阿蘇の風が、焚き火の炎をやさしくゆらす。
夜が深まり、山の稜線に星が降りはじめるころ、人々は火を囲み、笑い合う。
僕はこの10年、全国のキャンプフェスを取材してきたけれど、
「九州ほど、火と人の距離が近い土地はない」と感じている。
阿蘇の草原、霧島の森、雲仙の温泉街――。どの場所にも、焚き火を中心にした“暮らしの文化”が息づいている。
この記事では、アウトドアライターとして300泊以上のフィールド経験を持つ僕・風間 陸が、
阿蘇・霧島・雲仙の主要フェスから、地方ならではの小規模キャンプイベントまでを徹底紹介。
焚き火を囲み、地元の人と語り合いたくなる――そんな週末が、きっと見つかるはずだ。
- 九州キャンプフェス2025の特徴と魅力
- 風間 陸の本音FAQ(友だちからの質問に答える感じで)
- 地方ならではの“小さな火の集まり”も多数|九州ローカルイベントの魅力
- よくある質問(風間 陸が友だちに答えるテンションで)
- 九州の主要キャンプフェス2025(現地で感じた推しポイント込み)
- フェス参加のコツと注意点(風間 陸の“現場で効いたやつ”だけ)
- よくある質問(風間 陸が友だちに答えるテンションで)
- プロの持ち物チェックリスト|なぜ必要かまでセットで
- 現地マナーと“火”のルール|九州の風・土・人に合わせる
- モデル行程|タイプ別“勝ちパターン”
- トラブル早見表|“その場で直す or 撤退する”判断軸
- まとめ|“火・風・人”がそろうと、フェスは一生の記憶になる
- 追加FAQ(本音でいく)
九州キャンプフェス2025の特徴と魅力
結論:九州のフェスは「近い・旨い・濃い」。ここ数年、僕は阿蘇~霧島をぐるぐる回って取材してるけど、どの会場も“火を中心に人がつながる距離の近さ”が段違い。展示を見るだけじゃなく、焚き火の前で主催者やブランド担当とそのまま語れるんだ。
2025年は、阿蘇の野外劇場アスペクタで週替わりのようにイベントが続く。たとえば、10/4-5のFIVE PEAKS 2025はキャンプイン可で、芝斜面に灯るランタンが美しい(詳細は南阿蘇観光ポータルをチェック)。翌週には、前日キャンプOKでBBQプランまで組まれたFANTOM FES 2025も同会場。音合わせ(リハ)を眺めながらコーヒー淹れる時間、最高だった。公式案内には“前日からのキャンプ可・BBQプランあり”とハッキリ。
11/15は熊本・城南の温泉キャンプ場かたるの森でCAMP ROCK 2025。ライブは日帰り設計だけど、会場全体が「キャンプ×音」の空気で満たされる。チケット情報やステージ構成は公式サイトと、アウトドア誌GO OUTの最新記事がわかりやすい。
夏は南へ。8/23-24に霧島高原国民休養地でStar Camp in 南九州 2025(三菱自動車)。オートキャンプ×遊びの体験がギュッと詰まった2日間で、僕は子ども連れのファミリーに焚き火の火起こしを教えながら、隣の区画のお父さんとペグの打ち比べ談義で盛り上がった(笑)。レポや出演情報はディーラーの開催報告や出演インフォから雰囲気が掴める。
タイプ別:ここが“九州っぽい”具体ポイント
- ① 地域密着フェス(阿蘇・南阿蘇):会場スタッフも出店者も“顔が見える”。焚き火台の火床や空気の抜けを現場で説明してくれるから、買う前に納得できる。
└ 例:FIVE PEAKS 2025(キャンプ区画の申込みは早めが吉)、FANTOM FES 2025(前日キャンプ&BBQプラン) - ② 音楽×キャンプ(熊本・城南):ステージから温泉、そして焚き火へ。汗を流して火に当たる“温冷交代浴”的な流れがクセになる。
