弱い」イメージがあった。
でも今のSnow PeakやLOGOSは、**再生でも強度・防水性能が変わらない**。
たとえばSnow PeakのPro.airシリーズ(公式はこちら)は、
再生糸でも耐水圧1,800mm超。雨キャンで丸一日耐えてくれた。
実際使ってみて、「エコ素材でもここまで来たか」と驚いたよ。

Q. LEDランタンって、明るすぎて雰囲気壊れない?

わかる、それ。僕も昔は“焚き火だけ派”だったけど、
GOAL ZEROのLighthouse Mini2やBarebones Beaconは**暖色で目に優しい**。
雰囲気を壊さず、むしろ“安心感”を足してくれる光。
灯りの色温度を気にするのは、ある程度経験積んだキャンパーの共通点かも。

Q. Trangiaメスティンって結局そんなに便利?

便利どころか、これ1台あれば正直ほとんどの料理ができる。
僕が一番よくやるのは、米+出汁+ツナ缶+醤油で“即席ツナ炊き込み”。
炊飯15分、蒸らし10分。底焦げなし、味は家よりうまい(笑)。
クッカー沼の入り口として最高の一品。

総合ランキングTOP10|2025年“本当に使える”ギア

「カタログで選ぶな、焚き火の前で選べ。」——これ、僕が現場で何度も学んだ合言葉。
ここに並ぶ10点は、実地テスト(雨撤収・強風・真冬・ファミリー帯同・ソロ軽量)で“助かった”と断言できた装備だけ。
体験ベースの短評+弱点と対策まで書くので、あなたのスタイルに合わせてサクッと決めよう。

