都心から2時間で行ける!焚き火が楽しめるキャンプ場おすすめ厳選リスト

キャンプ場

金曜の夜。オフィスの灯りが落ちるころ、僕の頭の中ではすでに焚き火の音がしている。
薪がはぜる「パチッ」という音と、立ちのぼる煙の匂い。
それだけで、都会のざわめきがすっと遠のくのを、もう何百回と体で覚えてきた。

アウトドアライターとして、これまで300泊以上のキャンプを経験し、全国の焚き火サイトを歩いてきた。
その中でも「都心から2時間以内」というアクセスの良さと、焚き火の質を両立できる場所は、意外と少ない。
今回は、長年の取材と現地体験をもとに、一次情報を確認済みの焚き火キャンプ場を厳選して紹介する。

直火の可否、焚き火台のルール、薪の扱い方――どれも安全と美しさを両立させるための知識だ。
これを読めば、初めてのキャンプでも、迷わず火を囲める。

「焚き火の音は、心のざわめきを浄化する。」
週末、火と星の下で“静けさを取り戻す旅”に出かけよう。

  1. まず押さえる|焚き火ルールとマナー(直火/焚き火台)【風間 陸の現場目線】
    1. 公式ルールを“現場で活かす”5つのコツ
    2. “リアルに役立つ”持ち物リスト(僕の標準セット)
    3. 風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるテンションで)
  2. 都心から2時間以内!焚き火が楽しめるキャンプ場 厳選7【風間 陸の“現場で使える”本音メモ付き】
    1. ① グリーンパークふきわれ(群馬・沼田市)|清流沿い&フリーサイト直火OK
    2. ② 森のまきばオートキャンプ場(千葉・袖ケ浦)|芝生広大、家族向けの定番
    3. ③ PICAさがみ湖(神奈川・相模原)|温浴併設、安心の管理体制
    4. ④ ほったらかしキャンプ場(山梨・山梨市)|夜景×温泉、絶景の炎時間
    5. ⑤ 奥養老ヴィレッジ(千葉・市原)|焚き火台設置のバンガローで“手ぶら焚き火”
    6. ⑥ ウェルキャンプ西丹沢(神奈川・山北)|B以外の多くのサイトで直火OK
    7. ⑦(参考)若洲公園キャンプ場(東京・江東)|※2025年〜工事で休止中
    8. 風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるテンションで)
  3. 初心者向けチェックリスト&安全のコツ【風間 陸の現場メモ】
    1. 出発前チェック(10分で完了)
    2. 設営のコツ(最初の15分が勝負)
    3. 着火~維持の黄金パターン(失敗しない手順)
    4. 就寝前~撤収(ここを雑にしない人が“上級”)
    5. 強風・落ち葉の季節は“やらない勇気”
    6. 風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるノリで)
  4. 焚き火をもっと楽しむ小さな工夫(情緒+実用)【風間 陸の“やって良かった”リスト】
    1. 1. 音の演出は“薪の乾燥度”が9割
    2. 2. 料理:最短で“おいしい”に到達するセット
    3. 3. 写真:スマホでも“炎が主役”に写す設定
    4. 4. “沈黙の共有”をつくる配置
    5. 風間 陸に“よく来る質問”(友だちへ本音で回答)
  5. まとめ|たった2時間で、心は森に還る
    1. 風間 陸の「最後のQ&A」(友だちへの本音アドバイス)
  6. FAQ(風間 陸の“リアル回答”)

まず押さえる|焚き火ルールとマナー(直火/焚き火台)【風間 陸の現場目線】

結論:迷ったら「直火NG・焚き火台必須」が基本。実際、PICAさがみ湖の利用案内でも場内直火禁止が明記され、焚き火台使用が前提だ。葉が積もる季節は飛び火注意のアナウンスもある(該当ページ)。

でも、直火で腰を据えてやりたい派に朗報。例えば群馬のグリーンパークふきわれフリーサイト直火OK(原状回復必須)。石を組んだだけの火床じゃなく、可燃物を半径1~2mほど掃除→耐火シートを下敷き→浅めの火床という順番で組むと、撤収が圧倒的に楽だし、土を焦がしにくい。僕は最後に土を戻して手で均し、濡れ落ち葉を軽く散らして“元の景色”に戻すのをルーティンにしている。

ゾーンごとに可否が変わるタイプもある。神奈川のウェルキャンプ西丹沢Bゾーン以外は直火可、Bゾーンは焚き火台必須。現地で一番多いミスは「落ち葉の上で点け始める」こと。東沢側は落ち葉多めだから、まず地面の掃除→風向きチェック→火の粉ガードの順で。これだけで不意の延焼リスクは激減する。

