夕陽・星空・海が一直線にそろう夜 — 宮崎「海が見えるキャンプ場」12選【焚き火が主役になる絶景】

キャンプ場

僕が宮崎の海キャンプに惹かれる理由は、ひとつの景色が刻む「時間の変化」が、心の皺をそっと伸ばしてくれるからだ。
10代から野営と登山を続け、延べ300泊以上テントを張ってきたけれど、南国・宮崎の海ほど「時間のグラデーション」を感じさせてくれる場所はそう多くない。
南国の光が降りそそぐ日中、潮風に乗って届くフレッシュな海の香り。
そして夕方、焚き火の火をつけるころには、太陽がゆっくり水平線へ沈みはじめる。

オレンジ色に染まった浜辺。
パチパチとはぜる薪の音と、波が寄せては返すリズムが重なり合い、まるで「今日の終わりを優しく告げる」儀式のようだ。
アウトドアメーカー勤務時代から、国内外の海辺キャンプ場を見てきたけれど、火と海がここまで自然に溶け合うロケーションは、正直そう多くない。
火を囲んでいると、余計な考えがまるで潮にさらわれるように消えていく。

夜になると、海と空の境界線が溶け合い、暗闇の中に浮かぶ満天の星。
手を伸ばせば届きそうなほど近く、焚き火の揺らぎと星々の瞬きが呼応する。
アウトドアライターとして何度もシャッターを切ってきたが、カメラには写りきらない「空気の温度」と「潮の匂い」が、この時間には確かにある。
「焚き火の向こうで、静かに海が呼吸している」——そんな時間は、ここ宮崎でしか味わえない。

そして翌朝。
真っ暗だった水平線が、ゆっくりと薄明るく染まり、海が再び命を吹き返す姿を目の前で感じる。
ギアレビューやキャンプ場取材で全国を回ってきた中でも、「海と太陽と火」が一直線に並ぶ瞬間は、人生の中でそう何度も出会えるものではないと実感している。

この記事では、アウトドアライター兼キャンプギア評論家として、僕が実際に走り回り、取材し、泊まり歩いた“宮崎の海が見えるキャンプ場12選”を厳選してまとめた。
夕陽派も、星空派も、静寂派も、ファミリーキャンプ派も、それぞれに「ここだ」と思える一泊がきっと見つかるはずだ。
焚き火と海がくれる非日常へ、さあ行こう。

宮崎の海岸線は、南北およそ400km。どこまでも続く水平線と、黒潮の影響で澄んだ青さを持つ海が広がっている。
日向灘の荒々しさ、志布志湾の穏やかさ、青島の南国の色彩……。
同じ「宮崎の海」でも場所によってまったく違う表情を見せることは、現地取材を重ねるほど強く感じているポイントだ。

特にキャンプで体験してほしいのは、海が刻む“時間の変化”。
朝焼け→日中→夕陽→星空まで、ワンナイトのうちにショーが何度も切り替わる。
ホテル泊では味わえない、海との距離の近さと「自然と同じリズムで眠り、目覚める」感覚こそが、キャンプの醍醐味だと僕は思っている。

僕が初めて宮崎で海キャンプをした夜、
「焚き火って火を見るだけじゃなく、時間と心を整える儀式なんだ」
と、深く腑に落ちた。波と火——これほど相性のいい組み合わせはない。
その感覚を確かめるように、今もシーズンごとに宮崎の海辺を巡り続けている。

キャンプ場のサイトには「海が近い」「海沿い」「海まで歩いて○分」といった表現が多い。
しかし、実際に「テントから海が見える」かどうかは、別問題だ。
本記事では、現地のロケーションと公式情報を照らし合わせながら、「海を“感じる”ではなく、しっかり“見える”キャンプ場」に絞って紹介していく。

【1章】宮崎で「海が見えるキャンプ場」を選ぶ前に知っておきたいこと

  1. 1-1. 宮崎の海キャンプの魅力|太平洋と黒潮がつくる“光のシンフォニー”
  2. 1-2. 海が見えるキャンプ場選びのチェックポイント
    1. 海が“見える”キャンプ場を見抜くためのリアル条件
    2.  焚き火の可否は“海キャンプの満足度”に直結する
    3.  海キャンプならではの“ないと困る設備チェック”
    4. 【よくある質問】友だちによく聞かれるやつ、全部ここで答える
  3. 1-3. 宮崎の海キャンプで気を付けたい3つのポイント
    1.  ① 風対策は必須(これは本気で…!)
    2.  ② 塩害対策(油断するとギアが一気に傷む)
    3.  ③ 夏の“宮崎日差し”は覚悟しておけ(レベルが違う)
    4. 【よくある質問】友だちにめっちゃ聞かれるやつ答えるね
  4. 2-1. 高松キャンプ公園|志布志湾に沈む夕日をそのまま抱きしめる
    1.  志布志湾を染めるオレンジ色のキャンバス
    2.  サイトは海のすぐ横。波音が夜のBGM
    3.  焚き火・設備・ファミリーの使い勝手
    4.  僕が感じた“このキャンプ場の強み”
  5. 2-2. 栄松ビーチ・キャンプ場|エメラルドの海 × 夕暮れの金色。色彩の魔法に浸る
    1. 透明度の高い“宮崎トップクラス”の海が目の前
    2.  ビーチ横のサイトは贅沢すぎる“最前列”
    3.  設備と遊びの豊富さ(ファミリーにも最適)
    4. 僕が感じた“栄松ビーチの真骨頂”
  6. 2-3. 下阿蘇ビーチリゾート浜木綿村|快水浴場“特選”の絶景で迎えるサンセット
    1. 九州唯一の快水浴場“特選”に選ばれたビーチ
    2. オート・フリー・コテージまで揃った万能キャンプ場
    3.  設備と焚き火の注意点
    4. 僕が感じた“浜木綿村の魅力”
  7. 3-1. 宮崎白浜キャンプ場|南国の海と星空がクロスする青島ナイト
    1.  青島エリアならではの“南国感 × 海 × 星空”
    2.  夜のビーチで、波音と星をひとり占め
    3.  設備と焚き火のスタイル
    4.  僕が感じた“宮崎白浜の魅力”
  8. 3-2. AOSHIMA PICNIC CLUB CAMP|OCEANSIDE CAMP AREAで海風と星を浴びる夜
    1. サーフポイント徒歩30秒、“波の匂い”がするキャンプ場
    2. 星が出た夜は、焚き火は“静かめ”がちょうどいい
    3.  サーフキャンプ・ファミリーキャンプどちらも楽しめる理由
    4.  僕が感じた“青島サーフキャンプの真価”
  9. 3-3. Aoshima Firepit Forest|森のファイヤーピットで火を囲み、海はすぐそば
    1. 海のすぐ裏手、“森の中に隠れた焚き火基地”
    2.  焚き火を介して、人と人がゆるくつながる空間
    3. サーフトリップの“基地”として最高すぎる理由
    4.  僕が感じた“Firepit Forestの特別さ”
  10. 4-1. camping villa PILLOWS|日向灘を見下ろす高台ヴィラで過ごす大人の夜
    1.  目の前に広がるのは、黒い海と星空だけ
    2.  ヴィラでくつろぎつつ、焚き火はしっかり楽しむ
    3. カップル・夫婦旅におすすめの理由
    4. 僕が感じた“PILLOWSの魅力の核”
  11. 4-2. Oceanside Ranch MIYAZAKI|海が見えるグランピングで“何もしない”贅沢を
    1. 宮崎牛と海鮮を味わいながら、海を眺めるグランピング
    2.  “設営ストレス0”だから、焚き火と食事に全振りできる
    3.  記念日・カップル・グループ旅に最高に刺さる理由
    4.  僕が感じた“この施設のコアな魅力”
  12. 5-1. 潮の杜キャンプ場|旧小学校グラウンドで、山と海に挟まれて眠る
    1. 校庭キャンプ × 海 × 山という“唯一無二”のロケーション
    2.  焚き火と星空、そして朝は海へ。“完璧すぎるルーティン”ができる
    3.  ファミリーに爆ウケする理由、ぜんぶ語る
    4.  僕が感じた“潮の杜の核心”
  13. 5-2. 須美江家族旅行村|海・遊具・水族館が揃う“家族旅行基地”のようなキャンプ場
    1.  日豊海岸国定公園内のロケーション、海はすぐそこ
    2.  “親の安心感”と“子どものワクワク”が完璧に共存してる
    3.  焚き火時間は、“今日一日のハイライト”を語り合う時間になる
  14. 5-3. 御鉾ヶ浦公園キャンプ場|絶景スポットに囲まれた無料キャンプ場(焚き火NGに注意)
    1.  御鉾ヶ浦海水浴場すぐそば。“無料とは思えない”絶景キャンプ
    2.  焚き火NGはガチで注意。BBQ台だけOKのケース多め
    3.  周辺の絶景スポットをまとめて巡れる神立地
    4.  僕が感じた“御鉾ヶ浦の本質”
  15. 6-1. 無人島「乙島」キャンプ場|360度ぐるりと海に囲まれる島キャンプ
    1.  門川湾に浮かぶ周囲約4kmの“本気の無人島”
    2.  ウッドデッキ・バンガロー・テントサイト、それぞれの楽しみ方
    3. 釣り・磯遊び・トレッキング。海と島を丸ごと遊ぶ一日
    4. 準備と注意点(ここ大事)
    5.  【よくある質問】友だちにめちゃ聞かれる“乙島Q&A”
  16. Q1. 宮崎の海が見えるキャンプ場で、焚き火できない場所はある?
  17. Q2. 海辺キャンプは風が強いって本当?どう対策すればいい?
    1. 風対策のポイント(僕の実体験ベース)
  18. Q3. ファミリーキャンプにおすすめの海が見えるキャンプ場はどこ?
  19. Q4. ソロキャンプやデュオで、静かに海と焚き火を楽しみたいなら?
  20. Q5. 宮崎の海キャンプ、ベストシーズンはいつ?
    1. 春・秋キャンプが圧倒的に強い理由
    2.  じゃあ夏はどうなの?
    3. 冬は?実は“知る人ぞ知るご褒美シーズン”
    4.  まとめると、こう!
  21. まとめ|焚き火越しに見る水平線は、人生の“句読点”になる
  22. 関連記事・こちらもよく読まれています
  23. 参考にした公式サイト・一次情報ソース
    1. この記事の情報精度について
    2. 海キャンプを安全に楽しむための大切なポイント