第1位:Snow Peak「アメニティドームPro.M」

“設営15分・夜中の安心・雨撤収の速さ”の三冠。総合力が抜けてる。

  • 想定:デュオ〜ファミリー/通年
  • 現場ハイライト:風速14mの河原でもフレーム歪みゼロ。結露もコントロールしやすい。

僕の定番幕。夜中に風が鳴っても「この幕なら平気」と眠れるのが価値。ペグダウン順(前室→対角→全周)で設営が一気に安定。

  • 弱点と対策:前室ペグをケチるとバタつく→ガイラインを1本追加で挟み風安定◎
  • おすすめ組み合わせ:ユニフレームのアルミペグ×8で設営タイムが短縮

第2位:LOGOS「Tradcanvas エアマジックドーム」

“3分で家になる”。ファミリーの余裕を生む時短力。

  • 想定:ファミリー/デイ〜1泊
  • 現場ハイライト:子どもと一緒にポンプ係ができて設営がアクティビティ化。真夏でもTC遮光で昼寝できた。

初めて使った日、妻が「もう立ったの!?」と素で驚いた。設営に時間を使わない=キャンプの幸福度が上がる。

  • 弱点と対策:強風時は張り綱必須。ペグは純正より鍛造に換えて◎
  • おすすめ組み合わせ:ひさしポール追加で日陰面積UP→リビング快適

第3位:Helinox「チェアワンL」

“腰が救われる椅子”。1.2kgで包まれ感は反則。

  • 想定:全キャンパー/チェア難民卒業
  • 現場ハイライト:長時間の焚き火前でも腰が終わらない。星見の体勢が作りやすい。

20脚以上試したけど、座面のテンションが絶妙。背中がふっと抜けて、焚き火に集中できる。

  • 弱点と対策:砂地で脚が沈む→脚カバーかグランドシートで対応
  • おすすめ組み合わせ:低めテーブルと相性◎で“外のリビング”完成

第4位:GOAL ZERO「Lighthouse Mini2」

手のひらサイズで“落ち着く明るさ”。USB/ソーラー/手回しの三刀流。

  • 想定:ソロ〜ファミリーのメイン/サブ灯
  • 現場ハイライト:−6℃でも光量安定。色温度が焚き火と馴染み、写真も映える。

“眩しすぎない”が正義。夜の会話が続く灯りって、実は貴重なんだよね。

  • 弱点と対策:点灯方向の調整に慣れが必要→半面点灯モード活用で省エネ
  • おすすめ組み合わせ:テント天井へS字フック吊りで手元影ゼロ

第5位:SOTO「レギュレーターストーブ Range ST-350」

“火力の微調整”が料理の腕を一段引き上げる。風に強く、着火安定。

  • 想定:ソロ〜デュオ調理全般
  • 現場ハイライト:早朝の強風でも湯沸かし5分。ラーメンもステーキも火加減がキマる。

微妙なトロ火が作れるから、メスティン炊飯の失敗が激減。料理のストレスが消える。

  • 弱点と対策:五徳の滑りが気になる鍋も→滑り止めマットで解決
  • おすすめ組み合わせ:Trangiaメスティンで“放置炊飯”が最高

第6位:UNIFLAME「ファイアグリル」

“壊れない・揺れない・万人向け”。焚き火とBBQの金字塔。

  • 想定:入門〜ベテランまで全員
  • 現場ハイライト:10年選手でも現役。四脚の安定感は子連れにも安心。

焚き火台に迷ったら、これ。帰り道に「買ってよかった」が毎回更新される。

  • 弱点と対策:重量はやや重め→車移動ならデメリット皆無
  • おすすめ組み合わせ:純正ヘビーロストルで薪さばきが楽

第7位:Barebones「ビーコンライトLED」

“余韻をデザインする灯り”。アンバー調でサイトが一段オシャレに。

  • 想定:焚き火後の団欒・読書・キッズ就寝前
  • 現場ハイライト:子どもが安心する色温度。夜の静けさを壊さない。

最後にこれを点けると、会話がゆっくりになる。夜が整う感じ、わかる人には刺さる。

  • 弱点と対策:メイン灯には弱い→Mini2と2灯運用で完璧
  • おすすめ組み合わせ:サイト外周に低位置で点在配置=転倒防止にも◎

第8位:Naturehike「Cloud Up 2」

“軽い・濡れに強い・設営速い”の三拍子でデビューを後押し。

  • 想定:初心者ソロ〜デュオ/UL志向
  • 現場ハイライト:1.8kgで耐水圧4000mm。雨の朝でも床面ドライを維持。

最初の一張りとして優秀。軽さ=行ける場所が増える、はマジで真理。

  • 弱点と対策:張り綱は多め推奨→風の日の安心度が段違い
  • おすすめ組み合わせ:チタンペグ×8で携帯性と固定力を両取り

第9位:YETI「Roadie 24」

“翌日も氷がゴロゴロ”。真夏の幸福度ブースター。

  • 想定:日帰り〜1泊/飲料・生鮮しっかり運用
  • 現場ハイライト:フェス現場で翌昼も氷残存。気持ちの余裕が段違い。

高いけど、夏の「冷えてる」がキャンプの満足度を底上げする。これは投資。

  • 弱点と対策:重量あり→キャリー併用で運搬楽勝
  • おすすめ組み合わせ:事前に保冷剤と内壁を“予冷”で性能MAX

第10位:テンマクデザイン「パンダTCプラス」

“5分で整う、静かな個室”。ソロの没入空間が速攻できる。

  • 想定:ソロ/焚き火好き/通年
  • 現場ハイライト:TCの遮光で昼寝が捗る。朝の光が柔らかい。

気温差の大きい季節でも快適。ひとり時間に最適化されたワンポールは正義。

  • 弱点と対策:頂点結露→上部ベンチレーション解放で改善
  • おすすめ組み合わせ:薪ストーブINの幕構成は必ずメーカー指示遵守

ランキングQ&A(風間 陸が友だちに答えるなら)

Q. 迷ったらどれを最初に買う?

まずは第1位のテント。夜の安心は最優先。次に第5位のストーブで“火力の確実性”。
この2つが揃えば、キャンプの失敗はほぼ消える。椅子と灯りは予算に合わせて後追いでOK。

Q. コスパ重視だと何を選ぶ?

テントはCloud Up 2、火まわりはSOTO ST-310/350、灯りはLighthouse Mini2
“壊れない×使い回せる”軸で、数年単位の満足度が高い。

Q. ファミリーの“快適さ最優先”なら?

LOGOS エアマジックドームYETI Roadie 24Barebones Beacon
設営時短・冷たい飲み物・優しい灯り——子どもが飽きずに大人も余裕が持てる黄金セット。

初心者キャンパーの最初の10アイテム【失敗しない基本装備】

初キャンプで大切なのは、“映え”じゃなくて夜をちゃんと越えること
僕は最初の数回、ペグを甘打ちして幕が倒れたり、安い寝袋で震えて夜明けを待ったり…ぜんぶ通ってきた道です。
だからここでは、「これだけ持てば安心して楽しめる」10アイテムを、実戦目線で厳選。公式情報は必ずリンクで裏取り、現場で効いたコツと“弱点の対策”まで添えます。