ファミリーの定番、芝サイト系はたいてい直火NG。千葉の森のまきばオートキャンプ場直火禁止。芝生を守るためにも、焚き火台+耐火シートは必須装備だ。僕は風が強い日は火床を小さく保ち、焚き火台の高さを下げるか、炭火中心に切り替える。子どもと一緒のときは、足元の火の粉でレインブーツが溶けないよう火床の位置をサイト中央から少し奥へ寄せると安心。


公式ルールを“現場で活かす”5つのコツ

  1. 直火OKでも「土を焦がさない設計」:耐火シート→薄い火床→焚べ過ぎない。撤収は完全消火→灰を掻き出し→土を戻す→均すで原状回復(グリーンパークふきわれ規約参照)。
  2. 焚き火台は“高さ×耐熱×安定”で選ぶ:芝サイトや強風日は高さがある台ほど危険。高さ低め+広口タイプだと小火力で楽しめる。PICA系のように直火NGの施設は、公式案内の“直火禁止”前提でセット組み。
  3. 風の読み方:1~2時間ごとに煙の向きが変わる前提でレイアウト。テントの風下に火を置かない。タープは火元から最低1.5m離す。
  4. 消火は「蒸し消し→撹拌→手で触れる温度」:水をかけるだけだと内部がくすぶる。JMTFの手順どおり、炭を広げて酸欠状態で消す→灰を混ぜる→触っても熱くないまでやる。就寝前は必ず再確認。
  5. 灰処理は「場内ルール>マイルール」:捨て場があれば利用、なければ完全消火して持ち帰り。アルミ袋+耐熱バケツが最強。場内の導線は人の動線とかぶらないように。

“リアルに役立つ”持ち物リスト(僕の標準セット)

  • 耐火シート(大):芝保護&撤収ラク。直火OKでも必ず敷く。
  • 火消し壺+金属シャベル:壺は最後の保険。シャベルは原状回復に必須。
  • ロングトング&革手袋:子どもがいるときは特に長尺を推奨。
  • 火打ち石 or ファイヤースターター:濡れに強い。マッチは湿気で死ぬ。
  • 炭ばさみ別途:薪と炭は動きが違う。ツール分けると安全。

ここまで徹底すると、本当にトラブルが減る。結果、焚き火そのものがもっと自由になる。


風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるテンションで)

Q1:直火って、どこでもやっていいの?
A:ダメ。直火OKの表示がある場所限定だよ。例えばふきわれのフリーサイトはOK(規約)。でもPICAさがみ湖は全場内直火NG該当ページ)。公式を見ずに点けるのが一番のトラブルの元。
Q2:直火OKのとき、最低限やることは?
A:落ち葉をどける→耐火シート敷く→浅く小さく燃やす→完全消火原状回復。僕は最後に手で土の温度を確かめる。熱いなら未消火。ふきわれの規約にも原状復帰が明記されてる(公式)。
Q3:ゾーンで可否が違うって本当?どこがそう?
A:本当。西丹沢はBゾーンは直火NG、他はOK(公式FAQ)。予約時にゾーン指定をミスると「直火やるつもりだったのに…」ってなる。僕は直火したい日は必ずC/D/D2を押さえる。
Q4:子連れで安全に楽しむコツある?
A:芝サイト(例:森のまきば)は焚き火台+耐火シートが鉄板。火床は低く、子どもの動線と逆側に置く。火の粉が飛ぶ日は炭主体に切り替えるのも手。消火は「蒸し消し→撹拌→素手確認」までやり切る(JMTF)。
Q5:灰はどう処理するの?持ち帰り面倒…
A:灰捨て場がある施設は利用。無い所は完全消火→耐熱袋→持ち帰り。僕はアルミ袋+金属バケツで車載。未消火のまま捨てると本当に危険。施設のルール(例:PICA案内)に従うのが最優先。