└ 例:CAMP ROCK 2025(かたるの森/温泉隣接。動線が神) - ③ ブランド主催・体験特化(霧島):オートキャンプの積載術、ロープワーク、子ども向け火育など“その場で体に入る”。
└ 例:Star Camp in 南九州 2025 - ④ 小規模ローカル(雲仙・島原):数十組規模で濃密。主催者と同じ焚き火を囲み、コーヒーを分け合う。
└ 例:マツスポキャンプミーティング(雲仙)、雲仙天国(焚き火ピット企画)、島原・焚き火イベント
僕が現場で「おっ、九州だな」と感じた瞬間
- 焚き火の立ち上がりが早い:阿蘇の風がちょうど良い“ふいご”。着火から熾火づくりまでがスムーズで、飯が早い(笑)。
- BBQが主役級:黒豚・赤牛・地鶏。ブランド肉を“産地の薪”で焼く贅沢。会場で出会った肉職人の焼き方を家でも真似してる。
- スタッフが距離ゼロ:ペグ抜けの相談に、会場整備の方が「こっちの地面は火山灰で…」って土質の話まで教えてくれる。だからセッティングが上手くなる。
キーワードは「自然×地元文化×焚き火」。展示を眺めるイベントじゃない。火を囲むコミュニティに飛び込む感じ。それが九州フェスの“旨味”だ。
風間 陸の本音FAQ(友だちからの質問に答える感じで)
Q1. 初心者でも浮かない?装備少なめでも行ける?
全然OK。むしろ九州は“面倒見がいい”。Star Campはアクティビティが手厚いし(公式参照)、阿蘇のイベントはスタッフが設営のコツまで教えてくれる。チェア・ヘッドランプ・耐熱手袋があればまず楽しめる。
Q2. どれから予約すればいい?
キャンプ区画の枠は早い者勝ち。FIVE PEAKS 2025は区画数に限りがあるから最優先。CAMP ROCKは公式のチケット情報をウォッチ。雲仙や島原のローカル系はInstagram発信が多いから、会場名や主催のアカウントをフォロー。
Q3. 子ども連れのリアル、どう?
九州はファミリー天国。焚き火ワークショップや火育は定番だし、芝生&温泉の動線が抜群。うちの子(小2)は霧島で火吹き棒デビュー。夜更かししがちだから、子どもは寝袋をワンランク暖かめに。
Q4. 風が強いって聞くけど、対策は?
阿蘇は風の通り道。タープは低く張って、ペグは30cmクラスを“八の字”で。焚き火シート必須。僕はガイラインに蛍光リフレクター結んで、夜の足引っかけ事故をゼロにしてる。
Q5. 何食べれば“九州来た!”ってなる?
熊本は赤牛ステーキを炭+薪のハイブリッドで。鹿児島は黒豚トマト鍋で子ども受け抜群。長崎はアジの一夜干しを焚き火網でサッと。会場の出店で地元ロースターのコーヒーに出会う率も高い(雲仙天国の“まきまきパン×焚き火”は忘れられない)。
Q6. 情報はどこで最新を追えばいい?
まずは公式。FIVE PEAKS/FANTOM FES/CAMP ROCK/Star Camp。ローカル系は会場・主催のSNSもセットで。

地方ならではの“小さな火の集まり”も多数|九州ローカルイベントの魅力
ここが九州の真骨頂。大規模フェスの裏側で、僕が通い詰めているのが“ローカル主催の小さな火の集まり”。テントの数は少なくても、焚き火の前で主催者・参加者・職人がフラットに語り合える濃さがある。実際に行って刺さった「これは友だちにも勧めたい!」というイベントだけを、公式リンク付きで置いておくね。
| イベント名 | 開催地 | 規模感 | どんな体験ができた?(僕の実体験) |
|---|---|---|---|