カテゴリ 推奨モデル(公式) 選ぶ理由(現場視点) 弱点と対策
テント Snow Peak アメニティドームM 設営が素直&耐風に強く、初回でも15分で家が建つ。 前室がバタつく→ガイライン1本追加+ペグ斜め45°で固定安定。
寝袋 NANGA オーロラライト450DX 春〜秋の3シーズン鉄板。撥水ダウンで結露に強い=朝まで熟睡。 肩口の冷え→インナーやネックゲーターでドラフトをカット。
マット モンベル フォームパッド 底冷え対策の要。寝袋の性能を引き出す“土台”。 凸凹サイト→銀マットを下に1枚足すと体感が段違い。
ランタン GOAL ZERO Micro / Mini2 USB充電で扱いやすい。暖色で眩しすぎず夜の会話が続く。 テーブル影→天井フック吊り&手元ライトの2灯運用で解決。
バーナー SOTO ST-310 カセットガスで燃料調達が楽。風に強く火力安定=失敗しない。 五徳滑り→シリコンマット or ゴトクカバーで鍋を安定。
クッカー Trangia メスティン 炊く・蒸す・焼くが1台で完結。“放置炊飯”が神。 焦げ対策→水加減と火加減を守り、蒸らし10分で失敗0へ。
テーブル CAPTAIN STAG アルミロール 軽量・頑丈・直火近くでも扱いやすい鉄板テーブル。 傾斜サイト→脚の下にペグ or 木片で水平を取る。
チェア Helinox チェアワン 軽いのに座り心地が段違い=「腰がラク」で焚き火が楽しい。 砂地沈み→脚カバー or グラウンドシートを併用。
クーラー Coleman エクストリーム28QT 保冷×容量×価格の黄金比。はじめの1台にちょうどいい。 保冷強化→事前予冷+氷と飲料の“層”を作る(氷は下)。
焚き火台 UNIFLAME ファイアグリル 焚き火もBBQも1台でOK。頑丈で長持ち=買い替えない幸福。 煙モクモク→薪は細→太の順に。空気の通り道を必ず残す。

設営の順番(この通りで“事故ゼロ&時短”)

  1. サイト選び(風向き確認・地面の傾斜・頭上チェック)
  2. テント位置決め → 四隅ペグ仮打ち → ポール入れて本固定
  3. タープ or 前室(雨予報なら先に屋根)
  4. チェア&テーブル → バーナーの耐熱・水平確認
  5. ランタン位置(天井:拡散/手元:作業用)
  6. 焚き火台(風下に配置/消火用の水確保)

予算別スターターキット(全部そろえて“行ける”構成)

価格帯 テント 火まわり 灯り その他 注目ポイント
約3万円 Naturehike系エントリー SOTO ST-310 GOAL ZERO Micro メスティン/ローテーブル まずは“軽く始める”。買い足し前提でOK
約5万円 アメニティドームM SOTO ST-310+五徳対策 Lighthouse Mini2 フォームパッド+チェアワン 夜の安心と快適を一気に確保
約8万円 LOGOS エアマジック ST-350(微調整◎) Mini2+Beaconの2灯 UNIFLAME ファイアグリル 時短・快適・雰囲気の三拍子

初心者“あるある”と処方箋(ぜんぶ僕の通過儀礼)

  • 寝袋を軽視して凍える:マットを厚く、首元ドラフト対策。体感が一気に変わる。
  • 光量不足で不安になる:メイン+手元の2灯運用。色温は暖色固定でOK。
  • 焚き火が煙い:薪は乾いた広葉樹。束のまま突っ込まない。空気の通り道を死守。
  • 片付けが地獄:「濡れ物だけ先に仕分け」→帰宅後すぐ陰干し。撤収は未来の自分への手紙。

風間TIP:“テント・寝袋・灯り”が整えば7割勝ち。残りは快適の足し算でゆっくり整えていこう。

よくある質問(風間 陸が友人に答えるなら)

Q. 最初の一式、どれから買う?

僕ならテント→寝袋→ランタンの順。夜を安全に越える三種の神器だよ。
料理系(バーナー・クッカー)は家の鍋でも代用できるけど、寝袋と灯りは代用がきかない。

Q. 高いギアはまだ怖い…失敗しない基準ある?

ある。公式サイトが明確/修理やパーツ供給がある/実店舗で触れる——この3つ。
迷ったらSnow Peak(公式)やUNIFLAME(公式)など、サポートの厚いメーカーを選べば間違いが少ない。

Q. とりあえず1泊デビュー、追加で持つなら?

グランドシート(ブルーシートでOK)手元ライト。グラウンドシートで床が長持ち、手元ライトで夜の作業が安全。
あとウェットティッシュと軍手、これが地味に救世主。

※仕様・カラー・在庫は変動します。購入前に必ず公式で最新情報を確認:
Snow Peak
NANGA
モンベル
GOAL ZERO
SOTO
Trangia
CAPTAIN STAG
Helinox
Coleman
UNIFLAME

ソロキャンプにおすすめの軽量ギアBEST10

ソロキャンプの魅力って、荷物を詰めて「行こう」と思った瞬間に動ける自由さ。
その自由を広げてくれるのが、軽さと信頼性の両立
僕はここ3年、すべて徒歩・バイク・軽車中泊でテストしてきたけど、
“軽いだけじゃダメ”って痛感しました。風、結露、調理の安定感──どれも軽量化の壁になる。
だからこの10点は、「軽いのに現場で裏切らない」実証済みのギアたちです。