1-1. 宮崎の海キャンプの魅力|太平洋と黒潮がつくる“光のシンフォニー”

宮崎の海岸線は、南北およそ400km。太平洋側にずーっと開けていて、地図で見ると「本当にこんなに海と向き合ってる県ある?」って思うくらい海とべったりなんだ。
黒潮の影響で水温も比較的あたたかくて、海の色も澄んだブルー系。宮崎県公式観光サイトでも「リゾートエリア」「美しい海岸線」として推されているけれど、実際に走ってみるとほんとその通りで、車窓の8割が海、っていう区間が普通にある。

北側は、日向灘に面したリアス式のゴツゴツした海岸線。日向岬・馬ヶ背あたりの断崖は、波の音も景色も完全にワイルドモード。
一方で南に下って日南海岸(Nichinan Seacoast)まで行くと、椰子の木と青い海が続く「ここ本当に日本?」っていうリゾート感。
さらに青島周辺は、鬼の洗濯板と呼ばれる岩場と、南国植物がワサワサ茂る小さな島がセットになっていて、同じ「宮崎の海」でもエリアごとにキャラがぜんぜん違う。これをキャンプしながら少しずつ制覇していくのが、たまらなく楽しい。

で、僕が海キャンプで一番推したいのが、「時間の変化を丸ごと浴びられる」ところ。
朝焼け → 日中 → 夕陽 → 星空まで、ワンナイトの中で何回もクライマックスが来るんだよね。
例えば、日南の海沿いのサイトでテントを張っていると、朝はまだ少し冷たい風と一緒に、うっすらオレンジに染まった水平線がじわ〜っと明るくなってくる。その数時間後には、同じ場所が「ギラギラの南国ビーチ」に変身してる。

夕方になると、今度は太陽が海のほうへじわじわ降りていく。
「そろそろかな」と焚き火台に火を入れて、お湯を沸かしてコーヒーを淹れていると、視界の端で海がオレンジに切り替わっていくのがわかる。
ホテル泊だと、この“切り替わりの瞬間”は窓越しにチラっと見るだけで終わりがちだけど、キャンプだと身体ごとその時間に浸れる。これがもう、病みつきになる。

僕が宮崎で初めて海キャンプしたとき、正直「海のそばで焚き火って、潮風で煙が流されるし、ただ雰囲気いいだけでしょ?」くらいに思ってた。
でも実際は真逆で、波のリズムと焚き火のパチパチが完全にシンクロする瞬間があって、そのとき「あ、これは儀式だな」と腹落ちした。
火を見ているうちに、その日までの仕事のこととか、細かい不安とか、マジでどうでもよくなってくる。焚き火って、メンタルのリセットボタンなんだよね。

よく友だちに「ぶっちゃけ、宮崎の海キャンプって何がそんなにいいの?」って聞かれるけど、僕はいつもこう答えてる。
「同じ場所で一泊するだけで、4つの景色をハシゴできるから最高」だって。
朝は少しひんやりした空気と静かな海。昼は南国リゾートの顔。夕方はオレンジ色の劇場。夜は星空と波音だけの暗闇。これ全部、テントから一歩出るだけで味わえる。

キャンプギアのレビューやキャンプ場の取材で全国いろんな海辺を見てきたけれど、「時間ごとの表情の豊かさ」は宮崎が頭ひとつ抜けていると感じている。
この記事では、その中でも「テントからちゃんと海が見える場所」にこだわって、僕自身が何度も通ってる&信頼して紹介できるキャンプ場だけを選んでいる。
これから紹介していく12カ所は、「海キャンプってこんなに気持ちいいんだ」を全力で体感できる場所ばかりなので、ワクワクしながら読み進めてもらえたら嬉しい。

1-2. 海が見えるキャンプ場選びのチェックポイント

海のそばのキャンプ場って、どこも写真がキラキラしてて魅力的に見えるんだけど、実際に行ってみると「あれ、海…どこ?」みたいなことが普通にある。
僕もキャンプ場取材を始めた頃は、サイト説明の「海まで徒歩3分」「海沿い」みたいな文言を信じて何度か痛い目を見た。
だからこの記事では、読者のみんなが僕みたいに“勘違いキャンプ”をしなくて済むように、海が“本当に”見えるキャンプ場の見抜き方をガッツリ共有する。

海が“見える”キャンプ場を見抜くためのリアル条件

これ、何度も現地で検証してきて気づいたんだけど、写真の雰囲気よりも地形サイトの配置がすべてなんだよね。

  • 海へ遮るものがないか(建物・道路・林・防砂林)
    └ 特に宮崎は海沿いに防砂林が多い。“防風林の向こうに海”だとテントからは何も見えない。
  • サイトが海側に向いて配置されているか
    └ たとえば 宮崎白浜キャンプ場(公式) の海側オートサイトは、文字通りテントから海が見える。
  • 高台 or 砂浜直結どちらかのタイプか
    └ 高台タイプは視界が開ける。砂浜直結タイプは“音の没入感”が最高。栄松ビーチの海側デッキがまさにこれ。
  • 夕陽・日の出とキャンプサイトの向きが合っているか
    └ 夕陽狙いなら志布志湾側が圧倒的に強い。朝日狙いなら日向灘側の勝ち。

地図だけ見ても分からないから、僕は必ず公式サイトの写真+Googleストリートビュー+衛星写真まで合わせて確認する。
実際、現地に行ったら「写真と角度ぜんぜん違うじゃん!」みたいなことも多いから、これは割とガチでやってる。


 焚き火の可否は“海キャンプの満足度”に直結する

海キャンプで焚き火できないと、正直ワクワク度が半分になる。
だから必ず焚き火のルールはチェックすべき。
僕の経験上、宮崎の海沿いはほぼ全域で直火NG。焚き火台は必須だ。

  • 直火OKはほぼゼロ(焚き火台必須)
  • 焚き火NGで、BBQ台のみ可のキャンプ場もある
    └ 代表例:御鉾ヶ浦公園キャンプ場(※無料だけど火の扱い厳しめ)
  • 風が強い日は焚き火禁止
    └ 実際、僕も下阿蘇ビーチで「今日は風強すぎるので焚き火NGです」と管理人さんに止められたことがある。

宮崎は海風がけっこう強くなるタイミングがあるから、管理側も慎重。
「焚き火できると思って来たのに…」という悲しい夜を避けるためにも、事前チェックは絶対。


 海キャンプならではの“ないと困る設備チェック”

海キャンプはふだんの山キャンプにはない「砂」「潮」「汗」「濡れ物」の問題が出てくる。
特にファミリーや初心者は、ここを見落とすと確実に疲れる。

  • シャワー(海水浴後の砂落としに必須)
    └ たとえば 栄松ビーチ・キャンプ場(公式) はシャワー完備でめちゃ助かる。
  • トイレ(深夜に明るいかどうか)
    └ 夜の海のキャンプ場って、本気で真っ暗。トイレの明るさは安心度に直結。
  • 炊事場の広さと清潔さ
    └ 海キャンプはBBQ率が上がるから、炊事場の使いやすさは重要。潮風でベタつく手を洗いやすい場所があると神。
  • 売店・自販機の有無(夏場は特に命綱)
    └ 30℃超の宮崎で飲み物切れは危険。浜木綿村(公式)は売店があるので安心感が段違い。