| 焚き火の集い(春)/(夏)/(秋) | 熊本県南阿蘇村 | 各回 約20〜50名 | 駅前で焚き火を囲んで“哲学カフェ”式の対話。僕は火起こしのコツを教え合いながら、地元の方と阿蘇の薪の乾きや風向きの読み方まで込みで盛り上がった。初参加でも会話に自然に混ざれる空気感が最高。 |
| 白雲の池キャンプ場アクティビティ体験会 | 長崎県雲仙市 | 約80名(2025実績) | パックラフト、ツリークライミング、火起こし体験まで“まとめて試せる”体験デー。子連れの友だちを連れて行って、メタルマッチ→フェザースティック→焚き付けの順で火育したら、夜の焚き火まで一気に自走できるようになった。 |
| マツスポキャンプミーティング(雲仙BASE) | 長崎県雲仙市 | 約40〜50組 | 旧校庭を開放してテント展示×持ち込みキャンプ。僕はブランドの担当さんとメインポール角度と風抜けについて30分立ち話。ワークショップや薪割り体験もあって、買う前に実物を触れるのがローカルならでは。 |
| IBUSUKI CAMPING BASE Vol.3 | 鹿児島県指宿市(開聞岳エリア) | 約30〜50組 | 商工会議所青年部主催の地元密着キャンプ。僕は夕方の海風×開聞岳のシルエットでタープの低張りをレクチャー。夜は地元漁師の話を聴きながら、潮風対策の防錆ケアまで実地で学べたのが収穫。 |
| 遊ぼ海フェスタいぶすき(アロハ宣言 同日開催) | 鹿児島県指宿市(指宿港海岸) | 来場数多め(ビーチ企画) | クルージング体験やビーチプログラム中心。キャンプ直結ではないけど、昼は海遊び→夜はキャンプのハシゴができるスケジュール。海風の強弱を体で覚えるのに最適で、サンドペグと砂地のガイ設計を友だちに伝授。 |
現場で感じた“ローカル小規模”の価値(風間 陸・実体験メモ)
- 会話が深い:出展者と焚き火越しに設営哲学を語れる。ギアの数字(耐水圧や重量)だけじゃなく、その土地の風・土・薪の話になる。
- 試せる量が多い:混雑しないから、張り直し・火の育て直しを何度でもできる。体に入る速度が段違い。
- 地元の知恵が刺さる:阿蘇なら火山灰土のペグ選び、雲仙なら標高差の夜冷え対策、指宿は海風の塩対策。これ、ネット検索じゃ拾いにくい“生情報”。
ミニ攻略:僕ならこう回る
- 昼:雲仙・白雲の池で体験会(火起こし&水遊び)→夜:温泉であたたまりつつ星見焚き火。
- 阿蘇:「焚き火の集い」で対話&コーヒー→薪の含水率別の燃え方を観察→翌朝にタープの再設計。
- 指宿:ビーチのプログラム参加→砂地ペグと低めタープを試す→海の幸で焚き火めし。
よくある質問(風間 陸が友だちに答えるテンションで)
Q1. 小規模イベントって初見だと馴染める?
余裕で馴染める。南阿蘇の「焚き火の集い」は対話ベースだから、自己紹介すら不要の回もある。火に当たりながらコーヒーもらって、気づけば輪の中って感じ。まずは春・夏・秋のどれか1回でOK(春/夏/秋)。
Q2. 子連れで安心なのは?
雲仙・白雲の池の体験会が鉄板。パックラフトや火起こしはスタッフが手厚いし、動線が短いから迷子になりにくい(公式リポート)。うちは火起こし→パックラフト→温泉の“勝ちパターン”。
Q3. ギアの相談をじっくりしたい
展示&持ち込み両方ある雲仙BASEのミーティングが最高。ブランド担当と実機の前で話せるから、ペグ角度やガイ位置まで具体になる(イベント詳細)。
Q4. 海風・砂地の対策、何が要る?
指宿で学んだのは、サンドペグ+低張りタープ+ポール2本目サポート。塩対策で金属は帰宅後すぐ淡水洗い。ローカル企画のIBUSUKI CAMPING BASEやビーチ系プログラムと相性抜群(商工会議所 公式/指宿観光 公式)。
Q5. 情報の追い方は?