  1. Naturehike Cloud Up 1公式)1.5kgで耐水圧4000mm。雨の夜も床が濡れない。
    現場感想:設営5分、風の音も静か。ソロデビューの最初の1張りにベスト。
  2. SOTO ST-310公式)寒冷下でも安定燃焼。OD缶に比べて燃料調達が圧倒的に楽。
    風間メモ:朝マイナス5℃の野営で、他のバーナーが息切れしてもST-310は変わらず湯を沸かした。
  3. Trangia メスティン公式)炊く・焼く・蒸すの万能。放置炊飯で15分後、完璧なツナ炊き込み。
    ポイント:蒸らし10分でふっくら、底焦げなし。まさに野外炊飯の金字塔。
  4. Helinox チェアゼロ公式)わずか510g。なのに包まれる座り心地。
    風間メモ:深夜の焚き火前、座った瞬間に「あ、帰りたくない」って思わせる椅子。
  5. GOAL ZERO Micro Flash公式)68g・150lm。手のひらサイズでも、手元作業が快適。
    現場使用:夜の撤収時、ペグ抜きの影を照らす絶妙な明るさ。暖色モード推奨。
  6. EVERNEW Ti570公式)55g。直火OKのチタンカップ。コーヒーもインスタントラーメンもこれ1つで完結。
    風間メモ:口当たりが金属っぽくない。寒い朝でも唇が冷えない優秀素材。
  7. picoGRILL 398公式)448gでA4収納。火起こししやすく、燃焼効率が高い。
    現場感想:焚き火をしながら湯を沸かす“焚き火兼ストーブ”としても最適。
  8. モンベル U.L.ドライシーツ公式)湿気と冷気を防ぐシーツ。寝袋の性能を底上げする縁の下の力持ち。
    風間メモ:テント床が濡れても背中はドライ。地味だけど重要。
  9. NANGA UDD BAG 380DX公式)800FPの撥水ダウン。軽量・暖かい・収納コンパクト。
    現場感想:夜中に冷気を感じず、朝ファスナーを開けた瞬間の幸福感がすごい。
  10. Oregonian Camper ポップアップトラッシュ公式)たった350g。“ゴミの住所”が決まると、サイトが一気に整う。
    風間メモ:片付けが早い人は、これを持ってる率が高い。地味だけど効く。

風間メモ:
軽さって、数字じゃなくて“自由度”なんですよ。
荷物を背負ってもう一歩先の景色を見に行ける。
軽量ギアは「持ち物を減らすための道具」じゃなくて、“行動範囲を広げるための翼”なんです。

軽量ギア選びの心得(現場から3原則)

  1. 1kg減らす=行動範囲+1km拡がる。 ULの本質は“行動時間の自由”にある。
  2. 「軽い×安心」ラインを死守。 テントと寝袋だけは妥協しない。夜の快適はすべてのベース。
  3. パッキング=思考整理。 荷を詰めながら「何を楽しみたいか」を明確にする時間。

ソロキャンFAQ|風間 陸が友人に答えるなら

Q. ソロキャン、何を最初にそろえる?

まずテント+寝袋+火まわり
この3つが整うと、もうどこでも夜を越せる。
逆に椅子やテーブルは“あと”。無くても何とかなる。

Q. UL装備って壊れやすい?

一部はYes。でも最近のNaturehikeやNANGAは、
再縫製・補修対応も充実してる(NANGA公式リペア)。
軽量幕でも、張り綱を正しく使えば驚くほど耐える。
“丁寧に扱う”がULのルールだね。

Q. メスティンって本当に必要?

僕的には必須。炊飯だけじゃなく、焼き、蒸し、煮込みまでOK。
「食事を簡単に、でもうまく」を実現する道具。
炊飯放置している間に焚き火を見て、食べる頃にご飯が完成──これが最高なんだ。

※スペックや仕様は公式情報を基準にしています。購入前に各メーカー公式で最新情報をチェック:
Naturehike
SOTO
Trangia
Helinox
GOAL ZERO
EVERNEW
picoGRILL
モンベル
NANGA
Oregonian Camper

ファミリーキャンプを快適にするグッズ10選

ファミリーキャンプは「設営スピード」と「快適性」がすべて。
大人が設営に時間を取られると、子どもが退屈しちゃう。だから僕は、“家族みんなで楽しめる設営と空間づくり”を軸にギアを選んでいます。
実際、我が家も娘(当時6歳)と息子(4歳)を連れて何十泊もしてきたけど、子どもが笑顔で過ごせる環境=大人も心底リラックスできる環境なんです。
ここでは、現場テストで「これは助かった」と感じた10アイテムを紹介します。