最後に:ルールは「縛り」じゃなくて自由のための土台。公式の一次情報を読んで、現場での“所作”に落とし込めば、焚き火はもっと自由で、もっと楽しい。

都心から2時間以内!焚き火が楽しめるキャンプ場 厳選7【風間 陸の“現場で使える”本音メモ付き】

※所要時間は目安。交通状況で変わるし、直火・焚き火条件は必ず各公式で再確認してね。


① グリーンパークふきわれ(群馬・沼田市)|清流沿い&フリーサイト直火OK

焚き火条件:フリーサイトは直火OK、区画サイトは焚き火台必須。原状回復がルール(
公式「ご利用規約」)。

僕の実体験:直火OKでも「地面を焼かない工夫」大事。
①落ち葉と小枝を半径1.5m掃除 → ②耐火シートを敷く → ③浅めの火床で小さく燃やす。
撤収は蒸し消し→撹拌→素手で触って熱なしまでやってから、土を戻して均すと5分で原状復帰できる。川音×炎の相性が最高で、夜は本当に時間が止まる。

使いこなし:薪は広葉樹中心が◎。火の粉が上に抜けやすいから、テントは風上/火は風下に置くと安定。

公式サイト
直火/焚き火ルール

② 森のまきばオートキャンプ場(千葉・袖ケ浦)|芝生広大、家族向けの定番

焚き火条件:直火禁止。焚き火は焚き火台+耐火シート必須
公式ガイド:禁止事項に直火)。

僕の実体験:ここはを守るのが絶対ルール。低い焚き火台+大きめ耐火シートで、地表の熱ダメージをゼロに近づけるのがポイント。
子連れなら火の粉が飛ぶ日は炭主体に切り替えると服が焼けない。星が出た夜に草原の真ん中で小さく炎を育てると、家族の“初焚き火成功体験”になりやすい。

注意:グループ規約が厳しめ。同一行動の大人数は不可。静かに楽しむ人向け。

公式サイト
利用ルール

③ PICAさがみ湖(神奈川・相模原)|温浴併設、安心の管理体制

焚き火条件:場内直火禁止焚き火台は可
WILD CAMP SITE・TAKIBI /
利用案内)。

僕の実体験:はじめての友だちを連れて行くならココが鉄板。
送迎なし&サイトまで距離があるから積載はキャリーor軽量化で。落ち葉期は注意喚起もあるので、火床は小さく・耐火シートは必ず。温浴併設で“焚き火→風呂→星空”の導線が最高。

使いこなし:風が強い日は焚き火スタンドを一段低く。火の粉ガードのメッシュを足すと安心感が跳ね上がる。

公式サイト
焚き火ルール

④ ほったらかしキャンプ場(山梨・山梨市)|夜景×温泉、絶景の炎時間

焚き火条件:直火禁止焚き火台必須風速5m/s相当の強風時は焚き火禁止(
公式「ご利用案内」 /
FAQ)。

僕の実体験:ここは“景色が主役”。燃やし過ぎず、熾火(おきび)で長く味わうのが通。
夜景と炎で気持ちが上がりがちだけど、風読み→火力抑制→即消火体制の三点セットは徹底。温泉往復するなら必ず完全消火→再着火に切り替えるのが安全。

公式サイト
焚き火ルール

⑤ 奥養老ヴィレッジ(千葉・市原)|焚き火台設置のバンガローで“手ぶら焚き火”

焚き火条件:多くのバンガローに焚き火台を常設(C棟除く)。
手ぶらプランには焚き火台・薪・炭・着火剤・マッチまで入ってて、焚き火デビューが超スムーズ(
公式FAQ)。

僕の実体験:ブランドはhoefats(ホーファッツ)採用の日があって、炎が見やすく調理も楽。
「準備で消耗せず焚き火だけ楽しみたい」人に刺さる。渓谷の反響で焚き火音が気持ちよく響くのが隠れごちそう。

公式サイト
焚き火/BBQ可否と手ぶら内容

⑥ ウェルキャンプ西丹沢(神奈川・山北)|B以外の多くのサイトで直火OK

焚き火条件:Bゾーン以外は直火可。Bゾーンは焚き火台必須。東沢ゾーンは落ち葉多めなので可燃物除去&完全消火を明記(
公式FAQ)。

僕の実体験:直火やるならC/D/D2が好き。
直火のコツは「小さく始めて小さく終える」。石のリングを高く積まない(熱が回る)。
風向きが変わりやすいので、テント→火→タープの順で並びを一筆書きにしておくと安全。

公式サイト
直火/焚き火ルール

⑦(参考)若洲公園キャンプ場(東京・江東)|※2025年〜工事で休止中

現状:工事に伴いキャンプ場は休止中。江東区の告知では工期の案内と「キャンプ場休止」の明記あり(江東区:工事ページ)。

メモ:再開後のルールは公式で要確認。過去運用では直火禁止・焚き火台必須の方針だった。

海上公園なび(公園トップ)


風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるテンションで)