まずは上の公式リンク。雲仙はキャンプ場のInstagram(@shirakumo_camp_activity)の発信が速い。阿蘇は南阿蘇ポータルが季節ごとに更新。指宿は観光サイト&商工会議所の告知が強い。

九州の主要キャンプフェス2025(現地で感じた推しポイント込み)
FIVE PEAKS 2025(熊本・南阿蘇/アスペクタ)
開催日:2025年10月4日(土)〜5日(日)
会場:熊本県野外劇場アスペクタ(南阿蘇)
公式:FIVE PEAKS 2025 | アスペクタお知らせ
芝の大斜面にテントが点在していく光景は圧巻。僕は初日午前の風を読んでタープを低め+八の字ガイで張ったら、午後の突風でもビクともしなかった。
キャンプ区画は先着なので申込みは急ぎ推奨。出演・出店は公式Instagram告知型なので、当日までの“変化”も楽しめるのがこのフェスの醍醐味。
- 僕的ハイライト:芝斜面でのレイアウト術。ガイラインの角度と摩擦が体で覚えられる。
- 持ち物のコツ:30cm以上のペグ/耐風ロープ/焚き火シート。夜露対策にギアハンガーも。
- 注意:駐車料金あり(車1,000円/日、バイク500円/日・2025告知より)。詳細は公式を確認。
FANTOM FES 2025(熊本・南阿蘇/アスペクタ)
開催日:2025年10月19日(日)
会場:熊本県野外劇場アスペクタ(南阿蘇)
公式:南阿蘇観光ポータル|FANTOM FES 2025/
FANTOM公式サイト
前日キャンプOK+BBQプランありが最高。僕は夕方のリハを聴きながら炭→薪の二段火力で赤牛の分厚いカットを焼いた。
バイクカルチャーの熱量も心地よくて、焚き火前の会話が濃い。「どの焚き火台が空気回りいい?」みたいな実戦トークが止まらない。
- 僕的ハイライト:リハ音をBGMに“火と肉”。五感でフェスを味わえる贅沢。
- 体験メモ:BBQは炭スタート→薪追い足しで焼き上がりが段違い。脂の落ち方を見て薪の組み方を微調整。
- 注意:キャンプ区画は枠少なめ。申込みとルールは必ず公式の案内に従って。
CAMP ROCK 2025(熊本・城南/かたるの森)
開催日:2025年11月15日(土)
会場:城南天然温泉 かたるの森(熊本)
公式:CAMP ROCK 2025 公式サイト
音楽×温泉×キャンプ空気の三拍子。ライブで汗かいたら温泉、そして焚き火へ。動線が神。僕は会場脇の芝でローアングルのタープ+反射板で熱だまりを作り、深夜まで快適に過ごせた。
チケットは段階販売。直前に“臨時駐車場”などの更新が入るので、公式の「お知らせ」を追うのが安全策。
- 僕的ハイライト:ステージ音と焚き火の“間”。耳も肌も満たされる。
- 家族向け:温泉併設で子どもの休憩が取りやすい。音量が気になる時間帯は温浴に避難してクールダウン。
Star Camp in 南九州 2025(鹿児島・霧島高原国民休養地)
開催日:2025年8月23日(土) ほか
会場:霧島高原国民休養地(鹿児島・霧島)
参考公式:出演情報ページ(開催告知)
自動車メーカー系の体験ぎっしり型。オートキャンプの積載術、キッズ火育、簡易ロープワークなど“今日学んで今日使える”学びが多い。
僕はここで子ども(小2)にメタルマッチ→フェザー→薪の段階火起こしをデビューさせた。ソロでもファミリーでも刺さる良イベント。
- 僕的ハイライト:スタッフのサポートが厚く、ビギナーの上達が速い。
- 注意:公式の募集要項・プログラム更新が直前まで動くことがあるので、参加要件は最新を必ず確認。