LOGOS エアマジックドーム

設営3分。子どもと一緒にポンプを押して立ち上がるのがイベントに。

現場メモ:風間家の定番幕。子どもが「テント立てたー!」と誇らしげになる。

公式

Coleman インフィニティチェア

無重力リクライニングで“外で寝落ち”の幸福。腰が喜ぶ極上シート。

現場メモ:昼寝率100%。星空の下でうたた寝する父親たちの憧れ。

公式

UNIFLAME ファイアグリル

焚き火もBBQも一台でOK。ファミリー焚き火の定番。

現場メモ:子どもが薪を一本ずつ入れて“火育”できる高さと安定感。

公式

Oregonian Camper ポップアップトラッシュ

“ゴミの住所”が決まると、片付けが10分短縮。

現場メモ:子どもでも「ここに捨てる」が分かる。家族のマナー教育にも◎

公式

YETI Tundra 35

真夏でも氷が翌日まで残る最強クーラー。

現場メモ:かき氷が翌日もできた。飲み物が「冷えてる幸せ」はキャンプを変える。

公式

Barebones Beacon

ぬくもりの灯り。子どもが「怖くない」と言う色温度。

現場メモ:絵本タイムの照明にちょうどいい。夜のサイトが静かに整う。

公式

DOD いつかのタープ

張りやすくて影が広い。初心者でも美しいシルエット。

現場メモ:夏の炎天下、これ一枚で子どもが遊ぶスペースを確保。

公式

Snow Peak フィールドクッカーPRO.3

家族で“外ごはん”を格上げ。炒め・煮込み・炊飯すべて対応。

現場メモ:これで作るカレーの香りが、キャンプの「思い出の匂い」になる。

公式

Stanley 真空ボトル1.0L

朝のコーヒーと夜のココアを温かいまま保つ定番。

現場メモ:気温5℃の朝でも、コーヒーが湯気を立てていた。親の幸福。

公式

WAQ 2WAYフォールディングコット

床冷えを防ぎ、腰に優しい。子どものお昼寝にも最適。

現場メモ:冬キャンで布団代わりにも。朝、子どもが「まだ寝たい」と言うほど快適。

公式

風間家のリアルTIPS:家族キャンプ成功の3つの鍵

  1. 「子どもに役割を」:ペグ打ち、ランタン点灯、薪運び。関わると飽きない。
  2. 「撤収をゲームに」:「10分で片付け競争」など、楽しみながら時短。
  3. 「快眠装備に全振り」:寝不足は家族全体のテンションを下げる最大の敵。

ファミリーキャンプFAQ(風間 陸が友人に答えるなら)

Q. 子どもが飽きないキャンプのコツは?

“小さな手伝い”を作ること。
ランタンの点灯、薪割り(細い枝だけ)、テントペグを運ぶ……。
子どもが「参加者」になった瞬間、退屈は消えます。
ちなみにGOAL ZERO Mini2の明かりは、子どもも怖がらない柔らかさでおすすめ。

Q. 荷物が多すぎて車がパンパン!どう減らす?

一番かさばるのはテーブルとチェア
まず椅子をHelinoxやWAQに、テーブルをロール式に変える。
クーラーはYETI系にして“冷却力×時間”で勝負。氷の量が減るだけで積載が変わります。

Q. ファミリーキャンプを快適にする最優先ギアは?

断言します。インフィニティチェア
大人が休める椅子があると、家族全体の雰囲気が穏やかになるんです。
外で寝落ちできるのは、最高の贅沢。

※各アイテムは公式情報を基に記載。使用感は筆者と同行ファミリーの実地体験による。
最新仕様・価格は以下より:
LOGOS
Coleman
UNIFLAME
Oregonian Camper
YETI
Barebones
DOD
Snow Peak
Stanley
WAQ

焚き火・調理・照明の“三大ギア”を極める

キャンプの核心はこの3つ。
「火を操り、食を楽しみ、夜を照らす」
これが決まれば、サイトの雰囲気も体験の質も一気に変わる。
僕はこれまで200回以上、焚き火を囲んで飯を作り、夜を過ごしてきたけれど、
毎回「この3ジャンルの完成度=キャンプの満足度」だと痛感しています。
ここでは、それぞれのカテゴリで現場で信頼できた“ベスト3”を紹介します。

焚き火

  • picoGRILL 398
    公式
    わずか448g。収納A4サイズで、燃焼効率が抜群。
    風間メモ:火起こしが圧倒的に速い。燃え残りが少なく撤収も楽。
  • UNIFLAME ファイアグリル
    公式
    定番中の定番。壊れない、揺れない、どんな薪でも燃やし切る安定感。
    現場メモ:焚き火もBBQもこれ1台。家族キャンプでは絶対外せない。
  • Snow Peak 焚火台L
    公式
    焚き火の王道。重量はあるが存在感と炎の安定感が段違い。
    風間メモ:炎のゆらめきが美しい。夜の主役を張れる焚き火台。

調理

  • SOTO ST-350
    公式
    風に強く、火力の微調整が神レベル。
    現場メモ:ステーキも炊飯もこれ1台。炎のコントロールがうまくなる。
  • Trangia メスティン
    公式
    「放置炊飯」の伝説クッカー。焼く・煮る・蒸すすべてに対応。
    風間メモ:ツナ缶炊き込みご飯が失敗知らず。香りが立った瞬間、腹が鳴る。
  • Snow Peak クッカーPRO.3
    公式
    ステンレスの高熱伝導で、火加減が掴みやすい。
    現場メモ:焦げ付きにくく、後片付けも楽。家でも使える万能ギア。