Q. 直火デビューするならどこが失敗しにくい?
A.僕はまず「ふきわれ」のフリーサイトを推す。直火OKが明記だし、原状回復の基準も
公式で確認しやすい。最初は小さく始めて、小さく終わらせるのがコツ。
Q. 子ども連れで“安全優先”なら?
A.芝サイトの森のまきば。直火NGなので台+耐火シート前提(公式ルール)。火床を低く、炭主体にすれば服の穴リスクが激減。就寝前は蒸し消し→撹拌→素手確認までやろう。
Q. 初心者連れて“失敗ゼロ”にしたいとき?
A.管理の手厚いPICAさがみ湖。直火NGだけど台OK(公式)。落ち葉期の注意喚起も明記。温浴併設でテンション維持しやすい。
Q. 装備少なめでとにかく焚き火だけ楽しみたい!
A.奥養老ヴィレッジの手ぶら系。バンガローに焚き火台(C棟除く)+薪・炭・着火剤まで揃う(FAQ)。ブランドはhoefats採用の日もあって使いやすい。
Q. 直火ガチ勢向けに、都心2時間で“雰囲気良し”は?
A.ウェルキャンプ西丹沢。B以外は直火OK(公式FAQ)。東沢は落ち葉が多いから可燃物除去→小さく燃やす→完全消火の順で。
Q. 若洲は今どう?
A.今は工事で休止江東区の工事案内)。再開時期やルールは公式の最新をチェックして。

初心者向けチェックリスト&安全のコツ【風間 陸の現場メモ】

まず大前提。焚き火は「公式ルール>自己流」。僕はこれだけでトラブル率が激減しました。各キャンプ場の可否は必ず
公式ページで再確認してください(例:PICAさがみ湖 利用案内グリーンパークふきわれ 規約)。
国立・国定公園では環境省のマナーに従い「指定場所以外での焚き火禁止」が基本です(環境省|国立公園の利用上のマナー)。

出発前チェック(10分で完了)

設営のコツ(最初の15分が勝負)

  • 焚き火位置は風下&テントから1.5m以上離す。タープはさらに遠ざける。
  • 地面の整理:落ち葉・小枝を半径1~2m掃除→耐火シートを敷く。直火OKでもシートは敷くと原状回復が楽。
  • 焚き火台の高さは低め(芝サイトなら特に)。芝を守るのは施設の大原則(例:森のまきば:直火禁止)。

着火~維持の黄金パターン(失敗しない手順)

  1. JMTF推奨の基礎でOK:焚き火の火起こしノウハウ
    をベースに、細→中→太の順で薪を足す。
  2. 湿気が強い日は「火がつきにくい時のコツ」も参考に(JMTF|つきにくい日の火起こし)。
  3. 火力は“ちょい物足りない”程度で維持:炎が高い=安全度が下がる。料理は熾火中心が安定。

就寝前~撤収(ここを雑にしない人が“上級”)

  • 完全消火三段階:蒸し消し→撹拌→素手で触って熱なし。翌朝の再燃防止。
  • 灰処理は「場内ルール厳守」。灰捨て場がなければ完全消火して持ち帰り。
  • 原状回復:直火OK地でも土を戻して均す。次の人が気持ちよく使える状態に。

強風・落ち葉の季節は“やらない勇気”

風速目安は体感で判断しがちだけど、僕のマイルールは5m/s付近で中止検討。落ち葉期は特に延焼リスクが高い。
キャンプを安全に楽しめるかの目安は、気象会社の指標も参考に(例:キャンプ安全指数(日本気象株式会社))。


風間 陸に“よく来る質問”(友だちに答えるノリで)

Q1:直火OKって聞いたけど、本当にどこでもやっていいの?
A:ダメ。直火OKエリア限定。例えば
グリーンパークふきわれはフリーサイト直火OKだけど、区画は台必須。
一方、PICAさがみ湖は場内直火NGで台のみ。
公式を見ずに点けるのが一番アウト。
Q2:子どもと一緒。最低限そろえる道具は?
A:耐火シート・火消し壺・革手袋・長い火ばさみ+水バケツ。芝サイトの定番
森のまきばみたいな直火NGの所は“低い焚き火台+大判シート”が鉄板。
風が出たら炭主体に切り替えるのも安全。
Q3:初心者を連れて“失敗ゼロ”を目指すなら?
A:PICAさがみ湖
管理が手厚く、注意事項も明確。落ち葉期は注意喚起が出るので従えばOK。
Q4:天気の“どこを”見れば焚き火の可否が分かる?
A:雨雲と。ピンポイントなら
tenki.jpキャンプ場天気で風向・風速を直前までチェック。
僕は5m/s付近で焚き火中止の判断を入れてる。
Q5:国立公園内でのルールって厳しいの?
A:厳しいというか“普通”。
環境省のマナーにある通り、
指定場所以外での焚き火はしないが基本。ここを守ると自然も気分も守れる。