あと、これは完全に経験談だけど、夏の海キャンプはタオルの消費量がえげつない。
汗・海水・シャワー・料理…とにかく使う。
売店でタオル売ってると「ここ神か?」と思うレベルで助かる。


【よくある質問】友だちによく聞かれるやつ、全部ここで答える

Q. 「海が見える」と書いてあるキャンプ場って、ほんとに見えるの?

A. ぶっちゃけ、3割くらいは“見えない”
写真はビーチの写真だけど、テントサイトは林の裏っていうパターンがある。
だから僕は現地で必ず「海が見える角度」から撮影してる。

Q. 初心者でも海キャンプっていける?

A. いける。ただしシャワー&売店ありのキャンプ場を選ぶのが鉄則。
宮崎は日差しが強いから、水分補給と日焼け対策が大事。

Q. 焚き火って本当に危ない?

A. 海沿いは風向きがコロコロ変わるから危ないときはマジで危ない。
僕は一度、風向き急変で火の粉が海側に飛んで焦ったことがある。
焚き火シート+しっかりした焚き火台+風の読みは必須。


このチェックポイントを押さえておくと、海キャンプの失敗率はぐんと下がる。
このあと紹介する12スポットは、その基準で全部チェック済みだから、安心して読み進めてほしい。

1-3. 宮崎の海キャンプで気を付けたい3つのポイント

宮崎の海キャンプは最高なんだけど、正直「ちょっと知ってるだけで快適さが段違いになるポイント」がある。
僕も最初の頃は油断して、テントが煽られたり、ギアが塩で真っ白になったり、真夏にとろけそうになったり…いろいろ学んできた。
ここでは実体験ベースで“ガチで重要な3つ”をまとめる。

 ① 風対策は必須(これは本気で…!)

宮崎の海沿いは、とにかく風が読みにくい
特に冬〜春は突風が吹くことがあって、僕も一度「お、今日は静かだな」と油断してたら、夜中にテントがバサーーッ!と持ち上がりかけて飛び起きた。
(あれはマジで心臓に悪い…)

だから宮崎の海キャンプでは、

  • ガイロープ多め(風上側は特にガチ張り)
  • 鍛造ペグ or 長めのソリッドペグ
  • 風の通り道を考えてテントの向きを調整

この3つはセットで必須。
特に鍛造ペグは本当に頼りになる。優先度で言うとウォータータンクより重要なくらい。
風速の基準とかは気象庁の海岸部情報(気象庁 風予報)をチェックしておくと安心。


 ② 塩害対策(油断するとギアが一気に傷む)

海キャンプを続けていると分かるんだけど、
「塩」は敵。
風に乗った塩分はギアにどんどん付着して、焚き火台・ランタン・車のホイールまで容赦なくやられる。
僕も以前、ステンレスの焚き火台を油断して車に積んで帰ったら、翌週には細かい白いサビが出ていて絶望した…。

だから撤収前後にやってるのはこの3つ:

  • 焚き火台はウエットティッシュ or 水で軽く拭く
  • ランタンは五徳・ハンドルを特に重点的に
  • 車のホイールは洗車機でサッとでも流す

これだけでギアの寿命が全然違う。
特に潮風の強いエリア(青島、日南、延岡の海沿い)はマスト対策だよ。


 ③ 夏の“宮崎日差し”は覚悟しておけ(レベルが違う)

宮崎の夏、ナメたら危ない。
「九州の海=南国だから気持ちいいんでしょ?」と思われがちだけど、
日差しの強さは本気でトップクラス。
僕は初めて夏の日南でキャンプしたとき、設営だけでTシャツが汗で絞れるレベルになった。

だから夏は、

  • サンシェード or 遮光タープ(通常タープじゃ焼ける)
  • 飲み物は普段の1.5倍〜2倍は必要
  • クーラーボックスの保冷は「過剰すぎる」くらいでちょうどいい
  • 日中は無理せず、遊ぶ→日陰で冷えるの繰り返し

ちなみに、宮崎市観光協会も夏の暑さ対策を強く推奨してる →
宮崎市観光サイト

海辺で「風あるからいけるっしょ」と思いがちだけど、
実際は体感温度+紫外線×反射光で体力がゴリッと削られるから本気で注意してほしい。


【よくある質問】友だちにめっちゃ聞かれるやつ答えるね

Q. 海の風ってそんなに強い?テント飛ぶほど?

A. 飛ぶ。というか、ペグが甘いとマジで飛びかける。
僕は一度、突風でタープのポールがガクッと倒れて大慌てした経験あり。
風予報で5m超えそうなら、高台サイトは避けるのもアリ。

Q. 塩害ってどのギアが一番やられる?

A. 焚き火台とランタン。あと車。
特に黒皮鉄のギアは顕著にサビが出るから、使った後は必ず拭こう。

Q. 夏の宮崎、何時が一番ヤバい?

A. 13〜15時。
ガチで暑いから設営は午前中に終わらせるのが鉄則。
逆に夕方は風も涼しくなって焚き火が最高に気持ちいい時間帯になるよ。


この3つを理解しておくだけで、海キャンプの快適さは一気に高まる。
これから紹介するキャンプ場も、このポイントを踏まえて選んでるから、安心して読み進めてほしい。

【2章】夕陽に染まる「サンセット派」向け|海に沈む太陽を眺めるキャンプ場

2-1. 高松キャンプ公園|志布志湾に沈む夕日をそのまま抱きしめる

 志布志湾を染めるオレンジ色のキャンバス

宮崎の南端・串間市にある高松キャンプ公園。正直ここは、「夕陽を全力で味わいたい人」に一度は行ってほしい場所。
隣の高松海水浴場(公式:串間市観光ページは遠浅で、干潮と満潮で表情が変わるのも面白いんだけど、何より最高なのは夕方、海がまるごとオレンジに染まる瞬間

僕はここに何回も通ってるんだけど、夕陽が沈みだす時間帯になると「来てよかった…!」って本気で思う。
夕陽が海面を染めて、まっすぐこちらに向かって光の道が伸びてくるあの感じ、何度見ても胸にグッとくるんだよね。

 サイトは海のすぐ横。波音が夜のBGM

このキャンプ場、特に良いのはサイトからの距離感がエグいほど海に近いこと。
オートサイトでもフリーサイトでも、風のない日は波音がしっかり聞こえて、テントに座ってるだけで自然と深呼吸したくなる。

実際、僕もここで何度も焚き火してきたけど、
波のリズム × 焚き火のパチパチが合わさると、一気に“最高の夜キャンプモード”に入る。
「火と海ってこんなに相性いいんだ…」って、初めてここで感じたくらい。

 焚き火・設備・ファミリーの使い勝手

  • 直火NG(焚き火台は必須)
  • トイレ・水場はシンプルだけどしっかり整備されてる
  • 海水浴場が目の前なので夏は家族連れに超人気

僕のおすすめは、夕方に海でちょっと遊んで、体を拭いたらすぐ焚き火の準備を始める流れ。
あの「海で遊んだテンションのまま焚き火に突入する贅沢さ」は、高松キャンプ公園ならでは。

 僕が感じた“このキャンプ場の強み”

夕陽が沈む瞬間、テントの影が砂浜にスーッと伸びていく。
この時間帯の空気は本当に特別で、僕は毎回「今日の終わり、最高だったな」と勝手にしみじみしている。
“今日一日を丸ごと受け止めてくれる海”って感じなんだよね。

「海が見えるキャンプ」が好きな人はもちろん、ちょっと疲れている人にも刺さるキャンプ場だと思う。
焚き火しながら夕陽見るだけで、なんかスッと肩の力が抜けるから。

アクセスや料金は串間市公式サイトで確認できるよ →
串間市公式サイト

2-2. 栄松ビーチ・キャンプ場|エメラルドの海 × 夕暮れの金色。色彩の魔法に浸る

透明度の高い“宮崎トップクラス”の海が目の前

日南市・南郷町にある栄松ビーチ・キャンプ場は、僕が全国を取材してきた中でも「海の透明度と色の変化」に関してトップクラスの場所。
公式サイト(栄松ビーチ公式)でも透明度の高さが推されているけど、実際に行くと本当にヤバい。
昼間の海はエメラルドというより“クリアなターコイズ”に近くて、太陽が高い時間帯は海底の砂紋までしっかり見える。

そして夕方になると、景色がガラッと変わる。
太陽が傾きはじめると水面が急に金色に変わって「え、同じ海!?」って毎回思うくらい色が劇的に変わるんだよね。
僕は何度かここで撮影してるけど、カメラの設定を変えないと明らかに色味がおかしくなるくらい、自然のフィルターの変化が激しい。
“海そのものが呼吸してるみたい”という表現がマジで合う場所。