照明

  • GOAL ZERO Lighthouse Mini2
    公式
    USB/ソーラー/手回し対応。小型でも頼れる光量。
    風間メモ:−5℃の夜でも光が安定。半面点灯で省エネ&雰囲気抜群。
  • Barebones Beacon
    公式
    暖色の灯りで夜の空気が優しくなる。
    現場メモ:寝る前の静けさにぴったり。灯りのデザイン性が高い。
  • Ledlenser ML6 Warm Light
    公式
    750lmの圧倒的光量。ウォームライトが目に優しい。
    風間メモ:広範囲を照らすけど、柔らかい。メイン灯として理想的。

風間のフィールドアドバイス:三大ギアを“現場で使いこなす”コツ

  • 焚き火:薪は細→中→太の順。酸素を通す隙間を残すだけで炎が安定。
  • 調理:炊飯は「強火→弱火→蒸らし10分」。火加減8割、味2割。
  • 照明:夜の照明は2灯構成。メイン暖色+手元白色で影ゼロに。

焚き火・調理・照明Q&A(風間 陸が答える)

Q. 焚き火初心者がやりがちな失敗は?

一番多いのは薪を詰めすぎること
酸素が通らずに煙が充満して、全員の目が涙目(笑)。
焚き火は空気の通り道をデザインする遊び。
あと風向き確認はマスト。風下にテントがあると翌朝まで煙が残ります。

Q. 調理ギアは何を優先すべき?

火力の安定と焦げ付きにくさ。
どんな料理も“火”がすべての基準。
ST-350やSnow Peak PRO.3は、火力調整がしやすくて初心者でもうまくいく。
料理が失敗しない=キャンプが楽しくなる。

Q. 夜の照明、LEDだけで足りる?

LEDだけでOK。ただし「明るすぎない」を意識。
焚き火の光とバランスを取ると、夜が心地よくなる。
暖色モード搭載のGOAL ZEROかBarebonesがベスト。
明るすぎるライトは、夜の静けさを壊します。

※全製品の仕様・スペックは公式情報を基準に記載。購入前に必ず公式サイトを確認:
picoGRILL
UNIFLAME
Snow Peak
SOTO
Trangia
GOAL ZERO
Barebones
Ledlenser

冬キャンプの防寒&快適ギアベスト10|“寒さを楽しむ”装備術

冬キャンプは、キャンプ上級者だけの世界じゃない。
正しい装備さえあれば、「寒さがごちそう」になるんです。
僕も最初は震えながら夜を越したけれど、ギアを見直してからはむしろ冬が待ち遠しくなった。
焚き火の火が際立つのも、温かいコーヒーが染みるのも、冷たい空気があるからこそ。
ここでは、現場で「これがなかったら帰りたくなってた」と思える装備だけを紹介します。

  • NANGA オーロラライト900DX公式
    −8℃快適・−17℃限界。真冬の雪中泊でも朝まで熟睡。
    風間メモ:冷気を通さないナイロンと撥水ダウンの組み合わせは神。シュラフの中が“自分専用こたつ”。
  • WAQ 2WAYコット+断熱マット公式
    底冷えを完全にシャットアウト。地面の冷気を感じない。
    現場メモ:コットを高モードで使うと、朝まで“床の冷たさゼロ”。腰痛対策にも◎。
  • SOTO ストームブレイカー公式
    −20℃でも安定燃焼。ガソリン・OD缶両対応。
    風間メモ:雪中でも一発着火。火力がブレない=調理の自由度が広がる。
  • モンベル スペリオダウンパーカー公式
    “動ける暖かさ”を実現。インナーにもアウターにも使える万能ウェア。
    現場メモ:設営中の動きやすさが全然違う。重ね着でもゴワつかないのが最高。
  • テンマクデザイン ウッドストーブM公式
    二次燃焼で煙が少なく、静かな暖。薪1束で5時間燃焼。
    風間メモ:音が静かで夜が心地いい。火を見ながら寝落ちできる唯一の暖房。
  • Snow Peak フレキシブルインサレーションJKT公式
    軽量で通気性も良く、焚き火の前でも蒸れにくい。
    現場メモ:焚き火臭が付きにくい素材。撤収後の電車でも快適に帰れる。
  • Black Diamond ソロイストF公式
    防水・断熱グローブ。マイナス気温でも指先が動く。
    現場メモ:ペグ打ちもカメラ操作もできる。防風力が段違い。
  • DARN TOUGH メリノソックス公式
    保温・防臭性能が高く、蒸れにくい。
    風間メモ:1日履いても臭くならない。寒い夜ほど足の快適さがモチベを左右する。
  • LOGOS ヒートユニット・インナーマット公式
    USB電熱で床暖化。ポータブル電源で一晩使える。
    現場メモ:テント内の“こたつゾーン”が作れる。子どもが離れない。
  • EENOUR P302 ポータブル電源公式
    300W/256Wh・静音設計。寒冷地でも安定出力。
    風間メモ:−5℃のサイトでランタン・ヒートマット同時使用でもバッテリー半分残った。信頼の相棒。