まとめ:ルールは“縛り”じゃなくて自由のパスポート。公式情報を起点に、現場での所作に落とし込めば、焚き火はもっと安全で、もっと楽しい。

焚き火をもっと楽しむ小さな工夫(情緒+実用)【風間 陸の“やって良かった”リスト】

ここは完全に僕の得意分野。300泊以上の焚き火で「これやると満足度が2ランク上がる!」と確信した小ワザを、一次情報リンクも添えて一気に置いていきます。

1. 音の演出は“薪の乾燥度”が9割

  • 乾いた広葉樹=パチパチ気持ちいい音。逆に湿った薪は「ジュー…」と水分が飛ぶ音で煙も多い。夜の雰囲気づくりは乾燥薪が命。
  • 現場チェック法:割って断面を触る→冷んやり&重い=含水多め。火付けは細割りから。乾燥は<細→中→太>の順で足す。
  • ルールの大前提:指定場所以外での焚き火はしない(環境省「国立公園の利用上のマナー」)。音を楽しむのもマナー遵守が前提。

2. 料理:最短で“おいしい”に到達するセット

  • デビューの鉄板(てっぱん):マシュマロ→ベーコン串→スキレット目玉焼き。火加減は熾火(おきび)で安定運用。
  • スキレットの扱いは公式流で:使用後は火にかけて完全乾燥→薄く油を塗ってシーズニング(LODGE公式|お手入れ)。レシピはLODGE公式レシピ集が便利。
  • 僕の実戦メモ:ベーコンは串の先端1cmを空けると回転しやすく均一に焼ける。目玉焼きは油小さじ1+弱火3〜4分で縁カリ中トロ。

3. 写真:スマホでも“炎が主役”に写す設定

  • 基本は明るい炎×暗め背景。露出は−0.7EV前後、シャッター1/60あたりから。カメラならISOは800〜1600で様子見。
  • メーカー公式の学びが強い:炎の表現や露出の考え方はニコンの撮り方レシピが分かりやすい(Nikon|生活の中の火フォトテクニック特集)。
  • 僕の実戦メモ:炎の“芯”は白飛びしやすい。ひと段暗めに撮っておけば後で持ち上げやすい。スマホはタップで炎にフォーカス→露出を指で少し下げる。

4. “沈黙の共有”をつくる配置

  • 座る向き:全員が焚き火の中心を半円で囲むと、会話がなくても視線がぶつからず落ち着く。音と温度が“場”を回す。
  • 静けさを壊さない工夫:薪は太いのを少しずつ。ゴウゴウ燃やさない。熾火で温め、話したくなったら小枝を追加。

風間 陸に“よく来る質問”(友だちへ本音で回答)

Q1:薪は何を買えば失敗しない?
A:広葉樹(ナラ系)を推し。火持ちが良くて音もいい。湿ってたら細割りを増やす。乾燥・着火の手順はJMTFの基礎解説どおりにやればOK。
Q2:スキレット、サビさせがち…。簡単メンテは?
A:熱いうちに薄く油でコーティング→保管。公式どおりにやるのが最短(LODGE公式お手入れ)。洗剤より“お湯+ヘラ”で汚れオフが基本。
Q3:炎の写真が白飛びする!
A:露出を−0.7EV、シャッター1/60前後から。メーカーの炎撮影チュートリアルが参考になる(Nikonの作例)。スマホは“炎をタップ→露出下げる”で改善。
Q4:音を楽しみたい。焚き火台は何を意識?
A:炎が縦に抜けるワイド浅型だと“パチパチ”が聞こえやすい。風が強い日は音より安全優先。指定場所以外での焚き火はNG環境省)。
Q5:しっとり天気でも着火したい。
A:細→中→太の順を守る+新聞紙やフェザースティック。コツは
JMTFの「つきにくい日の火起こし」が実践的。僕も雨の日はこれで乗り切ってる。

さいごに:小ワザは“安全の上に咲く楽しさ”。公式情報(環境省・メーカー・専門団体)で土台を固めて、現場で自分のスタイルに落とし込もう。焚き火はもっと深く、もっと自由になる。