フェス参加のコツと注意点(風間 陸の“現場で効いたやつ”だけ)
結論:九州フェスは「風・露・動線」を制した人が最後まで快適。ここ3年で僕が阿蘇・雲仙・霧島を回しながら試して“本当に効いた”手を、公式情報とセットで置いておきます。
1|風:阿蘇はとにかくタープを低く
- 八の字ガイ+30cmペグ:阿蘇・アスペクタは芝の大斜面。午後の突風でタープがバタつくので、ポールを1段低く&ガイを“八の字”で張ると安定。
└ 参考:会場の最新案内や区画情報は公式で更新されるので、出発前に必ずチェック(FIVE PEAKS 2025 公式告知)。 - 火の粉ルートを読む:風下にコットン幕を置かない。焚き火シートは火床+落ち葉ラインまでカバーすると安心。
2|露:標高700m・雲仙は夜冷えと結露がエグい
- 寝袋1ランク上げ+フットボックス湯たんぽ:白雲の池は標高700m、夜は一気に冷える。僕は3シーズン→冬用に切り替えたら夜中の目覚めゼロに(白雲の池キャンプ場 公式)。
- 結露は風で飛ばす:朝、タープを半開で乾燥“風通しモード”。営業日や運営情報は変わることがあるので事前に確認(営業日変更のお知らせ)。
3|動線:音楽×温泉は“かたるの森”が最強
- ライブ→温泉→焚き火の導線:CAMP ROCKの会場は温泉併設。汗を流してから焚き火に戻ると体力が持つ。家族連れは“温浴で休憩”が神動線(CAMP ROCK 公式/施設公式:城南天然温泉 かたるの森)。
- 子どもベースのタイムテーブル:昼はワークショップ、夕方は温泉、夜は短時間焚き火。これで“寝落ち→風邪”の事故ゼロ。
4|装備:これだけ持っていけばハズさない
- 椅子・ローテーブル・耐熱グローブ:試し張りや焚き火講座に参加しても、自分の高さで動けるのがデカい。
- ヘッドランプ+ランタン(暖色):夜の撤収・トイレ動線が段違い。子どもは首掛けミニライトも。
- 防水シート(90×60cm級):小雨や夜露の下で“座れる地面”を確保。撮影機材置きにも神。
- サンドペグ&防錆ケア:指宿や海沿いのイベントは砂地&塩。帰宅後は金属ギアを真水で一気に洗う(ビーチ系は観光・商工会の告知をチェック:指宿観光 公式/指宿商工会議所)。
5|“前日キャンプOK”をフル活用する
- 南阿蘇のFANTOM FESは前日キャンプ+BBQプランが用意される。僕は前夜に炭→薪の二段火力で赤牛を焼き、当日は身軽に動けた。
└ 申込み・ルールは公式から(南阿蘇観光ポータル|FANTOM FES 2025)。
6|“小規模ローカル”はコミュ力不要で濃くなる
よくある質問(風間 陸が友だちに答えるテンションで)
Q1. 阿蘇は風が強いって聞く。ビギナーは無理?
行ける。タープは低張り+八の字ガイ、ペグは30cm以上。これで9割解決。直前にアスペクタの最新告知を必ずチェック(FIVE PEAKS 告知)。
Q2. 子ども連れ、どの会場が安心?
かたるの森(CAMP ROCK)は温泉直行できるから圧倒的に楽(イベント公式/施設公式)。霧島は芝が広くて動線取りやすい(霧島高原国民休養地 公式)。
Q3. ローカルの小規模イベント、どうやって見つける?
南阿蘇のイベントカレンダーとInstagramが速い。焚き火の集いは定期開催。雲仙は観光サイトのニュースが更新早め(白雲の池 公式)。
Q4. 霧島は何を持っていくとラク?
昼暑・夜冷えがあるのでレイヤリング+シート2枚(地面用・ギア置き用)。サイトは広いから延長ガイ+反射ロープで夜の足引っかけ回避(フリーサイト案内)。
Q5. BBQは炭?薪?