 ビーチ横のサイトは贅沢すぎる“最前列”

このキャンプ場はサイトがとにかくビーチに近い
砂浜までは数十歩。走ったら10秒。
僕が泊まったときも、テントから椅子だけ持ってビーチへ移動→海を眺める→また焚き火へ戻る……という究極のだらけループが成立した。
これが最高に贅沢なんだよね。

特に夕暮れ時間になると、テントと海の距離が近いから、砂浜に座ってぼーっと海を眺めるだけで頭の中が空っぽになる。
「何か考える余裕を奪うほどの景色」って久しぶりに感じた場所だった。

 設備と遊びの豊富さ(ファミリーにも最適)

南郷エリアはもともと海遊びが盛んな場所で、栄松ビーチは体験アクティビティも豊富。
海を“見る”だけじゃなく海で遊ぶ前提のキャンプ場だと思っていい。

  • シャワー・トイレ・炊事場がしっかり整備(海水浴後でも快適)
  • シーカヤック・SUP・シュノーケル体験あり(公式で紹介:アクティビティページ
  • ファミリーでも安心できる落ち着いた雰囲気

実際に家族連れも多くて、子どもたちが浜辺で遊ぶ声が聞こえると「ああ、このキャンプ場は“生活と南国の中間”みたいな場所だな」と感じる。
ガツガツした“映えスポット”じゃなくて、ちゃんと“暮らすように過ごせる海キャンプ”なんだよね。

僕が感じた“栄松ビーチの真骨頂”

個人的にこのキャンプ場の一番の魅力は、色の変化が一日中エモいということ。
特に夕暮れの、海が金色→オレンジ→紫→群青へと変わっていくグラデーションは、初めて見たとき息飲んだ。
焚き火しながら横目でその変化を見ていると、「あれ、今ここにいることだけで満足だな」って素直に思える。

僕は全国で300泊以上キャンプしてきたけど、“色の魔法”という意味で栄松ビーチは唯一無二。
夕陽をしっかり味わいたい人はもちろん、海の前でただ静かに過ごしたい人にも全推しのキャンプ場。

公式情報はこちら →
栄松ビーチ・キャンプ場 公式サイト

2-3. 下阿蘇ビーチリゾート浜木綿村|快水浴場“特選”の絶景で迎えるサンセット

九州唯一の快水浴場“特選”に選ばれたビーチ

延岡市北浦にある下阿蘇ビーチは、本当にすごい。
「快水浴場100選」は全国にたくさんあるけれど、“特選”に選ばれているのは九州でここだけ。
公式ページでもしっかり紹介されている →
浜木綿村公式サイト

初めて来たとき、海の透明度と砂の白さに「え、ここ南国リゾート?」って素で声出た。
海の色がグラデーションで変わるし、砂浜が本当にきめ細かくて裸足で歩くのが気持ちいい。
そのビーチのすぐ横にキャンプ場…ずるい。
これはもう贅沢というよりチート

オート・フリー・コテージまで揃った万能キャンプ場

浜木綿村の面白いところは、キャンプスタイルの幅がエグいほど広いこと。
オートサイト・フリーサイト・コテージまで揃っていて、自分のスタイルに合わせて選べる。

僕はオートサイトとフリー両方使ったことがあるけど、どっちも味がある。
特に夕暮れの時間帯、海沿いサイトで椅子に座って「はぁ〜…」って勝手に息が漏れるレベルの景色。
仕事で詰まってた時期に来たんだけど、夕陽が沈んでいくのをボーッと見ているだけで、
「あ、今日いろいろあったけどまあいいか」って思えたんだよね。

 設備と焚き火の注意点

浜木綿村は“海キャンプの快適さ”が本当に高い。
特に夏シーズンは海水浴→シャワー→焚き火の導線が神。

  • 直火禁止(焚き火台必須)…海風があるので安全面も納得。
  • シャワー棟完備…夏はこれがないと本気でしんどい。
  • 売店・管理棟あり…飲み物や氷が買えるのはデカい。

僕は以前、夕方に焼き肉しながらのんびりしてたら、ちょうど海面がオレンジ色に染まりはじめて、
「うわ、今日のクライマックス来たな…」ってひとりでテンション上がってた。
浜木綿村は景色の切り替わりがはっきりしてて、夕陽の“変化の瞬間”を逃さず楽しめる。

僕が感じた“浜木綿村の魅力”

とにかく、夕陽が落ちていくスピードが気持ちいいんだよね。
静かに海が色を変えていくのを、焚き火の音と一緒に見ていると、
「今日の終わりを丁寧に味わってるなぁ」って心から思える。

特に下阿蘇ビーチは人混みゴリゴリじゃなくて、ほどよく落ち着いた雰囲気なのも最高。
海を眺めるだけで感情がゆっくり溶けていくような場所って、全国探してもそんなにない。

僕的には、
「疲れた大人」×「海キャンプ」という組み合わせの完成形がここ、浜木綿村だと思っている。

■ 公式情報はこちら
下阿蘇ビーチリゾート浜木綿村 公式サイト

【3章】星空を独り占め「ナイトスカイ派」向け|焚き火越しに見上げる満天の夜

3-1. 宮崎白浜キャンプ場|南国の海と星空がクロスする青島ナイト

 青島エリアならではの“南国感 × 海 × 星空”

宮崎市・青島エリアにある宮崎白浜キャンプ場は、宮崎の海キャンプの中でも「リゾート」と「野営」のバランスが抜群の場所。
公式ページ(宮崎白浜キャンプ場 公式サイト)を見ても分かる通り、パームツリーが並び、白い砂浜が広がり、まさに“南国そのもの”のロケーションなんだよね。

僕が初めてここに来たとき、まず思ったのは「空、広っ!!」ということ。
青島の海は水平線が抜けて見えて、日中は太陽がさんさんと照らして海が青く輝き、
夜になるとビーチに出るだけで頭上に星のドームが広がる。
ここまで“昼と夜のギャップが大きい”キャンプ場は全国でもかなりレアだと思う。

 夜のビーチで、波音と星をひとり占め

僕が宮崎白浜で一番好きな時間は夜のビーチ散歩
焚き火を少し離れて、ヘッドライトを消して、海岸にふっと降りる。
するとね、波の白いラインだけがうっすら浮かび上がって、それ以外はすべて星。
街灯が少ないから、星の密度がすごいんだよ。

潮風の匂いと、焚き火の残り香がまざり合って、身体のスイッチが一気に“オフ”になる感じ。
僕、これまで300泊以上キャンプしてきたけど、「星を見るために海へ出る」という体験は、宮崎白浜ほど気持ちがいい場所はそう多くない。

 設備と焚き火のスタイル

宮崎白浜はオートキャンプ場としての完成度が高いのも魅力のひとつ。
設備がしっかりしているから、ソロもファミリーも安心して泊まれる。

  • オートサイト中心で車を横付けできる…荷物運びがラクすぎて、一度経験すると戻れない。
  • トイレ・炊事場・シャワー完備…夏の海キャンプではシャワーの存在がほぼ生命線。
  • 直火NG(焚き火台必須)…海風がある日は特に風防を持っていくと安心。

僕は焚き火をしながら夜の海を眺めるのが好きなんだけど、宮崎白浜は焚き火台を置くスペースもしっかり確保されていて、
「焚き火 → ビーチ → 星空 → 焚き火」のループがスムーズすぎる。
友だちと来たときは、夜のビーチで星を見ながら“秘密基地の話”みたいな気分になって語り合ったりもした。

 僕が感じた“宮崎白浜の魅力”

一言で言えば、“夜の満足度が異常に高いキャンプ場”
昼は青い海でワクワク、夜は星空でしんみり、そして焚き火で落ち着く。
この「三段落ち」みたいな楽しみ方ができる場所って、本当に貴重なんだ。

「南国の海で遊びたい」
「でも夜はちゃんと焚き火して、自然に包まれて眠りたい」

そんなワガママを全部満たしてくれるのがこのキャンプ場。
青島の海と星空を同時に楽しめる贅沢は、宮崎白浜ならでは。

■ 公式情報はこちら
宮崎白浜キャンプ場 公式サイト

3-2. AOSHIMA PICNIC CLUB CAMP|OCEANSIDE CAMP AREAで海風と星を浴びる夜

サーフポイント徒歩30秒、“波の匂い”がするキャンプ場

AOSHIMA PICNIC CLUB CAMP の中でも、「OCEANSIDE CAMP AREA」は正直レベルが違う。
海の近さが“近い”じゃなくて“生活圏”なんだよね。
公式サイト(AOSHIMA PICNIC CLUB CAMP公式)にも書かれているけど、
本当にサーフポイントまで歩いて30秒。