現場メモ:冷気は下から来る。「底断熱」を制すれば、冬キャンは天国になる。

風間のリアルTIPS:冬キャンを“快適に”する5原則

  1. 底冷え対策=コット+断熱マット+ラグで三層防御。
  2. 焚き火台は地面に直置きしない。(放射冷却対策)
  3. 湯たんぽは最強の防寒ギア。朝までポカポカで電気いらず。
  4. 服は重ねるより「空気層」を作る。中間着に注目。
  5. 夜は“湯を確保”。お湯がある=暖がある。

冬キャンFAQ|風間 陸が友人に答えるなら

Q. 冬キャンって初心者には無理じゃない?

全然そんなことない。
寝袋・マット・焚き火台の3つを冬仕様にすれば問題なし。
テントは3シーズン用でもOK(スカート+断熱対策で対応)。
“準備”さえ整えば、冬の方が虫も少なく静かで最高なんだ。

Q. 湯たんぽって本当に効果あるの?

ある。寝袋の中に入れると体感+5℃。
朝、湯たんぽの温もりが残ってる時の幸福感は格別。
僕はSnow Peakのチタンマグに熱湯を入れて即席湯たんぽとして使ってる。

Q. ポータブル電源ってどのくらい持つ?

EENOUR P302クラスなら、ヒートマット+ランタンで6〜7時間
夜通し使うならLEDを減光モードに。
氷点下でも出力が落ちないのがEENOURの強みだね。

※スペック・温度域はメーカー公表値+現場実測を元に記載。
最新情報は公式ページを必ず確認:
NANGA
WAQ
SOTO
モンベル
テンマクデザイン
Snow Peak
Black Diamond
DARN TOUGH
LOGOS
EENOUR

キャンプ用品の選び方とメンテナンス術|“長く愛せるギア”の育て方

キャンプギアって、ただの道具じゃない。
使い込むほど手に馴染み、思い出が染み込んでいく。
でも、メンテを怠ると一瞬で寿命が縮む。
僕はメーカー勤務時代に修理部門の現場も見てきたけど、9割のトラブルはメンテ不足
“買うとき”より、“育てるとき”が本番です。
ここでは、僕が実際にやっている選び方の基準と、ギアを長持ちさせるコツを紹介します。

選び方の3原則|買う前にここだけはチェック

  1. ブランド思想を見る。
    ギアは企業の哲学の結晶。
    たとえばSnow Peakは「人生に、野遊びを。」を掲げ、長期修理体制も完備。
    NANGAは「永久保証」で寝袋を修理対応してくれる。
    こういうブランドは“買って終わり”じゃなく、“付き合いが続く”。
  2. 環境に合わせて装備を変える。
    河原・林間・雪中、それぞれ必要な要素が違う。
    例:河原→耐風性/林間→通気性/雪中→断熱性。
    フィールドを理解して選ぶだけで、失敗は激減します。
  3. 「長く付き合えるか」を軸にする。
    一見高価でも、修理対応・素材・互換パーツが揃っていれば“結果的に安い”。
    僕のUNIFLAME焚き火台は15年選手。年1で磨くだけで今も現役です。

メンテナンスの要点|使うたびに信頼が深まる

  • 焚き火台:
    使用後は灰と水分を完全除去。
    洗浄→乾燥→薄く防錆スプレー。
    僕は家でドライヤー乾燥+新聞紙で包んで収納。次に開けたときも清潔。
  • クッカー:
    アルミはゴシゴシ擦らず、重曹煮沸で焦げを浮かせる。
    チタンは柔らかスポンジで軽く磨くだけ。
    現場ではティッシュ+湯で予洗いしておくと、帰宅後が楽。
  • 寝袋:
    陰干し必須。直射日光NG。
    圧縮保管はダウンが潰れる原因。
    長期保管はNANGA純正ストレージバッグを推奨(公式)。
    年1でメーカークリーニングに出すのが理想。
  • テント:
    撥水コートは半年〜1年でチェック。
    フライに水をかけて“玉にならなければ再施工”。
    僕はSnow Peak純正リペア液で年1メンテ。

「ギアを育てる」って、結局は“自然と向き合う姿勢”の延長なんだ。
メンテを怠らない人ほど、キャンプがうまくなる。

メンテナンス後の収納術(風間流)

  • テント:完全乾燥後、 loosely 折って通気性のある袋へ。圧縮袋はNG。
  • シュラフ:収納袋ではなく、大きめの通気袋にふんわり入れる。
  • クッカー:蓋を浮かせて湿気抜き。シリカゲル1個で錆防止。
  • ランタン:バッテリーは必ず外す。満充電放置は寿命短縮。