僕は炭で芯温→薪で香りの二段。FANTOM FESの前夜BBQプランはまさにそれがやりやすい(公式)。
プロの持ち物チェックリスト|なぜ必要かまでセットで
- 30〜35cm鋳造ペグ×8〜12本:阿蘇の芝斜面&火山灰土でも抜けにくい。短いスチールは突風でアウト。
- 耐風ガイロープ(反射入り)+アジャスター:夜の足引っかけ事故をゼロに。ロープは太め4mm以上が安心。
- 焚き火シート(大)+スパッタシート(小):火床下と火の粉ポイントを二重で守る。コットン幕の焼け穴防止。
- ヘッドランプ(暖色・無段階調光):夜の撤収、トイレ動線。暖色は虫が寄りにくく、写真も“映える”。
- グローブ2種:耐熱革(薪・ダッチ用)+薄手ワーク(設営用)。汗で滑るとロープテンションが甘くなる。
- 防水シート(90×60cm):にわか雨・夜露の下でも座れる“自分の床”。ギア置き・撮影時の膝当てにも。
- クーラー+保冷剤ハード:地元肉&海産を買う前提。氷は現地補充でロス最小。
- 応急セット:テーピング、アルミブランケット、虫刺され。温泉併設でも救護動線は自分で確保。
会場情報は直前に変わることがあるので、必ず公式で最新を確認:阿蘇アスペクタ(FIVE PEAKS 告知)、城南天然温泉かたるの森(施設公式)、白雲の池キャンプ場(公式)。
現地マナーと“火”のルール|九州の風・土・人に合わせる
モデル行程|タイプ別“勝ちパターン”
ビギナー@阿蘇(FIVE PEAKS 1day)
- 午前:会場入り→区画確保→タープ低張り(風向きチェック)
- 昼:ブランドの試し張りブースで“自分の幕の弱点”を質問
- 午後:芝斜面でロープワーク復習→夕方は軽食ラインへ
- 夜:焚き火は小さく長く。火床の空気層を意識して薪を置く
ファミリー@城南(CAMP ROCK)
- 午前:チェックイン→温泉の休憩タイミングを家族で共有
- 昼:キッズ向けワークショップ→会場ごはん
- 夕:ライブ→温泉でクールダウン→サイトで焚き火・早寝
玄人ソロ@霧島(Star Camp 系)
- 昼過ぎ:サイト選定(木陰+排水性)→ロータープ+反射板で熱回収
- 夕:ロープワーク講座や火育を“教える側”で参加(学びが深い)
- 夜:黒豚×ダッチで低温調理→星見→撤収準備は半分まで
トラブル早見表|“その場で直す or 撤退する”判断軸
| 状況 | すぐやること | 撤退ライン |
|---|---|---|
| 突風でタープがあおられる | ポール1段下げ/八の字ガイ/ペグ追加。風上側に風除け。 | ガストが連発(体感15m/s超)→無理せずタープ撤収で幕体保護。 |
| 強い結露で寝袋が湿る | 朝イチでタープ半開・風通しモード。日向へ移動乾燥。 | 気温急降下+濡れ戻り→低体温リスク。日中に温浴を挟み、夜装備をワンランク上へ。 |
| 焚き火が煙い・燃えない | 薪の再選別(太→細→中順)、火床の空気層を確保。風向きに合わせて吸気側を開ける。 | 爆ぜが激しくテントに火の粉→火量ダウンor消火。幕は風上へ移動。 |
| 子どもが疲れてグズる | 温泉や休憩スペースへ避難→糖分+水分→早寝。 | 発熱・悪寒→無理せず撤収。医療機関の場所は事前確認(会場案内掲示)。 |
まとめ|“火・風・人”がそろうと、フェスは一生の記憶になる
九州のキャンプフェスは、展示を見るだけの場所じゃない。焚き火を囲むコミュニティに入る場所だ。阿蘇は風と芝、雲仙は標高と夜露、霧島は広い芝と家族動線——どれも“攻略”すると楽しさが跳ね上がる。
あとは日程を決めて、公式の最新をチェックするだけ。FIVE PEAKS/FANTOM FES/CAMP ROCK/霧島高原国民休養地を覗いて、次の週末を“火のある週末”にしよう。
追加FAQ(本音でいく)
Q. タープは何張れば安心?ポールは?
レクタ1枚+ポール4本が万能。阿蘇は風読みで高さ可変。サブでカーボンポールを入れると撤収時に“軽さ”で勝てる。
Q. 食材は現地調達?
基本は現地。赤牛・黒豚・地鶏は会場から30分圏で手に入る。保冷だけは“ハード&多めの保冷剤”でドーピング。
Q. 写真、どう撮ると映える?
昼は広角で“山の稜線+芝+テントの三層構図”。夜は暖色ランタンで肌色を起こして、焚き火は火床の上から1/3に露出を合わせると失敗しにくい。
Q. 小規模ローカルはどこを追えばいい?
南阿蘇の「焚き火の集い」(春/秋)と、雲仙の発信(観光協会公式)をウォッチ。指宿は観光協会&商工会議所の告知が早い(観光/商工会議所)。