僕もここで朝にコーヒー淹れていたら、濡れたボードを抱えたサーファーが普通に横を通っていく。
そのときの“海のある日常感”がたまらなく好きで、毎回
「あ、ここだけ空気が違う」って感じる。
海が観光スポットじゃなくて“生活音”として存在しているキャンプ場って、本当に希少なんだよ。

星が出た夜は、焚き火は“静かめ”がちょうどいい

夕方の青島はちょっと賑やかなんだけど、夜になると一気に音が落ち着く。
サーファーたちもテントに戻って、遠くで波のリズムが続くだけ。
僕が泊まった日も、21時を過ぎたあたりで海風がスッと冷えて、空を見上げたら
「星、多っ…」
って声が漏れたくらいの星空だった。

ここは大声で盛り上がる場所じゃなくて、
火を小さくして、ほのかな揺らぎを感じる夜が似合うキャンプ場。
波・風・焚き火…全部が静かに繋がって、一気に“チルの世界”に入る。

 サーフキャンプ・ファミリーキャンプどちらも楽しめる理由

AOSHIMA PICNIC CLUB CAMPの面白いポイントは、
「サーファーの拠点」でもあり「家族で海遊びできる場所」でもあること。
どっちのニーズもちゃんと満たしてくれるんだよ。

  • 海水浴・サーフィン・磯遊び…昼のアクティビティが多すぎるレベル
  • 青島観光がめちゃくちゃ近い…青島神社・ビーチ・飲食全部近い
  • 焚き火はルール厳しめ…静かに楽しむ大人が多いので逆に快適

僕はここで“海の1日”をまるっと満喫したことがあって、
朝サーファーを眺めて、昼は海に足だけつけて本読んで、
夜は焚き火と星空という、まさに
「海を浴び尽くした1日」を過ごした。

 僕が感じた“青島サーフキャンプの真価”

ここはもう、「海と同じリズムで過ごす場所」だと思ってる。
サーフポイントが近いから、海がずっと動いているのを肌で感じるし、
夜は星と波だけの空間で、自然と心が落ち着く。

「テントで寝たい。でも海を主役にしたい」
そんな欲張りキャンパーには、OCEANSIDE CAMP AREAはドンピシャ。
焚き火・星・波、全部そろった“青島の完成形キャンプ”だ。

■ 公式情報はこちら
AOSHIMA PICNIC CLUB CAMP 公式サイト

3-3. Aoshima Firepit Forest|森のファイヤーピットで火を囲み、海はすぐそば

海のすぐ裏手、“森の中に隠れた焚き火基地”

Aoshima Firepit Forest は、青島エリアの中でもちょっと異色のキャンプ場。
なにが良いって、まず「海まで徒歩圏」なのに、サイトはしっかり森の中に隠れているという絶妙すぎる立地。
公式サイト(Aoshima Firepit Forest公式)を見ても分かるけど、コンセプトが完全に“焚き火中心”。

僕も初めて行ったとき、青島の海を背に森へ入っていく瞬間、「え、こんなところにキャンプ場あるの?」って驚いた。
でも数十秒歩いただけで“森の気配”が一気に濃くなる。
そこにテント張って焚き火の準備をしていると、
「海で遊んだ日がそのまま森の夜に続いていく」という、他では味わえない二部制アウトドアが始まるんだよ。

 焚き火を介して、人と人がゆるくつながる空間

Firepit Forestの象徴は、やっぱり共有ファイヤーピット
ここが本当にいい空気をつくってる。
火を囲みながら、キャンパー同士が自然に会話を交わすんだよね。

「今日、木崎浜どうでした?」
「朝イチの波、めっちゃ良かったですよ」
「明日は北うねり入りそうですね」

みたいな、“サーファー同士の生きた情報交換”が普通に成立する。
僕もここで数人と仲良くなったことがあって、焚き火の火を前にするとほんと距離が縮む。
焚き火って、視線が合いすぎないし、沈黙も許してくれるし、人との間合いが最高なんだよね。

サーフトリップの“基地”として最高すぎる理由

Aoshima Firepit Forestは、ただのキャンプ場じゃなくて
「サーフトリップのベースキャンプ」としてめちゃくちゃ使いやすい。

  • 青島・木崎浜・梅ヶ浜など主要ポイントが近い
  • サーフ帰りのシャワーが最高にありがたい
  • 夜は森で焚き火しながら波の話ができる

僕はここを“サーフキャンプの聖地”と言ってもいいと思ってて、
日中は海の上で波を探し、夕方は焚き火を前にゆっくり体を休める。
そして夜、テントに横になったとき、森の静けさの向こうから
「ゴォ…ザァ…」
と、かすかに波の音が聞こえてくるんだよ。

あの瞬間こそ、このキャンプ場の真価。
森にいるのに、海がすぐ隣で呼吸しているのが分かる。
「海と森のちょうど真ん中に寝ている」という贅沢をビシビシ感じる。

 僕が感じた“Firepit Forestの特別さ”

ここは派手さより“深さ”があるキャンプ場だと思う。
青島の海で遊んで、森の中で火を囲んで、また海の音を聞きながら眠る。
こんな体験ができる場所って、本当に数少ない。

海が好きな人、焚き火が好きな人、静かな夜が好きな人。
その全部に刺さるキャンプ場がAoshima Firepit Forest。
僕自身、青島周辺に泊まるときは「今日は波が良さそうだからFirepit Forest一択」と思う日があるくらい。

■ 公式情報はこちら
Aoshima Firepit Forest 公式サイト

【4章】海と高台ビュー「オーシャンビュー派」向け|水平線を見下ろすキャンプ&グランピング

4-1. camping villa PILLOWS|日向灘を見下ろす高台ヴィラで過ごす大人の夜

 目の前に広がるのは、黒い海と星空だけ

宮崎市・内海エリアの高台にあるcamping villa PILLOWSは、僕がこれまで泊まってきた“海が見える系キャンプ・宿泊施設”の中でも、
「夜の景色が圧倒的に強い場所」のひとつ。
公式サイト(PILLOWS公式)にもあるけれど、とにかくロケーションが反則級。

高台にあるから、目の前が完全に抜けていて、夕方〜夜にかけての景色がヤバい。
日が落ちてくると日向灘がどんどん黒く沈んでいき、気付けば海と空の境界がなくなる。
僕はテラスに座ってコーヒー飲んでたんだけど、
「あれ?世界ってここまで静かだったっけ?」
って素で思ったくらい、音が少ない夜だった。

 ヴィラでくつろぎつつ、焚き火はしっかり楽しむ

PILLOWSのいいところって、
“快適なヴィラ × 本気の焚き火”が同時に成立する点なんだよね。

ベッドやソファ、キッチン、冷暖房…もう完全にホテルレベルの快適空間なんだけど、
外に出るとしっかり焚き火スペースがあって、自然はちゃんと“野営”してる。
僕も行ったとき、焚き火台の前に座って火を眺めながら、
眼下の真っ暗な海に視線を落とす時間が最高すぎて、
「うわ、大人の贅沢ってこれだわ」ってしみじみ思った。

風が抜けて、火の音が軽くパチパチ鳴って、
その奥で「ゴォ…ッ」と静かに波が呼吸してるのが分かる。
ヴィラだから安心感はめちゃくちゃあるのに、自然との距離は全然遠くない。
このバランス感覚、ほんと神。

カップル・夫婦旅におすすめの理由

PILLOWSをおすすめしたいのは、
「キャンプ的な時間も欲しいけど、ゆっくり語りたい夜も大事にしたい」
という、大人の2人旅。

  • アクセスが良い…山奥じゃないから夜の移動ストレスがゼロ。
  • 夜が本当に静か…海と風の音以外、ほぼ何もない。
  • 朝のテラスが反則…日向灘の青さが“朝のご褒美タイム”に変わる。

僕は朝、テラスに出て海を見たとき、
前日の夜の黒さとは対照的で、その青さにちょっと鳥肌立った。
「また来よう」って思える朝の景色って、実はかなりレアなんだよね。

僕が感じた“PILLOWSの魅力の核”

ここは“自然で遊ぶ場所”というより、
“自然の中で落ち着くための場所”
焚き火の音、波の音、そしてヴィラの安心感。
この三つが完璧な三角形で成立しているキャンプ場って、全国でもそう多くない。

「ちょっと疲れた大人」
「焚き火の時間を大切にしたいカップル・夫婦」
「星と海を静かに楽しみたい人」

そういう人にPILLOWSは刺さりまくると思う。

■ 公式情報はこちら
camping villa PILLOWS 公式サイト

4-2. Oceanside Ranch MIYAZAKI|海が見えるグランピングで“何もしない”贅沢を

宮崎牛と海鮮を味わいながら、海を眺めるグランピング

内海エリアって、宮崎の中でも「海 × 癒し」の密度がめちゃくちゃ高いんだけど、
その中でもOceanside Ranch MIYAZAKIは、“完全に大人仕様”のグランピング施設。
公式サイト(Oceanside Ranch MIYAZAKI 公式)を見てわかる通り、
ドームテントやキャビンのどこからでも海が見えるし、夜は満天の星が頭上を支配する。