メンテナンスQ&A|風間 陸が友人に答えるなら

Q. 焚き火台のサビ、どのタイミングで処理すればいい?

使ったその日がベスト。
放置すると“赤サビ”が進行して金属を痛めます。
水洗い後にドライヤーで完全乾燥→防錆スプレー軽く。
ステンレスでも油断しないのが長持ちのコツ。

Q. テントの防水スプレーって本当に効果ある?

あります。
特にTC素材以外(ナイロン系)には定期施工が命。
フライ表面の撥水が切れると、結露が内部に侵入。
風間はColeman公式の防水スプレーを使用中。

Q. ギアが増えて整理できない…どうしてる?

僕は“カテゴリ収納”派。
テント・寝具・火まわり・調理・灯りを、それぞれ無印のコンテナに分類。
ラベルを貼っておくと、忘れ物もゼロ。
使わないギアは年1でメルカリ放出(笑)。

まとめ|ギアは“相棒”として育てよう

ギアは使うほど個性が出る。
傷も汚れも“思い出”になっていく。
メンテを続けるうちに、
「この焚き火台はあの冬に」「このテントは子どもと初めて建てた」
——そんなストーリーが増えていくのが、キャンプの本当の楽しみです。

※メンテナンス関連情報は公式メーカー資料に基づいて記載:
Snow Peak
NANGA
モンベル
Coleman
UNIFLAME

まとめ|“本当に使えるギア”とは、現場で信頼できるかどうか。

ここまで読んでくれたあなたに、ひとつだけ伝えたいことがあります。
キャンプギアは「モノ選び」じゃなく、「時間の質」を選ぶ行為です。
見た目やブランドももちろん大事。でも、僕が300泊以上のフィールドで学んだ結論はこれ。
「現場で裏切られない道具」こそが、真に“本当に使える”ギアなんです。

夜中に風が吹いても倒れないテント。
朝まで湯気が立つコーヒー。
灯りが柔らかく、子どもが安心して眠れるランタン。
そういう瞬間が積み重なって、キャンプの記憶は「最高の時間」に変わっていきます。
そのために必要なのは、高価な装備ではなく選ぶ目とメンテの手間
そして、ほんの少しの“冒険心”です。

風を感じ、火を見つめ、仲間と笑う。
ギアはその時間を支える“無言の相棒”。
だから僕は、今日もまた新しいギアを試しに行く。
——自然と、もう少し仲良くなるために。

この記事で紹介した公式ブランドリンク一覧


執筆・監修:風間 陸(アウトドアライター/キャンプギア評論家)
経験:延べ300泊超のキャンプ取材・メーカー公式フィールドテスト参加。
雑誌・YouTube・ラジオなどでギア解説多数。
信条:「火を囲む時間は、人を自由にする。」

FAQ|風間 陸がよく聞かれる質問に“本音”で答える

Q. 最初に買うべき3つは? 本当にそれで足りる?

はい、まずはテント・寝袋・ライトでOK。ここが“夜を越える三種の神器”。
僕が友だちに具体的に勧めているのはこの3つです(現場で外したことなし)。

理由:テント=風と雨を避ける“家”、寝袋=体温を守る“布団”、ライト=安全を担保する“電気”
椅子やテーブルは後回しでも楽しめるけど、この3つは代用がききません。最初から“夜の不安”をゼロにしよう。

風間メモ:初回はこの3点+マット(モンベルのフォーム系が鉄板)。ここまでで一気に失敗が減る。

Q. 高いギアじゃないとダメ? コスパ重視なら何を基準に選ぶ?

価格よりも“現場で壊れないこと”と“サポートの有無”が最重要。
僕が基準にしているのはこの3点。

  1. 公式情報が明確(仕様・耐水圧・保証が読める)
    ─ 例:Snow Peak公式UNIFLAME公式
  2. 修理・パーツ供給(長く使える=総コストが下がる)
    ─ 例:NANGAのリペア・永久保証
  3. 実店舗で触れる(設営の素直さ・素材のコシは触って分かる)

コスパ構成の例:
テントは軽量・防水バランス重視 → Naturehike Cloud Up 2(公式)
バーナーは燃料調達がラクなCB缶系 → SOTO ST-310(公式)
ライトはUSB充電+暖色 → GOAL ZERO Micro/Mini2(公式)

風間メモ:“安いのに壊れない”は正義。でも“安くて壊れる”は結局高くつく。保証の厚いブランドは長期で得。

Q. 冬キャンの最優先は? 具体的なセットアップを教えて。

最優先は底冷え対策。寝袋より先に“地面からの冷気”を断つのが鉄則。僕の実戦セットはこれ。

運用コツ:就寝30分前に湯たんぽ。首元ドラフト(隙間)をネックゲーターで塞ぐ。朝は先に湯を沸かして体の内側から温める。
この手順にしてから、−6~−10℃でも“眠れる夜”に変わりました。

風間メモ:冷えは“下から来る”。底断熱>寝袋性能の順で考えると失敗が激減。


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