まとめ|たった2時間で、心は森に還る

ここまで読んでくれてありがとう。僕(風間 陸)は、関東近郊だけでも300泊以上焚き火してきたけど、結局いちばん大事なのは「正しい場所で、正しいやり方で、気持ちよく燃やす」こと。
都心から2時間で行けるスポットは本当に豊富。アクセスが良い=思い立って行けるから、焚き火はもっと生活の一部になる。炎は心を整えるツールだし、片づけまで美しくやれば翌朝の自分も気持ちいい。

最後のひと押し(僕の実戦ルール)


風間 陸の「最後のQ&A」(友だちへの本音アドバイス)

Q. 週末どこに行くか迷う。まず1か所選ぶなら?
A.直火を体験したいならふきわれのフリーサイト(公式規約で直火OK明記)。家族で“失敗ゼロ”ならPICAさがみ湖焚き火は台のみ)。
Q. 装備が少なくても楽しめる?
A.奥養老ヴィレッジの手ぶら系が神(FAQに内容あり)。焚き火台・薪・炭・着火剤まで揃うので“焚き火体験”に集中できる。
Q. 片づけで失敗しないコツは?
A.就寝前に蒸し消し→撹拌→素手で触って熱なしまで。灰捨て場がなければ完全消火して持ち帰り。手順は
JMTFが最短ルート。

さあ、準備はOK。ガス欠のメンタルにいちばん効くのは、炎の前で過ごす30分。
地図アプリを開いて、今日の風をチェックして、好きな一本の薪を選ぼう。
2時間あれば、心はちゃんと森に還る。

FAQ(風間 陸の“リアル回答”)

Q. 直火OKと焚き火台限定の違いは?結局どっちがいい?
A.直火OK=地面で直接燃やせる。焚き火台限定=台の上で燃やす。多くの施設は地面保護のため直火禁止で、台+耐火シートが前提だよ。たとえば
PICAさがみ湖
ほったらかしキャンプ場直火NG。直火は「原状回復」「可燃物除去」「完全消火」の手間が増える分、火床から組める楽しさがある。初めては台から始めて、慣れたら直火OKサイトで挑戦が安全。

Q. 直火OKの“失敗しにくい”おすすめは?
A.都心2時間ならウェルキャンプ西丹沢B以外は直火可)と
グリーンパークふきわれフリーサイト直火OK)。
僕のやり方は「小さく始めて小さく終える」。落ち葉を半径1~2m掃除→耐火シート→浅い火床→撤収は土を戻して均す、のルーティンでトラブルゼロ。

Q. 都内でサクッと焚き火はできる?若洲は今どうなってる?
A.若洲公園キャンプ場は工事で休止中海上公園なび・公式お知らせ)。最新情報は
公園ニュースまたは
江東区の工事ページをチェック。再開したらルールが変わる可能性もあるから、必ず公式を見てから行こう。

Q. 安全面で最重要は?“準備8割”って具体的に何するの?
A.僕は耐火シート・火消し壺・革手袋・長い火ばさみを常備。着火は細→中→太の順で足す。就寝前は蒸し消し→撹拌→素手で触って熱なしまで。手順は
JMTF(焚き火コミュニケーション協会)の解説が一番わかりやすい。天気は風速重視で、僕は5m/s前後で中止判断。

Q. 国立・国定公園の中ってルール厳しい?
A.“厳しい”というより常識。指定場所以外での焚き火禁止が基本(
環境省|国立公園の利用上のマナー)。公式標識と管理者の指示に従えばOK。

Q. 子ども連れで失敗しないサイト選びは?
A.芝サイト中心で管理が手厚いところ。例:
森のまきば(直火禁止・台必須)
PICAさがみ湖(直火禁止)
焚き火台は低め+大判耐火シート、火力は熾火中心、火の粉が出る日は炭に切り替えると衣類の穴リスクが激減。

Q. 片づけを最短でキレイに終わらせるコツは?
A.撤収1時間前から“終わる焚き火”に切り替え。薪は追加しない→熾火を広げて蒸し消し→撹拌→素手で温度確認→灰捨て場へ(無ければ持ち帰り)。ルールは各公式で確認(例:
ふきわれ規約)。

Q. 写真や料理も楽しみたい。最初の一手は?
A.写真は露出−0.7EV+1/60秒前後から(スマホは炎をタップ→スライダーで露出下げ)。料理は
LODGE公式の手入れどおりにスキレットを育てると失敗が減る。味も映えも同時に上げられるよ。

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