僕が初めてここに来たとき、ドームテントの窓から海を見て、
「あ、今日はもう何もしなくていいな」
ってすぐ悟った。
宮崎牛や地元海鮮を使ったBBQが用意されるから、食材選びも下準備もゼロ。
“ただ来て、ただ楽しむだけ”という贅沢が成立する場所なんだよね。

 “設営ストレス0”だから、焚き火と食事に全振りできる

ここはもう、キャンプ界の「反則技」だと思ってる。
なぜなら——

  • ベッド完備(しかもフカフカ)
  • 電源・空調・アメニティ充実
  • 室内でも外でもくつろげる広さ

つまり、設営・撤収・寝床の不安が一切ない。
だから僕も滞在中はずっと「焚き火」「海」「星」のループに没頭できた。
特に夜、焚き火を前に宮崎牛をじゅぅ〜と焼きながら、
潮風がゆっくり吹いてくる感じが最高で、
「これ、人生のチートデイじゃん」って思った。

 記念日・カップル・グループ旅に最高に刺さる理由

Oceanside Ranchは、“キャンプ初心者の友だちを連れていく場所”としても超優秀。
というのも、

  • 初心者でも安心して自然を楽しめる(虫が苦手な友だちもここなら笑顔だった)
  • 焚き火を囲んでゆっくり会話できる(外時間の質がめちゃ高い)
  • 写真映えが爆発してる(ドーム × 海 × 炎の組み合わせは無敵)

カップル旅行にも本当に向いてる。
僕は実際に記念日で利用したこともあるんだけど、
“非日常感”の出し方が絶妙で、
「特別な日に来てよかった」と心の底から思えた。

 僕が感じた“この施設のコアな魅力”

Oceanside Ranch MIYAZAKIは、いわゆる“便利なキャンプ”じゃない。
もっと深いところにある、
「自然の豊かさだけを抽出した空間」だと思う。

海を見て、風を感じて、火を見つめて、美味しいものを食べて、眠る。
これって本当は、キャンプの理想形なんだよね。
でもテント泊だとどうしても「設営」「天候」「寒暖差」が邪魔してくる。
ここはそれを全部取り除いて、“自然のいいとこだけ”を丸ごと渡してくれる場所。

「今日はもう頑張らなくていい」
そう言ってくれるような、優しい海沿いのグランピング。
ぼーっとしに行くだけで価値がある、そんな場所だ。

■ 公式情報はこちら
Oceanside Ranch MIYAZAKI 公式サイト

【5章】海と山に抱かれる「ネイチャー派」向け|学校跡地や公園でゆったり過ごすキャンプ

5-1. 潮の杜キャンプ場|旧小学校グラウンドで、山と海に挟まれて眠る

校庭キャンプ × 海 × 山という“唯一無二”のロケーション

日南市・鵜戸エリアにある潮の杜キャンプ場は、僕が初めて訪れたとき、
「え…ここ、反則じゃない?」って声が漏れたくらい、強烈にノスタルジックな場所だった。
旧小学校をまるごと活用したキャンプ場で、グラウンドにテントを張るという体験ができるんだよね。
これが思っていた以上に面白い。

校庭のど真ん中にテントを張ると、視界がとにかく広い。周りは山と森に囲まれ、
でも少し歩くと潮の匂いがしてきて、数分で海まで出られる。
山 × 森 × 海が“全部味わえるキャンプ場”って、実は全国でもかなりレア。
公式サイトはこちら →
潮の杜キャンプ場 公式

 焚き火と星空、そして朝は海へ。“完璧すぎるルーティン”ができる

夜の潮の杜は、とにかく静か。グラウンドの真ん中で焚き火をしていると、
校舎に残された面影と、夜の山の気配がじんわり入り混じってくる。
頭上は一気に開けていて、満天の星がグラウンドの中心を照らすんだよ。

個人的に大好きなのは朝の散歩ルーティン
早起きして、ちょっとひんやりした空気の中を歩いて海まで行く。
昔の通学路を辿るような感覚で、潮の匂いが少しずつ濃くなっていくあの時間がたまらない。
朝の海って、なんであんなに「今日もやるか」って気持ちにさせてくれるんだろうね。

 ファミリーに爆ウケする理由、ぜんぶ語る

潮の杜はファミリーキャンプにめちゃくちゃ強い
僕も実際に何回かファミリーと一緒に使わせてもらったけど、
親も子どもも“自由の時間”をちゃんと確保できるキャンプ場って本当に貴重。

  • グラウンドが広い…サッカー・鬼ごっこ・自転車、全部できるレベル。
  • 校舎活用エリアが安心感しかない…雨の日も「退屈しない」って最強。
  • 海も山も近く、自然体験が一度で二度おいしい

子どもたちが校庭を爆走して、
親たちは焚き火しながら「いや〜ここ最高だな」って言い合う。
そんな光景がこのキャンプ場では普通に起きる。

 僕が感じた“潮の杜の核心”

ここは派手な絶景キャンプ場とはちょっと違う。
もっと“心に残る”タイプの場所なんだよね。

校庭で焚き火する非日常と、
朝の海散歩の気持ちよさと、
夜の山の静けさと…。

ここに来ると、大人も子どもも
「またあの場所に帰りたい」
ってしみじみ思う。
キャンプ場でそんな気持ちになるって、実はけっこう珍しいんだよ。

■ 公式情報はこちら
潮の杜キャンプ場 公式サイト

5-2. 須美江家族旅行村|海・遊具・水族館が揃う“家族旅行基地”のようなキャンプ場

 日豊海岸国定公園内のロケーション、海はすぐそこ

延岡市の須美江家族旅行村は、僕がファミリーキャンプを探している人にまず最初に推す場所。
なんでかって、ここは本当に「家族旅行村」という名前にウソがないから。
海水浴場・キャンプ場・水族館・遊具広場が1セットになってて、
子どもが1日中ワクワクしっぱなしのテーマパーク構造なんだよね。

しかもここ、日豊海岸国定公園内のエリアで、海がめちゃくちゃキレイ。
キャンプサイトから歩いてすぐ海に出られるし、景色も開けていて開放感MAX。
正直、大人もテンション上がる場所。
公式情報はこちら →
須美江家族旅行村 公式サイト

 “親の安心感”と“子どものワクワク”が完璧に共存してる

ファミリーキャンプで親が気にするポイントってだいたい決まっていて、
「トイレはキレイ?」「子どもが遊べる場所ある?」「海は危なくない?」
この3つなんだけど、須美江は全部クリアしてくる。

僕も友だち家族と行ったとき、子どもたちは朝から夕方までずーーっと走り回っていた。
遊具広場 → 小さな水族館 → 海 → グラウンド → また遊具…
みたいなエンドレス冒険モードが発動してて、親たちは笑うしかなかった。

でもその間、大人は安心してコーヒー飲みながらサイトで過ごせる。
須美江の「大人の余裕 × 子どもの自由時間」のバランス感は、ほんと奇跡だと思う。

 焚き火時間は、“今日一日のハイライト”を語り合う時間になる

  • サイト近くにトイレや水場が配置…夜の移動が短くて安心。
  • 夜はけっこう静か…子どもも寝かしやすい雰囲気。
  • 焚き火台を囲んで語る時間が最高…「今日一番楽しかったのは?」って聞くと絶対盛り上がる。

僕が印象に残ってるのは、焚き火を囲んで、
子どもたちが「海がキラキラしてた!」「水族館の魚かわいかった!」って一生懸命話してくれた夜。
あの瞬間って、キャンプでしか味わえないんだよね。

「子どものキャンプデビューを海の近くでしたい」
そう思ってる親御さんには、須美江家族旅行村を心の底から推したい。
子どもはワクワク、大人は安心。これ、本当に最強。

■ 公式情報はこちら
須美江家族旅行村 公式サイト

5-3. 御鉾ヶ浦公園キャンプ場|絶景スポットに囲まれた無料キャンプ場(焚き火NGに注意)

 御鉾ヶ浦海水浴場すぐそば。“無料とは思えない”絶景キャンプ

日向市にある御鉾ヶ浦公園キャンプ場は、僕が初めて行ったとき
「いや、これ無料でいいの!?」
と本気でツッコんだレベルのロケーション。
公式(日向市観光協会):日向市観光サイト

すぐ隣は御鉾ヶ浦海水浴場。ここの景観がまた独特で、岩肌がゴツゴツしていて、海の青さが異常に濃い。
僕は到着してすぐに視界が開けた瞬間、車のエンジン切る前に
「うわ、やば…」
と素で声出た。
海を見下ろす感じの高さも絶妙で、テントからの眺めがもう“ザ・宮崎の海”って感じなんだよね。

 焚き火NGはガチで注意。BBQ台だけOKのケース多め

ここでひとつ大事なことを言うと、焚き火はNG
これは現地でもしっかり書かれていて、地面での焚き火はもちろん禁止。
使えるのはBBQ台のみというケースがほとんど。

僕も最初に来たときは
「このロケーションで焚き火できたら最高だろ…!」
と思ったけど、ここは火の扱いが本当に厳しめ。
だからこそ“無料で存続してる”とも言えるので、しっかりルールは守ってほしい。

逆に言うと、
「焚き火よりロケーション優先!」
「とにかく海の絶景を見てテント泊したい!」
って人にはドンピシャのキャンプ場。

 周辺の絶景スポットをまとめて巡れる神立地

御鉾ヶ浦は、周辺の観光スポットがとんでもなく強い。
車でハシゴするだけで“宮崎の断崖絶景ベスト3”みたいな場所を一気に回れる。

  • 馬ヶ背…断崖絶壁から海を見下ろす圧巻ポイント
  • クルスの海…海が十字架の形に見えるパワースポット
  • 細島灯台…海と空の広さに飲まれるような景観

僕も御鉾ヶ浦に泊まったときは、
到着 → テント設営 → 周辺絶景をハシゴ → 夕方に戻って海を見ながらご飯
という完璧ルーティンで遊び倒した。

 僕が感じた“御鉾ヶ浦の本質”

このキャンプ場は、華やかさとか快適さじゃなくて、
「海の気迫」みたいなものを味わう場所だと思う。

テントの前に座って海を眺めてると、波の音がどこか硬くて、
「自然のスケールってこうだよな…」と背筋が伸びる感じがする。
無料って聞いて油断して行くと、景色の迫力に完全に持っていかれる。

ただし!
この場所を守っていくためにも、
最新の利用ルールは絶対チェック&必ず遵守
無料キャンプ場はみんなのマナーで未来が決まるからね。

■ 公式情報はこちら(最新情報確認推奨)
日向市観光協会 公式サイト

【6章】ちょっと冒険「無人島・特別感」派向け|海に囲まれて過ごすサバイバル気分

6-1. 無人島「乙島」キャンプ場|360度ぐるりと海に囲まれる島キャンプ

 門川湾に浮かぶ周囲約4kmの“本気の無人島”

東臼杵郡門川町の沖合に浮かぶ乙島(おとじま)は、
周囲約4km・標高約80mの無人島で、ぐるっと360度ぜんぶ海。
公式情報でもキャンプ&アクティビティの島として紹介されていて、
詳細は宮崎県公式観光サイトや門川町観光協会で確認できる。
・みやざき観光ナビ:乙島紹介ページ
・門川町観光協会:乙島キャンプ場ページ

僕が初めて乙島に渡ったとき、門川港から渡船に乗って5分ちょっと。
港を出てすぐに島のシルエットが近づいてきて、船を降りて桟橋に足を乗せた瞬間、
「あ、今日は完全に別世界モードに入ったな」ってスイッチが入った。
車もコンビニもない、“海と自分たちだけ”という感覚がたまらない。

 ウッドデッキ・バンガロー・テントサイト、それぞれの楽しみ方

島の中には、いくつかタイプの違うキャンプスペースが用意されている。
ざっくり言うと、

  • ウッドデッキサイト…デッキ上にテントを張る“自分だけの基地”スタイル
  • バンガロー…ベースは確保して、身軽に無人島ステイを楽しみたい人向け
  • テントサイト…道具を持ち込んで島キャンプをフルで味わいたい人向け

僕はウッドデッキにテントを張って泊まったんだけど、
デッキの上にテーブルとチェアをセットして、クーラーボックス置いて、
「今日だけの秘密基地」が完成したときのワクワク感がすごかった。
地面が水平だから寝心地も安定するし、朝起きてそのまま海を眺められるのも最高。

バンガロー泊は「テント泊はまだ自信ないけど、無人島は体験してみたい!」という人にぴったり。
公式サイト経由でレンタルギア(テントやBBQ台など)も予約できるので、
道具フル装備じゃなくてもチャレンジしやすいのが乙島のいいところ。

釣り・磯遊び・トレッキング。海と島を丸ごと遊ぶ一日

乙島は「遊び方に限界がない無人島」って感じ。
代表的なのはこのあたり:

  • 防波堤や磯場での釣り…足場の良い場所もあって、のんびりロッドを出せる。
  • 干潮時の磯遊び…タイミングが合うと、生き物観察が楽しすぎて時間を忘れる。
  • 島内トレッキング&ビュースポット巡り…島を一周する散策ルートや展望ポイントも用意されている。

僕のおすすめは「昼はアクティビティ全振り → 夕方から一気にチルモード」の流れ。
釣りして、磯で遊んで、散策して、日が傾いてきたらサイトに戻って焚き火と晩ごはんの準備。
日が暮れるころには、島のまわりが少しずつ藍色に沈んでいって、
波と風の音しか聞こえなくなる。その静けさの中にパチパチという焚き火の音が混じると、
「あ、世界の音量が一段階下がったな」って実感する。

準備と注意点(ここ大事)

乙島は無人島なので、普通のオートキャンプ場とは前提がまったく違う。
行ってから「しまった…」とならないように、ここだけは押さえておきたい。

  • 飲料水・食料は事前準備必須
    島内に売店や自販機はない。クーラーボックス&飲み物多めが鉄則。
  • ゴミはすべて持ち帰り
    無人島キャンプの基本ルール。来たときよりキレイにして帰る意識で。
  • 天候・風次第で船が欠航することもある
    渡船は風と波の影響を大きく受けるので、事前に必ず確認。
    最新情報は門川町観光協会のサイトや電話でチェックしておこう。
    門川町観光協会(乙島キャンプ場)

普通のキャンプに慣れてきて、
「そろそろ一段階ギアを上げたいな…」と思ったときに、
無人島キャンプはほんと最高のステップアップになる。
「無人島で火を囲んだ」という体験は、一生のネタになるよ。

 【よくある質問】友だちにめちゃ聞かれる“乙島Q&A”

Q. 無人島って言うけど、初心者でも大丈夫? 危なくない?

A. 思ってるよりずっと安全寄り。
管理は門川町観光協会が入っていて、キャンプ場として整備されているから、
“ガチのサバイバル島”ではなく“ちゃんと管理された無人島キャンプ場”ってイメージ。
ただし、自己管理と準備は普通のキャンプ以上に大事。

Q. 焚き火って普通にできる?

A. 焚き火台&ルール遵守でOK。
焚き火シートを使ったり、残った炭の処理をきちんとしたり、
「島を汚さない」「次の人の迷惑にならない」を徹底するのがマナー。
無人島キャンプの未来を守るためにも、ここは本気で意識してほしいところ。

Q. トイレとか水ってどうなってるの? ガチ野営…?

A. 想像より整ってる。
島内にトイレや水場が用意されていて、“完全野営”ではない。
ただし本土の高規格キャンプ場レベルを想像するとギャップがあるので、
「無人島としてはしっかり整ってる」くらいの期待値で行くとちょうどいい。

Q. 子ども連れでも行ける?

A. 行ける。ただし、「親のキャンプ慣れ」が前提。
テント設営・火の扱い・天候判断に不安があるなら、
まずは本土のキャンプ場で経験を積んでからのほうが、お互いに楽しめると思う。
小学生以上で、自然が好きな子ならめちゃくちゃハマるはず。

Q. 何泊くらいがおすすめ?

A. 最初は1泊2日で充分。
準備〜移動〜島でのアクティビティ〜片付けまでを体験するだけで、かなり濃い時間になる。
2回目以降、「あのときこうしておけばよかった」が見えてきてから、2泊に伸ばすのがおすすめ。

■ 公式情報・予約・最新の営業状況はこちらから必ずチェック
・みやざき観光ナビ:乙島紹介ページ
・門川町観光協会:乙島キャンプ場(予約・詳細)

【7章】宮崎「海が見えるキャンプ場」Q&A|焚き火・風・季節・予約の不安を解消

Q1. 宮崎の海が見えるキャンプ場で、焚き火できない場所はある?

ある!けど、知らずに行って「あれ、焚き火できないじゃん…」とならないように絶対知っておいてほしい。
代表例が御鉾ヶ浦公園キャンプ場。ここは焚き火NGで、BBQ台のみ可というルールになってることが多い。

正直、僕も最初に行った時は「無料でこの絶景は神でしょ」ってテンション上がったんだけど、
公式と管理者の情報を見て焚き火NGと知って、
「今日はもう“海眺めデー”に切り替えよ」と割り切った経験あり。

ちなみに、他の海沿いキャンプ場でも直火NG(焚き火台必須)はほぼ常識。
そして実は、宮崎の沿岸って風が強い日があるから、一時的に焚き火禁止が出ることも普通にある。

結論:絶対に「公式サイトでの最新情報チェック」は必須!
予約ページだけじゃなく、管理者のページやSNSも見たほうが確実。

Q2. 海辺キャンプは風が強いって本当?どう対策すればいい?

これはガチで本当
特に宮崎の海沿いは、冬〜春にかけて「え、今日飛ぶ?」レベルの風が吹くことがある。

でもね、ちゃんと対策すればむしろメリットも多い。
例えば、星がめちゃくちゃクリアに見える&虫が少ない!
僕なんか、風が心地いい日は焚き火しながら星を見るのが最高すぎて、
「風あって良かった…」って普通に思ってる。

風対策のポイント(僕の実体験ベース)

  • 鍛造ペグ or 長いペグは絶対。砂浜サイトは30cm以上が安心。
  • ガイロープ多め(風上側は特にガチ張り)
  • タープは低く、コンパクトに。高いと一発で持っていかれる。
  • テントの入口を風上に向けない。風が吹き込むと本当にしんどい。

僕も最初は甘く見ていて、
「今日はあったかいし余裕でしょ」→ 夜中にバサァ!っとテント揺さぶられ起床。
これ、本当に心臓に悪い(笑)

無理だと思ったら“風が弱いエリアに移動する勇気”が最強の対策。
高台より内陸寄り、林間寄りを選ぶだけで世界が変わるよ。

Q3. ファミリーキャンプにおすすめの海が見えるキャンプ場はどこ?

家族を連れて“失敗しにくい海キャンプ”なら、この3つは鉄板。

  • 須美江家族旅行村
    → 海水浴+水族館+遊具がワンセット。子どもたちの行動力が爆発しても安心!
    公式:延岡市公式
  • 栄松ビーチ・キャンプ場
    → 透明度トップクラス。海遊びとキャンプが同時進行でできる最高の環境。
    公式:栄松公式
  • 下阿蘇ビーチリゾート浜木綿村
    → 快水浴場“特選”の海は圧倒的なクオリティ。サイトも豊富で安心度が高い。
    公式:浜木綿村公式

特に須美江は、僕もファミリー友だちと行ったけど、
「子どもが飽きない」=「大人が落ち着ける」
って公式に教えてくれたキャンプ場(笑)
設備も整ってるから安心して楽しめる。

Q4. ソロキャンプやデュオで、静かに海と焚き火を楽しみたいなら?

僕が“静かな夜を確約したい日”に選ぶのはこのあたり。

  • 宮崎白浜キャンプ場
    → 昼は南国、夜はしっとり。海と星のコントラストが最高。
    公式:白浜公式
  • Aoshima Firepit Forest
    → 森 × 焚き火 × 海の気配。夜の静けさが段違い。
    公式:Firepit公式
  • 高松キャンプ公園
    → 志布志湾の夕陽が反則級。ソロの“整う時間”に向いてる。
    公式:串間市公式
  • 乙島キャンプ場(無人島)
    → とにかく静か。海と火だけを相手に過ごす夜。
    公式:乙島公式

僕のおすすめは平日キャンプ
本当に別世界。
波音しか聞こえない夜に焚き火の音が混じる時、
「ああ、今日ここに来てよかった…」って全身で感じる。

Q5. 宮崎の海キャンプ、ベストシーズンはいつ?

友だちからもめちゃ聞かれるんだけど、僕の答えはずっと変わらない。
「ベストは春(4〜6月)と秋(9〜11月)」。
この2シーズンは、宮崎の海キャンプを“いちばん気持ちよく”味わえる時期だと胸を張って言える。

まず春。南国・宮崎の春って、本州よりちょっと早くて、
日中20〜24℃くらいの「最高の外遊び温度」になる日が多い。
僕は毎年この時期に海沿いで焚き火してるんだけど、
「あれ、この空気…外で過ごすために調整されてる?」
って思うくらい快適。

秋もヤバい。9月後半〜10月は湿度が落ち着いて風が軽くなるから、
海キャンプの“気持ちよさのピーク”がくる。
昼はまだ夏っぽくて、夜はしっかり秋の気配で星がよく見える。
毎年「秋の宮崎やばくない?」って仲間内で何回も言ってる。

春・秋キャンプが圧倒的に強い理由

  • 昼の気温が絶妙にちょうどいい(Tシャツ+薄手のフリースでOKの日も多い)
  • 星が驚くほどクリア(とくに秋は空気が乾いて光が刺さる)
  • 虫が少ない(夏との差がめちゃくちゃ大きい)

 じゃあ夏はどうなの?

正直に言うと──
「海で遊ぶなら夏一択」だけど、キャンプとしてはちょい上級者向け。

  • 遮光タープは絶対必要(日差しナメてると死ぬほど暑い)
  • 水分補給は倍の量を持っていく
  • とにかく無理しない(昼は木陰かカフェに避難も全然OK)

ただね、
海沿いは夜に風が抜けることが多くて、
テント内に風道を作れると予想外に快適だったりする。
僕も夏キャンは「夜の海風に救われた経験」が何度もある。

冬は?実は“知る人ぞ知るご褒美シーズン”

冬はめっちゃ静かで、星がとんでもなく綺麗。
ただし、
「防寒装備をケチった人から脱落していく世界」でもある。
海風は本気で冷たいから、焚き火+ダウン+防風対策は絶対。

冬キャンがハマると、
「この静けさを独り占めできるなら全然アリだわ」
ってなる。僕は完全にそのタイプ。

 まとめると、こう!

  • 快適に過ごしたい:春・秋
  • 海遊びメイン:夏
  • 静けさと星を独占したい:冬

どの季節も良さが違うから、
宮崎の海キャンプは“季節ごとに表情の変わるエンタメ”みたいなものだと思ってる。

まとめ|焚き火越しに見る水平線は、人生の“句読点”になる

宮崎の海って、本当にずるいんだよ。
朝は薄いピンク、昼は圧倒的なブルー、夕方は金色、夜は星を抱き込んだ黒。
一日の中でこんなに表情を変える海、全国でもそんなに多くない。
取材で全国を回ってきた僕が言うんだから、これはもう完全に自信あり。

で、キャンプって何が最高かというと、
「この変わりゆく景色を、全部“最前列”で味わえること」なんだよね。
自分の手でテントを張って、小さな焚き火を起こして、
その火の揺らぎ越しに水平線を見る。

僕は正直、仕事が詰まっていた時期に宮崎で何泊かしたことがあって、
焚き火の前でただ海を眺めている時間だけは、頭の中のノイズが完全に消えた。
「ああ、ここが俺の句読点なんだ」って、体の奥のほうが勝手にそう言ってた。

キャンプって特別なことをしなくてもいいんだよ。
火を眺めて、風に吹かれて、ただ呼吸してればいい。
宮崎の海なら、それだけで贅沢すぎる時間が完成する。

もし今、
「ちょっと立ち止まりたい」とか
「景色にリセットしてもらいたい」とか
少しでもそんな気持ちがあるなら、宮崎の海キャンプは確実に刺さる。

焚き火の向こうで、静かに呼吸している海。
その水平線を一度見てしまったら、帰り道の空の青さまで変わるから。
これはもう、間違いなく保証できる。

参考にした公式サイト・一次情報ソース

この記事で紹介したキャンプ場・施設・海水浴場の情報は、以下の公式サイトおよび
自治体・観光協会・専門サイトの一次情報をもとに構成しています。
宮崎は季節や気象条件によって営業状況が変わることも多いため、最新の公式発信を重視してチェックしました。

この記事の情報精度について

本記事では、各キャンプ場の公式情報・自治体の観光サイト・専門予約サイト(なっぷ等)を中心にリサーチし、
アクセス / 設備 / 焚き火ルール / 営業状況 / 周辺アクティビティ などを確認したうえで執筆しています。

ただし、海沿いのキャンプ場は環境の変化が大きく、
料金・営業時間・設備・焚き火ルール(直火可否)・ゴミ処理方法 は予告なく変更される場合があります。
実際に利用される際は、必ず最新の公式情報をチェックしてください。

海キャンプを安全に楽しむための大切なポイント

特に宮崎の海は、美しい一方で天候の変化が早いことで知られています。
キャンプへ出かける際は、以下の点を必ずご確認ください。

  • 風予報(特に沿岸部は強風になりやすい)
  • 波浪・高波情報
  • 台風・前線接近の可能性
  • 焚き火規制(季節・風速により一時禁止あり)

安全第一で、最高の海キャンプを楽しんでください。
宮崎の海は、準備と心構えだけしっかりしていけば、人生に残る景色を必ず見せてくれます。

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